JPH0810514Y2 - バイスの口金構造 - Google Patents

バイスの口金構造

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JPH0810514Y2
JPH0810514Y2 JP6678490U JP6678490U JPH0810514Y2 JP H0810514 Y2 JPH0810514 Y2 JP H0810514Y2 JP 6678490 U JP6678490 U JP 6678490U JP 6678490 U JP6678490 U JP 6678490U JP H0810514 Y2 JPH0810514 Y2 JP H0810514Y2
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shaft
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芳郎 松井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 a)産業上の利用分野 本考案は、機械加工するための被加工物を挾持して所
定の高さ位置に固定させるバイスの口金構造に関するも
のである。
b)従来の技術 この種のバイスは第7図で示すように、バイス本体1
と、このバイス本体1に螺合されたねじ軸2と、このね
じ軸2に螺合されて当該ねじ軸2の回動によりバイス本
体1に沿って水平方向へ移動される摺動ブロック3と、
ねじ軸3を回動操作するハンドル4と、一方がバイス本
体1側に他方が摺動ブロック3側に各々取り付けられた
対向する一対の口金5,5とで構成されている。
このバイスは、例えばフライス盤やマシニングセンタ
等の工作機械のテーブル上へ設置され、一対の口金5,5
間で被加工物Wを挾持する際に、この被加工物Wが薄い
場合には口金5、5の内側へ各々敷板6、6をあてがっ
てこれをねじ7、7で取付け、被加工面が口金5,5の上
端より上方へ突出する態様で敷板6、6間の上面へ被加
工物Wを載置して口金5,5で挾持させていた。
c)考案が解決しようとする課題 然しながら、前記した従来技術では被加工物Wの種類
特に板厚が変更されると、その都度ねじ7、7を外して
適合する別の敷板6,6と交換しなければならず作業能率
を損なうものであった。
然も、この種の加工作業では工作機械のテーブル上へ
多数のバイスを設置して多数の被加工物を同時に加工す
る場合も多く行われるが、このような場合には特に上記
敷板の交換作業は大変な労力と時間を要するので、加工
効率の向上とコストの引き下げを計るためにその改善が
望まれていた。
そこで本考案では、これら従来技術の課題を解決し得
るバイスの口金構造の提供を目的としたものである。
〔考案の構成〕
a)課題を解決するための手段 上記の課題を解決する本考案では、敷板が取り付けら
れる前記口金本体には、垂直穴と当該垂直穴に口金本体
の下部側で直交する水平穴が穿設され、前記垂直穴内に
は先端にカム部材を設けた操作軸が回動可能に装着さ
れ、前記水平穴内へは一端側が口金本体の内側へ突設さ
れてその端部には口金本体との間で前記敷板の下端側を
挾持する鍔部が形成された水平軸の他端側を挿入させ、
当該水平軸の他端側の端部をばね手段を介して口金本体
に取着すると共に、水平軸とばね手段間へ前記操作軸の
カム部材を係合させ、当該操作軸の回動によって前記鍔
部が敷板を圧接または解放するように水平軸を水平移動
させたバイスの口金構造である。
b)作用 各種の被加工物を所定高さ位置で締付け固定させるた
めに必要な適合する所望な敷板を、操作軸の回動による
ワンタッチ操作でバイスの口金本体と水平軸の鍔部との
間に着脱自在に装着させることができる。
c)実施例 以下に本考案を第1図乃至第6図で図示の実施例に基
づいて詳細に説明する。
これらの各図は、いずれも敷板16を迅速に交換できる
ように改良された口金構造を示しており、その他の構成
は前記した第7図で示す従来例のバイスと同様であるた
めに説明を省略する。尚、この口金構造は同形のものが
前記摺動ブロック3とバイス本体1の各内側に左右対向
状に装着されるので、本実施例では摺動ブロック3側の
1つについて説明する。
この口金構造は口金本体15と、この口金本体15の内側
へ所定の高さHで取着される各種の板厚による敷板16
と、この敷板16を口金本体15との間で着脱可能に保持す
る鍔部18aを備えた水平軸18と、この水平軸18を水平方
向へ移動操作させるための操作軸14と、ばね手段を介し
て水平軸18を口金本体15に取り付けるねじ手段とで構成
されている。
上記操作軸14には、特に第4図で詳細を示すように、
カム部材として下端側に軸心より所定量偏心させた小径
軸部14aが突設され、上端側には例えばスパナ等の回動
工具を受容する係合穴14bが凹設され、中間部の外周に
は抜止め用の環状係止溝14cが形成されている。
また口金本体15は、中央部に上下方向へ連通する垂直
穴15aが穿設され、下端部に近い内面側からは小径の水
平穴15bがその反対側の外面側からは大径の水平穴15c
が、各々上記垂直穴15aと直角に連通する態様で対向状
に穿設されていると共に、中間部の外面側からは上記垂
直穴15aと直角に連通する通孔15dが穿設されている。
また敷板16は、下端部側の中央位置に上記水平軸8が
挿通されその鍔部18aが係止されるU字状の切欠溝16aが
形成されている。
そして、第1図で示すように上記操作軸14は口金本体
15の垂直穴15a内へ挿通され、通孔15dから垂直穴15a内
へ差込まれたピン17が当該操作軸14の環状係止溝14c内
へ突出されることにより抜止めされ、回動自在に装着さ
れている。
上記水平軸18には、鍔部18aと一体で軸心にねじ穴18c
が穿設された円筒部18bの鍔部側周面の一部を切り欠い
て半月状の垂直面18dが形成されている。
この水平軸18は、上記敷板16の切欠溝16aを挿通させ
て水平穴15b嵌合された円筒部18bの先端側が垂直穴15a
内へ突設する態様で差込まれる。この差し込まれた円筒
部18bは、切欠き部分を上にしてその直上に小径軸部14a
の端面が位置されるようにして、操作軸14を回動させた
際に小径軸部14aの外周面で垂直面18dが押圧可能にする
と共に、切欠溝16aに係止された水平軸18の鍔部18aと口
金本体15の内面間で敷板16が挾持されるようにしてい
る。
更に上記水平穴15c側からは、頭部19aとねじ軸19bで
形成された取付けねじ19が、当該ねじ軸19bに皿ばね20
を挿入した状態で垂直穴15a内へ差し込まれ、この取付
けねじ19のねじ軸19bが皿ばね20を介して水平軸18のね
じ穴18cへ螺着されている。
そして上記の口金構造は、第2図と第3図で示すよう
に口金本体15を2本のボルト21を用いてバイス側(第1
図でバイス本体1及び摺動ブロック3)の内面へ各々取
付けられる。
次に、上記の口金構造によって敷板16を交換時の動作
について説明する。
先ず、敷板16が装着された状態の時には第1図のよう
に、操作軸14の軸心に対して偏心状態の小径軸部14aが
水平軸18の垂直面18d側(すなわち図面上で右側)に位
置されており、皿ばね20のばね力によって水平軸18は矢
印A方向へ引き寄せられるので、当該水平軸18の垂直面
18dが操作軸14の小径軸部14a外周面へ圧接された状態で
係止され、口金本体15の内面と水平軸18の鍔部18a間に
挾持された敷板16は、強固に保持されている。
この状態で第5図のように、スパナ22等の回動工具を
操作軸14の係合穴14bへ嵌合して当該操作軸14を回動さ
せ、小径軸部14aが取付けねじ19の頭部19a側(すなわち
図面上で左側)へ位置する状態にさせると、当該小径軸
部14a外周面が皿ばね20を押圧して偏平状に変形させ、
これによってばね力が減ずると取付けねじ19と一緒に水
平軸18は内側(図面で右方)へ水平移動され、鍔部18a
と敷板16間に隙間が生じて当該敷板16を第5図のように
上方へ引き出すことができる。そして、新たな別の敷板
を上方から装着し、再度スパナ22を回動して元の位置に
戻せば、皿ばね20のばね力で敷板16は口金15へ取付を完
了する。
尚、上記の操作軸14を回動させて敷板16を圧接または
解放させる位置を保持すると共に、当該位置が明確に確
認できるように、例えば第6図のような位置決め機構を
付加するようにしても良い。すなわち、口金本体15の外
側から操作軸14が挿通される垂直穴15a内へ連通する態
様で入口側の内周にねじが形成された通孔15eを設け、
この通孔15e内へボール23とコイルばね24を収容させる
た後にセットねじ25を螺合させ、一方操作軸14の外周に
は二個所へ半球状の窪み14dを設け、この窪み14d内へば
ね支弾されたボール23を嵌合させる構成である。
更に本考案は、例えば前記皿ばねに代えてコイルばね
をばね手段として使用したり、前記小径軸部14aに代え
て操作軸14に周縁カムを設けてカム部材とする等、前記
した実施例に限定されることなく要旨の範囲内で各種の
変形を採り得るものである。
〔考案の効果〕 前記した実施例でも明らかなとおり、本考案によるバ
イスの口金構造では、操作軸を回動させることによって
口金本体に対して敷板をワンタッチで交換できる構成と
したので、敷板の交換作業が短時間で且つ容易にでき、
特にバイスを多数配置して使用されるような場合には、
作業能率の向上とコストの低減を計る上で著しい効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるバイスの口金構造を示す
要部縦断面図、第2図は同側面図、第3図は第2図のX
−X線に沿った断面図、第4図は第1図の要部斜視図、
第5図は第1図の全体斜視図、第6図は同口金構造にお
ける位置決め機構の断面図、第7図は従来例によるバイ
スの口金構造を備えたバイスの全体正面図である。 〔符号の説明〕 1……バイス本体、2……摺動ブロック 3……ねじ軸、4……ハンドル 5……口金、6,16……敷板 7……ねじ、14……操作軸 14a……小径軸部、14b……係合穴 14c……環状係止溝、14d……窪み 15……口金本体、15a……垂直穴 15b,15c……水平穴 15d,15e……通孔、16a……切欠溝 17……ピン、18……水平軸 18a……鍔部、18b……円周部 18c……ねじ穴、18d……垂直面 19……取り付けねじ、19a……頭部 19b……ねじ軸、20……皿ばね 21……ボルト、22……スパナ 23……ボール、24……コイルばね 25……セットねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイスの口金本体の内側へ高さ調節用の敷
    板を取り付け、当該敷板上に載置した被加工物を口金本
    体で締付け固定する口金構造において、 前記口金本体には、垂直穴と当該垂直穴に口金本体の下
    部側で直交する水平穴が穿設され、前記垂直穴内には先
    端にカム部材を設けた操作軸が回動可能に装着され、前
    記水平穴内へは一端側が口金本体の内側へ突設されてそ
    の端部には口金本体との間で前記敷板の下端側を挾持す
    る鍔部が形成された水平軸の他端側を挿入させ、当該水
    平軸の他端側の端部をばね手段を介して口金本体に取着
    すると共に、水平軸とばね手段間へ前記操作軸のカム部
    材を係合させ、当該操作軸の回動によって前記鍔部が敷
    板を圧接または解放するように水平軸を水平移動させた
    ことを特徴とするバイスの口金構造。
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