JP2001322001A - 複合加工旋盤 - Google Patents

複合加工旋盤

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JP2001322001A
JP2001322001A JP2000144699A JP2000144699A JP2001322001A JP 2001322001 A JP2001322001 A JP 2001322001A JP 2000144699 A JP2000144699 A JP 2000144699A JP 2000144699 A JP2000144699 A JP 2000144699A JP 2001322001 A JP2001322001 A JP 2001322001A
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JP
Japan
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spindle
housing
rotating
head
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Application number
JP2000144699A
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English (en)
Inventor
Keiichi Iwata
圭一 岩田
Shoji Momoi
昭二 桃井
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Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合加工旋盤において、B軸のクランプ機構
をコンタリング加工機能を備えた刃物台を提供する。 【解決手段】 複合加工旋盤の刃物台50はハウジング
52内にB軸(C2)まわりに旋回するツールヘッド1
00を備える。ツールヘッド100のハウジング102
は、回転主軸170に結合され、回転主軸170は、ベ
アリング160を介して固定軸150に支持される。回
転主軸170の外周にはウォームホイール190が取り
付けられ、刃物台ハウジング52内のサーボモータによ
り駆動されるウォームギヤ180に噛み合う。回転主軸
170に取り付けられる回転カップリング部材222と
固定カップリング部材212を有し、クランプ用のピス
トン部材200によってクランプを達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋削ツールとミル
ツール等の回転ツールを交換自在に装着するツールスピ
ンドルを備えた複合加工旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを把持するワークスピンドルを備
えるワークヘッドに対向して、旋削ツールと回転ツール
を交換自在に装着するツールスピンドルを備えるツール
ヘッドを配設して、複雑な形状のワークをワンチャッキ
ングで加工する能力を有する複合加工旋盤が、例えば特
開平10−76640号公報に開示されている。
【0003】この種のツールヘッドにあっては、ツール
スピンドルに旋削ツールを装着して旋削加工を施す際に
は、強力な切削抵抗に耐える必要があり、また、ツール
スピンドルにミルツール等の回転ツールを装着してミル
加工を施す場合には、スピンドルの回転剛性に加えて、
ツールヘッドをいわゆるB軸まわりに割り出して加工を
施す際のクランプ剛性を確保する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ツールヘッドのB軸ま
わりのクランプ機構としては、例えばカップリング機構
を用いてカップリングの歯のピッチに対応する角度でク
ランプを行うものがある。このクランプ機構にあって
は、例えば1度毎に剛性の高いクランプを達成すること
ができる。さらに、B軸まわりにツールヘッドを連続的
に回転させてミル加工を施す、コンタリング加工はさら
に複雑な機構を必要とする。本発明は、上述した課題を
解決する刃物台を有する複合加工旋盤を提供するもので
あって、1つの機構によって、水平、垂直の2割り出し
と、5度〜1度の割り出しと、0.001度の割り出し及
びクランプと、0.001度毎のB軸コンタリング加工
を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の複合加工旋盤
は、ワークを把持し、回転又は静止するワークスピンド
ルを備えるワークヘッドと、ワークヘッドに対向して配
設され、旋削ツール又は回転ツールを交換自在に装着し
て静止又は回転するツールスピンドルを備えるツールヘ
ッドと、ツールヘッドを旋回動自在に支持する刃物台を
有し、刃物台のハウジング内に装備されるサーボモータ
と、サーボモータにより回転制御されるウォームギヤ
と、ツールヘッドのハウジングに取り付けられる回転主
軸と、回転主軸に取り付けられるウォームギヤに噛み合
うウォームホイールを備えるものである。
【0006】また、刃物台のハウジングに固定される固
定軸と、固定軸と回転主軸に設けられるカップリング部
材と、固定軸と回転主軸のカップリング部材に対して係
合、離脱してクランプ、アンクランプを行うカップリン
グ部材を備えるとともに、回転主軸を把持する油圧ブレ
ーキ機構を備えるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施する工作機
械の全体構成を示す斜視図、図2は要部の斜視図であ
る。複合加工旋盤である工作機械1はフレーム10を有
し、スライドドア12内フレーム10上に主軸台(ワー
クヘッド)20が装備される。主軸台20は、ワーク主
軸(ワークスピンドル)22を有し、ワークW1を回転
自在に保持する。
【0008】ワークスピンドル22は回転軸C1を中心
として矢印R1方向に回転するとともに、ミル加工時等
には静止と割り出しが可能である。回転軸C1と平行に
制御軸であるZ軸が設定される。ワークスピンドル22
に対向して、テールストック30が配設され、ワークス
ピンドル22とともに長尺のワークW1等を支持する。
【0009】フレーム10上には、Z軸に平行する第1
の直動案内装置14が設けられ、刃物台ベース40がZ
軸方向に移動制御される。刃物台50には、ツールヘッ
ド100が装備される。ツールヘッド100は、Z軸と
X軸を含む平面に直交するY軸方向に移動制御されると
ともに、Y軸に平行な軸線C2まわりに割り出し制御さ
れる。この回転軸をB軸と称する。
【0010】ツールヘッド100は、ツールスピンドル
110を備える。ツールスピンドル110は、旋削用の
ツールを保持固定する機能に加えて、軸線C3まわりに
矢印R3方向に回転駆動される。工作機械1は、ツール
マガジン60と自動工具交換装置(ATC)70を備
え、ツールスピンドル110に各種のツールT1を装着
する。ツールスピンドル110に装着されるツールとし
ては、各種の旋削用ツールに加えて、ドリル、タップ、
フェースミル、エンドミル等の回転ツールが用意され
る。
【0011】図3は、本発明の刃物台50の要部の構造
を示す断面図、図4は図3の要部の左側面図である。刃
物台50のハウジング52は、ツールヘッド100のハ
ウジング102を軸C2(B軸)まわりに回転自在に支
持する。
【0012】ツールヘッド100のハウジング102内
には、サーボモータにより駆動されるツールスピンドル
100が装備される。ツールヘッド100のハウジング
102は、ボルト104によって円筒状の回転主軸17
0に固着され、回転主軸170の内径部は、ベアリング
160のアウターレースに支持される。ベアリング16
0のインナーレースは、固定軸150の外周部に嵌合さ
れ、固定軸150はボルト152により刃物台ハウジン
グ52に固着される。
【0013】固定軸150の内径部には、回転中心軸2
50が挿入される。この回転中心軸250は、回転主軸
170と一体に回転し、固定軸との間で各種の流体通路
を形成し、その端部はベアリング260により固定軸1
50に支持される。
【0014】回転主軸170の外径部には、リング状の
ウォームホイール190がボルト192により固着され
る。このボルト192は回転主軸に取り付けられる回転
カップリング部材222も一体に固着する。回転カップ
リング部材222は、平歯の傘歯車状のカップリング歯
220を有する。この回転カップリング部材222の内
径側には、固定カップリング部材212がボルト214
により刃物台ハウジング52に固定される。回転主軸1
70と固定軸150の間には、クランプ用のリング状の
ピストン部材200が装備される。
【0015】ピストン部材200の端部には、カップリ
ング歯202が形成され、回転カップリング部材222
のカップリング歯220と固定カップリング部材212
のカップリング歯210に対向する。
【0016】図3において、中心線C2より下方に示さ
れたピストン部材200の位置は、回転カップリング部
材222のカップリング歯220を固定カップリング部
材212のカップリング歯210とは係合しない位置に
あるアンクランプ状態を示している。
【0017】刃物台50のハウジング52内には、図示
しないサーボモータが装備されており、この出力軸18
2は、ベアリング184により支持される。出力軸18
2にはウォームギヤ180が形成してあり、ウォームギ
ヤ180は、回転主軸170のウォームホイール190
に噛み合っている。サーボモータが指示された角度回転
すると、ウォームギヤ180に噛み合ったウォームホイ
ール190も所定の角度回転し、B軸の割り出しが達成
される。
【0018】割り出し角度が、固定カップリング部材2
12のカップリング歯210のピッチと回転カップリン
グ部材222のカップリング歯220のピッチが合致す
る、例えば1度毎の割り出しピッチ角度であれば、ピス
トン部材200を図3の中心線C2より上半分に示すよ
うに付勢して、そのカップリング歯202を固定カップ
リング歯210と回転カップリング歯220に噛み合わ
せて、ツールヘッド110をB軸まわりに確実にクラン
プする。より細かい割り出し角度の場合には、ピストン
部材200はアンクランプ状態にしておき、油圧ブレー
キ装置等により回転主軸をクランプするものである。
【0019】このブレーキの具体的な構造は、刃物台ハ
ウジング52の外周部にシリンダ270を形成し、ピス
トン272を挿入してある。このピストン272に油圧
を供給して回転主軸170を圧接し、回転カップリング
部材222と刃物台ハウジング52との間で強力な摩擦
力を発生させてブレーキをかける。この構造によって、
微小割り出しの斜め加工(B軸割り出し)が可能とな
る。
【0020】さらに、本発明の構造にあっては、サーボ
モータによりウォームギヤの回転を連続的に制御するこ
とができる。したがって、B軸も連続的に回転制御でき
るので、ツールスピンドルにミルツールを装着し、コン
タリング加工を施すことができるものである。なお、B
軸の回転割り出し機構として、ウォームギヤとウォーム
ホイールを組合せた実施例を説明したが、スパイラルギ
ヤ等のギヤ機構を用いてもよいことは当然である。
【0021】このB軸のコンタリング加工時にも、前述
した油圧ブレーキ機構である程度のブレーキ力を発生さ
せて、動剛性向上と振動の減衰効果を発揮し、加工能力
を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の複合加工旋盤は以上のように構
成してあるので、旋削ツールと回転ツールを交換自在に
装着して旋削加工とミル加工を行うツールスピンドルを
備えたツールヘッドを、いわゆるB軸まわりに割り出し
たときに、確実なクランプを達成することができる。さ
らに、ツールヘッドをB軸まわりに連続的に割り出すこ
とができるので、ミルツールによるコンタリング加工を
達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合加工旋盤の斜視図。
【図2】複合加工旋盤の要部の斜視図。
【図3】刃物台の要部の断面図。
【図4】図3の要部の左側面図。
【符号の説明】
1 複合加工旋盤 10 フレーム 20 ワークヘッド 22 ワークスピンドル 50 刃物台 52 刃物台ハウジング 60 ツールマガジン 70 ATC 100 ツールヘッド 102 ハウジング 150 固定軸 160 ベアリング 170 回転主軸 180 ウォームギヤ 190 ウォームホイール 200 クランプ用ピストン部材 202 カップリング歯 210 固定カップリング歯 212 固定カップリング部材 220 回転カップリング歯 222 回転カップリング部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを把持し、回転又は静止するワー
    クスピンドルを備えるワークヘッドと、ワークヘッドに
    対向して配設され、旋削ツール又は回転ツールを交換自
    在に装着して静止又は回転するツールスピンドルを備え
    るツールヘッドと、ツールヘッドを旋回動自在に支持す
    る刃物台を有する複合加工旋盤であって、 刃物台のハウジング内に装備されるサーボモータと、サ
    ーボモータにより回転制御されるウォームギヤと、ツー
    ルヘッドのハウジングに取り付けられる回転主軸と、回
    転主軸に取り付けられるウォームギヤに噛み合うウォー
    ムホイールを備える複合加工旋盤。
  2. 【請求項2】 刃物台のハウジングに固定される固定軸
    と、固定軸と回転主軸に設けられるカップリング部材
    と、固定軸と回転主軸のカップリング部材に対して係
    合、離脱してクランプ、アンクランプを行うカップリン
    グ部材を備える請求項1記載の複合加工旋盤。
  3. 【請求項3】 回転主軸を把持する油圧ブレーキ機構を
    備える請求項1又は2記載の複合加工旋盤。
JP2000144699A 2000-05-17 2000-05-17 複合加工旋盤 Pending JP2001322001A (ja)

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