JPH0915100A - パワートレイン試験装置の異常検出装置 - Google Patents

パワートレイン試験装置の異常検出装置

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JPH0915100A
JPH0915100A JP7165657A JP16565795A JPH0915100A JP H0915100 A JPH0915100 A JP H0915100A JP 7165657 A JP7165657 A JP 7165657A JP 16565795 A JP16565795 A JP 16565795A JP H0915100 A JPH0915100 A JP H0915100A
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JP
Japan
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torque
limit value
lower limit
dynamometer
power train
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Pending
Application number
JP7165657A
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English (en)
Inventor
Masuo Sato
益男 佐藤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワートレインの異常検出のための回転数及
びトルクの上限値及び下限値の設定を自動的に行う。 【構成】 駆動用ダイナモメータ2,6の回転数の設定
値と検出値の差が所定値内になったことにより一定運転
に入ったことを検出し、予め設定した回転数及びトルク
の許容幅の割合と一定運転に入った際の回転数とトルク
から回転数及びトルクの許容幅を決定し、一定運転に入
った際の回転数及びトルクに上記許容幅を加減算して回
転数及びトルクの上限値及び下限値を設定し、その後回
転数及びトルクがこの上限値及び下限値の範囲外になっ
たとき警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パワートレイン試験
装置において、パワートレインの異常を検出する異常検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パワートレインとは、変速機やデファレ
ンシャルギヤなどエンジンの出力を車輪に伝達する機械
要素の総称である。図3は3軸式のパワートレイン試験
装置の構成を示し、1は変速機付デファレンシャルギ
ヤ、2はデファレンシャルギヤ1の入力側に連結された
駆動用ダイナモメータ、3,4はデファレンシャルギヤ
1の出力側に連結された吸収用ダイナモメータである。
又、図4は2軸式のパワートレイン試験装置の構成を示
し、5は自動変速機又は手動変速機、6は変速機5の入
力側に接続された駆動用ダイナモメータ、7は変速機5
の出力側に接続された吸収用ダイナモメータである。
【0003】上記構成において、駆動用ダイナモメータ
2,6は速度制御され、吸収用ダイナモメータ3,4,
7はトルク制御されている。駆動用ダイナモメータ2,
6を駆動すると、その回転はデファレンシャルギヤ1あ
るいは変速機5を介して吸収用ダイナモメータ3,4,
7に伝えられ、その動力が吸収される。
【0004】ところで、耐久試験などにおいてデファレ
ンシャルギヤ1あるいは変速機5が破損した状態で試験
を行うと破損が拡大するため、この破損を早期に発見す
る必要があり、パワートレインの異常検出装置が設けら
れている。例えば、デファレンシャルギヤ1や変速機5
が正常であれば、その入力軸と出力軸の回転数及びトル
クは一定の関係にある。即ち、入力軸と出力軸のギヤ比
が3:1であればトルクも3:1となり、回転数は1:
3となる。従って、運転中はこの関係が維持されている
ことを監視する目的でトルク及び回転数の上下限を設定
し、この値を運転中に超えた場合にはダイナモメータ2
〜4,6,7を停止させるようにしている。
【0005】図5は各ダイナモメータ2〜4,6,7毎
に設けられた従来の異常検出装置の構成を示し、12は
プログラマからなる設定部であり、回転数の上限値、下
限値、及びトルクの上限値、下限値を設定する。8はダ
イナモメータの検出された実際の回転数と設定上限値と
の偏差を求める差動増幅器、9は実際の回転数と設定下
限値との偏差を求める差動増幅器、10は検出されたト
ルクとその設定上限値との偏差を求める差動増幅器、1
1は検出トルクとその設定下限値との偏差を求める差動
増幅器、13〜16は差動増幅器8〜11の出力により
それぞれ作動するトランジスタである。
【0006】図5の構成において、検出回転数が設定上
限値を上回るとトランジスタ13が動作し、警報が出力
されてダイナモメータ2〜4,6,7が停止される。同
様に、検出回転数が設定下限値を下回った場合、検出ト
ルクが設定上限値を上回った場合、及び検出トルクが設
定下限値を下回った場合、それぞれトランジスタ14〜
16が動作し、警報が発せられてダイナモメータ2〜
4,6,7が停止され、デファレンシャルギヤ1及び変
速機5は保護される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
トレイン試験装置の異常検出装置においては、各ステッ
プ毎に設定値を入力していたが、制御項目でない場合に
は設定値の入力が困難であった。即ち、ダイナモメータ
2,6を速度制御し、ダイナモメータ3,4,7をトル
ク制御した場合、ダイナモメータ2〜4,6,7の回転
数及びダイナモメータ3,4,7のトルクはギヤ比で決
定されるため、その上限値及び下限値の設定は比較的容
易である。しかし、ダイナモメータ2,6のトルクの設
定はデファレンシャルギヤ1や変速機5のメカロス等を
考慮して行う必要があり、設定が困難で3〜4時間を要
した。しかも、ダイナモメータの1台につきトルクの上
限値と下限値、及び回転数の上限値と下限値の4個の設
定が必要であり、2台では8個、3台では12個の設定
が必要であり、設定ミスをすると故障を生じて運転が停
止されるので、やはり時間を要した。
【0008】又、手動運転の場合には、ポテンショメー
タにより設定を行っており、ダイナモメータ2〜4,
6,7の回転やトルクの運転設定毎に上、下限の設定が
必要であり、設定変更毎にやはり時間を要した。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、ダイナモメータのトルクや回
転数の上限値や下限値の設定において設定器が不要であ
り、設定に時間を要さないパワートレイン試験装置の異
常検出装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパワート
レイン試験装置の異常検出装置は、駆動用ダイナモメー
タの回転数の設定値と検出値の差が所定値内に入ったこ
とにより一定運転に入ったことを検出する手段と、ダイ
ナモメータの回転数及びトルクの許容幅の割合を設定す
る手段と、この許容幅の割合と一定運転に入った際の回
転数及びトルクとから回転数及びトルクの許容幅を決定
する手段と、一定運転に入った際のダイナモメータの回
転数及びトルクに上記許容幅を加減算して回転数及びト
ルクの上限値及び下限値を設定する手段と、回転数及び
トルクを上記上限値及び下限値と比較し、この範囲外に
なった際に警報を出力する手段を設けたものである。
【0011】
【作用】この発明においては、駆動用ダイナモメータの
回転数の設定値と検出値の差が所定値内に入ったことに
より一定運転(耐久運転)に入ったことが検出され、予
め設定された回転数及びトルクの許容幅の割合と一定運
転に入った際の回転数及びトルクとから回転数及びトル
クの許容幅が決定され、一定運転に入った際の回転数及
びトルクに許容幅が加減算されて回転数及びトルクの上
限値及び下限値が設定され、回転数及びトルクがこの範
囲外となった際に警報が出力される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図1はこの発明によるパワートレイン試験装置の
異常検出装置の構成を示し、この例は駆動用ダイナモメ
ータ2,6の異常検出装置を示す。駆動用ダイナモメー
タ2,6は回転数制御され、トルク制御はされていな
い。図において、17はシーケンサ、18は許容幅を%
で設定するデータスイッチである。19はダイナモメー
タ2,6の回転数を設定する回転数設定部、20はダイ
ナモメータ2,6の回転数を検出する回転数検出部、2
1はダイナモメータ2,6のトルクを検出するトルク検
出部、22,23は掛算部、24〜28はデータメモ
リ、29,30はスイッチ、31〜35は比較部、3
6,37は上下限設定部である。
【0013】次に、上記構成の異常検出装置の動作を図
2のタイムチャートを参照して説明する。回転数設定部
19、回転数検出部20、トルク検出部21の出力はデ
ータメモリ24〜26に順次記憶される。データメモリ
24の出力である回転数設定値とデータメモリ25の出
力である回転数検出値は比較部31において比較され、
その差が所定値内の場合には一定運転(耐久運転)に入
ったと判定され、信号Bが出力される。信号Bは図2
(b)の開始パルスに相当し、異常監視が監視される。
一方、データスイッチ18は回転数及びトルクの許容値
の割合を設定し、例えば5%と設定する。この許容値の
割合と回転数検出部20及びトルク検出部21の出力と
は掛算部22,23において掛算され、その出力はデー
タメモリ27,28に出力される。
【0014】一方、信号Bによってスイッチ29,30
はオンとなり、一定運転に入った際の回転数及びトルク
は上下限設定部36,37に入力される。この際の回転
数及びトルクが1000rpm、10kgmであるとす
ると、データメモリ27,28の出力(許容幅)は50
rpm、0.5kgmとなる。上下限設定部36におい
ては1000rpmに50rpmが増減され、上限値1
050rpm、下限値950rpmが設定される。又、
上下限設定部37では10kgmに0.5kgmが信号
Aとして増減され、上限値10.5kgmと下限値9.
5kgmが設定される。その後、耐久試験が継続され、
回転数は比較部32,33において上限値、下限値と比
較され、トルクは比較部34,35において上限値、下
限値と比較され、デファレンシャルギヤ1あるいは変速
機5が故障した場合、回転数又はトルクが上限値と下限
値の範囲外になり、比較部32〜35のいずれかから警
報が出力され、各ダイナモメータ2〜4,6,7は停止
され、デファレンシャルギヤ1あるいは変速機5は保護
される。
【0015】上記実施例においては、駆動側ダイナモメ
ータ2,6の異常検出のための回転数及びトルクの上限
値、下限値の設定が自動的に行われ、特別な設定器が不
要となり、設定に時間を要さない。
【0016】なお、吸収側トルクメータ3,4,7の異
常検出のための回転数及びトルクの上限値、下限値の設
定も上記構成と同様な構成で行うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、パワー
トレインの異常検出のためのダイナモメータの回転数及
びトルクの上限値、下限値を自動的に設定することがで
き、特別な設定器を不要とし、設定に時間を要さなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるパワートレイン試験装置の異常
検出装置の構成図である。
【図2】この発明によるパワートレイン試験装置の異常
検出装置の動作を示すタイムチャートである。
【図3】3軸式パワートレイン試験装置の構成図であ
る。
【図4】2軸式パワートレイン試験装置の構成図であ
る。
【図5】従来のパワートレイン試験装置の異常検出装置
の構成図である。
【符号の説明】
1…変速機付デファレンシャルギヤ 2,6…駆動用ダイナモメータ 3,4,7…吸収用ダイナモメータ 5…変速機 18…データスイッチ 19…回転数設定部 20…回転数検出部 21…トルク検出部 22,23…掛算機 31〜35…比較部 36,37…上下限設定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワートレインの入力側に回転数制御の
    駆動用ダイナモメータを連結するとともに、パワートレ
    インの出力側にトルク制御の吸収用ダイナモメータを連
    結したパワートレイン試験装置において、駆動用ダイナ
    モメータの回転数の設定値と検出値の差が所定値内にな
    ったことにより一定運転に入ったことを検出する手段
    と、ダイナモメータの回転数及びトルクの許容幅の割合
    を設定する手段と、この許容幅の割合と一定運転に入っ
    た際の回転数及びトルクとから回転数及びトルクの許容
    幅を決定する手段と、一定運転に入った際のダイナモメ
    ータの回転数及びトルクに上記許容幅を加減算して回転
    数及びトルクの上限値及び下限値を設定する手段と、回
    転数及びトルクを上記上限値及び下限値と比較し、上限
    値と下限値の範囲外になった際に警報を出力する手段を
    備えたことを特徴とするパワートレイン試験装置の異常
    検出装置。
JP7165657A 1995-06-30 1995-06-30 パワートレイン試験装置の異常検出装置 Pending JPH0915100A (ja)

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