JPH0616427B2 - モジュラ−インサ−トとその製造方法 - Google Patents

モジュラ−インサ−トとその製造方法

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JPH0616427B2
JPH0616427B2 JP62129101A JP12910187A JPH0616427B2 JP H0616427 B2 JPH0616427 B2 JP H0616427B2 JP 62129101 A JP62129101 A JP 62129101A JP 12910187 A JP12910187 A JP 12910187A JP H0616427 B2 JPH0616427 B2 JP H0616427B2
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義文 大井
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、モジュラージャックのケーシング内に配設さ
れるモジュラーインサートに関するものである。
[背景技術] 従来のこの種のモジュラーインサート1は、第10図に
示すように、各接触ばね11にそれぞれ電気的に接続さ
れたリード線90を有していたものであるから、第11
図に示すように、このモジュラーインサート1を用いて
モジュラージャックを構成する場合には、ケーシング3
内に装着されたモジュラーインサート1の各リード線9
0をそれぞれ端子91に接続し、リード線90と端子9
1とを半田等で接続するようになっていた。組立の際に
は各リード線90をそれぞれ所定の位置に配置する必要
があるから、自動化して組み立てるのが困難であり人手
に頼っていた。また、リード線90の配置を人手で行な
うものであるから、誤配線が生じやすく、組立に時間が
かるという問題があった。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、その
目的とするところは、自動組立が可能となるように形状
のモジュラーインサートとその製造方法を提供すること
にある。
[発明の開示] (実施例) まず、本発明の製造方法について説明する。第3図に示
すように、導電性の金属薄板の打ち抜き加工により接触
ばね11とリード片12とが一体となったフープ材21
が形成される。このフープ21において接触ばね11と
なる部分は互いに平行な直線状に形成されており、長手
方向の中央部で結束片22により互いに連結されてい
る。すなわち、接触ばね11が加工時の抜応力等で変形
することがないように、互いに連結しているのである。
また、接触ばね11の接端はフレーム23に連続してい
る。リード片12は先端縁に臨む圧接スリット14を有
し、側縁でフレーム23に連続しており、各接触ばね1
1と各リード片12とはそれぞれ橋絡片24により連結
されている。次にこのフープ材21の一部を、第1図お
よび第3図に示すように、合成樹脂で覆う。すなわち、
接触ばね11の基部からリード片12の基部に至る橋絡
片全体を合成樹脂で覆うとともに、接触ばね11の基部
の一部を合成樹脂で覆いブロック本体13が形成され
る。ここに、合成樹脂の成形は4個分が1度に行なわ
れ、その後に一旦巻き取られる。ブロック本体13は、
第4図に示すように、ベース13aおよび突台13bを有
し、巻き取られる段階では、突台13bは支持体25と
保持体26とに分離されている。つまり、橋絡片24を
覆うベース13aに一体に保持体26が形成されるとと
もに、ベース13aから離間して接触ばね11の基部に
支持体25が形成されるのである。支持体25は、接触
ばね11の基部において、支持体25とベース13aと
の間に接触ばね11の一部を露出させるとともに、支持
体25を挟んで反対側に結束片22を露出させるように
形成されている。また、保持体26は、フープ材21の
表面に平行な断面が略コ形となっており、両脚片の先端
縁の一部には互いに近付く向きの内鍔27が突設されて
いる。第1図に示すように、支持体25の側面にはこの
内鍔27に係合可能な係止爪28が突設されている。第
4図において、6本の接触ばね11を連結している結束
片22の一部を打ち抜いて接触ばね11が2本ずつ連結
された状態に分断した後、残った結束片22を打ち抜く
ようにして接触ばね11の分断を2度に分けているの
は、1度目の打ち抜きと2度目の打ち抜きとにおける抜
応力の作用向きを逆にすることにより、接触ばね11の
変形を防止するためである。接触ばね11の分断に後に
リード片12を略L形に折曲するとともに、接触ばね1
1をフレーム23から切り離し、接触ばね11を支持体
25の先端面に沿って折曲する。その後、第2図に示す
ように、接触ばね11の基部をベース13a を含む面に
対して保持体26を突設した側に折曲することにより支
持体25をベース13aに対して曲げ起こし、支持体2
5を保持体26内に収めるようにする。これにより、内
鍔27と係止爪28とが係合し、支持体25が保持体2
6に結合して突台13bが形成されるのである。さら
に、接触ばね11を完成品の形状に折曲し、次に各リー
ド片12間の部分でフレーム23を左右片側ずつ打ち抜
いて除去すれば、フレーム23に対して左右両側縁でそ
れぞれ2箇所ずつ連結された状態でモジュラーインサー
ト1が形成されるのである。その後は、フレーム23か
ら分離すればよい。以上のように、接触ばね11とリー
ド片12とを一体化したフープ材21を形成し、このフ
ープ材21に合成樹脂を同時成形してモジュラーインサ
ート1を形成しているから、モジュラーインサート1の
生産を自動化でき、生産性が向上するのである。
次に、このモジュラーインサート1を用いたテレホンモ
ジュラージャックを例示する。
第5図および第7図に示すように、テレホンモジュラー
ジャックは、ボディ30およびカバー40よりなるケー
シング3と、ケーシング内に収納されるモジュラーイン
サート1、中枠5、扉ブロック6、端子ブロック7とに
より構成されるものである。
ケーシング3は合成樹脂等の絶縁材料により形成されて
おり、埋込ボックスに取着される規格化された既製の取
付枠に取着できるように配線器具モジュールの1個モジ
ュールと同等の取付寸法に設定されている。ボデイ30
は上面開口し、開口部の左右両側縁にそれぞれ外鍔片3
1が延設され、各外鍔片31の先端部にそれぞれ上下に
貫通した係合孔32が形成されている。一方、カバー4
0の左右両端部にはボデイ30の外鍔片31に対向して
それぞれ外鍔片42が延設され、各外鍔片42と先端部
にはそれぞれ下端部にフック43を有した係合片44が
下方に延接されており、係合片44のフック43を係合
孔32に係合させることでボデイ30とカバー40とが
結合されるようになっている。係合片44にはフック4
3よりも下方に突出する仮係合突片45が突設されてお
り、ボデイ30上にカバー40を載置して係合孔32に
仮係合突片45を挿入することにより、生産ラインにお
いてカバー40を供給した後、カバー40をボデイ30
に対して押圧して結合させる(スナップイン)までの
間、カバー40のボデイ30に対する位置を安定させ、
カバー40のボデイ30に対する位置ずれや傾きを防止
するようになっている。この構成により、カバー40の
供給およびボデイ30への結合について自動化が行なえ
るのであり、生産性の向上につながるのである。
ボデイ30内は仕切リブ33により仕切られることによ
り、端子ブロック7が1個ずつ収納できる大きさの端子
収納室35が6個形成されている。ボデイ30の下面に
は凹溝37が形成されており、凹溝37の底面中央部に
は、左右にそれぞれ突出する引掛部38を下端部に有し
た電線保持リブ39が突設される。
カバー40には上面の中央部にプラグ挿入口41が開口
する。カバー40の左右の外鍔片42の先端縁には各一
対の結合爪46が突設され、また、外鍔片42の基部に
は両結合爪46間に対応する部位で結合穴47が形成さ
れている。カバー40の下面には、カバー40の下面よ
りも突出する左右一対の押圧リブ48が突設されてい
る。また、プラグ挿入口41の開口周縁の下面側には左
右一対のガイドリブ49が突設される。各ガイドリブ4
9の下端部には互いに近付く向きに突出して扉ブロック
6を保持する保持リブ49aが突設される。
モジュラーインサート1は、上述したように、複数本の
接触ばね11と、各接触ばね11にそれぞれ一体に連続
したリード片12とを弾性を有した板金の打ち抜きによ
り形成し、これを絶縁材料である合成樹脂のブロック本
体13にインサートして形成したものである。ブロック
本体13は、一対の脚片を有し上下方向に直交する面内
で略コ形に形成されたベース13aと、ベース13aの中
央片上面に突設された突台13bとを有している。接触
ばね11は突台13bの上面から突出して下方に折曲さ
れており、前後方向において撓むようになっている。ま
た、リード片12ベース13aの各脚片の外側面からそ
れぞれ突出し先端部が下方に折曲されて略L形となって
いる。各リード片12の下端部にはそれぞれ下端縁に臨
んで開口する圧接スリット14が形成されている。モジ
ュラーインサート1の突台13bに対応する部位には中
枠5が被嵌される。中枠5はプラグを案内する上下に貫
通したガイド孔51を有し、ガイド孔51内には各接触
ばね11を互いに接触させないように分離する櫛歯55
が形成されている。また、中枠5の下面にはブロック本
体の両脚片間に挿入される係合脚52が突設され、中枠
5の左右両側面には各一対の突起53が形成されてい
る。さらに、中枠5にはガイド孔51とは異なる位置で
モジュラーインサート1の突台13bの一部が挿入され
る嵌合溝54が形成されている。このように、モジュラ
ーインサート1と中枠5とが嵌合することにより、両者
の位置決めがなされる。
端子ブロック7は、導電性材料で下方に開口する略コ形
に形成された端子枠71と、端子枠71内に装着される
錠ばね72とから成るものであり、端子枠41の一方の
脚片にスリット73が形成され、他方の脚片の中央部に
切り起こしによって係止片74が形成されている。ま
た、端子枠71の中央片には圧接片75が延設されてお
り、錠ばね72は弾性を有した金属板を折曲して一対の
鎖錠片76a,76bを有する形状に形成されている。端
子枠71内に錠ばね72を装着した状態では、錠ばね7
2が端子枠71内に保持されてブロック化されるように
なっている。ここに、電話線は一般に線径が0.4〜
0.65mmであり、接続時において電話線が挿入可能と
なり、しかももっとも細い電話線に対する接触圧が確保
できるように鎖錠片76bと端子枠71との接触圧を設
定する必要がある。この条件を満たすために、錠ばね7
2における基片と鎖状片76bの先端との間の距離は、
端子枠71の両脚片間の距離に等しくなるように設定す
る。しかるに、端子枠71と錠ばね72とがブロック化
されていることにより、端子ブロック7のボデイ30へ
の組み込み時に錠ばね72が変形したりすることがな
く、上記条件を満たすように品質を安定させることがで
きるのである。また、端子ブロック7はボデイ30の各
端子収納室35内に必要に応じて納装されるのであり、
2心用であれば2個、4心用であれば4個、6心用であ
れば6個の端子ブロック7がそれぞれ装着される。
プラグ挿入口41に対応する部位にはプラグが挿入され
ていないときにプラグ挿入口41からケーシング3内に
ごみ等が入るので防止するために、扉ブロック6が装着
されている。扉ブロック6は上扉体61および下扉体6
2を組み合わせて形成されており、上扉体61はプラグ
挿入口41の半分を閉塞し、下扉体61はプラグ挿入口
41の残りの半分を閉塞するようになっている。下扉体
62には操作片63が突設されている。操作片63の突
出寸法はカバー40の前面から若干突出する程度に設定
されている。扉ブロック6は、中枠5の上面とカバー4
0のプラグ挿入口41の開口周縁下面との間に装着され
ている。すなわち、扉ブロック6はカバー40の裏面に
突設された一対のガイドリブ49間に装着され、保持リ
ブ49aに係止されて脱落が防止されている。保持リブ
49aは、ガイドリブ49の長手方向の一部に形成され
ており、扉ブロック6をカバー40に装着するにあたっ
ては、上扉体61と下扉体62とを重ね合わせた状態で
保持リブ49aが形成されていない部分から扉ブロック
6をカバー40に装着し、次に、扉ブロック6を保持リ
ブ49a側にスライドさせれば、扉ブロック6をカバー
40に保持されるのである。したがっれ、この状態でボ
デイ30に対してカバー40を上方から装着しても扉ブ
ロック6を脱落することがないのであり、組立作業が容
易になり、特に組立の自動化に適したものとなるのであ
る。以上のように構成しているから、プラグ挿入口41
にプラグを挿入するときには、プラグを操作片63に当
接させて操作片63を押して扉ブロック6を上方へ移動
させればよく、逆にプラグをプラグ挿入口41から抜け
ば、扉ブロック6は自重で下方に落下し、プラグ挿入口
41が自動的に閉塞されるのである。扉ブロック6は不
要であれば設けなくともよい。
ボデイ30の底面には、端子枠71と脚片と錠ばね72
の鎖錠片76a,76bの先端部との間に対応する位置で
各一対の電線挿入口77が設けてあり、電線挿入口77
に隣接して解除片78が設けられている。解除片78は
基部がボディ30の側壁に連続する略コ形に形成されて
おり、上下に可撓となっている。解除片78の先端部は
鎖錠片76bの先端部下面に当接しており、解除片78
をボデイ30の下面側から上方に押し上げると鎖錠片7
6bが撓むようになっている。また、解除片77にはボ
デイ30の下面に露出する部位にドライバの先端部等の
治具が挿入可能な溝79が形成されている。しかるに、
電話線を接続するときには電線挿入口77に電話線を挿
入すれば、鎖錠片76a,76bと端子枠71の脚片との
間に電話線が挟持され、また電話線を抜くときには、治
具を溝79に挿入して解除片78をボデイ30の内方に
押圧するか、爪先を溝79に挿入し指先で解除片78を
ボデイ30の内方へ押圧すれば、錠ばね72を端子枠7
1の脚片から離れる向きに撓ませることができ電話線を
容易に外せるのである。
接続された電話線を結束したケーブルは、凹溝37の側
壁と電話保持リブ39との間の空間を通すことにより、
引掛部38に保持されるようになっている。これにより
ケーブルの張力止めがなされるのであり、別部品を用い
ることなくケーブル8の張力止めが行なわれるのであ
る。
テレホンモジュラージャックの組立にあたっては、第8
図に示すように、ボデイ30とカバー40とを保持して
ライン83上を搬送するパレット80が用いられる。パ
レット80には、ボデイ30およびカバー40をそれぞ
れ装着する一対の保持穴81a,81bが形成され、保持
孔81a,81b内でボデイ30およびカバー40は開口
面を上方に向ける形で保持される。ライン83上では、
第9図に示すように、一対のパーツフィーダ82a,8
2bからそれぞれボデイ30とカバー40とをパレット
80に供給し()、次にバーツフィ−ダ82cからボ
デイ30に端子ブロック7を供給する()。このと
き、圧接片75がリード片12の圧接スリット14内に
圧入されるようにする。以上の構成により、従来のよう
なリード線を用いたモジュラーインサート1とは異な
り、内部配線の必要がなく組立の自動化が容易になるも
のである。カバー40にはパーツフィダー82dにより
扉ブロック6を装着する()。さらに、上述のように
して別のラインで形成されフープ材21の形で供給され
るモジュラーインサートをフープ材21から切断分離
し、ボデイ30内に装着するとともに、パーツフィーダ
82eから中枠5を供給して中枠5を取り付ける
()。その後、ボデイ30を反転してカバー40に押
し付けると係合片44のフック43が係合孔32に係合
して、ボデイ30とカバー40とが結合する()。こ
こに、ボデイ30をカバー40に載置した状態では、仮
係合突片45が係合片32内に挿入されるから、カバー
40のボデイ20に対する仮固定がなされるのである。
また、カバー40をボデイ20に対して押圧すると、ガ
イドリブ49の下端縁が中枠5の突起53に圧接して中
枠5の位置ずれ防止され、さらに、ボデイ30の下面に
形成された押圧リブ48が端子ブロック7の端子枠71
の上面に当接して端子ブロック7のがたつきが防止され
るのである。ボデイ30とカバー40とが結合されるの
である。最後に検査を行なうとともに刻印を付け、必要
に応じて印刷を行なう()。
[発明の効果] 特定発明は上述のように、略コ形に形成されたベース中
央片にベースを含む面の一面側で突台が突設され別に設
けたケーシング内に収納されるブロック本体を備え、突
台の先端面から複数本の接触ばねを突出させ、各接触ば
ねにブロック本体の内部に形成された電路を介してそれ
ぞれ電気的に接続された板金よりなる複数枚のリード片
をベースの各脚片の外側面から突出させているので、リ
ード片が板金により形成されていて線材に比較すると撓
みにくいのであって、モジュラーインサートの取付位置
を定めるとリード片が定位置に位置することになる。し
かも、各リード片の先端部には、ケーシングに取り付け
られ電話線を接続する端子ブロックの一部が圧接接続さ
れる圧接スリットがそれぞれ形成されているので、半田
などの固定媒体を用いることなく端子ブロックと容易に
接続することができる。その結果、ケーシングに端子ブ
ロックとともに本発明のモジュラーインサートを組み付
けることによってモジュラージャックを製造する際に、
リード線を引き回す必要がなく、しかも端子ブロックと
の位置を定めて端子ブロックの一部が圧接スリットに導
入されるように端子ブロックに押し付けるだけで端子ブ
ロックとの電気的接続がなされるのであって、電気的な
接続作業の自動化が可能となり、誤接続が防止されると
ともに短時間で接続することができ、生産性が向上する
という効果を奏するのである。さらに、略コ形のベース
の中央片に突台を立設してプラグに接続された接触ばね
を突台の先端面から突出させ、かつ他部材に接続される
リード片をベースの外側面に配列しているので、リード
片の配列間隔が接触ばねの配列間隔に制約されることが
なく、比較的狭い間隔で配列しなければならない接触ば
ねに対してリード片を比較的広い間隔で配列することが
でき、リード片への他部材の接続が容易になるという利
点がある。
併合発明では、特定発明のモジュラーインサートを製造
するにあたって、接触ばねとリード片と電路となる橋絡
片とを導電線の帯板材を打ち抜いて形成したフープ材に
橋絡片を覆うベースと接触ばねの一部を覆う支持体との
同時成形し、かつベースには支持体を結合することがで
きる保持体を突設し、ベースと支持体との間でベースを
含む面に対して接触ばねを保持体側に折曲することによ
って支持体を保持体に結合して突台を形成するので、突
台を支持体と保持体とに分割した状態でフープ材に同時
成形した後に接触ばねを折曲することによって一体化す
る方法の採用によって、突台の先端面から接触ばねが突
出しかつベースにリード片を有する特定発明の形状にモ
ジュラーインサートを、1枚の板金の打抜加工、合成樹
脂の同時成形、板金の曲げ加工という比較的容易な加工
作業のみで製造することができるという効果を奏するの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す工程図、
第5図ないし第7図はそれぞれ同上を用いたモジュラー
ジャックの分解斜視図、一部切欠平面図、一部切欠正面
図、第8図および第9図は同上を用いたモジュラージヤ
ックの組立工程を示す工程図、第10図は従来例を示す
斜視図、第11図は従来のモジュラーインサートを用い
たモジュラージャックの分解斜視図である。 1はモジュラーインサート、3はケーシング、11は接
触ばね、12はリード片、13はブロック本体、13a
はベース、13bは突台、14は圧接スリット、21は
フープ材、24は橋絡片、25は支持体、26は保持
体、41はプラグ挿入口である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 義文 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 金田 博史 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−37800(JP,A) 特開 昭61−173474(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略コ形に形成されたベースの中央片にベー
    スを含む面とは略直交する突台がベースの一面側に突設
    され別に設けたケーシング内に収納される合成樹脂より
    なるブロック本体と、突台の先端面にベースの中央片に
    沿う方向に列設され先端部をベースに近付けるように折
    曲されていてケーシングに開口するプラグ挿入口から挿
    入されるプラグに接触する複数本の接触ばねと、各接触
    ばねにブロック本体の内部に形成された電路を介してそ
    れぞれ電気的に接続されベースの各脚片の外側面から突
    出する複数枚のリード片であって、ケーシングに取り付
    けられ電話線を接続する端子ブロックの一部が圧接接続
    される圧接スリットがそれぞれの先端部に形成された該
    複数枚のリード片とを具備して成ることを特徴とするモ
    ジュラーインサート。
  2. 【請求項2】略コ形に形成されたベースの中央片にベー
    スを含む面とは略直交する突台がベースの一面側で突設
    されたブロック本体と、突台の先端面にベースの中央片
    に沿う方向に列設され先端部をベースに近付けるように
    折曲された複数本の接触ばねと、各接触ばねにブロック
    本体の内部に形成された電路を介してそれぞれ電気的に
    接続されベースの各脚片の外側面から突出していて先端
    部に圧接接続用の圧接スリットが形成された複数枚のリ
    ード片とを具備するモジュラーインサートの製造方法で
    あって、それぞれ直線状に形成され互いに離間して略平
    行に配設された複数の接触ばねと、接触ばねの束の各側
    縁に接触ばねの長手方向に沿って配列され各接触ばねの
    長手方向の一端にそれぞれ電路となる橋絡片を介して一
    体に連続した複数のリード片とを有する形状に導電性の
    帯板材を打ち抜いたフープ材を形成した後、各接触ばね
    の基部からリード片の基部までの橋絡片の全体を覆う合
    成樹脂のベースを形成するとともに、各接触ばねの基部
    をベースから離れて覆う合成樹脂の支持体を形成し、ベ
    ースにはベースを含む面とは略直交してベースの一面側
    に保持体を突設し、次に接触ばねの先端部をフープ材か
    ら分離した後、ベースと支持体との間の接触ばねの基部
    をベースを含む面に対して保持体を突設した側に折曲し
    て支持体を保持体に嵌合保持させて突台を形成し、接触
    ばねにおける支持体よりも先端側の部位を基部の折曲方
    向とは逆向きに折曲したことを特徴とするモジュラーイ
    ンサートの製造方法。
JP62129101A 1987-05-26 1987-05-26 モジュラ−インサ−トとその製造方法 Expired - Lifetime JPH0616427B2 (ja)

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