JPH06115613A - スタッカーの停止位置の設定方法 - Google Patents

スタッカーの停止位置の設定方法

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JPH06115613A
JPH06115613A JP29206492A JP29206492A JPH06115613A JP H06115613 A JPH06115613 A JP H06115613A JP 29206492 A JP29206492 A JP 29206492A JP 29206492 A JP29206492 A JP 29206492A JP H06115613 A JPH06115613 A JP H06115613A
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Akito Yamashita
章人 山下
Kakuo Yoshida
佳久男 吉田
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタッカーの連続走行によって短時間で精度
良く、スタッカーの停止位置を設定する。 【構成】 棚体10の最下段及び上段にピッカーをセッ
トし、スタッカーを基準位置aから走行させ、棚柱12
及びベースチャンネル11の検出時点におけるスタッカ
ーの走行距離L1 ,S1 ,L2 ,S2 を測定し、両走行
距離の差をとってベースチャンネル11に対する棚柱1
2の偏位量D1 ,D2 を求め、この偏位量D1 ,D2 に
基づいて棚柱12の傾きを計算し、最終的にスタッカー
の停止位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、荷の収納部が上下左
右に配列された棚体の前面に沿って左右方向に走行する
スタッカーの各収納部における荷の出し入れ時の停止位
置の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫等における棚体は、一般的に複
数の棚柱を立設し、これに棚板を設けて複数の収納部を
形成しているので、棚柱が左右に傾斜している場合に
は、上段の収納部と下段の収納部との間に横方向のずれ
が生ずることがある。
【0003】このような場合に、例えば最下段の収納部
を基準にスタッカーの停止位置を設定すると、上段の収
納部から荷の出し入れが行なえないといった問題があ
る。
【0004】そこで、予め各収納部ごとにスタッカーの
停止位置を設定しておく必要があり、その設定方法とし
ては、例えば特開平4−41313号公報に開示されて
いる。
【0005】この方法は、まず最下段のある収納部の開
口の中心にスタッカーを停止させ、この位置を基準とし
て、前記収納部に対応する上段の収納部の左右の棚柱を
スタッカーに設けた検出センサーが検知するまでスタッ
カーを左右に走行させて、その走行距離を測定する。そ
して、測定した走行距離から上段の収納部の開口の中心
を求めて、前記最下段の収納部の開口の中心とのずれ量
を計算し、このずれ量に基づいて上下各段の収納部の開
口の中心、即ちスタッカーの停止位置を設定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な方法では、各列の収納部ごとに一旦スタッカーを停止
し、スタッカーを左右に走行させなければならないの
で、各列を連続的に処理することができず、スタッカー
の位置設定作業に時間がかかるといった問題がある。
【0007】また、単純に収納部の開口の中心から棚柱
までのスタッカーの走行距離をエンコーダー等の測定手
段によって測定しているだけなので、例えばエンコーダ
ーの回転部がスリップする等の原因で測定値に誤差を含
む場合には、スタッカーの停止位置に直接影響を及ぼ
し、精度が低下するといった問題もある。
【0008】そこで、この発明は、スタッカーの連続走
行によって短時間で精度良くスタッカーの停止位置を設
定することができるスタッカーの停止位置の設定方法を
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、荷の収納部が上下左右に配列された棚
体の前面に沿って左右方向に走行するコラムに、荷の出
し入れを行うピッカーを昇降可能に設けたスタッカーの
各収納部における停止位置の設定方法であって、前記ピ
ッカーに棚柱の検出手段を設け、スタッカーには前記棚
柱に近接する特定位置の検出手段を設けると共にコラム
の走行距離測定手段を設け、前記ピッカーを前記棚体の
ある棚段に設定した状態で、前記コラムを基準位置から
走行させ、前記各検出手段によって各棚柱及びそれに対
応する特定位置が検出された時点におけるコラムの走行
距離をそれぞれ前記走行距離測定手段によって順次測定
し、両測定値の差を取ることによって棚柱の特定位置か
らの偏位量を求め、次に、前記ピッカーを昇降させて他
の棚段の高さ位置に設定し、同様にその高さ位置での各
棚柱の特定位置からの偏位量を求め、各棚柱ごとに求め
た少なくとも上下2段の棚柱の偏位量に基づいて各棚段
の収納部の荷の出し入れ時におけるコラムの停止位置を
設定するようにしたのである。
【0010】
【作用】この発明は、以上のように構成したため、スタ
ッカーが基準位置から一方向に連続的に走行し、各棚柱
及びそれに対応する特定位置の検出時点におけるスタッ
カーの走行距離を順次測定するので、スタッカーを収納
部ごとに停止させる必要がない。
【0011】また、棚柱の検出時点又は特定位置の検出
時点のうち先の検出時点における走行距離に測定誤差が
含まれている場合には、棚柱及び特定位置の検出時点に
おける双方の測定距離の差をとることにより誤差が消去
される。
【0012】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は、棚体10の前面に沿って走行する
スタッカー20が荷の出し入れを行う自動倉庫の概略を
示している。
【0014】前記棚体10は、平行に設置された複数の
ベースチャンネル11の一側に棚柱12を立設し、この
棚柱12に複数段の棚板13を設けることにより、上下
左右にマトリックス状のコンテナ収納部が形成されたも
のである。
【0015】前記スタッカー20は、棚体10の前面の
上下に設けられたレール31,32に沿って走行するコ
ラム21に、コンテナの出し入れを行うピッカー22が
上下動可能に取り付けられたものである。
【0016】前記コラム21のベースにはスタッカー2
0の走行距離を測定するエンコーダー23と前記ベース
チャンネル11の検出センサー24が設けられている。
【0017】また、前記ピッカー22には、棚柱12の
検出センサー25が設けられており、ピッカー22と同
一高さで棚柱12を検出することができるようになって
いる。
【0018】このスタッカー20は、予め設定され、図
示しない制御装置に記憶された停止位置データ及びエン
コーダー23によって測定された走行距離に基づいて収
納部前面の適正位置に停止するようになっている。
【0019】以下にスタッカー20の停止位置の設定方
法について図2に基づいて説明する。
【0020】まず、ピッカー22を棚体10の最下段の
コンテナ収納部におけるコンテナ出し入れ時の高さに設
定し、棚体10の端部にある基準位置aからスタッカー
20を走行させる。
【0021】スタッカー20の走行中に、前記検出セン
サー24,25が対をなすベースチャンネル11と棚柱
12とを順次検出し、検出時点におけるスタッカー20
の走行距離L1 、S1 をエンコーダー23のパルス信号
により測定する。
【0022】そして、ベースチャンネル検出時点の走行
距離L1 と棚柱検出時点の走行距離S1 との差を計算し
て偏位量D1 を求め、これを前記制御手段が順次記憶す
る。
【0023】次に、ピッカー22を上昇させて、棚体1
0の上段のコンテナ収納部のコンテナ出し入れ時の高に
設定し、前記基準位置aからスタッカー20を走行させ
る。
【0024】そして、最下段の場合と同様に、ベースチ
ャンネル検出時点のスタッカー20の走行距離L2 と、
ピッカー22の高さ位置における棚柱検出時点のスタッ
カー20の走行距離S2 との差を偏位量D2 として、制
御装置が順次記憶する。
【0025】制御装置は、この偏位量D1 ,D2 に基づ
いて以下に示すように直線補完を行い、棚柱12の傾き
Kを求める。
【0026】 K=(D1 −D2 )/n n:上段収納部の段数 そして、制御装置は、この傾きKに基づき、各棚段にお
けるコンテナ収納部の開口の中心位置を計算し、これを
スタッカー20の停止位置として記憶する。
【0027】なお、この場合、棚柱12の偏位量を求め
るのにベースチャンネル11を特定位置として利用した
が特にベースチャンネル11に限定されるものではな
く、別の棚構成部材を利用したり、あるいは別途基準と
なる目印を設けてもよい。
【0028】また、この実施例では上下2段の棚柱12
の偏位量に基づき、棚柱12の傾きを求めたが、3段又
はそれ以上の棚段における棚柱12の偏位量に基づき、
棚柱12の傾きを求めることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明は、基準位置か
らスタッカーを走行させ、棚柱及びこれに近接した特定
位置の検出時点におけるスタッカーの走行距離を測定
し、両走行距離の差をとって特定位置に対する棚柱の偏
位量を求め、この偏位量に基づいて棚柱の傾きを計算す
るようにしたため、スタッカーを連続走行させながら走
行距離等の必要なデーター収集が可能となり、作業時間
の短縮化が図れる。
【0030】また、棚柱又は特定位置の検出時点のう
ち、先の検出時点における走行距離に測定誤差が含まれ
ている場合でも、両走行距離の差をとることにより、誤
差が消去され、最終的に決定されるスタッカーの停止位
置の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例が適用される自動倉庫
の概略を示す斜視図である。
【図2】同上の実施例におけるスタッカーの走行距離と
偏位量との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 棚体 11 ベースチャンネル 12 棚柱 20 スタッカー 21 コラム 22 ピッカー 23 エンコーダー 24,25 検出センサー 31,32 レール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷の収納部が上下左右に配列された棚体
    の前面に沿って左右方向に走行するコラムに、荷の出し
    入れを行うピッカーを昇降可能に設けたスタッカーの各
    収納部における停止位置の設定方法であって、 前記ピッカーに棚柱の検出手段を設け、スタッカーには
    前記棚柱に近接する特定位置の検出手段を設けると共に
    コラムの走行距離測定手段を設け、 前記ピッカーを前記棚体のある棚段に設定した状態で、
    前記コラムを基準位置から走行させ、前記各検出手段に
    よって各棚柱及びそれに対応する特定位置が検出された
    時点におけるコラムの走行距離をそれぞれ前記走行距離
    測定手段によって順次測定し、両測定値の差を取ること
    によって棚柱の特定位置からの偏位量を求め、 次に、前記ピッカーを昇降させて他の棚段の高さ位置に
    設定し、同様にその高さ位置での各棚柱の特定位置から
    の偏位量を求め、 各棚柱ごとに求めた少なくとも上下2段の棚柱の偏位量
    に基づいて各棚段の収納部の荷の出し入れ時におけるコ
    ラムの停止位置を設定するようにしたスタッカーの停止
    位置の設定方法。
  2. 【請求項2】 前記特定位置を棚体のベースチャンネル
    に設定した請求項1記載のスタッカーの停止位置の設定
    方法。
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