JP3170655B2 - 球体支持法 - Google Patents

球体支持法

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JP3170655B2
JP3170655B2 JP29470892A JP29470892A JP3170655B2 JP 3170655 B2 JP3170655 B2 JP 3170655B2 JP 29470892 A JP29470892 A JP 29470892A JP 29470892 A JP29470892 A JP 29470892A JP 3170655 B2 JP3170655 B2 JP 3170655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は球体支持法、例えばこ
の球体に棒状材が一体連結されているときのその棒状材
の回動・支持角度等を任意に調整して強固に再固定でき
るようにした球体支持法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、硬質の真球若しくはそれに近い球
体を支持固定するためには、万力等を用いて2枚の平行
板で挟み、2点押えとしたり、万力等を用いて直角治具
(Vブロック)2つで囲むように挟み、4点押さえとし
たりする等の方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の硬質球
体支持方法において、平行板の2点押さえの場合は、被
支持球体に力が加わった場合、器具で強く押さえておか
ないと、簡単に動いてしまい、従って、その動きによっ
て被支持球体の表面を傷付け易いのである。又、被支持
球体の球心を軸に回動運動を与え、その後支持固定する
ことは非常に難しいばかりでなく、回動運動を与えるた
めに押さえの力を緩めると当初の位置を維持することが
できないのである。
【0004】又、直角治具(Vブロック)を用いての4
点押さえの楊合は、平行板を用いた場合よりは強く固定
できるが、やはり点押さえに変わりはないから、強固な
固定とはなっていない。しかも、平行板押さえと同様
に、被支持球体の球心を軸に回動運動を与えることは非
常に難しく、回動運動を与えるために治具の押さえを緩
めると、被支持球体が移動もしくは脱落してしまうので
ある。
【0005】そこでこの発明は従来存したこれらの球体
外表面を傷付けるような、又当初の位置固定ができない
ような欠点を無くし、被支持球体を傷付けにくく強固に
支持固定し、しかも、回動運動を与える場合も被支持球
体の当初の位置を維持し、なおかつ容易に動かすことの
できる球体支持法を提供することにある。
【0006】
【課題が解決するための手段】この目的を達成するため
の、この発明の要旨とするところは、被支持球体8を周
囲枠7によって囲み、この周囲枠7外から相互間がほぼ
等間隔にされた3方向から被支持球体8の球心に向けて
3本の支持棒材4,5,6をねじ入れ、この支持棒材
4,5,6の先端に形成した凹部1,2,3を被支持球
体8の球面に密着させて、周囲枠7内で被支持球体8を
回動自在にして固定支持することであり、又、3本の支
持棒材4,5,6の内の2本の支持棒材4,5を固定
し、1本の支持棒材6を周囲枠7に進退自在にねじ入れ
るものとすることができる。又、支持棒材4,5,6の
直径は、被支持球体8の円周に内接する正三角形の一辺
以下の長さとしてあり、凹部1,2,3は、被支持球体
8の球面に等しい球面状にして形成してあって、被支持
球体8は周囲枠7に対して着脱自在、回動可能に固定す
るようにしたものである。
【0007】
【作用】ある物体例えば棒状材を被支持球体8に接続
し、被支持球体8を固定するためには、固定の目的に合
う範囲で、支持棒材4,5,6の径寸法をできるだけ大
きくとっておく。固定される被支持球体8は、これの大
きさに合わせて位置決めされた2本の支持棒材4,5の
凹部1,2に包まれるように位置し、他の3本目の支持
棒材6で押さえられ、従って、3ヵ所の凹部1,2,3
に包まれるようにして強固に固定される。
【0008】すなわち凹部1,2,3による固定で支持
安定性が増大するのは、点押さえでなく、面押さえ若し
くは線押さえとなっていること、押さえる面若しくは線
の寸法をできるだけ大きくとっていること、3カ所での
バランスよい押さえとなっているからである。
【0009】又、固定される被支持球体8に対してその
球心を軸に回動運動を与えて再度固定することは容易で
あり、3本の支持棒材4,5,6の内の1本を緩めるこ
とにより、被支持球体8は、球心を移動することなく回
動可能、角度調整可能にしてその場所で固定が維持さ
れ、必要があれば被支持球体8を周囲枠7から取り外し
させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の球体支持法についての第1の
実施例を図面に基づいて説明する。図1は、先端に球面
状の凹部1,2,3を設けた支持棒4,5,6と、これ
らの各支持棒4,5,6をほぼ等間隔で3方向の外側か
らねじ込まれる周囲枠7内で被支持球体8を固定支持し
ている状態の平面図である。そして図2に示すように、
前記凹部1,2,3は被支持球体8の半径Rの球面に等
しくして、各々の3本の支持棒材4,5,6の先端に設
けられており、3本の支持棒材4,5,6の内の2本、
例えば支持棒材4,5が、それぞれの凹部1,2で被支
持球体8を密着して包み込む位置となるようにして、周
囲枠7の外側周囲からねじ込まれることで被支持球体8
に対して位置決めされている。
【0011】2本の支持棒材4,5の配置は、被支持球
体8の球心に向いて平面状で120度間隔の角度で位置
している。2本の支持棒材4,5の球面状の凹部1,2
に囲まれるように位置された被支持球体8は、均等に球
体円周を3分割するようにして他の3本目の支持棒材6
の締め付けにより固定されるようになっている。尚、支
持棒材4,5,6と周囲枠7の接合は位置決め調整や締
め付けのためにねじ方式となっている。
【0012】この発明の第2の実施例は、図3に示すよ
うに第1の実施例の支持棒材4,5,6の先端における
球面状の凹部1,2,3の形状寸法を被支持球体8の半
径Rより小さくしてあり、この支持棒材4と被支持球体
8の密着部における凹部1と被支持球体8との接触は、
第1の実施例の面接触と異なり線接触となっている。こ
の第2実施例の線接触方式の利点は、被支持球体8の寸
法精度にあまりこだわらなくてよいことである。
【0013】この発明の第3の実施例は、図4に示すよ
うに支持棒材4,5,6の先端の凹部1,2,3の形状
を円錐状にしてあることであり、この支持棒材4と被支
持球体8の密着部の接触は、第2の実施例と同様に線接
触となっている。この第3実施例の線接触方式の利点
は、被支持球体8の寸法精度にあまりこだわらなくてよ
いと同時に、円錐状の凹部1,2,3の作成の容易さで
あり、標準のドリルで簡単に加工できる。
【0014】この発明の第4の実施例は、図5に示すよ
うに支持棒材4,5,6の先端の凹部1,2,3の形状
を円筒状にしてあることであり、この場合の凹部1,
2,3と被支持球体8との接触は、第2、第3の実施例
と同様に線接触となっている。この第4実施例の線接触
方式の利点は、第2、第3の実施例の利点の他に、場合
によっては、市販の標準パイプを使用できることであ
る。
【0015】この発明の第5の実施例は、実施例2、実
施例3及び実施例4における被支持球体8と支持棒材
4,5,6の先端の凹部1,2,3の円周形の線接触部
を一部面接触になるように凹部1,2,3の形状を変更
してある。これによる支持棒材4,5,6と被支持球体
8の密着状態は、先の実施例4の円筒状の凹部1,2,
3を設けた支持棒材4,5,6の場合と同様である。
【0016】この発明の第6の実施例は、第1、第2、
第3、第4及び第5の実施例において、2本の支持棒材
4,5を一定の位置に、支持球体8の寸法に合わせて固
定してあり、第3の支持棒材6のみが締め付け用に周囲
枠7に対して進退自在に動作可能となっている。この方
法は、常に同一寸法の被支持球体8を支持固定する場合
に用いられる。すなわち球体支持機構において、被支持
球体8の寸法が異なると被支持球体8の球心位置がずれ
るため、凹部1,2,3と被支持球体8の密着度が悪く
なり支持固定が困難となる。又、この方法は被支持球体
8をこの支持機構から取り外し、取り付ける場合には、
固定した2本の支持棒材4,5の凹部1,2の寸法に新
たな制約が生じる。つまり、凹部1,2の直径寸法を大
きく取り過ぎると、被支持球体をこの支持機構から取り
外し、又は、取り付けることができなくなるからであ
る。
【0017】以上、この発明の6つの実施例を示した
が、発明の本質とするところの範囲内で他の多くの実施
例も考えられるのである。例えば、3本の支持棒材4,
5,6の配置角度を120度間隔に均等に3分割する方
式だけでなく、不均等の間隔でもかまわないのである。
又、3本の支持棒材4,5,6の直径寸法は、先端の凹
部1,2,3の直径寸法を含めて異なっていてもかまわ
ないのである。更に支持棒材4,5,6と周囲枠7との
接合は、ねじ方式だけでなく、様々の方式でも可能であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように構成されたこの発明によれ
ば、被支持球体8を先端に凹部1,2,3を設けた3本
の支持棒材4,5,6により密着支持することにより、
この被支持球体8を傷付けにくく強固に支持固定でき、
又、支持棒材4,5,6の内の1本を緩めることによ
り、被支持球体8の位置を変えることなく、あらゆる方
向に回動運動を与えることができ、緩めた支持棒材4,
5,6を締め直すことにより、必要とする回動位置で強
固に再固定でき、必要があれば周囲枠7から被支持球体
8を取り外すこともできる。
【0019】このようにある物体例えば棒状材を被支持
球体8に接続し、被支持球体8を回動、固定することに
より、その物体を希望する位置で維持させることの要求
は多いのであり、この発明はそれに対処可能であるばか
りでなく、被支持球体8そのものを加工するために固定
する場合にも利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部平面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部平面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1,2,3…凹部 4,5,6…支持棒材 7…周囲枠 8…被支持球体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−129887(JP,A) 実開 昭55−166771(JP,U) 実開 昭55−111697(JP,U) 実公 昭46−27237(JP,Y1) 実公 昭56−7998(JP,Y2) 実公 昭43−1009(JP,Y1) 実公 昭45−7590(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持球体を周囲枠によって囲み、この
    周囲枠外から相互間がほぼ等間隔にされた3方向から被
    支持球体の球心に向けて、被支持球体の円周に内接する
    正三角形の一辺以下の長さの直径を有する3本の支持棒
    材をねじ入れ、この支持棒材の先端に被支持球体の球面
    に等しい球面状にして形成した凹部を被支持球体の球面
    に密着させて、周囲枠内で被支持球体を回動自在にして
    固定支持すると共に、3本の支持棒材の内の2本の支持
    棒材を固定し、1本の支持棒材を周囲枠に進退自在にね
    じ入れることで、周囲枠に対して被支持球体を着脱自
    在、回動可能に固定するようにしたことを特徴とした球
    体支持法。
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