JPH0542253A - 遊技機設置用島の構造 - Google Patents

遊技機設置用島の構造

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JPH0542253A
JPH0542253A JP23087091A JP23087091A JPH0542253A JP H0542253 A JPH0542253 A JP H0542253A JP 23087091 A JP23087091 A JP 23087091A JP 23087091 A JP23087091 A JP 23087091A JP H0542253 A JPH0542253 A JP H0542253A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未熟な作業者であっても設計通りの島を構築
でき、パチンコ機を正確な設置角度で設置する。 【構成】 左右の縦材15を上横材16と下横材とによ
って接続すると共に上横材と下横材との間に棚材18を
設けて該棚材上に台設置空間4を形成したユニット枠を
ユニット床面にベース2上に並設し、棚材に下部台止着
具34を、上横材に上部台止着具を設ける。下部台止着
具は、棚材に固定する基部から腕部を前方に延設し、腕
部の先端に押圧部材を上下方向に設けてなり、上部台止
着具は、上横材に固定した基部に対してスライド部を前
後移動可能に設け、スライド部の雌ねじ部に押圧部材を
螺合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やスロ
ットル遊技機などの遊技機を複数台並べて設置する遊技
店における遊技機設置用島の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の遊技機を複数
並べて設置する島を構築するには、適宜な太さの材木を
遊技店内で必要な長さに切断し、これらの材木を釘やネ
ジ等によって縦横に接続して横長な枠体を形成し、この
枠体の上部と下部に化粧板を張ることにより横方向に長
尺な島を構成している。そして、パチンコ機を設置する
際には長い釘を打ち込むことにより固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、材木を
所定の長さ、深さ、形状に正確に切断したり、所定の角
度で打ち付けるなどの木材加工作業は熟練を要するの
で、未熟な作業者では設計通りの島を構築することがで
きない。また、殆どの作業を遊技店の内部で行わなけれ
ばならず、作業の効率が悪い。また、長い釘を打ち込む
ことによりパチンコ機を固定すると、パチンコ機を所定
の傾斜角度で正確に固定することが困難であり、一旦固
定すると、その後に微妙に調整することも困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、床面にユニットベースを水平に固定
し、左右の縦材を上横材と下横材とによって接続すると
ともに上横材と下横材との間に棚材を設けて該棚材上に
遊技機を設置可能な台設置空間を形成したユニット枠を
上記ユニットベース上に複数並設し、上記台設置空間の
下縁を区画する棚材の後部に下部台止着具を、台設置空
間の上縁を区画する上横材に上部台止着具を設け、下部
台止着具は、棚材に固定される基部と、該基部から前方
に延在して下方に遊技機の機枠が挿入可能な止着空部を
有する腕部と、該腕部の先端部分に形成した雌ねじ部内
に螺合して下端に当接部を有する押圧部材とからなり、
上部台止着具は、上横材に固定される基部と、該基部に
対して前後方向に移動可能に設けたスライド部と、該ス
ライド部の雌ねじ部に螺合して下端に当接部を有する押
圧部材とからなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】ユニット枠は、工場において予め組み立てる。
そして、このユニット枠やユニットベース等を遊技店に
搬入する。遊技店では、先ず、床面にユニットベースを
水平に固定し、その後ユニットベース上にユニット枠を
所望する数だけ載置して、隣り合うユニット枠の縦材同
士を接続する。このようにすると、横長な島が構成さ
れ、各ユニット枠の台設置空間内に遊技機を単位台数宛
設置可能となる。台設置空間内に遊技機を設置するに
は、遊技機を棚材上に載置して遊技機の機枠の下部を下
部台止着具の止着空部内に押し入れ、当接部を機枠の上
面に当接して押圧部材により押圧し、遊技機の下部を固
定する。また、遊技機の上部は、上部台止着具の当接部
を機枠の上面に当接し、押圧部材により押圧して固定す
る。そして、上部台止着具のスライド部を前後方向にス
ライドすると、遊技機の傾斜が変化し、この調整により
遊技機の設置角度を所定角度に設定する。また、移動可
能なストッパ部材を有する下部止着具により遊技機の下
部を固定する場合には、該ストッパ部材を前後に移動す
ることにより遊技機の設置角度を所定の角度に設定する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1乃至図3に示す島1は、遊技機としてのパ
チンコ機を背中合せに設置するようにした標準的な島
(所謂両島)であり、遊技店の床にユニットベース2を
水平に固定し、該ユニットベース2上にユニット枠3…
を複数並設し、各ユニット枠3に形成した台設置空間4
内にパチンコ機5を設置するように構成してある。
【0007】ユニットベース2は、図4に示すように、
島1の前後幅とほぼ同じ長さのベース部材6を1つのユ
ニット枠3の左右長さに対応する間隔で複数敷設し、こ
れらベース部材6に直交する方向に2本のレール部材
7,7を各ベース部材6の端部上に水平な状態で平行に
取付けてなる。
【0008】ベース部材6は、鉄板などの金属板を曲げ
加工したもので、図5に示すように、左右の側縁を補強
片8,8として起立させ、平面部分9にはアンカ貫通孔
10を開設してある。このベース部材6上に取付けるレ
ール部材7は、C型チャンネル鋼など下面の中央部分が
開放した金属製の型材からなり、当該島1の全長の相当
する長さを有し、上面にはボルト孔11…を開設して内
部天井面には各ボルト穴11に連通させてナット12を
溶接により固定してある。
【0009】このレール部材7をベース部材6に取付け
るには、図5及び図6に示すように、レール部材7の内
部に固定板13を入れてレール部材7の左右縁片7′,
7′上に載置し、ベース部材6の下方から貫通させたネ
ジを固定板13のネジ穴に螺合してレール部材7の左右
縁片7′,7′をベース部材6上に締着する。そして、
この様な構成からなるユニットベース2を床面に敷設す
る場合には、レール部材7の上面が水平になるようにベ
ース部材6の高さを調整しながらアンカーボルトにより
固定する。
【0010】なお、レール部材7とベース部材6との位
置を調整する場合には、ネジを少し緩めて調整する。こ
の様にすると、固定板13とベース部材6との間でレー
ル部材7の左右縁片7′,7′を摺動させることができ
てベース部材6やレール部材7を簡単に移動することが
できるので、両者の位置を簡単に調整することができ
る。
【0011】斯かるユニットベース2上に設置するユニ
ット枠3は、左右の縦材15,15を上横材16と下横
材17とによって接続するとともに上横材16と下横材
17との間に棚材18を設けて該棚材18上にパチンコ
機5を単位台数宛設置可能な台設置空間4を形成した枠
体であり、本実施例では2台のパチンコ機5,5を設置
できるようにしてある。
【0012】左右に配置する縦材15,15は、図7に
示すように、金属板を断面コ字状に成形した長尺な型材
であり、所定の位置には後述する継手用の接続孔19等
が開設してある。この左右の縦材15,15の上端部分
を接続する第1上横材16aは、図2に示すように、C
型チャンネル鋼など下面が開放した長尺な金属製の型材
であり、台設置空間4の上端の高さで左右の縦材15を
接続する第2上横材16bには長尺な金属製の型材また
は木材を使用する。
【0013】一方、左右の縦材15,15の下端を接続
する第1下横材17aは、図7に示すように、C型チャ
ンネル鋼など下面が開放した長尺な金属製の型材であ
り、棚材18の少し下方で左右の縦材15,15を接続
する第2下横材17bは金属板を断面コ字状に成形した
長尺な型材を使用する(図2)。
【0014】そして、第1下横材17aを左右の縦材1
5,15に接続するには、図7に示すように、第1下横
材17aの端部にブラケット21をスポット溶接又はリ
ベット等により固定し、該ブラケット21を縦材15の
下端にスポット溶接又はリベット等により固定し、第1
上横材16aを左右の縦材15,15の上端に接続する
場合もスポット溶接等の固定手段により同様に接続す
る。また、第2下横材17bを左右の縦材15,15に
接続するには、第2下横材17b,17bを直接縦材1
5の前面及び後面にスポット溶接又はリベット等により
固定する。なお、これらの接続作業は、予め工場で行
う。
【0015】上記したユニット枠3に形成した台設置空
間4の大きさは、パチンコ機5及び球貸機22の大きさ
が標準化されているので、パチンコ機52台の幅に球貸
機22の幅を加えた幅として標準化することができる。
なお、球貸機22をパチンコ機5ごとに設ける場合に
は、更に球貸機22の幅を加える。いずれの場合であっ
ても、ユニット枠3の大きさは標準化することができ、
工場で大量生産が可能である。また、球貸機の機能を備
えたパチンコ機を設置する場合、台設置空間4の大きさ
は、パチンコ機の設置台数分の幅に設定すれば良い。
【0016】上記した構成からなるユニット枠3をユニ
ットベース2上に取付けるには、レール部材7上にユニ
ット枠3の第1下横材17aを載置し、第1下横材17
aに開設してある貫通孔23内にボルト24を上方から
入れて該ボルト24の下端雄ねじ部分をレール部材7の
ボルト孔11に貫通させてナット12に螺合する。この
様にして、一方のレール部材7上にユニット枠3…を順
次取付けるが、この場合、隣り合うユニット枠3,3の
縦材同士15,15を当接させ、この状態で縦材同士1
5,15をリベットや後述するボルト・ナット等の固定
手段により固定する。そして、他方のレール部材7上に
も同様にしてユニット枠3…を隣接させた状態で順次固
定する。
【0017】この様にして、各レール部材7上に設置し
たユニット枠3は、予めユニットベース2により水平出
しが行われているので、各横材16a,16b,17
a,17bがほぼ水平に位置し、また、隣り合うユニッ
ト枠3,3同士が固定されているので、左右方向に対し
ては安定している。しかし、前後方向には不安定なの
で、本実施例においては、一方のレール部材7上のユニ
ット枠3と他方のレール部材7上に設置したユニット枠
3とを接続金具25a,25bにより接続している。
【0018】この様にして、前後に位置するユニット枠
3…の列を上部接続金具25aと下部接続金具25bと
により固定すると、各ユニット枠3が垂直に起立し、こ
れらユニット枠3…は左右方向のみならず前後方向にも
安定し、島1として高い強度を有することになる。
【0019】次に、各ユニット枠3の高さのほぼ中間に
取付けられて、台設置空間4の下端を区画する棚材18
について説明する。図8に示す棚材18は、開放上面の
左右に鍔26,26を有する断面略倒コ字状の骨部材2
7…をユニット枠3の第2下横材17b,17b上に適
宜な間隔で複数本載置し、各骨部材27の後半をリベッ
トにより第2下横材17b又は補助材28の上面に固定
し、各骨部材27の前半をユニット枠3の前方(遊技者
側)に延出し、これら骨部材27の前半上面を膳板部材
29により、後半上面を台支持板部材30により被覆し
てある。膳板部材29は、ステンレス板等の金属板を屈
曲成形したもので、前端縁上部を上方に隆出させるとと
もにこの隆出部31を下方から後方に向けて折り返し、
該折り返し部を骨部材27の先端下面にリベット等によ
り固定し、骨部材27の前半上面を覆う平面部の後端を
ステー32を介して骨部材27の上面にリベット等によ
り固定する。
【0020】なお、この膳板部材29は、各ユニット枠
3の左右幅ごとに設けて各膳板部材29の左右端部同士
を接続するようにしてもよいが、1枚の長尺な膳板部材
29によって複数のユニット枠3…に亘って設けてもよ
く、いずれの場合にも最終的には当該島1の左右長さ分
だけは連続させることが一般的である。
【0021】台支持板部材30は、膳板部材29よりも
厚いアルミニウム板製であり、コ字状に屈曲させた係止
部33を後方の第2下横材17bの係合してから平面部
分を骨部材27の後半上面に被せ、先端部分を骨部材2
7の上面にリベット等により固定してある。この台支持
板部材30は、ユニット枠3の左右の縦材15,15の
間隔内に収納できる長さを有し、左右を区画する両縦材
15,15、上部を区画する第2上横材16bとにより
台設置空間4を形成する。
【0022】この台設置空間4は、2台のパチンコ機
5,5の間に1台の球貸機22を設置できる所定の大き
さに設定されている。そして、これらのパチンコ機5,
5や球貸機22を台設置空間4内に容易に設置できるよ
うに、両縦材15,15、第2上横材16b、及び棚材
18の台支持板部材30には予め取付用孔(図示せず)
が開設されており、また各パチンコ機5を着脱可能に取
付ける台止着具を設けてある。
【0023】パチンコ機5の下部を固定する下部台止着
具34は、図9乃至図11に示すように、断面略凸字状
でねじにより棚材18の台支持板部材30に固定される
基部35と、該基部35から前方に延在して下方にパチ
ンコ機5の機枠36の下横材36aが挿入可能な止着空
部37を有する腕部38と、該腕部38の先端部分にナ
ットを溶接により固定するなどして形成した雌ねじ部3
9内に螺合して下端に下横材36aの上面に当接する当
接部40を有する雄ねじ状の押圧部材41とからなる。
なお、図面に示す当接部40は、押圧部材41に対して
回動可能な状態で止着されており、下面には爪42…を
形成してある。
【0024】したがって、台設置空間4内の棚材18上
にパチンコ機5を載置し、パチンコ機5の下横材36a
を下部台止着具34の止着空部37内に押し入れて下横
材36aの後端を基部35の位置決め当接部35′に当
接し、押圧部材41の上端に形成した係合部41′に操
作ハンドル43を係合し、該操作ハンドル43を回動す
ることにより押圧部材41を下降して下端の当接部40
を下横材36aの上面に当接し、更に操作ハンドル43
と回動すると当接部40の爪42…が下横材36aに食
い込んで当該パチンコ機5の機枠36の下横材36aを
強固に固定することができる。なお、当接部40が下横
材36aに当接してから操作ハンドル43を回動する
と、押圧部材41が回転して徐々に下降するが、当接部
40は押圧部材41に対して回動可能な状態で止着され
ているので、回転することなく下降する。
【0025】パチンコ機5の上部を固定する上部台止着
具45は、図12乃至図14に示すように、断面略凸字
状でねじにより上横材36bの内部に固定される基部4
6と、上横材36bから台設置空間4内に突出するスト
ッパ47を後端に有し、基部46に対して前後方向に移
動可能に設けたスライド部48と、該スライド部48の
雌ねじ部49に螺合して下端に機枠36の上面に当接す
る当接部50を有する押圧部材51と、基部46の後面
に開設した孔52内に前後方向に貫通して前部をスライ
ド部48の雌ねじ49に螺合した雄ねじ状の位置調整部
材53とからなる。なお、位置調整部材53は、鍔部5
4を基部46の規制間隙55内に遊嵌し、該規制間隙5
5から突出する後端に係合部53′を形成し、該係合部
53′に操作ハンドル56を嵌合できるようにしてあ
る。また、上部台止着具45を取り付ける部分の上横材
36bの下面には当接部50が貫通し得る長孔57を開
設してある。
【0026】上記した構成からなる上部台止着具45に
よりパチンコ機5の上部を固定するには、台設置空間4
内の棚材18上にパチンコ機5を載置し、パチンコ機5
の機枠36を構成する上横材36bの後端がストッパ4
7に当接するまでパチンコ機5を台設置空間4内に押し
入れ、押圧部材51の上端に設けた操作ハンドル58を
回動することにより押圧部材51を下降して下端の当接
部50を上横材36bの上面に当接し、更に操作ハンド
ル58を回動すると当接部50の爪59…が上横材36
bに食い込んで当該パチンコ機5の機枠36の上横材3
6bを強固に固定することができる。
【0027】そして、上記のようにして機枠36の上部
と下部を固定したパチンコ機5の設置角度を調整するに
は、位置調整部材53の後端係合部53′に操作ハンド
ル56を嵌合し、この操作ハンドル56を回動すること
によりスライド部48を前後動させて調整する。例え
ば、操作ハンドル56を一方に回動(位置調整部材53
に形成した雄ねじが右ねじである場合に左回転)する
と、位置調整部材53の雄ねじとスライド部48の雌ね
じとの螺合によりスライド部48が前進する。スライド
部48が前進すると、当接部50がスライド部48と共
に前進するので、パチンコ機5の機枠36の上部が前方
に移動する。したがって、パチンコ機5の設置角度を前
倒しに調整したい場合には、操作ハンドル56を一方に
回動し、所望の設置角度に調整することができる。
【0028】一方、操作ハンドル56を他方に回動(右
回転)すると、スライド部48が後退するので、パチン
コ機5の機枠36の上部が後方に移動する。したがっ
て、パチンコ機5の設置角度を後倒しに調整したい場合
には、操作ハンドル56を他方に回動し、所望する設置
角度に調整することができる。
【0029】なお、本実施例では上部台止着具45およ
び下部台止着具34の操作ハンドル43,56を着脱可
能にしたので、この操作ハンドル43,56を管理者が
適正に管理しておけば、パチンコ機5の設置角度を不正
に変えられることがない。また、操作ハンドル43,5
6は共用できるようにしてもよい。
【0030】また、上記した実施例では上部台止着具4
5によりパチンコ機5の傾斜角度を調整するようにした
が、下部台止着具により傾斜角度を調整するように構成
してもよい。例えば、図15および図16に示す下部台
止着具60は、断面凸字状であって棚材18に固定され
る基部61と、該基部61から前方に延在して下方にパ
チンコ機5の機枠36の下横材36aが挿入可能な止着
空部62を有する腕部63と、該腕部63の先端部分に
形成した雌ねじ部64内に螺合して下端に機枠36の上
面に当接する当接部65を有する押圧部材66と、基部
61の後部に開設した貫通孔67内に前後方向に貫通さ
れ、回転可能な位置調整ねじ部材68と、該位置調整ね
じ部材68の雄ねじ部分に螺合して基部61内乃至止着
空部62内を前後方向に移動可能なコ字状のストッパ部
材69とからなり、基部61上面に開設した開口部70
の縁に傾斜目盛を記し、ストッパ部材69から起立した
指針71を上記開口部70内に臨ませてある。なお、位
置調整ねじ部材68は、基部61の貫通孔67内で回転
するが前後に移動しないように規制鍔72を形成してあ
る。
【0031】上記した構成からなる下部台止着具60に
よりパチンコ機5の下部を固定するには、位置調整ねじ
部材68の後端の係合部68′に操作ハンドル73を嵌
合し、この操作ハンドル73を回動することによりスト
ッパ部材69を所定の位置、即ちパチンコ機5を当接し
たときにパチンコ機5の設置角度が所定の角度になる位
置に停止させておき、台設置空間4内の棚材18上にパ
チンコ機5を載置し、パチンコ機5の機枠36を構成す
る下横材36aを止着空部62内に入れて後端がストッ
パ部材69に当接するまでパチンコ機5を台設置空間4
内に押し入れる。そして、押圧部材66の上端に設けた
六角形の係合部66′に操作ハンドル74を嵌合し、こ
の操作ハンドル74を回動することにより押圧部材66
を下降して下端の当接部65を下横材36aの上面に当
接し、更に操作ハンドル74を回動することにより当接
部65の爪75…を下横材36aに食い込ませて当該パ
チンコ機5の下横材36aを強固に固定する。
【0032】なお、上記のようにして機枠36の下部を
固定した後にパチンコ機5の設置角度を調整するには、
操作ハンドル74を戻し回動して当接部65の爪75…
が下横材36aから外れるまで上昇させ、この状態で位
置調整ねじ部材68の操作ハンドル73を回動すること
によりストッパ部材69を移動させて所望する設置角度
に調整する。例えば、パチンコ機5の下端を前進させて
寝かしたい場合にはストッパ部材69を前進させ、一
方、パチンコ機5を垂直近くに立たせたい場合にはスト
ッパ部材69を後退させてからパチンコ機5の下部を押
し込んで下横材36aをストッパ部材69に当接して所
望する設置角度に調整し、その後操作ハンドル74を回
動して当接部65の爪75…を下横材36aに食い込ま
せて固定する。
【0033】この様に、下部台止着具60によりパチン
コ機5の下部を前後に移動することにより傾斜角度を調
整するように構成した場合、上部台止着具には押圧部材
51,当接部50などの固定機能に必要な部材を備え
て、スライド部48や位置調整部材53などの調整機能
を省略したものを使用してもよい。この場合、ストッパ
47は基部46の後端に設けることが望ましい。
【0034】以上の実施例は、施工業者がユニットベー
ス2のベース部材6を水平調整しながら据え付けるタイ
プの島1であるが、本発明は、床の施工が既に終了して
おり、この床に載置したベース部材6に多少の高さ誤差
があってもユニットベース2のレール部材7を水平調整
しながら据え付けるように構成してもよい。
【0035】第17図に示すベース部材6は、鉄板など
の金属板を曲げ加工したもので、左右の側縁を補強片
8,8として起立させ、平面部分の端部にアンカ貫通孔
10…を開設し、アンカ貫通孔10,10の間に高さ調
整用のブラケット76を溶接等の固定手段により固定し
てある。このブラケット76は、ベース部材6の幅方向
に上面が開放し、側面部には縦長孔77…を開設してあ
る。そして、このブラケット76の開放上面に上方から
嵌合するレール部材7の上面に雌ねじ孔78,78を穿
設し、各雌ねじ孔78内に高さ調整用のボルト79を螺
合してある。したがって、ボルト79をねじ込んで下端
をブラケット76の上面に当接し、更にボルト79を締
め込むと、レール部材7が上昇する。ボルト79の締め
込み長さを適宜に調整すると、レール部材7が水平にな
る。この状態でブラケット76の縦長孔77から差し込
んで先端部分をレール部材7の側面貫通孔80内に挿通
してナットにより締着すると、レール部材7が水平状態
で固定される。
【0036】この様に、このユニットベース2は、ベー
ス部材6の高さが多少異なっていても、ボルト79の締
め込み長さを調整することによりレール部材7を水平に
支持することができる。したがって、このユニットベー
ス2上にユニット枠3を前記と同様に設置すると、これ
らユニット枠3も水平に設置される。
【0037】なお、上記した実施例は、台設置空間4内
に2台のパチンコ機5,5を設置できるようにしたユニ
ット枠3を複数接続することにより島1を構成したの
で、当該島1には偶数台のパチンコ機5が設置されるこ
とになる。しかし、実際の島1では、一方の面に奇数台
のパチンコ機5を設置する必要が生じることもある。こ
の様な場合には、台設置空間4内に1台のパチンコ機5
が設置できるような幅狭なユニット枠3を作り、このユ
ニット枠3を、例えば島1の端部に設置する。また、台
設置空間4内に3台のパチンコ機5…を設置できるよう
なユニット枠3を構成してもよく、台設置空間4内には
パチンコ機5ごとに球貸機22を設置するようにしても
よい。
【0038】以上説明した島1は、パチンコ機5を背中
合せに設置する両島1であるが、本発明は、この両島1
に限定されるものではなく、店の壁に沿って設ける所謂
壁島1であってもよい。また、設置する遊技機は、前記
したパチンコ機5に限定されるものではなく、スロット
ル遊技機などであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
工精度を要する切断加工や溶接加工を予め工場で行うこ
とができるので、島を設置する遊技店での作業は、熟練
者でなくても容易、且つ確実に行うことができるし、ま
た、ユニット枠は、薄板鋼板をプレス加工して、溶接に
より枠体に組立られるので、軽量であり、しかも高い強
度を有する。したがって、現場での組立作業が簡単であ
るばかりでなく、経年変化による反りや歪の発生が少な
く、耐久性に優れた島を提供することができる。また、
遊技機を固定する場合に長い釘を打ち込む必要がないの
で、遊技機を所定の傾斜角度で正確に固定することがで
きるし、一旦固定した後に設置角度を微調整することも
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】島の斜視図である。
【図2】島の断面図である。
【図3】ユニット枠の正面図である。
【図4】ユニットベースの平面図である。
【図5】ユニットベースの断面図である。
【図6】ベース部材とレール部材との接続を示す断面図
である。
【図7】縦材と下横材とレール部材とベース部材との接
続を示す斜視図である。
【図8】棚材の断面図である。
【図9】下部台止着具の側面図である。
【図10】下部台止着具の平面図である。
【図11】下部台止着具の背面図である。
【図12】(A)は上部台止着具の断面図、(B)は一
部底面図である。
【図13】上部台止着具の正面図である。
【図14】上部台止着具の背面図である。
【図15】調整機能を備えた下部台止着具の断面図であ
る。
【図16】図15に示す下部台止着具の平面図である。
【図17】ユニットベースのレール部材を水平調整しな
がら据え付けるように構成した他の実施例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 島 2 ユニットベース 3 ユニット枠 4 台設置空間 5 遊技機としてのパチンコ機 6 ベース部材 7 レール部材 15 縦材 16 上横材 17 下横材 18 棚材 34 下部台止着具 35 下部台止着具の基部 36 パチンコ機の機枠 37 下部台止着具の止着空部 38 下部台止着具の腕部 40 下部台止着具の当接部 41 下部台止着具の押圧部 43 下部台止着具の操作ハンドル 45 上部台止着具 46 上部台止着具の基部 47 上部台止着具のストッパ 48 上部台止着具のスライド部 50 上部台止着具の当接部 51 上部台止着具の押圧部材 53 上部台止着具の位置調整部材 56 上部台止着具の操作ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面にユニットベースを水平に固定し、
    左右の縦材を上横材と下横材とによって接続するととも
    に上横材と下横材との間に棚材を設けて該棚材上に遊技
    機を設置可能な台設置空間を形成したユニット枠を上記
    ユニットベース上に複数並設し、上記台設置空間の下縁
    を区画する棚材の後部に下部台止着具を、台設置空間の
    上縁を区画する上横材に上部台止着具を設け、 下部台止着具は、棚材に固定される基部と、該基部から
    前方に延在して下方に遊技機の機枠が挿入可能な止着空
    部を有する腕部と、該腕部の先端部分に形成した雌ねじ
    部内に螺合して下端に当接部を有する押圧部材とからな
    り、 上部台止着具は、上横材に固定される基部と、該基部に
    対して前後方向に移動可能に設けたスライド部と、該ス
    ライド部の雌ねじ部に螺合して下端に当接部を有する押
    圧部材とからなることを特徴とする遊技機設置用島の構
    造。
  2. 【請求項2】 床面にユニットベースを水平に固定し、
    左右の縦材を上横材と下横材とによって接続するととも
    に上横材と下横材との間に棚材を設けて該棚材上に遊技
    機を設置可能な台設置空間を形成したユニット枠を上記
    ユニットベース上に複数並設し、上記台設置空間の下縁
    を区画する棚材の後部に下部台止着具を、台設置空間の
    上縁を区画する上横材に上部台止着具を設け、 下部台止着具は、棚材に固定される基部と、該基部から
    前方に延在して下方に遊技機の機枠が挿入可能な止着空
    部を有する腕部と、該腕部の先端部分に形成した雌ねじ
    部内に螺合して下端に当接部を有する押圧部材と、基部
    の後部に開設した貫通孔内に前後方向に貫通されて回転
    可能な位置調整ねじ部材と、該位置調整ねじ部材に螺合
    したストッパ部材とからなり、 上部台止着具は、上横材に固定される基部と、該基部に
    対して前後方向に移動可能に設けたスライド部と、該ス
    ライド部の雌ねじ部に螺合して下端に当接部を有する押
    圧部材とからなることを特徴とする遊技機設置用島の構
    造。
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