JPH076304Y2 - 化粧用壁板の位置調整具 - Google Patents

化粧用壁板の位置調整具

Info

Publication number
JPH076304Y2
JPH076304Y2 JP12014988U JP12014988U JPH076304Y2 JP H076304 Y2 JPH076304 Y2 JP H076304Y2 JP 12014988 U JP12014988 U JP 12014988U JP 12014988 U JP12014988 U JP 12014988U JP H076304 Y2 JPH076304 Y2 JP H076304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
decorative wall
plate
support plate
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12014988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0240841U (ja
Inventor
範明 徳永
裕 渡辺
耕治 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kouatsu Electric Co, Shimizu Corp filed Critical Nippon Kouatsu Electric Co
Priority to JP12014988U priority Critical patent/JPH076304Y2/ja
Publication of JPH0240841U publication Critical patent/JPH0240841U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH076304Y2 publication Critical patent/JPH076304Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築物の壁面を大型の化粧用壁板で被覆するも
のにおいて、その化粧用壁板の取付けに際し、隣接する
化粧用壁板相互の表面を同一面に調整するための調整具
に関するものである。
〔従来技術の問題点〕
本出願人は先に建築物に対する化粧用壁板の取付方法と
して、第1図に示すように打面が 形でかつ長尺の受金具10をL形の掛止金具12を介して躯
体11に取付け、さらに受金具10の引掛棧10aに対し、化
粧用壁板15の背面側に固着した掛止部16,17の嵌合溝18,
19を嵌合して該化粧用壁板を取り付ける方法を提案し
た。
この取付方法は第1図に示すように取付に際しては、化
粧用壁板を斜めにしてこの上部側の掛止部材16の嵌合溝
19を上段の受金具10における引掛棧10aの下端に嵌めた
後同化粧用壁板15を垂直にし、そして下部側の掛止部材
17の嵌合溝18を下段の受金具10における引掛棧10aの上
部に落とし込むようにして嵌合していく取付方法のため
構造上、上下の掛止部材16,17における嵌合溝18,19の表
裏方向の幅が引掛棧10aの表裏方向の幅に比べ寸法的に
裕度をもって形成されており、そのためにどうしても隣
接して取り付た化粧用壁板の相互の表面側が同一面にな
らないことが多い。また、上記の取付けにおいては、長
尺の受金具を使用しているため同金具の曲がりやさらに
は躯体表面の凹凸によって上記化粧用壁板の表面側が同
一面にならないこともある。
つまり、上記の取付方法にあっては取付後、化粧用壁板
の表面側が不揃いになり易いため、目地作業に先立って
隣接して取り付けた化粧用壁板間はその表面側を同一面
にするべく位置調整が必要となることが多い。
そこで本考案は、化粧用壁板の表面を相互に同一面に調
整することができる位置調整具を提案することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点に鑑みて提案するもので、第1の
考案は中心部に軸方向に貫通する中心孔2cを形成したボ
ルト2の下端に、該ボルト2と直交する両側方へ突出す
る帯状の支承板3を固設し、しかも上記ボルト2には締
付ネジ5を螺挿するとともに該締付ネジ5と上記支承板
3間に押圧板4を摺動可能に遊嵌し、ボルト2の上端に
は支持杆6を固設し、ボルト2における上記中心孔2c内
には、これに雌ねじ2dを刻設して調整ネジ8を螺挿し、
該調整ネジ8の上端をボルト2上に突出してこれに操作
部8aを設け、該調整ネジ8の回動によりその下端8cがボ
ルト2の下端より出没するようにしたことを特徴とする
ものであり、第2の考案は支承板3が一文字形に形成さ
れているものであり、更に第3の考案は支承板3が十文
字形に形成されているものである。
〔実施例〕
次に本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第2図及び第3図において、1は本考案の位置調整具を
示す。該位置調整具1において、2は中空状のボルトで
あり、その外周面の上端から中央付近にかけてネジ部2a
が形成されていると共に下部に無ネジ部2eが形成され、
また上端部には、その両側を切削して平面形状を略小判
形にした支持杆取付部2bが一体形成されている。また、
該ボルト2の中心部には軸方向に貫通する中心孔2cが形
成されているとともに、その中心孔2cの下部には雌ねじ
2dが形成されている。3は一文字形の金属板よりなる支
承板で、その中央の取付穴3aを上記ボルト2の下端外周
面に嵌合してボルト2に一体に固着されていると共にそ
の両端がボルト2に対して直角方向に突出している。該
支承板3は、第8図に示す如く、その板幅aを化粧用壁
板相互の目地幅bより小さくし、かつその板厚tを、第
1図に示す化粧用壁板15の背面と受金具10における引掛
棧10aの外面との間の隙間gに対し差し込みできるよう
に形成されている。また、該支承板3は、第3図に示す
如く、その中央の取付穴3aを中心にしてその両端3b,3c
を上下に捻ねってプロペラ状に形成されており、該支承
板3を、その下降側先端方向、すなわち第2図において
矢印A方向に回転することにより、前記化粧用壁板15と
引掛棧10aとの隙間内へ容易に入り込むようになってい
ると共に、該支承部に大きな力が加わった場合にもこれ
が不用意に折曲がったりしないようにしている。4はス
テンレス或いは合成樹脂から形成された円板状の押圧板
で、その中央に、前記ボルト2に遊嵌する取付穴4aを有
し、該取付穴4aを介してボルト2に摺動自在に嵌装され
ている。更に,該押圧板4は、その外径が後述の締付ネ
ジ5の直径より大きく形成されている。5は締付ネジ
で、前記ボルト2のネジ部2aに対し、前記押圧板4を挿
通した後に雌ネジ5aを介して螺合されている。また、該
締付ネジ5の外周面には滑止用のローレットが施されて
いる。この締付ネジ5はその外形が円形になっている
が、一般のナットと同じように六角或いは四角形であっ
ても良い。6は機械的強度の高いステンレス厚板よりな
る支持杆で、その基部に前記ボルト2の上端に形成した
略小判形の取付部2bに合致する略小判形の取付穴6aが形
成されており、前記の押圧板4及び締付ネジ5をボルト
2に装着した後に、その取付穴6aをボルト2の取付部2b
に嵌合し、さらにその外側からナット7により締付固定
して、該支持杆6とボルト2とが一体的に回動するよう
備えられている。また該支持杆6は、作業時に持ち易く
するために把持部6b側がボルト2の軸心に対して略直角
(水平より若干持ち上げられた)方向に突出するように
されている。8は上記ボルト2の中心孔2cに挿通できる
外径を有する調整ネジで、その上端に蝶ナット形の操作
部8aを有し、下部に、上記中心孔に形成した雌ネジ2dに
螺合する雄ネジ8bが形成されている。そして、該調整ネ
ジ8をボルト2の上方より中心孔2cに挿通し、その雄ネ
ジ8bを雌ネジ2dに螺合して、該調整ネジ8を正逆回転す
ることにより、その下端8cがボルト2の下端から進出し
たり或いは逆に退入するようになっている。
なお、調整ネジ8の前記進出量は、ボルト2の下面から
5mm以上(実際には支承板の厚み1mm〜2mmを上記の5mmか
ら差し引いた値以上)突出するように設定されている。
次に上記構成の位置調整具1を使用して隣接する化粧用
壁板の表面側のレベル調整の手順について説明する。
施工に際しては、まず複数本の受金具10を化粧用壁板相
互の横目地部に位置して並設して躯体11に固定する。こ
の固定は、躯体11にL型の掛止金具12をアンカーボルト
13で固定し、この掛止金具12にボルト及びナット14で固
定する。そして、化粧用壁板15の裏面に固設した上下の
掛止部材16,17の嵌合溝18,19内に柔軟性のある充填材2
0,21を注入する。このようにした化粧用壁板15を、その
下部を作業者側へ傾斜させた状態で上部掛止部材16を上
段の受金具10における引掛棧10aの下部10cに嵌入した
後、垂直姿勢とし、下部掛止部材17を下段の受金具10に
おける引掛棧10aの上部10bに落とし込んで嵌合する。そ
の結果、取付けた複数の化粧用壁板15は共通する1本の
引掛棧10a上において横方向に隣接することになり、そ
の各化粧用壁板15の上下端は一直線上に位置する。ま
た、この場合左右方向に隣接する各化粧用壁板15の側端
面間に縦目地用ガイド22を、第8図に示すように、その
上下両端を上段及び下段の引掛棧10a,10aに取り付けて
介在し、化粧用壁板15を引掛棧10aに載置した状態でガ
イド22ごと横方向に摺動させる。これにより、ガイド22
の幅が目地幅となって縦目地合わせが自動的に行なわれ
る。かかる取付状態において次に本考案の位置調整具1
を使用して化粧用壁板相互の表面のレベル調整を行な
う。
まず、基準となる化粧用壁板15の表面に合わせて基準糸
を張る。
上記のようにして基準位置を決めたなら、位置調整具を
使ってレベル調整を行なう。
先ず調整具1のプロペラ状の支承板3を、第8図の実線
で示すように横目地23を並行させてその横目地23内を貫
通して引掛棧10aの表面に当接させる。このとき、支持
杆6の軸芯が支承板3の軸芯と同一上にあるため、支持
杆6の方向を指標をして支承板3の横目地への嵌合が容
易に行なえる。支持杆6を90°回転させて支承板3を化
粧用壁板15の背面側15aと引掛棧10aの外面との隙間gに
差し込み、第8図の鎖線のように横目地23を直交させ
る。この状態において締付ネジ5を徐々に締付回転する
と、上下に隣接する化粧用壁板15は第1図に示すよう
に、支承板3と押圧板4とによりその表裏から挟みつけ
られて両化粧用壁板の表面側が相互に同一のレベルにな
る。
上記のようなレベル出しは、両化粧用壁板15相互の関係
であり、化粧用壁板15自体の表裏方向の位置は定まって
いない。そこで、この表裏方向の位置を次のようにして
調整する。先端がボルト2内に退入した状態にある調整
ネジ8を進出方向に回動し、その先端8cをボルト2の下
端の中心孔2cから進出して受金具10における引掛棧10a
の外面10dに押し付けることにより、化粧用壁板15が徐
々に手前側(躯体11と反対側)に移動する。そして、化
粧用壁板15の表面が上記の基準糸の位置に一致した時点
で調整ネジ8の回動を停止する。このような作業によ
り、全ての化粧用壁板の表面を同一基準面に合致させる
ことができる。
尚、調整具1は1つのものをいちいち取り外して使用す
るのではなく予め多数用意しておき、全体の位置調整が
終了した後、目地材の充填作業に先立って一斉に取り外
すようにする。
なお、上記においては横目地23を利用して上下に隣接す
る化粧用壁板間のレベル調整を行なう場合について説明
したが、上記の調整具1を、第7図に示す如く、横目地
23における中央部イ、端部ロ及び縦目地24における中央
部ハ、端部ニに設置して調整を行なうことができる。
また、縦目地24と横目地23とが交差する部分ホにおいて
は、上記の支承板3を、上記のような一文字形でなく第
5図及び第8図に示すような十文字形の支承板3′が使
用される。尚、該支承板3′の各片は上記と同様にプロ
ペラ状に捻ねられている。その使用に際しては、十文字
形の支承板3′を第8図の実線の如く目地交差部ホに位
置させて後、その支持杆6を45°回転させて、鎖線の如
く支承板3′が上下並びに左右に隣接した化粧用壁板15
の4枚の壁板の背面と受金具の引掛棧10aの外面に差し
込む。これにより4枚の化粧用壁板を同時に上記と同様
に位置調整することができる。
〔考案の効果〕
本考案の位置調整具における支承板を、隣接する化粧用
壁板相互間に形成される目地に嵌入した後に、これを回
動して化粧用壁板の背面側と引掛棧の外面との間に差し
込み、その後に締付ネジを締め付けることにより、隣接
する相互の化粧用壁板が同時に支承板と押圧板で挟みつ
けられて、化粧用壁板相互の表面が同一レベルに調整さ
れるため、その調整作業が簡単かつ正確にできる。
また、調整ネジをそなえているため、上記のように化粧
用壁板の表面側のレベルを同一にした状態でこれら化粧
用壁板を調整ネジの操作により表裏方向へ移動できる。
そのため、躯体の表面に凹凸があったり、引掛棧が非直
線的であっても、全ての化粧用壁板を同一基準面に調整
できる。
また、上記の位置調整作業はネジの螺回によって行なう
ため微調整作業が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は横目地部分において使用する本考案の位置調整
具の使用状態を示す側断面図、第2図は位置調整具の分
解斜視図、第3図(A)(B)は一文字形の支承板を示
す平面図と側面図、第4図は位置調整具の縦断面図、第
5図は縦目地と横目地との交差部分において使用する十
文字形の支承板の平面図、第6図は同側面図、第7図は
位置調整具の使用位置を示す図、第8図は支承板と目地
との関係を示す図である。 1…位置調整具、2…ボルト、3…支承板、4…押圧
板、5…締付ネジ、6…支持杆、8…調整ネジ、8a…操
作部、8c…下端、

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に軸方向に貫通する中心孔2cを形成
    したボルト2の下端に、該ボルト2と直交する両側方へ
    突出する帯状の支承板3を固設し、しかも上記ボルト2
    には締付ネジ5を螺挿するとともに該締付ネジ5と上記
    支承板3間に押圧板4を摺動可能に遊嵌し、ボルト2の
    上端には支持杆6を固設し、ボルト2における上記中心
    孔2c内には、これに雌ねじ2dを刻設して調整ネジ8を螺
    挿し、該調整ネジ8の上端をボルト2上に突出してこれ
    に操作部8aを設け、該調整ネジ8の回動によりその下端
    8cがボルト2の下端より出没するようにしたことを特徴
    とする化粧用壁板の位置調整具。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の支承
    板3が一文字形に形成されている化粧用壁板の位置調整
    具。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項記載の支承
    板3が十文字形に形成されている化粧用壁板の位置調整
    具。
JP12014988U 1988-09-12 1988-09-12 化粧用壁板の位置調整具 Expired - Lifetime JPH076304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12014988U JPH076304Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 化粧用壁板の位置調整具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12014988U JPH076304Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 化粧用壁板の位置調整具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0240841U JPH0240841U (ja) 1990-03-20
JPH076304Y2 true JPH076304Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31366002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12014988U Expired - Lifetime JPH076304Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 化粧用壁板の位置調整具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH076304Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0240841U (ja) 1990-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9303669B2 (en) Wall fastener and methods for its use
US5845548A (en) Flooring tools
US4199283A (en) Drill jig
US6161824A (en) Wallboard installation facilitating tool
US4888879A (en) Electrical junction box installer
US7497238B2 (en) Apparatus and method for cutting workpiece
US4485543A (en) Wallboard positioning apparatus
CA2070042A1 (en) Drywall hook
JPH076304Y2 (ja) 化粧用壁板の位置調整具
US4889459A (en) Further improved overhead sheet-installation support tool
JP4515789B2 (ja) ソケット及びアンカーボルトの高さ調整方法
JPH0542253A (ja) 遊技機設置用島の構造
KR101299100B1 (ko) 앵글부재의 모서리절단용 지그장치
JPH0746701Y2 (ja) 枠材用建込み治具
JP2000144761A (ja) キソピタ万能コテ
JPH028997Y2 (ja)
JPH0538180U (ja) 目地巾及び表面出入り調整部材
JPH0648048Y2 (ja) 石貼り建築物用足場つなぎ具
JP3016897U (ja) 回転式鋸刃用のあさり出し治具
JPH0635484U (ja) 床 束
JP3907544B2 (ja) プレート締め付け用工具および円板状金属プレートの締め付け方法
JP2516011Y2 (ja) 固定具
JPS58181581A (ja) 自動締め付け方法
JP3021097U (ja) 梁丸太加工用の大入れ加工機用補助具
JPS62225654A (ja) 躯体表面の仕上げ工法とこれに用いる固定具