JP2586367Y2 - 工具ホルダ取付装置 - Google Patents

工具ホルダ取付装置

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JP2586367Y2
JP2586367Y2 JP1993044021U JP4402193U JP2586367Y2 JP 2586367 Y2 JP2586367 Y2 JP 2586367Y2 JP 1993044021 U JP1993044021 U JP 1993044021U JP 4402193 U JP4402193 U JP 4402193U JP 2586367 Y2 JP2586367 Y2 JP 2586367Y2
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恵三 山川
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Okuma Corp
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、対向主軸旋盤におい
て、刃物台のタレットに工具ホルダを反転して取り付け
るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示すように、一対のチャ
ック1,2を装備した対向主軸旋盤においては、2台の
刃物台3,4のタレット5に同一の工具6を右向き又は
左向きに取り付けて加工する場合がある。こうした場
合、従来は図7に示すような工具ホルダ取付装置を使用
していた。
【0003】従来の工具ホルダ31はシャンク32を備
え、その片面に凹凸部33が形成されている。タレット
5には、シャンク32が挿入される取付孔34が穿設さ
れるとともに、凹凸部33に噛み合う把持面35を備え
た上下一対のクランプ駒36が内装されている。そし
て、一方のクランプ駒36を締め付けることにより、一
つの工具ホルダ31をタレット5に対し180゜反転し
た姿勢で取り付けできるようになっている。なお、従
来、凹凸部をシャンクの両面に形成し、一つのクランプ
駒で工具ホルダを反転取付可能に構成した装置も知られ
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来装置に
よると、タレット5の内部にクランプ駒36を収容する
必要があり、タレット5の構造が複雑化及び大形化する
という不都合があった。また、工具6が回転工具である
場合は、シャンク32の内側に動力伝達軸を挿通するた
め、シャンク32が大径化するばかりでなく、それに伴
ってタレット5も大形化するという問題点もあった。
【0005】そこで、この考案の課題は、簡単かつコン
パクトな構成で工具ホルダをタレットに反転して取り付
けできる工具ホルダ取付装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案の工具ホルダ取付装置は、対向主軸旋盤
において、刃物台のタレットの外周に工具ホルダの基部
が嵌合する凹部を設け、凹部の片側にクランプ部材をボ
ルトによって取着し、クランプ部材及び凹部の相対面に
あり溝を形成する傾斜面を設け、工具ホルダの基部外面
に傾斜面に係止される係止部をホルダ中心線の両側に対
称状に突設し、タレットと工具ホルダとの接合部に工具
ホルダを加工位置に位置決めする位置決め部材を設けて
構成される。
【0007】
【作用】この考案の工具ホルダ取付装置においては、係
止部をタレットのあり溝に係止し、工具ホルダを位置決
め部材で加工位置に位置決めし、ボルトを締め付けてク
ランプ部材により係止部をクランプし、工具ホルダをタ
レットに固定する。また、クランプ部材を緩め、工具ホ
ルダをあり溝に沿ってスライドしてタレットから取り外
し、その工具ホルダを180゜反転して、同様の手順で
タレットに取り付ける。こうすれば、一つの工具ホルダ
を反転して2台の刃物台のタレット上で交互に使用する
ことができる。この場合、あり溝がタレットの外周に設
けた凹部及びクランプ部材の傾斜面で形成されているの
で、従来のようにクランプ駒をタレットの内部に収容す
る必要がなく、タレットを簡単かつコンパクトに構成で
きる。また、係止部は工具ホルダの基部外面に突設され
ているため、回転工具用の工具ホルダの場合に、動力伝
達軸をホルダ本体の内部に支障なく挿通できて、工具ホ
ルダをコンパクトに構成することができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案を対向主軸旋盤用の工具ホル
ダ取付装置に具体化した一実施例を図面に基づいて説明
する。図6に示すように、対向主軸旋盤は相対向する一
対のチャック1,2を備え、それらの中心を結ぶワーク
回転軸線の両側には2台の刃物台3,4が設置されてい
る。各刃物台3,4にはタレット5が旋回可能に装備さ
れ、その外周には多数の工具取付ステーション7が設け
られている。そして、図1に示すように、所要位置の工
具取付ステーション7には、バイト等の非回転工具6A
を保持する非回転工具ホルダ8Aと、ミーリングカッタ
ー等の回転工具6Bを保持する回転工具ホルダー8Bが
取り付けられている。
【0009】図2〜図5に示すように、工具取付ステー
ション7には工具ホルダ8の基部が嵌合する凹部10が
設けられ、この凹部10の片側にはクランプ部材11が
一対のボルト12によって取着されている。クランプ部
材11及び凹部10の相対面にはそれぞれ傾斜面13,
14が形成され、両傾斜面13,14により工具取付ス
テーション7にあり溝15がタレット5の旋回軸線方向
に延びるように形成されている。
【0010】一方、工具ホルダ8の基部外面において1
80°離れた2位置には、クランプ部材11の傾斜面1
3に係止される一対の係止部17と、凹部10の傾斜面
14に係止される一対の係止部18とがホルダ中心線の
両側に対称状に突設されている。あり溝15の長手方向
中央には、係止部17,18を取り出すための切欠19
が形成されている(図4、図5参照)。タレット5と工
具ホルダ8との接合部において、タレット5側には一対
の突起20が植設され、工具ホルダ8側には各突起20
が摺動自在に嵌合する一対の長溝21が刻設され、これ
らによって工具ホルダ8を加工位置に位置決めする位置
決め部材が構成されている。
【0011】図3に示すように、回転工具ホルダ8Bの
内部には挿通孔23が設けられ、ここに軸受24を介し
て動力伝達軸25が回転可能に支持されている。タレッ
ト5には駆動軸26が挿通される長孔27があり溝15
の長手方向に延びるように形成されている。そして、工
具ホルダ8の取付状態で、駆動軸26がクラッチ28を
介して動力伝達軸25に連結され、動力伝達軸25の回
転に伴い回転工具6Bを回転できるように構成されてい
る。なお、回転工具6Bとして、図1にタレット5の旋
回軸線と平行のものを、また、図3にタレット5の旋回
軸線と直交するものを例示した。
【0012】上記のように構成した本実施例の工具ホル
ダ取付装置においては、工具ホルダ8の係止部17,1
8をタレット5のあり溝15に挿入して傾斜面13,1
4に係止し、工具ホルダ8を突起20及び長溝21から
なる位置決め部材で加工位置に位置決めし(図4参
照)、その状態で、ボルト12を締め付けてクランプ部
材11により係止部17をクランプし、工具ホルダ8を
タレット5に固定する。また、ボルト12を緩めて係止
部17をアンクランプした後、工具ホルダ8をあり溝1
5に沿って係止部17,18が切欠19と対応する位置
までスライドし(図5参照)、この状態で、工具ホルダ
8をタレット5から取り外し、その工具ホルダ8を18
0゜反転して、同様の手順でタレット5に取り付ける。
こうすれば、対向主軸旋盤において、一つの工具ホルダ
8を容易に反転して2台の刃物台3,4のタレット5上
で交互に使用することができる。
【0013】このように、本実施例の工具ホルダ取付装
置によれば、あり溝15がタレット5の外周に設けた凹
部10及びクランプ部材11の傾斜面14,13によっ
て形成されているので、従来のようにクランプ駒をタレ
ットの内部に収容する必要がなく、タレット5を簡単か
つコンパクトに構成することができる。また、係止部1
7,18は工具ホルダ8の基部外面に突設されているた
め、回転工具ホルダ8Bの場合に、動力伝達軸25をホ
ルダ本体に設けた挿通孔23に支障なく挿通できて、工
具ホルダ8Bをコンパクトに構成することができる。
【0014】なお、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能
である。
【0015】
【考案の効果】以上に詳述したように、この考案によれ
ば、タレットの外周に凹部を設け、凹部の片側にクラン
プ部材を取着し、クランプ部材及び凹部の相対面に傾斜
面を設け、工具ホルダの基部外面に係止部を突設し、タ
レットと工具ホルダとの接合部に位置決め部材を設けて
構成したので、簡単かつコンパクトな構成で工具ホルダ
をタレットに容易に反転して取り付けできるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す工具ホルダ取付装置の
斜視図である。
【図2】図1の装置において非回転工具ホルダの取付構
造を示す断面図である。
【図3】図1の装置において回転工具ホルダの取付構造
を示す断面図である。
【図4】図3の回転工具ホルダを取り付け位置で示す正
面図である。
【図5】図3の回転工具ホルダを取り外し位置で示す正
面図である。
【図6】対向主軸旋盤の全体を示す斜視図である。
【図7】従来の工具ホルダ取付装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
5・・タレット、6・・工具、8・・工具ホルダ、10
・・凹部、11・・クランプ部材、12・・ボルト、1
3,14・・傾斜面、15・・あり溝、17,18・・
係止部、20・・突起、21・・長溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 29/24 B23B 29/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向主軸旋盤において、刃物台のタレッ
    トの外周に工具ホルダの基部が嵌合する凹部を設け、凹
    部の片側にクランプ部材をボルトによって取着し、クラ
    ンプ部材及び凹部の相対面にあり溝を形成する傾斜面を
    設け、工具ホルダの基部外面に傾斜面に係止される係止
    部をホルダ中心線の両側に対称状に突設し、タレットと
    工具ホルダとの接合部に工具ホルダを加工位置に位置決
    めする位置決め部材を設けたことを特徴とする工具ホル
    ダ取付装置。
JP1993044021U 1993-08-11 1993-08-11 工具ホルダ取付装置 Expired - Fee Related JP2586367Y2 (ja)

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