JP2012016719A - 棒状部材折り曲げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な棒径および折り曲げ部内法直径に柔軟に対応できる棒状部材折り曲げ装置を提供する。
【解決手段】アーム(30)をその回動中心まわりに回動させてアームに支持されたローラー(40)により、鉄筋等の棒状部材(B)を湾曲表面を有するカラー(50)に倣うように押し付けることにより棒状部材(B)を折り曲げる装置において、アーム(30)の回動中心からローラー(40)までの距離を可変とすることに加えて、2つ以上の異なるサイズのカラー(50)を用意する。前記距離とカラーサイズの組合せを変更することにより様々な棒径および折り曲げ部内法直径に対応することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋等の棒状部材を折り曲げ加工するための装置に関するものである。好適な一実施形態においては、この折り曲げ装置は建設現場で用いるのに適した可搬性の鉄筋折り曲げ装置である。
鉄筋工事は建築物の構造強度を左右する重要な躯体工事の一部であり、このとき様々な直径の鉄筋が組み合わされ、鉄筋の末端部は指定された折曲げ角度および折り曲げ内法直径に従い折曲げられる。なお、末端部における折曲げ角度は、一般的には、180度、135度、90度のいずれかである。
このような折り曲げ加工を行う際には、鉄筋ベンダーなどと呼ばれる棒状部材折り曲げ装置が用いられる。公知の鉄筋ベンダーの一例として、例えば、本件特許出願の出願人である株式会社オグラより商業的に入手可能な電動油圧式セパレート鉄筋ベンダーの「9180先端ユニット(商品名)」がある。同様の方式の鉄筋ベンダーとしては、下記の特許文献1、2に記載されたものもある。この鉄筋ベンダーは、現場に人手により搬入可能な程度の可搬性を有しており、0〜180度までの折り曲げ角度に対応するものである。
鉄筋末端部の折り曲げ部の内法直径は、鉄筋の材質にも依存するが、鉄筋径のn倍(nは例えば3〜5)以上とするように定められている。具体的に何倍にするかは、施主が採用している設計基準によっても異なる。従って、施工業者は、施主の要求に応じて様々な鉄筋径および折り曲げ部内法直径に柔軟に対応する必要がある。
鉄筋は、現場に搬入する前に、事前に工場で曲げておくこともできる。この場合には、任意の鉄筋径および折り曲げ部内法直径に容易に対応できるので問題は無い。しかし、現場で鉄筋の折り曲げ作業をしなければならない場合が多々ある。可搬性を有する公知の鉄筋ベンダーは、様々な鉄筋径並びに折り曲げ部内法直径に対応できるようには構成されていない。このような場合、本来は別の異なる鉄筋径および折り曲げ部内法直径に対応するものとして設計された鉄筋ベンダーを用いて、いわゆる職人芸的な手法(曲げ位置を徐々に変更しながら45〜60度の曲げを複数回行う等)により指定された折り曲げ部内法直径と近似する内法直径を得ているのが実情である。但し、このような使用により装置に多大な負担がかかり、故障することもまれではない。勿論、作業者の負担も非常に大きい。
米国特許第5782124号明細書 特表平11−505176号公報
本発明は、様々な折り曲げ対象部材径並びに折り曲げ部内法直径に柔軟に対応できる棒状部材折り曲げ装置を提供するものである。
本発明は、棒状部材を折り曲げ加工するための棒状部材折り曲げ装置であって、左側支持部材および右側支持部材を有するフレームと、前記左側支持部材および右側支持部材の間に掛け渡されたカラー支持ピンを介して前記フレームに着脱自在に取り付けられたカラーであって、加工対象である棒状部材を倣わせるための外周面を有するカラーと、所定の回動中心を中心として回動可能なように、前記カラーの左右両側において前記フレームに取り付けられた一対の回動アームと、前記回動アームを回動させるための駆動力を発生するアクチュエータと、前記一対の回動アーム間においてローラー支持機構を介して前記回動アームに取り付けられた押圧ローラーであって、前記回動アームの回動に伴い前記カラーの前記外周面の周囲を移動して、前記棒状部材が前記カラーの前記外周面に倣って変形するように前記棒状部材に荷重を負荷する押圧ローラーと、を備え、前記ローラー支持機構は、前記回動アームの回動中心から押圧ローラーまでの距離を調整することができ、かつ、かつ調整された距離に押圧ローラーの位置を固定できるように構成されていることを特徴とする棒状部材折り曲げ装置。
好適な一実施形態において、前記ローラー支持機構は、前記一対の回動アーム間に掛け渡されて前記押圧ローラーを回転可能に支持するローラー支持ピンと、前記ローラー支持ピンに接続されるとともに表面に凸部または凹部が形成された、前記一対の回動アームにそれぞれ対応して設けられた係止部材と、前記各回動アームの表面に相互に間隔をあけて形成された複数の凹部または凸部と、を備えて構成することができ、この場合、前記各回動アームの表面の複数の凸部または凹部から選択された凸部または凹部に、前記係合部材の凹部または凸部を係合させることにより、前記回動アームの回動中心から前記押圧ローラーまでの距離が所望の選択された値に固定されるように構成することができる。
上記の好適な一実施形態において、さらに好ましくは、前記一対の回動アームのそれぞれにスリットが形成されており、前記複数の凹部または凸部は前記スリットの近傍の各回動アームの側面に設けられており、前記各係合部材は、前記凹部または凸部が形成された頭部と、前記スリット内に挿入されるとともにその外周に雄ねじが形成された軸部を有しており、前記軸部にはナットリングが螺合しており、かつ前記軸部の内部の空洞に前記ローラー支持ピンが軸線方向にスライド可能に挿入されている。
好ましくは、棒状部材折り曲げ装置は、前記カラーと外周面の径が異なる1つ以上の別のカラーを交換部品として備える。
好適な一実施形態において、棒状部材折り曲げ装置は、棒状部材の折り曲げ加工対象部位よりも手前の非加工部位に当接して、折り曲げ加工中における前記カラーと前記非加工部位との位置関係を実質的に同一に維持するストッパ部材と、前記ストッパ部材の位置を調整することができるストッパ位置調節機構とをさらに備えている。
本発明によれば、押圧ローラーの位置調整を行うことにより、様々な鉄筋径並びに折り曲げ部内法直径に柔軟に対応することができる。さらに、異なる外周面径のカラーを用いることにより、様々な鉄筋径並びに折り曲げ部内法直径により柔軟に対応することができる。
本発明による棒状部材折り曲げ装置の一実施形態に係るポータブル鉄筋ベンダーの外観を概略的に示す(部品の表示が部分的に省略されている)斜視図である。 図1に示す鉄筋ベンダーの構造を示す図であって、(a)は側面図、そして(b)は図3(c)中IIb−IIb線に沿った断面図であって、かつ、大径のカラーを用いて鉄筋を曲げる場合の作用を示す作用図でもある。 図1示す鉄筋ベンダーの構造を示す図であって、(a)は図1(a)中の矢印IIIaの方向から見た図、そして(b)は図1(a)中の矢印IIIbの方向から見た図である。 カラーを示す斜視図であって、(a)は大径のカラー、(b)は小径のカラーをそれぞれ示している。 小径のカラーを用いて鉄筋を曲げる場合の作用を示す作用図であって、図2(b)に相応する断面を示す図である。 図2(a)におけるVI−VI線に沿ったローラー支持機構の構成を示す断面図であって、かつ、押圧ローラーの位置を変更する際の作用を説明する作用図でもある。 ストッパ部材およびその位置を調節可能なストッパ位置調節機構の構成を示す断面図である。
本発明の棒状部材折り曲げ装置の一実施形態に係るポータブル鉄筋ベンダーは、本件特許出願の出願日以前から公知であってかつ本件特許出願の出願日以前から本件特許出願の出願人である株式会社オグラより商業的に入手可能な「電動油圧式セパレート鉄筋ベンダー9180先端ユニット(商品名)」を改良したものである。まずは、本発明の一実施形態に係る鉄筋曲げ装置の公知の部分について簡単に説明する。
鉄筋ベンダーは、主として、フレーム10と、左右の駆動ホイール20(20L、20R)と、左右の駆動ホイール20に対してそれぞれ回転不能に結合されて左右の駆動ホイール20と共通の回動軸線を中心として左右の駆動ホイール20と一緒に回動する左右の回動アーム30(30L、30R)と、鉄筋を曲げるための力を鉄筋に負荷するために左右の回動アーム30間に支持された押圧ローラー40と、鉄筋を曲げる際に金型としての役割を果たすカラー50と、左右の駆動ホイール20および回動アーム30を回動させるための駆動力を発生する油圧シリンダ60と、から構成されている。なお、この出願の明細書および特許請求の範囲において、「左」、「右」、「上」、「下」とは、この鉄筋ベンダーを最も標準的な使い方(鉛直方向に延びる鉄筋の折り曲げ)で使用した場合における上下左右を示しているに過ぎず、例えば装置を傾けたり寝かせて使用すれば上下左右が変わることは言うまでもない。
フレーム10は、左右の側板12(12L、12R)すなわち支持部材を有している。図示しないいくつかのスペーサーを介して左右の側板12L、12Rは、その間に隙間を確保した状態で堅固に結合されている。
左右の側板12L、12R間にカラー50が配置され、左右の側板12L、12Rの外側に左右の駆動ホイール20L、20Rが配置され、左右の駆動ホイール20L、20Rのさらに外側に左右の回動アーム30L、30Rが配置されている。左右の側板12L、12Rにはそれぞれボス14(このボス14は図3(b)にのみ破線で示す)が設けられており、これらボス14の外周面上に左右の駆動ホイール20L、20Rが回転自在に支持されている。図3(b)に破線で示されるように、カラー支持ピン52が、左側の回動アーム30Lの円板状基部30aのやや手前側の位置から右側の回動アーム30Rの円板状基部30aをやや超える位置まで連続的に延びている。カラー支持ピン52は、左右の側板12L、12Rに設けられたボス14の貫通孔とカラー50中心の貫通孔50a(図4を参照)に対して「すきまばめ(但し、叩かないと抜けない程度)」の状態で挿入されている。カラー支持ピン52の一端(図3(b)では下端)を作業者の掌底あるいはハンマーで叩き、カラー支持ピン52の他端側を2〜3cm露出させた状態にすれば、カラー支持ピン52を容易に手で抜き取ることができる。カラー支持ピン52を抜き取ると、カラー50を鉄筋ベンダーのフレーム10から外すことができる。図4に示すように、カラー50は両側面に段部50cを有しており、図3(a)と図4とを比較参照することにより理解できるように、この段部50cが側板12L、12Rの上面に乗り、カラー50の回り止めとして作用するようになっている。なお、言うまでもなく、左右の駆動ホイール20L、20Rは左右の側板12L、12Rのボス14により支持されており、かつ、左右の駆動ホイール20L、20Rに対して円板状基部30aにおいて堅固に結合された左右のアーム30L、30R同士がボルト/ナット38により結合されているため、カラー支持ピン52を抜き取っても駆動ホイール20は鉄筋ベンダーのフレーム10から脱落することはない。
左右のアーム30L、30Rの間には、ローラー支持ピン42が掛け渡されており、このローラー支持ピン42上に押圧ローラー40が回転自在に支持されている。押圧ローラー40の外周面40aは、中央部が低くなるように湾曲している。
フレーム10の後部上面から、この鉄筋ベンダーの駆動のためのアクチュエータとしての油圧シリンダ60が上方に延びている。油圧シリンダ60のロッド上端にはケーブルアンカー62が取り付けられている。ケーブルアンカー62には左右のケーブル64(64L、64R)の基端が固定されている。左右のケーブル64L、64Rは、油圧シリンダ60の本体の左右に設けられた中空のケーブルガイド66L、66Rの中を通って下方に延び、左右の側板12L、12Rに回転自在に設けられた左右のガイドホイール68(68L、68R)に巻き掛けられて向きを変え、左右の駆動ホイール20L、20Rに導かれる。各ケーブル64は、対応する駆動ホイール20の外周上に約3/4周巻き付けられており、ケーブル64の先端は駆動ホイール20の外周上に固定されている。油圧シリンダ60には油圧ホース69を介して図示しない油圧ポンプ、例えば株式会社オグラから商業的に入手可能な「オリジナル油圧ポンプHPP−570(商品名)」が接続される。油圧シリンダ60に油圧を供給してケーブルアンカー62を上昇させると、ケーブル64が引かれて、駆動ホイール20が回転し、駆動ホイール20に結合されている回動アーム30も同様に回転する。なお、駆動ホイール20は安全カバーで覆われているので、駆動ホイール20上に巻かれたケーブル64は外側から見えない。また、図1においては、左側のケーブル64Lのみ表示し、右側のケーブル64Rの表示は省略している。また、図1においてはガイドホイール68Lおよび駆動ホイール20Lとの間でケーブル64Lが見えているが、実際には、図2(a)および図3(b)に示すように、安全カバー65により覆われている。なお、アクチュエータとして油圧シリンダ以外のもの、例えば電気モータを用いて駆動ホイール20をギアトレインを介して駆動することも可能であるが、重量増のデメリットがあるため、図示された構成を採用することが目下のところ最も好ましいと考えられる。
鉛直方向を向いた鉄筋Bを曲げる際には、図2(a)、(b)に示すように、油圧シリンダ60の長手方向が鉄筋の方向と一致するように、カラー50と押圧ローラー40との間に鉄筋Bを通す。この状態で、油圧シリンダ60を動作させて、回動アーム30を図2(b)の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置までカラー支持ピン52の中心軸線と一致する回動軸線を中心に回動させる。すると回動アーム30に支持された押圧ローラー40が、押圧ローラー40の外周面40aとカラー50の外周面50bとの間隔D2が維持された状態で、カラー50の周囲を移動し、鉄筋を曲げてゆく。カラー50は、貫通孔50aと同心に円周角約180度にわたって周方向に延びかつ中央が低くなるようにU字形に湾曲した外周面50bを有しており、鉄筋はこの外周面50bに倣うように曲げられる。なお、本実施形態に係る鉄筋ベンダーは0〜180度の折り曲げ角に対応しているため、外周面50bは円周角約180度にわたって周方向に延びているが、円周角約180度以上(重量増さえ気にしないのであれば円周角360度でもよい)にわたって周方向に延びていてもよい。すなわち、カラー50の外周面50bの輪郭は少なくとも意図する折り曲げ角に対応した円周角を有する部分円(円弧)とすることが好ましいが、場合によっては完全円(円周)であってもよい。
これまでに「発明を実施するための形態」にて文章で説明したことは、前述した「セパレート鉄筋ベンダー9180先端ユニット(従来装置)」が備えている公知の構成である。
次に、本実施形態に係る鉄筋ベンダーの新規な特徴部分について説明する。
本実施形態に係る鉄筋ベンダーは、
(1)位置可変のローラー支持機構が設けられていること、すなわち押圧ローラー40の半径方向位置(回動アーム30の回動中心から押圧ローラー40までの距離D3(図2(a)参照))が可変であること(従来装置では可変ではない)
(2)異なる外径を有する2種類以上のカラー50(50’)が用意されていること(従来装置では1種類しかない)
(3)鉄筋位置決め用のストッパ部材の位置を調節可能なストッパ位置調節機構70が設けられていること(従来装置にもストッパ部材に相当する部材はあるが、位置可変ではない)
を特徴としている。
まず特徴(1)について説明する。
特に図1および図6に分かり易く示されているように、各回動アーム30(30L、30R)の円板状基部30aから半径方向外側に向かって延びるアーム部30bには、カラー支持ピン52の中心軸線を中心とする半径の方向に延びるスリット32が形成されている。このスリット32の開口部の周囲において、各回動アーム30L、30Rの外側面には、スリット32の長手方向に沿って所定のピッチで複数の突起33が形成されている。
図6に示すように、ローラー支持ピン42の軸線方向中央部に押圧ローラー40が支持されている。押圧ローラー40の左右両脇に、ナットリング44(44L、44R)および係止ヘッド46(46L、46R)が配置されている。ナットリング44の内周面には雌ねじが形成されており、係止ヘッド46の軸部46aの外周面にはナットリング44の雌ねじと螺合する雄ねじが形成されている。係止ヘッド46の軸部46a内に設けられた円筒形空間内には、ローラー支持ピン42の端部が軸線方向にスライド可能に挿入されている。各係止ヘッド46の頭部46bには、対応する回動アーム30の隣接する突起33間に形成される凹部34にぴったりと嵌め込むことができる突起48が突起33と同一ピッチで形成されている。言い換えれば、係止ヘッド46および回動アーム30の対向する面には同一ピッチの相補的な凹凸が形成されている。図2(a)より理解できるように、係止ヘッド46の軸部46aのうちの頭部46bに近い雌ねじが形成されていない部分は、拡径されるとともにスリット32の幅に対応する二面幅が設定されており、このため係止ヘッド46は回転はできず、スリット32内でのスライド移動および軸線方向移動のみが許容される。なお、図6に示す構造は実質的に左右対称である。
図示例では突起33は四角形断面であるが、これに限定されるものではなく、台形、三角形、または半円形などの他の断面形状を有していてもよい。但し、鉄筋曲げ作業時には、係止ヘッド46および回動アーム30の係合部分には大きな力が加わるため、この力により係止ヘッド46および回動アーム30間での位置ずれまたは凹凸の剪断破損が生じることの無いように凹凸の形状およびサイズを決定する必要がある。
引き続き図6を参照して、押圧ローラー40の位置変更手順について説明する。まず、図6(b)に示すように、ナットリング44を回動アーム30に軽く押し付けながら矢印で示すように反時計方向に手で回す。すると、係止ヘッド46が、矢印で示されるように、ローラー支持ピン42に対してスライドしながら外側に移動する。すると、突起33、48の係合が解除され、図6(c)に矢印で示されるように係止ヘッド46の軸部46aをスリット32内でスライドさせることができるようになり、これにより押圧ローラー40、ローラー支持ピン42、ナットリング44および係止ヘッド46をこれらが一体化されている状態を維持したまま、スリット32に沿ってスリット32長手方向に移動させることができる。このことは現場での部品紛失のリスクを無くすという意味で非常に好ましい。所望の位置に押圧ローラー40を移動させたなら、ナットリング44を図6(d)に示すように時計方向に手で回すことにより係止ヘッド46が矢印で示されるように内側に移動し、突起33、48が互いにしっかりと係合する。これにより、押圧ローラー40が回動アーム30に対してしっかりと固定される。なお、図示された実施形態においては、図6に示す突起33の数から明らかなように、押圧ローラー40は回動アーム30上で10箇所(この数に限定されるものではない)の異なる位置に固定することができるようになっている。
なお、位置可変のローラー支持機構は上記のものに限定されるものではなく、回動アーム30の回動中心から押圧ローラー40までの距離を調整することができ、かつ調整された距離に押圧ローラー40の位置を固定できるような他の構成を採用することもできる。例えば、スリット32を設けることに代えて、複数のピン孔を両回動アーム30に所定ピッチで穿孔し、選択されたピン孔に押圧ローラー40を支持するローラー支持ピンを通すような構成としてもよい。しかしながら、作業性を考慮すると、図示された構成を採用することが目下のところ最も好ましいと考えられる。
次に特徴(2)について説明する。
図5(a)に示す大径のカラー50に加えて、図5(b)に示す小径のカラー50’が交換用カラーとして準備されている。なお、当然のことながら、両カラー50、50’において、厚さ、貫通孔50aのサイズ、貫通孔50aの中心から段部50cまでの距離は同じである。
次に特徴(3)について説明する。
フレーム10の下部において、左右の側板12L、12Rの間にストッパ位置調節機構70が設けられている。特に図7に詳細に示すように、ストッパ位置調節機構70は、頭部付きネジの形をした押棒71を有している。押棒71の頭部71aが鉄筋に当接するストッパ部材となる。押棒71の軸部71bの全域に雄ねじが形成されている。頭部71aには回り止めピン72が取り付けられている。回り止めピン72は、図2(a)に示すように、フレーム10の左側の側板12Lに形成されるとともに押棒71の軸線方向と平行に延びるスリット76に係合している。右側の側板12Rの側にも同様の構成が設けられている。押棒71の軸部71bは、フレーム10に対して回転可能に取り付けられたブッシュ74に差し込まれている。ブッシュ74の内周面には、軸部71bの雄ねじに螺合する雌ねじが形成されている。フレーム10に対して回転可能かつ軸方向移動不能に取り付けられたつまみ75が、ブッシュ74に対して回転不能かつ軸方向移動不能に結合されている。したがって、つまみ75を手で回転させることにより、押棒71を軸線方向に移動させることができ、押棒71の頭部71aにより鉄筋Bを位置決めすることができる。なおこのとき、回り止めピン72があるため頭部71aは回転しない。
次に、上記特徴(1)〜(3)を利用した鉄筋ベンダーの使用方法について説明する。
太い鉄筋を大きい内法直径で折り曲げる場合には、図2に示すような状態とする。すなわち、図4(a)に示す大径のカラー50を使用する。また、押圧ローラー40を外側位置(アーム30の回動中心から遠い位置)に固定する。
また、ストッパ位置調節機構70を調整し、図2(b)に示すように、鉄筋Bが直立しかつカラー50の外周面50bの端に接した状態で、押棒71の頭部71aが鉄筋Bの折り曲げ加工対象部より手前の非加工部位にぴったりと当接するようにする。なお、この状態が確立されていないと、意図した通りの正確な折り曲げ加工が困難となる。
油圧シリンダ60を作動させて、回動アーム30および押圧ローラー40を図2(b)の実線位置から鎖線位置まで回動させることにより、鉄筋Bは、カラー50の外周面50bに倣って200度強曲げられる。回動アーム30および押圧ローラー40を実線位置まで戻すと、鉄筋Bはスプリングバックにより概ね180度曲がった状態になる。なお、スプリングバックにより、最終的に得られる鉄筋Bの折り曲げ内法直径は、カラー50の外周面50bの外径D1(図3(a)参照)よりやや大きくなる。
この状態で、鉄筋ベンダーを下方に移動する。次いで、カラー支持ピン52を抜き取ってカラー50を上方に持ち上げて外すと、駆動ホイール20L、20Rの間の隙間を通して鉄筋Bを鉄筋ベンダーから取り外すことができる。
細い鉄筋B’を小さい内法直径で折り曲げる場合には、図5に示すような状態とする。すなわち、図4(b)に示す小径のカラー50’を使用する。大径のカラー50を小径のカラー50’に入れ替える際には、前述したように、カラー支持ピン52の一端を作業者の掌底あるいはハンマーで叩いてカラー支持ピン52を抜き取り、カラー50を交換した後に、カラー支持ピン52を再度差し込めばよい。また、押圧ローラー40は内側位置(アーム30の回動中心に近い位置)に固定する。また、ストッパ位置調節機構70を太い鉄筋を大きい内法直径で折り曲げる場合と同様の考え方に基づいて調整する。なお、細い鉄筋を小さい内法直径で折り曲げる場合には、太い鉄筋を大きい内法直径で折り曲げる場合と比較して押棒71の頭部71aが大きく前進していることが図5より明らかである。この後の作業手順は前述したものと全く同じである。
なお、図2(b)と図5を比較対象すれば理解できるように、押圧ローラー40は、カラー50(50’)の外周面50bの端に接しかつ鉛直に立っている鉄筋Bに対して押圧ローラ40がほぼ接するような回動アーム30上の位置にセットされる。但し、実際には、図2(b)と図5に示すように、僅かな隙間は許容される。このような押圧ローラー40の適切な位置へのセットに加えて、上述したストッパ位置調節機構70の適切な調整により、鉄筋Bが適正にカラー50(50’)に倣って曲がることが保証される。なお、図2(b)に示すカラー50を用いて図2(b)に示された鉄筋Bよりも細い鉄筋を折り曲げる場合には、押圧ローラ40の位置をやや内側(アーム30の回動中心に近い側)にずらし、かつストッパ位置調節機構70を調整して押棒71の頭部71aをやや前進させればよい。また、図5に示すカラー50’を用いて図5に示された鉄筋B’よりも太い鉄筋を折り曲げる場合には、押圧ローラ40の位置をやや外側(アーム30の回動中心から離れた側)にずらし、かつストッパ位置調節機構70を調整して押棒71の頭部71aをやや後退させればよい。上記のような調整を行うことにより、適切に鉄筋を折り曲げることができる。
上記においては、説明を単純化するため、大径/小径2種類のカラーのみが設定されているものとしたが、上記大径のカラー50と小径のカラー50’の中間サイズの様々なカラーを用意することにより、より多様な折り曲げ部の指定内法直径に対応することができる。
上記の説明より理解できるように、押圧ローラ40の最適位置は使用するカラー50(50’)のサイズおよび折り曲げようとする鉄筋径により実質的に一意的に定まる。よって、実際の製品においては、ユーザーの便宜を図るため、例えば回動アーム30の側面の凹凸部分の脇に、カラー50(50’)のサイズおよび加工対象鉄筋径に対応する最適な押圧ローラー40の位置を表示するマークまたは数字を表示することが好ましい。ストッパ位置調節機構70については、カラー50(50’)のサイズおよび押圧ローラー40の位置が確定さえしていれば、つまみ75を回しながら目視(油圧シリンダ66と鉄筋Bが平行になっているかの判断)および手感覚(つまみに抵抗を感じたか、鉄筋にガタが無いか等の判断)での調整が容易に可能であるものと考えられるため、押圧ローラー40のように適正位置の表示は必要ないものと考えられるが、そのような表示を設けてもむろん構わない。
以上説明したように、本実施形態によれば、様々な鉄筋径並びに折り曲げ部内法直径に柔軟に対応することができる。これにより現場での作業者の負担を劇的に低減することができる。
なお、この形式の鉄筋ベンダーは、従来装置においても装置の横幅(カラー支持ピン52の全長にほぼ等しい)が非常に小さいため、現場において鉛直方向に延びる互いに隣接した複数の鉄筋の末端に対して折り曲げ加工を行う際に非常に有利であった。本実施形態の装置において、様々な鉄筋径並びに折り曲げ部内法直径に柔軟に対応することができるようになったにも関わらず装置の横幅の増大が実質的に無く、また重量増も図6に示す構成の採用に伴うものだけのわずかなものであり、従来装置に対して作業性におけるデメリットがないということも、注目すべき利点である。
B、B’ 棒状部材
10 フレーム
12、12L、12R 支持部材(フレームの側板)
30、30L、30R 回動アーム
32 スリット
33 凸部(突起)
40 押圧ローラー
42 ローラー支持ピン
44 ナットリング
46 係止部材(係止ヘッド)
46a 係止部材の軸部
46b 係止部材の頭部
48 凸部(突起)
50、50’ カラー
50b カラーの外周面
52 カラー支持ピン
60 アクチュエータ(油圧シリンダ)
71 ストッパ位置調節機構
71a ストッパ部材

Claims (5)

  1. 棒状部材を折り曲げ加工するための棒状部材折り曲げ装置であって、
    左側支持部材および右側支持部材を有するフレームと、
    前記左側支持部材および右側支持部材の間に掛け渡されたカラー支持ピンを介して前記フレームに着脱自在に取り付けられたカラーであって、加工対象である棒状部材を倣わせるための外周面を有するカラーと、
    所定の回動中心を中心として回動可能なように、前記カラーの左右両側において前記フレームに取り付けられた一対の回動アームと、
    前記回動アームを回動させるための駆動力を発生するアクチュエータと、
    前記一対の回動アーム間においてローラー支持機構を介して前記回動アームに取り付けられた押圧ローラーであって、前記回動アームの回動に伴い前記カラーの前記外周面の周囲を移動して、前記棒状部材が前記カラーの前記外周面に倣って変形するように前記棒状部材に荷重を負荷する押圧ローラーと、を備え、
    前記ローラー支持機構は、前記回動アームの回動中心から押圧ローラーまでの距離を調整することができ、かつ、かつ調整された距離に押圧ローラーの位置を固定できるように構成されていることを特徴とする棒状部材折り曲げ装置。
  2. 前記ローラー支持機構は、
    前記一対の回動アーム間に掛け渡されて前記押圧ローラーを回転可能に支持するローラー支持ピンと、
    前記ローラー支持ピンに接続されるとともに表面に凸部または凹部が形成された、前記一対の回動アームにそれぞれ対応して設けられた係止部材と、
    前記各回動アームの表面に相互に間隔をあけて形成された複数の凹部または凸部と、を有しており、
    前記各回動アームの表面の複数の凸部または凹部から選択された凸部または凹部に、前記係止部材の凹部または凸部を係合させることにより、前記回動アームの回動中心から前記押圧ローラーまでの距離が所望の選択された値に固定されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の棒状部材折り曲げ装置。
  3. 前記一対の回動アームのそれぞれにスリットが形成されており、
    前記複数の凹部または凸部は前記スリットの近傍の各回動アームの側面に設けられており、
    前記各係止部材は、前記凹部または凸部が形成された頭部と、前記スリット内に挿入されるとともにその外周に雄ねじが形成された軸部を有しており、前記軸部にはナットリングが螺合しており、かつ前記軸部の内部の空洞に前記ローラー支持ピンが軸線方向にスライド可能に挿入されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の棒状部材折り曲げ装置。
  4. 前記カラーと外周面の径が異なる1つ以上の別のカラーを交換部品として備えたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の棒状部材折り曲げ装置。
  5. 棒状部材の折り曲げ加工対象部位よりも手前の非加工部位に当接して、折り曲げ加工中における前記カラーと前記非加工部位との位置関係を実質的に同一に維持するストッパ部材と、前記ストッパ部材の位置を調整することができるストッパ位置調節機構とをさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の棒状部材折り曲げ装置。
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