JP2803981B2 - 電気接続用端子 - Google Patents

電気接続用端子

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JP2803981B2 JP5231857A JP23185793A JP2803981B2 JP 2803981 B2 JP2803981 B2 JP 2803981B2 JP 5231857 A JP5231857 A JP 5231857A JP 23185793 A JP23185793 A JP 23185793A JP 2803981 B2 JP2803981 B2 JP 2803981B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタハウジング内
に挿入され保持される、電線加締部を有した電気接続用
端子に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は端子を収容したコネクタハウジン
グの断面を示す。コネクタハウジング1の端子収容室3
内には、先端に係合爪5aを有し、端子通過側の面に案
内斜面5bを有したランス5が形成されている。一方、
端子10は、先端に相手コネクタ側端子との嵌合部12
を有し、電線14の先端に固着されている。電線14の
先端には導体14aが露出しており、この露出した導体
14aが、端子10の後部にある電線加締部16に加締
められている。また、露出した導体14aに隣接する電
線14の被覆部が電線保持部20により保持されてい
る。
【0003】端子10はコネクタハウジング1の後側
(図中右端側)から挿入されている。挿入された端子1
0は、嵌合部12のランス5の案内斜面5に当たるこ
とでランス5を弾性変形させ、嵌合部12の後端がラン
ス5を通過した段階でランス5の爪部5aが、嵌合部1
2と電線加締部16との間の凹状のランス係合部18に
嵌まることで、コネクタハウジング1内の所定位置に保
持されている。
【0004】また、実開昭55−7235号公報には、
電線加締部の前部に、加締め導体の先端面を外気から遮
蔽する領域を設けた例が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタハ
ウジング1内に挿入された端子10は、端子収容室3内
においてランス5により係止されるが、このとき加締め
た電線14の導体14aのセット状態によっては、図1
0に示すように、導体14aの先端がランス係合部18
側にまで跳ね上がってしまうことがある。
【0006】このような状態になると、端子10をコネ
クタハウジング1内に挿入して、ランス5で係止しよう
としても、図11に示すように、ランス5と導体14a
が干渉してしまい、係止が確実に行われなかったり、係
止が弱くなったりすることがある。
【0007】実開昭55−7235号公報の端子でも、
電線加締部の前部に導体の先端面を外気から遮蔽する領
域があるが、導体がその領域を越えてセットされて加締
められた場合は、ランスが跳ね上がって上記と同じ状態
となってしまい、確実に係止できなくなるという問題が
ある。。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、電線加締部
からの導体の跳ね上がりを防止し、ハウジング内のラン
スによって確実に保持することのできる電気接続用端子
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングの端子収容室内に挿入され、該端子収容室内に設
けられたランスが電線加締部に隣接したランス係合部に
係合することによりハウジングに固定される電気接続用
端子において、前記電線加締部とランス係合部との間
に、前記電線加締部から突出した電線の導体の前記ラン
ス係合部側への跳ね上がりを防止する前記ランスの案内
斜面に対応して傾斜した防止壁を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項2の発明は、前記ランス係合
部と電線加締部との間を、底壁と両側壁からなるU字状
断面に形成し、前記防止壁を、このU字状断面の側壁を
内方に折り曲げることで形成したものである。
【0011】請求項3の発明は、前記防止壁を、ランス
係合部の近傍の底壁に形成した舌片を立ち上げて屈曲さ
せることにより形成したものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、電線加締部から導体が突
出した場合でも、防止壁によって導体がランス係合部側
に跳ね上がらないように防止される。
【0013】請求項2の発明では、側壁を内方に折り曲
げることで防止壁が構成されているので、電線加締部な
どと同工程で防止壁を作ることができる。
【0014】請求項3の発明では、底壁に形成した舌片
を立ち上げて屈曲させることにより防止壁が構成されて
いるので、相手端子との嵌合部のバネ部等と同工程で防
止壁を作ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1、図2、図3は本発明の第1実施例の
端子30の電線加締め前の状態を示している。この第1
実施例の端子30は、先端にバネ部を内蔵した雌形の嵌
合部12、後部にU字状に開いた一対の加締片16a、
16aからなる電線加締部16、さらにその後部に同じ
くU字状に開いた一対の加締片20a,20aからなる
電線保持部20、及び嵌合部12と電線加締部16との
間のランス係合部18を有し、ランス係合部18と電線
加締部16との間に、電線加締部16から突出した電線
の導体がランス係合部18側へ跳ね上がらないようにす
るための防止壁32を有している。
【0017】この防止壁32は、電線加締部16とラン
ス係合部18との間のU字状通路の天井壁として設けら
れており、電線加締部16側から嵌合部12側へ向かう
ほど下り傾斜している。この傾斜は、ランス5の案内斜
面5b(図9あるいは図4参照)の傾斜に対応してい
る。
【0018】嵌合部12から後側は、底壁と両側壁から
なる断面U字状に形成されており、防止壁32は、その
一部の側壁32a、32aを上方に延ばして内方に曲げ
ることにより形成されている。
【0019】この端子30の電線加締部16に、図4に
示すように電線14の先端の露出導体14aを後側から
挿入して加締めると、導体14aの先端が、防止壁32
の内面に突き当たって、ランス係合部18側へ跳ね上が
らないように押さえられる。特に、防止壁32が下り傾
斜しているので、導体14aが確実に押さえられる。し
たがって、端子10をコネクタハウジングに挿入して、
ランス5で係止する場合に、導体14aとランス5の干
渉のおそれがなくなり、ランス5によって確実に端子3
0を保持することができる。
【0020】また、防止壁32がランス5の案内斜面5
bに対応して傾斜していることにより、狭いスペースで
ありながら、ランス係合部18の空間が完全に確保され
ている。したがって、ランス5と防止壁32の干渉のお
それも全くなく、ランスによる確実な係止が保証され
る。
【0021】図5、図6、図7は本発明の第2実施例の
端子40の電線加締め前の状態を示している。この第2
実施例の端子40は、防止壁42の構成以外、前記第1
実施例と同様である。そこで、防止壁42についてのみ
述べる。
【0022】この防止壁42は、ランス係合部18の近
傍の底壁に形成した舌片を、立ち上げて電線加締部16
側に斜めに屈曲させることにより形成されている。防止
壁42となる舌片は、底壁に電線加締部16側の連結部
を残してU字状ないしはコ字状の切り込み44を入れる
ことにより形成されたもので、電線加締部16側で底壁
とつながっている。そして、この舌片は、電線加締部1
6側にU字状に屈曲させられることで防止壁42となっ
ている。なお、この防止壁42の傾斜は、ランス5の案
内斜面5bに対応している。
【0023】この端子40の場合も前記第1実施例の場
合と同様に、図8に示すように電線14の先端の露出導
体14aを後側から挿入して加締めると、導体14aの
先端が、防止壁42の内面に突き当たって、ランス係合
部18側へ跳ね上がらないように押さえられる。したが
って、導体14aとランス5の干渉のおそれがなくな
り、ランス5によって確実に端子40を保持することが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、防止壁によって、ランス係合部側への導体の跳
ね上がりを防止することができる。したがって、ランス
と導体の干渉のおそれが解消され、確実にランスによっ
て端子を保持することができるようになる。特に、防止
壁がランスの案内斜面に対応して傾斜していることによ
り、狭いスペースでありながらランス係合部の空間が完
全に確保され、ランスと防止壁の干渉のおそれも全くな
く、ランスによる確実な係止を保証することができる。
【0025】また、請求項2の発明によれば、防止壁を
電線加締部等と同工程で作ることができるので、製作が
容易である。
【0026】また、請求項3の発明によれば、防止壁を
相手端子との嵌合部のバネ部等と同工程で作ることがで
きるので、製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施例の端子の電線加締め後の状
態をランスとの関係で示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施例の端子の電線加締め前の状
態を示す側面図である。
【図8】本発明の第2実施例の端子の電線加締め後の状
態をランスとの関係で示す側面図である。
【図9】従来の端子をハウジングに収容した状態を示す
側断面図である。
【図10】従来の端子の電線加締部から電線の導体が跳
ね上がった状態を示す側面図である。
【図11】従来の端子の問題点を示す側断面図である。
【符号の説明】
5 ランス 14 電線 14a 導体 16 電線加締部 18 ランス係合部 30 端子 32 防止壁 32a 側壁 40 端子 42 防止壁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの端子収容室内に挿入され、
    該端子収容室内に設けられたランスが電線加締部に隣接
    したランス係合部に係合することによりハウジングに固
    定される電気接続用端子において、 前記電線加締部とランス係合部との間に、前記電線加締
    部から突出した電線の導体の前記ランス係合部側への跳
    ね上がりを防止する前記ランスの案内斜面に対応して傾
    斜した防止壁を設けたことを特徴とする電気接続用端
    子。
  2. 【請求項2】 前記ランス係合部と電線加締部との間
    は、底壁と両側壁からなるU字状断面に形成され、前記
    防止壁は、このU字状断面の側壁を内方に折り曲げるこ
    とで形成されている請求項1記載の電気接続用端子。
  3. 【請求項3】 前記防止壁は、前記ランス係合部の近傍
    の底壁に形成した舌片を立ち上げて屈曲させることによ
    り形成されている請求項1記載の電気接続用端子。
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