JPH0545252A - 変速機の変速操作検査方法 - Google Patents

変速機の変速操作検査方法

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JPH0545252A
JPH0545252A JP3205035A JP20503591A JPH0545252A JP H0545252 A JPH0545252 A JP H0545252A JP 3205035 A JP3205035 A JP 3205035A JP 20503591 A JP20503591 A JP 20503591A JP H0545252 A JPH0545252 A JP H0545252A
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JP
Japan
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transmission
motor
motor means
inspection
shifting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3205035A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Oda
嘉彦 小田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH0545252A publication Critical patent/JPH0545252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速機の検査において、駆動側、負荷側の制
御の簡素化、サイクルタイムの短縮化を実現する。 【構成】 変速機の入力軸に第1のモータ手段による擬
似動力を与え、前記変速機の出力軸に第2のモータ手段
により擬似負荷を与えることにより、該変速機の変速操
作を可能にし、NレンジからRレンジへの変速操作の操
作具合を検査する方法であって、前記第2のモータ手段
を駆動して減速状態を再現して減速状態の検査を行なっ
た後に、この第2のモータ手段を更に所定時間連続駆動
した後に停止し、この第2のモータ手段の停止後に、N
レンジからRレンジに変速操作を行なったときの操作具
合を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機の入力軸に第1
のモータ手段による擬似動力を与え、前記変速機の出力
軸に第2のモータ手段により擬似負荷を与えることによ
り、該変速機の変速操作を可能にして、変速機の変速操
作の具合を検査する方法に関し、特に、NレンジからR
レンジへの変速操作の操作具合を検査する方法の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、変速機の作動検査の項目には、
そのギヤ比、ギヤノイズの多少、及び異音や打音の有無
がある。上記ギヤ比の検査は、例えば、特開平2−25
9433号のように、変速機の入力軸を第1のモータで
回転駆動しつつ、その入出力軸の回転数を検出して行な
われる。また、ギヤノイズの多少や異音等の有無の検出
では、変速機の出力軸に第2のモータを設け、変速機の
入力軸を第1のモータで回転駆動しつつ、この第2のモ
ータにより変速機の出力軸に走行時での車輪の回転抵抗
に相当する負荷を与え、この状態でその検査を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、このよ
うな擬似動力及び擬似負荷を用いた場合の検査では、短
いサイクルタイムで効率良く検査を行なうようにするた
めに、 N→1→2→3→4→5→4→3→2→1→N→R の順序で検査が行なわれる。このような検査で再現の難
しいのは、NからRに変速するときの変速フィーリング
である。実車におけるこのN→R変速フィーリングと
は、クラッチを入れた状態で変速機をニュートラルにし
て、エンジンを始動してアイドリングした後に、クラッ
チを切ってRに切り替えるときのフィーリングである。
そして、このフィーリングは、変速機内の歯車機構等
が、エンジン回転による惰性回転(アイドリング回転)
状態から車輪側の停止状態に同期するときに経験するも
のである。
【0004】一方、Rレンジでは、当然のことながら、
第1のモータが駆動状態にあり、第2のモータが負荷状
態でなければならない。
【0005】ところで、このN→R変速フィーリングを
上記シーケンスで再現して、検査対象の変速機の良否を
判定する際には、このシーケンスでは、N→Rの変速が
エンブレテストの次に行なわれる。このとき、エンブレ
テスト過程では、変速機の出力軸側の第2のモータが負
荷と作用するために駆動状態にあり、反対に第1のモー
タが負荷となっているために、1速でのエンブレテスト
の終了後に、それまで駆動されていた第2のモータを一
旦停止して、N位置にしてから第1のモータの駆動状態
を作ってやる必要がある。即ち、モータの駆動/停止動
作を厳密に行なわなくてはならず、そのためにサイクル
タイムが長くなってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は斯かる点に鑑み
てなされたものであり、その目的は効率的にN→Rの変
速時の変速具合の検査を行なうことができる変速機の変
速操作検査方法を提案することにある。
【0007】上記課題を達成するための本発明の変速機
の変速操作検査方法は、変速機の入力軸に第1のモータ
手段による擬似動力を与え、前記変速機の出力軸に第2
のモータ手段により擬似負荷を与えることにより、該変
速機の変速操作を可能にして変速操作の操作具合を検査
する方法であって、前記第2のモータ手段を駆動して減
速状態を再現して減速状態の検査を行なった後に、この
第2のモータ手段を更に所定時間連続駆動した後に停止
し、この第2のモータ手段の停止後に、NレンジからR
レンジに変速操作を行なったときの操作具合を検査する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】即ち、第2のモータ手段を駆動して減速状態を
再現して減速状態の検査を終了した後も、更に所定時間
連続駆動した後に停止することにより、実車の変速機内
で起こる惰性回転を、従来の第1のモータ手段により実
現するのではなく、それまで回転していた第2のモータ
手段を引き続き回転させることによって再現することに
より、駆動側、負荷側の制御の簡素化、サイクルタイム
の短縮化が果たせる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の検査方法を適用した変速操
作の検査装置を概略的に示す図である。
【0011】同図の検査装置は、検査対象の変速機は、
その主軸の入力側(I)にクラッチ(CL)を介して第
1のモータ(M1 )が接続され、その出力側に第2のモ
ータ(M2 )が接続されている。モータM1はエンジン
の代りを果たすものであり、またモータM2 は例えばエ
ンジンブレーキ状態を再生するための負荷トルクを発生
する動力源である。制御装置100は、変速機の各部に
設けられた回転センサ(不図示)によりモータM1 ,M
2 や入力軸、出力軸の回転速度をモニタし、あるいは、
シフトタイミング等の信号を擬似的に発生させる。
【0012】図2は、検査対象の図1の変速機に対し
て、 N→1→2→3→4→5→4→3→2→1→N→R の順で変速検査を行なう場合の、最後の1→N→Rの変
速検査の手順を示すタイミングチャートである。このタ
イミングチャートの、aはモータM1 の回転速度の変化
を、bは変速機の入力軸Iの回転数変化を、cはモータ
2 の回転速度の変化を、dはモータM1 を駆動する制
御信号の論理状態を、eはモータM2 を駆動する制御信
号の論理状態を、fはクラッチCLを駆動する制御信号
の論理状態を示す。これらの信号a〜fは検査装置が発
生しあるいはモニタしている信号である。
【0013】更に、図2のg〜iは実車でドライバが操
作するときのタイミングチヤートを示す。即ち、gはド
ライバによるクラッチ操作の手順を、hは変速操作を示
す。hに示すように、変速操作を、1速→N→Rとする
と、gに示すように、クラッチ操作はオフ→オン→オフ
→オン→オフ動作を行なう。そして、変速操作がN→R
となる過程ではgに示すようにクラッチはオンとなって
いるので、同図のiに示すように、その過程でシフト操
作力が発生する。この操作力が、変速機の入力軸におけ
る惰性回転を停止させる力となっている。そして、ドラ
イバが体感するフィーリングは、この操作力が惰性回転
を停止させる過程を感ずるものである。
【0014】図2のa〜fを参照して更に本実施例の検
査方法について説明する。
【0015】1速での減速検査が行なわれているとき
(図2で、区間i)は、クラッチは「入」であり、モー
タM2 が回転していて、これが変速機の出力軸にトルク
を擬似的に与えている。このときモータM1 はオフであ
り、このモータM1 が逆に負荷になっている。
【0016】減速試験が終了してRに変速するときの検
査を行なうためには、前述した如く、エンジンを始動し
てアイドリングした後、クラッチを切った状態、即ち、
変速機の入力軸Iの惰性回転状態を作らなくてはならな
いが、本実施例では、変速機の入力軸Iに惰性回転状態
を作るために、区間iiの最初にクラッチCLを切って区
間iii の最初でシフト位置を1速からNに変更した後も
モータM2 を引き続き回転させておき、このモータM2
の回転が入力軸Iの惰性回転を確保する。制御装置10
0は、Nにシフトしてから所定の時間(図2の期間iii
)更にモータM 2 を駆動して入力軸Iの惰性回転状態
を維持させる。制御装置100は、期間iii の後にモー
タM2 の回転を停止させる。但し、この時点では、クラ
ッチは切なので、モータM1 の回転は変速機には影響し
ないので、この時点でのモータM1の回転は不要であ
る。モータ2の駆動状態が停止されても、惰性で入力軸
Iは回り続ける。
【0017】更に制御装置100がR位置にシフトする
と、変速歯車機構のN→Rシンクロ部が効いてきて、入
力軸Iの回転速度は急減する(図2の期間iv)。そし
て、クラッチが入になると、モータM1 を再び回転駆動
することにより入力軸IはモータM1 の回転に同期して
回り、変速機の出力軸はモータM2 と同じく逆方向に回
り始める。
【0018】以上の検査方法によると、 :NからRにシフトするときに実車において実際に発
生する変速機内の惰性回転状態がモータ(M2 )により
擬似的に発生されて、より実際に近い変速状態を現出で
きるので、変速機の操作検査を正確に行なうことができ
る。 :惰性回転の現出を第1のモータM1 ではなく、それ
まで回転していた第2のモータM2 により行なっている
ので、モータの余分な停止/駆動動作が不要となるの
で、検査を制御する制御装置100の制御が容易になる
ばかりでなく、検査に要するサイクルタイムを短縮する
ことができる。
【0019】本発明はその趣旨を逸脱することなく種々
に変形が可能である。
【0020】例えば、上記実施例では、2WDの変速機
であったが、4WD用の変速機にも適用できる。また、
マニュアルの変速機だけではなく、自動変速機の検査に
も適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、変速機
の入力軸に第1のモータ手段による擬似動力を与え、前
記変速機の出力軸に第2のモータ手段により擬似負荷を
与えることにより、該変速機の変速操作を可能にして変
速操作の操作具合を検査する方法であって、前記第2の
モータ手段を駆動して減速状態を再現して減速状態の検
査を行なった後に、この第2のモータ手段を更に所定時
間連続駆動した後に停止し、この第2のモータ手段の停
止後に、NレンジからRレンジに変速操作を行なったと
きの操作具合を検査することを特徴とする。
【0022】即ち、第2のモータ手段を駆動して減速状
態を再現して減速状態の検査を終了した後も、更に所定
時間連続駆動した後に停止することにより、実車の変速
機内で起こる惰性回転を、従来の第1のモータ手段によ
り実現するのではなく、それまで回転していた第2のモ
ータ手段を引き続き回転させるによって再現することに
より、駆動側、負荷側の制御の簡素化、サイクルタイム
の短縮化が果たせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例の検査システムの全体
図。
【図2】図1の実施例で行なわれる検査のタイミングチ
ヤート。
【符号の説明】
100…制御装置、 M1 …エンジン側の第1のモータ、 M2 …負荷側の第2のモータ、 CL…クラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機の入力軸に第1のモータ手段によ
    る擬似動力を与え、前記変速機の出力軸に第2のモータ
    手段により擬似負荷を与えることにより、該変速機の変
    速操作を可能にして変速操作の操作具合を検査する方法
    であって、 前記第2のモータ手段を駆動して減速状態を再現して減
    速状態の検査を行なった後に、 この第2のモータ手段を更に所定時間連続駆動した後に
    停止し、 この第2のモータ手段の停止後に、NレンジからRレン
    ジに変速操作を行なったときの操作具合を検査すること
    を特徴とする変速機の変速操作検査方法。
JP3205035A 1991-08-15 1991-08-15 変速機の変速操作検査方法 Withdrawn JPH0545252A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151502A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Honda Motor Co Ltd 車両の検査装置及び検査方法
JP2010151500A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Honda Motor Co Ltd 車両の検査装置及び検査方法
US7771282B2 (en) 2004-01-30 2010-08-10 Ntn Corporation Fixed type constant velocity universal joint
JP2018025425A (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 いすゞ自動車株式会社 自動車変速機の異音の定量評価方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112