JPH054546U - プリント基板 - Google Patents
プリント基板Info
- Publication number
- JPH054546U JPH054546U JP7330491U JP7330491U JPH054546U JP H054546 U JPH054546 U JP H054546U JP 7330491 U JP7330491 U JP 7330491U JP 7330491 U JP7330491 U JP 7330491U JP H054546 U JPH054546 U JP H054546U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lands
- land
- circuit board
- printed circuit
- adjacent
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- Pending
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半田付けの際に生ずる隣接ランド間のブリッ
ジ現象を削減し得て品質の向上を図ることができるばか
りでなく、次工程での修正作業工数を低減し、しかも品
質の安定化を図ることができるプリント基板を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 部品を半田付けするための複数のランド2,
2…、及び3,3…が基板1の面部1aに印刷されてい
る。また、複数のランド2,2…、3,3…は、その直
近した隣接ランド同士が大小異なった半田有効面積を有
するように配列されている。
ジ現象を削減し得て品質の向上を図ることができるばか
りでなく、次工程での修正作業工数を低減し、しかも品
質の安定化を図ることができるプリント基板を提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 部品を半田付けするための複数のランド2,
2…、及び3,3…が基板1の面部1aに印刷されてい
る。また、複数のランド2,2…、3,3…は、その直
近した隣接ランド同士が大小異なった半田有効面積を有
するように配列されている。
Description
【0001】
本考案は、面部に部品を半田付けするための複数のランドがプリントされたプ リント基板に関するものである。
【0002】
従来、電子回路の部品を装着する基板には、その面部に複数のランドが印刷さ れ、電子部品の各接合端子を溶融した半田に浸漬させて各ランドに部品を半田付 けしている。
【0003】
一方、近年のプリント基板にあっては、電子機器の小型化等により高密度化さ れつつあり、この高密度実装化に伴って隣接したランドの間隔が微小化されてい る。
【0004】 このような状況のなかで、隣接したランドの間隔を十分に確保し且つ高密度化 するためランドの面積を小さくすることが考えられるが、この場合にあっては、 ランドと基板との接着強度を犠牲にするおそれが生じ、もって半田付け品質その ものにも悪影響を及ぼすため、ランド面積を小さくするには限界があった。
【0005】 また、このような高密度化されたランド間隔にあっては、半田付けの際に隣接 したランドに溶融された半田が流れ込む、所謂ブリッジ現象を起こし易く、次工 程での修正作業を余儀なくされていた。さらに、この修正作業により部品の製品 不良を起こすおそれもあった。
【0006】
本考案は、上記実状に鑑み、半田付けの際に生ずる隣接ランド間のブリッジ現 象を削減し得て品質の向上を計ることができるばかりでなく、次工程での修正作 業工数を低減し、しかも品質の安定化を図ることができるプリント基板を提供す ることを目的とするものである。
【0007】
本考案は、その目的を達成するため、面部に部品を半田付けするための複数の ランドが印刷されたプリント基板において、前記複数のランドは、その直近した 隣接ランド同士が大小異なった半田有効面積を有するように配列されていること を要旨とするものである。
【0008】
このような構成においては、取付部品の接続部を溶融した半田に浸漬させてラ ンドに部品を半田付けする。
【0009】 このとき、近接したランドに溶融した半田が流れ込んでも、一方のランドの面 積が他方のランドの面積よりも大きく設定されているため、大きい面積を有する ランド側の表面張力が強く、この表面張力により大きい面積を有するランド側に 溶融した半田が引き寄せられてブリッジの発生を防止する。
【0010】
次に、本考案のプリント基板の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 (第1実施例) 図1は本考案のプリント基板を示す要部の平面図、図2は本考案のランドと従 来のランドとの比較を示す平面図である。
【0012】 図1において、プリント基板Aは、基板1と、この基板1の面部1aに印刷さ れた複数のランド2,2…、及び3,3…とを備えている。また、この複数のラ ンド2,2…、及び3,3…の中心に位置した基板1には、基板1に取り付けら れる電子部品の接合部(共に図示せず)が挿入される端子挿入穴4,4…が形成 されている。
【0013】 ここで使用されているランド2,2…、及び3,3…は略真円形状を呈してい る。また、ランド2,2…の直径L1はランド3,3…の直径L2よりも大きく 設定されていて、直近した隣接ランド2,3同士が大小異なった半田有効面積を 有するように交互に配列されている。
【0014】 一方、図2(A)に示すように、ランド2,3の中心に形成された部品挿入穴 4,4の間隔L3は、図2(B)に示すように、従来のプリント基板5に印刷さ れたランド6,6の挿入穴7,7の間隔L5と同じに設定することができ、ラン ド2の直径L1を大きく設定しても、基板1の大きさやランド間隔の高密度化を 犠牲にすることはない。なお、本考案のランド3の直径L2は、従来のプリント 基板5に印刷されたランド6,6の直径L4と同径に設定されているので、ラン ド3の基板1への接着強度を損なうことはない。
【0015】 上記の構成において、プリント基板Aに電子部品を装着する場合は、電子部品 の接合部(例えば端子)を基板1の面部1aとは裏面側の面部から挿入し、この 状態から電気ゴテ(図示せず)の熱で溶融した半田(図示せず)を接続部に浸漬 させて、この接続部が挿入された部分に対応したランド2或いはランド3に接続 部を半田付けする。
【0016】 このとき、例えば、ランド2に半田を溶融させていた際に、近接したランド3 に溶融した半田が流れ込んだ場合、ランド2の面積L1がランド3の面積L2よ りも大きく設定されているため、大きい面積を有するランド2側の表面張力が強 く、この表面張力により大きい面積を有するランド2側に溶融した半田が引き寄 せられてブリッジの発生を防止する。
【0017】 また、例えば、ランド2に半田付け処理している際に、他の隣接したランド2 との距離は十分に確保されているので、溶融された半田が他の隣接したランド2 に流れ込むことはない。
【0018】 (第2実施例) 図3は本考案のプリント基板の第2実施例を示す要部の平面図である。
【0019】 図において、プリント基板Bは、基板11と、この基板11の面部11aに印 刷された複数のランド12,12…、及び13,13…とを備えている。また、 この複数のランド12,12…、及び13,13…の中心に位置した基板11に は、基板1に取り付けられる電子部品の接合部(共に図示せず)が挿入される端 子挿入穴14,14…が形成されている。
【0020】 ここで使用されているランド12,12…、及び13,13…は略真円形状を 呈している。また、ランド12,12…の直径L6はランド13,13…の直径 L7とほぼ同じに設定されている。一方、ランド13,13…の周縁部には環状 のシルク印刷処理15,15…が施されていて、このシルク印刷処理15により 、ランド13,13…に直径L8の半田有効面積が設定され、直近した隣接ラン ド12,13同士が大小異なった半田有効面積を有するように交互に配列するこ とができる。
【0021】 このような構成においても、例えば、ランド12に半田を溶融させた際に、近 接したランド13に溶融した半田が流れ込んでも、ランド12の方がランド13 よりも大きい半田有効面積を有し、シルク印刷処理15を施していることと相俟 って、上記第1実施例と同様にブリッジ現象を防止することができる。
【0022】
以上説明したように、本考案のプリント基板にあっては、複数のランドの直近 した隣接ランド同士が大小異なった半田有効面積を有するように配列されている ことにより、半田付けの際に生ずる隣接ランド間のブリッジ現象を削減し得て品 質の向上を図ることができるばかりでなく、次工程での修正作業工数を低減し、 しかも品質の安定化を図ることができる。
【図1】本考案のプリント基板を示す要部の平面図であ
る。
る。
【図2】従来と本考案とを比較するための要部を示し、
図2(A)は本考案のプリント基板に印刷されたランド
間隔を示す平面図、図2(B)は従来のプリント基板に
印刷されたランド間隔を示す平面図である。
図2(A)は本考案のプリント基板に印刷されたランド
間隔を示す平面図、図2(B)は従来のプリント基板に
印刷されたランド間隔を示す平面図である。
【図3】本考案の他の実施例のプリント基板を示す要部
の平面図である。
の平面図である。
1 プリント基板 2 ランド 3 ランド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白石 潔 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)考案者 佐久間 徹 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 面部に部品を半田付けするための複数の
ランドが印刷されたプリント基板において、 前記複数のランドは、その直近した隣接ランド同士が大
小異なった半田有効面積を有するように配列されている
ことを特徴とするプリント基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7330491U JPH054546U (ja) | 1991-04-22 | 1991-08-20 | プリント基板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3663391 | 1991-04-22 | ||
JP3-36633 | 1991-04-22 | ||
JP7330491U JPH054546U (ja) | 1991-04-22 | 1991-08-20 | プリント基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054546U true JPH054546U (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=26375716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7330491U Pending JPH054546U (ja) | 1991-04-22 | 1991-08-20 | プリント基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054546U (ja) |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP7330491U patent/JPH054546U/ja active Pending
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