JPH0724718Y2 - 分岐サドル - Google Patents

分岐サドル

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JPH0724718Y2
JPH0724718Y2 JP1784390U JP1784390U JPH0724718Y2 JP H0724718 Y2 JPH0724718 Y2 JP H0724718Y2 JP 1784390 U JP1784390 U JP 1784390U JP 1784390 U JP1784390 U JP 1784390U JP H0724718 Y2 JPH0724718 Y2 JP H0724718Y2
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博 大矢
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Tokyo Gas Co Ltd
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Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプラスチック管に分岐管を接続するための分岐
サドルに関し、特に分岐サドルをプラスチック管に取付
ける構造に関するものである。
[従来の技術] 分岐サドルをプラスチック管に取付ける構造については
例えば特開昭61-184295号公報に開示されたものがあ
り、これは剛性のあぶみ部材2に支持板10を固定し、こ
の支持板10にねじ付きボス17を介してクランプ機構1を
位置決めピン6で取付け、一方支持板10に案内ピン12を
設け、案内ピン12にコイルバネ14を設けてクランプ板13
をローラカム15の下面に追従させる様にしてローラカム
15のクランプ機構によってサドルSを締付ける様にした
ものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の取付け構造は、あぶみ部材として剛性部材を
用いる必要があるために重くなり、また案内ピン12、コ
イルバネ14、支持板10、ねじ付きボス17等数多くの部品
を必要としていた。したがって本考案は、簡素にして軽
量な分岐サドルを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためになされたものであ
り、すなわち管の上面にまたがる半円筒部と、該半円筒
部の外面に分岐管を接続するための分岐部と、半円筒部
の周方向の一端に外方に突出する突起と、周方向の他端
に外方に突出するつば部とを有し、管の上面にまたがっ
て取り付けるサドルと、 バンド部材の一端に前記サドルの突起に係合する係止部
を設けて前記管の下面を包囲し、前記サドルのつば部上
面に板状のベースプレートを設け、該ベースプレートの
上面に周面が当接して回転する円板を設け、該円板の回
転軸心とは偏心した位置で前記バンド部材の他端を連結
し、前記円板にハンドルを固定し、前記ベースプレート
上面で円板を回転させることにより前記バンド部材を締
め付けるようにした締付け具と、 よりなることを特徴とする分岐サドルである。
尚ベースプレートと円板の回転軸とを円板が回転可能に
連結してもよい。更にバンド部材にはサドルの突起に係
止する係止部を複数個設けることもできる。
[作用] 本考案は上記の構成であるから、サドルの一端側突起
に、締付け具のバンド部材の係止部が係止し、サドルの
他端側つば部上に、円板の回転軸心とは偏心した位置で
バンド部材の他端が連結している。したがって円板とサ
ドルのつば部間にベースプレートを介在させて円板をハ
ンドルで回転することにより、円板の周面がベースプレ
ート上で擦りながら回転し、回転軸心とは偏心した位置
で固定されたバンド部材がてこの原理でもって締付けら
れる。
また複数の係止部を有するバンドを用いたときは、各係
止部においてサドルの突起と係合させることができるか
ら、管径の異なる管にも容易に対処することができる。
[実施例] 本考案の実施例を添付図面によって説明する。第1図は
本考案の分岐サドルの第1実施例の傾視図であって、分
岐サドルを管に締付け固定した状態を示す図であり、本
分岐サドルはサドル2と締付け具とからなり、締付け具
はバンド部材とベースプレート20と円板25とシャフト30
と連結部材35とからなり、バンド部材はバンド10と連結
バー15とからなる。また管1は、分岐管(図示せず)を
分岐しようとするプラスチック製の元管であり、この管
1に本分岐サドルを固定し、しかる後管1に分岐取出し
口を開口してシールを施した後、サドル2に分岐管を接
続するものである。
また第2図は本分岐サドルの縦断面図であって分岐サド
ルを管に締付け固定した状態を示す図、第3図は本分岐
サドルのバンド10と連結バー15とを示した第2図中A-A
矢視図であって、連結バー15の厚板17を展開した状態を
示す図、第4図は円板25とベースプレート20と連結バー
15を示した第2図中B-B矢視図、第5図は分岐サドルを
締付け固定する前の状態を示す第4図に対応する図であ
る。
まず2は管1の上側ほぼ半円周面に接触するプラスチッ
ク製のサドルであって、このサドル2は円筒をその軸方
向にほぼ半分に割った半円筒部3と、該半円筒部3の外
面に取付けられた分岐部6とからなり、半円筒部3は管
1の上面にまたがり、分岐部6には上方と側方とにそれ
ぞれ管接続部7,8が設けられている。半円筒部3の周方
向の一端には第2図で示すように、管軸方向に一定の幅
をもって外方に突出した板形状の突起4が形成されてい
る。また半円筒部3の周方向の他端にはつば部が形成さ
れており、該つば部は、管軸方向の前後に間隙をあけた
2個のつば5,5を外方に突設して形成されている。
次にサドル2の締付け具について説明する。10は管1の
下面を囲繞する帯状の薄板で形成されたバンドであり、
該バンド10の周方向の一端(第3図では左端)には、サ
ドルの半円筒部の突起4に係合する係止部が設けられて
おり、本実施例では該係止部は、管軸方向の中央に突起
4の幅よりも広い切欠きをあけ、管軸方向の前後端11,1
1の先端に丸棒12を掛渡して固定して形成されている。
またバンド10の周方向の他端(同右端)には、管軸方向
の前後に間隔をあけて軸支部13,13が形成されており、
本実施例では該軸支部13,13は、管軸方向の中央を切欠
き、管軸方向の前後端を曲げて丸めて形成している。
連結バー15は、丸棒16と該丸棒16の中央に一端を固定し
た厚板17とからなり、丸棒16の両端はバンドの軸支部1
3,13に回転自在に軸支されている。また厚板17の管軸方
向の幅はサドルの半円筒部の2個のつば5,5の間隙より
も狭く、厚板17の丸棒16への固定端とは反対側の端部に
は、第3図に示すように管軸方向と直角に貫通孔18が設
けられている。
20はサドルの半円筒部に形成した2個のつば5,5上にま
たがるように載置したベースプレートであり、該ベース
プレート20には連結バーの厚板17が貫通する貫通穴21が
形成されている。
25はベースプレートの貫通穴21の両側上に載置した円板
であり、該円板25は、互いに平行な2枚の円盤26,26を
三日月状部材28を介在させて互いに固定した形状をして
いる。ただしその製法については、一枚の厚い円板より
切り出して製作することができる。三日月状部材28の厚
さ、すなわち2枚の円盤26,26の間隔は、連結バーの厚
板17の厚さよりも広く、また2枚の円盤26,26にはその
中心より離心して、かつ三日月状部材28よりほぼ90°回
転した位置に、貫通孔27,27が設けられており、この貫
通孔27,27と連結バー15の厚板の貫通孔18とに、シャフ
ト30が嵌入されている。また三日月状部材28には、半径
方向にハンドル29が取付けられている。
また図面において35はベースプレート20の側面と、円板
の外側の円盤26の中心(円板の回転軸)との間に掛渡さ
れた薄板からなる連結部材であり、該連結部材35は単に
使い勝手上から設けられているものである。すなわちバ
ンド10と連結バー15とベースプレート20と円板25とシャ
フト30とは、一旦組立てたならば再度の分解・再組立て
を要しないものであるが、組立てた状態においてもベー
スプレート20は連結バーの厚板17を貫通させたまま厚板
17の長手方向に移動自在であり、したがってサドル2を
締付けるたび毎にベースプレート20を厚板の長手方向の
先端側に移動保持しつつサドルのつば5,5上に載置する
必要があり、使い勝手上好ましくない。そこで本連結部
材35を設けて、常にベースプレート20を厚板17の先端側
に保持したものでる。したがってこの連結部材35は、単
にベースプレート20を釣り上げているだけであり、本連
結部材35に対して円板25は回転自在であり、また円板25
がベースプレート20に押圧されるのを防げないように一
定のガタをもっている。
本実施例は以上のように構成されており、まず連結バー
の厚板17を、ベースプレートの貫通穴21に挿通し、更に
円板の2枚の円盤26,26間に挟まれるように挿入し、次
いで該厚板の先端の貫通孔18と2枚の円盤の貫通孔27,2
7とにシャフト30を嵌入し、こうしてバンド10、連結バ
ー15、ベースプレート20、円板25及びシャフト30を組立
てる。
次にサドル2を管1の上面に載置し、バンド10を管1の
下面に適合させ、サドルの半円筒部の突起4にバンドの
丸棒12をオーバーハングするように係合させる。次いで
円板の2枚の円盤26,26の貫通孔27,27が最下端となるよ
うに円板25を回転させると、該貫通孔に対してほぼ90°
回転した位置にあるハンドル29はほぼ水平方向を指し、
その状態でベースプレート20をサドルの半円筒部の2個
のつば5,5の両方にまたがるように載置する。このとき
第5図に示すように、ベースプレートの貫通穴21を貫通
している連結バーの厚板17は、サドルの半円筒部の2個
のつば5,5の間隙内に至っており、またベースプレート2
0の上面には円板25が接している。
この状態より第5図中反時計方向にハンドル29を回転す
ると、円板25の下面はベースプレート20の上面に接し、
ベースプレート20の下面はサドルの半円筒部の2個のつ
ば5,5の上面に接しているから、第4図のごとく結局シ
ャフト30はサドル2に対して上昇し、シャフト30に一端
を係止した連結バーの厚板17が上昇し、連結バー15を一
端に軸支したバンド10の他端はサドル2に係止されてい
るから、バンド10は管1の下面に締付け固定される。
なお第5図中反時計方向にハンドル29を回転すると、円
板25は同図中左方に進行しようとするが、厚板17がつば
5に当接するために、円板25は左方に進行することがで
きず、したがって厚板17及びバンド10がねじれることは
ない。
また2枚の円盤26の貫通孔27の中心と円盤の中心(円板
の回転軸)との距離をrとすれば、ハンドルの回転角α
が進むに従って、シャフト30の高さはr(1−cosα)
の関係をもって上昇し、ハンドルが180°回転したとき
に最大値として2rだけ上昇する。またこの関係からαが
180°に近づくにつれて、ハンドル29の回転角に対する
シャフト30の上昇量は少なくなり、したがって「てこの
原理」によって大きな締付け力を発揮することができ
る。同時に円板25下面とベースプレート20上面とは大き
な摩擦力をもって摩擦し、ハンドル29より手を離しても
ハンドル29はその状態で留まって締付けが緩むことがな
い。逆に言えばハンドル29を180°弱回転させたときに
締付けが完了するように、ベースプレート20の厚さ、な
いしは円板25の2枚の円盤の直径、シャフト30の離心量
r、厚板17の長さ、あるいはバンド10の幅を定めること
が好ましい。
締付けが完了した後には、サドルの分岐部の上方に設け
た管継手部7より管1に穿孔し、該孔の周囲に通電して
電熱溶解によって管1とサドル2との液密を果たし、し
かる後ハンドル29を緩めてバンドと連結バーとベースプ
レートと円板とシャフトとを除去し、必要により上方又
は側方の管継手部7,8に分岐管を接続して作業を終わ
る。
以上のように本分岐サドルは、管1にサドル2を載置
し、バンド10の係止部をサドル2の突起4に係合させ、
ベースプレート20をサドルのつば5,5上に載置し、ハン
ドル29を回転することによって管1に締付け固定するこ
とができ、すなわち簡単にワンタッチ形式で締付け固定
することができ、除去の作業も同様にワンタッチで行う
ことができる。また従来の技術におけるあぶみ部材に相
当するバンド部材が剛性部材でなくともよく、また部品
構成が簡素化されて軽量化されている。
なお上記実施例においてベースプレート20を設けない構
成とするこもできるが、そのときは円板25はサドルの半
円筒部の2個のつば5,5上に載置され、したがって該つ
ばには両者の間隙側の端部に大きな応力が集中してつば
を破損するおそれが生じる。したがって上記実施例のよ
うにつばの上にベースプレート20を介在させて、つばに
均等に加重を作用させる方が好ましい。
次に、上記第1実施例ではサドル2以外の締付け具の繰
返し利用が可能であるが、管径の異なるときの対処につ
いては特段の考慮は払われていない。すなわち管径が異
なるときには、管1の下方を囲繞する長さが等しくなる
ようにサドル2を形成すれば、同一の締付け具を利用す
ることができるが、そのようにサドル2を形成するのは
必ずしも容易ではない。そこでバンド10の長さあるいは
バンド10の係止部の位置を調節可能とすれば、異なる径
の管にも対処することができ、且つその場合、管径は一
般に飛び飛びの大きさであるから、バンド10の長さや係
止部の位置についても連続的に調節可能とする必要はな
く、飛び飛びに変更できれば十分である。
以上の考察のもとに考案された本考案の第2実施例につ
いて以下に説明する。第6図は該実施例における締付け
具の第3図に対応する図であり、この実施例のバンド10
は、一対のバンド部品10a,10aとバンド部品10bとを有
し、一対のバンド部品10a,10aの周方向の一端(第6図
では左端)は、それぞれ丸棒12の両端部に固定されてお
り、丸棒12の中央部において大径管用のサドルの半円筒
部3の突起4と係合できるように形成されている。一対
のバンド部品10a,10aの他端(同右端)は、それぞれ連
結棒14の両端部に取付けられており、連結棒14の両端部
にはバンド部品10bの管軸方向の前後端も取付けられて
おり、連結棒14の中央部において小径管用のサドルの突
起4と係合できるように形成されている。なお一対のバ
ンド部品10a,10aとバンド部品10bとを屈曲自在に連結
し、且つ連結棒14の抜けを防止するために、一対のバン
ド部品10a,10aとバンド部品10bとのいずれか一方は連結
棒14に固着され、他方は連結棒14に回転自在に遊嵌され
ている。バンド部品10bの他端(同右端)には、前記第
1実施例と同様に軸支部13,13が形成されている。
本実施例は以上のように構成されており、このバンド10
を使用して小径管用のサドル2を管1に締付け固定する
ときは、第7図に示すように連結棒14をサドルの突起4
に係合させて締付け、大径管用のサドル2を管1に締付
け固定するときは、第8図に示すように丸棒12をサドル
の突起4に係合させて締付けることができ、したがって
サドル2以外の締付け具の再利用を図ることができるほ
か、管径が異なるときにも同一の締付け具を利用するこ
とができる。なお本実施例では、大径管と小径管とに対
処できるように、バンドに係止部を2個設けた場合を示
したが、3個以上の係止部を設けることもできる。
また更に本考案の第3実施例を第9図及び第10図に示
す。本実施例において締付け具のバンド10におけるサド
ルの突起4と係合する係止部は、一対のバンド部品10a,
10aの周方向の端部(図では左端)に設けたバンドの軸
支部に、回転自在に係止棒12aの両端が連結されてお
り、該係止棒12aの中央部においてサドル2に形成され
た突起4の上面に係合する。係止棒12aの中央部で突起
4と係合する部分の断面は、第9図に示すごとく平面部
と円筒部とを有する略半円状に形成されている。そして
バンド部品10aの軸支部と連結する係止棒の両端は円筒
部の軸心と同心上にあり、したがって係止棒12aの軸心
から平面部までの距離と円筒部までの距離とが異なり、
平面部を突起4に係止した場合よりも、円筒部を突起4
に係止させた場合の方が全体としてバンド10の長さが短
くなる。
なお本実施例において、第6図で説明した丸棒12の中央
部に係止棒12aの中央部の周囲形状を有する筒状体を遊
嵌させ、該筒状体の突起4と係合する面を回転させてバ
ンド10の長さを変化させることもできる。更にまた軸心
からの距離が異なる平面部を周囲上2ヵ所に設けて略扇
形断面形状とし、円筒部と併せて3段階にバンド10の長
さを変化させることもできる。
この様にサドル2の突起4に係止するバンドの係止部
を、管軸方向に軸心を有し且つ該軸心からの距離が一様
でない断面形状とすることにより、管1のサイズがわず
かに異なる場合や、サドル2の突起4が多少異なる場合
にも、係止棒12a又は丸棒に遊嵌した筒状体を回転させ
てバンド係止部の係止面を変化させ、最適の状態で締付
けが行われる様にすることが可能である。
次にサドル2とバンド10との係止手段について、第4実
施例を示す。第11図は該実施例を示す第3図に対応する
図であり、この実施例におけるサドルの半円筒部3に
は、周方向の他端に形成した一対のつば5,5と略対称と
なるように、周方向の一端に一対の突起4,4を突設して
いる。またバンド10は第1のバンド部品10aと第2のバ
ンド部品10bとを有し、第1のバンド部品10aの周方向の
一端(第11図では左端)は、丸棒12の中央部に固定され
ており、丸棒12の両端部において大径管用のサドルの一
対の突起4,4と係合できるように形成されている。第1
のバンド部品10aの他端(同右端)は、連結棒14の中央
部に取付けられており、連結棒14の両端部には、第1の
バンド部品10aと間隔をあけて、第2のバンド部品10bの
管軸方向の前後端が取付けられており、連結棒14の中央
部と端部との間の中央両端部において、小径管用のサド
ルの一対の突起4,4と係合できるように形成されてい
る。このように形成しても、サドル2とバンド10との係
止を図ることができる。
なお第2のバンド部品を連結棒14の中央両側部に取付け
て、連結棒14の両端部において小径管用のサドル突起4,
4と係合させることもできる。またこれらの係止手段
は、バンドの係止部が2個のときに限らず、1個でも3
個以上のときでも適用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の分岐サドルによれば、管へ
の着脱がワンタッチででき、位置調整が容易であり、必
要な作業スペースが小さく、サドル以外の締付け具の繰
返し使用が可能である。
またバンドに複数の係止部を設けたときや、バンド係止
部の断面形状を軸心からの寸法が異なる形状にしたとき
は、管径の異なる管に対しても同一の締付け具を利用す
ることができる。又部品構成が簡素化されて軽量化され
た分岐サドルである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の分岐サドルの第1実施例を
示したものであり、第1図は分岐サドルの斜視図、第2
図は分岐サドルの縦断面図であり、いずれも分岐サドル
を管に締付け固定した状態を示す図、第3図は分岐サド
ルのバンドと連結バーとを示した第2図中A-A矢視図で
あって、連結バーの厚板を展開した状態を示す図、第4
図は円板とベースプレートと連結バーとを示した第2図
中B-B矢視図、第5図は分岐サドルを締付け固定する前
の状態を示す第4図に対応する図である。第6図は本考
案の第2実施例における第3図に対応する図、第7図と
第8図とは、該実施例の使用状態を示した第2図に対応
する図である。第9図と第10図は本考案の第3実施例に
おける第2図と第3図に対応する図である。第11図は本
考案の第4実施例における第3図に対応する図である。 1……管、2……サドル、3……半円筒部、4……突起 5……つば、6……分岐部、7,8……管継手部、10……
バンド 10a,10b……バンド部品、11……前後端、12……丸棒 12a……係止棒、13……軸支部、14……連結棒、15……
連結バー 16……丸棒、17……厚板、18……貫通孔、20……ベース
プレート 21……貫通穴、25……円板、26……円盤、27……貫通孔 28……三日月状部材、29……ハンドル、30……シャフト 35……連結部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管(1)の上面にまたがる半円筒部(3)
    と、該半円筒部の外面に分岐管を接続するための分岐部
    (6)と、半円筒部の周方向の一端に外方に突出する突
    起(4)と、周方向の他端に外方に突出するつば部
    (5)とを有し、管(1)の上面にまたがって取り付け
    るサドル(2)と、 バンド部材(10,15)の一端に前記サドルの突起(4)
    に係合する係止部(12)を設けて前記管(1)の下面を
    包囲し、前記サドルのつば部(5)上面に板状のベース
    プレート(20)を設け、該ベースプレートの上面に周面
    が当接して回転する円板(25)を設け、該円板の回転軸
    心とは偏心した位置で前記バンド部材(10,15)の他端
    を連結し、前記円板(25)にハンドル(29)を固定し、
    前記ベースプレート(20)上面で円板(25)を回転させ
    ることにより前記バンド部材(10,15)を締め付けるよ
    うにした締付け具と、 よりなることを特徴とする分岐サドル。
  2. 【請求項2】前記ベースプレート(20)と円板(25)の
    回転軸とを、円板(25)が回転可能に連結部材(35)で
    連結したことを特徴とする請求項1記載の分岐サドル。
  3. 【請求項3】前記バンド部材(10,15)の係止部(12)
    は、周方向の前記一端のほか中間部(14)にも形成した
    請求項1又は2記載の分岐サドル。
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