JPH0565278B2 - - Google Patents

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JPH0565278B2
JPH0565278B2 JP7046087A JP7046087A JPH0565278B2 JP H0565278 B2 JPH0565278 B2 JP H0565278B2 JP 7046087 A JP7046087 A JP 7046087A JP 7046087 A JP7046087 A JP 7046087A JP H0565278 B2 JPH0565278 B2 JP H0565278B2
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JP
Japan
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flux
metal tube
tube
groove
wire
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7046087A
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English (en)
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JPS63238996A (ja
Inventor
Noburo Saeki
Kunyuki Ozoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP7046087A priority Critical patent/JPS63238996A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は溶接用フラツクス入りワイヤの製造
方法、特にフラツクスを充填した金属外皮がこれ
の円周方向に閉じており(開口した合わせ目がな
い)、かつ外皮内周面に突出部を有する溶接用フ
ラツクス入りワイヤの製造方法に関する。
(従来の技術) 自動または半自動アーク溶接に溶接用フラツク
ス入りワイヤが広く用いられている。フラツクス
入りワイヤは管状の金属外皮内に合金成分、脱酸
剤などからなる粉粒状のフラツクスが充填されて
いる。
フラツクス入りワイヤの一つとして、外皮内周
面が内径方向に突出する突出部を有するものがあ
る。たとえば、特公昭48−6378号公報、および特
開昭61−140397号公報で開示されたフラツクス入
りワイヤがある。この種のフラツクス入りワイヤ
は、管状の外皮のみでなく突出部からもアークが
発生し、ワイヤ中央部のフラツクスも十分に溶融
するという利点がある。
また、フラツクス入りワイヤは、外皮の合わせ
目が空隙となつて残つていると、空隙から水分や
潤滑剤がフラツクスへ侵入し、あるいはフラツク
スが漏出するなどの問題がある。そこで、上記特
公昭48−6378号公報で開示された技術では、空隙
のない管にフラツクス入りワイヤを内蔵するよう
にしている。また、特開昭61−140397号公報で開
示されたフラツクス入りワイヤは、外皮の合わせ
目を溶接あるいは接着剤で接合、密閉するように
している。しかし、これらフラツクス入りワイヤ
はワイヤを二重管構造にしたり、あるいは製造工
程に溶接、接着工程などを含んでいる。したがつ
て、作業工程が複雑になるとともに、設備費が高
額になり、ワイヤを安価に提供できないという問
題がある。また、外皮を溶接する際に、フラツク
スが劣化する虞れもある。
このような問題を解決するものとして、特開昭
61−126994号公報で開示されたフラツクス入りワ
イヤの製造方法がある。この方法では、矩形断面
をした鋼塊の穴にフラツクスを予め充填して出発
材を準備し、この出発材を熱間圧延および冷間圧
延してフラツクス入りワイヤを製造する。この方
法で製造されたフラツクス入りワイヤは、前記突
出部が外皮内側に形成され、二重管構造とはなつ
ておらず、また製造工程に溶接、接着が含まれて
いないので、前記のような問題は生じない。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記特開昭61−126994号公報で開示さ
れた製造方法では、出発材が矩形断面の鋼塊であ
ることから、矩形断面から円形断面とするには熱
間圧延を必要とする。熱間圧延の際、フラツクス
は鋼塊とともに圧延されるので、高温状態で高圧
下を受ける。この結果、フラツクスは非常に硬化
して、後段の延伸工程でフラツクス入り管を延伸
することが困難であつた。したがつて、この方法
では高い延伸率が取れず、細径・長尺のフラツク
ス入りワイヤを製造することができないという問
題があつた。
そこで、この発明は外皮内側に突出部を有する
フラツクス入りワイヤを細径かつ長尺に製造する
ことができる方法を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明の溶接用フラツクス入りワイヤの製造
方法は、まず開口した合わせ目を有しない外皮と
なる金属管内に予めフラツクスを充填する。つい
で、上記フラツクス入り金属円管の外周面を管長
手方向に沿つて局部的に圧下して圧下部分の管内
周面が内径方向にせり出すように複数の溝を形成
する。そして、相対する溝側面が密着して溝を塞
ぐように前記金属管を延伸する。
上記金属円管として継目無し管、電縫管などが
用いられる。
金属管にフラツクスを充填するには、たとえ
ば、前記特開昭50−122439号公報あるいは特公昭
60−43239号公報などにより開示された方法を用
いることができる。
フラツクス入り金属管に溝を入れるには、フラ
ツトロールまたは孔型ロールに環状の刃が付いた
成形ロールを用いる。溝の数だけの成形ロールを
備えた1台の成形スタンドを用いてもよく、ある
いは刃の位置が互いに異なるようにして複数台の
成形スタンドをタンデムに配列した設備を用いて
もよい。溝の形状はUまたはV字形で、溝数は2
〜8本が適当である。また、溝の深さは少なくと
も溝部の管内周面が内径方向に突出する程度、た
とえば金属管の肉厚以上である。
溝を塞ぐように延伸するには、ローラ圧延ある
いは通常のダイスによる引抜きが用いられる。減
面率は溝を塞ぐに十分な大きさでなければなら
ず、たとえば80%以上である。
(作用) 金属管の外周面を管長手方向に沿つて局部的に
圧下して、溝を形成することにより、圧下部分の
管内周面が内径方向にせり出す。これより、金属
管内に突出部が形成される。
この溝付きの金属管を延伸すると、金属管は縮
径されて溝幅が狭くなる。延伸率を十分高くとる
と、相対する溝側面が密着し、溝は塞がれる。円
形の金属管を延伸するのであるから、ダイスによ
り引抜きなど冷間加工を用いることができ、金属
管内のフラツクスが高温状態で高圧下を受けるこ
とはない。また、延伸により上記突出部は内径方
向に更に若干せり出す。
(実施例) 第1図および第2図はこの発明の実施例を示す
もので、それぞれフラツクス入りワイヤの製造工
程図および各製造段階におけるワイヤ断面図であ
る。
まず、第2図イに示す出発材1の金属管2を製
造する。金属管2は電縫管であつて、従来の方法
により製造される。たとえば、帯鋼をフオーミン
グミルによりO形に成形してオープンパイプを作
る。ついで、オープンパイプのエツジ部分を高周
波電流で加熱しながらスクイズロールで加圧・接
合して管とする。管はサイザにより定形に仕上ら
れる。この実施例では金属管2の材質はSUS309
であり、外径が8mm、肉厚が1mmである。なお、
金属管にめつきを施す場合には、次のフラツクス
充填工程の前に行う。
ついで、振動法(たとえば、特公昭60−43239
号公報参照)により上記金属管1にフラツクス3
を充填する。フラツクス3はチタニヤ系のもの
で、充填率は20%である。
第3図は上記のようにしてフラツクスを充填し
た金属管に溝を入れ、ついで伸線する成形・伸線
設備を示している。
図面に示すように、成形・伸線設備は払出しリ
ール11、2台の成形スタンド12,13、5台
の伸線機18および巻取リール19が順次タンデ
ムに配列されている。成形スタンド12,13は
フラツクス3を充填した金属管2に溝5を入れる
もので、一対の孔型ロール14を備えている。第
4図に示すように孔型ロール14は半円溝15に
環状の刃16が設けられている。孔型ロール14
は第1の成形スタンド12ではロール軸が水平と
なるように支持されており、また第2の成形スタ
ンド13ではロール軸が垂直となるようにして支
持されている。
上記設備において、出発材1を払出しリール1
1から巻き戻して成形スタンド12,13に通
す。このとき、金属管2はまず成形スタンド12
により上下に溝5が入れられ、ついで成形スタン
ド13により左右に溝5が入れられる。第2図ロ
は金属管2aに4本の溝5が刻まれられた中間材
4を示している。金属管2aの溝5の部分は突起
6となつて内径方向にせり出している。溝5の最
大幅bは2mm、深さdは1.5mm、溝側面の傾斜角
θは15度である。
ついで、中間材4は伸線機18により直径4mm
まで縮径・延伸する。第2図ハはこの第1伸線が
施された中間材7を示している。前記溝5は閉じ
た溝5aとなり金属管2bに残り、突起6は内径
方向に更にせり出された突起6aとなる。中間材
7はいつたん巻取りリール19に巻き取られる。
つぎに、上記中間材7を第1焼鈍工程により加
工歪を除去したのち、第2伸線工程により直径2
mmまで縮径・延伸する。さらに続いて、第2焼鈍
工程により加工歪を除去し、第3伸線工程により
最終直径1.6mmまで縮径・延伸する。そして、ワ
イヤ表面を洗浄したのち、製品としてリールに巻
き取る。第2図ニは出来上つたフラツクス入りワ
イヤ8を示している。外径は1.6mm、肉厚は0.3
mm、突起6bの長さは0.3mmである。外皮2cに
残つた溝5bは、肉眼で見えないほど溝側面が完
全に密着している。また、前記のように金属管2
は電縫管であるから、フラツクス入りワイヤ8の
外皮2cには内部のフラツクス3に通じる開口は
全く生じない。
フラツクス入りワイヤ8は内部に突起6bが突
出した断面形状となつている。そして、溶接施工
時に、外皮2cだけでなく突起6bにも溶接電流
が流れ、この突起6bからもアークが発生する。
したがつて、このアークの発生熱によりワイヤ中
心部のフラツクス3も十分に溶融される。
この発明は上記実施例に限られるものではな
く、たとえば溝の数を3本にしてもよい。この場
合、環状の刃を備えた3本の成形ロールを1台の
成形スタンドに設け、1スタンド1パスにより金
属管に3本の溝を入れるようにする。
(発明の効果) この発明によれば、出発材は断面形状が円形の
金属管であるから、通常の伸線加工により金属管
を延伸することができ、フラツクスが高温状態で
高圧下を受けて硬化することはない。したがつ
て、高い延伸率で金属管を延伸でき、細径・長尺
のフラツクス入りワイヤを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すもので、フラ
ツクス入りワイヤの製造工程図、第2図は各製造
段階における材料の断面図、第3図は第1図に示
す製造工程において金属管に溝を入れ、ついで溝
入り金属管を延伸する設備の概略図、および第4
図は溝入れ用成形ロールの正面図である。 1……出発材、2,2a,2b……金属管、2
c……外皮、3……フラツクス、4,7……中間
材、5,5a,5b……溝、6,6a,6b……
突起、8……フラツクス入りワイヤ、12,13
……成形スタンド、15……成形ロール、16…
…環状の刃、18……伸線機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開口した合わせ目を有しない外皮となる金属
    管内に予めフラツクスを充填し、前記フラツクス
    入り金属管を延伸し、外皮内周面に突出部を有す
    る溶接用フラツクス入りワイヤを製造する方法に
    おいて、フラツクス入り金属円管の外周面を管長
    手方向に沿つて局部的に圧下して圧下部分の管内
    周面が内径方向にせり出すように複数の溝を形成
    し、ついで相対する溝側面が密着して溝を塞ぐよ
    うに前記金属管を延伸することを特徴とする溶接
    用フラツクス入りワイヤの製造方法。
JP7046087A 1987-03-26 1987-03-26 溶接用フラツクス入りワイヤの製造方法 Granted JPS63238996A (ja)

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CN113414517A (zh) * 2021-04-25 2021-09-21 郑州机械研究所有限公司 钎焊焊丝、钎焊焊丝成型方法及钎焊焊丝成型模具

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