JPH1012309A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH1012309A JPH1012309A JP8164676A JP16467696A JPH1012309A JP H1012309 A JPH1012309 A JP H1012309A JP 8164676 A JP8164676 A JP 8164676A JP 16467696 A JP16467696 A JP 16467696A JP H1012309 A JPH1012309 A JP H1012309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- cylindrical portion
- slit
- connector
- connector housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/40—Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/428—Securing in a demountable manner by resilient locking means on the contact members; by locking means on resilient contact members
- H01R13/432—Securing in a demountable manner by resilient locking means on the contact members; by locking means on resilient contact members by stamped-out resilient tongue snapping behind shoulder in base or case
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/64—Means for preventing incorrect coupling
- H01R13/642—Means for preventing incorrect coupling by position or shape of contact members
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタハウジングの端子収容室内に端子を
挿入する際の誤挿入を防止すると共に、端子金具付き電
線同士の絡まりや、電線被覆などの傷つきを防止する。 【解決手段】 雌型端子２の電気接触部４がコネクタハ
ウジング２０の端子収容室２１の形状に対応した筒状部
５を有すると共に、該筒状部５には端子挿入方向に沿っ
たスリット６が形成されており、このスリット６内にス
ライド自在に嵌入する係合突起２２が前記端子収容室２
１の内壁に突設される。雌型端子２の挿入向きが正規の
場合、筒状部５のスリット６に係合突起２２が入り込む
ので、雌型端子２を端子収容室２１内に収納することが
できる。一方、雌型端子２の挿入向きが誤っている場
合、係合突起２２が筒状部５の先端に当接して雌型端子
２の誤挿入を阻止する。
挿入する際の誤挿入を防止すると共に、端子金具付き電
線同士の絡まりや、電線被覆などの傷つきを防止する。 【解決手段】 雌型端子２の電気接触部４がコネクタハ
ウジング２０の端子収容室２１の形状に対応した筒状部
５を有すると共に、該筒状部５には端子挿入方向に沿っ
たスリット６が形成されており、このスリット６内にス
ライド自在に嵌入する係合突起２２が前記端子収容室２
１の内壁に突設される。雌型端子２の挿入向きが正規の
場合、筒状部５のスリット６に係合突起２２が入り込む
ので、雌型端子２を端子収容室２１内に収納することが
できる。一方、雌型端子２の挿入向きが誤っている場
合、係合突起２２が筒状部５の先端に当接して雌型端子
２の誤挿入を阻止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタに関し、特
に、コネクタハウジングの端子収容室内に端子を挿入す
る際の誤挿入を防止するコネクタに関する。
に、コネクタハウジングの端子収容室内に端子を挿入す
る際の誤挿入を防止するコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、コネクタはコネクタハウジングの
端子収容室内に雄端子や雌端子を収納保持したもので、
例えば実開昭５２−１２０３９４号公報にコネクタハウ
ジング内に複数の端子を収納したコネクタが開示されて
いる。この公報に開示されたコネクタを図６及び図７に
示す。
端子収容室内に雄端子や雌端子を収納保持したもので、
例えば実開昭５２−１２０３９４号公報にコネクタハウ
ジング内に複数の端子を収納したコネクタが開示されて
いる。この公報に開示されたコネクタを図６及び図７に
示す。
【０００３】図６に示した端子金具６０は、金属板より
一体に成形され、先端部に略円筒状の電気接触部６１が
設けられると共に、後端部に電線接続部６４が設けら
れ、中間部に係合片６２，６２と弾性係合片６３，６３
とを備える。前記係合片６２，６２は、端子金具６０を
コネクタハウジング７０の端子収容室７１内に差し込ん
だときに、前記弾性係合片６３，６３と共に該端子金具
６０の横移動及び回動を阻止するものである。また、前
記弾性係合片６３，６３は、端子金具６０を端子収容室
７１内に挿入する際の挿入位置を規制し、誤挿入しよう
とした場合に、端子金具６０を端子収容室７１内に差し
込むことができないようにするものである。
一体に成形され、先端部に略円筒状の電気接触部６１が
設けられると共に、後端部に電線接続部６４が設けら
れ、中間部に係合片６２，６２と弾性係合片６３，６３
とを備える。前記係合片６２，６２は、端子金具６０を
コネクタハウジング７０の端子収容室７１内に差し込ん
だときに、前記弾性係合片６３，６３と共に該端子金具
６０の横移動及び回動を阻止するものである。また、前
記弾性係合片６３，６３は、端子金具６０を端子収容室
７１内に挿入する際の挿入位置を規制し、誤挿入しよう
とした場合に、端子金具６０を端子収容室７１内に差し
込むことができないようにするものである。
【０００４】図７に示したコネクタハウジング７０は、
合成樹脂で一体成形され、端子金具６０が挿入される複
数の端子収容室７１と、端子収容室７１の上壁に端子金
具６０の挿入方向に沿って成形した支持溝７２と、端子
金具６０を係止して該端子金具６０の抜けを防止する端
子係止ランス７３とを備える。
合成樹脂で一体成形され、端子金具６０が挿入される複
数の端子収容室７１と、端子収容室７１の上壁に端子金
具６０の挿入方向に沿って成形した支持溝７２と、端子
金具６０を係止して該端子金具６０の抜けを防止する端
子係止ランス７３とを備える。
【０００５】前記支持溝７２は、弾性係合片６３，６３
を受け入れて、該弾性係合片６３，６３を端子金具６０
の差込み方向に案内する溝である。この支持溝７２を備
えることで、端子金具６０の誤挿入が防止される。即
ち、端子金具６０を誤った向きに差し込むと、弾性係合
片６３，６３が端子収容室７１の底壁に当接して差込み
の障害になるからである。
を受け入れて、該弾性係合片６３，６３を端子金具６０
の差込み方向に案内する溝である。この支持溝７２を備
えることで、端子金具６０の誤挿入が防止される。即
ち、端子金具６０を誤った向きに差し込むと、弾性係合
片６３，６３が端子収容室７１の底壁に当接して差込み
の障害になるからである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワイヤハー
ネスを製造する場合、予め端子金具６０に電線を取り付
け、これら端子金具付き電線を複数本まとめてストック
しておき、組付けのときに必要な端子金具付き電線を適
宜数取り出してコネクタハウジング７０に組付ける。し
かしながら、従来の端子金具６０は、係合片６２，６２
や弾性係合片６３，６３が突出しているので、端子金具
付き電線を複数本まとめてストックしておくと、係合片
６２，６２や弾性係合片６３，６３で端子金具付き電線
同士が絡まったり、電線被覆を傷つけるという問題があ
る。
ネスを製造する場合、予め端子金具６０に電線を取り付
け、これら端子金具付き電線を複数本まとめてストック
しておき、組付けのときに必要な端子金具付き電線を適
宜数取り出してコネクタハウジング７０に組付ける。し
かしながら、従来の端子金具６０は、係合片６２，６２
や弾性係合片６３，６３が突出しているので、端子金具
付き電線を複数本まとめてストックしておくと、係合片
６２，６２や弾性係合片６３，６３で端子金具付き電線
同士が絡まったり、電線被覆を傷つけるという問題があ
る。
【０００７】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、コネクタハウジングの端子収容室内に端
子を挿入する際の誤挿入を防止すると共に、端子金具付
き電線同士の絡まりや、電線被覆などの傷つきを防止す
ることができるコネクタを提供することである。
ることに係り、コネクタハウジングの端子収容室内に端
子を挿入する際の誤挿入を防止すると共に、端子金具付
き電線同士の絡まりや、電線被覆などの傷つきを防止す
ることができるコネクタを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、端
子の電気接触部がコネクタハウジングの端子収容室の形
状に対応した筒状部を有すると共に、該筒状部には端子
挿入方向に沿ったスリットが形成されており、このスリ
ット内にスライド自在に嵌入する係合突起が前記端子収
容室の内壁に突設されていることを特徴とするコネクタ
により達成される。
子の電気接触部がコネクタハウジングの端子収容室の形
状に対応した筒状部を有すると共に、該筒状部には端子
挿入方向に沿ったスリットが形成されており、このスリ
ット内にスライド自在に嵌入する係合突起が前記端子収
容室の内壁に突設されていることを特徴とするコネクタ
により達成される。
【０００９】上記構成によれば、端子の挿入方向が正規
の場合、筒状部のスリットにコネクタハウジングの係合
突起が入り込むので、端子を端子収納室内に差し込むこ
とができる。一方、端子の挿入方向が誤りの場合、前記
係合突起が筒状部の先端に当接して端子の差し込みを阻
止する。従って、端子に係合突起を設けることなく、端
子の誤挿入を阻止することができる。
の場合、筒状部のスリットにコネクタハウジングの係合
突起が入り込むので、端子を端子収納室内に差し込むこ
とができる。一方、端子の挿入方向が誤りの場合、前記
係合突起が筒状部の先端に当接して端子の差し込みを阻
止する。従って、端子に係合突起を設けることなく、端
子の誤挿入を阻止することができる。
【００１０】尚、好ましくは、前記係合突起が突設され
た内壁と反対側の内壁に、端子の誤挿入時に前記筒状部
の先端が当接する突当部を設ける。更に好ましくは、前
記筒状部が、前記スリットと反対側にハウジング係止ラ
ンス備えており、端子挿入時の前記筒状部を前記突当部
と非係合な方向に付勢する。
た内壁と反対側の内壁に、端子の誤挿入時に前記筒状部
の先端が当接する突当部を設ける。更に好ましくは、前
記筒状部が、前記スリットと反対側にハウジング係止ラ
ンス備えており、端子挿入時の前記筒状部を前記突当部
と非係合な方向に付勢する。
【００１１】上記構成によれば、前記係合突起が突設さ
れた内壁と反対側の内壁に突当部を設けたので、端子の
向きを誤って差し込んだ時に筒状部の先端が突当部に当
接し、誤った向きの端子の差し込みを確実に阻止するこ
とができる。更に、スリットと反対側にハウジング係止
ランスを設けることにより、端子の向きを誤って差し込
んだ時、該ハウジング係止ランスが筒状部の先端を突当
部と当接する方向へ付勢するので、確実に筒状部の先端
を突当部に当接させることができる。
れた内壁と反対側の内壁に突当部を設けたので、端子の
向きを誤って差し込んだ時に筒状部の先端が突当部に当
接し、誤った向きの端子の差し込みを確実に阻止するこ
とができる。更に、スリットと反対側にハウジング係止
ランスを設けることにより、端子の向きを誤って差し込
んだ時、該ハウジング係止ランスが筒状部の先端を突当
部と当接する方向へ付勢するので、確実に筒状部の先端
を突当部に当接させることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明に係
るコネクタの一実施形態を詳細に説明する。図１は、本
発明に係るコネクタの分解斜視図である。コネクタ１
は、雌型端子２と、雌型端子２を差し込むコネクタハウ
ジング２０とからなる。雌型端子２は、図示しない雄型
端子と電気的に接続される電気接触部４と、電気接触部
４の後方に形成されて電線１１の芯線１１ａを圧着固定
する電線圧着部１０，１０及び電線１１の被覆部１１ｂ
を把持する電線把持部１２，１２から成る電線接続部１
３とを備える。
るコネクタの一実施形態を詳細に説明する。図１は、本
発明に係るコネクタの分解斜視図である。コネクタ１
は、雌型端子２と、雌型端子２を差し込むコネクタハウ
ジング２０とからなる。雌型端子２は、図示しない雄型
端子と電気的に接続される電気接触部４と、電気接触部
４の後方に形成されて電線１１の芯線１１ａを圧着固定
する電線圧着部１０，１０及び電線１１の被覆部１１ｂ
を把持する電線把持部１２，１２から成る電線接続部１
３とを備える。
【００１３】前記電気接触部４は、断面矩形の筒状部５
と、該筒状部５の上面に形成されたスリット６と、筒状
部５内に折曲げ形成された折曲片７と、筒状部５の下面
から下方に突出したハウジング係止ランス８（図２参
照）とからなる。前記電線圧着部１０，１０は、内側に
加締めることにより電線１１の芯線１１ａを圧着固定す
るものである（図３参照）。また、電線把持部１２，１
２は、内側に加締めることにより電線１１の被覆部１１
ｂを把持するものである（図３参照）。
と、該筒状部５の上面に形成されたスリット６と、筒状
部５内に折曲げ形成された折曲片７と、筒状部５の下面
から下方に突出したハウジング係止ランス８（図２参
照）とからなる。前記電線圧着部１０，１０は、内側に
加締めることにより電線１１の芯線１１ａを圧着固定す
るものである（図３参照）。また、電線把持部１２，１
２は、内側に加締めることにより電線１１の被覆部１１
ｂを把持するものである（図３参照）。
【００１４】前記コネクタハウジング２０は、合成樹脂
で一体成形し、雌型端子２を収納する複数の端子収容室
２１（１個のみ図示する）と、該端子収容室２１の上壁
に突設されて雌型端子２のスリット６内にスライド自在
に嵌入する係合突起２２と、端子収容室２１の底壁に成
形されて電気接触部４のハウジング係止ランス８が移動
自在に嵌入する溝２３と、該溝２３の略中央に形成され
てハウジング係止ランス８が係止される係止部２４と、
溝２３の両側に形成された突当部２５，２５とからな
る。
で一体成形し、雌型端子２を収納する複数の端子収容室
２１（１個のみ図示する）と、該端子収容室２１の上壁
に突設されて雌型端子２のスリット６内にスライド自在
に嵌入する係合突起２２と、端子収容室２１の底壁に成
形されて電気接触部４のハウジング係止ランス８が移動
自在に嵌入する溝２３と、該溝２３の略中央に形成され
てハウジング係止ランス８が係止される係止部２４と、
溝２３の両側に形成された突当部２５，２５とからな
る。
【００１５】前記端子収容室２１は、横断面形状が雌型
端子２の筒状部５の断面形状に対応している。また、突
当部２５，２５は、雌型端子２の挿入位置を誤って差し
込んだ時、筒状部５の先端が当接して差込み不能とする
ものである。尚、前記係合突起２２の幅Ｗ３とスリット
６の幅Ｗ４との関係は、Ｗ３＜Ｗ４である。これは、係
合突起２２をスリット６内に嵌入可能とするためであ
る。
端子２の筒状部５の断面形状に対応している。また、突
当部２５，２５は、雌型端子２の挿入位置を誤って差し
込んだ時、筒状部５の先端が当接して差込み不能とする
ものである。尚、前記係合突起２２の幅Ｗ３とスリット
６の幅Ｗ４との関係は、Ｗ３＜Ｗ４である。これは、係
合突起２２をスリット６内に嵌入可能とするためであ
る。
【００１６】図２は図１に示した雌型端子２の縦断面図
である。折曲片７は、半径Ｒを有する円弧状に折り曲げ
たものである。この折曲片７と筒状部５の上面との間隔
はＨ３であり、この間隔に図示しない雄型端子が差し込
まれる。折曲片７の折曲部の半径Ｒと、図１に示した突
当部２５，２５の高さＨ１との関係は、Ｒ＞Ｈ１が好ま
しい。また、図１に示した溝２３の幅Ｗ１と折曲片７の
幅Ｗ２との関係は、Ｗ１＜Ｗ２が好ましい。これは、折
曲片７の折曲部の曲面で突当部２５，２５を乗り越え易
くするためである。
である。折曲片７は、半径Ｒを有する円弧状に折り曲げ
たものである。この折曲片７と筒状部５の上面との間隔
はＨ３であり、この間隔に図示しない雄型端子が差し込
まれる。折曲片７の折曲部の半径Ｒと、図１に示した突
当部２５，２５の高さＨ１との関係は、Ｒ＞Ｈ１が好ま
しい。また、図１に示した溝２３の幅Ｗ１と折曲片７の
幅Ｗ２との関係は、Ｗ１＜Ｗ２が好ましい。これは、折
曲片７の折曲部の曲面で突当部２５，２５を乗り越え易
くするためである。
【００１７】更に、図１に示した係合突起２２の高さＨ
２と前記間隔Ｈ３との関係は、Ｈ２＜Ｈ３が好ましい。
これは、折曲片７を係合突起２２で下方に押し下げない
ようにするためである。即ち、折曲片７を常時下方に押
し下げると、折曲片７と筒状部５とに挾持される雄型端
子（図示しない）との電気的接触が不十分になる可能性
がある為である。
２と前記間隔Ｈ３との関係は、Ｈ２＜Ｈ３が好ましい。
これは、折曲片７を係合突起２２で下方に押し下げない
ようにするためである。即ち、折曲片７を常時下方に押
し下げると、折曲片７と筒状部５とに挾持される雄型端
子（図示しない）との電気的接触が不十分になる可能性
がある為である。
【００１８】上述の如く構成された本発明のコネクタ１
の作用を説明する。図３は、本発明に係るコネクタハウ
ジング２０に正規の向きに雌型端子２を差し込んだ状態
を示す縦断面図である。雌型端子２を端子収容室２１内
に差し込むと、端子収容室２１の上壁に成形された係合
突起２２が雌型端子２のスリット６（図１参照）内に嵌
入する。これにより、係合突起２２が雌型端子２の筒状
部５内に入り込むので、雌型端子２の筒状部５の先端部
が突当部２５，２５まで到達したとき、筒状部５は上方
に移動して突当部２５，２５を乗り越えることができ
る。この時、ハウジング係止ランス８が筒状部５を端子
収容室２１の底壁に対して上方に弾性付勢するので、筒
状部５はスムーズに突当部２５，２５を乗り越えること
ができる。そこで、雌型端子２を端子収容室２１内の所
定位置まで差し込むことができる。雌型端子２を端子収
容室２１内の所定位置まで差し込むと、ハウジング係止
ランス８が係止部２４に係止されて、雌型端子２は端子
収容室２１内から不用意に抜け出すことを防止される。
の作用を説明する。図３は、本発明に係るコネクタハウ
ジング２０に正規の向きに雌型端子２を差し込んだ状態
を示す縦断面図である。雌型端子２を端子収容室２１内
に差し込むと、端子収容室２１の上壁に成形された係合
突起２２が雌型端子２のスリット６（図１参照）内に嵌
入する。これにより、係合突起２２が雌型端子２の筒状
部５内に入り込むので、雌型端子２の筒状部５の先端部
が突当部２５，２５まで到達したとき、筒状部５は上方
に移動して突当部２５，２５を乗り越えることができ
る。この時、ハウジング係止ランス８が筒状部５を端子
収容室２１の底壁に対して上方に弾性付勢するので、筒
状部５はスムーズに突当部２５，２５を乗り越えること
ができる。そこで、雌型端子２を端子収容室２１内の所
定位置まで差し込むことができる。雌型端子２を端子収
容室２１内の所定位置まで差し込むと、ハウジング係止
ランス８が係止部２４に係止されて、雌型端子２は端子
収容室２１内から不用意に抜け出すことを防止される。
【００１９】図４は、本発明に係るコネクタハウジング
２０に誤った向きに雌型端子２を差し込んだ状態を示す
縦断面図である。例えば、雌型端子２を上下反対にした
状態で端子収容室２１内に差し込むと、雌型端子２のス
リット６（図１参照）が下側に位置するので、端子収容
室２１の上壁に突設された係合突起２２は雌型端子２の
筒状部５内に入り込むことができない。
２０に誤った向きに雌型端子２を差し込んだ状態を示す
縦断面図である。例えば、雌型端子２を上下反対にした
状態で端子収容室２１内に差し込むと、雌型端子２のス
リット６（図１参照）が下側に位置するので、端子収容
室２１の上壁に突設された係合突起２２は雌型端子２の
筒状部５内に入り込むことができない。
【００２０】そこで、雌型端子２の筒状部５の先端部が
突当部２５，２５まで到達したとき、筒状部５の先端部
は突当部２５，２５に突き当たって乗り越えることがで
きない。更に、筒状部５のスリット６と反対側にハウジ
ング係止ランス８を設けたことにより、雌型端子２の向
きを誤って差し込んだ時、該ハウジング係止ランス８が
筒状部５の先端を突当部２５，２５と当接する方向へ付
勢するので、確実に筒状部５の先端を突当部２５，２５
に当接させることができる。従って、雌型端子２は端子
収容室２１内に収納することができず、端子収容室２１
内に該雌型端子２を挿入する際の誤挿入を防止すること
ができる。
突当部２５，２５まで到達したとき、筒状部５の先端部
は突当部２５，２５に突き当たって乗り越えることがで
きない。更に、筒状部５のスリット６と反対側にハウジ
ング係止ランス８を設けたことにより、雌型端子２の向
きを誤って差し込んだ時、該ハウジング係止ランス８が
筒状部５の先端を突当部２５，２５と当接する方向へ付
勢するので、確実に筒状部５の先端を突当部２５，２５
に当接させることができる。従って、雌型端子２は端子
収容室２１内に収納することができず、端子収容室２１
内に該雌型端子２を挿入する際の誤挿入を防止すること
ができる。
【００２１】また、前記雌型端子２は、従来の端子金具
６０における係合片６２，６２や弾性係合片６３，６３
の如き突起を設けることなく、端子の誤挿入を防止する
ことができる。そこで、端子に設けられた突起により、
ワイヤハーネスを製造する際に端子金具付き電線同士が
絡まったり、電線被覆が傷つけられたりすることがな
い。
６０における係合片６２，６２や弾性係合片６３，６３
の如き突起を設けることなく、端子の誤挿入を防止する
ことができる。そこで、端子に設けられた突起により、
ワイヤハーネスを製造する際に端子金具付き電線同士が
絡まったり、電線被覆が傷つけられたりすることがな
い。
【００２２】尚、上記実施形態のコネクタ１では、雌型
端子２を使用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図５に示したような雄型
端子３１を使用することもできる。前記雄型端子３１
は、図示しない雌型端子と電気的に接続される電気接触
部３４と、電気接触部３４の後方に形成された電線接続
部１３とを備える。該雄型端子３１は、上記実施形態の
雌型端子２と比較して、電気接触部３４のみが相違して
いるだけでその他は雌型端子２と同一なので、同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。
端子２を使用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図５に示したような雄型
端子３１を使用することもできる。前記雄型端子３１
は、図示しない雌型端子と電気的に接続される電気接触
部３４と、電気接触部３４の後方に形成された電線接続
部１３とを備える。該雄型端子３１は、上記実施形態の
雌型端子２と比較して、電気接触部３４のみが相違して
いるだけでその他は雌型端子２と同一なので、同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。
【００２３】前記電気接触部３４は、板状のタブ端子部
３０と、該タブ端子部３０の後方に形成された断面矩型
の筒状部３５とからなり、図示しないコネクタハウジン
グの端子収納室内に収納される。そこで、前記雄型端子
３１を誤った挿入位置で挿入すると、雄型端子３１のス
リット３６が端子収納室内に突設された係合突起（図示
せず）に対応せず、該係合突起は筒状部３５内に入り込
むことができない。即ち、前記雄型端子３１は上記実施
形態の雌型端子２と同様に、端子収容室内に該雄型端子
３１をを挿入する際の誤挿入を防止することができる。
又、ワイヤハーネスを製造する際に端子金具付き電線同
士が絡まったり、電線被覆が傷つけられたりすることが
ない。尚、本発明における端子及び端子収容室の構成
や、係合突起の形状等は、上記実施形態のコネクタに限
定されるものではなく、種々の形態を採りうることは言
うまでもない。
３０と、該タブ端子部３０の後方に形成された断面矩型
の筒状部３５とからなり、図示しないコネクタハウジン
グの端子収納室内に収納される。そこで、前記雄型端子
３１を誤った挿入位置で挿入すると、雄型端子３１のス
リット３６が端子収納室内に突設された係合突起（図示
せず）に対応せず、該係合突起は筒状部３５内に入り込
むことができない。即ち、前記雄型端子３１は上記実施
形態の雌型端子２と同様に、端子収容室内に該雄型端子
３１をを挿入する際の誤挿入を防止することができる。
又、ワイヤハーネスを製造する際に端子金具付き電線同
士が絡まったり、電線被覆が傷つけられたりすることが
ない。尚、本発明における端子及び端子収容室の構成
や、係合突起の形状等は、上記実施形態のコネクタに限
定されるものではなく、種々の形態を採りうることは言
うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタに
よれば、端子の挿入向きが正規の場合、筒状部のスリッ
トにコネクタハウジングの係合突起が入り込むので、端
子をコネクタハウジングの端子収納室内に差し込むこと
ができる。一方、端子の挿入向きが誤りの場合、前記係
合突起が筒状部の先端に当接して端子の差し込みを阻止
する。
よれば、端子の挿入向きが正規の場合、筒状部のスリッ
トにコネクタハウジングの係合突起が入り込むので、端
子をコネクタハウジングの端子収納室内に差し込むこと
ができる。一方、端子の挿入向きが誤りの場合、前記係
合突起が筒状部の先端に当接して端子の差し込みを阻止
する。
【００２５】そこで、端子に突起を設けずスリットを形
成しただけで、該端子の誤った挿入向きの差込みを阻止
することができる。これにより、ワイヤハーネスを製造
する場合、予め端子に電線を取り付けた状態の端子金具
付き電線を複数本まとめてストックしても、端子金具付
き電線同士の絡まりを防止することができる。また、端
子に突起がないので、電線の被覆などを傷つけることも
防止できる。
成しただけで、該端子の誤った挿入向きの差込みを阻止
することができる。これにより、ワイヤハーネスを製造
する場合、予め端子に電線を取り付けた状態の端子金具
付き電線を複数本まとめてストックしても、端子金具付
き電線同士の絡まりを防止することができる。また、端
子に突起がないので、電線の被覆などを傷つけることも
防止できる。
【図１】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視
図である。
図である。
【図２】図１に示した雌型端子の縦断面図である。
【図３】本発明に係るコネクタハウジングに正規の向き
に雌型端子を差し込んだ状態を示す縦断面図である。
に雌型端子を差し込んだ状態を示す縦断面図である。
【図４】本発明に係るコネクタハウジングに誤った向き
に雌型端子を差し込んだ状態を示す縦断面図である。
に雌型端子を差し込んだ状態を示す縦断面図である。
【図５】本発明に係る端子の他の実施形態を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図６】従来の端子の斜視図である。
【図７】図６に示した端子をコネクタハウジング内に差
込んだ状態を示す縦断面図である。
込んだ状態を示す縦断面図である。
１ コネクタ ２ 雌型端子（端子） ４ 電気接触部 ５ 筒状部 ６ スリット ８ ハウジング係止ランス ２０ コネクタハウジング ２１ 端子収容室 ２２ 係合突起 ２５ 突当部
Claims (3)
- 【請求項１】 端子の電気接触部がコネクタハウジング
の端子収容室の形状に対応した筒状部を有すると共に、
該筒状部には端子挿入方向に沿ったスリットが形成され
ており、このスリット内にスライド自在に嵌入する係合
突起が前記端子収容室の内壁に突設されていることを特
徴とするコネクタ。 - 【請求項２】 前記係合突起が突設された内壁と反対側
の内壁に、端子の誤挿入時に前記筒状部の先端が当接す
る突当部を設けたことを特徴とする請求項１記載のコネ
クタ。 - 【請求項３】 前記筒状部が、前記スリットと反対側に
ハウジング係止ランス備えており、端子挿入時の前記筒
状部を前記突当部と非係合な方向に付勢することを特徴
とする請求項２記載のコネクタ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164676A JPH1012309A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | コネクタ |
| US08/882,676 US5993268A (en) | 1996-06-25 | 1997-06-25 | Electrical connector with terminal retaining means |
| DE19727048A DE19727048C2 (de) | 1996-06-25 | 1997-06-25 | Steckverbindung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164676A JPH1012309A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1012309A true JPH1012309A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15797732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8164676A Pending JPH1012309A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | コネクタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5993268A (ja) |
| JP (1) | JPH1012309A (ja) |
| DE (1) | DE19727048C2 (ja) |
Cited By (3)
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| JP2012228078A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Yazaki Corp | 電気接続箱の電線カバー構造 |
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| DE19824342B4 (de) * | 1997-06-04 | 2007-12-13 | Denso Corp., Kariya | Elektrische Gebläsevorrichtung und Anschlussverbindung |
| US6280250B1 (en) * | 1998-12-07 | 2001-08-28 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Electrical connector with terminal retaining means |
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| DE10214899B4 (de) * | 2002-04-04 | 2012-10-11 | Delphi Technologies, Inc. | Elektrischer Steckverbinder |
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| CN102823073A (zh) | 2010-02-01 | 2012-12-12 | 3M创新有限公司 | 电连接器和组件 |
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| EP2991172B1 (en) * | 2014-08-27 | 2021-01-13 | TE Connectivity Germany GmbH | Vehicular cable assembly |
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| KR102209061B1 (ko) | 2017-01-23 | 2021-01-28 | 몰렉스 엘엘씨 | 전기 단자 및 커넥터 조립체 |
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| USD882525S1 (en) * | 2018-01-30 | 2020-04-28 | Molex, Llc | Connector terminal |
| DE102019110695A1 (de) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Verbinder und verbinderanschluss zur verwendung in dem verbinder |
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-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164676A patent/JPH1012309A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-25 US US08/882,676 patent/US5993268A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-06-25 DE DE19727048A patent/DE19727048C2/de not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19727048A1 (de) | 1998-01-02 |
| DE19727048C2 (de) | 2002-03-14 |
| US5993268A (en) | 1999-11-30 |
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