JPH0545145Y2 - - Google Patents

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JPH0545145Y2
JPH0545145Y2 JP1990054339U JP5433990U JPH0545145Y2 JP H0545145 Y2 JPH0545145 Y2 JP H0545145Y2 JP 1990054339 U JP1990054339 U JP 1990054339U JP 5433990 U JP5433990 U JP 5433990U JP H0545145 Y2 JPH0545145 Y2 JP H0545145Y2
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threshing device
control section
grain
storage tank
engine
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行車体上に、操縦部と、エンジン
と、脱穀装置と、脱穀穀粒の貯留タンクとを搭載
設置し、かつ、刈取穀稈の全体を脱穀装置の扱室
内に搬送供給する刈取処理部を、前記走行車体の
前方側に連設してあるコンバインに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のコンバインでは、穀粒貯留タン
クを、脱穀装置の上部位置で、かつ、脱穀装置の
横幅内に収まるように配置するとともに、この穀
粒貯留タンクの操縦部側の側面下部に穀粒搬出装
置を備えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のように脱穀装置の横幅内に収ま
るように穀粒貯留タンクを配置したものでは、タ
ンク内に貯留される穀粒の量の増大に伴つて、機
体の左右重量バランスが損なわれるため、軟弱な
圃場での作業時には、機体の転倒を回避するた
め、多量の穀粒をタンク内に貯留できないことが
あり、又、タンク全体の容量も割合に少ないもの
であつた。
さらにまた、タンク全体の容量を増すことを考
えると、タンクが脱穀装置の上側に嵩高く位置し
て、機体全体の重心も高くなり過ぎる危険性があ
り、結局、タンク容量を制限せざるを得ないもの
であつた。
そのうえ、従来のように穀粒搬出装置が穀粒貯
留タンクの側面に設けられているものでは、この
側面から機体の外側端までの距離が大きくなるた
め穀粒搬出装置が大型化することもあり、この点
でも改善の余地がある。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであ
つて、極力容量の大きい穀粒貯留タンクを用いな
がら、機体全体のコンパクト化を図り、また、極
力重心を低くするとともに、機体の左右バランス
を良好に維持して安定性を高め、しかも、穀粒搬
出装置の大型化も抑制できるコンバインの提供を
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかるコンバインは、上記目的を達成
するために、走行車体上に、操縦 部と、エンジ
ンと、脱穀装置と、脱穀穀粒の貯留タンクとを搭
載設置し、かつ、刈取穀稈の全体を脱穀装置の扱
室内に搬送供給する刈取処理部を、前記走行車体
の前方側に連設してあるコンバインにおいて、下
記〔イ〕〜〔ホ〕に記載の構成を備えたことにあ
る。
〔イ〕 操縦部とエンジンとを、脱穀装置の機体
横幅方向での一側方位置で、かつ操縦部の後方
側にエンジンが位置する状態に並べて配設して
ある。
〔ロ〕 前記刈取処理部は、その刈幅の中心線
が、脱穀装置の横幅方向中心線よりも操縦部側
寄りに位置するように、脱穀装置に対して一側
方に偏して配置されている。
〔ハ〕 前記脱穀装置は、扱胴軸芯を機体横幅方
向に沿わせた扱室と、機体前方側が低く、後方
側が高い前下がり状に傾斜させた選別板を備え
る選別室とから構成されている。
〔ニ〕 前記貯留タンクは、脱穀装置の上側に、
その一部が操縦部側へはみ出す状態で搭載設置
してあり、かつ、その底部が下狭まり状に形成
されていて、その下狭まり状の底部が、脱穀装
置の選別室上部に入り込む状態で、前下がり状
の選別板の前端部上方に配置されている。
〔ホ〕 前記貯留タンクの、前記脱穀装置よりも
前記操縦部側に突出するタンク突出部分に、前
記操縦部後方側のエンジン部分上方に位置する
格納状態と、機体外方側へ突出揺動した穀粒搬
出姿勢とに姿勢切り替え自在な穀粒搬出装置を
連設してある。
〔作用〕
上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。
機体左右バランスを良好に維持できるように
してある。つまり、穀粒貯留タンクを、脱穀装
置よりも操縦部側にはみ出した状態に設置して
あることと、刈取処理部を脱穀装置に対して操
縦部側へ偏して位置させたことと、貯留タンク
の操縦部側への突出部分に穀粒搬出装置を設け
たこととの相乗により、コンバイン全体の重量
に対する重量比率の大きい貯留タンクを、機体
全体のコンパクト化のために機体横幅方向での
一側に偏した状態で設けるものでありながら、
その偏したことによる重量のアンバランス分
を、タンク自体のはみ出しや、刈取処理部、及
び穀粒搬出装置の配置構成を有効利用して、全
体の大型化を招くことなく修正している。
機体上下方向で重心が高くなり過ぎることを
抑制している。つまり、穀粒貯留タンクを脱穀
装置の上側に重ねて機体横幅方向での寸法を制
限しているものでありながら、脱穀装置の選別
室内での選別板の配置を前下がり状の傾斜姿勢
にしたことと、貯留タンクの底部を下狭まり形
状にして、選別室の上部で、かつ、前下がり選
別板の前端部上方に位置するように入り込ませ
たこととの相乗により、貯留タンクを極力低位
に位置させ、その重心位置を低くしている。
機体コンパクト化を損なわずに、穀粒貯留タ
ンクの容量を比較的大きくしている。つまり、
脱穀装置に対して並設される操縦部やエンジン
部分との干渉がない高い位置であるところの、
脱穀装置の上側に搭載した貯留タンクを、一部
操縦部側へはみ出させているので、機体横幅方
向での機幅増大を招くことなく、はみ出し分だ
けタンク容量を増大できる。また、タンク底部
も選別室内に入り込ませているので、機体上下
方向での寸法増大を招くことなくタンク容量を
増大できる。
穀粒搬出装置自体の小型化を図れる。つま
り、穀粒搬出装置を貯留タンクの操縦部側への
突出部分に連設してあるので、比較的重い装置
である穀粒搬出装置の重量を、機体左右バラン
スを調整するためのウエイトとして利用できる
ことに加え、そのタンク突出部分の突出量を、
穀粒搬出装置の機体外方側への延出量の一部に
加算できるので、その分穀粒搬出装置の小型化
を図れる。
〔考案の効果〕
上記〜の作用から、機体全体のコンパクト
化を図りながら、比較的容量の大きいタンクを採
用して、能率の良い作業を行えるコンバインが得
られ、また、極力機体重心を低くし、かつ、左右
の重量バランスも良好にした状態で安定走行を行
える。しかも、穀粒搬出装置の小型化を図れる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
左右一対の走行クローラ1,1を備えた走行車
体を設け、脱穀装置2を、走行車体の左横側部に
搭載し、運転席3を備えた操縦部S、及び、カバ
ー4A内に収納したエンジン4を、機体前後方向
に並べる状態で走行車体の右横側部に搭載し、脱
穀装置2の上部に、脱穀穀粒貯留タンク5を設
け、そして、植立穀稈を後方側へ掻込むリール
6、掻込まれた穀稈の株元を刈取る刈刃7、刈取
穀稈を穂先が先行する倒れ姿勢で後方へ搬送する
コンベア8、それからの穀稈を機体横巾方向中央
側に集めて機体後方へ送り出すオーガ9、それか
らの刈取穀稈の全体を脱穀装置2の扱室A内に搬
送供給するコンベア10の夫々を備えた刈取処理
部Bを、走行車体の前部に昇降操作自在に連結し
て、コンバインを構成してある。
前記刈取処理部Bは、その刈幅の中心線が、脱
穀装置2の横幅方向中心線よりも操縦部S側寄り
に位置するように、脱穀装置2に対して一側方に
偏して配置されている。
前記脱穀装置2は、扱胴12軸芯を機体横幅方
向に沿わせた扱室Aと、機体前方側が低く、後方
側が高い前下がり状に傾斜させた選別板を備える
選別室Cとから構成されている。
そして、前記扱室Aは、その下部壁を形成する
コンケーブ11を備え、内部に回転扱胴12を設
けてあるとともに、扱室Aの背部排出口より排出
される排ワラを、選別室C内の選別板としてのス
トローウオーカ13に放出供給するビータ14を
設けている。そして、選別室Cには、コンケーブ
11を通して漏下してくる扱処理物を後方搬送す
るグレンパン15を設けるとともに、グレンパン
15より供給される扱処理物及びストローウオー
カ13より落下してくる処理物を後方搬送しなが
ら漏下選別する揺動選別板16を設けている。こ
の選別室Cの下側には、選別風を送風する唐箕1
7を設けて、穀粒を1番口18に、且つ、二番物
を2番口19にそれぞれ回収するように構成して
ある。但し、1番口18に回収された穀粒を順次
タンク5内に搬送して貯留させ、又、2番口19
に回収された二番物を扱室A内に還元して再処理
させるように構成してある。
前記タンク5を、進行方向視における左側部を
脱穀装置の左側部と同一位置あるいはそれに近い
位置に位置させる状態で、且つ、右側部を脱穀装
置2よりも操縦部S側に突出させる状態で設け
て、多量の穀粒を機体の左右重量バランスが損な
われることを抑制した状態で貯留できるように構
成してある。
詳述すると、前記貯留タンク5は、脱穀装置2
の上側に、その一部が操縦部S側へはみ出す状態
で搭載設置してあり、かつ、その底部が下狭まり
状に形成されていて、その下狭まり状の底部が脱
穀装置2の選別室Cの上部に入り込む状態で前下
がり状の選別板としてのストローウオーカ13の
前端部上方に配置されている。
又、搬送筒20A内に穀粒搬送用螺旋体20B
を収納した穀粒搬出装置20を、下端側ほど機体
横外方側に位置する傾斜軸芯X周りで揺動自在に
前記タンク5の突出部分5Aに連結し、もつて、
穀粒搬出装置20を機体外方側に突出揺動できる
ように構成してある。そして、穀粒搬出装置20
をタンク突出部分5Aに連結することによつて、
穀粒搬出装置20の全長を短くしながらも、機体
横外側方へ大きく突出させることができるように
してある。
本考案を実施するに、走行クローラ1,1に代
えて、車輪を備えさせることができ、又、穀粒貯
留タンク5の具体形状は各種変更できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかるコンバインの実施例を示
し、第1図はコンバインの切欠右側面図、第2図
は同概略平面図、第3図は同左側面図、第4図は
同背面図である。 2……脱穀装置、4……エンジン、5……穀粒
貯留タンク、5A……タンク突出部分、13……
選別板、20……穀粒搬出装置、A……扱室、B
……刈取処理部、C……選別室、S……操縦部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行車体上に、操縦部Sと、エンジン4と、脱
    穀装置2と、脱穀穀粒の貯留タンク5とを搭載設
    置し、かつ、刈取穀稈の全体を脱穀装置2の扱室
    A内に搬送供給する刈取処理部Bを、前記走行車
    体の前方側に連設してあるとともに、下記〔イ〕
    〜〔ホ〕に記載の構成を備えているコンバイン。 〔イ〕 操縦部Sとエンジン4とを、脱穀装置2
    の機体横幅方向での一側方位置で、かつ操縦部
    Sの後方側にエンジン4が位置する状態に並べ
    て配設してある。 〔ロ〕 前記刈取処理部Bは、その刈幅の中心線
    が、脱穀装置2の横幅方向中心線よりも操縦部
    S側寄りに位置するように、脱穀装置2に対し
    て一側方に偏して配置されている。 〔ハ〕 前記脱穀装置2は、扱胴12軸芯を機体
    横幅方向に沿わせた扱室Aと、機体前方側が低
    く、後方側が高い前下がり状に傾斜させた選別
    板13を備える選別室Cとから構成されてい
    る。 〔ニ〕 前記貯留タンク5は、脱穀装置2の上側
    に、その一部が操縦部S側へはみ出す状態で搭
    載設置してあり、かつ、その底部が下狭まり状
    に形成されていて、その下狭まり状の底部が、
    脱穀装置2の選別室C上部に入り込む状態で、
    前下がり状の選別板13の前端部上方に配置さ
    れている。 〔ホ〕 前記貯留タンク5の、前記脱穀装置2よ
    りも前記操縦部S側に突出するタンク突出部分
    5Aに、前記操縦部S後方側のエンジン4部分
    上方に位置する格納状態と、機体外方側へ突出
    揺動した穀粒搬出姿勢とに姿勢切り替え自在な
    穀粒搬出装置20を連設してある。
JP1990054339U 1990-05-24 1990-05-24 Expired - Lifetime JPH0545145Y2 (ja)

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JPH0358927U JPH0358927U (ja) 1991-06-10
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634241A (en) * 1979-08-30 1981-04-06 Sony Corp Receiving unit
JPS5722609A (en) * 1980-07-17 1982-02-05 Iseki Agricult Mach Combined harvester

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0358927U (ja) 1991-06-10

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