JP3558872B2 - サンルーフ装置の排水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフパネルのルーフ開口をサンルーフガラスより開閉するようにしたサンルーフ装置に関し、詳細にはルーフパネルに形成されたガイド溝内の水を車外に排出するようにした排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ワンボックス型自動車では、乗員の爽快感の向上を図る目的から、車室内の換気や採光を行うようにしたサンルーフ装置を備える場合がある。この種のサンルーフ装置として、例えば、図5及び図6に示すように、ルーフパネル50に形成されたルーフ開口51にサンルーフガラス52を配設し、該サンルーフガラス52を車体前後方向にスライド可能に支持するガイドレルー53をルーフパネル50の上面に配設してなるアウタスライドタイプのものがある(例えば、実開平5−12226号公報参照)。
【0003】
このアウタスライドタイプでは、上記ルーフパネル50にルーフ開口51の後縁から車体後方に延びる左, 右一対のガイド溝55を凹設し、該ガイド溝55内にガイドレール53を収納配置するのが一般的である。またこのタイプでは、ルーフパネル50の上面より一段低い位置にガイド溝55を形成することから、該ガイド溝55内に進入した雨水や洗車水の水抜きを行う必要がある。
【0004】
上記水抜きを行うには、上記ガイド溝55をルーフパネル50の後端50aまで延長して車外に開放させることが考えられる。ところが、ガイド溝55を車外に開放させると、雨水や走行風がガイド溝55を吹き抜けてバックドア57の上縁部57aに直撃することから、風切り音が発生したり,ウェザストリップ58から車室内に水が入り込んだりする場合がある(図6の→印参照)。
【0005】
このような風切り音,水入りを防止するために、従来、実公平7−10913号公報には、ルーフパネルの後端縁にエンドガーニッシュを配置してガイド溝の後端を覆うようにした構造のものが提案されている。また、図7に示すように、ガイド溝55をルーフパネル50の後端部近傍の途中まで形成し、該ガイド溝55の後端に内壁50bを残すとともに、ガイド溝55の底面を車体前側が低くなるよう傾斜させたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来公報のようにガイド溝の後端をエンドガーニッシュにより覆う構造では、風切り音,水入りは防止できるものの、部品点数,及び組み付け工数が増える分だけコストが上昇するという問題がある。
【0007】
また上記従来のガイド溝をルーフパネルの後端部途中まで形成する構造では、風切り音等の防止,及びコストの上昇は回避できるものの、例えば登り坂で駐車する場合にはガイド溝55の後端部に水58が溜まり易く、場合によってはガイドレール53等に錆びが発生するという懸念がある。
【0008】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、コスト上昇及び錆びの発生を回避できるとともに、風切り音や水入りの問題を生じることなくガイド溝内の水を車外に排出できるサンルーフ装置の排水構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ルーフパネルの後端面にバックドアを備え、該ルーフパネルにルーフ開口を形成するとともに該ルーフ開口にサンルーフガラスを配設し、上記ルーフパネルにルーフ開口縁から車体後方に延びるガイド溝を凹設し、該ガイド溝内に上記サンルーフガラスを車体前後方向に移動可能に支持するガイドレールを配設してなるサンルーフ装置の、該ガイド溝内の水を車外に排出するための排水構造において、上記ルーフパネルの上面は左,右外側部が低くなる曲面形状に形成されており、上記ガイド溝の後端壁を、上記ルーフパネルの後端部を段落ちさせてなる内壁により構成するとともに、該内壁に続いて車幅方向外側に延びる水抜き溝を形成し、該水抜き溝を上記ルーフパネルの曲面形状により車幅方向外方に開放させたことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】
本発明に係るサンルーフ装置の排水構造によれば、ガイド溝の後端に続いて車幅方向外側にルーフパネルの上面側部まで延びる水抜き溝を形成したので、ガイド溝内に進入した水は上記水抜き溝を通ってルーフパネルの側部を伝って車外に排出されることとなる。これにより車両を前上がりに駐車した場合にも確実に排水でき、錆びの発生を防止できる。
【0011】
上記水抜き溝を車幅方向外側に向けて形成し、ガイド溝の後端はルーフパネルの途中まで形成すれば良く、後方に開放されていないので、走行風や雨水がバックドアに直撃するのを防止でき、風切り音による騒音を低減できるとともに、車室内への水入りを防止できる。また、従来のエンドガーニッシュを不要にできるので、部品点数,組み付け工数の増加によるコストの上昇を回避できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態によるサンルーフ装置の排水構造を説明するための図であり、図1は自動車に配設されたサンルーフ装置の分解斜視図、図2〜図4はそれぞれサンルーフ装置のガイド溝の断面図である。
【0013】
図において、1はワンボックス型自動車であり,これの車体2は左, 右のサイドパネル3の上端間にルーフパネル4を配設するとともに、下端間にフロアパネル(不図示)を配設して車室を形成した概略構造のものである。上記ルーフパネル4の左, 右側部4b,4bは、横断面視で略弓形状をなすように下方に湾曲形成されている。
【0014】
上記ルーフパネル4の前端縁4aと左, 右のサイドパネル3の前端縁3aとで形成されたフロント開口5にはフロントガラス6が配設されている。また上記サイドパネル3にはフロントドア開口7,リヤドア開口8が形成されており、該各ドア開口7,8はフロントドア9,スライドドア10により開閉される。
【0015】
上記ルーフパネル4の後端部4cには車幅方向に延びる樋状の段落ち部13が一体形成されており、該段落ち部13の後端縁13aと左, 右のサイドパネル3の後端縁3bとで形成されたドア開口にはバックドア12が配設されている。このバックドア12は、上記段落ち部13に固定されたドアヒンジ11により上下方向に回動可能に枢支され、該上縁部12aはルーフパネル4の後端部4cと連続面をなすように前方に屈曲形成されている。なお、14はバックドアとドア開口との間をシールするウェザストリップである。
【0016】
上記ルーフパネル4にはアウタスライドタイプのサンルーフ装置17が配設されている。このサンルーフ装置17は、ルーフパネル4に矩形状のルーフ開口18を形成するとともに該ルーフ開口18にサンルーフガラス19を配設し、このサンルーフガラス19が上記ルーフパネル4に配設された左, 右一対のガイドレール20,20によりホップアップして車体前後方向に移動するように構成されている。これにより上記ルーフ開口18を開閉して室内の換気,及び採光を行うものである。
【0017】
上記サンルーフガラス19には下方に延びる大略L字状の支持ブラケット21の上端が締結固定されており、該支持ブラケット21の下端にはガイドローラ22が回転自在に軸支されている。このガイドローラ22は上記ガイドレール20の案内溝20a内に挿入されており、該案内溝20aに沿って摺動するようになっている。
【0018】
上記ルーフパネル4にはルーフ開口18の後縁から車体後方に延びる左, 右一対のガイド溝25が凹設されている。このガイド溝25の底部25a上に上記ガイドレール20が収納配置され、ボルト締め固定されている。このガイドレール20の上面とルーフパネル4の上面(一般面)とは略面一となるように設定されており、これによりガイド溝25の溝深さをできるだけ浅くしている。
【0019】
上記ガイド溝25の後端は、ルーフパネル4の後端部4cに近接して延びており、該後端部4cの上壁4dの前端から段落ち形成された内壁4eより覆われている。これによりバックドア12の上部はルーフパネル4の後端部4cにより覆われている。
【0020】
そして上記ルーフパネル4の上面には、上記左, 右のガイド溝25の後端に続いて車幅方向外側に延びる水抜き溝26が形成されている。この水抜き溝26は、ガイド溝25の底部25aから段落ちした後、該段落ち部26aの下端から外側に略水平にルーフパネル4の上面の側部4bまで延びるように形成されている。なお、上記ルーフパネル4の上面は左,右側部が低くなる曲面状に形成されているので、上記水抜き溝26は自然になだらかに左,右側方に開放されることとなる。
【0021】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の排水構造によれば、車体前後方向に延びるガイド溝25の後端に車幅方向外側に延びる水抜き溝26を形成し、該水抜き溝26をルーフパネル4の側部4bに連なるようにしたので、ガイド溝25内に進入した雨水等はガイド溝25から水抜き溝26を通ってルーフパネル4の側部4bに排出され、該側部4bを伝って車外に排水されることとなる。これによりガイド溝25内に水が溜まるのを防止でき、ガイドレール20等に錆びが発生するのを抑制できる。
【0022】
上記ルーフパネル4の側部4bの湾曲部を利用して車外に排水するようにしたので、水抜き溝26の溝長さを短くできるとともに、見栄えの悪化を回避できる。またガイドレール20の上面をルーフパネル4の上面と略面一にしたので、ガイド溝25の深さを浅くでき、ガイド溝25内に溜まる水をより一層確実に排水できる。
【0023】
本実施形態では、上記水抜き溝26を車幅方向外側に向けて形成したので、ガイド溝25の後端開口をルーフパネル4の後端部4cで覆った形状となり、これにより走行風や雨水がバックドア12に直撃することはなく、風切り音による騒音を低減できるとともに、車室内への水入りを防止できる。
【0024】
またガイド溝25に連なる水抜き溝26を形成するだけの構造であるので、従来のエンドガーニッシュを取付ける場合のような部品点数,組み付け工数の増加といった問題を回避でき、コストの上昇を防止できる。
【0025】
なお、本発明は、ルーフパネルの左, 右端縁に庇状のルーフドリップを形成したドリップタイプのルーフ構造の場合にも、またルーフパネルの左, 右側部に段落ち状の凹溝を形成したモヒカンタイプのルーフ構造でも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車に配設されたサンルーフ装置の分解斜視図である。
【図2】上記サンルーフ装置のガイド溝の断面図である(図1のII−II 線断面図) 。
【図3】上記ガイド溝の断面図である(図1のIII−III 線断面図) 。
【図4】上記ガイド溝の断面図である(図1のIV−IV 線断面図) 。
【図5】従来の一般的なサンルーフ装置の分解斜視図である。
【図6】従来のガイド溝の断面図である。
【図7】従来のガイド溝の断面図である。
【符号の説明】
4 ルーフパネル
4b 側部
12 バックドア
17 サンルーフ装置
18 ルーフ開口
19 サンルーフガラス
20 ガイドレール
25 ガイド溝
26 水抜き溝

Claims (1)

  1. ルーフパネルの後端面にバックドアを備え、該ルーフパネルにルーフ開口を形成するとともに該ルーフ開口にサンルーフガラスを配設し、上記ルーフパネルにルーフ開口縁から車体後方に延びるガイド溝を凹設し、該ガイド溝内に上記サンルーフガラスを車体前後方向に移動可能に支持するガイドレールを配設してなるサンルーフ装置の、該ガイド溝内の水を車外に排出するための排水構造において、上記ルーフパネルの上面は左,右外側部が低くなる曲面形状に形成されており、上記ガイド溝の後端壁を、上記ルーフパネルの後端部を段落ちさせてなる内壁により構成するとともに、該内壁に続いて車幅方向外側に延びる水抜き溝を形成し、該水抜き溝を上記ルーフパネルの曲面形状により車幅方向外方に開放させたことを特徴とするサンルーフ装置の排水構造。
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