JPH0544584B2 - - Google Patents

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JPH0544584B2
JPH0544584B2 JP63111265A JP11126588A JPH0544584B2 JP H0544584 B2 JPH0544584 B2 JP H0544584B2 JP 63111265 A JP63111265 A JP 63111265A JP 11126588 A JP11126588 A JP 11126588A JP H0544584 B2 JPH0544584 B2 JP H0544584B2
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JP
Japan
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steel pipe
diameter
accumulator
electric resistance
reduced
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JP63111265A
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JPH01281380A (ja
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Michiharu Tsukada
Shunichi Sakae
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、円筒胴体と、該胴体の端部に入口管
接続口と出口管接続口とをそれぞれもつトツプ及
びボトムを備えたアキユムレータ及びその製造方
法に関する。
(従来の技術) 一般に、冷凍装置等に組込まれる圧縮機には、
アキユムレータが並設され、油混じりの冷媒から
油分及び液分を分離して、ガス冷媒のみを圧縮機
に吸入させたり、冷凍能力等の変化に応じて余剰
冷媒を蓄えたりすることができるようになつてい
る。
この種のアキユムレータは、例えば実開昭61−
43986号公報等に開示され、かつ第9図イに示す
ように、円筒形状をなす胴体1の上部側に、入口
管4の接続口2aをもつトツプ2と、前記胴体1
の下部側に、出口管5の接続口3aをもつたボト
ム3とを備えて成る。
又、この種アキユムレータは、上記公報記載の
もののように、胴体1にトツプ2及びボトム3を
一体化した所謂1ピース形のものや、同図ロに示
すように、胴体1を中間部から上下に二分し、上
部胴体1Aにトツプ2を、下部胴体1Bにボトム
3をそれぞれ一体化した2つのピースを中央で接
合した2ピース形のもの、あるいは、同図ハに示
すように、胴体1とトツプ2及びボトム3をそれ
ぞれ独立形成して、これらの3つのピースを接合
した3ピース形のものを大きく分けて3つの形式
がある。
そして、以上の各形式のアキユムレータを製造
するにあたつては、1ピース形のものでは、胴体
1の両端部に縮径加工を施す必要があるため、専
ら材料の伸び率が良好な銅材料から成る銅管を使
用して、該銅管の両端部をスピニング加工により
縮径するのが一般的であつたし、又、2ピース形
又は3ピース形のものでは、縮径部分がトツプ2
又はボトム3のいずれか一方のみで、材料の伸び
による破断を比較的緩和できることから、材料費
の安い鉄等の鋼板を使用して、この鋼板を深絞り
加工したり、或いは鋼管を使用して、該鋼管の一
端のみを上記同様スピニング加工するのが一般的
であつた。
(発明が解決しようとする課題) 上記2ピース形又は3ピース形のものは、鉄等
の安価な材料を使用できることから、銅材料を使
用する1ピース形のものに比べて材料費自体は低
減できるが、反面、複数ピースで構成され部品数
が増えると共に、各ピースを円周上に沿つて漏れ
の無い溶接作業で結合する必要があるため、トー
タルコストの低減化は十分図り得ないし、又、機
密性保持にも難点があつた。
一方、1ピース形のものは、部品数が少なく機
密性保持も行いやすいが、反面、両端部を縮径加
工する必要性から、専ら伸び率が良好な銅材料が
使用されるため、銅材料に比べて材料費が著しく
高くなる問題があつた。
本発明は、以上の問題を解消するためになした
ものであり、その目的は、安価な鉄等の鋼材料を
使用した1ピース形のアキユムレータを提供する
と共に、その製造のために好適な加工方法を提供
するにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明に係るアキユムレータでは、胴
体1は、円筒形鋼板製で、かつ、軸方向に溶接突
き合わせ部Bをもつ電縫鋼管Dを用いて形成され
ており、前記溶接突き合わせ部Bでは焼鈍処理と
ビート除去処理とがなされており、又、トツプ2
及びボトム3は、前記胴体1の両端部において縮
径されて該胴体1に一体化されていることを特徴
とするものである。
又、このアキユムレータの製造方法は、鋼板を
胴体1に対応する径に丸めてその突き合わせ部B
を溶接により固着した電縫鋼管Dを用い、この電
縫鋼管Dの溶接部を焼鈍加工すると共に溶接ビー
トbを除去した後、前記電縫鋼管Dの両端部をス
ピニング加工により縮径して、トツプ2とボトム
3とを前記胴体1に一体形成することを特徴とす
るものである。
(作用) 以上のアキユムレータでは、銅材料に比べて安
価な鉄等の鋼材料を使用した電縫鋼管Dが使用さ
れ、かつ、1ピース形に形成されていることか
ら、コストの低減化が図れると共に、気密性を良
好ならしめることができる。
又、その構築に際しては、電縫鋼管Dを用い、
溶接部Bを焼鈍加工すると共に溶接ビートbを除
去した後に、スピニング加工により縮径加工する
という手順を踏むため、伸び率の悪い鉄等の鋼を
用いるにも拘わらず、前記電縫鋼管Dの両端部を
良好に縮径加工することができ、胴体1の両端部
にトツプ2及びボトム3を一体化することができ
る。
(実施例) 実施例を図面を参照して説明する。
第8図は、圧縮機Cの側部に一体状に並設した
1ピース形のアキユムレータを示しており、この
アキユムレータは、上下方向に長尺とした円筒形
状をなす胴体1の上下部位に、それぞれトツプ2
とボトム3とを備え、前記トツプ2の中央上部側
に、上方に向けて突出する接続口2aを形成し
て、該接続口2aに入口管4を接続する一方、前
記ボトム3の中央下部側に、下方に向けて突出す
る接続口3aを形成して、この接続口3aに、前
記圧縮機Cの冷媒吸入側に向けて延びる出口管5
を接続させている。
尚、7はフイルタであり、胴体1とトツプ2と
の境界部位に、カシメ溝6を介して支持してい
る。
以上構成するアキユムレータにおいて、前記胴
体1は、カーボン含有量の低い円筒形鋼板製で、
かつ、軸方向に溶接突き合わせ部Bをもつ電縫鋼
管Dを用いて形成されており、前記溶接突き合わ
せ部Bでは焼鈍処理とビート除去処理とがなされ
ており、又、前記トツプ2及びボトム3は、前記
胴体1の両端部において縮径されて該胴体1に一
体化されている。又、その製造方法は下記の通り
である。
先ず、第1図に示すように、低カーボンの軟質
平板材料aを使用して、該材料aを断面円筒形状
に丸めて、この材料aの突き合わせ部Bにおける
内外両面をそれぞれ溶接により固着することによ
り、前記胴体1と対応する径をもつた電縫鋼管D
を形成する。
次に、溶接を施した突き合わせ部Bをレーザ光
線などを利用して焼鈍加工し、該溶接部Bを前記
材料aと同一程度にまで軟質化させる。又、第2
図に示すように、溶接によるビートbを除去して
電縫鋼管Dの内周面及び外周面を滑らかに仕上げ
る。
しかる後、第3図に示すように、前記電縫鋼管
Dの長さ方向両端部を、次記するスピニング加工
機Sを使用して除々に縮径加工し、最終的には第
4図に示すように、電縫鋼管Dの両端部に、前記
各接続口2a,3aと対応する径をもつ最小縮径
部cを形成する。
前記スピニング加工機Sは、第6図に明示する
ように、矢印xで示す軸方向にスライド駆動可能
でかつ矢印rで示す軸方向周りに回転駆動可能な
回転体(S1)を備え、該回転体(S1)の一側部
に、3本ローラ(S2)を星形に配設すると共に
各々矢印yで示す半径方向にスライド駆動可能に
設けて成るものである。
そして、第3図イに示すように、固定した電縫
鋼管Dの軸方向に対向配置して、回転体(S1)
の全体を矢印r方向に回転させた状態で、各ロー
ラ(S2)を電縫鋼管Dの外周部に当接させ、矢
印y方向に除々に移動させると共に回転体(S1)
を矢印x方向に除々に移動させていくのである。
この場合、第3図ロに示すように、ある径に位置
決めしたローラ(S2)で1ステツプの絞り加工
を行つた後(工程)、一旦、回転体(S1)を電
縫鋼管Dから待避させて(工程)、ローラ
(S2)を径方向内方に移動させた後(工程)、
再び電縫鋼管Dに進出せしめ(工程)、その絞
り加工位置を電縫鋼管Dの末端側にずらせてゆく
(工程)という手順を繰り返してもよい。又、
加工時に、各ローラ(S2)に超音波振動を与え
て更に良好な縮径を行えるようにしてもよい。
以上のスピニング加工機Sによれば、3本のロ
ーラ(S2)が、電縫鋼管Dの外周から中心に向
けて均等に当たり、該電縫鋼管Dに加わる押圧力
が均等化できるため、前記電縫鋼管Dはその外径
を均等に絞られ、材料変形による破断は無くし得
る。又、回転体(S1)の1回転中に1本当たり
のローラ(S2)が受け持つ絞り加工量は該ロー
ラ(S2)の本数に見合つて減ることになるから
無理のない加工が可能であり、又、回転体(S1)
の回転数を上げるなどにより、ローラ(S2)が
全体として行う単位時間当たりの絞り量が増や
せ、加工時間の低減化も図り得る。
もつとも、上記例示の加工機Sに限らず、第7
図に示すように、従来一般的なスピニング加工法
によつても縮径加工が可能である。すなわち、こ
の第7図の方法は、電縫鋼管D自体を回転させ、
縮径後の形状に合致するガイド部Gをもつテンプ
レートPに沿わせて、電縫鋼管Dの外周に当接す
る当接体Rを移動していくものである。
こうして縮径加工が完了されると、第4図に示
す状態となり、電縫鋼管Dの最小縮径部cを所定
長さに切断して、第5図に示すように、電縫鋼管
Dの長さ方向両側に、それぞれ前記接続口2a,
3aをもつたトツプ2とボトム3とを形成する。
このように、予め長めに形成した最小縮径部cを
切断して各接続口2a,3aを形成すると、これ
ら接続口端面が良好に仕上げられる。
以上でアキユムレータが完成されるが、その構
造及び工法に関し、上述したように、電縫鋼管D
を用い、溶接部Bを焼鈍加工すると共に溶接ビー
トbを除去した後に、スピニング加工により縮径
加工したから、材料費の安い鉄等の鋼を用いるに
も拘わらず、従来困難であつた胴体1の両端部に
トツプ2及びボトム3をいずれも一体的に縮径す
ることができ、安価でかつ機密性に優れる1ピー
ス形のアキユムレータが実現できたのである。
又、この実施例では、更に、電縫鋼管Dを構成
する平板材料aに低カーボン材を使用し、スピニ
ングに際し、3本のローラ(S2)を備える前記
加工機Sを使用したから、縮径部分の破断を確実
に防止できながら縮径の比率を大きく確保するこ
とも可能となつた。その上、3本ローラの加工機
Sでは、加工時間の低減化も図り得たのであり、
第7図の加工法ではおおむね1〜2分程度の加工
時間を要したのに対し20秒程度に時間短縮でき
た。
(発明の効果) 本発明アキユムレータでは、胴体1は、円筒形
鋼板製で、かつ、軸方向に溶接突き合わせ部Bを
もつ電縫鋼管Dを用いて形成されており、前記溶
接突き合わせ部Bでは焼鈍処理とビート除去処理
とがなされており、又、前記トツプ2及びボトム
3は、前記胴体1の両端部において縮径されて該
胴体1に一体化されていることを特徴とするもの
であるから、安価な鋼材料の使用により低コスト
が図れると共に、1ピース化により気密性を良好
ならしめることができるのである。
又、その構築に際し、鋼板を前記胴体1に対応
する径に丸めてその突き合わせ部Bを溶接により
固着した電縫鋼管Dを用い、この電縫鋼管Dの溶
接部を焼鈍加工すると共に溶接ビートbを除去し
た後、前記電縫鋼管Dの両端部をスピニング加工
により縮径して、前記トツプ2とボトム3とを前
記胴体1に一体形成するという手順を踏むため、
伸び率の悪い鉄等の鋼を用いるにも拘わらず、前
記電縫鋼管Dの両端部を良好縮径加工することが
でき、胴体1の両端部にトツプ2及びボトム3を
一体化することができるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明にかかるアキユムレー
タの製造方法を手順毎に示す図、第6図は製造に
使用するスピニング加工機の斜視図、第7図はス
ピニング加工機の別例を示す図、第8図はアキユ
ムレータの全体構造を示す断面図、第9図は従来
例を示す図面である。 1……胴体、2……トツプ、2a……接続口、
3……ボトム、3a……製造口、4……入口管、
5……出口管、D……電縫鋼管、B……突き合わ
せ部、b……溶接ビート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円筒胴体1と、該胴体1の端部に、入口管接
    続口2aと出口管接続口3aとをそれぞれもつト
    ツプ2及びボトム3を備えたアキユムレータであ
    つて、前記胴体1は、円筒形鋼板製で、かつ、軸
    方向に溶接突き合わせ部Bをもつ電縫鋼管Dを用
    いて形成されており、前記溶接突き合わせ部Bで
    は焼鈍処理とビート除去処理とがなされており、
    又、前記トツプ2及びボトム3は、前記胴体1の
    両端部において縮径されて該胴体1に一体化され
    ていることを特徴とするアキユムレータ。 2 円筒胴体1と、該胴体1の端部に、入口管接
    続口2aと出口管接続口3aとをそれぞれもつト
    ツプ2及びボトム3を備えたアキユムレータの製
    造方法であつて、鋼板を前記胴体1に対応する径
    に丸めてその突き合わせ部Bを溶接により固着し
    た電縫鋼管Dを用い、この電縫鋼管Dの溶接部を
    焼鈍加工すると共に溶接ビートbを除去した後、
    前記電縫鋼管Dの両端部をスピニング加工により
    縮径して、前記トツプ2とボトム3とを前記胴体
    1に一体形成することを特徴とするアキユムレー
    タの製造方法。
JP63111265A 1988-05-06 1988-05-06 アキュムレータ及びその製造方法 Granted JPH01281380A (ja)

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