JPH062256Y2 - 変成器部品 - Google Patents

変成器部品

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JPH062256Y2
JPH062256Y2 JP1989075528U JP7552889U JPH062256Y2 JP H062256 Y2 JPH062256 Y2 JP H062256Y2 JP 1989075528 U JP1989075528 U JP 1989075528U JP 7552889 U JP7552889 U JP 7552889U JP H062256 Y2 JPH062256 Y2 JP H062256Y2
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JP
Japan
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conductor
holes
core
wire
conductor wire
Prior art date
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JP1989075528U
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JPH0316307U (ja
Inventor
孝 田島
克利 黒岩
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動装着に適した例えばバルン変成器等の変
成器部品に関する。
(従来の技術) 従来、バルン変成器は第5図示のように平行な2つの貫
通孔aを有するフェライトコアbを用い、この2つの貫
通孔aにポリウレタン樹脂で被覆されて一体となりコ字
形に形成された平行導線cを挿通し、その中央部を接着
剤dでフェライトコアbに固定し、両端末をそれぞれ2
つに分離した後、溶融半田中に浸漬して、溶融半田の熱
でポリウレタン樹脂を溶融除去するとともに導線cの表
面に半田被覆し、リード端子eとしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の従来のバルン変成器は、他の電子部品と同様にプ
リント基板等に自動装着可能なものが望まれているが、
そのためには、リード端子eのピッチが一定であるこ
と、リード端子eの折り曲げ強度が強いことが要求され
る。
しかしながら、折り曲げ強度を大きくするためにコ字形
導線の線形を太くすると熱伝導性が高くなってしまう。
そのため、コ字形導線の端末を溶融半田に浸漬したと
き、コ字形導線のフェライトコアの内部に収納された部
分のポリウレタン樹脂まで熱伝導によって溶融し、各導
線間が電気的に短絡してしまうという課題があった。従
って、従来のバルン変成器等の変成器部品ではコ字形導
線の線径は細くせざるを得ず、プリント基板への自動装
着を行うことは困難であった。
本考案は、従来のこのような課題を解決することをその
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) フェライトコア等から成る電気絶縁性コアと、前記電気
絶縁性コアに並設された複数の貫通孔と、前記複数の貫
通孔のうち2つの貫通孔に挿通されるコ字形導線を複数
備えた変成器部品において、前記各貫通孔は中央部がく
びれた断面形状をなし、該断面形状の両端部は導線挿通
部であり、前記中間部が一端の導線挿通部に挿通された
導線と他端の導線挿通部に挿通された導線との接触を防
止する導線隔離部であることを特徴とする。
(作用) 各貫通孔に設けられた中央くびれ部は、一方の導線挿通
部に挿通された導線と他方の導線挿通部に挿通された導
線との接触を防止する導線隔離部であるので、半田浸漬
の際に各導線の被覆が溶融しても、各導線間は電気的に
短絡することがない。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図(A)及び(B)は本考案の一実施例のバルン変成器を
示す。
同図において、1は断面楕円形の例えばフェライトから
成るコアで、このコア1には平行な2つの貫通孔2が設
けられている。この貫通孔2は中間部がくびれた断面形
状をなしているため、該断面形状の両端部3は導線挿通
部となる。又、前記中間部は、一端の導線挿通部に挿通
された導線と他端の導線挿通部に挿通された導線との接
触を防止する導線隔離部を形成することとなる。その両
端部は導線挿通部3であり、中間部は導線隔離部4であ
る。2つの貫通孔2の対応する端部の導線挿通部3に
は、それぞれコ字形に形成された導線5及び5の両
端部がそれぞれ挿通され、中間部がコア1に接着剤6で
固定される。この導線5、5は例えば鉄線の表面に
銅・半田メッキを施したCP線、半田メッキ銅線、硬銅線
等を用いることができ、また従来と同様の絶縁被覆導線
を用いることもできる。
第1図(A)に破線で示すように、バルン変成器をテーピ
ング台紙9に粘着テープ10で止めて移動させ、導線5
を切断し、自動挿着機でプリント基板に自動装着すると
き、リード端子8は線径が比較的太く機械的に強いので
変形されにくい。したがって、バルン変成器は支障なく
プリント基板に自動装着することができる。
第2図(A)及び(B)と第3図(A)及び(B)は、いずれも第1
図示のコアの変形例で、第2図(A)及び(B)に示すコア1
では、2つの貫通孔2の対応する導線挿通部3、3の周
辺部及びこの2つの周辺部間のコア端面に凹部11が形成
されている。この構造によれば、2つの導線5、5
がコア1の端面において接触するのが防止される。
第3図(A)及び(B)に示すコア1では、2つの貫通孔2の
周辺部及びこの周辺部間のコア端面に凹部11′が形成さ
れている。この構造によれば、2つの導線5、5
コア1の端面の凹部11′で接着剤により固定されるか
ら、導線5、5の固定が確実になされる。
第4図(A)及び(B)は本考案の他の実施例のバルン変成器
を示す。
この実施例では、コア1は3個の貫通孔2が平行に設け
られており、第1の導線5は両側の貫通孔2の一端の
導線挿入部3に装着され、第2の導線5は1側と中央
の貫通孔2の他端の導線挿通部3に挿通され、第3の導
線5は中央と他側の貫通孔2の他端の導線挿通部3に
挿通される。
この例では、第2の導線5と第3の導線5とは、中
央の貫通孔2の導線挿通部3に挿通されるので、半田付
け処理を施した時、その端末のみならず、貫通孔挿通部
も互いに電気的に接触させて共通端子として用いること
が可能なバルン変成器を形成することができる。
(考案の効果) 本考案は上述の通りの構成を有するから、1つの貫通孔
に設けられた2つの導線挿通部に挿通された2つのコ字
形導線は、電気的な短絡を生じることがなく、そのため
リード線の線径を確保して折り曲げ強度を強くすること
ができるので、プリント基板への装着が容易になり、特
に自動装着装置を用いた場合にも装着ミスがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の一実施例の斜面図、第1図(B)はそ
のコアの斜面図、第2図(A)は第1図(B)に示すコアの変
形例の斜面図、第2図(B)はそのA−A線断面図、第3
図(A)は第1図(B)を示すコアの他の変形例の斜面図、第
3図(B)はそのB−B線断面図、第4図(A)は本考案の他
の実施例の斜面図、第4図(B)はそのコアの斜面図、第
5図(A)は従来例の斜面図、第5図(B)はそのコアの斜面
図である。 1…コ ア、2…貫通孔 3…導線挿通部、4…導線隔離部 5、5…導 線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライトコア等から成る電気絶縁性コア
    と、前記電気絶縁性コアに並設された複数の貫通孔と、
    前記複数の貫通孔のうち2つの貫通孔に挿通されるコ字
    形導線を複数備えた変成器部品において、前記各貫通孔
    は中央部がくびれた断面形状をなし、該断面形状の両端
    部は導線挿通部であり、前記中間部が一端の導線挿通部
    に挿通された導線と他端の導線挿通部に挿通された導線
    との接触を防止する導線隔離部であることを特徴とする
    変成器部品。
JP1989075528U 1989-06-29 1989-06-29 変成器部品 Expired - Lifetime JPH062256Y2 (ja)

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JP1989075528U JPH062256Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 変成器部品

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JPH0316307U JPH0316307U (ja) 1991-02-19
JPH062256Y2 true JPH062256Y2 (ja) 1994-01-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444607U (ja) * 1987-09-10 1989-03-16

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JPH0316307U (ja) 1991-02-19

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