JP2632161B2 - 電動機鋼板フレームの製造方法 - Google Patents
電動機鋼板フレームの製造方法Info
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- JP2632161B2 JP2632161B2 JP62168345A JP16834587A JP2632161B2 JP 2632161 B2 JP2632161 B2 JP 2632161B2 JP 62168345 A JP62168345 A JP 62168345A JP 16834587 A JP16834587 A JP 16834587A JP 2632161 B2 JP2632161 B2 JP 2632161B2
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- steel plate
- frame
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、フレームをクリンチ接合した電動機鋼板フ
レームの製造方法に関するものである （従来の技術） 従来の鋼板フレームの製造方法は、第５図乃至第９図
に工程に従つて順次示すように、先ず四角形状の鋼板１
を円柱状のパンチローラーでローリング（丸め）加工
し、円筒状に成型して端部を重ね合せる。
レームの製造方法に関するものである （従来の技術） 従来の鋼板フレームの製造方法は、第５図乃至第９図
に工程に従つて順次示すように、先ず四角形状の鋼板１
を円柱状のパンチローラーでローリング（丸め）加工
し、円筒状に成型して端部を重ね合せる。
次に、この重ね合せ部２を、第６図に示すようにシー
ム溶接して円筒状に形成した後、第７図に示すようにマ
ンドル３を挿入してエキスパンド加工を行い、フレーム
４の端部の内径を大きくして覗き部５を形成すると共
に、フレーム４の真円度を出す。
ム溶接して円筒状に形成した後、第７図に示すようにマ
ンドル３を挿入してエキスパンド加工を行い、フレーム
４の端部の内径を大きくして覗き部５を形成すると共
に、フレーム４の真円度を出す。
この後、第８図に示すように覗き部５からステータコ
アー６を圧入してフレーム４の中間部に固定する。次い
で圧入したステータコアー６に図示しないマンドレルを
挿着して回転させ、フレーム４の両端を切削加工して第
９図に示すように端面を平行に仕上げて長手方向の寸法
を整えた後、ベアリングブラケツト７が取付けられるイ
ンロー８の切削加工を行つて完了する。
アー６を圧入してフレーム４の中間部に固定する。次い
で圧入したステータコアー６に図示しないマンドレルを
挿着して回転させ、フレーム４の両端を切削加工して第
９図に示すように端面を平行に仕上げて長手方向の寸法
を整えた後、ベアリングブラケツト７が取付けられるイ
ンロー８の切削加工を行つて完了する。
このように、鋼板１をローリング加工して、重ね合せ
部２をシーム培接する方法では、真円度や寸法精度がな
いため、複雑な工程を経てフレーム４を成型していた。
部２をシーム培接する方法では、真円度や寸法精度がな
いため、複雑な工程を経てフレーム４を成型していた。
またこれとは別の方法として鋼板１の両端に互に嵌合
する凹凸状のクリンチ形状部9A、9Bを第10図に示すよう
に形成し、これを円柱状のパンチローラーでローリング
加工して、クリンチ形状部9A、9Bを嵌合させて、真円度
と寸法精度に優れたフレーム４を製造する方法もある。
する凹凸状のクリンチ形状部9A、9Bを第10図に示すよう
に形成し、これを円柱状のパンチローラーでローリング
加工して、クリンチ形状部9A、9Bを嵌合させて、真円度
と寸法精度に優れたフレーム４を製造する方法もある。
しかしながら、この方法ではステータコアー６を圧入
するための覗き部５を形成するときに、フレーム４の端
部をエキスバンド加工すると、第11図に示すようにクリ
ンチ接合部10が伸びたり、隙間が発生する問題があり、
実用化できなかつた。
するための覗き部５を形成するときに、フレーム４の端
部をエキスバンド加工すると、第11図に示すようにクリ
ンチ接合部10が伸びたり、隙間が発生する問題があり、
実用化できなかつた。
（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、かかる従来の問題点に鑑みなされたもの
で、切削加工や溶接、エキスバンド加工を省いて工程を
簡略化し、製造コストが安く、品質の優れた電動機鋼板
フレームの製造方法を提供するものである。
で、切削加工や溶接、エキスバンド加工を省いて工程を
簡略化し、製造コストが安く、品質の優れた電動機鋼板
フレームの製造方法を提供するものである。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、四角形状をなす鋼板の両端に互いに嵌合す
るクリンチ形状部を形成し、このクリンチ形状部を嵌合
させてクリンチ接合する電動機鋼板フレームの製造方法
において、前記鋼板を、両端側の外径が中間部の外径よ
り大きい段付きパンチローラーでローリング成型し、前
記クリンチ形状部を嵌合させてクリンチ接合すると同時
に、鋼板フレームの両端に覗き部と、ブラケットを取付
けるインローとを一工程で成型することを特徴とするも
のである。
るクリンチ形状部を形成し、このクリンチ形状部を嵌合
させてクリンチ接合する電動機鋼板フレームの製造方法
において、前記鋼板を、両端側の外径が中間部の外径よ
り大きい段付きパンチローラーでローリング成型し、前
記クリンチ形状部を嵌合させてクリンチ接合すると同時
に、鋼板フレームの両端に覗き部と、ブラケットを取付
けるインローとを一工程で成型することを特徴とするも
のである。
（作 用） 本発明方法は、四角形状をなす鋼板の両端にクリンチ
形状部をプレス等により成型しておく。
形状部をプレス等により成型しておく。
円柱状のパンチローラーは、両端側の外径が中間部よ
り大きい段付きのものを用い、これをローリングマシー
ンに取付けて、前記鋼板をローリング加工する。
り大きい段付きのものを用い、これをローリングマシー
ンに取付けて、前記鋼板をローリング加工する。
パンチローラーは段付きに形成されているので、ロー
ラー外径に沿つてローリング加工されるときに、片側に
ステータコアーの圧入のための覗き部を兼ねるベアリン
グプラケツトのインローが、他端側ベアリングブラケツ
トが取付けられるインローが、一工程で同時に成型され
る。
ラー外径に沿つてローリング加工されるときに、片側に
ステータコアーの圧入のための覗き部を兼ねるベアリン
グプラケツトのインローが、他端側ベアリングブラケツ
トが取付けられるインローが、一工程で同時に成型され
る。
（実施例） 以下本発明の実施例を第１図乃至第４図を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
先ず第１図に示すようにフレーム４の仕上り寸法に合
せて展開した長方形の鋼板１の短辺側の両端にΩ状の凸
部と逆Ω状の凹部を交互に配置したクリンチ形状部9A、
9Bをプレス等により打抜き成型しておく。
せて展開した長方形の鋼板１の短辺側の両端にΩ状の凸
部と逆Ω状の凹部を交互に配置したクリンチ形状部9A、
9Bをプレス等により打抜き成型しておく。
第２図はパンチローラー11を示すもので、両反歩の長
さL1の範囲をベアリングプラケツトの取付部の外径D1に
合せ、また中間部の長さL2の範囲をステータコアの外径
の締め代を見込んで外径D2とし、D1−D2≒0.3程度に形
成する。
さL1の範囲をベアリングプラケツトの取付部の外径D1に
合せ、また中間部の長さL2の範囲をステータコアの外径
の締め代を見込んで外径D2とし、D1−D2≒0.3程度に形
成する。
次に上記パンチローラー11をローリングマシーンに取
付けて、第１図に示す鋼板１をローリング加工して丸
め、同時にクリンチ形状部9A、9Bを嵌合させて、第３図
に示すように円筒状のフレーム４を成型する。
付けて、第１図に示す鋼板１をローリング加工して丸
め、同時にクリンチ形状部9A、9Bを嵌合させて、第３図
に示すように円筒状のフレーム４を成型する。
このフレーム４をクリンチ接合により接合されている
ので、真円度や長さ方向の寸法精度が良く、従来の如く
マンドレルによる修正や切削による端面加工が不要とな
る。
ので、真円度や長さ方向の寸法精度が良く、従来の如く
マンドレルによる修正や切削による端面加工が不要とな
る。
またパンチローラー11は段付きローラーであるので、
この外径形状に沿つて、両端側の内径がd1、中間部の内
径d2の段付きのフレーム４が成型される。
この外径形状に沿つて、両端側の内径がd1、中間部の内
径d2の段付きのフレーム４が成型される。
従つてローリング加工によつてフレーム４の両側に第
４図に示すようにステータコアーの圧入の覗き代を設け
た覗き部５とベアリングブラケツト７を取付けるインロ
ー８が同時に成型される。
４図に示すようにステータコアーの圧入の覗き代を設け
た覗き部５とベアリングブラケツト７を取付けるインロ
ー８が同時に成型される。
なお上記実施例では、パンチローラー11の両端の外径
D1が同じものについて説明したが、異なるものでも良
く、またクリンチ接合部10の形状はこれに限らず、他の
凹凸形状のものでも良い。
D1が同じものについて説明したが、異なるものでも良
く、またクリンチ接合部10の形状はこれに限らず、他の
凹凸形状のものでも良い。
以上説明した如く、本発明方法によれば、一工程のロ
ーリング加工で覗き部とインローが同時に成型できるの
で、従来の如くシーム溶接やエキスバンド加工、および
フレームの端面やインローの切削加工などを省いて工程
を簡略化でき、製造コストが安く、しかも真円度や寸法
精度に優れ、モーター内部への切粉の残留もなく品質の
優れた電動機鋼板フレームの製造方法を得ることができ
る。
ーリング加工で覗き部とインローが同時に成型できるの
で、従来の如くシーム溶接やエキスバンド加工、および
フレームの端面やインローの切削加工などを省いて工程
を簡略化でき、製造コストが安く、しかも真円度や寸法
精度に優れ、モーター内部への切粉の残留もなく品質の
優れた電動機鋼板フレームの製造方法を得ることができ
る。
第１図乃至第４図は本発明方法を示すもので第１図は鋼
板の平面図、第２図はパンチローラーの正面図、第３図
はフレームの断面図、第４図はフレームの端部拡大断面
図、第５図乃至第９図は従来のシーム溶接により接合す
る方法を順次工程に従つて示す断面図、第10図は従来の
クリンチ接合によるフレームの断面図、第11図は第10図
のフレームをエキスパンド加工した状態を示す断面図で
ある。 １……鋼板、２……重ね合せ部 ３……マンドレル、４……フレーム ５……覗き部、７……ベアリングブラケツト ８……インロー、9A、9B……クリンチ形状部 10……クリンチ接合部、11……パンチローラー
板の平面図、第２図はパンチローラーの正面図、第３図
はフレームの断面図、第４図はフレームの端部拡大断面
図、第５図乃至第９図は従来のシーム溶接により接合す
る方法を順次工程に従つて示す断面図、第10図は従来の
クリンチ接合によるフレームの断面図、第11図は第10図
のフレームをエキスパンド加工した状態を示す断面図で
ある。 １……鋼板、２……重ね合せ部 ３……マンドレル、４……フレーム ５……覗き部、７……ベアリングブラケツト ８……インロー、9A、9B……クリンチ形状部 10……クリンチ接合部、11……パンチローラー
Claims (1)
- 【請求項１】四角形状をなす鋼板の両端に互いに嵌合す
るクリンチ形状部を形成し、このクリンチ形状部を嵌合
させてクリンチ接合する電動機鋼板フレームの製造方法
において、前記鋼板を、両端側の外径が中間部の外径よ
り大きい段付きパンチローラーでローリング成型し、前
記クリンチ形状部を嵌合させてクリンチ接合すると同時
に、鋼板フレームの両端に覗き部と、ブラケットを取り
付けるインローとを一工程で成型することを特徴とする
電動機鋼板フレームの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62168345A JP2632161B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 電動機鋼板フレームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62168345A JP2632161B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 電動機鋼板フレームの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6412845A JPS6412845A (en) | 1989-01-17 |
| JP2632161B2 true JP2632161B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=15866336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62168345A Expired - Fee Related JP2632161B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 電動機鋼板フレームの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2632161B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5789605A (en) * | 1980-11-15 | 1982-06-04 | Hisao Oida | Production of shoulder pad |
| KR100353609B1 (ko) * | 1999-11-17 | 2002-09-26 | 주식회사 유엔티 | 모터케이스 어셈블리 제조장치 및 방법 |
| JP3704029B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2005-10-05 | 三菱電機株式会社 | 始動用電動機の固定子 |
| JP3520035B2 (ja) * | 2000-07-27 | 2004-04-19 | 三菱電機株式会社 | 始動用電動機の固定子 |
| JP4740789B2 (ja) * | 2006-04-24 | 2011-08-03 | トヨタホーム株式会社 | 建物の内装構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5515922U (ja) * | 1978-07-17 | 1980-01-31 | ||
| JPS6057307B2 (ja) * | 1980-04-23 | 1985-12-14 | 株式会社日立製作所 | 電動機外枠の製造方法 |
-
1987
- 1987-07-06 JP JP62168345A patent/JP2632161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6412845A (en) | 1989-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |