JP3134619B2 - パワートレーンの異常検出方法 - Google Patents
パワートレーンの異常検出方法Info
- Publication number
- JP3134619B2 JP3134619B2 JP05223756A JP22375693A JP3134619B2 JP 3134619 B2 JP3134619 B2 JP 3134619B2 JP 05223756 A JP05223756 A JP 05223756A JP 22375693 A JP22375693 A JP 22375693A JP 3134619 B2 JP3134619 B2 JP 3134619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- specimen
- torque
- abnormality
- output
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスミッション等
のパワートレーン試験装置におけるパワートレーンの異
常検出方法に関する。
のパワートレーン試験装置におけるパワートレーンの異
常検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、パワートレーン試験装置における
供試体の異常検出は、図２に示すように、供試体Ａの入
力軸をダイナモメータＤＹ1で駆動し、供試体Ａの出力
軸のパワーをダイナモメータＤＹ2で吸収し、ダイナモ
メータＤＹ1，ＤＹ2の回転速度Ｎ1，Ｎ2を検出する速度
検出器１１，１２の回転速度信号を割算器１３に入れて
回転速度比Ｎ2／Ｎ1を求め、供試体Ａの変速比と回転速
度比Ｎ2／Ｎ1との間に差が発生した時に供試体異常とし
ている。
供試体の異常検出は、図２に示すように、供試体Ａの入
力軸をダイナモメータＤＹ1で駆動し、供試体Ａの出力
軸のパワーをダイナモメータＤＹ2で吸収し、ダイナモ
メータＤＹ1，ＤＹ2の回転速度Ｎ1，Ｎ2を検出する速度
検出器１１，１２の回転速度信号を割算器１３に入れて
回転速度比Ｎ2／Ｎ1を求め、供試体Ａの変速比と回転速
度比Ｎ2／Ｎ1との間に差が発生した時に供試体異常とし
ている。
【０００３】供試体Ａの変速比はシフトポジション（１
ｓｔ，２ｎｄ…５ｔｈ）ごとに異なるので、その各変速
比を設定器１４1〜１４5によりプリセットしておき、供
試体Ａのシフトポジション検出により切替わるスイッチ
Ｓ1〜Ｓ5により設定器１４1〜１４5からの変速比を選択
し、この選択されたその時の変速比と割算器１３からの
回転速度比を比較器１５で比較し、差が発生したときリ
レー１６を動作させて供試体の異常検出している。
ｓｔ，２ｎｄ…５ｔｈ）ごとに異なるので、その各変速
比を設定器１４1〜１４5によりプリセットしておき、供
試体Ａのシフトポジション検出により切替わるスイッチ
Ｓ1〜Ｓ5により設定器１４1〜１４5からの変速比を選択
し、この選択されたその時の変速比と割算器１３からの
回転速度比を比較器１５で比較し、差が発生したときリ
レー１６を動作させて供試体の異常検出している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記供試体の異常検出
方法は、（１）供試体の変速比検出を必要とする、
（２）シフトポジションごとの変速比をプリセットする
必要がある、（３）供試体に内部ロック等の異常があっ
ても機械的につながっていれば異常が検出できない、等
の問題がある。
方法は、（１）供試体の変速比検出を必要とする、
（２）シフトポジションごとの変速比をプリセットする
必要がある、（３）供試体に内部ロック等の異常があっ
ても機械的につながっていれば異常が検出できない、等
の問題がある。
【０００５】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、シフ
トポジション毎の変速比のプリセットなどを用いること
なく簡単に供試体の異常を検出しうるパワートレーン異
常検出方法を提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、シフ
トポジション毎の変速比のプリセットなどを用いること
なく簡単に供試体の異常を検出しうるパワートレーン異
常検出方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、供試体の入力軸を駆動する直流
機と供試体の出力軸をトルク制御する直流機を備えたパ
ワートレーン系試験装置において、供試体の入力軸を駆
動する直流機と出力軸をトルク制御する直流機の回転速
度及びトルクを検出し、入力軸を駆動する直流機の回転
速度とトルクの積として供試体の入力容量を求めると共
に、出力軸をトルク制御する直流機の回転速度とトルク
及び供試体伝達効率の積として供試体の出力容量を求
め、この入力容量と出力容量との差から供試体の異常を
検出する。供試体に異常がなければ変速比を切替えても
入力容量と出力容量に差はないが、異常があると出力容
量が入力容量より小さくなり差を生ずるので、供試体の
異常検出が可能となる。
するために、本発明は、供試体の入力軸を駆動する直流
機と供試体の出力軸をトルク制御する直流機を備えたパ
ワートレーン系試験装置において、供試体の入力軸を駆
動する直流機と出力軸をトルク制御する直流機の回転速
度及びトルクを検出し、入力軸を駆動する直流機の回転
速度とトルクの積として供試体の入力容量を求めると共
に、出力軸をトルク制御する直流機の回転速度とトルク
及び供試体伝達効率の積として供試体の出力容量を求
め、この入力容量と出力容量との差から供試体の異常を
検出する。供試体に異常がなければ変速比を切替えても
入力容量と出力容量に差はないが、異常があると出力容
量が入力容量より小さくなり差を生ずるので、供試体の
異常検出が可能となる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例について図１を参照して説明
する。ＤＹ１は供試体Ａの入力軸を駆動するダイナモメ
ータ、ＤＹ２は供試体Ａの出力軸のパワーを吸収するダ
イナモメータ、１，２はダイナモメータＤＹ１，ＤＹ２
の回転速度を検出する速度検出器、３，４はダイナモメ
ータＤＹ１，ＤＹ２のトルクを検出するロードセル。
する。ＤＹ１は供試体Ａの入力軸を駆動するダイナモメ
ータ、ＤＹ２は供試体Ａの出力軸のパワーを吸収するダ
イナモメータ、１，２はダイナモメータＤＹ１，ＤＹ２
の回転速度を検出する速度検出器、３，４はダイナモメ
ータＤＹ１，ＤＹ２のトルクを検出するロードセル。
【０００８】５は速度検出器１とロードセル３からの回
転速度信号Ｎ1とトルク信号Ｔ1とを掛け供試体Ａの入力
容量信号を出力する掛算器、６は速度検出器２とロード
セル４からの回転速度信号Ｎ2とトルク信号Ｔ2及び伝達
効率設定器７で設定された供試体伝達効率ηを掛け供試
体Ａの出力容量信号を出力する掛算器、８は掛算器５と
６からの入，出力容量Ｔ1×Ｎ1，Ｔ2×Ｎ2×ηを比較
し、差が発生した時出力する比較器、９は比較器８の出
力で付勢され異常検出するリレーである。
転速度信号Ｎ1とトルク信号Ｔ1とを掛け供試体Ａの入力
容量信号を出力する掛算器、６は速度検出器２とロード
セル４からの回転速度信号Ｎ2とトルク信号Ｔ2及び伝達
効率設定器７で設定された供試体伝達効率ηを掛け供試
体Ａの出力容量信号を出力する掛算器、８は掛算器５と
６からの入，出力容量Ｔ1×Ｎ1，Ｔ2×Ｎ2×ηを比較
し、差が発生した時出力する比較器、９は比較器８の出
力で付勢され異常検出するリレーである。
【０００９】供試体Ａの効率はシフトポジションが変わ
ってもあまり変わらないので、伝達効率設定器７を供試
体Ａの正常な場合の伝達効率に設定しておけば掛算器６
から供試体の出力容量が得られる。
ってもあまり変わらないので、伝達効率設定器７を供試
体Ａの正常な場合の伝達効率に設定しておけば掛算器６
から供試体の出力容量が得られる。
【００１０】供試体Ａに異常がなければ変速比を切替え
ても掛算器５，６からの入，出力容量は等しいが、異常
が発生すると出力容量が入力容量より小さくなるので、
比較器８が出力し異常検出出力用リレー９を動作させ
る。
ても掛算器５，６からの入，出力容量は等しいが、異常
が発生すると出力容量が入力容量より小さくなるので、
比較器８が出力し異常検出出力用リレー９を動作させ
る。
【００１１】上記実施例ではトルクをロードセルで検出
しているが、トルクを軸トルクメータ、電気トルク演算
方式等により検出しても同様の回路構成で供試体の異常
検出が可能であることはいうまでもない。
しているが、トルクを軸トルクメータ、電気トルク演算
方式等により検出しても同様の回路構成で供試体の異常
検出が可能であることはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【００１３】（１）供試体のシフトポジション検出及び
シフトポジションごとの変速比のプリセットが不要とな
る。
シフトポジションごとの変速比のプリセットが不要とな
る。
【００１４】（２）伝達効率の設定のみを供試体の形式
等に応じて変更すればよいので、手間がかからない。
等に応じて変更すればよいので、手間がかからない。
【００１５】（３）供試体内部でのロックの異常検出も
可能である。
可能である。
【図１】実施例の構成説明図。
【図２】従来例の構成説明図。
Ａ…供試体 ＤＹ１，ＤＹ２…ダイナモメータ Ｓ1〜Ｓ5…変速比設定選択スイッチ １，２，１１，１２…速度検出器 ３，４…ロードセル ５，６，１３…掛算器 ７…伝達効率設定器 ８，１５…比較器 ９，１６…リレー １４1〜１４5…変速比設定器
Claims (1)
- 【請求項１】 供試体の入力軸を駆動する直流機と供試
体の出力軸をトルク制御する直流機を備えたパワートレ
ーン系試験装置において、 前記両直流機の回転速度及びトルクを検出し、入力軸を駆動する直流機の回転速度とトルクの積として
供試体の入力容量を求めると共に、出力軸をトルク制御
する直流機の回転速度とトルク及び供試体伝達効率の積
として供試体の 出力容量を求め、この入力容量と出力容
量との差から供試体の異常を検出することを特徴とした
パワートレーンの異常検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05223756A JP3134619B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パワートレーンの異常検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05223756A JP3134619B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パワートレーンの異常検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777480A JPH0777480A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3134619B2 true JP3134619B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16803221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05223756A Expired - Lifetime JP3134619B2 (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パワートレーンの異常検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3134619B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10102773B4 (de) * | 2001-01-23 | 2010-04-29 | Robert Bosch Gmbh | Triebstrangüberwachung |
| CN107543699A (zh) * | 2017-07-18 | 2018-01-05 | 芜湖赛宝机器人产业技术研究院有限公司 | 一种工业机器人减速机传动效率试验台 |
| CN115615720B (zh) * | 2022-12-16 | 2023-04-18 | 中安芯界控股集团有限公司 | 一种新能源汽车用动力总成测试系统 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP05223756A patent/JP3134619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0777480A (ja) | 1995-03-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4204425A (en) | Method of testing induction motors | |
| US4419897A (en) | Apparatus for harmonic oscillation analysis | |
| US4169371A (en) | Method and apparatus for measuring drive system characteristic data in dynamic operation | |
| JPH08248104A (ja) | 電動機性能試験装置 | |
| JPS5838833A (ja) | 自動変速機用試験装置における制御方法 | |
| US4213346A (en) | Method and apparatus for testing cyclically operated mechanical members for defects | |
| JP3134619B2 (ja) | パワートレーンの異常検出方法 | |
| KR970004994B1 (ko) | 자동차 엔진 모의 장치의 전기 모터용 오버-로딩 모니터링 시스템 | |
| JP4593822B2 (ja) | 遠心機 | |
| JP3588499B2 (ja) | 巻線型回転検出器の故障検出方法及び装置 | |
| JPH0915100A (ja) | パワートレイン試験装置の異常検出装置 | |
| JPH09103051A (ja) | 電動機の負荷測定方法及び装置 | |
| JPH109894A (ja) | モータ制御装置のエンコーダ信号異常検出方法 | |
| JPH036459A (ja) | 回転数検出方法 | |
| JP2505423B2 (ja) | 電子制御自動変速機の故障診断装置 | |
| JP3025978B2 (ja) | エンジン試験装置におけるエンジン性能記録方法及びその装置 | |
| JP2985498B2 (ja) | 油圧式自動変速機の変速係合時間計測装置 | |
| JPS5948631A (ja) | 自動車試験装置 | |
| JPS61107165A (ja) | 電動機の速度検出装置 | |
| JP2980932B2 (ja) | 差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置 | |
| JP2671447B2 (ja) | 変速機の試験装置 | |
| JPH08170721A (ja) | 変速機のシフト動作を制御する装置およびその方法 | |
| JP2001310097A (ja) | インバータ駆動自動洗濯機の異常振動検出方法及びその方法を実施する機能を備えたインバータ駆動自動洗濯機 | |
| JP2924242B2 (ja) | 変動する回転機械の診断方法 | |
| JPS5950256A (ja) | 自動車のシフトレバ−位置検出装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201 Year of fee payment: 13 |