JPH0546226Y2 - - Google Patents
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- JPH0546226Y2 JPH0546226Y2 JP1987056948U JP5694887U JPH0546226Y2 JP H0546226 Y2 JPH0546226 Y2 JP H0546226Y2 JP 1987056948 U JP1987056948 U JP 1987056948U JP 5694887 U JP5694887 U JP 5694887U JP H0546226 Y2 JPH0546226 Y2 JP H0546226Y2
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- Prior art keywords
- piece
- insert block
- casing
- block
- cover
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[技術分野]
本考案は、プラグに電気的に接触する接触ばね
を有したインサートブロツクがケーシング内に配
設されたテレホンモジユラージヤツクに関するも
のである。
を有したインサートブロツクがケーシング内に配
設されたテレホンモジユラージヤツクに関するも
のである。
[背景技術]
従来よりこの種のテレホンモジユラージヤツク
としては、第8図に示すように、埋込ボツクスに
取着される規格化された既製の取付枠に取着可能
な形状にケーシング1が形成されたものが提供さ
れている。ケーシング1の前面にはプラグ挿入口
21が形成され、プラグが挿入可能となつてい
る。このテレホンモジユラージヤツクでは、第9
図に示すように、ケーシング1内にインサートブ
ロツク3が装着されており、インサートブロツク
3より引き出されたリード線101が端子板10
2に半田固定されるようになつている。インサー
トブロツク3では、第10図に示すように、成型
品のブロツク本体103内にインサートされた接
触ばね104にリード線101の一端に設けた圧
着部105が圧着されている。このように、従来
より提供されているテレホンモジユラージヤツク
では、リード線101と接触ばね104との圧着
作業、およびリード線101と端子板102との
半田固定作業が必要であるから、結線作業に時間
がかかり、また接続箇所が多いから接続状態に信
頼性が得にくいという問題がある。
としては、第8図に示すように、埋込ボツクスに
取着される規格化された既製の取付枠に取着可能
な形状にケーシング1が形成されたものが提供さ
れている。ケーシング1の前面にはプラグ挿入口
21が形成され、プラグが挿入可能となつてい
る。このテレホンモジユラージヤツクでは、第9
図に示すように、ケーシング1内にインサートブ
ロツク3が装着されており、インサートブロツク
3より引き出されたリード線101が端子板10
2に半田固定されるようになつている。インサー
トブロツク3では、第10図に示すように、成型
品のブロツク本体103内にインサートされた接
触ばね104にリード線101の一端に設けた圧
着部105が圧着されている。このように、従来
より提供されているテレホンモジユラージヤツク
では、リード線101と接触ばね104との圧着
作業、およびリード線101と端子板102との
半田固定作業が必要であるから、結線作業に時間
がかかり、また接続箇所が多いから接続状態に信
頼性が得にくいという問題がある。
この問題を解消するために、インサートブロツ
ク3と端子板との電気的接続を圧接端子構造とす
ることが考えられる。このような構造ではケーシ
ング1にインサートブロツク3を納装するときに
ケーシング1の向きとインサートブロツク3の向
きを適合させる必要がある。したがつて、組立を
自動化しようとすると、光学センサ等によりケー
シング1の向きが識別できるような標識をケーシ
ング1に設ける必要がある。
ク3と端子板との電気的接続を圧接端子構造とす
ることが考えられる。このような構造ではケーシ
ング1にインサートブロツク3を納装するときに
ケーシング1の向きとインサートブロツク3の向
きを適合させる必要がある。したがつて、組立を
自動化しようとすると、光学センサ等によりケー
シング1の向きが識別できるような標識をケーシ
ング1に設ける必要がある。
[考案の目的]
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところは、ケーシングの向き
を識別する標識をインサートブロツクを固定する
部材で兼用することにより、組立の自動化を容易
にしたテレホンモジユラージヤツクを提供するこ
とにある。
て、その目的とするところは、ケーシングの向き
を識別する標識をインサートブロツクを固定する
部材で兼用することにより、組立の自動化を容易
にしたテレホンモジユラージヤツクを提供するこ
とにある。
[考案の開示]
(構成)
本考案に係るテレホンモジユラージヤツクは、
ケーシングの一面に開口したプラグ挿入口を通し
て挿入されるプラグに電気的に接触する接触ばね
を有したインサートブロツクをケーシング内に備
えたテレホンモジユラージヤツクにおいて、ケー
シングはボデイとカバーとを結合して形成され、
インサートブロツクはプラグの挿入方向に直交す
る面内で略コ形に形成されたベースを一体に備
え、ボデイにおけるカバーとの対向面にはボデイ
の向きを識別する標識として利用できるように中
心位置から偏位して位置しインサートブロツクの
ベースの中央片をボデイの周壁との間に挟装する
位置決めリブが突設されて成るものであり、イン
サートブロツクを固定する位置決めリブを標識と
して利用することにより、自動組立に際して標識
を別に設けることなくボデイの向きの識別を行な
えるようにしたものである。
ケーシングの一面に開口したプラグ挿入口を通し
て挿入されるプラグに電気的に接触する接触ばね
を有したインサートブロツクをケーシング内に備
えたテレホンモジユラージヤツクにおいて、ケー
シングはボデイとカバーとを結合して形成され、
インサートブロツクはプラグの挿入方向に直交す
る面内で略コ形に形成されたベースを一体に備
え、ボデイにおけるカバーとの対向面にはボデイ
の向きを識別する標識として利用できるように中
心位置から偏位して位置しインサートブロツクの
ベースの中央片をボデイの周壁との間に挟装する
位置決めリブが突設されて成るものであり、イン
サートブロツクを固定する位置決めリブを標識と
して利用することにより、自動組立に際して標識
を別に設けることなくボデイの向きの識別を行な
えるようにしたものである。
(実施例)
以下の説明においては第1図に基づいて上下方
向の用語を用い、また上下方向に対して直交する
面内でケーシング1の長手方向を左右方向とし、
上下方向および左右方向に直交する方向を前後方
向と規定するが、これらの用語は便宜上用いるも
のであり、使用形態を限定するものではない。
向の用語を用い、また上下方向に対して直交する
面内でケーシング1の長手方向を左右方向とし、
上下方向および左右方向に直交する方向を前後方
向と規定するが、これらの用語は便宜上用いるも
のであり、使用形態を限定するものではない。
第1図ないし第3図に示すように、テレホンモ
ジユラージヤツクは、ボデイ10およびカバー2
0よりなるケーシング1と、ケーシング内に収納
されるインサートブロツク3、端子ブロツク4、
中枠5、および扉ブロツク6とにより構成される
ものである。
ジユラージヤツクは、ボデイ10およびカバー2
0よりなるケーシング1と、ケーシング内に収納
されるインサートブロツク3、端子ブロツク4、
中枠5、および扉ブロツク6とにより構成される
ものである。
ケーシング1は合成樹脂等の絶縁材料により形
成されており、埋込ボツクスに取着される規格化
された既製の取付枠に取着できるように配線器具
モジユールの1個ジユールと同等の取付寸法に設
定されている。ボデイ10は上面開口し、開口部
の左右両側縁にそれぞれ外鍔片11が延設され、
各外鍔片11の先端部にそれぞれ上下に貫通した
係合孔12が形成されている。一方、カバー20
の左右両端部にはボデイ10の外鍔片11に対向
してそれぞれ外鍔片22が延設され、各外鍔片2
2の先端部にはそれぞれ下端部にフツク23を有
した係合片24が下方に延設されており、係合片
24のフツク23を係合孔12に係合させること
でボデイ10とカバー20とが結合されるように
なつている。係合片24にはフツク23よりも下
方に突出する仮係合突片25が突設されており、
第6図に示すように、ボデイ10上にカバー20
を載置して係合孔12に仮係合突片25を挿入す
ることにより、生産ラインにおいてカバー20を
供給した後、カバー20をボデイ10に対して押
圧して結合させる(スナツプイン)までの間、カ
バー20のボデイ10に対する位置を安定させ、
カバー20のボデイ10に対する位置ずれや傾き
を防止するようになつている。この構成により、
カバー20の供給およびボデイ10への結合につ
いて自動化が行なえるのであり、生産性の向上に
つながるのである。
成されており、埋込ボツクスに取着される規格化
された既製の取付枠に取着できるように配線器具
モジユールの1個ジユールと同等の取付寸法に設
定されている。ボデイ10は上面開口し、開口部
の左右両側縁にそれぞれ外鍔片11が延設され、
各外鍔片11の先端部にそれぞれ上下に貫通した
係合孔12が形成されている。一方、カバー20
の左右両端部にはボデイ10の外鍔片11に対向
してそれぞれ外鍔片22が延設され、各外鍔片2
2の先端部にはそれぞれ下端部にフツク23を有
した係合片24が下方に延設されており、係合片
24のフツク23を係合孔12に係合させること
でボデイ10とカバー20とが結合されるように
なつている。係合片24にはフツク23よりも下
方に突出する仮係合突片25が突設されており、
第6図に示すように、ボデイ10上にカバー20
を載置して係合孔12に仮係合突片25を挿入す
ることにより、生産ラインにおいてカバー20を
供給した後、カバー20をボデイ10に対して押
圧して結合させる(スナツプイン)までの間、カ
バー20のボデイ10に対する位置を安定させ、
カバー20のボデイ10に対する位置ずれや傾き
を防止するようになつている。この構成により、
カバー20の供給およびボデイ10への結合につ
いて自動化が行なえるのであり、生産性の向上に
つながるのである。
ボデイ10内は左右一対の仕切リブ13により
左右に3区画に仕切られており、左右両側の各区
画はさらに仕切リブ14によりそれぞれ3区画に
仕切られることにより、端子ブロツク3が1個ず
つ収納できる大きさの端子収納室15が6個形成
されている。仕切リブ13の上面には、第3図お
よび第5図に示すように、各端子収納室15に対
応する部位にそれぞれ溝部13aが形成され、溝
部13aに対応する部位には仕切リブ13の上縁
に臨んで開口する挿入スリツト13bが形成され
ている。また、両仕切リブ13間の区画内にはボ
デイ10の内底面から位置決めリブ16が突設さ
れている。位置決めリブ16は、左右方向におい
てはボデイ10の略中央、かつ前後方向において
は中央からずれた位置に形成されている。すなわ
ち、ボデイ10は位置決めリブ16がなければ前
後左右においてそれぞれほぼ線対称となつている
が、上記位置決めリブ16を形成したことにより
前後方向において非対称となるのであり、自動組
立において光学センサ等による向きの検出が容易
に行なえるようになるのである。ボデイ10の下
面には両仕切リブ13に対応する部位に前後方向
に走る凹溝17が形成されており、凹溝17の底
面中央部には、第3図および第4図に示すよう
に、左右にそれぞれ突出する引掛部18を下端部
に有した電線保持リブ19が突設される。
左右に3区画に仕切られており、左右両側の各区
画はさらに仕切リブ14によりそれぞれ3区画に
仕切られることにより、端子ブロツク3が1個ず
つ収納できる大きさの端子収納室15が6個形成
されている。仕切リブ13の上面には、第3図お
よび第5図に示すように、各端子収納室15に対
応する部位にそれぞれ溝部13aが形成され、溝
部13aに対応する部位には仕切リブ13の上縁
に臨んで開口する挿入スリツト13bが形成され
ている。また、両仕切リブ13間の区画内にはボ
デイ10の内底面から位置決めリブ16が突設さ
れている。位置決めリブ16は、左右方向におい
てはボデイ10の略中央、かつ前後方向において
は中央からずれた位置に形成されている。すなわ
ち、ボデイ10は位置決めリブ16がなければ前
後左右においてそれぞれほぼ線対称となつている
が、上記位置決めリブ16を形成したことにより
前後方向において非対称となるのであり、自動組
立において光学センサ等による向きの検出が容易
に行なえるようになるのである。ボデイ10の下
面には両仕切リブ13に対応する部位に前後方向
に走る凹溝17が形成されており、凹溝17の底
面中央部には、第3図および第4図に示すよう
に、左右にそれぞれ突出する引掛部18を下端部
に有した電線保持リブ19が突設される。
カバー20には上面の中央部にプラグ挿入口2
1が開口する。カバー20の左右の外鍔片22の
先端縁には各一対の結合爪26が突設され、ま
た、外鍔片22の基部には両結合爪26間に対応
する部位で結合穴27が形成されている。カバー
20の下面には、第3図に示すように、カバー2
0の下面よりも突出する左右一対の押圧リブ28
が突設されている。また、プラグ挿入口21の開
口周縁の下面側には左右一対のガイドリブ29が
突設される。各ガイドリブ29の下端部には互い
に近付く向きに突出して扉ブロツク6を保持する
保持リブ29aが突設される。上記押圧リブ28
の一所で長手方向の中央からずれた位置には、第
7図に示すように、切欠28aが形成される。こ
の構成により、カバー20が前後方向において非
対称となるから、切欠28aに方向選別用のアー
ムを通すことによりカバー20の方向判別が行な
えるのである。
1が開口する。カバー20の左右の外鍔片22の
先端縁には各一対の結合爪26が突設され、ま
た、外鍔片22の基部には両結合爪26間に対応
する部位で結合穴27が形成されている。カバー
20の下面には、第3図に示すように、カバー2
0の下面よりも突出する左右一対の押圧リブ28
が突設されている。また、プラグ挿入口21の開
口周縁の下面側には左右一対のガイドリブ29が
突設される。各ガイドリブ29の下端部には互い
に近付く向きに突出して扉ブロツク6を保持する
保持リブ29aが突設される。上記押圧リブ28
の一所で長手方向の中央からずれた位置には、第
7図に示すように、切欠28aが形成される。こ
の構成により、カバー20が前後方向において非
対称となるから、切欠28aに方向選別用のアー
ムを通すことによりカバー20の方向判別が行な
えるのである。
インサートブロツク3は、複数本の接触ばね3
1と、各接触ばね31にそれぞれ一体に連続した
リード片32とを弾性を有した板金の打ち抜きに
より形成し、これを絶縁材料である合成樹脂のブ
ロツク本体33にインサートして形成したもので
ある。ブロツク本体33は、上記仕切リブ13に
略平行な一対の脚片を有し上下方向に直交する面
内で略コ形に形成されたベース33aと、ベース
33aの中央片上面に突設された突台33bとを
有している。接触ばね31は突台33bの上面か
ら突出して下方に折曲されており、前後方向にお
いて撓むようになつている。また、リード片32
はベース33aの各脚片の外側面からそれぞれ突
出し先端部が下方に折曲されて略L形となつてい
る。各リード片32の下端部にはそれぞれ下端縁
に臨んで開口する圧接スリツト34が形成されて
いる。インサートブロツク3の突台33bに対応
する部位には中枠5が被嵌される。中枠5はプラ
グを案内する上下に貫通したガイド孔51を有
し、ガイド孔51内には各接触ばね31を互いに
接触させないように分離する櫛歯(図示せず)が
形成されている。また、中枠5の下面にはブロツ
ク本体の両脚片間に挿入される係合脚52が突設
され、中枠5の左右両側面には各一対の突起53
が形成されている。さらに、中枠5にはガイド孔
51とは異なる位置でインサートブロツク3の突
台33bの一部が挿入される嵌合溝54が形成さ
れている。このように、インサートブロツク3と
中枠5とが嵌合することにより、両者の位置決め
がなされるのである。
1と、各接触ばね31にそれぞれ一体に連続した
リード片32とを弾性を有した板金の打ち抜きに
より形成し、これを絶縁材料である合成樹脂のブ
ロツク本体33にインサートして形成したもので
ある。ブロツク本体33は、上記仕切リブ13に
略平行な一対の脚片を有し上下方向に直交する面
内で略コ形に形成されたベース33aと、ベース
33aの中央片上面に突設された突台33bとを
有している。接触ばね31は突台33bの上面か
ら突出して下方に折曲されており、前後方向にお
いて撓むようになつている。また、リード片32
はベース33aの各脚片の外側面からそれぞれ突
出し先端部が下方に折曲されて略L形となつてい
る。各リード片32の下端部にはそれぞれ下端縁
に臨んで開口する圧接スリツト34が形成されて
いる。インサートブロツク3の突台33bに対応
する部位には中枠5が被嵌される。中枠5はプラ
グを案内する上下に貫通したガイド孔51を有
し、ガイド孔51内には各接触ばね31を互いに
接触させないように分離する櫛歯(図示せず)が
形成されている。また、中枠5の下面にはブロツ
ク本体の両脚片間に挿入される係合脚52が突設
され、中枠5の左右両側面には各一対の突起53
が形成されている。さらに、中枠5にはガイド孔
51とは異なる位置でインサートブロツク3の突
台33bの一部が挿入される嵌合溝54が形成さ
れている。このように、インサートブロツク3と
中枠5とが嵌合することにより、両者の位置決め
がなされるのである。
端子ブロツク4は、導電性材料で下方に開口す
る略コ形に形成された端子枠41と、端子枠41
内に装着される錠ばね42とから成るものであ
り、端子枠41の一方の脚片にスリツト43が形
成され、他方の脚片の中央部に切り起こしによつ
て係止片44が形成されている。また、端子枠4
1の中央片にはスリツト43を設けた脚片のほう
に延出する圧接片45が設けられている。錠ばね
42は弾性を有した金属板を折曲して一対の鎖錠
片46a,46bを有する形状に形成されてお
り、各鎖錠片46a,46bはそれぞれスリツト
47a,47bにより分割されている。端子枠4
1内に錠ばね42を装着した状態ではスリツト4
7bの基端部が係止片44に係合し、錠ばね42
が端子枠41内に保持されてブロツク化されるよ
うになつている。ここに、電話線は一般に線径が
0.4〜0.65mmであり、接続時において電話線が挿
入可能となり、しかももつとも細い電話線に対す
る接触圧が確保できるように鎖錠片46bと端子
枠41との接触圧を設定する必要がある。この条
件を満たすために、錠ばね42における基片と鎖
錠片46bの先端との間の距離は、端子枠41の
両脚片間の距離に等しくなるように設定する。し
かるに、端子枠41と錠ばね42とがブロツク化
されていることにより、端子ブロツク4のボデイ
10への組み込み時に錠ばね42が変形したりす
ることがなく、上記条件を満たすように品質を安
定させることができるのである。また、端子ブロ
ツク4はボデイ10の各端子収納室15内に必要
に応じて納装されるのであり、2心用であれば2
個、4心用であれば4個、6心用であれば6個の
端子ブロツク4がそれぞれ装着される。
る略コ形に形成された端子枠41と、端子枠41
内に装着される錠ばね42とから成るものであ
り、端子枠41の一方の脚片にスリツト43が形
成され、他方の脚片の中央部に切り起こしによつ
て係止片44が形成されている。また、端子枠4
1の中央片にはスリツト43を設けた脚片のほう
に延出する圧接片45が設けられている。錠ばね
42は弾性を有した金属板を折曲して一対の鎖錠
片46a,46bを有する形状に形成されてお
り、各鎖錠片46a,46bはそれぞれスリツト
47a,47bにより分割されている。端子枠4
1内に錠ばね42を装着した状態ではスリツト4
7bの基端部が係止片44に係合し、錠ばね42
が端子枠41内に保持されてブロツク化されるよ
うになつている。ここに、電話線は一般に線径が
0.4〜0.65mmであり、接続時において電話線が挿
入可能となり、しかももつとも細い電話線に対す
る接触圧が確保できるように鎖錠片46bと端子
枠41との接触圧を設定する必要がある。この条
件を満たすために、錠ばね42における基片と鎖
錠片46bの先端との間の距離は、端子枠41の
両脚片間の距離に等しくなるように設定する。し
かるに、端子枠41と錠ばね42とがブロツク化
されていることにより、端子ブロツク4のボデイ
10への組み込み時に錠ばね42が変形したりす
ることがなく、上記条件を満たすように品質を安
定させることができるのである。また、端子ブロ
ツク4はボデイ10の各端子収納室15内に必要
に応じて納装されるのであり、2心用であれば2
個、4心用であれば4個、6心用であれば6個の
端子ブロツク4がそれぞれ装着される。
プラグ挿入口21に対応する部位にはプラグが
挿入されていないときにプラグ挿入口21からケ
ーシング1内にごみ等が入るのを防止するために
扉ブロツク6が装着されている。扉ブロツク6は
上扉体61および下扉体62を組み合わせて形成
されており、上扉体61はプラグ挿入口21の半
分を閉塞し、下扉体62はプラグ挿入口21の残
りの半分を閉塞するようになつている。下扉体6
2には操作片63が突設されている。操作片63
の突出寸法はカバー20の前面から若干突出する
程度に設定されている。扉ブロツク6は、中枠5
の上面とカバー20のプラグ挿入口21の開口周
縁下面との間に装着されている。すなわち、扉ブ
ロツク6はカバー20の裏面に突設された一対の
ガイドリブ29間に装着され、保持リブ29aに
係止されて脱落が防止されている。以上のように
構成しているから、プラグ挿入口21にプラグを
挿入するときには、プラグを操作片63に当接さ
せて操作片63を押して扉ブロツク6を上方へ移
動させればよく、逆にプラグをプラグ挿入口21
から抜けば、扉ブロツク6は自重で下方に落下
し、プラグ挿入口21が自動的に閉塞される。
挿入されていないときにプラグ挿入口21からケ
ーシング1内にごみ等が入るのを防止するために
扉ブロツク6が装着されている。扉ブロツク6は
上扉体61および下扉体62を組み合わせて形成
されており、上扉体61はプラグ挿入口21の半
分を閉塞し、下扉体62はプラグ挿入口21の残
りの半分を閉塞するようになつている。下扉体6
2には操作片63が突設されている。操作片63
の突出寸法はカバー20の前面から若干突出する
程度に設定されている。扉ブロツク6は、中枠5
の上面とカバー20のプラグ挿入口21の開口周
縁下面との間に装着されている。すなわち、扉ブ
ロツク6はカバー20の裏面に突設された一対の
ガイドリブ29間に装着され、保持リブ29aに
係止されて脱落が防止されている。以上のように
構成しているから、プラグ挿入口21にプラグを
挿入するときには、プラグを操作片63に当接さ
せて操作片63を押して扉ブロツク6を上方へ移
動させればよく、逆にプラグをプラグ挿入口21
から抜けば、扉ブロツク6は自重で下方に落下
し、プラグ挿入口21が自動的に閉塞される。
ボデイ10の底面には、第4図に示すように、
端子枠41の脚片と錠ばね42の鎖錠片46a,
46bの先端部との間に対応する位置で各一対の
電線挿入口71が設けてあり、電線挿入口71に
隣接して解除片72が設けられている。解除片7
2は基部がボデイ10の側壁に連続する略コ形に
形成されており、上下に可撓となつている。解除
片72の先端部は鎖錠片46bの先端部下面に当
接しており、解除片72をボデイ10の下面側か
ら上方に押し上げると鎖錠片46bが撓むように
なつている。また、解除片72にはボデイ10の
下面に露出する部位にドライバの先端部等の治具
が挿入可能な溝73が形成されている。しかる
に、電話線を接続するときには電線挿入口71に
電話線を挿入すれば、鎖錠片46a,46bと端
子枠41の脚片との間に電話線が挟持され、また
電話線を抜くときには、治具を溝73に挿入して
解除片72をボデイ10の内方に押圧すれば、錠
ばね42の端子枠41の脚片から離れる向きに撓
ませることができ電話線を容易に外せるのであ
る。
端子枠41の脚片と錠ばね42の鎖錠片46a,
46bの先端部との間に対応する位置で各一対の
電線挿入口71が設けてあり、電線挿入口71に
隣接して解除片72が設けられている。解除片7
2は基部がボデイ10の側壁に連続する略コ形に
形成されており、上下に可撓となつている。解除
片72の先端部は鎖錠片46bの先端部下面に当
接しており、解除片72をボデイ10の下面側か
ら上方に押し上げると鎖錠片46bが撓むように
なつている。また、解除片72にはボデイ10の
下面に露出する部位にドライバの先端部等の治具
が挿入可能な溝73が形成されている。しかる
に、電話線を接続するときには電線挿入口71に
電話線を挿入すれば、鎖錠片46a,46bと端
子枠41の脚片との間に電話線が挟持され、また
電話線を抜くときには、治具を溝73に挿入して
解除片72をボデイ10の内方に押圧すれば、錠
ばね42の端子枠41の脚片から離れる向きに撓
ませることができ電話線を容易に外せるのであ
る。
上述のように構成されるテレホンモジユラージ
ヤツクを組み立てるにあたつては、ボデイ10内
に端子ブロツク4を納装した後に、中枠5が装着
されたインサートブロツク3をボデイ10に装着
する。端子ブロツク4は圧接片45が挿入スリツ
ト13b内に収められるようにして装着される。
また、インサートブロツク3は中枠5が被嵌され
た状態で、ベース33aの中央片が位置決めリブ
16の上端部とボデイ10の周壁との間に挟装さ
れて位置固定されるとともに、リード片32が溝
部13a内に収められるようにして装着される。
したがつて、インサートブロツク3をボデイ10
側に押し付ければ、リード片32の圧接スリツト
34内に端子枠41の圧接片45が圧入され、リ
ード片32と端子ブロツク4との電気的接続がな
されるのである。ここに、位置決めリブ16はイ
ンサートブロツク3の固定とともに、ボデイ10
の方向判別を行なうために利用されるのである。
以上の構成により、従来のようにリード線を配線
する必要がなく組立の自動化が容易になるもので
ある。その後、扉ブロツク6が装着されたカバー
20をボデイ10に被嵌し、ボデイ10に対して
カバー20を押圧すれば、係合片24のフツク2
3が係合孔12に係合して、ボデイ10とカバー
20とが結合する。ここに、ボデイ10にカバー
20を載置した状態では、上述のように、仮係合
突片25が係合孔12内に挿入されるから、カバ
ー20のボデイ10に対する仮固定がなされるの
である。また、カバー20をボデイ10に対して
押圧すると、第3図に示すように、ガイドリブ2
9の下端縁が中枠5の突起53に圧接して中枠5
の位置ずれが防止され、さらに、ボデイ10の下
面に形成された押圧リブ28が端子ブロツク6の
端子枠41の上面に当接して端子ブロツク6のが
たつきが防止されるのである。
ヤツクを組み立てるにあたつては、ボデイ10内
に端子ブロツク4を納装した後に、中枠5が装着
されたインサートブロツク3をボデイ10に装着
する。端子ブロツク4は圧接片45が挿入スリツ
ト13b内に収められるようにして装着される。
また、インサートブロツク3は中枠5が被嵌され
た状態で、ベース33aの中央片が位置決めリブ
16の上端部とボデイ10の周壁との間に挟装さ
れて位置固定されるとともに、リード片32が溝
部13a内に収められるようにして装着される。
したがつて、インサートブロツク3をボデイ10
側に押し付ければ、リード片32の圧接スリツト
34内に端子枠41の圧接片45が圧入され、リ
ード片32と端子ブロツク4との電気的接続がな
されるのである。ここに、位置決めリブ16はイ
ンサートブロツク3の固定とともに、ボデイ10
の方向判別を行なうために利用されるのである。
以上の構成により、従来のようにリード線を配線
する必要がなく組立の自動化が容易になるもので
ある。その後、扉ブロツク6が装着されたカバー
20をボデイ10に被嵌し、ボデイ10に対して
カバー20を押圧すれば、係合片24のフツク2
3が係合孔12に係合して、ボデイ10とカバー
20とが結合する。ここに、ボデイ10にカバー
20を載置した状態では、上述のように、仮係合
突片25が係合孔12内に挿入されるから、カバ
ー20のボデイ10に対する仮固定がなされるの
である。また、カバー20をボデイ10に対して
押圧すると、第3図に示すように、ガイドリブ2
9の下端縁が中枠5の突起53に圧接して中枠5
の位置ずれが防止され、さらに、ボデイ10の下
面に形成された押圧リブ28が端子ブロツク6の
端子枠41の上面に当接して端子ブロツク6のが
たつきが防止されるのである。
上述したテレホンモジユラージヤツクは、埋込
ボツクスに取着される規格化された既製の取付枠
に取付可能となつている。すなわち、取付枠が合
成樹脂製であれば、結合爪26を取付枠に係合さ
せ、取付枠が金属製であれば、結合穴27を取付
枠に係合させるようにすればよい。取付枠との結
合状態は配線器具において周知であるから説明を
省略する。
ボツクスに取着される規格化された既製の取付枠
に取付可能となつている。すなわち、取付枠が合
成樹脂製であれば、結合爪26を取付枠に係合さ
せ、取付枠が金属製であれば、結合穴27を取付
枠に係合させるようにすればよい。取付枠との結
合状態は配線器具において周知であるから説明を
省略する。
[考案の効果]
本考案は上述のように、ケーシングの一面に開
口したプラグ挿入口を通して挿入されるプラグに
電気的に接触する接触ばねを有したインサートブ
ロツクをケーシング内に備えたテレホンモジユラ
ージヤツクにおいて、ケーシングはボデイとカバ
ーとを結合して形成され、インサートブロツクは
プラグの挿入方向に直交する面内で略コ形に形成
されたベースを一体に備え、ボデイにおけるカバ
ーとの対向面にはボデイの向きを識別する標識と
して利用できるように中心位置から偏位して位置
しインサートブロツクのベースの中央片をボデイ
の周壁との間に挟装する位置決めリブが突設され
て成るものであり、インサートブロツクを固定す
る位置決めリブを標識として利用するから、標識
を別に設けることなくボデイの向きの識別が行な
えるという利点を有するものであり、このように
ボデイの向きの識別が行なえるから、組立の自動
化が容易となるのである。すなわち、ボデイの周
壁との間にインサートブロツクのベースの中央片
を挟装するようにボデイに突設された位置決めリ
ブをボデイの向きの識別に利用するから、自動組
立に際して光センサなどによつてボデイの向きを
容易に知ることができるのであり、インサートブ
ロツクをボデイに対して向きを間違えることなく
組み付けることができるという利点を有する。
口したプラグ挿入口を通して挿入されるプラグに
電気的に接触する接触ばねを有したインサートブ
ロツクをケーシング内に備えたテレホンモジユラ
ージヤツクにおいて、ケーシングはボデイとカバ
ーとを結合して形成され、インサートブロツクは
プラグの挿入方向に直交する面内で略コ形に形成
されたベースを一体に備え、ボデイにおけるカバ
ーとの対向面にはボデイの向きを識別する標識と
して利用できるように中心位置から偏位して位置
しインサートブロツクのベースの中央片をボデイ
の周壁との間に挟装する位置決めリブが突設され
て成るものであり、インサートブロツクを固定す
る位置決めリブを標識として利用するから、標識
を別に設けることなくボデイの向きの識別が行な
えるという利点を有するものであり、このように
ボデイの向きの識別が行なえるから、組立の自動
化が容易となるのである。すなわち、ボデイの周
壁との間にインサートブロツクのベースの中央片
を挟装するようにボデイに突設された位置決めリ
ブをボデイの向きの識別に利用するから、自動組
立に際して光センサなどによつてボデイの向きを
容易に知ることができるのであり、インサートブ
ロツクをボデイに対して向きを間違えることなく
組み付けることができるという利点を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は同上の一部切欠平面図、第3図は同上の
一部切欠正面図、第4図は同上の下面図、第5図
は同上に使用するボデイの平面図、第6図は同上
の係合片と係合孔との係合部を示す断面図、第7
図は同上に使用するカバーの下面図、第8図は本
考案に係るテレホンモジユラージヤツクを示す斜
視図、第9図は従来例を示す断面図、第10図は
従来のインサートブロツクを示す断面図である。 1はケーシング、3はインサートブロツク、1
0はボデイ、16は位置決めリブ、20はカバ
ー、21はプラグ挿入口、31は接触ばね、33
aはベースである。
第2図は同上の一部切欠平面図、第3図は同上の
一部切欠正面図、第4図は同上の下面図、第5図
は同上に使用するボデイの平面図、第6図は同上
の係合片と係合孔との係合部を示す断面図、第7
図は同上に使用するカバーの下面図、第8図は本
考案に係るテレホンモジユラージヤツクを示す斜
視図、第9図は従来例を示す断面図、第10図は
従来のインサートブロツクを示す断面図である。 1はケーシング、3はインサートブロツク、1
0はボデイ、16は位置決めリブ、20はカバ
ー、21はプラグ挿入口、31は接触ばね、33
aはベースである。
Claims (1)
- ケーシングの一面に開口したプラグ挿入口を通
して挿入されるプラグに電気的に接触する接触ば
ねを有したインサートブロツクをケーシング内に
備えたテレホンモジユラージヤツクにおいて、ケ
ーシングはボデイとカバーとを結合して形成さ
れ、インサートブロツクはプラグの挿入方向に直
交する面内で略コ形に形成されたベースを一体に
備え、ボデイにおけるカバーとの対向面にはボデ
イの向きを識別する標識として利用できるように
中心位置から偏位して位置しインサートブロツク
のベースの中央片をボデイの周壁との間に挟装す
る位置決めリブが突設されて成ることを特徴とす
るテレホンモジユラージヤツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987056948U JPH0546226Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987056948U JPH0546226Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63164176U JPS63164176U (ja) | 1988-10-26 |
JPH0546226Y2 true JPH0546226Y2 (ja) | 1993-12-02 |
Family
ID=30886214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987056948U Expired - Lifetime JPH0546226Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546226Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56130089A (en) * | 1980-02-28 | 1981-10-12 | Amp Inc | Plug receptacle electric connector and method of producing same |
-
1987
- 1987-04-15 JP JP1987056948U patent/JPH0546226Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56130089A (en) * | 1980-02-28 | 1981-10-12 | Amp Inc | Plug receptacle electric connector and method of producing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63164176U (ja) | 1988-10-26 |
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