JPH0445764Y2 - - Google Patents

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JPH0445764Y2
JPH0445764Y2 JP1986143709U JP14370986U JPH0445764Y2 JP H0445764 Y2 JPH0445764 Y2 JP H0445764Y2 JP 1986143709 U JP1986143709 U JP 1986143709U JP 14370986 U JP14370986 U JP 14370986U JP H0445764 Y2 JPH0445764 Y2 JP H0445764Y2
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JP
Japan
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workpiece
center
rotary
lathe
grips
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JP1986143709U
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JPS6350604U (ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案による旋盤用自在回し金は、ワークを旋
盤の主軸のセンタと心押軸のセンタで保持して旋
消加工を行う際に使用される旋盤用自在回し金の
改良に関するもので、この回し金はワークを保持
して回転している時にアンバランス的な遠心力が
作用しない構造になつていることから、これを使
用するワークの加工精度が格段に向上する。
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えば旋盤加工等に用いられる回し金
の改良に係り、特にワーク保持用のグリツプを交
換することにより、ワークサイズの変化に幅広く
対応できる旋盤用自在回し金に関する。
〔従来の技術〕
第3図a,bは従来の旋盤用回し金の構造例を
示す正面図と側断面図である。
第3図a,bに示すように、従来の旋盤用回し
金は、中央部分にワーク保持孔12が形成された
本体11と、該本体11の一方の端面側からワー
ク保持孔12の中心に向かつて形成されたネジ孔
に螺入されたボルト15と、本体11の他方の端
部に装備された回し金回動用のピン17とによつ
て構成されている。
ワーク保持孔12内に挿入されたワーク10
は、ボルト15を締め付けることによつて本体1
1に固定され、ピン17を例えば矢印A方向に駆
動することによつて回転を行う構成になつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の旋盤用回し金は、ワ
ーク10の直径dの大小によつてワークの中心O
が矢印B−B′方向に移動するため、回し金の重
心とワーク10の回転中心Oが必ずしも一致せ
ず、このため、回し金にアンバランス的な遠心力
が作用して旋消加工の精度が悪くなるといつた障
害が発生する。
また、回し金側のワーク保持孔12のサイズD
によつてワークの保持可能寸法dが決まるため、
ワーク10の種類に応じて数多くの回し金を準備
する必要があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による旋盤用自在回し金は、第1図aと
bおよび第2図aとbに示すように、ワーク10
の外周面にそれぞれ2点で接触するワーク保持面
4を互いに対となる形で有してなる一対のグリツ
プ3と、ワーク10の直径d対応にワーク保持角
度θに変化を持たせたワーク保持面4を互いに対
向させる形で配置された当該グリツプ3をその重
心点上において交換可能に保持する第1、第2の
スライド金具1,2と、これらスライド金具間の
間隔Gを調整するボルト5とによつて構成されて
いる。
〔作用〕
この旋盤用自在回し金は、スライド金具1,2
の重心点上に配置された一対のグリツプ3でワー
ク10を保持する構造であることから、グリツプ
3がワーク10を保持した時は回し金の重心とワ
ーク10の回転中心Oが完全に一致する。このた
め、当該回し金に対してアンバランス的な遠心力
が作用することがないのでワーク10の加工精度
が格段に向上する。また、この回し金は、ワーク
10の直径dに適合したワーク保持角度θを備え
たグリツプ3を選択的に使用することにより、不
特定多数のワーク10をスライド金具1,2間の
間隔Gを変更することなしに保持し得ることか
ら、回し金の実装作業が著しく効率化される。
〔実施例〕
以下実施例図に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図a,bは本考案の旋盤用自在回し金の一
実施例を示す正面図と側面図であるが、前記第3
図と同一部分には同一符号を付している。
第1図a,bに示すように、本考案の旋盤用自
在回し金は、それぞれにワーク保持面4を備え、
且つ該ワーク保持面4を対向させる形で配設され
た一対のグリツプ3と、該グリツプ3を支持する
第1、第2のスライド金具1,2と、該第1、第
2のスライド金具1と2とを結合するボルト5
と、第1スライド金具1上に配設されたピン7
と、ボルト5の外周部を取り巻く形で配設され、
第1スライド金具1と第2スライド金具2の両者
を引き離す方向に作用するコイルバネ8とによつ
て構成されている。
以下、第2図により本考案に用いる主要部材の
構造を説明する。
第2図aに示すスライド金具は、グリツプ装着
部1a、ボルト係入孔1b、および回し金駆動用
のピン7を有して成る第1スライド金具1と、グ
リツプ装着部2aおよび前記ボルト係入孔1bに
対応する位置にネジ孔2bを有して成る第2スラ
イド金具2とによつて構成されている。なお、ネ
ジ孔2bのネジサイズは前記第1図に示したボル
ト5に適合するようになつている。
第2図bに示すグリツプ3は、上記グリツプ装
着部1a,2aに対して着脱可能に形成され、そ
れぞれ対向する位置にワーク保持面4を備えた一
対の部材によつて構成されている。該ワーク保持
面4のワーク保持角度θは段階的に角度を違えて
あるのでそれを選択的に使用することにより直径
がそれぞれ異なる不特定多数のワーク10をスラ
イド金具1,2間の間隔Gを殆ど変更することな
しに保持することができる。このことは保持すべ
きワーク10の種類が多くてもグリツプ3を選択
的に変更することにより対応が可能であることを
意味する。
以下、本考案による旋盤用自在回し金の動作を
ワーク保持時を対象に説明する(第1図および第
2図参照)。
ワーク10の直径dに対応したワーク保持角
度θを有する一対のグリツプ3を選択する。な
お、ワーク10の直径が小さい場合はワーク保
持角度θの小さいものが、そして、ワーク10
の直径が大きい場合ワーク保持角度の大きいも
のが使用される。
一対のグリツプ3によつて形成されるワーク
保持面4の間にワーク10が挿入される。
ボルト5を操作して第1スライド金具1と第
2スライド金具2間の間隔Gを縮小させてい
く。この操作によつてワーク10はグリツプ3
のワーク保持面4で挟持固定される。
ピン7に矢印A方向の回転力を作用させ、自
在回し金と共にワ−ク10を回転させる。
以上述べたように、本考案の旋盤用自在回し金
は、ボルト5を操作することにより、第1スライ
ド金具1と第2スライド金具2とが共に同一距離
だけ反対方向に動くようになつているので、ワー
ク10の中心Oと回し金の重心位置とは常に一致
している。このため回し金の回転によつてワーク
10にアンバランスな遠心力が作用するようなこ
とはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の旋盤用自在回し金
は、小径から大径までのワークをバランス良く取
り付けることができるため、加工精度と作業効率
とを同時に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例を示す正面図
と側面図、第2図a,bは本考案に用いる主要部
材の詳細構造を示す斜視図、第3図a,bは従来
の旋盤用回し金の構造例を示す正面図と側断面図
である。 図中、1は第1スライド金具、2は第2スライ
ド金具、3はグリツプ、4はワーク保持面、5は
ボルト、7はピン、8はコイルバネ、10はワー
ク、θはワーク保持角度、をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワーク10を主軸のセンタと心押軸のセンタで
    支持して旋削加工を行う際に使用される旋盤用の
    回し金であつて、 前記ワーク10の外周面に2点で接触するワー
    ク保持面4を互いに対となる形で有してなる一対
    のグリツプ3と、 前記ワーク10の直径d対応にワーク保持角度
    θに変化を持たせた前記ワーク保持面4を互いに
    対向させる形で配置される当該グリツプ3をその
    重心点上において交換可能に保持する第1、第2
    のスライド金具1,2と、 これら第1、第2のスライド金具1,2間の間
    隔Gを調整するボルト5と、 によつて構成されてなることを特徴とする旋盤用
    自在回し金。
JP1986143709U 1986-09-18 1986-09-18 Expired JPH0445764Y2 (ja)

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JP1986143709U JPH0445764Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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JP1986143709U JPH0445764Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6350604U JPS6350604U (ja) 1988-04-06
JPH0445764Y2 true JPH0445764Y2 (ja) 1992-10-28

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ID=31053639

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JP1986143709U Expired JPH0445764Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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JP (1) JPH0445764Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53150585U (ja) * 1977-05-02 1978-11-27

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Publication number Publication date
JPS6350604U (ja) 1988-04-06

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