JP2516011Y2 - 固定具 - Google Patents

固定具

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JP2516011Y2
JP2516011Y2 JP1989098389U JP9838989U JP2516011Y2 JP 2516011 Y2 JP2516011 Y2 JP 2516011Y2 JP 1989098389 U JP1989098389 U JP 1989098389U JP 9838989 U JP9838989 U JP 9838989U JP 2516011 Y2 JP2516011 Y2 JP 2516011Y2
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JP
Japan
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Inventor
博 白石
マイヤー テオドール
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大同興業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、溶接作業時等において、例えば鋼管、鋼板
等の物品を固定するために使用される固定具に関する。
[従来の技術] 上記固定具として、本出願人は、ねじ軸を回すことに
よりベース部材と移動部材との間で物体を挾持するよう
に構成されたクランプを、基板の平面上に該平面に沿っ
て回動自在に取り付けた固定具を出願している(実願昭
63−147759)。
[考案が解決しようとする課題] 上記出願において実施例として示した固定具は、基板
に設けた凸部にクランプの凹部を回動自在に嵌合させる
とともに、前記回動中心に沿う凸部内の通孔に基板の底
面側から挿入したボルトをナットで止着することによっ
て、基板とクランプを所望の角度に固定するようになっ
ている。このため、基板を起こしてボルト操作が可能な
状態にしてクランプ取付角度の調節作業を行なう必要が
あり、調節操作がしづらく、しかも面倒であった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案は次のような構成
とした。
すなわち、本考案にかかる固定具は、ねじ軸を回すこ
とによりベース部材と移動部材との間で物体を挾持する
ように構成された左右一対のクランプと、これらクラン
プが取り付けられる共通の基板とを備え、前記基板には
外周部に環状の溝が形成された左右一対の取付軸が互い
に間隔をおいて突設され、かつ前記クランプには前記取
付軸が回動自在に嵌合する取付孔が設けられ、前記クラ
ンプは、前記取付軸を取付孔に嵌合させることにより前
記基板の平面に沿ってそれぞれ回動自在に取り付けられ
ているとともに、前記取付孔に嵌合した取付軸の溝に係
合し、基板に対するクランプの回動と離脱を規制するこ
とのできる固定棒がクランプから外方に突出するように
設けられていることを特徴としている。
[作用] クランプから外方に突出させて設けた固定棒を緩める
ことにより、クランプが基板に対して回転可能となり、
固定具を定位置に設置したままでクランプの取付角度を
調節することができる。
[実施例] 第1図に示す固定具は本考案の1実施例であり、この
固定具1は、左右対称形の基板2と、該基板の取付平面
側に取り付けられる左右一対のクランプ3,3とからな
る。
基板2は、基部2aの両側から斜めに伸びる翼部2b,2b
が形成され、その先端に円板状のクランプ取付部2c,2c
が設けられている。そして、このクランプ取付部2c,2c
の中心部に、中間部に環状の溝4aが形成されたクランプ
取付軸4がそれぞれ上方に突設されている。基部2aの外
縁部には、この固定具を水平面上に垂直に立たせる場合
等に利用される立縁部5が一体に設けられている。ま
た、翼部2b,2bの外端部には、セットボルト挿通用の長
穴6,6が穿設された平板部7,7が翼部よりも一段低く形成
されている。
クランプ3は、ベース部材10、ねじ軸11、移動部材12
および固定棒13等で構成されている。
ベース部材10は、基板10aから分岐部10b,10bが二股に
分岐した平面視で概略Y字形になっており、両分岐部の
先端部に垂直な立上り部14,14が設けられ、該立上り部
の後面側に平滑な挾持面15,15が同一平面に沿って形成
されている。また、基板10a側の端部にも立上り部17が
設けられており、該立上り部にベース部材の長手方向に
沿うねじ孔18が設けられている。分岐部の根元の部分の
両側部には、セットボルト挿通用の長孔20,20が穿設さ
れた平板部21,21が設けられている。
ねじ軸11は中間部の外周に連続する1筋のガイドねじ
25が刻設された軸で、前記ベース部材のねじ孔18に螺合
している。一方の端部(基部)11aは縮径して平滑な丸
棒状に成形され、ここに軸部材26を介して移動部材12が
平面上で回動自在に取り付けられている。また、他方の
端部11bには、ねじ軸の軸心と直交する貫通孔27が設け
られており、この貫通孔27に棒状のハンドル28が摺動自
在に挿通されている。
移動部材12は、ベース部材10に対応させて基部12aと
一対の分岐部12b,12bが設けられた構成であるが、基部1
2aはきわめて短いので平面視でほぼV字形になってい
る。そして、分岐部12b,12bの先端部に前記ベース部材
の挾持面15,15に対向する移動部材の挾持面30,30が形成
されている。基部12aには、ねじ軸11への取付け用凹部3
1が形成されている。
ねじ軸11と移動部材12の取付部について説明すると、
前記軸部材26は上下面の中央部に円柱形突起33,33を有
し、該突起が取付凹部31の上下壁面に穿設した円形の通
孔34,34に挿入されており、軸部材26は通孔34,34の中心
軸の回りに水平面内で回動自在に支持されている。ま
た、ねじ軸の基部11aは、軸部材の水平な通孔35に空転
自在に嵌合し、止リング36によって軸方向の移動が拘束
されている。このため、移動部材12は、ベース部材10の
上面に沿って首振り状に回動自在にねじ軸11に取り付け
られている。
ハンドル28を用いてねじ軸11を回転させることによ
り、ねじ軸11がねじ孔18に沿って前後に移動するので、
ベース部材10と移動部材12の両挾持面15,30の間隔を調
節することができる。なお、移動部材12の底面がベース
部材10の上面に接しているため、移動部材12は軸回りに
回転しない。
このクランプ3は、ベース部材10の中央部に垂直に穿
設された取付孔40を前記クランプ取付軸4に嵌合させる
ことにより、基板2の回動自在に取り付けられる。ベー
ス部材10の下部には、クランプ3を基板2に固定するた
めの固定棒13がねじ軸11と平行に装着されている。固定
棒13は、ねじ部13aでベース部材10のねじ孔41に螺着さ
れ、その先端部13bは通孔42から取付孔40内に突出して
取付軸4の環状溝4aに係合するようになっている。
この固定具1の使用に際しては、被固定物50,51の固
定角度に対応させて両クランプ3,3の取付角度を調節す
る。その調節方法は、固定棒13を所定方向に回してねじ
を緩めた後、クランプ全体を取付軸4を中心として回動
させ、クランプ3の取付角度を所望の角度に設定する。
設定が完了したならば、上記と逆方向に固定棒13を回
し、先端部13bを取付軸4の溝4aの側面に押圧してクラ
ンプ3が基板2に対して回転しないよう固定する。この
ように、クランプから外方に突出させて設けた固定棒13
を回すだけで、クランプの基板への固定およびその解除
を簡単に行なうことができる。固定棒13はねじ軸11に沿
って設けられ、その突出部分がねじ棒11の下側に隠れて
いるので、使用時に固定棒13が作業の邪魔になることは
なく、また固定棒13の誤操作も防止されている。
クランプ3を基板2から取り外すときは、固定棒の先
端部13bを取付孔40よりも後退させ、該先端部13bと取付
軸4の係合を解除させることにより、取付孔40から取付
軸4が抜取り可能となる。
なお、上記実施例とは逆に、取付軸4をクランプ3側
の設け、これが嵌合する取付孔40を有する筒部を基板側
に設けてもよい。この場合、固定棒13は基板2側に螺着
されることになる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかかる固定
具は、左右一対のクランプが共通の基板に回動自在に取
り付けられているので、複雑な形状のワーク(被固定
物)を任意の角度で挾持することができるとともに、ク
ランプから外方へ突出させて設けた固定棒を操作するこ
とにより、クランプの基板への固定およびその解除を行
なうようになっているので、固定具を定位置に設置した
ままクランプの取付角度を容易に調節することができ、
操作性が大幅に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる固定具の1実施例をあらわす平
面図、第2図はクランプの平面図、第3図はその側部断
面図である。 1…固定具、2…基板、3…クランプ、4…取付軸、4a
…環状溝、10…ベース部材、11…ねじ棒、12…移動部
材、13…固定棒、40…取付孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ軸を回すことによりベース部材と移動
    部材との間で物体を挾持するように構成された左右一対
    のクランプと、これらクランプが取り付けられる共通の
    基板とを備え、前記基板には外周部に環状の溝が形成さ
    れた左右一対の取付軸が互いに間隔をおいて突設され、
    かつ前記クランプには前記取付軸が回動自在に嵌合する
    取付孔が設けられ、前記クランプは、前記取付軸を取付
    孔に嵌合させることにより前記基板の平面に沿ってそれ
    ぞれ回動自在に取り付けられているとともに、前記取付
    孔に嵌合した取付軸の溝に係合し、基板に対するクラン
    プの回動と離脱を規制することのできる固定棒がクラン
    プから外方に突出するように設けられていることを特徴
    とする固定具。
JP1989098389U 1989-08-22 1989-08-22 固定具 Expired - Fee Related JP2516011Y2 (ja)

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