JP2006206223A - スタッカークレーンの自動ティーチング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】棚上における荷の有無に関係なく、各棚位置における移載機アームの出没する高さ及び横方向の位置、並びにその突出量などを、移載機アームがストッカーの棚や柱に衝突することがない定位置にて突出して棚の定位置に載置できるよう、自動的に設定値に設定できるようにしたスタッカークレーンの自動ティーチング方法を提供すること。
【解決手段】ストッカーS側の各棚S1,S2,S3,Snの定位置に付した複数の測定マーク51,52,53,54を、移載機アーム4a側に配設したカメラCFR,CFL,CRR,CRLによる画像として捉え、出没する移載機アーム4aの高さ方向、横方向の位置、その突出量値及び棚の旋回角を測定し、これを予め設定した設定値とを比較して調整し、移載機アーム4aの突出位置、突出量、突出方向を設定するようにする。
【選択図】図1
【解決手段】ストッカーS側の各棚S1,S2,S3,Snの定位置に付した複数の測定マーク51,52,53,54を、移載機アーム4a側に配設したカメラCFR,CFL,CRR,CRLによる画像として捉え、出没する移載機アーム4aの高さ方向、横方向の位置、その突出量値及び棚の旋回角を測定し、これを予め設定した設定値とを比較して調整し、移載機アーム4aの突出位置、突出量、突出方向を設定するようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、スタッカークレーンの自動ティーチング方法に関し、特に、新設されたストッカー或いは棚位置を変更したストッカーにおいて、該ストッカー内に配設された列方向及び上下方向の各棚に対し、スタッカークレーンに搭載した移載機によるカセットの出し入れを正確に行えるよう、定位置に停止したスタッカークレーンの移載機アームの突出位置及びその突出量を、自動的に実働前の測定し、かつ調整できるようにしたスタッカークレーンの自動ティーチング方法に関するものである。
従来、例えば、液晶、有機EL、半導体等の電子部品の製造工場等においては、液晶、有機EL、半導体等の電子部品用基板(以下、「基板」という。)の複数枚をカセット内に重積するようにして収納し、このカセット毎、搬送工程に応じて配設した搬送ラインに沿って基板搬送用のスタッカークレーンを搬送し、ストッカー位置、或いは各加工ステーションに配置したストッカー位置で、該ストッカーの所定の棚に対し、搬送ライン上にあるスタッカークレーンによりカセットを受け渡しにより移載するようにしたスタッカークレーンが提案されている。
ところで、近年、より多くのカセットを収納するために、図5〜図6に示すように、上下方向に対して多段式に、またスタッカークレーンの走行方向に沿った列方向に対しては複数列に棚を多数配設したストッカーを配置するようにしている。
また、カセット搬送及びその受け渡しのサイクルタイムを短縮して効率を向上させるため、受け渡しを行う棚と対向する所定位置で停止したスタッカークレーンから移載機アームを、速やかに自動的に所定の棚に伸張させる必要がある。このため、ストッカーを新設したとき等において、ストッカークレーンを実働させる前に、予め各棚位置における移載機アームの出没する高さ方向及び横方向の位置と、その突出量などを設定し、そのデータをスタッカークレーンを制御する制御装置に入力し、このデータの基づき、実働のスタッカークレーンを自動運転するようにしている。
また、カセット搬送及びその受け渡しのサイクルタイムを短縮して効率を向上させるため、受け渡しを行う棚と対向する所定位置で停止したスタッカークレーンから移載機アームを、速やかに自動的に所定の棚に伸張させる必要がある。このため、ストッカーを新設したとき等において、ストッカークレーンを実働させる前に、予め各棚位置における移載機アームの出没する高さ方向及び横方向の位置と、その突出量などを設定し、そのデータをスタッカークレーンを制御する制御装置に入力し、このデータの基づき、実働のスタッカークレーンを自動運転するようにしている。
しかしながら、従来によるスタッカークレーンの位置合わせは、各棚毎に寸分の狂いもなく正確に行わねば伸張する移載機アームの先端が棚の一部或いは柱と衝突する虞があるため、アーム伸張時の位置合わせを正確にする必要があるので作業者が各棚毎に、スタッカークレーンを設定位置に停止させ、該位置で移載機アームの高さ方向及び横方向の位置と、その突出量などを手動にて確認しつつ調整しているので、その位置合わせに多大の時間と労力を要するという問題があった。
本発明は、上記従来のスタッカークレーンの位置合わせ操作に有する問題点に鑑み、棚上における荷の有無に関係なく、各棚位置における移載機アームの出没する高さ及び横方向の位置、並びにその突出量などを、移載機アームがストッカーの棚や柱に衝突することがない定位置にて突出して棚の定位置に載置できるよう、自動的に設定値に設定できるようにしたスタッカークレーンの自動ティーチング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法は、ストッカー側の各棚の定位置に付した複数の測定マークを、移載機アーム側に配設したカメラによる画像として捉え、出没する移載機アームの高さ方向、横方向の位置、その突出量値及び棚の旋回角を測定し、これを予め設定した設定値とを比較して調整し、移載機アームの突出位置、突出量、突出方向を設定するようにしたことを特徴とする。
この場合において、移載機アーム側に配設したカメラを、棚側に付す複数の測定マークをそれぞれ個別的に捉えられるよう複数台設置することができる。
また、各棚に付す測定マークを、棚上に荷を載架した状態でカメラによる画像として捉えられる位置とすることができる。
また、現用のスタッカークレーンと補助用のスタッカークレーンとの誤差を検出し、その誤差を修正することにより、現用のスタッカークレーンのときに測定した各棚の測定データを採用するようにすることができる。
本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法によれば、ストッカー側の各棚の定位置に付した複数の測定マークを、移載機アーム側に配設したカメラによる画像として捉え、出没する移載機アームの高さ方向、横方向の位置、その突出量値及び棚の旋回角を測定し、これを予め設定した設定値とを比較して調整するようにすることにより、カメラによる画像処理のみにて移載機アームの突出位置、突出量、突出方向を測定できるので、スタッカークレーンのティーチングが、正確で、かつ短時間で行え、しかも1度測定するだけで、自動的に継続使用することができる。
また、移載機アーム側に配設したカメラを、棚側に付す複数の測定マークをそれぞれ捉えられるよう複数台設置することにより、同時に異なる4点の測定が短時間で可能となり、移載機アームと棚とのX軸、Y軸、Z軸の3軸の相対位置関係の測定を同時に行うことができる。
また、各棚に付す測定マークを、棚上に荷を載架した状態でカメラによる画像として捉えられる位置とすることにより、現用のスタッカークレーンが使用中に故障しても、各棚上に載置した荷を取り除くことなく、補助用のスタッカークレーンと交換し、スタッカークレーンの個体差のみを測定することで、簡単に継続して作業することができる。
以下、本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図10に、本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法の一実施例を示す。
このスタッカークレーンの自動ティーチング方法において採用されるスタッカークレーンCは、特に限定されるものではないが、例えば、液晶、有機EL、半導体等の電子部品の製造工場等に配設される場合、図1〜図2に示すように、床面等に配設した走行レールRに沿って複数の走行車輪Wを介して安定して走行可能に、かつ速度及び停止位置を制御できるようにした走行台車1の上部に、所要長のメインマスト2、これは特に限定されるものではないが、例えば、8m〜10m程度の長さを有する門形等の高いメインマスト2を取り付け、このメインマスト2に昇降台3を昇降可能に取り付けるとともに、該昇降台3に出没するよう伸縮式で複数本の移載用アーム4a,4aを重ね合わせるように組み合わせてなる移載機4を搭載して構成するようにしている。
なお、この昇降台3の昇降方式は、特に限定されるものではないが、例えば、図示の実施例のように、メインマスト2をガイドとしてバランスウェイトを備えた索条をドラムの回転により、該索条の巻き上げ、巻き戻しにより、平面的に定位置で微調整可能にして昇降するようにする。
このスタッカークレーンの自動ティーチング方法において採用されるスタッカークレーンCは、特に限定されるものではないが、例えば、液晶、有機EL、半導体等の電子部品の製造工場等に配設される場合、図1〜図2に示すように、床面等に配設した走行レールRに沿って複数の走行車輪Wを介して安定して走行可能に、かつ速度及び停止位置を制御できるようにした走行台車1の上部に、所要長のメインマスト2、これは特に限定されるものではないが、例えば、8m〜10m程度の長さを有する門形等の高いメインマスト2を取り付け、このメインマスト2に昇降台3を昇降可能に取り付けるとともに、該昇降台3に出没するよう伸縮式で複数本の移載用アーム4a,4aを重ね合わせるように組み合わせてなる移載機4を搭載して構成するようにしている。
なお、この昇降台3の昇降方式は、特に限定されるものではないが、例えば、図示の実施例のように、メインマスト2をガイドとしてバランスウェイトを備えた索条をドラムの回転により、該索条の巻き上げ、巻き戻しにより、平面的に定位置で微調整可能にして昇降するようにする。
また、基板搬送用のスタッカークレーンCに搭載する移載機4には、複数段の移載用アーム4a,4aを伸縮可能に配設するとともに、旋回式として走行台車1の走行方向に沿ってその片側、或いは図示省略したが両側部に配設したストッカーSの各段の棚に向かって突出(伸張)して、スタトッカークレーンCとストッカーSの棚間においてのカセットKの受け渡しを行って移載するようにする。
また、ストッカーSは、図5〜図6に示すように、複数の棚S1,S2,S3,Snを上下に多段式に、かつ走行する走行台車1の走行方向に沿った列方向にも多数配設するようにして構成するが、この棚の段数、列数は限定されるものではない。
この多段式とする棚の上下方向の間隔、及びストッカー柱間の横方向の間隔は、棚上に載置して一時的に保管するカセットKのサイズに合わせて設定するとともに、図5に示すように、このストッカーSを、走行する走行台車1の走行方向に沿ってその片側に配設しているが、これは特に限定されるものではなく、例えば、走行台車1の走行方向に沿った両側に配置することもできる。
なお、各段の棚S1,S2,S3,Snは、カセットKのサイズに合わせて設定した間隔毎に配設したストッカー柱の両側面にそれぞれ水平位置にて対向するように突設し、該各段の1つの棚上に1つのカセットKを載置できるようにする。
この多段式とする棚の上下方向の間隔、及びストッカー柱間の横方向の間隔は、棚上に載置して一時的に保管するカセットKのサイズに合わせて設定するとともに、図5に示すように、このストッカーSを、走行する走行台車1の走行方向に沿ってその片側に配設しているが、これは特に限定されるものではなく、例えば、走行台車1の走行方向に沿った両側に配置することもできる。
なお、各段の棚S1,S2,S3,Snは、カセットKのサイズに合わせて設定した間隔毎に配設したストッカー柱の両側面にそれぞれ水平位置にて対向するように突設し、該各段の1つの棚上に1つのカセットKを載置できるようにする。
また、本発明のスタッカークレーンCの自動ティーチング方法は、ストッカー側の各段の棚S1,S2,S3,Snに、特に限定されるものではないが、例えば、図1〜図4に示すように、各段の棚の対向する内側上面に、その前後の2カ所、計4カ所の所定位置に、移載機アームの突出位置を測定するための測定マーク51,52,53,54を付して行う。
この測定マーク51,52,53,54は、特に限定されるものではないが、例えば、カメラにより画像として捉えやすい材質で作成した反射式テープ(或いはシール)又は反射板を貼着するか、或いは各段の棚の内側上面の所定位置に直接ペイントすることもできる。
この測定マーク51,52,53,54は、特に限定されるものではないが、例えば、カメラにより画像として捉えやすい材質で作成した反射式テープ(或いはシール)又は反射板を貼着するか、或いは各段の棚の内側上面の所定位置に直接ペイントすることもできる。
スタッカークレーンC側には、この自動ティーチング時や必要とする場合にのみ搭載可能としたティーチングユニット6を配設する。このティーチングユニット6は移載機4の最上段或いは最先端となる移載用アーム4a上に取り外し可能にして取り付けるようにしたティーチングフレーム61と、このティーチングフレーム61に搭載する画像処理装置62と、ティーチングフレーム61の前後及び左右両側で、かつ移載用アーム4aの進出方向の前後位置にそれぞれ1台ずつのカメラCFR,CFL,CRR,CRL、計4台を配設して構成する。
なお、この場合、各カメラCFR,CFL,CRR,CRLは、それぞれ各段の棚の内側上面に付した測定マーク51,52,53,54の画像を映し出すようにして、その取付位置、取付方向及び角度を定めるようにする。
なお、この場合、各カメラCFR,CFL,CRR,CRLは、それぞれ各段の棚の内側上面に付した測定マーク51,52,53,54の画像を映し出すようにして、その取付位置、取付方向及び角度を定めるようにする。
次に、本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法の作動について説明する。
突出時最先端となる移載機アーム4a上にティーチングユニット6を固定した後、スタッカークレーンCの走行台車1をストッカーSの前面と平行するように付設した走行レールRに沿って移動させ、ストッカーSの所定位置、例えば、基準となる位置の棚位置で停止させる。この最初に測定するために停止させる基準棚位置は、通常1列目の棚位置で、かつ最下段(或いは最上段)の棚位置から位置調整を行うが、これは特に限定されるものではない。
突出時最先端となる移載機アーム4a上にティーチングユニット6を固定した後、スタッカークレーンCの走行台車1をストッカーSの前面と平行するように付設した走行レールRに沿って移動させ、ストッカーSの所定位置、例えば、基準となる位置の棚位置で停止させる。この最初に測定するために停止させる基準棚位置は、通常1列目の棚位置で、かつ最下段(或いは最上段)の棚位置から位置調整を行うが、これは特に限定されるものではない。
そして、次にその棚の大凡の座標TX1,TY1,TZ1を、前記カメラCFR,CFL,CRR,CRLで捉えた画像として、予め画像処理装置62のコンピューターに記憶させる。この座標TX1は、スタッカークレーン原点と最初の棚までの走行距離で、これはスタッカークレーンCを待機位置の原点から最初の基準棚の定位置で停止させるまでの走行距離として測定することができる。
この所定の位置で停止したスタッカークレーンCの昇降台3を、その降下して待機している基準点から索条の巻き上げにより最下段位置の棚位置まで上昇させるとともに、この場合、昇降台に搭載した移載機アーム4aと、これに対向する棚位置との相対位置、例えば、X軸方向の相対位置関係が適正かどうかを、棚の左右前後に配設した4つの測定マーク51,52,53,54と、移載機アーム側に搭載した4台のカメラCFR,CFL,CRR,CRLとにより検知測定する。
この所定の位置で停止したスタッカークレーンCの昇降台3を、その降下して待機している基準点から索条の巻き上げにより最下段位置の棚位置まで上昇させるとともに、この場合、昇降台に搭載した移載機アーム4aと、これに対向する棚位置との相対位置、例えば、X軸方向の相対位置関係が適正かどうかを、棚の左右前後に配設した4つの測定マーク51,52,53,54と、移載機アーム側に搭載した4台のカメラCFR,CFL,CRR,CRLとにより検知測定する。
また、この走行台車の走行及び昇降台の昇降動作は、画像処理装置62のコンピューターにて走行台車1の走行モータと昇降モータを制御して行い、かつ移載機アーム4aを伸張させて前記棚の前に移動するようにして、前記座標TX1,TY1を測定する。
座標TY1は、前記スタッカークレーン原点から走行して最初の棚の位置で停止したとき、この停止位置で昇降台の基点から昇降させた昇降台の昇降距離を示し、また座標TZ1はスタッカークレーン原点と棚前面までの距離を示す。
なお、座標TZはストッカーSの前面とスタッカークレーンCの走行方向とが平行しているため全棚共通となる。
この場合、カメラCFRにて棚右前に配設した測定マーク51を、カメラCFLにて棚左前に配設した測定マーク52を、カメラCRRにて棚右後に配設した測定マーク53を、カメラCRLにて棚左後に配設した測定マーク54をそれぞれ個別的に検知測定するようにする。
座標TY1は、前記スタッカークレーン原点から走行して最初の棚の位置で停止したとき、この停止位置で昇降台の基点から昇降させた昇降台の昇降距離を示し、また座標TZ1はスタッカークレーン原点と棚前面までの距離を示す。
なお、座標TZはストッカーSの前面とスタッカークレーンCの走行方向とが平行しているため全棚共通となる。
この場合、カメラCFRにて棚右前に配設した測定マーク51を、カメラCFLにて棚左前に配設した測定マーク52を、カメラCRRにて棚右後に配設した測定マーク53を、カメラCRLにて棚左後に配設した測定マーク54をそれぞれ個別的に検知測定するようにする。
次に、画像処理装置62のコンピューターは、移載機アーム4aに搭載した4台の各カメラCFR,CFL,CRR,CRLにて、棚に配設したそれぞれの測定マーク51,52,53,54の座標を読み取るようにする。この座標は次のようになる。
CLF:(Xclf,Yclf,Zclf)
CLR:(Xclr,Yclr,Zclr)
CRF:(Xcrf,Ycrf,Zcrf)
CRR:(Xcrr,Ycrr,Zcrr)
この場合、移載機アーム4aの中心と棚中心が一致したときの各測定マーク51,52,53,54の座標は既知で、次のようになる。
KLF:(Xklf,Yklf,Zklf)
KLR:(Xklr,Yklr,Zklr)
KRF:(Xkrf,Ykrf,Zkrf)
KRR:(Xkrr,Ykrr,Zkrr)
CLF:(Xclf,Yclf,Zclf)
CLR:(Xclr,Yclr,Zclr)
CRF:(Xcrf,Ycrf,Zcrf)
CRR:(Xcrr,Ycrr,Zcrr)
この場合、移載機アーム4aの中心と棚中心が一致したときの各測定マーク51,52,53,54の座標は既知で、次のようになる。
KLF:(Xklf,Yklf,Zklf)
KLR:(Xklr,Yklr,Zklr)
KRF:(Xkrf,Ykrf,Zkrf)
KRR:(Xkrr,Ykrr,Zkrr)
次に位置ずれ量を演算するが、その座標のずれは次のようになる。
△X=(Xclf−Xklf)+(Xcrf−Xkrf)/2
△Y=(Yclf−Yklf)+(Ycrf−Ykrf)/2
△Z=(Zclf−Yklf)+(Zcrf−Zkrf)/2
また、棚座標演算は次のようにして行う。最初の棚の座標(X1,Y1,Z1)は、
X1=TX1+△X
Y1=TY1+△Y
Z1=TZ1+△Z
また、棚回転量演算は次のようにして行う。
前測定マーク51,52と後測定マーク53,54の走行方向(X)のずれ(θ1)を次のようにして算出する。
△L=Xclf−Xclr
△R=Xcrf−Xcrr
θ1=(△L+△R)/2 → 角度演算
△X=(Xclf−Xklf)+(Xcrf−Xkrf)/2
△Y=(Yclf−Yklf)+(Ycrf−Ykrf)/2
△Z=(Zclf−Yklf)+(Zcrf−Zkrf)/2
また、棚座標演算は次のようにして行う。最初の棚の座標(X1,Y1,Z1)は、
X1=TX1+△X
Y1=TY1+△Y
Z1=TZ1+△Z
また、棚回転量演算は次のようにして行う。
前測定マーク51,52と後測定マーク53,54の走行方向(X)のずれ(θ1)を次のようにして算出する。
△L=Xclf−Xclr
△R=Xcrf−Xcrr
θ1=(△L+△R)/2 → 角度演算
このようにして全棚の測定マーク位置を測定し、各カメラからの測定画像と、ティーチングユニット6に搭載した画像処理装置62に予め設定したデータと比較して各測定検出マークとそれに対向する各カメラによる画像との相対位置関係が、データとして記録されている設定された設定値となるまで、昇降台及び/又は移載機を上下方向に微動調整し、そして適正な設定値になったとき、適正な相対位置関係になったことと検知し、昇降台3の設定棚位置との相対位置をデータとして記録する。
このようにして、移載機アームの各列及び各段のすべての棚に対する相対位置及び突出先端位置を検知して調整し、そのデータを記憶させた後、ティーチングユニット6を移載機アームから取り外して実働に入るようにすることができる。
これにより、新設のストッカーに沿って走行するようにしたスタッカークレーンを各棚位置に停止させ、かつ各段毎の棚位置にて、移載機アームを出没させるだけで、移載機アームの3軸(X軸、Y軸、Z軸)の突出位置を検出でき、これにより新設ストッカーにおける移載機アームの位置調整が簡単に、自動的に行うことができる。
次に、現用のスタッカークレーンCが故障した場合、又はメンテナンスを行う場合などにおいては、付設されている補助用のスタッカークレーンCと交換して作業を継続することができる。
この場合、ストッカーSの各段の棚S1,S2,S3,Sn、詳しくは、各段の棚の内側上面に付した測定マーク51,52,53,54の位置は変更されないため、現用のスタッカークレーンCと補助用のスタッカークレーンCとの誤差(個体差)を検出し、その誤差を修正すれば、現用のスタッカークレーンのときに測定した各段の棚の測定データはそのまま採用することができる。
この場合の作業法を説明する。
まず、現用スタッカークレーンCの全棚位置情報を補助用のスタッカークレーン側のコンピューターに記憶させる。該棚の位置情報として、原点と最初の棚のスタッカークレーンCの走行距離AX1、原点と最初の基準棚のスタッカークレーンCの昇降距離AY1、原点と最初の基準棚のスタッカークレーンCの出入距離ZY1、原点に対する最初の基準棚のスタッカークレーンCの旋回角度Aθ1等がある。
この場合、ストッカーSの各段の棚S1,S2,S3,Sn、詳しくは、各段の棚の内側上面に付した測定マーク51,52,53,54の位置は変更されないため、現用のスタッカークレーンCと補助用のスタッカークレーンCとの誤差(個体差)を検出し、その誤差を修正すれば、現用のスタッカークレーンのときに測定した各段の棚の測定データはそのまま採用することができる。
この場合の作業法を説明する。
まず、現用スタッカークレーンCの全棚位置情報を補助用のスタッカークレーン側のコンピューターに記憶させる。該棚の位置情報として、原点と最初の棚のスタッカークレーンCの走行距離AX1、原点と最初の基準棚のスタッカークレーンCの昇降距離AY1、原点と最初の基準棚のスタッカークレーンCの出入距離ZY1、原点に対する最初の基準棚のスタッカークレーンCの旋回角度Aθ1等がある。
次に、コンピューターにて走行モータと昇降モータを制御し、移載機アーム4aを基準棚の前に移動する。その後、4台のカメラCFR,CFL,CRR,CRLにて棚に設置した測定マーク51,52,53,54の座標を読み取る。この場合、移載機アーム4aの中心と棚中心が一致したときの各測定マーク51,52,53,54の座標は既知である。
そして、次に現用と補助用とのスタッカークレーンの個体差を演算する。これにより、座標のずれが現用と補助用とのスタッカークレーンの個体差として検出される。
前の測定マーク51,52と、後の測定マーク53,54との走行方向(X)のずれ(θ)を算出し、これを現用のスタッカークレーンの角度(θS)との差を求め、これにより回転の個体差を検知することができる。
また、棚位置情報の補正を行うが、全棚の位置情報を個体差で補正する。
前の測定マーク51,52と、後の測定マーク53,54との走行方向(X)のずれ(θ)を算出し、これを現用のスタッカークレーンの角度(θS)との差を求め、これにより回転の個体差を検知することができる。
また、棚位置情報の補正を行うが、全棚の位置情報を個体差で補正する。
以上、本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のスタッカークレーンの自動ティーチング方法は、棚などの固定側に測定マークを付し、移載機アーム側に測定マークを画像として読み取るカメラを配設して、測定マークとカメラによる検出映像の相互の位置関係を検知して自動的にティーチングするという特性を有していることから、スタッカークレーンの自動ティーチングの用途に好適に用いることができるほか、例えば、自動倉庫の用途にも用いることができる。
1 走行台車
2 メインマスト
3 昇降台
4 移載機
4a 移載用アーム
51,52,53,54 測定マーク
6 ティーチングユニット
61 ティーチングフレーム
62 画像処理装置
C スタッカークレーン
K カセット
S ストッカー
S1,S2,S3,Sn ストッカーの棚
CFR,CFL,CRR,CRL カメラ
2 メインマスト
3 昇降台
4 移載機
4a 移載用アーム
51,52,53,54 測定マーク
6 ティーチングユニット
61 ティーチングフレーム
62 画像処理装置
C スタッカークレーン
K カセット
S ストッカー
S1,S2,S3,Sn ストッカーの棚
CFR,CFL,CRR,CRL カメラ
Claims (4)
- ストッカー側の各棚の定位置に付した複数の測定マークを、移載機アーム側に配設したカメラによる画像として捉え、出没する移載機アームの高さ方向、横方向の位置、その突出量値及び棚の旋回角を測定し、これを予め設定した設定値とを比較して調整し、移載機アームの突出位置、突出量、突出方向を設定するようにしたことを特徴とするスタッカークレーンの自動ティーチング方法。
- 移載機アーム側に配設したカメラを、棚側に付す複数の測定マークをそれぞれ個別的に捉えられるよう複数台設置したことを特徴とする請求項1記載のスタッカークレーンの自動ティーチング方法。
- 各棚に付す測定マークを、棚上に荷を載架した状態でカメラによる画像として捉えられる位置としたことを特徴とする請求項1又は2記載のスタッカークレーンの自動ティーチング方法。
- 現用のスタッカークレーンと補助用のスタッカークレーンとの誤差を検出し、その誤差を修正することにより、現用のスタッカークレーンのときに測定した各棚の測定データを採用するようにしたことを特徴とするスタッカークレーンの自動ティーチング方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009184807A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Tsubakimoto Chain Co | 創薬用自動保管庫に用いられる棚位置自動ティーチング装置 |
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JP2020026336A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 村田機械株式会社 | 位置データ生成方法、および自動倉庫 |
JP2020063120A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社ダイフク | 計測ユニット |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005018250A patent/JP2006206223A/ja active Pending
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