JPH0544231Y2 - - Google Patents

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JPH0544231Y2
JPH0544231Y2 JP6241987U JP6241987U JPH0544231Y2 JP H0544231 Y2 JPH0544231 Y2 JP H0544231Y2 JP 6241987 U JP6241987 U JP 6241987U JP 6241987 U JP6241987 U JP 6241987U JP H0544231 Y2 JPH0544231 Y2 JP H0544231Y2
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JP
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floor panel
rear side
fixed
shelf
cross member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の下部車体構造、特に2段フロ
ア構造を採用可能な車両における2段フロアのア
ツパフロアパネルを支持する構造に関するもので
ある。
(従来の技術) バン型の車両においては、車両後部のスペース
を有効に利用するために2段フロア構造を採用す
る場合がある。2段フロア構造とは、トランクフ
ロア等を構成するフロアパネルの上方にアツパフ
ロアパネルが配設されたフロア構造をいうが、ア
ツパフロアパネルの支持構造としては、例えば実
開昭59−102483号公報に開示されているように、
フロアパネル両側のリヤタイヤハウス等に支持部
を設けてアツパフロアパネルを支持する構造が知
られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような支持構造にあつて
は、アツパフロアパネルの車体への支持がフロア
パネルの両側部においてのみなされる構造である
ため十分な支持強度を得ることができない。特
に、アツパフロアパネルを、その支持部を支点と
して開閉可能な構造とする場合には、該支持部に
大きな荷重が作用することとなるため、従来の支
持構造では支持強度が十分でない。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
であつて、2段フロア構造を採用可能な車両にお
いて、アツパフロアパネルに対する支持強度を十
分に備えた車両の下部車体構造を提供しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案による車両の下部車体構造は、所定の棚
状部材、クロスメンバおよびリヤサイドメンバを
設けることにより、上記目的達成を図るようにし
たものである。すなわち、フロアパネルと、この
フロアパネルの左右両側に設けられ、該フロアパ
ネルから上方に膨出して形成された1対のタイヤ
ハウスと、これら各タイヤハウスの前記フロアパ
ネル上方部位に固定された1対の棚状部材と、前
記フロアパネルの上面に固定されて該フロアパネ
ルとで車幅方向に延びる閉断面部を構成し、かつ
両端上部が前記棚状部材に固定されたクロスメン
バと、前記フロアパネルの左右両側の前記タイヤ
ハウス後方側に固定され、前端上部が前記クロス
メンバの前記棚状部材への固定部位において該棚
状部材に固定されたリヤサイドメンバとを備えて
なることを特徴とするものである。
(考案の効果) 上記構成に示すように、フロアパネルの上面に
クロスメンバが固定されて車幅方向に延びる閉断
面部が構成されるとともに、フロアパネルの左右
両側のタイヤハウス後方側にリヤサイドメンバが
固定されることにより、これらクロスメンバおよ
びリヤサイドメンバでアツパフロアパネルが支持
可能な構造とされ、さらに左右のタイヤハウスに
棚状部材が固設されてこれら各棚状部材にクロス
メンバの両端上部および各リヤサイドメンバの前
端上部が同一部位において固定されることによ
り、フロアパネル、クロスメンバおよびリヤサイ
ドメンバが相互に強度上連続した構造とされてい
るので、フロアパネル上方にアツパフロアパネル
を設けて2段フロア構造とする場合には、上記ク
ロスメンバおよびリヤサイドメンバによつてアツ
パフロアパネルを支持せしめるようにすれば、ア
ツパフロアパネルに対する支持強度を十分に確保
することが可能となる。また、クロスメンバの両
端上部およびリヤサイドメンバの前端上部は棚状
部材を介してタイヤハウスに固定される構造とな
つているので、タイヤハウスに予め棚状部材をス
ポツト溶接等により固定しておき、タイヤハウス
をフロアパネルに固定した後にクロスメンバおよ
びリヤサイドメンバを棚状部材にボルト締めする
という組付作業が可能となる。したがつて、タイ
ヤハウスにクロスメンバおよびリヤサイドメンバ
を直接固定しようとする場合には、スポツト溶接
等は事実上不可能なためボルト締め等によりこれ
を行うことが必要であるが、このボルト締めをす
るためにはタイヤハウスにボルト孔を形成するこ
とが必要となるのでタイヤハウスの剛性低下の原
因となり、またボルト締めの作業も行いにくいと
いう問題が生ずるのに対し、本考案によれば、タ
イヤハウスの剛性低下を来たすことなく、かつ作
業性よく、クロスメンバおよびリヤサイドメンバ
をタイヤハウスに固定することが可能となる。し
かも棚状部材がタイヤハウスに固定されることに
より、タイヤハウス自体の剛性も向上することと
なる。
また、本考案によれば、上記クロスメンバおよ
びリヤサイドメンバによつて車体自体の剛性も向
上するため、2重フロア構造を採用しない場合
(例えばアツパフロアパネルを設ける代わりに乗
員用のシートを設ける場合)であつてもその支持
強度を向上させることが可能である。
(実施例) 以下添付図面を参照しながら本考案の実施例に
ついて詳述する。
第1図は、本考案による車両の下部車体構造の
一実施例を示す斜視図であつて、バン型の車両の
車体後部においてトランクフロアを構成するフロ
アパネル1およびこれに取り付けられる部材を示
すものである。
フロアパネル1の上方にはアツパフロアパネル
2が配設されて2段フロア構造を形成するように
なつている。アツパフロアパネル2は、その前後
左右端がクロスメンバ3、リヤエンドクロスメン
バ4、および1対のリヤサイドメンバ5,6にそ
れぞれ載置され、これにより全周で車体に支持さ
れるようになつている。また、アツパフロアパネ
ル2の前端部には1対のヒンジ部材7の一端部が
取り付けられていて、その他端部をクロスメンバ
3に取り付けることにより、アツパフロアパネル
2は、その前端部を支点に回動して開閉可能とな
るようになつている。
クロスメンバ3は、フロアパネル1の上面の複
数個所においてボルト締めされてフロアパネル1
に固定されている。このクロスメンバ3は、第2
図に車体前後方向の鉛直断面で示すように、断面
略コ字状に形成されていて、フロアパネル1に固
定されることによりこのフロアパネル1とで車幅
方向の延びる閉断面部を構成するようになつてい
る。また、第3および4図にも示すように、クロ
スメンバ3のヒンジ部材7取付部位に位置する上
記閉断面部内には、アツパフロアパネル2に対す
る支持強度をより向上させるためのレインフオー
スメント8が設けられている。レインフオースメ
ント8は、その周囲三方がクロスメンバ3にスポ
ツト溶接で固定され、またレインフオースメント
8の上部にはヒンジ部材7をボルト締めするため
のナツト9が溶接されている。
第3および4図に示すように、フロアパネル1
の左右両側には、該フロアパネル1から上方に膨
出して形成された1対のタイヤハウス10が溶接
されている。なお、図には左側のタイヤハウス1
0のみが示されているが右側についても同様であ
る。各タイヤハウス10のフロアパネル1上方の
側面部には車体前後方向に延びる棚状部材11が
それぞれスポツト溶接により固定されている。
棚状部材11は断面略L字形に形成され、その
水平部11aの下面には所定間隔を置いて複数の
ナツト12が溶接されている。そして、水平部1
1a上面にクロスメンバ3の両端上部を重ね合わ
せてボルト13でナツト12に締め付けることに
より、クロスメンバ3は棚状部材11に固定され
るようになつている。
棚状部材11には、また、アツパフロアパネル
2の側端部を支持するリヤサイドメンバ5(車体
右側においてはリヤサイドメンバ6)も固定され
るようになつている。固定方法はクロスメンバ3
と同様、ナツト12に対するボルト締めによる。
複数のナツト12のうち前2つはクロスメンバ3
固定用で2つ目以後はリヤサイドメンバ5固定用
である。2つ目のナツト12には、クロスメンバ
3およびリヤサイドメンバ5がリヤサイドメンバ
5を上にして共締めされる。これによりリヤサイ
ドメンバ5は、クロスメンバ3に支持されること
となる。なお、リヤサイドメンバ5(および6)
は、棚状部材11以外にもリヤエンドメンバ4お
よびフロアパネル1あるいはリヤサイドフレーム
(図示せず)に、ボルト締めによる固定がなされ、
これらと閉断面部を構成するようになつている。
以上詳述したように、本実施例に示す車両の下
部車体構造においては、アツパフロアパネル2
は、その周囲を、それぞれ閉断面状に形成された
複数の部材によつて十分な支持強度をもつて支持
されることとなる。特に、アツパフロアパネル2
がヒンジ結合されるクロスメンバ3にはレインフ
オースメント8が設けられているので、アツパフ
ロアパネル2の開閉時等に作用する大きな荷重に
対してもクロスメンバ3は十分耐えることが可能
である。
なお、クロスメンバ3、リヤサイドメンバ5お
よび6はいずれもボルト結合により車体への固定
がなされているので、車両の仕様違いに応じて、
リヤサイドメンバ5,6を取り付けないようにす
ること、あるいはこれに加えてクロスメンバ3も
取り付けないようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両の下部車体構造の一
例を示す斜視図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は該構造の要部平面図、第4図は第3
図の方向矢視図である。 1……フロアパネル、2……アツパフロアパネ
ル、3……クロスメンバ、5,6……リヤサイド
メンバ、10……タイヤハウス、11……棚状部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロアパネルと、このフロアパネルの左右両側
    に設けられ、該フロアパネルから上方に膨出して
    形成された1対のタイヤハウスと、これら各タイ
    ヤハウスの前記フロアパネル上方部位に固定され
    た1対の棚状部材と、前記フロアパネルの上面に
    固定されて該フロアパネルとで車幅方向に延びる
    閉断面部を構成し、かつ両端上部が前記棚状部材
    に固定されたクロスメンバと、前記フロアパネル
    の左右両側の前記タイヤハウス後方側に固定さ
    れ、前端上部が前記クロスメンバの前記棚状部材
    への固定部位において該棚状部材に固定されたリ
    ヤサイドメンバとを備えてなることを特徴とする
    車両の下部車体構造。
JP6241987U 1987-04-24 1987-04-24 Expired - Lifetime JPH0544231Y2 (ja)

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JP6241987U JPH0544231Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JP6241987U JPH0544231Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24

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JPS63169387U JPS63169387U (ja) 1988-11-04
JPH0544231Y2 true JPH0544231Y2 (ja) 1993-11-09

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