JP2007085785A - 位置特定装置及び方法 - Google Patents

位置特定装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007085785A
JP2007085785A JP2005272471A JP2005272471A JP2007085785A JP 2007085785 A JP2007085785 A JP 2007085785A JP 2005272471 A JP2005272471 A JP 2005272471A JP 2005272471 A JP2005272471 A JP 2005272471A JP 2007085785 A JP2007085785 A JP 2007085785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detected
tablet
specifying
vial
normal position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005272471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4695949B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Yuyama
裕之 湯山
Naoki Koike
直樹 小池
Takafumi Imai
崇文 今井
Hiroichi Chihara
博一 千原
Katsunori Yoshina
克憲 吉名
Masayuki Okamoto
昌行 岡本
Yoshihiko Ide
由彦 出
Yoshinori Kumano
好則 熊野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuyama Manufacturing Co Ltd filed Critical Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2005272471A priority Critical patent/JP4695949B2/ja
Publication of JP2007085785A publication Critical patent/JP2007085785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4695949B2 publication Critical patent/JP4695949B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 被検出手段がたとえ多少位置がずれて取り付けられていたとしても
正確にその位置を特定する。
【解決手段】 複数設けた被検出手段11の各位置を特定するための位置特定装置であって、各被検出手段11の被検出部100を検出するための検出手段101と、検出手段101を各被検出手段11に搬送する搬送手段41と、各被検出手段11の被検出部100の正規位置を記憶する記憶手段と、記憶手段63aに記憶した正規位置に従って前記移動手段により検出手段101を移動させ、検出手段101により被検出手段11の被検出部100を検出することにより、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定し、実装位置を記憶手段63aに記憶させる制御手段63とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、位置特定装置及び方法、特に、錠剤供給装置で各錠剤カセットの位置を正確かつ迅速に特定して座標データを更新することのできる位置特定装置及び方法に関するものである。
従来、錠剤供給装置では、種類別に錠剤が収容された複数のカセットがマトリックス状に設置されており、各カセットの位置が座標データとして記憶されている。そして、処方データに基づいて、記憶した座標データに従って錠剤容器を搬送し、カセットから該当する錠剤を払い出すようにしている。
しかしながら、前記各カセットを支持パネルに取り付けた後、支持パネルを装置本体に取り付けるようにしているため、組立精度等のばらつきは避けられない。このため、カセットは正規の位置(設計基準位置)から多少ずれることがある。一方、記憶した座標データは、設計上設定された理論値である。したがって、記憶した座標データに基づいて錠剤容器を搬送していたのでは、カセットとの位置ずれが生じ、うまくカセットからの錠剤を錠剤容器に回収できない恐れがある。この場合、ノギス等の測定具を使用してずれ量を測定し、この測定値に基づいて錠剤容器を移動させる位置(座標データ)を修正する必要があるが、この作業は非常に手間がかかり、人手が介在するため、データの誤入力の危険がある。
そこで、本発明は、被検出手段がたとえ多少位置がずれて取り付けられていたとしても、正確かつ迅速にその位置(座標データ)を更新することのできる位置特定装置及び方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、複数設けた被検出手段の各位置を特定するための位置特定装置であって、前記各被検出手段の被検出部を検出するための検出手段と、該検出手段を前記各被検出手段に搬送する搬送手段と、前記各被検出手段の被検出部の正規位置を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した正規位置に従って前記移動手段により前記検出手段を移動させ、該検出手段により被検出手段の被検出部を検出することにより、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定し、該実装位置を前記記憶手段に記憶させる制御手段とを備えものである。
この構成により、被検出手段の実装位置が組立精度の誤差等で多少正規位置からずれて取り付けられていたとしても、検出手段によって被検出手段の被検出部を検出することにより、正規位置からのずれ量を特定することができる。そして、この正規位置からのずれ量に基づいて被検出部の実装位置を正確に把握することができる。したがって、各被検出手段について一通り被検出部の位置を検出して記憶手段に記憶させておけば、次回から検出手段を必要とすることなく、各被検出手段の実装位置を正確に特定することができる。
前記被検出手段は、同一種類の錠剤が収容される錠剤カセットであり、前記搬送手段は、前記錠剤カセットと他の位置との間でバイアル瓶をXY座標系で搬送する搬送部材であり、前記錠剤カセット、前記搬送部材及び前記記憶手段は錠剤供給装置の一部を構成し、前記検出手段及び前記制御手段は、前記錠剤供給装置から着脱可能であるように構成すればよい。
この構成により、記憶手段に記憶させた実装位置に基づいて搬送部材によりバイアル瓶を所望の錠剤カセットへと正確に搬送することができる。したがって、錠剤カセットから錠剤を供給すれば、供給された錠剤を確実にバイアル瓶内に充填することができる。
前記検出手段による被検出部の検出は、鉛直方向に並設された同一列の各錠剤カセットのうち、上方側に位置するものと、下方側に位置するものの2箇所で行い、前記制御手段は、前記2箇所での検出結果に基づいて同一列の被検出部の傾きを算出し、その結果に基づいて他の各被検出部の位置を特定するのが好ましい。
この構成により、被検出部の検出回数を抑制して短時間で各被検出部の実装位置を特定することが可能となる。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、複数設けた被検出手段の各位置を特定するための位置特定方法であって、前記各被検出手段に被検出部を設け、前記各被検出手段の被検出部の正規位置を記憶手段に記憶し、前記検出手段で、各被検出手段の被検出部を検出することにより、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定するようにしたものである。
本発明によれば、被検出手段の位置が多少ずれて設けられていたとしても、検出手段によって各被検出手段の被検出部を検出すれば、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定することができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1乃至図4は、本実施形態に係る錠剤供給装置を示す。この錠剤供給装置は、特に、図3に示すように、容器供給ユニット1、ラベリングユニット2、錠剤供給ユニット3、キャッピングユニット4、搬送手段5、及び、取出ユニット6を備える。
容器供給ユニット1は、装置本体7の前面側下部(カセット装着面に沿った位置)に並設される複数の容器収容手段(ここでは、バケット8)を備え、各バケット8にはサイズの異なるバイアル瓶9が収容されている。各バケット8は、バイアル瓶9の補充ができるように、装置本体7の前面側に開放可能となっている。各バケット8内に収容されたバイアル瓶9は、容器取出手段(ここでは、リフター8a)により持ち上げられ、第1搬送手段34へと搬出されるようになっている。
ラベリングユニット2は、搬送されたバイアル瓶9の外周面にラベルを貼着するためのもので、従来公知のものが使用できる(例えば、米国特許第5798020号公報参照)。
錠剤供給ユニット3は、図5に示すように、支持パネル10に固定した複数の錠剤供給手段(ここでは、錠剤フィーダ11)を備えている。各錠剤フィーダ11には種類の異なる錠剤がそれぞれ収容されている。支持パネル10には、錠剤フィーダ11を位置決めするためやネジ止めするための孔が形成されている。各孔はレーザ加工により形成され、位置関係は高精度である。したがって、1枚の支持パネル10内では、各錠剤フィーダ11の位置関係は高精度となる。但し、錠剤供給ユニット3では、複数枚の支持パネル10を装置本体7を構成する枠体にネジ止め等により固定する必要があり、支持パネル10間で位置ずれが生じたり、支持パネル10が傾いて取り付けられる恐れがある。また、枠体自体の組立誤差もある。このため、後述するようにカメラ101での撮影を行い、各錠剤フィーダ11の位置データ(座標データ)を修正するようにしている。
錠剤フィーダ11は、図6に示すように、錠剤カセット12内にロータ13を収容したものである。ロータ13を回転させると、収容した錠剤を1錠ずつ払い出すことが可能となっている。錠剤フィーダ11の所定位置には被検出部100(ここでは、貫通孔)が設けられている。この被検出部100は、後述するように、カメラ101によって撮像され、その位置が正規位置からどれだけずれているのかに基づいて実装位置を特定するために利用される。
錠剤カセット12は、カセット本体14に開閉可能な蓋体15を設けた構成である。
カセット本体14は、円筒状のロータ収容部16と、その上方に位置する矩形筒状の錠剤収容部17とからなる。錠剤収容部17は、ロータ13の上面(円錐面13a)と側壁とによって錠剤を収容可能な空間が形成される。
ロータ収容部16は、図7及び図8に示すように、背面側の一部を、着脱可能に設けた第1取替ピース18で構成されている。第1取替ピース18には錠剤排出口19とスリット20が形成されている。スリット20の近傍には仕切手段21が固定され、そのブラシ部21aがスリット20を介してロータ収容部16内に突出している。錠剤排出口19とスリット20を交換可能な第1取替ピース18で構成することにより、ロータ13の形態の違い等に対し、第1取替ピース18のみを交換すれば対応することができ、他の部分を共通の構成とすることが可能となる。
また、ロータ収容部16の底面には、中心部に貫通孔(図示せず)が形成され、その近傍には中間ギア22が回転可能に取り付けられている。中間ギア22は、第1ギア22aと第2ギア22bを軸心方向に並設一体化した構造である。
さらに、ロータ収容部16の底面には、前記中間ギア22の第2ギア22bと噛合するウォームギア23が取り付けられている。すなわち、ロータ収容部16の底面から所定間隔で支持壁17a、17bが突出し、ウォームギア23が回転可能に支持されている。ウォームギア23の一端側にはストッパ24が設けられ、そこから突出する軸部25にはスプリング26が外装されている。スプリング26は、ストッパ24と支持壁17bとの間に位置してウォームギア23を反対側に位置する支持壁17a側へと付勢している。これにより、ウォームギア23は、歯面が中間ギア22の第2ギア22bの歯面に圧接状態となって位置決めされる。また、前記軸部25の先端には係止受部27が形成されている。係止受部27は、円筒状の外周壁に、対向部分2箇所で螺旋状のガイド溝28を形成し、その終端にさらに周方向に切除したピン保持部29を設けた構成である。
錠剤収容部17は、図6及び図8に示すように、背面上部を着脱可能に設けた第2取替ピース30で構成されている。第2取替ピース30は、逃がし凹部31を備え、その両側部には軸受部32がそれぞれ形成されている。逃がし凹部31を第2取替ピース30に設けたのは、成形加工上、錠剤カセット12に逃がし凹部31を形成するための内側に迫り出す傾斜部分を形成することが困難だからである。
また、錠剤収容部17の前面側には、第3、第4及び第5取替ピース81、82及び83で構成された把手80が設けられている。この把手80を把持して錠剤カセット12を支持パネル10に装着したり、引き出したりすることが可能となっている。
このように、第2、第3、第4及び第5取替ピース30、81、82及び83を別工程で成形し、後で錠剤カセット12に装着可能とすることにより、金型費用等のコストを抑えている。
蓋体15は、矩形板状で、前記軸受部32に回転可能に支持される軸部15aを備える。軸部25の内側には前記逃がし凹部31に対応して切欠部15bが形成され、逃がし凹部31と切欠部15bとで上方に隣接して配置される錠剤カセット12の排出路との干渉が回避されている。これにより、錠剤カセット12を上下方向に高密度に配置することが可能となる。
ロータ13は、円柱状で、上面が中心部に向かって突出する円錐面13aで構成されている。ロータ13の外周面には軸方向に延びる案内溝(図示せず)が形成され、錠剤が上下に1つずつ整列状態で収容されるようになっている。案内溝内の錠剤は、前記仕切手段21のブラシ部21aによって上下に分離され、下方側の1つの錠剤のみが前記錠剤排出口19を介して落下する。ロータ13の底面中央部には回転軸が一体化され、前記ロータ収容部16の底面に形成した貫通孔を貫通し、その突出部分には従動ギア33が固定されている。従動ギア33は、前記中間ギア22の第1ギア22aと噛合している。これにより、ウォームギア23を回転させると、中間ギア22を介して従動ギア33及びロータ13が回転する。
キャッピングユニット4は、詳細については図示しないが、キャップ供給部からシュートを介して供給されたキャップを支持アームによって支持し、後述する第3搬送手段41によって下方側に搬送されたバイアル瓶9の上方開口部73を閉鎖し、キャップ装着部によってキャップを押圧しながら回転させることにより、閉栓する構成である。
搬送手段5は、第1、第2、第3及び第4搬送手段34、37、41及び52で構成されている。
第1搬送部材34は、図3に示すように、所定間隔で配設したローラ34a間に2本の丸ベルト34bを所定間隔で架け渡し、各バケット8の背面側に配置したリフターの背後にそれぞれ配設したものである。丸ベルト34bには、前記リフターによって取り出されたバイアル瓶9が載置される。そして、ローラ34aを図示しないモータで回転駆動することにより、丸ベルト34bに載置されたバイアル瓶9を搬送し、さらに搬送用ベルトコンベア35により取出ユニット6側へと移送することが可能となっている。第1搬送部材34による搬送先には、バイアル瓶9を、サイズ別に、その口部が上方に向かうように縦方向に支持するために、スライド移動可能な容器支持部36が配設されている。容器支持部36は、所定間隔で支持片36aを突出させたもので、隣接する各支持片36aの間隔は、サイズの異なるバイアル瓶9の鍔部をそれぞれ支持可能な値に設定されている。
第2搬送手段37は、図3に示すように、前記容器支持部36に支持されたバイアル瓶9を保持して上方へと移動させる一対の保持片38を備える。保持片38は、垂直レール38aに沿って昇降し、支軸を中心として回動可能となっている。保持片38は、下端部が離反するように上端部を図示しないスプリングによって付勢されている。また、保持片38の下端側周囲には矩形状の開閉用枠体39が設けられている。開閉用枠体39は、保持片38の下端側をスプリング26の付勢力に抗して接近させる閉鎖位置と、開放状態としてバイアル瓶9の内面に圧接して保持する開放位置との間で移動可能である。開閉用枠体39は、保持片38を上昇させて上方側に配設した停止部40に当接させることにより前記閉鎖位置に移動する。
第2搬送手段37では、保持片38が開閉用枠体39によって下端側を接近させた状態で降下し、保持片38がバイアル瓶9内に進入した時点で、開閉用枠体39がバイアル瓶9の上方部に当接する。これにより、保持片38がさらに降下すると、開閉用枠体39によるガイドが解除され、保持片38はスプリングの付勢力に従って広がり、バイアル瓶9が保持される。また、保持片38がバイアル瓶9を保持した状態から上昇すると、開閉用枠体39が停止部40に当接し、保持片38は強制的に閉鎖状態に位置決めされ、バイアル瓶9の保持状態が解除される。
第3搬送手段41は、図3に示すように、水平移動手段42、昇降手段43、及び、容器挟持手段44で構成され、錠剤カセット12を主に錠剤供給ユニット3とキャッピングユニット4との間で搬送する。
水平移動部材42は、上下にそれぞれ設けた水平レール46に沿って水平方向に往復移動可能となっている。
昇降部材43は、水平移動部材42に設けた昇降用ベルトコンベア47を図示しないモータを駆動することにより、水平移動部材42に沿って上下方向に往復移動可能となっている。
容器挟持部材44は、昇降部材43に取り付けられ、モータ44bの駆動によりローラ44c、ベルト44d、及びボールネジ44eを介して開閉する一対の挟持片44a(図9(a)参照)によりバイアル瓶9を挟持可能となっている。挟持片44aによるバイアル瓶9の挟持位置は、バイアル瓶9の外径寸法の違いに拘わらず、ほぼ同一軸心上となっている。一方の挟持片44aには印加される変動電圧により振動する圧電素子(図示せず)が設けられている。圧電素子は、挟持片44aによってバイアル瓶9を挟持している間、印加電圧により振動し、バイアル瓶9に充填された錠剤を隙間のない高密度の状態とする。容器挟持部材44の上方にはU字形のアームセンサ45aと駆動アーム45bが設けられている。アームセンサ45aの先端にはカウントセンサ48が設けられている。カウントセンサ48は発光素子と受光素子からなり、赤外レーザ光が通過する錠剤によって遮光されることにより、錠剤フィーダ11から排出されてバイアル瓶9に供給される錠剤を検出する。そして、後述する制御装置63にて、カウントセンサ48からの検出信号に基づいてバイアル瓶9に供給される錠剤数が計数される。また、駆動アーム45bには、進退用モータ49の駆動により正逆回転可能なロッド50が設けられている。ロッド50の先端には、その軸方向に直交する対称な位置2箇所に前記錠剤フィーダ11に設けたウォームギア23の係止受部27に係脱する係止ピン51がそれぞれ突設されている。また、駆動アーム45bには、錠剤カセット12のロータ収容部16の背面に形成された係合部16aに係合する突片45cが突設されると共に、錠剤カセット12の支持パネル10の錠剤出口10aを閉じるカバー10bを押して開放するためのロッド45dが突設されている。
前記アームセンサ45aの間には、図10に示すカメラ101を着脱可能となっている。詳しくは、図10に示すように、カメラ101の両側部がアームセンサ45aにネジ止めされ、後端から突出する位置決め部101aがアームセンサ45aの基部に形成した位置決め受部45eに嵌合して上下左右及び前後の位置決めがなされる。カメラ101には、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を使用できる。また、カメラ101から延びる通信線には携帯端末102(例えば、ノートパソコン)が接続される。携帯端末102と後述する制御装置63との間も通信線によって接続される。但し、データ通信は、通信線を使用した有線に限らず、無線により行うようにしてもよい。また、後述する携帯端末102での処理は、制御装置63で行うことも可能である。
第4搬送手段52は、図9に示すように、昇降台53上に、回動プレート54及びスライドガイド55を介してアーム手段56を設けた構成で、バイアル瓶9を主に取出ユニット6とキャッピングユニット4との間で搬送する。
前記第3搬送手段41と第4搬送手段52との間には、図3及び図4に示すように、待機部64が設けられている。待機部64は、1箇所の受渡位置と、5箇所の待機位置とにそれぞれ設けた容器保持具65で構成されている。
待機部64は、第3搬送手段41によって搬送したバイアル瓶9を一時的に待機させ、第4搬送手段52でキャッピングユニット4に搬送するために使用される。既に受渡位置にバイアル瓶9が待機している場合、待機位置の容器保持具65に保持して待機させておく。
取出ユニット6は、図1及び図2に示すように、複数の取出口61を備え、中央部にはディスプレイ62が設けられ、下方側には制御装置63が内蔵されている。
前記制御装置63は、ホストコンピュータ等から入力される処方データ(医師によって処方箋に記載された内容や患者に関するデータ等)に基づいて、容器供給ユニット1、ラベリングユニット2、錠剤供給ユニット3、キャッピングユニット4、搬送手段5、及び、取出ユニット6を駆動制御する。また、制御装置63は、錠剤供給ユニット3の各錠剤フィーダ11の正規位置(設計上、決定された各錠剤フィーダ11の取付位置であって、錠剤フィーダ11に形成した被検出部100の位置を示す座標データの計算値)をデータベースとして記憶する記憶部63aを備える。記憶部63aには、正規位置のほか、後述するようにして検出した各錠剤フィーダ11の実装位置(実際の取付位置に於ける被検出部100の位置を示す座標データ)が記憶される。
次に、前記構成を備えた錠剤供給装置の初期設定、すなわち携帯端末102での各錠剤フィーダ11の位置特定方法について、図12乃至図15に示すフローチャートに従って説明する。
カメラ101を第3搬送手段41にセットし、カメラ101を携帯端末102に接続した状態で、携帯端末102で初期自動設定を行う(ステップS1)。
初期自動設定では、携帯端末102にインストールした自動調整ソフトを起動し、通信テストを行う。通信ができる状態であれば、カメラ101のフォーカス(焦点)の閾値を設定する。そして、カメラ101を原点に移動した後、第1ポイントまでカメラ101を移動させる。カメラ101の移動は、携帯端末102から制御装置63に制御信号を出力し、この制御信号に基づいて制御装置63が第3搬送手段41を駆動制御することにより行う。第1ポイントとしては、ここでは、原点位置に近い2列目に設けた錠剤カセット12のうち、最下段に設けたものの正規位置を使用する。カメラ101が第1ポイントに移動すれば、撮像し、設定した焦点(フォーカス)の閾値を調整する。ここでは、錠剤フィーダ11に形成した被検出部100の位置が鮮明となっているか否かで判断する。そして、閾値が適切な値となれば(焦点があえば)、再びカメラ101を原点位置に移動させる。
初期自動設定が完了すれば、次に自動調整すなわち各錠剤カセット12の実装位置を特定する。
実装位置の特定では、まず、第1ポイント(ここでは、2列目最下段)の実装位置を特定し(ステップS2)、その後、第2ポイント(ここでは、2列目最上段から2段目)の実装位置を特定する(ステップS3)。
第1ポイントの実装位置の特定では、制御装置63の記憶部63aに記憶した第1ポイント(2列目最下段)の基準データ(正規位置)を読み込む(ステップS11)。そして、カメラ101を第1ポイントへと移動させる(ステップS12)。このとき、携帯端末102のディスプレイには「測定中」の文字を表示する(ステップS13)。カメラ101が第1ポイントに到達すれば撮像し(ステップS14)、その撮像結果に基づいて被検出部100の正規位置からのずれ量(誤差値)を算出する(ステップS15)。撮像した際の携帯端末102での表示状態を図16に示す。そして、この誤差値に基づいてカメラ101を移動させ(ステップS16)、再度撮像することにより(ステップS17)、誤差値を再計算する(ステップS18)。ここで、撮像を2回行っているのは、被検出部100の焦点位置からのずれ量が大きい場合、誤差値に基づいてカメラ101を移動させたとしても、必ずしも被検出部100に焦点が合わない恐れがあることを考慮したものである。
このようにして誤差値が算出されれば、その誤差値が閾値内であるか否かを判断する(ステップS19)。誤差値が閾値内でなければ(ステップS19:NO)、再度ステップS12に戻って前記処理を繰り返す。但し、ステップS12での第1ポイントへの移動は、ステップS18で算出した誤差値に基づいて変更した位置とするのが好ましい。
そして、誤差値が閾値内となれば(ステップS19:YES)、基準データ(正規位置)を更新し、実装位置とする(ステップS20)。そして、携帯端末102のディスプレイの表示は、「測定中」から「完了」に変更する(ステップS21)。
第2ポイントの実装位置の特定では、第2ポイント(2列目最上段から2段目)について、前記ステップS11〜S19と同様の処理を行う(ステップS31〜S39)。
続いて、前記第1ポイント及び第2ポイントの実装位置から同一列の各ポイントの位置を特定する(ステップS4)。
すなわち、第1ポイントと第2ポイントを結ぶ直線の垂直線に対する傾斜角度を算出する(ステップS41)。そして、算出した傾斜角度に基づいて各列(ここでは、2列目)の各ポイントすなわち各列の全ての錠剤フィーダ11の被検出部100の座標を算出する(ステップS42)。ここで、各ポイントの基準データ(正規位置)を読み込み(ステップS43)、この基準データと前記ステップS42で算出した各被検出部100の座標位置との誤差値を算出する(ステップS44)。そして、得られた誤差値が閾値以下であるか否かを判断し(ステップS45)、閾値以下であれば、前記誤差値に基づいて各ポイントの基準データを更新する(ステップS46)。一方、誤差値が閾値以下でなければ、ステップS12に戻って前記処理を繰り返す。
以上のようにしてある列の各錠剤フィーダ11の被検出部100の位置座標(実装位置)が特定されれば、他の列について前記位置特定処理の必要があるか否かを判断し(ステップS5)、必要があれば、前記各処理を実行する。前記各処理の結果得られた座標データの一覧表を図17に示す。
このように、錠剤フィーダ11が傾いて取り付けられる傾向にある点に着目し、各列について2箇所のポイントについて位置を特定するだけで、他のポイントについても精度良く位置を特定する。これにより、カメラ101を必要最小限移動させるだけで、各ポイントの位置を正確に把握することが可能である。
本実施形態に係る錠剤供給装置を示す斜視図である。 図1の正面図である。 図1の内部機構の概略を示す正面断面図である。 (a)は図1の内部機構の概略を示す平面断面図、(b)はその部分断面図である。 図1の錠剤供給ユニットの一部を示す斜視図である。 図5のバイアル瓶の蓋体を開放させた状態を示す斜視図である。 図6に示すバイアル瓶の底面図である。 図6に示すバイアル瓶の底面側から見た状態での斜視図である。 (a)は図1に示す第3搬送部材の主要部を示す斜視図、(b)は(a)からアームセンサを取り除いた状態での容器挟持部材を示す斜視図である。 図9に示す第3搬送部材に着脱可能なカメラの斜視図である。 図1に示す第4搬送部材の主要部を示す斜視図である。 本実施形態に係る位置特定処理を示すフローチャート図である。 図12の第1ポイント実装位置特定処理を示すフローチャート図である。 図12の第2ポイント実装位置特定処理を示すフローチャート図である。 図12の各ポイント位置特定処理を示すフローチャート図である。 図2の携帯端末のモニターに表示させた被検出部の検出状態を示す図である。 図2の携帯端末のモニターに表示させた各被検出部の座標データの一覧を示す図である。
符号の説明
1…容器供給ユニット
2…ラベリングユニット
3…錠剤供給ユニット
4…キャッピングユニット
5…搬送手段
6…取出ユニット
7…装置本体
8…バケット
8a…リフター
9…バイアル瓶
10…支持パネル
11…錠剤フィーダ
12…錠剤カセット
13…ロータ
13a…円錐面
14…カセット本体
15…蓋体
15a…軸部
15b…切欠部
16…ロータ収容部
17…錠剤収容部
17a、17b…支持壁
18…第1取替ピース
19…錠剤排出口
20…スリット
21…仕切手段
21a…ブラシ部
22…中間ギア
23…ウォームギア
24…ストッパ
25…軸部
26…スプリング
27…係止受部
28…ガイド溝
29…ピン保持部
30…第2取替ピース
31…凹部
32…軸受部
33…従動ギア
34A…サブコンベア
34B…メインコンベア
34a…ローラ
34b…丸ベルト
35…支持プレート
36…容器支持部
36a…支持片
37…第2搬送手段
38…保持片
38a…垂直レール
39…開閉用枠体
40…停止部
41…第3搬送手段
42…水平移動手段
43…昇降手段
44…容器挟持手段
52…第4搬送手段
53…昇降台
54…回動プレート
55…スライドガイド
56…アーム手段
61…取出口
62…ディスプレイ
63…制御装置
64…待機部
65…容器保持具
80…把手
81…第3取替ピース
82…第4取替ピース
83…第5取替ピース
100…被検出部
101…カメラ
102…携帯端末

Claims (4)

  1. 複数設けた被検出手段の各位置を特定するための位置特定装置であって、
    前記各被検出手段の被検出部を検出するための検出手段と、
    該検出手段を前記各被検出手段に搬送する搬送手段と、
    前記各被検出手段の被検出部の正規位置を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶した正規位置に従って前記移動手段により前記検出手段を移動させ、該検出手段により被検出手段の被検出部を検出することにより、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定し、該実装位置を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする位置特定装置。
  2. 前記被検出手段は、同一種類の錠剤が収容される錠剤カセットであり、
    前記搬送手段は、前記錠剤カセットと他の位置との間でバイアル瓶をXY座標系で搬送する搬送部材であり、
    前記錠剤カセット、前記搬送部材及び前記記憶手段は錠剤供給装置の一部を構成し、
    前記検出手段及び前記制御手段は、前記錠剤供給装置から着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の位置特定装置。
  3. 前記検出手段による被検出部の検出は、鉛直方向に並設された同一列の各錠剤カセットのうち、上方側に位置するものと、下方側に位置するものの2箇所で行い、
    前記制御手段は、前記2箇所での検出結果に基づいて同一列の被検出部の傾きを算出し、その結果に基づいて他の各被検出部の位置を特定することを特徴とする請求項2に記載の位置特定装置。
  4. 複数設けた被検出手段の各位置を特定するための位置特定方法であって、
    前記各被検出手段に被検出部を設け、
    前記各被検出手段の被検出部の正規位置を記憶手段に記憶し、
    前記検出手段で、各被検出手段の被検出部を検出することにより、正規位置からのずれ量に基づいて実装位置を特定することを特徴とする位置特定方法。
JP2005272471A 2005-09-20 2005-09-20 位置特定装置及び方法 Expired - Fee Related JP4695949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005272471A JP4695949B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 位置特定装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005272471A JP4695949B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 位置特定装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007085785A true JP2007085785A (ja) 2007-04-05
JP4695949B2 JP4695949B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=37972916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005272471A Expired - Fee Related JP4695949B2 (ja) 2005-09-20 2005-09-20 位置特定装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4695949B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420404A (ja) * 1990-05-14 1992-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 二次元相対位置テーブルの作成・更新方法
JPH0427198A (ja) * 1990-06-28 1992-01-30 Yamatake Honeywell Co Ltd 表面実装機における部品吸着状態の検出装置
JPH0431702A (ja) * 1990-05-28 1992-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 二次元相対位置検出方法
JPH054706A (ja) * 1991-06-26 1993-01-14 Murata Mach Ltd スタツカクレーンの制御方法
JPH05126544A (ja) * 1991-11-08 1993-05-21 Fujitsu Ltd プリント基板の検査装置
JPH09169408A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Daifuku Co Ltd 物品保管装置
JP2000147185A (ja) * 1998-11-04 2000-05-26 Japan Nuclear Fuel Co Ltd<Jnf> 燃料棒支持スペーサの画像解析寸法検査装置
JP2004093265A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fujitsu Ltd 位置検出装置及びライブラリ装置
WO2005072677A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 錠剤収納取出装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420404A (ja) * 1990-05-14 1992-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 二次元相対位置テーブルの作成・更新方法
JPH0431702A (ja) * 1990-05-28 1992-02-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 二次元相対位置検出方法
JPH0427198A (ja) * 1990-06-28 1992-01-30 Yamatake Honeywell Co Ltd 表面実装機における部品吸着状態の検出装置
JPH054706A (ja) * 1991-06-26 1993-01-14 Murata Mach Ltd スタツカクレーンの制御方法
JPH05126544A (ja) * 1991-11-08 1993-05-21 Fujitsu Ltd プリント基板の検査装置
JPH09169408A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Daifuku Co Ltd 物品保管装置
JP2000147185A (ja) * 1998-11-04 2000-05-26 Japan Nuclear Fuel Co Ltd<Jnf> 燃料棒支持スペーサの画像解析寸法検査装置
JP2004093265A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fujitsu Ltd 位置検出装置及びライブラリ装置
WO2005072677A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Yuyama Mfg. Co., Ltd. 錠剤収納取出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4695949B2 (ja) 2011-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4821130B2 (ja) 錠剤充填装置
US7770357B2 (en) Tablet filling device
US7562791B2 (en) Tablet filling device
US8408257B2 (en) Liquid medicine dispensing device
JP4638793B2 (ja) 錠剤供給装置及び錠剤供給方法
JP4861297B2 (ja) 水薬調剤装置
JP2006232357A (ja) 錠剤充填装置
JP6650803B2 (ja) 自動キャップ供給装置
JP2009000290A (ja) 錠剤充填装置
JP5040027B2 (ja) 水薬調剤装置
JP2008013216A (ja) 薬剤収納取出装置
JP5439545B2 (ja) 水薬調剤装置
US8468777B2 (en) Tablet filling device
JP4695949B2 (ja) 位置特定装置及び方法
JP5554807B2 (ja) 投薬瓶保持装置
JP4913708B2 (ja) 水薬調剤装置
JP5044833B2 (ja) 投薬瓶保持装置
JP4861298B2 (ja) 水薬調剤装置
JP4347184B2 (ja) 振動排出カセット及び薬剤払出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4695949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees