JP2002305830A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002305830A
JP2002305830A JP2001102389A JP2001102389A JP2002305830A JP 2002305830 A JP2002305830 A JP 2002305830A JP 2001102389 A JP2001102389 A JP 2001102389A JP 2001102389 A JP2001102389 A JP 2001102389A JP 2002305830 A JP2002305830 A JP 2002305830A
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JP
Japan
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connector
connector housing
housing
housings
mounting
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Application number
JP2001102389A
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English (en)
Inventor
Naoki Komura
直樹 小村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汎用性を向上させることができる電気接続箱を
提供する。 【解決手段】電気接続箱1の上面1aには第1コネクタ
装着部2及び第2コネクタ装着部3が形成されている。
第2コネクタ装着部3は、コネクタ収容体5を装着可能
に形成されている。コネクタ収容体5は枠体状をなし、
その収容部21には、コネクタハウジング11を、単体
または組み合わせてブロック体4とした状態で収容可能
となっている。また、このコネクタ収容体5の外周形状
は、前記コネクタ装着部3における壁部3aの内周面の
形状とほぼ一致するように形成されている。そして、コ
ネクタ収容体5にコネクタハウジング11を収容した状
態で同コネクタ収容体5を第2コネクタ装着部3に収容
することにより、コネクタハウジング11が第2コネク
タ装着部3に装着される。また、コネクタハウジング1
1内に収容された接続端子と、電気接続箱1のタブ端子
6とが電気的に接続した状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載
される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載される電気接続箱とし
て、例えば図8に示すように、複数種のコネクタハウジ
ング53が装着される電気接続箱51が提案されてい
る。
【0003】この電気接続箱51の上面には、複数種の
コネクタ装着部52が形成されている。そして、これら
コネクタ装着部52には、複数の電線54が装着された
コネクタハウジング53が装着される。また、電気接続
箱51内には図示しないバスバーや電線等によって構成
された内部回路が配設されている。そして、コネクタハ
ウジング53をコネクタ装着部52に装着した際に、そ
の内部回路と各電線54とが電気的に接続されるように
なっている。この内部回路により、所定の電線54同士
や、異なるコネクタ装着部52に装着された各コネクタ
ハウジング53の所定の電線同士が電気的に接続される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
接続箱51においては、コネクタ装着部52に装着可能
なコネクタハウジング53の種類及び数が決まってい
る。このため、電気接続箱51を他車種間で共用する場
合などにおいて、電装品の装着個数を増やす必要がある
場合には、電気接続箱51の構造自体を変更する必要が
あり、同電気接続箱51の汎用性が低い。
【0005】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、汎用性を向上させることができ
る電気接続箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電線の先端に取着さ
れた接続端子を複数個収容するコネクタハウジングを、
単体で収容可能であるとともに並列に複数個装着可能な
コネクタ装着部を備え、そのコネクタ装着部に前記コネ
クタハウジングを装着した際に、内部回路と前記各接続
端子のうちの少なくとも1つとが電気的に接続すること
を要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記コネクタハウジングを、
単体で収容可能であるとともに並列に複数個収容可能に
設けられ、該コネクタハウジングを保持する保持手段を
有するコネクタ収容体を備え、前記コネクタ装着部は、
前記コネクタ収容体を収容保持した状態で前記コネクタ
ハウジングを装着可能に設けられていることを要旨とす
る。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の電気接続箱において、前記コネクタ収容体は前記コ
ネクタハウジングの収容方向に貫通する枠体状物によっ
て構成され、その内面に前記各コネクタハウジングをそ
れぞれ案内して所定箇所に保持する案内部を備えるとと
もに、その外面に第1係合部を備え、前記コネクタ装着
部は、前記第1係合部と係合して前記コネクタ収容体を
保持する第2係合部を備えていることを要旨とする。
【0009】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、コネクタ装着部
は、コネクタハウジングを単体で収容可能であるととも
に並列に複数個装着可能となっている。すなわち、コネ
クタ装着部には、コネクタハウジングを1個〜複数個装
着可能となっている。このため、コネクタ装着部に対す
るコネクタハウジングの装着個数を自由に選択すること
が可能となる。よって、電気接続箱を他車種間で共用す
る場合などにおいて装着すべきコネクタハウジングの数
が増減しても、確実に対応させることが可能となり、電
気接続箱の汎用性が向上する。しかも、各コネクタハウ
ジングの装着時には、電気接続箱の内部回路と各接続端
子のうちの少なくとも1つとが電気的に接続される。こ
のため、該内部回路と該接続端子とを電気的に接続させ
るために電線等を用いる必要がない。
【0010】請求項2に記載の発明によると、コネクタ
ハウジングはコネクタ収容体に一旦収容保持される。そ
して、コネクタ収容体をコネクタ装着部に収容保持させ
ることにより、コネクタハウジングがコネクタ装着部に
装着される。このため、複数のコネクタハウジングをコ
ネクタ装着部に装着する場合であっても、各コネクタハ
ウジングを個別に装着しなくてもよい。よって、コネク
タ装着部に対するコネクタハウジングの装着を容易に行
うことが可能となる。また、コネクタハウジングをコネ
クタ収容体に収容させることにより、コネクタ装着部に
対するコネクタハウジングの装着位置が決定される。こ
のため、コネクタ装着部にコネクタハウジングを装着す
る前に、コネクタハウジングの装着位置を確認すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の発明によると、コネクタ
収容体に対するコネクタハウジングの収容時には、コネ
クタハウジングは案内部によって案内される。このた
め、コネクタハウジングは、コネクタ収容体内の所定箇
所に容易かつ確実に保持される。また、コネクタ収容体
は、第1係合部と第2係合部とが係合することにより、
コネクタ装着部に確実に保持される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。図1に示す
ように、電気接続箱1は略直方体状をなし、その上面1
aには複数(ここでは3個)の第1コネクタ装着部2及
び第2コネクタ装着部3が形成されている。各第1コネ
クタ装着部2は、それぞれ対応するコネクタ(図示略)
を装着可能に形成されている。
【0013】第2コネクタ装着部3は、ブロック体4及
びコネクタ収容体5を装着可能に形成されている。詳し
くは、第2コネクタ装着部3は、電気接続箱1の上面1
aから上方に突出する壁部3aと、その壁部3aによっ
て囲われたコネクタ装着空間3bとによって構成されて
いる。壁部3aにおける所定箇所には、孔部3cが透設
されている。また、電気接続箱1の上面1aにおけるコ
ネクタ装着空間3bには、複数の透孔3dが列状に透設
されている。そして、これら透孔3dの一部からは、上
方に突出するタブ端子6が突設されている。電気接続箱
1内には主にバスバーによって構成された図示しない内
部回路が配設されており、タブ端子6は、その内部回路
の一部によって構成されている。
【0014】ブロック体4は、複数(ここでは9個)の
コネクタハウジング11によって構成されている。図1
〜図3に示すように、各コネクタハウジング11は、合
成樹脂によって構成され、それぞれ同形同大の略直方体
状をなしている。各コネクタハウジング11は、1列状
に設けられた複数(ここでは12個)の端子収容室12
を備え、接続端子31を収容可能となっている。詳しく
は、図3に示すように、コネクタハウジング11には、
端子収容室12に接続端子31を挿入するための端子挿
入口12aが設けられている。また、端子挿入口12a
と対向する面には、2つの貫通孔12b,12cが透設
されている。
【0015】図1及び図2に示すように、コネクタハウ
ジング11の壁面11aには、一対の凹状部13が設け
られている。これら凹状部13は、端子収容室12に対
する接続端子31の挿入方向と平行に設けられた凹溝に
よって構成され、開口側よりも底部側が幅広をなす略鉤
状に設けられている。また、壁面11aにおいて各凹状
部13よりも端子挿入口12a側には、それぞれ突部1
4が形成されている。
【0016】一方、図2及び図3に示すように、壁面1
1aと対向する側の壁面11bには、一対の凸状部15
が形成されている。これら凸状部15は、各凹状部13
と対応して形成された突条によって構成され、その断面
形状が凹状部13の断面形状と一致する鉤状をなしてい
る。また、壁面11bにおいて各凸状部15よりも端子
挿入口12a側には、それぞれ前記凸状部15と係合可
能な係合片16が形成されている。このため、図2に矢
印で示すように、一方のコネクタハウジング11の凹状
部13に対して他方のコネクタハウジング11の凸状部
15を適合させてスライドさせれば、2つのコネクタハ
ウジング11同士を密接させた状態で組み付けることが
できる。そして、各コネクタハウジング11同士の組付
完了時には、各突部14と各係合片16とが係合し、各
コネクタハウジング11同士は分離不能に保持される。
【0017】また、図1、図2及び図4に示すように、
コネクタハウジング11の各側面11cには、それぞれ
複数(ここでは5つ)のガイド突起17が突設されてい
る。これらガイド突起17は、側面11cの長手方向に
沿って一列に形成されている。同じく、各側面11cに
おける貫通孔12b,12c側の端縁付近には、同側面
11cの長手方向と直交する方向に延びる溝部18が設
けられている。また、各側面11cにおける端子挿入口
12a側の端縁には、フランジ部19が突設されてい
る。
【0018】接続端子31は、導電性の金属板を折り曲
げ加工することによって形成されている。そして、接続
端子31の基端側には、被覆電線Wに圧接され、同電線
Wの芯線と電気的に接続する圧接部32が形成されてい
る。また、接続端子31の先端側には、ジョイント相手
となる端子との接続のための接続端子部33が形成され
ている。この接続端子部33は略角筒状に形成され、先
端及び基端側に開口している。接続端子部33の壁部3
3a,33bは二重構造となっており、内側に位置する
壁部33aには、先端縁から基端に向かって内向きかつ
略山形状に折り返された弾性接触片34が形成されてい
る。
【0019】また、外側の壁部33bには、弾性変形可
能なランス35が形成されている。このランス35は、
接続端子31を端子収容室12内に収容した際に、コネ
クタハウジング11に設けられた係合部20に係合する
ようになっている。すなわち、このランス35の係合に
より、接続端子31が端子収容室12から抜け出てしま
うことを規制する。
【0020】さらに、外側の壁部33bには、先端方向
に向かって突出するジョイント部36が延設されてい
る。そして、このジョイント部36は、端子収容室12
内に接続端子31が収容されたときに、前記貫通孔12
cから外方へ突出した状態となる。本実施形態において
ジョイント部36は、一枚板によって形成された基端部
36aと、二枚板によって形成された先端部36bとに
よって構成されている。そして、基端部36aの付け根
部分と先端部36bの付け根部分とでそれぞれ直角曲げ
されている。これにより、ジョイント部36の先端部3
6bは、コネクタハウジング11の外側において、同コ
ネクタハウジング11の壁面11bと平行に延びた状態
となっている。そして、図3に示すように、これら先端
部36bは、コネクタハウジング11同士を組み付けた
際に、他方のコネクタハウジング11の貫通孔12b内
に挿入され、弾性接触片34と接触した状態となる。す
なわち、各コネクタハウジング11同士の組み付けに伴
って、異なるコネクタハウジング11に収容された接続
端子31同士が電気的に接触する。なお、ここでは、全
ての接続端子31にジョイント部36が設けられている
ものの、接続端子31間の電気的な接続が不要な箇所に
ついては、このジョイント部36を削除した接続端子3
1が用いられるようになっている。
【0021】ところで、こうしたコネクタハウジング1
1は、前記コネクタ収容体5内に収容されるようになっ
ている。そこで、コネクタ収容体5について説明する。
図1に示すように、コネクタ収容体5は合成樹脂によっ
て構成され、各コネクタハウジング11の収容方向に貫
通する枠体状をなしている。そして、その枠体内が前記
コネクタハウジング11の収容部21となっており、同
収容部21には、コネクタハウジング11を、単体また
は組み合わせてブロック体4とした状態で収容可能とな
っている。すなわち、コネクタ収容体5は、コネクタハ
ウジング11を単体で収容することができるとともに、
並列に複数個密接させた状態でも収容することができる
ようになっている。また、このコネクタ収容体5の外周
形状は、前記コネクタ装着部3における壁部3aの内周
面の形状とほぼ一致するように形成されている。そし
て、コネクタ収容体5の外周面には第1係合部としての
係合片22が形成されている。この係合片22は、コネ
クタ収容体5をコネクタ装着部3におけるコネクタ装着
空間3b内に装着した際に、前記孔部3cと係合するよ
うになっている。このため、コネクタ収容体5をコネク
タ装着部3に装着した際には、コネクタ収容体5がコネ
クタ装着部3に分離不能に保持された状態となる。よっ
て、孔部3cは、係合片22と係合してコネクタ収容体
5を保持する第2係合部として機能する。
【0022】また、コネクタ収容体5の内面には、ブロ
ック体4の収容時に同コネクタハウジング11の各ガイ
ド突起17をスライド挿入可能な複数のガイド溝23が
設けられている。図4に示すように、各ガイド溝23に
は、それぞれガイド突起17と係合するランス24が突
設されている。このランス24は、各コネクタハウジン
グ11における最も挿入端に位置するガイド突起17の
上面と係合するようになっている。また、この係合状態
においては、前記コネクタハウジング11のフランジ部
19が、コネクタ収容体5の上面に当接するようになっ
ている。このため、ブロック体4をコネクタ収容体5に
収容する際には、各ガイド突起17が対応する各ガイド
溝23に案内される。すなわち、各ガイド溝23は、コ
ネクタハウジング11を所定の収容箇所に案内する案内
部として機能する。よって、コネクタ収容体5に対する
各コネクタハウジング11の収容が容易かつ確実に行わ
れる。
【0023】ところで、図5(a)にも併せ示すよう
に、ここでは9個のコネクタハウジング11を組み合わ
せて構成したブロック体4がコネクタ収容体5に収容さ
れるようになっている。しかし、例えば図5(b)に示
すように、3個のコネクタハウジング11を組み合わせ
て構成したブロック体4がコネクタ収容体5に収容され
てもよい。また、図5(c)に示すように、互いに連結
されていない4個のコネクタハウジング11がコネクタ
収容体5に個別に収容されてもよい。すなわち、コネク
タ収容体5は、コネクタハウジング11の収容個数及び
収容位置を自由に設定可能となっている。
【0024】次に、電気接続箱1に対するブロック体4
及びコネクタ収容体5の組付手順について説明する。ま
ず、コネクタ収容体5の収容部21に対してブロック体
4を上方から収容する。詳しくは、各コネクタハウジン
グ11のガイド突起17を、コネクタ収容体5のそれぞ
れ対応するガイド溝23に挿通させる。そして、図4に
示したように、各コネクタハウジング11において最も
挿入端に位置するガイド突起17とランス24とを係合
させ、ブロック体4をコネクタ収容体5に収容保持させ
る。
【0025】続いて、前記第2コネクタ装着部3のコネ
クタ装着空間3b内にコネクタ収容体5を挿入する。こ
こで、コネクタ装着空間3b内に突設されたタブ端子6
を、対応するコネクタハウジング11の貫通孔12b内
に挿入し、対応する接続端子31の弾性接触片34と当
接させる。これにより、コネクタハウジング11に収容
された接続端子31とタブ端子6とが電気的に接続す
る。なお、タブ端子6は、ジョイント部36が挿入され
ない接続端子31に接続される。
【0026】そして、コネクタ収容体5の係合片22
を、第2コネクタ装着部3の孔部3cに係合させる。こ
れにより、コネクタ収容体5が第2コネクタ装着部3に
収容保持され、ブロック体4が第2コネクタ装着部3に
装着される。
【0027】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)電気接続箱1の第2コネクタ装着部3は、コネク
タハウジング11を単体及び並列に複数個密接させた状
態で装着可能となっている。すなわち、第2コネクタ装
着部3には、コネクタハウジング11を個別に装着する
ことも、複数のコネクタハウジング11を組み合わせて
ブロック体4とした状態で装着することもできる。この
ため、第2コネクタ装着部3に対するコネクタハウジン
グ11の装着個数を自由に選択することができる。よっ
て、電気接続箱1を他車種間で共用する場合などにおい
て装着すべきコネクタハウジング11の数が増減して
も、確実に対応させることが可能となり、電気接続箱1
の汎用性が向上する。しかも、各コネクタハウジング1
1の装着時には、電気接続箱1の内部回路と各接続端子
31とが電気的に接続される。このため、該内部回路と
該接続端子31とを電気的に接続させるために電線W等
を用いる必要がない。
【0028】(2)コネクタハウジング11はコネクタ
収容体5に収容保持され、コネクタ収容体5を第2コネ
クタ装着部3に収容保持させることにより、コネクタハ
ウジング11が第2コネクタ装着部3に装着される。こ
のため、複数のコネクタハウジング11を第2コネクタ
装着部3に装着する場合であっても、各コネクタハウジ
ング11を個別に該コネクタ装着部3に装着しなくても
よい。一般に、各コネクタハウジング11に対して接続
端子31を接続する端子接続工程と、各コネクタハウジ
ング11を第2コネクタ装着部3に装着するコネクタ装
着工程とは異なる工程で行われるようになっている。こ
のため、特に、図5(c)に示したように各コネクタハ
ウジング11を連結しない状態でコネクタ装着部3に装
着する必要がある場合には、コネクタ収容体5が存在し
ないと、各コネクタハウジング11の装着位置を間違え
てしまうおそれがある。これに対し、本実施形態では、
こうした場合であっても、端子接続工程で各コネクタハ
ウジング11をコネクタ収容体5に収容させておくこと
ができる。このため、コネクタ装着工程では、コネクタ
収容体5を第2コネクタ装着部3に装着するだけでよ
く、第2コネクタ装着部3に対する各コネクタハウジン
グ11の装着位置を間違えてしまうことを防止すること
ができる。よって、第2コネクタ装着部3に対するコネ
クタハウジング11の装着を容易に行うことができる。
また、コネクタハウジング11をコネクタ収容体5に収
容させることにより、第2コネクタ装着部3に対するコ
ネクタハウジング11の装着位置が決定される。このた
め、第2コネクタ装着部3にコネクタを装着する前に、
コネクタハウジング11の装着位置を確認することがで
きる。
【0029】(3)コネクタ収容体5に対するコネクタ
ハウジング11の収容時には、コネクタハウジング11
の各ガイド突起17がコネクタ収容体5の対応するガイ
ド溝23によって案内され、これによりコネクタハウジ
ング11が所定箇所に収容される。そして、コネクタハ
ウジング11の収容完了時には、ガイド突起17がラン
ス24に係合し、これによりコネクタハウジング11が
コネクタ収容体5に保持される。このため、コネクタハ
ウジング11を、コネクタ収容体5内の所定箇所に容易
かつ確実に保持させることができる。また、第2コネク
タ装着部3へのコネクタ収容体5の収容時には、コネク
タ収容体5の係合片22が第2コネクタ装着部3の孔部
3cに係合する。このため、第2コネクタ装着部3に対
してコネクタ収容体5を容易かつ確実に保持させること
ができる。
【0030】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、コネクタ収容体5に対してコネ
クタハウジング11を上方から収容するようになってい
る。しかし、例えば図6に示すように、各コネクタハウ
ジング11における前記フランジ部19を、同コネクタ
ハウジング11の側面11cにおける下端縁(貫通孔1
2b,13側の端縁)に設けてもよい。そして、コネク
タ収容体5に対してコネクタハウジング11を下方から
収容するようにしてもよい。このようにすれば、コネク
タ収容体5を第2コネクタ装着部3に装着した際に、各
フランジ部19の上面がコネクタ収容体5の各端面によ
って押圧される。よって、仮に、コネクタ収容体5に対
して各コネクタハウジング11が不完全な状態で収容さ
れていても、コネクタ収容体5を第2コネクタ装着部3
に装着することにより、完全な収容状態にすることがで
きる。つまり、各コネクタハウジング11を第2コネク
タ装着部3に対して確実に装着させることができる。
【0031】・ 前記実施形態では、コネクタ収容体5
におけるガイド溝23内にランス24を形成し、そのラ
ンス24とコネクタハウジング11のガイド突起17と
を係合させることにより、コネクタハウジング11をコ
ネクタ収容体5に収容保持させている。しかし、図7に
示すように、最も下端に位置するガイド突起17を係合
片41に変更する。詳しくは、係合片41は、下方にコ
ネクタ収容体5に対する収容方向に向かって自由端を有
する略鉤状に形成され、その自由端は同図に矢印Fで示
す方向に弾性変形可能となっている。また、自由端に
は、外側に突出する突部41aが形成されている。ま
た、コネクタ収容体5のガイド溝23における下端に
は、コネクタハウジング11の収容完了時に突部41a
と係合する係合部23aが設けられている。このため、
コネクタ収容体5に対してコネクタハウジング11を収
容した際には、該突部41aと係合部23aとが係合
し、コネクタハウジング11がコネクタ収容体5に抜け
出し不能に保持される。よって、このようにしても、コ
ネクタハウジング11をコネクタ収容体5に確実に収容
保持させることができる。しかもこの場合には、突部4
1aと係合部23aとの係合を容易に解除することがで
きるため、コネクタ収容体5からコネクタハウジング1
1を容易に取り外すことができる。
【0032】・ 前記実施形態においてコネクタ収容体
5は、最大で9個のコネクタハウジング11からなるブ
ロック体4を収容可能となっている。しかし、コネクタ
収容体5は、9個に限らず、8個以下や10個以上のコ
ネクタハウジング11を装着可能に形成されていてもよ
い。但し、こうした変更時には、第2コネクタ装着部3
の形状も変更する必要がある。
【0033】・ 前記実施形態においてコネクタ収容体
5は、コネクタハウジング11同士の連結が可能なブロ
ック体4を収容可能となっている。しかし、コネクタ収
容体5は、連結不能なコネクタハウジング11を収容す
るものであってもよい。
【0034】・ 前記実施形態では、第2コネクタ装着
部3には1つの孔部3cが設けられ、コネクタ収容体5
には1つの係合片22が設けられている。しかし、第2
コネクタ装着部3に2つ以上の孔部3cを設け、コネク
タ収容体5に2つ以上の係合片22を設け、複数の箇所
でコネクタ収容体5を第2コネクタ装着部3に保持させ
るようにしてもよい。
【0035】・ 前記実施形態では、コネクタ装着部
2,3のみを有する電気接続箱1を用いている。しか
し、電気接続箱1は、コネクタ装着部2,3以外に、リ
レー装着部やヒューズ装着部等を有する電気接続箱であ
ってもよい。
【0036】・ 前記実施形態では、コネクタハウジン
グ11をコネクタ収容体5に収容し、そのコネクタ収容
体5を第2コネクタ装着部3に装着することにより、コ
ネクタハウジング11を第2コネクタ装着部3に装着さ
せるようにしている。しかし、コネクタ収容体5を省略
し、各コネクタハウジング11を第2コネクタ装着部3
に直接装着するようにしてもよい。
【0037】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項3に記載の電気接続箱において、前記保
持手段は、前記案内部内に設けられ、同案内部内に挿入
されるコネクタの外形部に係合するランスであること。
【0038】(2) 請求項3に記載の電気接続箱にお
いて、前記第1係合部は前記コネクタ収容体の外壁面に
設けられた係合片であり、前記第2係合部は前記コネク
タ装着部の内壁面に設けられた孔部であること。
【0039】(3) 請求項2,3、技術的思想
(1),(2)のいずれか1項に記載の電気接続箱にお
いて、前記コネクタ収容体は、複数のコネクタ同士を連
結して構成したブロック体を収容可能に設けられている
こと。
【0040】(4) 電線の先端に取着された接続端子
を複数個収容するコネクタを単体及び並列に複数個密接
させた状態で収容保持可能なコネクタ収容体に対して、
該コネクタを上方から収容して該コネクタ収容体に保持
させ、その状態で前記コネクタ収容体を電気接続箱に設
けられたコネクタ装着部に装着させることにより、前記
各接続端子のうちの少なくとも1つを前記電気接続箱の
内部回路と電気的に接続した状態で前記コネクタを前記
コネクタ装着部に装着させることを特徴とする電気接続
箱に対するコネクタの装着方法。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、電気接続箱の汎用性を向上させることが
できる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、コネクタ
装着部に対するコネクタの装着を容易に行うことができ
る。請求項3に記載の発明によれば、コネクタハウジン
グをコネクタ収容体内の所定箇所に容易かつ確実に保持
させることができる。また、コネクタ収容体をコネクタ
装着部に確実に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱を示す分解斜
視図。
【図2】同実施形態に用いられるコネクタハウジングを
示す斜視図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図1のB−B線断面図。
【図5】(a)〜(c)は、同実施形態のコネクタ収容
体に対するコネクタハウジングの収容態様を示す平面
図。
【図6】他の実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図。
【図7】(a)は他の実施形態に用いられるコネクタを
示す斜視図、(b)は同実施形態における図1のC−C
線断面図。
【図8】従来の電気接続箱を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、3…第2コネクタ装着部、3c…第2
係合部としての孔部、4…ブロック体、5…コネクタ収
容体、11…コネクタハウジング、12…端子収容室、
13…凹状部、15…凸状部、17…ガイド突起、19
…フランジ部、21…収容部、22…第1係合部として
の係合片、23…案内部としてのガイド溝。
フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB13 AB17 AB20 AB21 EA03 ED03 ED17 ED23 ED27 GA06 GA50 GA53 GB93 GB94 5E087 EE02 EE11 FF06 FF14 JJ08 MM05 QQ04 RR25 5G361 BA03 BB01 BC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の先端に取着された接続端子を複数
    個収容するコネクタハウジングを、単体で収容可能であ
    るとともに並列に複数個装着可能なコネクタ装着部を備
    え、そのコネクタ装着部に前記コネクタハウジングを装
    着した際に、内部回路と前記各接続端子のうちの少なく
    とも1つとが電気的に接続することを特徴とする電気接
    続箱。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングを、単体で収容
    可能であるとともに並列に複数個収容可能に設けられ、
    該コネクタハウジングを保持する保持手段を有するコネ
    クタ収容体を備え、 前記コネクタ装着部は、前記コネクタ収容体を収容保持
    した状態で前記コネクタハウジングを装着可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続
    箱。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ収容体は前記コネクタハウ
    ジングの収容方向に貫通する枠体状物によって構成さ
    れ、その内面に前記各コネクタハウジングをそれぞれ案
    内して所定箇所に保持する案内部を備えるとともに、そ
    の外面に第1係合部を備え、 前記コネクタ装着部は、前記第1係合部と係合して前記
    コネクタ収容体を保持する第2係合部を備えていること
    を特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005123109A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Furukawa Electric Co Ltd:The ジョイントコネクタ
JP2008263700A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Yazaki Corp 電気接続箱の取付構造
KR100944013B1 (ko) 2007-12-28 2010-02-24 한국단자공업 주식회사 박스
KR100993726B1 (ko) 2007-04-20 2010-11-10 기아자동차주식회사 블록 구조의 정션박스

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