JP6650803B2 - 自動キャップ供給装置 - Google Patents
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Description
また、キャップを順次送り出すキャップシュートから取り出したキャップを、キャッピング装置に受け渡す装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
容器の上部に形成された開口部上にキャップを供給する自動キャップ供給装置であって、
容器の開口部を上方に向けた状態で該容器を、自動キャップ供給装置の本体部に設けられた搬送路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送路の上方に位置するキャップ落下用孔部を備え、前記本体部に対して支持部材により支持された下板部と、
前記下板部の上方に配置され、前記キャップ落下用孔部に対してずれた位置にキャップ入力用孔部が形成された上板部と、
前記上板部の上面側に設けられ、前記キャップ入力用孔部に水平姿勢のキャップを該キャップの開口部を下方に向けて積み重ねられた状態で保持可能なキャップ保持部と、
前記上板部と前記下板部との間に水平回転自在に配置され、回転中心から所定距離離れた位置に、前記上板部の前記キャップ入力用孔部を介して一つのキャップを収容可能なキャップ収容用孔部が形成された回転円板部と、
前記回転円板部を回転駆動する回転円板駆動部と、
前記搬送路に沿って搬送される容器が前記キャップ落下用孔部の下方に位置するか否かを検出する容器位置検出部と、
前記キャップ落下用孔部の下方に位置する容器の側面部を挟持可能な挟持部と、
前記容器位置検出部により容器が前記キャップ落下用孔部の下方に位置することを検出した場合に、前記搬送部による前記容器の搬送を停止させた状態で、前記挟持部により前記容器の側面部を挟持させ、且つ、前記キャップ落下用孔部と前記キャップ収容用孔部とが重なるように前記回転円板部を前記回転円板駆動部により回転駆動させる処理を行う制御部と、を有することを特徴とする。
また、自動キャップ供給装置は、搬送路に沿って搬送される容器がキャップ落下用孔部の下方に位置するか否かを検出する容器位置検出部と、キャップ落下用孔部の下方に位置する容器の側面部を挟持可能な挟持部と、制御部と、を有する。
制御部は、容器位置検出部により容器がキャップ落下用孔部の下方に位置することを検出した場合に、搬送部による容器の搬送を停止させた状態で、挟持部により容器の側面部を挟持させ、且つ、キャップ落下用孔部とキャップ収容用孔部とが重なるように回転円板部を回転円板駆動部により回転駆動させる処理を行う。
キャップ収容用孔部に収容された水平姿勢のキャップが、キャップ落下用孔部を介して瓶などの容器の開口部上に垂直落下することにより、容器の開口部上にキャップが載置される。
また、回転円板部22の外周部には外歯が形成され、回転円板駆動部である円板用モータ151に回転自在に設けられた回転軸5の先端部に形成された歯車5aの外歯と噛合するように構成されている。つまり、円板用モータ151の回転に応じて、回転円板部22が回転するように構成されている。
また、各キャップ収容用孔部22aは、回転円板部22が回転した場合、所定の位置で、下板部23のキャップ収容用孔部22aと平面視で重なるように形成されている。
円板用モータ151は、円板駆動回路15からの信号に応じて回転し、回転円板部22を回転させる。
コンベア用モータ161は、コンベア駆動回路16からの信号に応じて回転し、搬送部としてのコンベアを所定の方向に回転させる。
尚、搬送部により搬送される瓶などの容器を規定位置に位置決めするために、その容器を挟持可能な挟持部としてのアクチュエータ171は、モータ駆動式アクチュエータであってもよい。
円板用回転位置検出部184については、上述したので説明を省略する。
尚、容器位置検出部181,キャップ残量検出部182、円板用回転位置検出部184としては、発光素子と、その発光素子からの光を受光可能な受光素子とを有する光センサなどの各種センサを採用してもよい。
容器位置検出部181は、搬送部により搬送された容器Bが、キャップ落下位置用孔の下方に位置するか否かを検出する。本実施形態では、容器位置検出部181は、金属を検出する近接センサと、搬送部の搬送路に設けられた金属部材とを有し、搬送部により搬送された容器がキャップ落下位置に位置した場合、容器と当接した金属片が変形し、それを近接センサにより検出されるように構成されている。
金属部材181aは、図8に示したように、長尺板状に形成され、一方の端部が搬送路に沿って配置され、他方の端部には、一部分搬送路上に重なるように凸形状部が形成されている。図8(b)に示したように、搬送部の搬送路に沿って移動してきた瓶などの容器Bが、金属部材181aの凸形状部に当接した場合、金属部材181aが撓み、近接センサ181bにより金属部材が検出されることにより、瓶などの容器がキャップ落下位置に位置したことを検出するように構成されている。
可動部171aの先端部は、側面視L字形状に形成されており、中央部よりも上部が突出した形状に形成されており、容器Bを挟持時に、容器Bの側面部の一部分に当接するとともに、容器Bの上端の開口部の周囲を囲む形状に形成されている。
また、可動部171aの先端部は、容器Bから離間している場合、搬送路611の近傍位置で待機するように構成されており、短いストロークで容器Bを挟持することができる。つまり、アクチュエータ171(クランプ)は、短時間で容器Bを挟持または離間するように構成されている。
また、柱状の複数の保持部材211を備えるキャップ保持部210に、複数のキャップCが積み重ねてセットされる。詳細には、上板部21の各キャップ入力用孔部21aに、キャップCの開口部を下方に向けた水平姿勢のキャップCが複数積み重ねた状態でセットされる(図6(a)、図6(b)等参照)。
搬送路611の上流側に、瓶などの容器Bが開口部Baを上方に向けた状態で載置され、搬送路611に沿って搬送される。本実施形態では、容器Bに内容物が収容されている。
例えば、充填装置(不図示)が容器Bに内容物を充填し、容器供給装置(不図示)が内容物を収容した容器Bを自動キャップ供給装置10に供給する。尚、ユーザが、自動キャップ供給装置10の搬送路611の上流側に容器Bを載置してもよい(図1等参照)。
本実施形態では、回転円板部22のキャップ収容用孔部22aと下板部23のキャップ落下用孔部23aとが平面視で重なった場合、回転円板部22の他のキャップ収容用孔部22aと、上板部21のキャップ入力用孔部21aとが平面視で重なるように、上板部21、回転円板部22、下板部23が構成されている(図2、図4等参照)。このため、キャップCがキャップ落下用孔部23aを介して落下するタイミングと略同じタイミングで、キャップ保持部に積み重ねられているキャップCのうちの一つが、上板部21のキャップ入力用孔部21aを介して、回転円板部22のキャップ収容用孔部22aに収容される(図6(b)、図7(b)、図7(c)等参照)。
そして、図13に示したように、キャップ仮締め部30は、上板部21の端部(搬送路の下流側の端部)付近に設けられており、当接部31と、当接部31を支持する断面略L字形状の支持部32と、支持部32を軸支する固定部33とを有する。当接部31の下端部の上流側部分には、面取り処理が施された傾斜部31aが形成されている。支持部32には当接部31の下端位置を調節可能な調節部材32a(調節ネジ)が設けられている。
図13(a)〜図13(d)に示したように、キャップ仮締め部30の当接部31が、容器Bの開口部Ba上に載置されたキャップCの上面の回転中心からずれた位置に当接した状態で、その容器Bが搬送部61により搬送路611に沿って搬送されて移動することにより、キャップCが容器Bに対して閉まるように回転する。
また、キャップCが回転することにより、キャップCの位置が低くなった場合であっても、その位置の変化に追従して、当接部31が下方に下がるように構成されている。このため、簡単な構造により、容易にキャップを仮締めすることができる。
また、例えば、緊急停止ボタンなどが操作された場合、制御部11は、搬送部や回転円板部、アクチュエータなどの動作を停止される処理を行う。
尚、ステップS12のエラー検出やステップS13のエラー処理については、自動キャップ供給装置10の動作中のいずれかのタイミングで行ってもよい。
詳細には、本実施形態では、下板部23の中央部には円形状の突出部23tが形成されている。回転円板部22は中央部に円形状の孔部22hが形成され、その孔部22hが下板部23に対して回転自在に嵌合するように構成されている。また、下板部23の突出部23tの上面部は上板部21に固定されている。
また、回転円板部22の外周部には外歯が形成され、回転円板駆動部の円板用モータ151に回転自在に設けられた歯車と噛合するように構成されている。
すなわち、上板部21と下板部23は突出部23tを介して固定されており、回転円板部22は、上板部21と下板部23との間に配置された状態で、上板部21と下板部23に対して水平回転可能に構成されている。
また、自動キャップ供給装置10は、搬送路611に沿って搬送される容器Bがキャップ落下用孔部23aの下方に位置するか否かを検出する容器位置検出部181と、キャップ落下用孔部23aの下方に位置する容器Bの側面部を挟持可能な挟持部(アクチュエータ171)と、容器位置検出部181により容器Bがキャップ落下用孔部23aの下方に位置することを検出した場合に、搬送部61による容器Bの搬送を停止させた状態で、挟持部(アクチュエータ171)により容器Bの側面部を挟持させ、且つ、キャップ落下用孔部23aとキャップ収容用孔部22aとが平面視で重なるように回転円板部22を回転円板駆動部(円板用モータ151)により回転駆動させる処理を行う制御部11と、を有する。
すなわち、下板部23のキャップ落下用孔部23aから、水平姿勢のキャップCを瓶などの容器Bの開口部Ba上に高精度に垂直落下させることが可能な小型で簡単な構成の自動キャップ供給装置を提供することができる。
すなわち、例えば、キャップ収容用孔部22aがキャップ落下用孔部23aに対して数10mm程度ずれた位置で待機しているので、容器Bがキャップ落下用孔部23aの下方に位置した場合に、すばやく、下板部23のキャップ落下用孔部23aとキャップ落下用孔部23aとが重なるように回転円板部を回転駆動することができ、短時間にキャップCを容器B上に供給することができる。また、所定時間内で容器にキャップを載置する処理数が多い。
すなわち、回転円板部22のキャップ収容用孔部22a(22aa)に収容された水平姿勢のキャップCが下板部23のキャップ落下用孔部23aを介して垂直落下して、容器Bの開口部Baを覆うように開口部Ba上に載置されるタイミングと、回転円板部22の空き状態のキャップ収容用孔部22a(22aa)に、上板部21のキャップ入力用孔部21aを介してキャップCが収容されるタイミングが同じとなるように構成されている。ゆえに、短時間で大量の容器が搬送部により搬送された場合であっても、各容器にキャップを、漏れなく、確実に供給することができる。
すなわち、本実施形態では、キャップ仮締め部30の当接部31が、容器Bの開口部Ba上に載置されたキャップCの上面の回転中心からずれた位置に当接した状態で、その容器Bが搬送部により搬送されて移動することにより、キャップCが容器Bに対して閉まるように回転する。キャップCを仮締めすることにより、容器Bに収容された内容物が漏れることが低減される。また、振動などの外力が容器BやキャップCに加えられた場合であっても、容器BからキャップCが落ち難くなる。
また、本発明の実施形態に係る自動キャップ供給装置10は、高精度にキャップを容器上に供給することができ、キャップ供給の歩留まりが良好である。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
10…自動キャップ供給装置(キャップ供給装置)
11…制御部
12…記憶部
13…入力部
14…出力部
15…円板駆動回路(円板回転駆動部)
16…コンベア駆動回路
17…アクチュエータ駆動部
18…検出部
19…インタフェース(I/F)
21…上板部
21a…キャップ入力用孔部
22…回転円板部
22a…キャップ収容用孔部
22h…孔部
23…下板部
23a…キャップ落下用孔部(キャップ出力用孔部)
23t…突出部
30…キャップ仮締め部
61…搬送部
151…円板用モータ(円板回転駆動部)
161…コンベア用モータ
181…容器位置検出部
182…キャップ残量検出部
183…アクチュエータ可動部位置検出部
184…円板用回転位置検出部
210…キャップ保持部(タワー型ストック部)
211…保持部材
611…搬送路
B…容器
C…キャップ
Claims (4)
- 容器の上部に形成された開口部上にキャップを供給する自動キャップ供給装置であって、
容器の開口部を上方に向けた状態で該容器を、自動キャップ供給装置の本体部に設けられた搬送路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送路の上方に位置するキャップ落下用孔部を備え、前記本体部に対して支持部材により支持された下板部と、
前記下板部の上方に配置され、前記キャップ落下用孔部に対してずれた位置にキャップ入力用孔部が形成された上板部と、
前記上板部の上面側に設けられ、前記キャップ入力用孔部に水平姿勢のキャップを該キャップの開口部を下方に向けて積み重ねられた状態で保持可能なキャップ保持部と、
前記上板部と前記下板部との間に水平回転自在に配置され、回転中心から所定距離離れた位置に、前記上板部の前記キャップ入力用孔部を介して一つのキャップを収容可能なキャップ収容用孔部が形成された回転円板部と、
前記回転円板部を回転駆動する回転円板駆動部と、
前記搬送路に沿って搬送される容器が前記キャップ落下用孔部の下方に位置するか否かを検出する容器位置検出部と、
前記キャップ落下用孔部の下方に位置する容器の側面部を挟持可能な挟持部と、
前記容器位置検出部により容器が前記キャップ落下用孔部の下方に位置することを検出した場合に、前記搬送部による前記容器の搬送を停止させた状態で、前記挟持部により前記容器の側面部を挟持させ、且つ、前記キャップ落下用孔部と前記キャップ収容用孔部とが重なるように前記回転円板部を前記回転円板駆動部により回転駆動させる処理を行う制御部と、を有することを特徴とする
自動キャップ供給装置。 - 前記制御部は、前記回転円板部の前記キャップ収容用孔部に、前記キャップ入力用孔部を介して入力されたキャップを収容した状態で、前記回転円板部の前記キャップ収容用孔部が前記キャップ落下用孔部に対して僅かにずれた位置で待機するように、前記回転円板駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の自動キャップ供給装置。
- 前記上板部は、複数の前記キャップ入力用孔部を有し、
前記回転円板部は、周方向に沿って所定の間隔だけ離れて形成された複数の前記キャップ収容用孔部を有し、
前記回転円板部の複数のキャップ収容用孔部のうち一つのキャップ収容用孔部が前記下板部の前記キャップ落下用孔部と重なった状態で、他のキャップ収容用孔部それぞれと重なる位置に、前記上板部の前記キャップ入力用孔部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動キャップ供給装置。 - 前記搬送部により搬送路に沿って搬送される容器の開口部上に載置されたキャップの仮締めを行うキャップ仮締め部を有し、
前記キャップ仮締め部は、前記容器の開口部上に載置されたキャップを締める方向に回転させるように、前記キャップの回転中心からずれた位置に当接可能な当接部と、
前記当接部を前記上板部に対して上下動自在に支持する支持部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動キャップ供給装置。
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