JPH0543983Y2 - - Google Patents

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JPH0543983Y2
JPH0543983Y2 JP10559987U JP10559987U JPH0543983Y2 JP H0543983 Y2 JPH0543983 Y2 JP H0543983Y2 JP 10559987 U JP10559987 U JP 10559987U JP 10559987 U JP10559987 U JP 10559987U JP H0543983 Y2 JPH0543983 Y2 JP H0543983Y2
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lead wire
cap
soldering
solder
electronic component
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、半田タレ防止用キヤツプ、特に電
子部品をプリント基板に半田付けするのに用いて
好適な半田タレ防止用キヤツプに関する。
〔考案の概要〕
この考案では、絶縁材料からなり、凹部と、リ
ード線挿入部とを有し、電子部品のリード線に装
着される構成としたので、プリント基板に電子部
品を半田付けするに際し、プリント基板のスルー
ホールメツキ部、ハトメ等の半田付け部分より流
下する溶融半田を受け止めることで、半田のタレ
を防止できる。
〔従来の技術〕
従来、電子部品をプリント基板に半田付けする
技術としては、作業者がハンダゴテを用いてす
る、いわゆる手半田付け、またはロボツトを用い
た機械による半田付け、或いは半田槽を用いたデ
イツプ〔Dip〕による半田付け等が一般的であつ
た。
上述の各種の半田付け技術の内、手半田付け或
いは機械による半田付けの場合には、第7図及び
第8図で示すように、電子部品50のリード線5
1の端部を、プリント基板52のハトメ53、ス
ルーホールメツキ部54等に挿入し、プリント基
板52を上方〔第7図に示す矢示U方向〕に配
し、電子部品50を下方〔第7図に示す矢示D方
向〕に配した状態となし、これらハトメ53、ス
ルーホールメツキ部54とリード線51の端部と
を半田55により固着するものであつた。
尚、プリント基板52には、電子部品50のリ
ード線51を挿入するため、パターン56に接触
した状態でハトメ53が取付けられ、或いは、プ
リント基板52の上面57と下面58を接続すべ
くスルーホールメツキ部54が設けられている。
59は半田ゴテである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述したような手半田付け或い
は機械による半田付けの場合にあつては、プリン
ト基板52を上方に配し、電子部品50を下方に
配した状態で半田付けを行うため、溶融した半田
55が下方〔第7図に示す矢示D方向〕に流れ、
電子部品50の本体60にまで達してリード線5
1同士がブリツジを形成することがあつた。ブリ
ツジを形成しない時でも、リード線51相互の間
のスペース不足が生じる問題があつた。
また、溶けた半田55が、第7図或いは第8図
に示すように、マウントされた電子部品50の本
体60に達した場合、半田55の熱が電子部品5
0に対し安全規格上、好ましくない影響を与え、
更に電子部品50の信頼性や性能を低下させた
り、或いは電子部品50を損傷させたりするとい
う問題点があり、改善が望まれていた。
従つて、この考案の目的は、プリント基板に電
子部品を半田付けする時、溶融半田がプリント基
板のスルーホールメツキ部、ハトメ等より流下し
て電子部品にまで達したり、リード線間にブリツ
ジを形成することのないように受け止め、半田の
タレを防止する半田タレ防止用キヤツプを提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では、絶縁材料からなり、凹部と、リ
ード線挿入部とを有し、電子部品のリード線に装
着される構成としている。
〔作用〕
電子部品のリード線を、半田タレ防止用キヤツ
プのリード線挿入部に挿通することにより半田タ
レ防止用キヤツプをリード線に取付ける。この状
態で電子部品をプリント基板にマウントし、リー
ド線の端部をプリント基板のスルーホールメツキ
部、ハトメ内に挿入する。この時、半田タレ防止
用キヤツプの凹部側の開口端面が、プリント基板
に密着状態となされる。
この後に、プリント基板に対し電子部品の半田
付けを行う。前述した手半田付け、或いは機械に
よる半田付けの時には、溶けた半田が下方に流下
するため、半田タレ防止用キヤツプの凹部にて受
け止められ、いわば凹部内に溜まる状態を呈す
る。これにより、リード線間にブリツジが形成さ
れることを解消すると共に、溶けた半田が電子部
品の本体に達して付着することが防止され、溶け
た半田の熱が電子部品に各種の悪影響を及ぼすこ
とを解消し得る。
また一方、半田槽を用いたデイツプ〔Dip〕に
よる半田付けの場合には、半田以外のものの進
入、例えばいわゆるフラツクス上りを防止し得る
ものである。
〔実施例〕
以下、この考案の第1実施例について図面を参
照して説明する。
この第1実施例は、第1図及び第2図に示すよ
うに、プリント基板に電子部品を半田付けする場
合に対し、この考案を適用したものである。
この半田タレ防止用キヤツプ1〔以下、単にキ
ヤツプと称する〕は、耐熱性及び絶縁性を有する
ゴム、プラスチツク等の材料、例えばシリコンゴ
ムにより形成されている。これによりキヤツプ1
は、溶融した半田2の温度で溶けたり変形したり
することがないようにされている。
このキヤツプ1は、第1図で示すように全体形
状が略半球状〔外径R1〕を呈しており、凹部3
〔内径R3〕と、リード線挿入部としてのリード線
挿入孔4を有する。
凹部3は、横断面が略円形状〔内径R3〕そし
て縦断面が略円形状に形成されており、凹部3の
開口部5は、プリント基板6のスルーホールメツ
キ部、ハトメ7等、半田付け部分8を囲繞し且つ
被覆するのに十分なものとされている。尚、9は
開口端面である。
リード線挿入孔4は、リード線10の径よりも
若干小さい径にて形成され、キヤツプ1が、リー
ド線10に取付けられた後、摩擦抵抗によつて簡
単にキヤツプ1が離脱することのないようにされ
ている。
尚、第2図に示すように、プリント基板6に
は、電子部品11のリード線10を挿入するた
め、上面12のパターン13に接触した状態でハ
トメ7が取付けられ、半田付け部分8を形成して
いる。
次に第2図を用いて、半田付け時におけるキヤ
ツプ1の使用状態について説明する。
キヤツプ1の開口部5の反対側より、電子部品
11のリード線10を、リード線挿入孔4に挿通
させる。キヤツプ1を電子部品11のリード線1
0に取付けた後、リード線10の端部をプリント
基板6のハトメ7内に挿入すると共に、キヤツプ
1の開口端面9をプリント基板6の下面14に密
着させて、電子部品11をプリント基板6にマウ
ントする。
次いで、半田付けを行うと、半田2が溶融して
ハトメ7とリード線10を固着せしめる。
前述した手半田付け或いは機械による半田付け
の場合は、溶けた半田2が下方〔第2図に示す矢
示D方向〕に流下するものの、キヤツプ1の凹部
3にて受け止められる。キヤツプ1のリード線挿
入孔4は、リード線10の径よりも若干小さめに
形成されているので、摩擦抵抗によりキヤツプ1
をリード線10に対し固定する役割を果たしてい
る。そのため溶けた半田2を凹部3にて受け止め
ても動くことなく、当初の状態を維持している。
これにより半田2がより下方へ流下して電子部品
11の本体15に達したり、リード線10同士が
ブリツジを形成することを防止している。
一方、デイツプ〔Dip〕による半田付けの場合
には、キヤツプ1の凹部3にて半田以外のもの、
例えばフラツクスが受け止められ、電子部品11
側への進入を防止する。
この実施例によれば、リード線10にキヤツプ
1を取付けて半田付けすることにより、前述した
手半田付け或いは機械による半田付けの場合、半
田2のタレを防止できる。これにより電子部品1
1に対する信頼性及び機能の低下、損傷といつた
悪影響を及ぼすことが防止でき、またリード線1
0同士がブリツジを形成することを防止でき、更
に半田2のタレに対する配慮が不要となつて半田
付け作業が簡単になる。一方、デイツプ〔Dip〕
による半田付けの場合には、フラツクスが電子部
品11側に至り接触不良を引き起こす、いわゆる
フラツクス上りを防止できるものである。
尚、この実施例では、キヤツプ1の全体形状を
略半球状、また凹部3の横断面を略円形状、縦断
面を略半円形状とした例を説明しているがこれに
限定されるものでなく、形状の選択は方形状、だ
円形状等任意である。
次にこの考案の第2実施例について第3図を参
照して説明する。
この第2実施例が前記第1実施例と異なる点
は、キヤツプ20の全体形状が略円板状に形成さ
れ、このキヤツプ20の上下両側面21,22に
凹部23を設けたことである。これによりキヤツ
プ20をリード線10に取付ける際の方向性を解
消し、作業性の向上を意図したものである。この
凹部23は、各々横断面が略円形状、縦断面は円
弧状に形成されている。
リード線10を、リード線挿入孔24に挿通す
るときは、凹部23,23のいずれの側から挿通
してもよく、リード線10の挿入方向にとらわれ
ることなくキヤツプ1をリード線10に取付ける
ことができるものである。
尚、その他の内容については、前記第1実施例
と同様につき、同一部分を同一符号を以て示すに
止め、重複する説明を省略する。
この実施例では、凹部23のいずれの側からで
もリード線10を挿入することができ、キヤツプ
20をリード線10に取付ける際の方向性を解消
でき、作業性の向上が図れるものである。
次にこの考案の第3実施例について、第4図を
参照して説明する。
この第3実施例が、前記第2実施例と異なる点
は、リード線挿入部30をいわゆる「孔」として
貫通形成していないことである。キヤツプ31の
成形用金形の摩耗防止のため、リード線挿入部3
0を敢えて完全な「孔」として貫通形成すること
なく、リード線挿入部30に隔壁部32を残して
いる。
キヤツプ31をリード線10に取付ける時は、
リード線挿入部30の隔壁部32にリード線10
の先端を当接させた後、押し付ける。これにより
リード線10が隔壁部32を押し破つて挿通し、
キヤツプ31がリード線10に取り付けられるこ
とになる。
尚、その他の内容については、前記第2実施例
と同様につき、同一部分を同一符号を以て示すに
止め、重複する説明を省略する。
この実施例によれば、キヤツプ31に対するリ
ード線10の取付けの方向性を解消できることは
勿論、キヤツプ31の成形用金形の摩耗防止にも
役立つものである。
次にこの考案の第4実施例について第5図を参
照して説明する。
この第4実施例が、前記第2実施例と異なる点
は、キヤツプ35の上下両側面21,22に形成
されている凹部36が縦断面で略方形状とされて
いることである。即ち、キヤツプ35の開口端面
9をプリント基板6に密着させる時、プリント基
板6側に突出物があるような場合でも、半田付け
部分8を完全に囲繞し且つ被覆できるように縦断
面で略方形状とし予めスペースに余裕を持たせた
ものである。
尚、その他の内容については、前記第2実施例
と同様につき、同一部分を同一符号を以て示すに
止め重複する説明を省略する。
この実施例によれば、キヤツプ35に対するリ
ード線10の取付けの方向性を解消できることは
勿論、プリント基板6側に突出物があるような場
合でも半田付け部分8を完全に囲繞し且つ被覆で
きるものである。
次にこの考案の第5実施例について第6図を参
照して説明する。
この第5実施例が、前記第1実施例と異なる点
は、複数本のリード線10を有する電子部品に対
し、キヤツプ40をリード線10の各々に同時に
施せるようにしたことである。即ち、溶融した半
田2に対する耐熱性及び絶縁性を有する材質でシ
ート状の基板41を形成し、基板41の上側面2
1に適宜間隔毎に横断面が略円形状、縦断面が略
円弧状の凹部42を複数個形成し、これをキヤツ
プ40としている。
尚、その他の内容については前記第1実施例と
同様につき同一部分を同一符号を以て示すに止め
重複する説明を省略する。
この実施例によれば、1個のキヤツプ40〔基
板41〕内に複数個の凹部42が形成されている
ので、キヤツプ40の製造時のコストダウンが図
れると共に、複数本のリード線10に対しキヤツ
プ40を同時に取付けることができるので、より
一層の作業性の向上が図れる。
〔考案の効果〕
この考案に係る半田タレ防止用キヤツプは、絶
縁材料からなり、凹部と、リード線挿入部とを有
し、電子部品のリード線に装着される構成として
いる。
従つて、この考案によれば、手半田付け、ロボ
ツトのような機械による半田付けの場合、プリン
ト基板に電子部品を半田付けするに際し、プリン
ト基板のスルーホール、ハトメ等の半田付け部分
をより流下する溶融半田を受け止め、半田のタレ
を完全に防止し、溶融半田が電子部品にまで行か
ないようにできるという効果がある。この結果、
溶融した半田の熱による電子部品の信頼性や性能
の低下、更には電子部品の損傷等を防止できると
いう効果がある。また、リード線同士が半田タレ
によりブリツジを形成したり、リード線間のスペ
ース不足が生じることを防止できる。
更に、従来のように半田のタレに対する配慮が
不要になるため作業性を大幅に向上できるという
効果がある。
一方、デイツプ〔Dip〕による半田付けの場合
には、フラツクスが電子部品側に迄、至るいわゆ
るフラツクス上りを防止できるという効果があ
る。
そして更に、上述の効果により、プリント基板
に電子部品を半田付けする場合、本考案の適用で
きる範囲は非常に広く、品質の向上、作業性の向
上、コストダウン等に寄与できるという多大な効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用された半田タレ防止用
キヤツプの第1実施例を示す拡大断面図、第2図
は第1図に示す半田タレ防止用キヤツプの使用例
を示す部分拡大断面図、第3図はこの考案の第2
実施例を示す第1図同様の拡大断面図、第4図は
この考案の第3実施例を示す第3図同様の拡大断
面図、第5図はこの考案の第4実施例を示す第3
図同様の拡大断面図、第6図はこの考案の第5実
施例を示す部分拡大断面図、第7図及び第8図は
各々従来の半田付けの状態を示す部分拡大断面図
である。 図面における主要な符号の説明、3,23,3
6,42……凹部、4,24,30……リード線
挿入孔(リード線挿入部)、10,51……リー
ド線、11,50……電子部品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁材料からなり、凹部と、リード線挿入部と
    を有し、電子部品のリード線に装着される半田タ
    レ防止用キヤツプ。
JP10559987U 1987-07-09 1987-07-09 Expired - Lifetime JPH0543983Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10559987U JPH0543983Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10559987U JPH0543983Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS6410364U JPS6410364U (ja) 1989-01-19
JPH0543983Y2 true JPH0543983Y2 (ja) 1993-11-08

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ID=31338357

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JP10559987U Expired - Lifetime JPH0543983Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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