JPH0544761U - トラクタ用キヤビンのルーフ構造 - Google Patents

トラクタ用キヤビンのルーフ構造

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JPH0544761U
JPH0544761U JP9526491U JP9526491U JPH0544761U JP H0544761 U JPH0544761 U JP H0544761U JP 9526491 U JP9526491 U JP 9526491U JP 9526491 U JP9526491 U JP 9526491U JP H0544761 U JPH0544761 U JP H0544761U
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JP
Japan
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roof
cabin
gutter
right sides
tractor
Prior art date
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JP9526491U
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English (en)
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克志 深渡瀬
光彦 遠部
豊彦 熊取
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタ用キャビンのルーフに設けられる樋
の成形及び取付作業の煩雑さを解消すると共に、キャビ
ンの天井部分の機器等のメンテナンスの容易化を図る。 【構成】 キャビン1 のルーフ13を前後に分割して形成
し、前側ルーフ13a の上面左右両側部に、該上面をへこ
ませることで前後方向の樋溝21を形成し、前後ルーフ13
a,13b の対向側間に、前記樋溝21内の水を受けて、キャ
ビン1 の左右両側の乗降ドア9 後方位置に排水するドリ
ップレールを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタ車体上に搭載されるキャビンのルーフの構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
トラクタの車体上に搭載されるキャビンのルーフの左右両側部には、乗降ドア の側方にルーフ上面を流れる雨水等が落ちないように、樋が設けられており、こ の樋はルーフとは別体で形成されていてルーフに溶着されている。また、ルーフ は前後方向に亘って一体形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、樋はルーフと別体で形成されて溶着されるので、 その成形及び取付作業が煩雑で面倒なものである。また、溶着部分から錆が発生 したり、外観上体裁が悪い等の問題もある。また、ルーフは前後方向に亘って一 体形成されているので、キャビンの天井部に設けられるエアコンユニットの点検 時にあっては、ルーフを取外して行なわれるので大変な労力を要している。
【0004】 そこで本考案は、樋の成形及び取付作業の煩雑さを解消すると共に、キャビン の天井部分の機器等のメンテナンスの容易化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、キャビン1 のルーフ 13を前後に分割して形成し、前側ルーフ13a の上面左右両側部に、該上面をへこ ませることで前後方向の樋溝21を形成し、前後ルーフ13a,13b の対向側間に、前 記樋溝21内の水を受けて、キャビン1 の左右両側の乗降ドア9 後方位置に排水す るドリップレール23を設けた点にある。
【0006】
【作用】
前側ルーフ13a 上を流れる雨水等は、前側ルーフ13a 上面の左右両側部に形成 した樋溝21からドリップレール23を介してキャビン1 の左右両側の乗降ドア9 後 方に排水される。前記樋溝21は前側ルーフ13a 上面をへこませることで形成され ていて、成形容易で取付の手間を必要とせず、また、錆の発生も無く、コーキン グも不要で、外観良好である。
【0007】 また、ルーフ13は前後に分割状とされているので、キャビン1 の天井部に在る エアコンユニット等の機器類の点検の際に、どちらか一方、たとえば後側ルーフ 13b を開けられるようにすることで点検ができ、メンテナンス時の労力が軽減で きる。 さらに、前後ルーフ13a,13b の対向側間に樋溝21内の水を排水するドリップレ ール23が設けられていることから、前後ルーフ13a,13b の間から雨水等が内側に 浸入することはない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1 はトラク タの車体の後部上に搭載されるキャビンで、室内に運転席及び操縦装置等を有す る。このキャビン1 は図2、図5及び図6にも示すように左右一対の前支柱2 と 、左右一対の後支柱3 と、左右一対の中間支柱4 と、天枠5 と、下部枠 (図示省 略) 等とからキャビンフレームが形成されている。
【0009】 前支柱2 は前後に段部2aを有する異形管により形成され、中間支柱4 にも前後 に段部4aが形成されている。また、後支柱3 は中間支柱4 と同様の形状に構成さ れ段部3aが左右両側に位置するように配置されている。そして、前支柱2 間には 、フロントガラス6 が嵌め込まれて段部2aに接着材によって固定され、中間支柱 4 と後支柱3 との間には、後部が弯曲状とされたサイドガラス7 が嵌め込まれて 段部4a,3a に接着材によって固定され、後支柱3 間には、リヤガラス8 が嵌め込 まれて接着材により固定されている。また、前支柱2 と中間支柱4 との間には乗 降ドア9 が開閉可能に設けられている。
【0010】 天枠5 はコ字形に折曲形成されて両端部が前支柱2 の上端側に溶着されると共 に、長手方向中間部は後支柱3 、中間支柱4 の上端側に溶着されている。また、 図7に示すように、天枠5 は下方に向けて外方に傾斜状に形成されている。この 天枠5 内側の後部左右両側には、キャビン1 を吊り上げる際に吊上用のフック又 はロープ等を掛合するための掛合片10が設けられている。なお、前側は、前支柱 2 の上部外側に設けたバックミラー取付用ブラケット11が、吊上用部材として兼 用されている。
【0011】 また、天枠5 にはブラケットを介してエアコン装置12が搭載され、このエアコ ン装置12の上方、前後及び側方はルーフ13によって覆われており、下方はインナ ーパネル (図示省略) によって覆われている。なおエアコン装置12の後部には室 内空気及び外気を導入するためのブロワ14を有し、前部から室内側に冷気或いは 暖気が供給されるようになっている。
【0012】 ルーフ13は前側ルーフ13a と後側ルーフ13b とから分割状に構成され、夫々上 壁15,16 と該上壁15,16 の左右両側縁から下方に延設された側壁17,18 とを有し 、また前側ルーフ13a は上壁15の前縁から下方に延びる前壁19を有して後方及び 下方に開放状とされ、後側ルーフ13b は上壁16の後縁から下方に延びる後壁20を 有して前方及び下方に開放状とされている。また、前後のルーフ13a,13b の各側 壁17,18 、前壁19及び後壁20の下端には内側に折曲された取付部22が設けられ、 この取付部22が天枠5 上に取付固定されている。
【0013】 図3及び図4にも示すように、前側ルーフ13a の上壁15上面には、前後方向に 亘る樋溝21が左右両側部に設けられ、この樋溝21は上壁15上面をへこませること によって形成されており、底部は円弧状に形成されている。また、前側ルーフ13 a の後端側には上壁15から左右の側壁17に亘って外方に向けて開放状のコ字形の ドリップレール23が、該前側ルーフ13a の上壁15及び側壁17の後縁から一体的に 延設されている。このドリップレール23は左右方向において中間支柱4 と同位置 に在ると共に、左右両側は下方に開放状とされ、さらに、前記樋溝21がこのドリ ップレール23に連通されていて、前側ルーフ13a の上壁15上面を流れる雨水等は 樋溝21を流れてドリップレール23に至り、ここからキャビン1 の左右両側の乗降 ドア9 後方位置に排水されるのである。また、前側ルーフ13a の前方には、前照 灯24を取付けるランプグリル25が設けられていて、このランプグリル25によって 樋溝21の前端が閉塞されている。
【0014】 後側ルーフ13b の前端側には、上壁16から側壁18に亘って内方に折曲された折 曲部26が形成されていて、シール材27を介してドリップレール23に上方から嵌脱 自在に嵌合されている。また、後側ルーフ13b の側壁18には外気をルーフ13内に 導入するための外気導入部28が設けられている。そして、外気導入部28又は室内 空気導入部のフイルタ交換或いはブロワ14のメンテナンス等の際には、後側ルー フ13b のみを取外せば良いようになっている。
【0015】 図8及び図9はキャビンフレームの他の例を示すもので、後側支柱3 が前側支 柱2 と略同様の異形管で形成したものである。なお、図9中29はウエザストリッ プである。 図10は樋溝21の他の例を示すもので、底部が平坦面に形成されたものである 。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、乗降ドア9 間の前側ルーフ13a 上面を流れる水が乗降ドア9 側方に落ちないように受ける樋溝21を、前側ルーフ13a 上面をへこませることに よって形成したので、従来のように、ルーフの側部に樋を溶着するのに比して成 形容易で且つ取付の手間を必要とせず、また、錆の発生も無く、コーキングも不 要で、外観も良好である。
【0017】 また、ルーフ13は前後に分割状とされていて、キャビン1 の天井部に設けたエ アコンユニット等の機器類の点検等を行う場合、前後ルーフ13a,13b のどちらか 一方、たとえば後側ルーフ13b を開けられるようにすることで点検ができ、メン テナンス等の労力が軽減できる。 さらに、前後ルーフ13a,13b の対向側間に、樋溝21内の水を受けて乗降ドア9 後方位置に排水するドリップレール23を設けているので、前後ルーフ13a,13b の 間から雨水等が内側に浸入することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビンの全体外観図である。
【図2】キャビン上部の側面断面図である。
【図3】前側ルーフの背面断面図である。
【図4】前側ルーフの斜視図である。
【図5】キャビンフレームの概観図である。
【図6】キャビンフレームの平面図である。
【図7】天枠の正面断面図である。
【図8】キャビンフレームの他の例を示す概略図であ
る。
【図9】キャビンフレームの他の例を示す平面概観図で
ある。
【図10】前側ルーフの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャビン 9 乗降ドア 13 ルーフ 13a 前側ルーフ 13b 後側ルーフ 21 樋溝 23 ドリップレール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン(1) のルーフ(13)を前後に分割
    して形成し、前側ルーフ(13a) の上面左右両側部に、該
    上面をへこませることで前後方向の樋溝(21)を形成し、
    前後ルーフ(13a)(13b)の対向側間に、前記樋溝(21)内の
    水を受けて、キャビン(1) の左右両側の乗降ドア(9) 後
    方位置に排水するドリップレール(23)を設けたことを特
    徴とするトラクタ用キャビンのルーフ構造。
JP9526491U 1991-11-20 1991-11-20 トラクタ用キヤビンのルーフ構造 Pending JPH0544761U (ja)

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