JPH0510976Y2 - - Google Patents
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- JPH0510976Y2 JPH0510976Y2 JP10850489U JP10850489U JPH0510976Y2 JP H0510976 Y2 JPH0510976 Y2 JP H0510976Y2 JP 10850489 U JP10850489 U JP 10850489U JP 10850489 U JP10850489 U JP 10850489U JP H0510976 Y2 JPH0510976 Y2 JP H0510976Y2
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- shaped body
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 30
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、金属丸棒等の棒状体を所望の角度で
湾曲形成する棒状体の曲成治具に関し、特に、そ
の湾曲率を自由に設定することが可能な棒状体の
曲成治具に関する。
湾曲形成する棒状体の曲成治具に関し、特に、そ
の湾曲率を自由に設定することが可能な棒状体の
曲成治具に関する。
[従来の技術]
従来、金属丸棒等の棒状体を所望の角度で湾曲
形成する棒状体の曲成治具は、例えば米国特許明
細書第2887917号、あるいは、米国特許明細書第
3685335号等により既に知られており、また、実
際にも配管工事等において使用さている。
形成する棒状体の曲成治具は、例えば米国特許明
細書第2887917号、あるいは、米国特許明細書第
3685335号等により既に知られており、また、実
際にも配管工事等において使用さている。
この従来の棒状体の曲成治具は、第1のハンド
ルの先端に円盤状のマンドレルを接合し、その接
合部には湾曲形成すべき棒状体を固定するための
フツクが取り付けられている。一方、その先端に
シユー部材を取り付けた第2のハンドルが上記マ
ンドレルに回転可能に取り付けられ、この第2の
ハンドルを第1のハンドルに対して回転すること
によつてシユー部材を上記マンドレルの外周に沿
つて摺動させ、上記マンドレルとシユー部材との
間に挟持した棒状体を所望の角度に湾曲形成する
ものである。
ルの先端に円盤状のマンドレルを接合し、その接
合部には湾曲形成すべき棒状体を固定するための
フツクが取り付けられている。一方、その先端に
シユー部材を取り付けた第2のハンドルが上記マ
ンドレルに回転可能に取り付けられ、この第2の
ハンドルを第1のハンドルに対して回転すること
によつてシユー部材を上記マンドレルの外周に沿
つて摺動させ、上記マンドレルとシユー部材との
間に挟持した棒状体を所望の角度に湾曲形成する
ものである。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記の従来技術になる棒状体の
曲成治具では、その円盤状のマンドレルは所定の
径に固定されており、また、マンドレルとシユー
部材との間の距離も一定に固定されていることか
ら、これでは径の異なる棒状体の湾曲形成を行う
ことは不可能である。そのため、径の異なる棒状
体の湾曲形成作業を行う場合には、種々の径に適
合した曲成治具を複数、前もつて用意しておかな
ければならず、実用上極めて不便であるという問
題点を有していた。
曲成治具では、その円盤状のマンドレルは所定の
径に固定されており、また、マンドレルとシユー
部材との間の距離も一定に固定されていることか
ら、これでは径の異なる棒状体の湾曲形成を行う
ことは不可能である。そのため、径の異なる棒状
体の湾曲形成作業を行う場合には、種々の径に適
合した曲成治具を複数、前もつて用意しておかな
ければならず、実用上極めて不便であるという問
題点を有していた。
また、上記の従来技術になる棒状体の曲成治具
では、その構造から、湾曲形成すべき棒状体をマ
ンドレルとシユー部材との間に挿入しなければな
らず、これでは、特に長さの長い棒状体の湾曲形
成を行うことが難しく、作業性において劣るとい
う問題点をも有していた。
では、その構造から、湾曲形成すべき棒状体をマ
ンドレルとシユー部材との間に挿入しなければな
らず、これでは、特に長さの長い棒状体の湾曲形
成を行うことが難しく、作業性において劣るとい
う問題点をも有していた。
そこで、本考案は、上記の従来技術における問
題点に鑑み、湾曲形成を行うべき棒状体の径が異
なつても湾曲形成を行うことが可能であり、さら
には、その作業性にも優れた改良された棒状体の
曲成治具を提供することにある。
題点に鑑み、湾曲形成を行うべき棒状体の径が異
なつても湾曲形成を行うことが可能であり、さら
には、その作業性にも優れた改良された棒状体の
曲成治具を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記の本考案の目的は、第1のハンドルと、上
記第1のハンドルの先端部に取り付けられ、その
外周に棒状体を挿入する溝を形成してなる円盤状
の湾曲形成面部材と、上記第1のハンドルに固定
された棒状体の固定部材と、第2のハンドルと、
上記第2のハンドルの先端部に取り付けられたロ
ーラ部材と、上記湾曲形成面部材と上記ローラ部
材との間に設けられ、上記第2のハンドルの動き
に伴なつて上記ローラ部材を上記湾曲形成面部材
の外周に沿つて移動させる機械的連結機構とから
なる棒状体の曲成治具において、上記湾曲形成面
部材を半径の異なる他の円盤状湾曲形成面部材と
交換可能にすると共に、上記棒状体の固定部材の
位置及び上記ローラ部材の移動半径をも自由に設
定が可能にしたことを特徴とする棒状体の曲成治
具によつて達成される。
記第1のハンドルの先端部に取り付けられ、その
外周に棒状体を挿入する溝を形成してなる円盤状
の湾曲形成面部材と、上記第1のハンドルに固定
された棒状体の固定部材と、第2のハンドルと、
上記第2のハンドルの先端部に取り付けられたロ
ーラ部材と、上記湾曲形成面部材と上記ローラ部
材との間に設けられ、上記第2のハンドルの動き
に伴なつて上記ローラ部材を上記湾曲形成面部材
の外周に沿つて移動させる機械的連結機構とから
なる棒状体の曲成治具において、上記湾曲形成面
部材を半径の異なる他の円盤状湾曲形成面部材と
交換可能にすると共に、上記棒状体の固定部材の
位置及び上記ローラ部材の移動半径をも自由に設
定が可能にしたことを特徴とする棒状体の曲成治
具によつて達成される。
[作用]
すなわち、上記の棒状体の曲成治具によれば、
上記湾曲形成面部材を半径の異なる他の円盤状湾
曲形成面部材と交換可能にすると共に、上記棒状
体の固定部材の位置及び上記ローラ部材の移動半
径をも自由に設定が可能にしたことにより、湾曲
形成を行うべき棒状体の径が異なり、その湾曲率
が異なつても容易に調整することが可能であり、
もつて、確実に棒状体の曲成湾曲形成を行うこと
が可能となる。
上記湾曲形成面部材を半径の異なる他の円盤状湾
曲形成面部材と交換可能にすると共に、上記棒状
体の固定部材の位置及び上記ローラ部材の移動半
径をも自由に設定が可能にしたことにより、湾曲
形成を行うべき棒状体の径が異なり、その湾曲率
が異なつても容易に調整することが可能であり、
もつて、確実に棒状体の曲成湾曲形成を行うこと
が可能となる。
[実施例]
以下、本考案の実施例について、添付の図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第1図及び第2図には、本考案の実施例である
棒状体の曲成治具の表面及び裏面が示されてい
る。これらの図において、例えば棒状の金属材に
より第1のハンドル10が形成され、その先端に
は位置調整用の金属製板部材11が溶接等によつ
て固定されている。そして、この位置調整用板部
材11の先端部には、例えばボルト12とナツト
13により、円盤状の湾曲形成面部材14が取り
付けられている。この円盤状の湾曲形成面部材1
4は、その外周に、湾曲形成すべき棒状体を挿入
するための「U」字状の溝15を形成しており、
また、上記ボルト12とナツト13からなる取り
付け手段により、その着脱・交換が可能になつて
いる。すなわち、本考案によれば、上記円盤状の
湾曲形成面部材14を、湾曲形成すべき棒状体1
00の径、湾曲率等に対応して、異なる半径のも
の14を予め複数用意しておき、必要に応じてこ
れを自由に交換することが可能になつている。
棒状体の曲成治具の表面及び裏面が示されてい
る。これらの図において、例えば棒状の金属材に
より第1のハンドル10が形成され、その先端に
は位置調整用の金属製板部材11が溶接等によつ
て固定されている。そして、この位置調整用板部
材11の先端部には、例えばボルト12とナツト
13により、円盤状の湾曲形成面部材14が取り
付けられている。この円盤状の湾曲形成面部材1
4は、その外周に、湾曲形成すべき棒状体を挿入
するための「U」字状の溝15を形成しており、
また、上記ボルト12とナツト13からなる取り
付け手段により、その着脱・交換が可能になつて
いる。すなわち、本考案によれば、上記円盤状の
湾曲形成面部材14を、湾曲形成すべき棒状体1
00の径、湾曲率等に対応して、異なる半径のも
の14を予め複数用意しておき、必要に応じてこ
れを自由に交換することが可能になつている。
また、上記位置調整用板部材11の中央部には
スロツト16が形成されている。また、上記位置
調整用板部材11の中央部には、第3図にも示す
様にその断面形状が略「L」字状の棒状体固定部
材17が取り付けられている。この棒状体固定部
材17は、その「L」字状の突起部により、湾曲
形成すべき棒状体100を固定するためのもので
あり、そして、この棒状体固定部材17の中央の
板状部にもスロツト18が形成され、上記位置調
整用板部材11の中央に形成したスロツト16と
+字に交差させながら、やはり、ボルト19とナ
ツト20からなる取り付け手段により取り付けら
れている。そして、このボルト19とナツト20
の取り付け手段により、すなわち、これらを弛
め、又は締め付けることにより、第1図中に矢印
で示す用に、上記棒状体固定部材17の位置を、
湾曲形成すべき棒状体100の径に対応して、自
由に調整することが可能となつている。
スロツト16が形成されている。また、上記位置
調整用板部材11の中央部には、第3図にも示す
様にその断面形状が略「L」字状の棒状体固定部
材17が取り付けられている。この棒状体固定部
材17は、その「L」字状の突起部により、湾曲
形成すべき棒状体100を固定するためのもので
あり、そして、この棒状体固定部材17の中央の
板状部にもスロツト18が形成され、上記位置調
整用板部材11の中央に形成したスロツト16と
+字に交差させながら、やはり、ボルト19とナ
ツト20からなる取り付け手段により取り付けら
れている。そして、このボルト19とナツト20
の取り付け手段により、すなわち、これらを弛
め、又は締め付けることにより、第1図中に矢印
で示す用に、上記棒状体固定部材17の位置を、
湾曲形成すべき棒状体100の径に対応して、自
由に調整することが可能となつている。
一方、図からも明らかな様に、やはり棒状の金
属材により形成された第2のハンドル21の先端
には、略「V」字形状に形成された2枚のローラ
保持部材22,22が溶接等によつて固定されて
いる。この2枚のローラ保持部材22、22の
間、特に上記「V」字形状の一方の突出部には、
第4図にも示される様に、上記湾曲形成面部材1
4の円周面に沿つて移動する湾曲形成用のローラ
23がピン24によつて取り付けられている。こ
の湾曲形成用ローラ23の外周面にも、また、上
記円盤状の湾曲形成面部材14と同様、「U」字
状の溝が形成されている。そして、上記ローラ保
持部材22,22の「V」字形状の他方の突出部
には、以下に詳細に説明するローラ位置調整用板
部材25に機械的に連結するためのボルト26が
固設されている。
属材により形成された第2のハンドル21の先端
には、略「V」字形状に形成された2枚のローラ
保持部材22,22が溶接等によつて固定されて
いる。この2枚のローラ保持部材22、22の
間、特に上記「V」字形状の一方の突出部には、
第4図にも示される様に、上記湾曲形成面部材1
4の円周面に沿つて移動する湾曲形成用のローラ
23がピン24によつて取り付けられている。こ
の湾曲形成用ローラ23の外周面にも、また、上
記円盤状の湾曲形成面部材14と同様、「U」字
状の溝が形成されている。そして、上記ローラ保
持部材22,22の「V」字形状の他方の突出部
には、以下に詳細に説明するローラ位置調整用板
部材25に機械的に連結するためのボルト26が
固設されている。
上記のローラ位置調整用板部材25は、図から
も明らかな様に、金属製の矩形の板の中央部にス
リツト27を形成したものである。また、このロ
ーラ位置調整用板部材25の先端部には、図示さ
れない小孔が形成されており、上記位置調整用板
部材11と上記円盤状湾曲形成面部材14との間
に、上記ボルト12とナツト13によつて、回転
可能に取り付けられている。そして、その中央部
に形成したスリツト27には、上記「V」字形状
のローラ保持部材22,22の他方の突出部に固
設したボルト26が貫通し、その反対側にはナツ
ト28が取り付けられている。この様なボルト2
6とナツト28の取付け構造により、第1図中に
矢印で示す様に、上記ローラ保持部材22,22
及び湾曲形成用ローラ23の位置を、上記ローラ
位置調整用板部材25の上で、円盤状の湾曲形成
面部材14の半径の違いに対応して、自由に調整
することが出来る構造となつている。
も明らかな様に、金属製の矩形の板の中央部にス
リツト27を形成したものである。また、このロ
ーラ位置調整用板部材25の先端部には、図示さ
れない小孔が形成されており、上記位置調整用板
部材11と上記円盤状湾曲形成面部材14との間
に、上記ボルト12とナツト13によつて、回転
可能に取り付けられている。そして、その中央部
に形成したスリツト27には、上記「V」字形状
のローラ保持部材22,22の他方の突出部に固
設したボルト26が貫通し、その反対側にはナツ
ト28が取り付けられている。この様なボルト2
6とナツト28の取付け構造により、第1図中に
矢印で示す様に、上記ローラ保持部材22,22
及び湾曲形成用ローラ23の位置を、上記ローラ
位置調整用板部材25の上で、円盤状の湾曲形成
面部材14の半径の違いに対応して、自由に調整
することが出来る構造となつている。
また、上記ローラ保持部材22,22及び湾曲
形成用ローラ23は、これに固設された第2のハ
ンドル21を第1図中の矢印方向に動かすことに
より、上記ローラ位置調整用板部材25に対して
回転出来る様になつている。しかしながら、上記
「V」字形状のローラ保持部材22,22の他方
の突出部の裏面上には、第2図及び第4図に示す
様に、回転制限用の突起29が突設されている。
このことから、上記第2のハンドル21を所定の
角度以上回転すると、上記回転制限用の突起29
が上記ローラ位置調整用板部材25の側面に当接
することとなり、もつて、上記ローラ位置調整用
板部材25も上記ローラ保持部材22,22及び
湾曲形成用ローラ23と一緒に回転することとな
る。
形成用ローラ23は、これに固設された第2のハ
ンドル21を第1図中の矢印方向に動かすことに
より、上記ローラ位置調整用板部材25に対して
回転出来る様になつている。しかしながら、上記
「V」字形状のローラ保持部材22,22の他方
の突出部の裏面上には、第2図及び第4図に示す
様に、回転制限用の突起29が突設されている。
このことから、上記第2のハンドル21を所定の
角度以上回転すると、上記回転制限用の突起29
が上記ローラ位置調整用板部材25の側面に当接
することとなり、もつて、上記ローラ位置調整用
板部材25も上記ローラ保持部材22,22及び
湾曲形成用ローラ23と一緒に回転することとな
る。
次に、以上に説明した棒状体の曲成治具の曲成
動作について、以下に、添付の第5図a乃至cを
参照しながら説明する。
動作について、以下に、添付の第5図a乃至cを
参照しながら説明する。
第5図aは、上記棒状体の曲成治具に湾曲形成
すべき棒状体100を取り付ける様子を示してい
る。図において、まづ、棒状体の曲成治具を湾曲
形成すべき棒状体100の近傍に置き、第2のハ
ンドル21を反時計方向に回し、ローラ位置調整
用板部材25及び湾曲形成用ローラ23等が上記
棒状体100の反対側に位置するようにする。そ
して、この状態で、湾曲形成すべき棒状体100
を上記「L」字状断面の棒状体固定部材17の突
起部と、さらに、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4の外周に形成した「U」字状の溝15の内部に
挿入する。この時、図からも明らかな様に、上記
湾曲形成用ローラ23は上記円盤状の湾曲形成面
部材14の外周面から離れた位置に在ることか
ら、湾曲形成すべき棒状体100を上記棒状体の
曲成治具に取り付ける作業が非常に容易になるこ
とは明らかである。
すべき棒状体100を取り付ける様子を示してい
る。図において、まづ、棒状体の曲成治具を湾曲
形成すべき棒状体100の近傍に置き、第2のハ
ンドル21を反時計方向に回し、ローラ位置調整
用板部材25及び湾曲形成用ローラ23等が上記
棒状体100の反対側に位置するようにする。そ
して、この状態で、湾曲形成すべき棒状体100
を上記「L」字状断面の棒状体固定部材17の突
起部と、さらに、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4の外周に形成した「U」字状の溝15の内部に
挿入する。この時、図からも明らかな様に、上記
湾曲形成用ローラ23は上記円盤状の湾曲形成面
部材14の外周面から離れた位置に在ることか
ら、湾曲形成すべき棒状体100を上記棒状体の
曲成治具に取り付ける作業が非常に容易になるこ
とは明らかである。
続いて、上記第2のハンドル21を時計方向に
回すと、最初はそのハンドル21だけが回転する
が、その後、上記第2のハンドル21の先端に固
定されたローラ保持部材22,22の上記回転制
限用の突起29が上記ローラ位置調整用板部材2
5の側面に当接することとなり、もつて、上記ロ
ーラ位置調整用板部材25も上記ローラ保持部材
22,22と一緒に時計方向に回転する。そし
て、上記ローラ位置調整用板部材25と一体の上
記ローラ保持部材22,22の回転により、上記
ローラ保持部材22,22に取り付けられた湾曲
形成用ローラ23が、上記湾曲形成すべき棒状体
100の表面に当接し、この状態が第5図bに示
されている。
回すと、最初はそのハンドル21だけが回転する
が、その後、上記第2のハンドル21の先端に固
定されたローラ保持部材22,22の上記回転制
限用の突起29が上記ローラ位置調整用板部材2
5の側面に当接することとなり、もつて、上記ロ
ーラ位置調整用板部材25も上記ローラ保持部材
22,22と一緒に時計方向に回転する。そし
て、上記ローラ位置調整用板部材25と一体の上
記ローラ保持部材22,22の回転により、上記
ローラ保持部材22,22に取り付けられた湾曲
形成用ローラ23が、上記湾曲形成すべき棒状体
100の表面に当接し、この状態が第5図bに示
されている。
第5図bにおいて、さらに、上記第2のハンド
ル21を時計方向に回すと、上記ローラ保持部材
22,22及びその間に取り付けられた上記湾曲
形成用ローラ23が、上記ローラ位置調整用板部
材25と一体に、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4の外周に沿つて移動することとなる。これによ
り、第5図cに示す用に、上記湾曲形成用ローラ
23との間に挾まれた上記湾曲形成すべき棒状体
100は、上記円盤状の湾曲形成面部材14の外
周面に沿つて所定の湾曲形状に成形されることと
なる。
ル21を時計方向に回すと、上記ローラ保持部材
22,22及びその間に取り付けられた上記湾曲
形成用ローラ23が、上記ローラ位置調整用板部
材25と一体に、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4の外周に沿つて移動することとなる。これによ
り、第5図cに示す用に、上記湾曲形成用ローラ
23との間に挾まれた上記湾曲形成すべき棒状体
100は、上記円盤状の湾曲形成面部材14の外
周面に沿つて所定の湾曲形状に成形されることと
なる。
その後、上記第2のハンドル21を反時計方向
に回して戻し、棒状体の曲成治具を上記湾曲形成
すべき棒状体100から取り外すこととなるが、
次に、径の異なる棒状体を異なる湾曲率で湾曲形
成するためには、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4を取り付けているナツト13を外して所望の半
径を有する湾曲形成面部材14に交換する。この
時、これと同時に、上記「L」字状断面形の棒状
体固定部材17及び上記ローラ保持部材22,2
2と湾曲形成用ローラ23についても、その固定
用のナツト20及び28を弛めてそれらの位置を
調整し、その後、再び締め付けて対応する位置に
固定することとなる。その曲成動作については上
記と同様である。
に回して戻し、棒状体の曲成治具を上記湾曲形成
すべき棒状体100から取り外すこととなるが、
次に、径の異なる棒状体を異なる湾曲率で湾曲形
成するためには、上記円盤状の湾曲形成面部材1
4を取り付けているナツト13を外して所望の半
径を有する湾曲形成面部材14に交換する。この
時、これと同時に、上記「L」字状断面形の棒状
体固定部材17及び上記ローラ保持部材22,2
2と湾曲形成用ローラ23についても、その固定
用のナツト20及び28を弛めてそれらの位置を
調整し、その後、再び締め付けて対応する位置に
固定することとなる。その曲成動作については上
記と同様である。
[考案の効果]
以上の説明からも明らかなように、本考案にな
る棒状体の曲成治具によれば、湾曲形成を行うべ
き棒状体の径が異なり、その湾曲率が異なつても
容易に対応することが可能であり、さらには、湾
曲形成を行うべき棒状体への取付け及び取外しも
容易であることから、その作業性にも非常に優れ
た、極めて実用的な改良された棒状体の曲成治具
を提供することが出来るという優れた効果を発揮
する。
る棒状体の曲成治具によれば、湾曲形成を行うべ
き棒状体の径が異なり、その湾曲率が異なつても
容易に対応することが可能であり、さらには、湾
曲形成を行うべき棒状体への取付け及び取外しも
容易であることから、その作業性にも非常に優れ
た、極めて実用的な改良された棒状体の曲成治具
を提供することが出来るという優れた効果を発揮
する。
第1図及び第2図は本考案の実施例である棒状
体の曲成治具の表面及び裏面図、第3図は上記棒
状体の曲成治具の構成部分である棒状体固定部材
A−A断面図、第4図は上記棒状体の曲成治具の
構成部分であるローラ保持部材のB−B断面図、
そして、第5図a乃至cは上記棒状体の曲成治具
の曲成動作について説明する動作説明図である。 10……第1のハンドル、11……位置調整用
板部材、12,19,26……ボルト、13,2
0,28……ナツト、14……円盤状湾曲形成面
部材、15……溝、16,18,27……スロツ
ト、17……棒状体固定部材,21……第2のハ
ンドル、22……ローラ保持部材、23……湾曲
形成用ローラ、24……ピン、25……ローラ位
置調整用板部材、29……回転制限用突起、10
0……湾曲形成すべき棒状体。
体の曲成治具の表面及び裏面図、第3図は上記棒
状体の曲成治具の構成部分である棒状体固定部材
A−A断面図、第4図は上記棒状体の曲成治具の
構成部分であるローラ保持部材のB−B断面図、
そして、第5図a乃至cは上記棒状体の曲成治具
の曲成動作について説明する動作説明図である。 10……第1のハンドル、11……位置調整用
板部材、12,19,26……ボルト、13,2
0,28……ナツト、14……円盤状湾曲形成面
部材、15……溝、16,18,27……スロツ
ト、17……棒状体固定部材,21……第2のハ
ンドル、22……ローラ保持部材、23……湾曲
形成用ローラ、24……ピン、25……ローラ位
置調整用板部材、29……回転制限用突起、10
0……湾曲形成すべき棒状体。
Claims (1)
- 第1のハンドルと、上記第1のハンドルの先端
部に取り付けられ、その外周に棒状体を挿入する
溝を形成してなる円盤状の湾曲形成面部材と、上
記第1のハンドルに固定された棒状体の固定部材
と、第2のハンドルと、上記第2のハンドルの先
端部に取り付けられたローラ部材と、上記湾曲形
成面部材と上記ローラ部材との間に設けられ、上
記第2のハンドルの動きに伴なつて上記ローラ部
材を上記湾曲形成面部材の外周に沿つて移動させ
る機械的連結機構とからなる棒状体の曲成治具に
おいて、上記湾曲形成面部材を半径の異なる他の
円盤状湾曲形成面部材と交換可能にすると共に、
上記棒状体の固定部材の位置及び上記ローラ部材
の移動半径をも自由に設定が可能にしたことを特
徴とする棒状体の曲成治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10850489U JPH0510976Y2 (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10850489U JPH0510976Y2 (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347613U JPH0347613U (ja) | 1991-05-02 |
JPH0510976Y2 true JPH0510976Y2 (ja) | 1993-03-17 |
Family
ID=31657143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10850489U Expired - Lifetime JPH0510976Y2 (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510976Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012016719A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Ogura:Kk | 棒状部材折り曲げ装置 |
-
1989
- 1989-09-16 JP JP10850489U patent/JPH0510976Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347613U (ja) | 1991-05-02 |
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