JP2502605B2 - モジュラ型コネクタのジャック本体の製造方法 - Google Patents

モジュラ型コネクタのジャック本体の製造方法

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JP2502605B2 JP15838287A JP15838287A JP2502605B2 JP 2502605 B2 JP2502605 B2 JP 2502605B2 JP 15838287 A JP15838287 A JP 15838287A JP 15838287 A JP15838287 A JP 15838287A JP 2502605 B2 JP2502605 B2 JP 2502605B2
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【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、電話線や信号線の接続に用いれるモジュラ
型コネクタのうち雌側となるモジュラジャック内に配設
されたモジュラ型コネクタのジャック本体の製造方法に
関するものである。
[背景技術] 一般にモジュラ型コネクタにおいて雌側となるモジュ
ラジャック内には、雄側となるモジュラプラグの接触子
に接触する接触ばねを備えたジャック本体が配設され
る。従来のジャック本体としては、第14図に示すように
各種形状があるが、いずれも、ハウジング10に形成され
た挿通孔に接触ばね11′を挿通するか、第14図(d)に
示すように、ハウジングを2つの部材10a,10bに分割
し、両部材10a,10bで接触ばね11′を固定する構造とな
っていた。このような構造の場合、ハウジング内に接触
ばねを挿入する作業が必要となるが、接触ばねとなるワ
イヤを挿通孔に挿通する作業は容易でないから組立作業
に時間がかかり、また、接触ばねを保持する保持力が不
十分でがたつきやすいという問題があった。
一方、この種のモジュラ型コネクタは、1個で複数回
線に利用することがあり、2ピンのほか4ピンや6ピン
構成の接触ばねを有するジャック本体を有した製品もあ
るが、多品種に対応するための合理的な製造方法が確立
されていなかった。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、そ
の目的とするところは、自動組立を可能とし、かつ多品
種に同一の生産ラインが利用できるようにしたモジュラ
型コネクタのジャック本体の製造方法を提供することに
ある。
[発明の開示] (実施例) 第1図ないし第4図が本発明の基本的な加工工程であ
り、まず、第1図に示す第1の工程では、導電性の金属
薄板を打ち抜く。この工程では、ロールに巻き取られて
いる帯状の金属板を一方向に送りつつ打ち抜き加工を行
なうのであり、加工後に再び巻き取って次の工程に運
ぶ。この工程においては、接触ばね11と端子片12とを連
結片13を介して一体に連続させた形状の部材を形成する
のであり、これらの部材は、周囲がフレーム21に一体に
連続した状態でフープ材20となっている。接触ばね11は
複数本設けられ、それぞれ直線状であって、金属板の面
内で互いに平行かつ離間して形成され、接触ばね11の長
手方向に直交する中継片22により長手方向の略中央部で
互いに一体に連結されている。この中継片22により、接
触ばね11が加工時の抜応力や後工程で変形することがな
いように補強されるのである。また、接触ばね11の先端
はフレーム21に連続している。接触ばね11の先端に近接
する部位でフレーム21には接触ばね11の長手方向に直交
する長孔23が形成されている。端子片12に先端縁に臨む
圧接スリット16を有し、側縁(第1図の上下縁)の一所
がフレーム21に一体に連続した形状となっている。各接
触ばね11と各端子片12とは互いに一対一に対応して橋絡
片13を介して一体に連結されており、接触ばね11と端子
片12との電気的接続が橋絡片13を介して行なわれてい
る。したがって、接触ばね11と端子片12とは、接触ばね
11の先端と端子片12の側縁とでフレーム21に保持されて
いることになる。この工程では、接触ばね11は初めに6
本形成され、その後必要に応じて、第1図中の左半部に
破線で示しているように、中継片22とフレーム23との間
の部分を切除するようになっている。すなわち、2芯や
4芯の構成の場合には、この部分をパンチにより切除す
ればよいのである。芯数に対する対応は、パンチのみを
取り替えればよいから、簡単に行なうことができる。こ
の構成により、後工程は芯数に関係なく同じ工程とする
ことができる。
第2図に示す第2の工程では、前工程で形成されたフ
ープ材20を一方向に送りながらメッキを行なう。この工
程では、まずニッケルによる全体のメッキを行ない、次
に接触ばね11の所要部分のみ金によるメッキを行なう。
金によるメッキ部分は、第2図に斜線部として示してい
る部分であって、中継片22付近から中継片22を跨いで接
触ばね11の先端部(第2図中上部)に至る部分に金メッ
キが施される。この部分は、後に接触ばね11の露出部分
となる。メッキに際しては、必要な治具や装置を6芯用
に合わせておけば、2芯や4芯の場合にも対応できるか
ら、品種とは無関係にまったく同じラインが使用でき
る。メッキ工程を経てフープ材20は再び巻き取られ、次
工程に運ばれる。
第3の工程は、第3図に示すように、上記フープ材20
に合成樹脂の同時成形を行なう工程である。この工程で
は、接触ばね11の基部から端子片12の基部に至る橋絡片
13の全体を合成樹脂で覆ってベース14を形成するととも
に、接触ばね11の基部の一部を合成樹脂で覆って支持体
15を形成する。すなわち、フープ材20と一体に合成樹脂
による2つの部材を形成するのである。ベース14は、第
6図に示すように、フープ材20と平行な面内で略コ形に
形成されており、中央片の一所にフープ材20に対して直
交する方向に突出する突台14aが形成されている。この
突台14aはフープ材20に平行な面での断面が、ベース14
と同様に略コ形に形成されており、開口両縁にはそれぞ
れ内向きに内鍔片14bが形成されている。内鍔片14bは突
台14aの突出方向の略全長に亘って形成されている。突
台14a内には、第6図(c)に示すように、突台14aの開
口縁から奥に向かって次第にフープ材20から離れるよう
に傾斜した傾斜面14cが左右一対形成されている。また
突台14aの先端部には、第6図(b)に示すように、先
端ほど突台14aの左右幅を狭めるように形成された傾斜
面14dが形成されており、この傾斜面14dは後述する中枠
5を装着するときに、中枠5の導入を容易にする案内面
として作用する。さらに、ベース14の両脚片には突台14
aの突出する面とは反対側の面に、切欠15eが形成されて
おり、後述するように、中枠5の固定に使用される。一
方、支持体15は、左右両側縁にフープ材20に沿って走る
ガイドリブ15aが突設されており、このガイドリブ15aの
突台14a側の一端部には突台14aと同じ向きに突出する支
点突起15bが突設されている。支持体15の突台14a側の一
面には、フープ材20から離れるにしたがって突台14aと
の距離を広げるように傾斜した傾斜面15cが形成されて
おり、また、支持体15の左右両側縁の一所には係合突起
15dが突設されている。この係合突起15dは後述するよう
に、内鍔片14bと係合可能になっている。傾斜面14c,15c
は、それぞれフープ材20に対して略45度傾斜するように
形成されており、後述するように互いに当接可能となる
位置に設けられている。支持体15は突台14aとは反対側
の面に接触ばね11を折曲するときにガイドとなる案内溝
15eが接触ばね11と平行に形成されている。以上のよう
に、ベース14や支持体15は、比較的簡単な形状であっ
て、しかもフープ材20上に同時成形されているから、成
形時に金型にスライドコアを用いる必要のない形状とな
っている。ベース14や支持体15は品種にかかわらず、ま
ったく同一形状であるから、同一のラインを用いること
ができる。また、ばり切り部も6芯用で対応しておけば
よいから、2芯や4芯用の金型が不要となっている。こ
うして同時成形された後に、再度巻き取られる。
第4の工程では、第4図に示すように、前工程ででき
た部材をフレーム21から切り出して、単品のジャック本
体1を形成する段階まで行なうが、かなり複雑であるの
で、第5図に用いてさらに詳しく説明する。第5図にお
ける〜の数字は各加工段階を示し、また必要箇所に
ついては、ラインの平面図の下方に側面図や正面図を付
加している。まず、第1の段階として、合成樹脂の成形
品に不良がないかどうかの検査をする。ここでは、ベー
ス14や支持体15に、ひけやかすれが生じていないかどう
かが検査され、不良であると判断されると、段階の二
点鎖線で示すように、接触ばね11と端子片12とを一体化
した部材をフレーム21から切除する。次に、段階にお
いて、まず6本の接触ばね11を連結している中継片22の
一部を打ち抜いて接触ばね11が2本ずつ連結された状態
に分断し、さらに、段階において、残った中継片22を
打ち抜いて接触ばね11をそれぞれ独立させる。また、
段階では二点鎖線で示すように、接触ばね11の先端部を
長孔23の部分でフレーム21から切り離す。ここで、接触
ばね11の分断を2度に分けているのは、1度目の打ち抜
きと2度目の打ち抜きとにおける抜応力の作用向きを逆
にすることにより、接触ばね11の変形を防止するためで
ある。また、2芯用の場合、段階は不要であるが、こ
の段階があっても差し支えないから、同一の製造ライン
で2芯、4芯、6芯のいずれにも対応できるものであ
る。次に段階として接触ばね11を支持体15の表面に沿
ってフレーム21と直交する方向に折曲する(段階の下
に示した側面図を参照)。ここにおいて、第6図(c)
に二点鎖線で示すように、すでに切断された接触ばね11
も折曲されるが、これらは、支持体15の表面に沿ってい
るから邪魔にならないものである。次に、段階でベー
ス14と支持体15の間の部分で橋絡片13を折曲し、第7図
に示すように、支持体15を約45度起こして予備曲げを行
なう。予備曲げに際しては、第6図(c)に示すよう
に、ベース14と支持体15との間の橋絡片13の露出部分に
曲げパンチ17を当接させ、支持体15に形成された傾斜面
15cが、曲げパンチに当接する位置まで支持体15を起こ
すのである。この状態からさらに、段階で支持体15を
突台14a側に押し、第8図に示すように、係合突起15dと
内鍔片14bとを係合させるようにする。このようにし
て、支持体15が突台14aに保持されるのである。ここ
で、支点突起15bが支持体15の回転支点となるから、支
持体15を突台14bに対して十分に押し付けることがで
き、支持体15をがたつきなく固定することができるので
ある。また、傾斜面14,15c同士が当接することにより、
橋絡片13を必要以上に曲げることが防止される。以上の
ようにして、支持体15を突台14bに結合した後、段階
において、接触ばね11を案内溝15eに沿って折曲すると
ともに、端子片12をフープ材20に対して直交する方向で
突台14bとは反対側に折曲する。その後、段階におい
て、左右の一側(フープ材20の搬送方向において前側)
において、二点鎖線で示すように、フレーム21の一部を
除去して左右一対の端子片12のみがフレーム21に接続さ
れた状態とし、さらに、端子片12をフレーム21から切断
して、ジャック本体1を取り出すのである。残ったフレ
ーム21は、スクラップとして段階において、二点鎖線
のように切断される。
以上のようにして、第8図に示すような形状のジャッ
ク本体1の製造を自動化することができるのであり、従
来のように、接触ばねをハウジング内に挿入するという
ような作業が不要となるから、組立作業が容易になるの
である。また、板金を打ち抜いて、これに合成樹脂の同
時成形を施すことによって形成しているから、互いにば
らばらの接触ばねに合成樹脂を同時成形する場合のよう
に、接触ばねを所定の位置に揃えて保持しておく手間も
なく、打ち抜きや同時成形のみの比較的容易な加工工程
のみで、かつ1回の加工時間が短縮されるから、生産性
が著しく向上するのである。
次に、このジャック本体1を用いたテレホンモジュラ
ージャックを例示する。
第9図ないし第11図に示すように、テレホンモジュラ
ージャックは、ボデイ30およびカバー40側よりなるケー
シング3と、ケーシング内に収納されるジャック本体
1、中枠5、扉ブロック6、端子ブロック7とにより構
成されている。
ケーシング3は合成樹脂等の絶縁材料により形成され
ており、埋込ボックスに取着される規格化された既製の
取付枠に取着できるように配線器具モジュールの1個の
モジュールと同等の取付寸法に設定されている。ボデイ
30は上面開口し、開口部の左右両側縁にそれぞれ外鍔片
31が延設され、各外鍔片31の先端部にそれぞれ上下に貫
通した係合孔32が形成されている。一方、カバー40の左
右両端部にはボデイ30の外鍔片31に対向してそれぞれ外
鍔片42が延設され、各外鍔片42の先端部にはそれぞれ下
端部にフック43を有した係合片44が下方に延設されてお
り、係合片44のフック43を係合孔32に係合させることで
ボデイ30とカバー40とが結合されるようになっている。
係合片44にはフック43よりも下方に突出する仮係合突片
45が突設されており、ボデイ30上にカバー40を載置して
係合孔32に仮係合突片45を挿入することにより、生産ラ
インにおいてカバー40を供給した後、カバー40をボデイ
30に対して押圧して結合させる(スナップライン)まで
の間、カバー40のボデイ30に対する位置を安定させ、カ
バー40のボデイ30に対する位置ずれや傾きを防止するよ
うになっている。この構成により、カバー40の供給およ
びボデイ30への結合について自動化が行なえるのであ
り、生産性の向上につながるのである。
ボデイ30内は仕切リブ33により仕切られることによ
り、端子ブロック7が1個ずつ収納できる大きさの端子
収納室35が6個形成されている。仕切リブ33の上面には
各端子収納室35に対応する位置に凹所33a形成される。
ボデイ30の下面には凹溝37が形成されており、凹溝37の
底面中央部には、左右にそれぞれ突出する引掛部38を下
端部に有した電線保持リブ39が突設される。
カバー40には上面の中央部にプラグ挿入口41が開口す
る。カバー40の左右の外鍔片42の先端縁には各一対の結
合爪46が突設され、また、外鍔片42の基部には両結合爪
46間に対応する部位で結合穴47が形成されている。カバ
ー40の下面には、カバー40の下面よりも突出する左右一
対の押圧リブ48が突設されている。また、プラグ挿入口
41の開口周縁の下面側には左右一対のガイドリブ49が突
設される。各ガイドリブ49の下端部には互いに近付く向
きに突出し扉ブロック6を保持する保持リブ49aが突設
される。
ジャック本体1は、第8図に示すように、複数本の接
触ばね11と、各接触ばね11にそれぞれ一体に連続した端
子片12とを備えている。接触ばね11は突台14aの上面か
ら突出して下方に折曲されており、前後方向において撓
むようになっている。また、端子片12はベース14の各脚
片の外側面からそれぞれ突出して先端部が下方に折曲さ
れて略L形となっている。各端子片12の下端部にはそれ
ぞれ下端縁に臨んで開口する圧接スリット16が形成され
ている。また、端子片12の両側縁には、ボデイ30の仕切
リブ33に形成された凹所33aに圧入するときに、凹所33a
の周壁から圧接スリット16の幅を狭める向きの押圧力が
作用するように、突起18が形成されている。ジャック本
体1の突台14aに対応する部位には中枠5が被嵌され
る。中枠5はプラグを案内する上下に貫通したガイド孔
51を有し、ガイド孔51内には各接触ばね11を互いに接触
させないように分離する櫛歯55が形成されている。ま
た、中枠5の下面にはジャック本体1の両脚片間に挿入
される係合脚52が突設され、中枠5の左右両側面には各
一対の突起53が形成されている。さらに、係合脚52の側
面には係合突起54が突設されており、ジャック本体1の
ベース14に形成された切欠14eに嵌合することにより、
ジャック本体1と中枠5との位置固定が確実になされる
ようにしている。さらに、中枠5にはガイド孔51とは異
なる位置でジャック本体1の突台14aの一部が挿入され
る嵌合溝54が形成されている。嵌合溝54内には突台14a
とともに支持体15に設けられたガイドリブ15aが嵌合す
るのであり、突台14aと支持体15との結合状態が中枠5
によっても維持されるようになっている。ジャック本体
1への中枠5の装着時には、突台14aに形成された傾斜
面14dがガイドとして作用し、装着作業が容易にできる
ようになっている。したがって、自動組立が容易になる
のである。
端子ブロック7は、導電性材料で下方に開口する略コ
形に形成された端子枠71と、端子枠71内に装着される錠
ばね72とから成るものであり、端子枠41の一方の脚片に
スリット73が形成され、他方の脚片の中央部に切り起こ
しによって係止片74が形成されている。また、端子枠71
の中央片には圧接片75が延設されており、錠ばね72は弾
性を有した金属板を折曲して鎖錠片76a,76b,77a,77bを
有する形状に形成されている。端子枠71内に錠ばね72を
装着した状態では、錠ばね72が係止片74に係合して端子
枠71内に保持されブロック化されるようになっている。
ここに、電話線は一般に線径が0.4〜0.65mmであり、接
続時において電話線が挿入可能となり、しかももっとも
細い電話線に対する接触圧が確保できるように鎖錠片76
b,77bと端子枠71との接触圧を設定する必要がある。こ
の条件を満たすために、錠ばね72における基片と鎖錠片
76b,77bの先端との間に距離は、端子枠71の両脚片間の
距離に等しくなるように設定する。端子枠71と錠ばね72
とはブロック化されているから、端子ブロック7のボデ
イ30への組み込み時に錠ばね72が変形したりすることが
なく、上記条件を満たすように品質を安定させることが
できるのである。また、端子ブロック7はボデイ30の各
端子収納室35内に必要に応じて納装されるのであり、2
芯用であれば2個、4芯用であれば4個、6芯用であれ
ば6個の端子ブロック7がそれぞれ装着される。
プラグ挿入口41に対応する部位にはプラグが挿入され
ていないときにプラグ挿入口41からケーシング3内にご
み等が入るのを防止するために扉ブロック6が装着され
ている。扉ブロック6は上扉体61および下扉体62を組み
合わせて形成されており、上扉体61はプラグ挿入口41の
半分を閉塞し、下扉体62はプラグ挿入口41の残りの半分
を閉塞するようになっている。下扉体62には操作片63が
突設されている。操作片63の突出寸法はカバー40の前面
から若干突出する程度に設定されている。扉ブロック6
は、中枠5の上面とカバー40のプラグ挿入口41の開口周
縁下面との間に装着されている。すなわち、扉ブロック
6はカバー40の裏面に突設された一対のガイドリブ49間
に装着され、保持リブ49aに係止されて脱落が防止され
ている。保持リブ49aは、ガイドリブ49の長手方向の一
部に形成されており、扉ブロック6をカバー40に装着す
るにあたっては、上扉体61と下扉体62とを重ね合わせた
状態で保持リブ49aが形成されていない部分から扉ブロ
ック6をカバー40に装着し、次に、扉ブロック6を保持
リブ49a側にスライドさせれば、扉ブロック6がカバー4
0に保持されるのである。したがって、この状態でボデ
イ30に対してカバー40を上方から装着しても扉ブロック
6が脱落することがないのであり、組立作業が容易にな
り、特に組立の自動化に適したものとなるのである。以
上のように構成しているから、プラグ挿入口41にプラグ
を挿入するときには、プラグを操作片63に当接させて操
作片63を押して扉ブロック6を上方へ移動させればよ
く、逆にプラグをプラグ挿入口41から抜けば、扉ブロッ
ク6は自重で下方に落下し、プラグ挿入口41が自動的に
閉塞されるのである。扉ブロック6は不要であれば設け
なくともよい。
ボデイ30の底面には、端子枠71の脚片と錠ばね72の鎖
錠片76a,76bの先端部との間に対応する位置で各一対の
電線挿入口77が設けてあり、電線挿入口77に隣接して解
除片78が設けられている。解除片78は基部がボデイ30の
側壁に連続する略コ形に形成されており、上下に可撓と
なっている。解除片78の先端部は鎖錠片76bの先端部下
面に当接しており、解除片78をボデイ30の下面側から上
方に押し上げると鎖錠片76bが撓むようになっている。
また、解除片77にはボデイ30の下面に露出する部位にド
ライバの先端部等の治具が挿入可能な溝79が形成されて
いる。しかるに、電話線を接続するときには電線挿入口
77に電話線を挿入すれば、鎖錠片76a,76bと端子枠71の
脚片との間に電話線が挟持され、また電話線を抜くとき
には、治具を溝79に挿入して解除片78をボデイ30の内方
に押圧すれば、錠ばね72を端子枠71の脚片から離れる向
きに撓ませることができ電話線を容易に外せるのであ
る。
接続された電話線を結束したケーブル、凹溝37の周壁
と電線保持リブ39との間の空間を通すことにより、引掛
部38に保持されるようになっている。これによりケーブ
ルの張力止めがなされるのであり、別部品を用いること
なくケーブル8の張力止めが行なわれるのである。第11
図に従来のモジュラジャックの大きさを二点鎖線で示し
ており、これに比較して本発明の構成ではかなり小型化
されているものである。
上述の実施例では、ジャック本体1の端子片12を圧接
端子としていたが、第12図に示すように、その他の形状
としてもよいものである。第12図(a)(b)はジャッ
ク本体1をプリント基板に直付けする場合の形状であ
り、第12図(c)は半田付け用、第12図(d)はプリン
ト基板上に自立させる形状、第12図(e)は端子ねじが
螺合できる形状、第12図(f)はアンプ端子用である。
また、上述の実施例では、フープ材20に対して直交す
る方向に突台14aを突設していたが、第13図に示すよう
に、突台14aをフープ材20と平行な方向に形成するよう
にしてもよい。この場合、中枠5はもちろん横方向から
装着するのである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、複数本の接触ばねが中継片を
介して互いに結合されるとともに、各接触ばねがそれぞ
れ橋絡片を介して複数の端子片に接続された形状の部材
が、その部材を囲むフレームにに接触ばねの先端と端子
片の一部とを結合した形状のフープ材を導電性の板金を
打ち抜いて形成する工程と、接触ばねの所要箇所にメッ
キを施す工程と、端子片を露出させて橋絡片を略全体に
亘って覆う合成樹脂のベース、およびベースから離間し
て橋絡片の一部をベースとの間に露出させる合成樹脂の
支持体とを同時成形する工程と、上記中継片を除去して
各接触ばねを互いに分離する工程と、接触ばねの先端を
フレームから切り離す工程と、ベースと支持体との間の
橋絡片の露出部分を折曲してベースと支持体とを結合さ
せる工程と、接触ばねと端子片とを所定形状に折曲した
後に端子片をフレームから切り離す工程とを具備したも
のであり、板金を打ち抜いて接触ばねと端子片とを一体
に形成し、これに合成樹脂の同時成形をすることによ
り、ジャック本体を形成しているから、従来に比較して
簡単にジャック本体を形成できるという利点を有する。
また、接触ばねにハウジングとなるベースや支持体を同
時成形しているから、接触ばねの保持が確実になり、品
質が向上するとともに、同時成形をしているから、部品
点数が削減され、組立が容易になるのである。さらに、
ジャック本体を形成するにあたり、ベースと支持体とを
別体に形成しておき、その後に両者を結合するようにし
ているから、同時成形における形状が比較的簡単な形状
となり、金型形状を簡略化できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す工程図、
第5図は第4図のさらに具体的な工程図、第6図(a)
〜(c)はそれぞれ第3図の工程の後の状態を示す平面
図、一部切欠正面図、同図(a)中X−X線断面図、第
7図は第5図段階における断面図、第8図(a)〜
(d)はそれぞれ同上のジャック本体を示す平面図、正
面図、同図(a)中Y−Y線断面図、側面図、第9図な
いし第11図は同上を用いたモジュラージャックの分解斜
視図、一部切欠平面図、一部切欠正面図、第12図(a)
〜(f)はそれぞれ同上のジャック本体に用いる端子片
の各種形状を示す要部斜視図、第13図は同上の他の形状
のジャック本体と中枠とを示す斜視図、第14図(a)〜
(d)はそれぞれ従来例を示す断面図である。 1はジャック本体、11は接触ばね、12は端子片、13は橋
絡片、14はベース、15は支持体、20はフープ材、21はフ
レーム、22は中継片である。
フロントページの続き (72)発明者 大井 義文 門真市大字門真1048番地 松下電工株式 会社内 (72)発明者 金田 博史 門真市大字門真1048番地 松下電工株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭60−240081(JP,A) 特開 昭57−50776(JP,A) 実開 昭62−25476(JP,U) 実開 昭62−191177(JP,U) 特公 昭51−4270(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の接触ばねが中継片を介して互いに
    結合されるとともに、各接触ばねがそれぞれ橋絡片を介
    して複数の端子片に接続された形状の部材が、その部材
    を囲むフレームに接触ばねの先端と端子片の一部とを結
    合した形状のフープ材を導電性の板金を打ち抜いて形成
    する工程と、接触ばねの所要箇所にメッキを施す工程
    と、端子片を露出させて橋絡片を略全体に亘って覆う合
    成樹脂のベース、およびベースから離間して橋絡片の一
    部をベースとの間に露出させる合成樹脂の支持体とを同
    時成形する工程と、上記中継片を除去して各接触ばねを
    互いに分離する工程と、接触ばねの先端をフレームから
    切り離す工程と、ベースと支持体との間の橋絡片の露出
    部分を折曲してベースと支持体とを結合させる工程と、
    接触ばねと端子片とを所定形状に折曲した後に端子片を
    フレームから切り離す工程とを具備したことを特徴とす
    るモジュラ型コネクタのジャック本体の製造方法。
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