JPH0537429Y2 - - Google Patents

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JPH0537429Y2
JPH0537429Y2 JP1987056950U JP5695087U JPH0537429Y2 JP H0537429 Y2 JPH0537429 Y2 JP H0537429Y2 JP 1987056950 U JP1987056950 U JP 1987056950U JP 5695087 U JP5695087 U JP 5695087U JP H0537429 Y2 JPH0537429 Y2 JP H0537429Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、プラグに電気的に接触する接触ばね
を有したインサートブロツクがケーシング内に配
設されたテレホンモジユラージヤツクに関するも
のである。
[背景技術] 従来よりこの種のテレホンモジユラージヤツク
としては、第10図に示すように、埋込ボツクス
に取着される規格化された既製の取付枠に取着可
能な形状にケーシング1が形成されたものが提供
されている。ケーシング1の前面にはプラグ挿入
口21が形成され、プラグが挿入可能となつてい
る。また、第11図に示すように、このテレホン
モジユラージヤツクでは、ケーシング1内にイン
サートブロツク3が装着されており、インサート
ブロツク3より引き出されたリード線101が端
子板102に半田固定されるようになつている。
さらに、プラグ挿入口21には扉ブロツク106
が配設されている。インサートブロツク3は、第
12図に示すように、成型品のブロツク本体10
3内にインサートされた接触ばね104にリード
線101の一端に設けた圧着部105が圧着され
ている。
ところで、扉ブロツク106はケーシング1と
インサートブロツク3との間に挟持するようにな
つているが、扉ブロツク106がケーシング1と
インサートブロツク3とのいずれにも保持されて
いないから、組立時には扉ブロツク106の位置
決めが面倒であり、組立作業が面倒になるという
問題がある。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところは、扉ブロツクをケー
シングと中枠との間に保持して組立作業が容易に
行なえるようにしたテレホンモジユラージヤツク
を提供することにある。
[考案の開示] (構成) 本考案に係るテレホンモジユラージヤツクは、
前面が開口するボデイと、ボデイの前面側に結合
されプラグが挿入されるプラグ挿入口が前面に開
口したカバーと、ベースの前面に突設された突台
を備えプラグ挿入口を通して挿入されるプラグの
各接触子にそれぞれ接触する複数の接触ばねが突
台より突出するインサートブロツクと、インサー
トブロツクの突台が挿入されるとともにプラグ挿
入口に対応する部位にプラグが挿入されるガイド
孔を備え隣合う接触ばねの先端部間に介在して接
触ばねを互いに分離する櫛歯がガイド孔の内周面
に形成された中枠と、プラグ挿入口の開口面に沿
つてスライド自在に配設されプラグ挿入口を開閉
する扉ブロツクとを具備し、中枠の両側面に突設
した突起の前面に当接して中枠が前方に移動する
のを禁止するガイドリブがカバーの後面側に突設
され、カバーの内周面と中枠と両ガイドリブとに
囲まれる空間内に扉ブロツクが配設され、中枠の
両側面に上記突起よりも前方で突設された係止突
起に係合可能な保持リブが各ガイドリブの先端部
の内側面にそれぞれ突設され、保持リブの先端間
の距離は扉ブロツクの幅寸法よりも小さく設定さ
れて成るものである。
すなわち、先端部に保持リブを突設した一対の
ガイドリブの間に扉ブロツクを配設し、保持リブ
の先端間の距離を扉ブロツクの幅寸法よりも小さ
く設定しているので、扉ブロツクをガイドリブの
間に装着すれば、他の部材を用いることなく扉ブ
ロツクが保持リブの存在によつてカバーに仮保持
されることになる。しかも、中枠の両側面に形成
した係止突起に保持リブを係合させて中枠とカバ
ーとを連結するから、扉ブロツクがカバーに仮保
持されている状態で中枠をカバーに結合すること
によつて中枠もカバーに結合することができ、こ
のときカバーと中枠と一対のガイドリブとに囲ま
れた空間に扉ブロツクを保持して扉ブロツクの脱
落を完全に防止することができる。さらに、ガイ
ドリブの先端は中枠の両側面に突設した突起の前
面に当接して中枠がカバーに対して前方に移動す
るのを禁止するから、カバーの内周面と中枠との
間に扉ブロツクを滑らかに移動させる空間を確保
することができるのである。このように、中枠と
ガイドリブとを関係させることによつて、扉ブロ
ツクの脱落を防止した形でカバーに組み付ける作
業を容易にし、かつ扉ブロツクの開閉操作を滑ら
かに行えるようにしているのである。
(実施例) 以下の説明においては第1図に基づいて上下方
向の用語を用い、また上下方向に対して直交する
面内でケーシング1の長手方向を左右方向とし、
上下方向および左右方向に直交する方向を前後方
向と規定するが、これらの用語は便宜上用いるも
のであり、使用形態を限定するものではない。
第1図ないし第3図に示すように、テレホンモ
ジユラージヤツクは、ボデイ10およびカバー2
0よりなるケーシング1と、ケーシング内に収納
されるインサートブロツク3、端子ブロツク4、
中枠5、および扉ブロツク6とにより構成される
ものである。
ケーシング1は合成樹脂等の絶縁材料により形
成されており、埋込ボツクスに取着される規格化
された既製の取付枠に取着できるように配線器具
モジユールの1個モジユールと同等の取付寸法に
設定されている。ボデイ10は上面開口し、開口
部の左右両側縁にそれぞれ外鍔片11が延設さ
れ、各外鍔片11の先端部にそれぞれ上下に貫通
した係合孔12が形成されている。一方、カバー
20の左右両端部にはボデイ10の外鍔片11に
対向してそれぞれ外鍔片22が延設され、各外鍔
片22の先端部にはそれぞれ下端部にフツク23
を有した係合片24が下方に延設されており、係
合片24のフツク23を係合孔12に係合させる
ことでボデイ10とカバー20とが結合されるよ
うになつている。係合片24にはフツク23より
も下方に突出する仮係合突片25が突設されてお
り、第6図に示すように、ボデイ10上にカバー
20を載置して係合孔12に仮係合突片25を挿
入することにより、生産ラインにおいてカバー2
0を供給した後、カバー20をボデイ10に対し
て押圧して結合させる(スナツプイン)までの
間、カバー20のボデイ10に対する位置を安定
させ、カバー20のボデイ10に対する位置ずれ
や傾きを防止するようになつている。この構成に
より、カバー20の供給およびボデイ10への結
合について自動化が行なえるのであり、生産性の
向上につながるのである。
ボデイ10内は左右一対の仕切リブ13により
左右に3区画に仕切られており、左右両側の各区
画はさらに仕切リブ14によりそれぞれ3区画に
仕切られることにより、端子ブロツク3が1個ず
つ収納できる大きさの端子収納室15が6個形成
されている。仕切リブ13の上面には、第3図お
よび第5図に示すように、各端子収納室15に対
応する部位にそれぞれ溝部13aが形成され、溝
部13aに対応する部位には仕切リブ13の上縁
に臨んで開口する挿入スリツト13bが形成され
ている。また、両仕切リブ13間の区画内にはボ
デイ10の内底面から位置決めリブ16が突設さ
れている。位置決めリブ16は、左右方向におい
てはボデイ10の略中央、かつ前後方向において
は中央からずれた位置に形成されている。すなわ
ち、ボデイ10は位置決めリブ16がなければ前
後左右においてそれぞれほぼ線対称となつている
が、上記位置決めリブ16を形成したことにより
前後方向において非対称となるのであり、自動組
立において光学センサ等による向きの検出が容易
に行なえるようになるのである。ボデイ10の下
面には両仕切リブ13に対応する部位に前後方向
に走る凹溝17が形成されており、凹溝17の底
面中央部には、第3図および第4図に示すよう
に、左右にそれぞれ突出する引掛部18を下端部
に有した電線保持リブ19が突設される。
カバー20には上面の中央部にプラグ挿入口2
1が開口する。カバー20の左右の外鍔片22の
先端縁には各一対の結合爪26が突設され、ま
た、外鍔片22の基部には両結合爪26間に対応
する部位で結合穴27が形成されている。カバー
20の下面には、第3図に示すように、カバー2
0の下面よりも突出する左右一対の押圧リブ28
が突設されている。また、プラグ挿入口21の開
口周縁の下面側には左右一対のガイドリブ29が
突設される。各ガイドリブ29の下端部には互い
に近付く向きに突出して扉ブロツク6を保持する
保持リブ29aが突設される。
インサートブロツク3は、複数本の接触ばね3
1と、各接触ばね31にそれぞれ一体に連続した
リード片32とを弾性を有した板金の打ち抜きに
より形成し、これを絶縁材料である合成樹脂のブ
ロツク本体33にインサートして形成したもので
ある。ブロツク本体33は、上記仕切リブ13に
略平行な一対の脚片を有し上下方向に直交する面
内で略コ形に形成されたベース33aと、ベース
33aの中央片上面に突設された突台33bとを
有している。接触ばね31は突台33bの上面か
ら突出して下方に折曲されており、前後方向にお
いて撓むようになつている。また、リード片32
はベース33aの各脚片の外側面からそれぞれ突
出し先端部が下方に折曲されて略L形となつてい
る。各リード片32の下端部にはそれぞれ下端縁
に臨んで開口する圧接スリツト34が形成されて
いる。インサートブロツク3の突台33bに対応
する部位には中枠5が被嵌される。中枠5はプラ
グを案内する上下に貫通したガイド孔51を有
し、ガイド孔51内には各接触ばね31を互いに
接触させないように分離する櫛歯(図示せず)が
形成されている。また、中枠5の下面にはブロツ
ク本体の両脚片間に挿入される係合脚52が突設
され、中枠5の左右両側面には各一対の突起53
が形成されている。さらに、中枠5にはガイド孔
51とは異なる位置でインサートブロツク3の突
台33bの一部が挿入される嵌合溝54が形成さ
れている。このように、インサートブロツク3と
中枠5とが嵌合することにより、両者の位置決め
がなされるのである。また、係合脚52の外側面
には係合突起55が形成されており、インサート
ブロツク3におけるブロツク本体3の脚片の内側
面には係合突起55に係合可能な係合切欠36が
形成されている。したがつて、インサートブロツ
ク3に中枠5を装着すれば、係合突起55が係合
切欠36に係合してインサートブロツク3に対し
て中枠5が位置固定されるのであり、プラグの挿
入力等による位置ずれが防止されるのである。
端子ブロツク4は、導電性材料で下方に開口す
る略コ形に形成された端子枠41と、端子枠41
内に装着される錠ばね42とから成るものであ
り、端子枠41の一方の脚片にスリツト43が形
成され、他方の脚片の中央部に切り起こしによつ
て係止片44が形成されている。また、端子枠4
1の中央片にはスリツト43を設けた脚片のほう
に延設する圧接片45が設けられている。錠ばね
42は弾性を有した金属板を折曲して一対の鎖錠
片46a,46bを有する形状に形成されてお
り、各鎖錠片46a,46bはそれぞれスリツト
47a,47bにより分割されている。端子枠4
1内に錠ばね42を装着した状態ではスリツト4
7bの基端部が係止片44に係合し、錠ばね42
が端子枠41内に保持されてブロツク化されるよ
うになつている。ここに、電話線は一般に線径が
0.4〜0.65mmであり、接続時において電話線が挿
入可能となり、しかももつとも細い電話線に対す
る接触圧が確保できるように鎖錠片46bと端子
枠41との接触圧を設定する必要がある。この条
件を満たすために、錠ばね42における基片と鎖
錠片46bの先端との間の距離は、端子枠41の
両脚片間の距離に等しくなるように設定する。し
かるに、端子枠41と錠ばね42とがブロツク化
されていることにより、端子ブロツク4のボデイ
10への組み込み時に錠ばね42が変形したりす
ることがなく、上記条件を満たすように品質を安
定させることができるのである。また、端子ブロ
ツク4はボデイ10の各端子収納室15内に必要
に応じて納装されるのであり、2心用であれば2
個、4心用であれば4個、6心用であれば6個の
端子ブロツク4がそれぞれ装着される。
プラグ挿入口21に対応する部位にはプラグが
挿入されていないときにプラグ挿入口21からケ
ーシング1内にごみ等が入るのを防止するために
扉ブロツク6が装着されている。扉ブロツク6は
上扉体61および下扉体62を組み合わせて形成
されており、上扉体61はプラグ挿入口21の半
分を閉塞し、下扉体62はプラグ挿入口21の残
りの半分を閉塞するようになつている。下扉体6
2には操作片63が突設されている。操作片63
の突出寸法はカバー20の前面から若干突出する
程度に設定されている。扉ブロツク6は、中枠5
の上面とカバー20のプラグ挿入口21の開口周
縁下面との間に装着されている。すなわち、扉ブ
ロツク6はカバー20の裏面に突設された一対の
ガイドリブ29間に装着され、保持リブ29aに
係止されて脱落が防止されている。保持リブ29
aは、第8図に示すように、ガイドリブ29の長
手方向の一部に形成されており、扉ブロツク6を
カバー20に装着するにあたつては、上扉体61
と下扉体62とを重ね合わせた状態で保持リブ2
9aが形成されていない部分から扉ブロツク6を
カバー20に装着し、次に、扉ブロツク6を保持
リブ29a側にスライドさせれば、扉ブロツク6
がカバー20に仮保持されるのである。したがつ
て、この状態でボデイ10に対してカバー20を
上方から装着しても扉ブロツク6が脱落すること
がないのであり、組立作業が容易になり、特に組
立の自動化に適したものとなるのである。さら
に、中枠5の側面に突起53よりも上方位置で突
起53よりも突出量の小さい係止突起56を形成
し、かつ、第7図に示すように、カバー20の下
面に設けたガイドリブ29の突出量を扉ブロツク
6の厚みよりも大きくしているから、保持リブ2
9aが係止突起56に係合可能となつている。こ
の構成により、カバー20と中枠5との位置固定
が行なえるのであり、カバー20のプラグ挿入口
21と、中枠5のガイド孔51との位置関係が安
定するのである。したがつて、中枠5とインサー
トブロツク3との位置固定がなされることとあい
まつて、プラグ挿入部分の形状が製品ごとにばら
つかず、プラグの挿入力やプラグと接触ばね31
との接触抵抗等の安定した品質が保証されるので
ある。以上のように構成しているから、プラグ挿
入口21にプラグを挿入するときには、プラグを
操作片63に当接させて操作片63を押して扉ブ
ロツク6を上方へ移動させればよく、逆にプラグ
をプラグ挿入口21から抜けば、扉ブロツク6は
自重で下方に落下し、プラグ挿入口21が自動的
に閉塞されるのである。
ボデイ10の底面には、第4図に示すように、
端子枠41の脚片と錠ばね42の鎖錠片46a,
46bの先端部との間に対応する位置で各一対の
電線挿入口71が設けてあり、電線挿入口71に
隣接して解除片72が設けられている。解除片7
2は基部がボデイ10の側壁に連続する略コ形に
形成されており、上下に可撓となつている。解除
片72の先端部は鎖錠片46bの先端部下面に当
接しており、解除片72をボデイ10の下面側か
ら上方に押し上げると鎖錠片46bが撓むように
なつている。また、解除片72にはボデイ10の
下面に露出する部位にドライバの先端部等の治具
が挿入可能な溝73が形成されている。しかる
に、電話線を接続するときには電線挿入口71に
電話線を挿入すれば、鎖錠片46a,46bと端
子枠41の脚片との間に電話線が挟持され、また
電話線を抜くときには、治具を溝73に挿入して
解除片72をボデイ10の内方に押圧すれば、錠
ばね42を端子枠41の脚片から離れる向きに撓
ませることができ電話線を容易に外せるのであ
る。
上述のように構成されるテレホンモジユラージ
ヤツクを組み立てるにあたつては、ボデイ10内
に端子ブロツク4を納装した後に、中枠5が装着
されたインサートブロツク3をボデイ10に装着
する。端子ブロツク4は圧接片45が挿入スリツ
ト13b内に収められるようにして装着される。
また、インサートブロツク3は中枠5が被嵌され
た状態で、ブロツク本体33aの中央片が位置決
めリブ16の上端部とボデイ10の周壁との間に
挟装されて位置固定されるとともに、リード片3
2が溝部13a内に収められるようにして装着さ
れる。したがつて、インサートブロツク3をボデ
イ10側に押し付ければ、リード片32の圧接ス
リツト34内に端子枠41の圧接片45が圧入さ
れるのであり、リード片32と端子ブロツク4と
の電気的接続がなされるのである。ここに、位置
決めリブ16はインサートブロツク3の固定とと
もに、ボデイ10の方向判別を行なうために利用
されるのである。以上の構成により、従来のよう
にリード線を配線する必要がなく組立の自動化が
容易になるものである。その後、扉ブロツク6が
装着されたカバー20をボデイ10に被嵌し、ボ
デイ10に対してカバー20を押圧すれば、係合
片24のフツク23が係合孔12に係合して、ボ
デイ10とカバー20とが結合する。ここに、ボ
デイ10にカバー20を載置した状態では、上述
のように、仮係合突片25が係合孔12内に挿入
されるから、カバー20のボデイ10に対する仮
固定がなされるのである。また、カバー20をボ
デイ10に対して押圧すると、第3図に示すよう
に、ガイドリブ29の下端縁が中枠5の突起53
に圧接して中枠5の位置ずれが防止され、さら
に、ボデイ10の下面に形成された押圧リブ28
が端子ブロツク26の端子枠41の上面に当接し
て端子ブロツク6のがたつきが防止されるのであ
る。
上述したテレホンモジユラージヤツクは、埋込
ボツクスに取着される規格化された既製の取付枠
に取付可能となつている。すなわち、取付枠が合
成樹脂製であれば、結合爪26を取付枠に係合さ
せ、取付枠が金属製であれば、結合穴27を取付
枠に係合させるようにすればよい。ちなみに、本
実施例におけるケーシング1は、JIS等で規格化
されている大角形3個用の取付枠に最大3個取着
することができる埋込型の配線器具の1個分の単
位寸法と同寸法(1個モジユールの寸法)に形成
されている。したがつて、上記構成のテレホンモ
ジユラージヤツクAは、第9図に示すように、配
線器具用の埋込ボツクス81に取り付けることが
できる既製の取付枠82の開口部にカバー20の
前端部を後方から嵌め込み、カバー20の両側端
に設けた係合爪26を取付枠82の両側枠部に設
けた隙間より挿入して取付枠82に係合させて取
付枠82に取着するのである。ここに、ケーシン
グ1の幅寸法は規格化された配線器具の幅寸法に
一致するから、他の配線器具、たとえば別のテレ
ホンモジユラージヤツクAや商用電源用のコンセ
ントBとともに1個の取付枠82に連設すること
ができるのである。
なお、1個の取付枠82にテレホンモジユラー
ジヤツクAとコンセントBとを混在して設ける場
合には、絶縁用のセパレータ83を設けることが
必要である。また、取付枠82には配線器具用の
化粧プレート84が取着される。このように、ス
イツチボツクス81、取付枠82、化粧プレート
84に配線器具用のものを流用することができる
から、新たにこれらの部材を製造する必要がなく
製造コストの増加が抑制されるのである。
[考案の効果] 本考案は上述のように、先端部に保持リブを突
設した一対のガイドリブの間に扉ブロツクを配設
し、保持リブの先端間の距離を扉ブロツクの幅寸
法よりも小さく設定しているので、扉ブロツクを
ガイドリブの間に装着すれば、他の部材を用いる
ことなく扉ブロツクが保持リブの存在によつてカ
バーに仮保持されることになる。しかも、中枠の
両側面に形成した係止突起に保持リブを係合させ
て中枠とカバーとを連結するから、扉ブロツクが
カバーに仮保持されている状態で中枠をカバーに
結合することによつて中枠もカバーに結合するこ
とができ、このときカバーと中枠と一対のガイド
リブとに囲まれた空間に扉ブロツクを保持して扉
ブロツクの脱落を完全に防止することができると
いう利点を有する。さらに、ガイドリブの先端は
中枠の両側面に突設した突起の前面に当接して中
枠がカバーに対して前方に移動するのを禁止する
から、カバーの内周面と中枠との間に扉ブロツク
を滑らかに移動させる空間を確保することができ
るという利点を有する。このように、中枠とガイ
ドリブとを関係させることによつて、扉ブロツク
の脱落を防止した形でカバーに組み付ける作業を
容易にし、かつ扉ブロツクの開閉操作を滑らかに
行えるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1を示す分解斜視図、
第2図は同上の一部切欠平面図、第3図は同上の
一部切欠正面図、第4図は同上の下面図、第5図
は同上に使用するボデイの平面図、第6図は同上
の係合片と係合孔との係合部を示す断面図、第7
図は同上に使用するカバーの一部切欠正面図、第
8図は同上に使用するカバーの下面図、第9図は
本考案の実施例と取付枠との関係を示す斜視図、
第10図は従来例の外観を示す斜視図、第11図
は従来例を示す断面図、第12図は従来のインサ
ートブロツクを示す断面図である。 1はケーシング、3はインサートブロツク、5
は中枠、6は扉ブロツク、10はボデイ、20は
カバー、21はプラグ挿入口、29はガイドリ
ブ、29aは保持リブ、31は接触ばね、33b
は突台、51はガイド孔、53は突起、56は係
止突起である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面が開口するボデイと、ボデイの前面側に結
    合されプラグが挿入されるプラグ挿入口が前面に
    開口したカバーと、ベースの前面に突設された突
    台を備えプラグ挿入口を通して挿入されるプラグ
    の各接触子にそれぞれ接触する複数の接触ばねが
    突台より突出するインサートブロツクと、インサ
    ートブロツクの突台が挿入されるとともにプラグ
    挿入口に対応する部位にプラグが挿入されるガイ
    ド孔を備え隣合う接触ばねの先端部間に介在して
    接触ばねを互いに分離する櫛歯がガイド孔の内周
    面に形成された中枠と、プラグ挿入口の開口面に
    沿つてスライド自在に配設されプラグ挿入口を開
    閉する扉ブロツクとを具備し、中枠の両側面に突
    設した突起の前面に当接して中枠が前方に移動す
    るのを禁止するガイドリブがカバーの後面側に突
    設され、カバーの内周面と中枠と両ガイドリブと
    に囲まれる空間内に扉ブロツクが配設され、中枠
    の両側面に上記突起よりも前方で突設された係止
    突起に係合可能な保持リブが各ガイドリブの先端
    部の内側面にそれぞれ突設され、保持リブの先端
    間の距離は扉ブロツクの幅寸法よりも小さく設定
    されて成るテレホンモジユラージヤツク。
JP1987056950U 1987-04-15 1987-04-15 Expired - Lifetime JPH0537429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987056950U JPH0537429Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987056950U JPH0537429Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164178U JPS63164178U (ja) 1988-10-26
JPH0537429Y2 true JPH0537429Y2 (ja) 1993-09-21

Family

ID=30886218

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JPS56130089A (en) * 1980-02-28 1981-10-12 Amp Inc Plug receptacle electric connector and method of producing same

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JPS63164178U (ja) 1988-10-26

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