JP3167644B2 - 複合工作機械の工具主軸固定装置 - Google Patents
複合工作機械の工具主軸固定装置Info
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- B23B29/046—Tool holders for a single cutting tool with an intermediary toolholder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23B3/00—General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
- B23B3/16—Turret lathes for turning individually-chucked workpieces
- B23B3/161—Turret lathes for turning individually-chucked workpieces lathe with one toolslide carrying one turret head
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/24—Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means
- B23B31/26—Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means using mechanical transmission through the working-spindle
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- Y10T29/5109—Lathe
- Y10T29/5112—Convertible
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- Y10T409/30—Milling
- Y10T409/30448—Milling with detachable or auxiliary cutter support to convert cutting action
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Turning (AREA)
- Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１本の工具主軸に
より旋削加工及び回転工具加工の両方を行うことができ
るようにした複合工作機械に関し、特に上記旋削加工時
に工具主軸を工具主軸台に固定するための工具主軸固定
装置に関する。
より旋削加工及び回転工具加工の両方を行うことができ
るようにした複合工作機械に関し、特に上記旋削加工時
に工具主軸を工具主軸台に固定するための工具主軸固定
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】工具主軸台に回転自在に軸支された工具
主軸に回転工具を装着し、該工具主軸を回転駆動するこ
とにより穴明け，フライス加工等の回転工具加工を行う
ことができ、かつ上記工具主軸を工具主軸台に対して固
定するとともに該工具主軸に旋削工具を装着し、ワーク
を旋回駆動することにより旋削加工を行うことができる
ようにした複合旋盤等の複合工作機械がある。
主軸に回転工具を装着し、該工具主軸を回転駆動するこ
とにより穴明け，フライス加工等の回転工具加工を行う
ことができ、かつ上記工具主軸を工具主軸台に対して固
定するとともに該工具主軸に旋削工具を装着し、ワーク
を旋回駆動することにより旋削加工を行うことができる
ようにした複合旋盤等の複合工作機械がある。
【０００３】この種の複合工作機械では、工具主軸を工
具主軸台に対して確実に固定でき、かつ該固定を容易に
解除できるようにした工具主軸固定装置が必要となる。
このような工具主軸固定装置として、従来、工具主軸の
外周面の０°，１８０°の位置にクランプ用凹部を設
け、該凹部にロックロッドを油圧により挿入することに
より工具主軸を工具主軸台に対して固定するようにした
ものがある（特公平７−４９１６４号公報参照）。
具主軸台に対して確実に固定でき、かつ該固定を容易に
解除できるようにした工具主軸固定装置が必要となる。
このような工具主軸固定装置として、従来、工具主軸の
外周面の０°，１８０°の位置にクランプ用凹部を設
け、該凹部にロックロッドを油圧により挿入することに
より工具主軸を工具主軸台に対して固定するようにした
ものがある（特公平７−４９１６４号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
工具主軸外周面の凹部にロックロッドを挿入する方法で
は、工具主軸のクランプ剛性が十分とは言えず、この不
十分な剛性が特に重切削加工時に悪影響を及ぼし、また
仕上げ加工時の仕上げ面粗さ等に悪影響を及ぼすという
問題があり、さらに、工具主軸の回転方向における位置
決め精度の点でも十分に満足できるものではない。
工具主軸外周面の凹部にロックロッドを挿入する方法で
は、工具主軸のクランプ剛性が十分とは言えず、この不
十分な剛性が特に重切削加工時に悪影響を及ぼし、また
仕上げ加工時の仕上げ面粗さ等に悪影響を及ぼすという
問題があり、さらに、工具主軸の回転方向における位置
決め精度の点でも十分に満足できるものではない。
【０００５】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、工具主軸のクランプ剛性や工具主軸の回転方
向における位置決め精度を向上することができる複合工
作機械の工具主軸固定装置を提供することを課題として
いる。
たもので、工具主軸のクランプ剛性や工具主軸の回転方
向における位置決め精度を向上することができる複合工
作機械の工具主軸固定装置を提供することを課題として
いる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、工具主軸台に
回転自在に軸支された工具主軸に回転工具を装着し、該
工具主軸を回転駆動することにより回転工具加工を行
い、又は上記工具主軸を工具主軸台に対して固定すると
ともに該工具主軸に旋削工具を装着し、ワークを旋回駆
動することにより旋削加工を行うようにした複合工作機
械の工具主軸固定装置において、上記工具主軸台に多数
の噛合歯を有する固定側カップリングを固定し、上記工
具主軸に多数の噛合歯を有する回転側カップリングを、
上記固定側カップリング内に位置して該固定側カップリ
ングと同軸をなし、かつ両カップリングの噛合歯が同一
平面をなすように固定し、上記工具主軸台側に多数の噛
合歯を有する結合カップリングを上記固定側，回転側カ
ップリングに向かって進退可能に設け、該結合カップリ
ングの噛合歯を固定側，回転側カップリングの両方の噛
合歯に噛合させ、又は離脱させることにより工具主軸を
工具主軸台に固定し、又は該固定を解除し、上記旋削加
工時には押圧部材により上記工具主軸の反工具側端面を
押圧して該工具主軸の軸方向の位置決めを行い、上記回
転工具加工時には上記押圧部材を上記端面から離れるよ
うに後退させる位置決め機構を備えたことを特徴として
いる。
回転自在に軸支された工具主軸に回転工具を装着し、該
工具主軸を回転駆動することにより回転工具加工を行
い、又は上記工具主軸を工具主軸台に対して固定すると
ともに該工具主軸に旋削工具を装着し、ワークを旋回駆
動することにより旋削加工を行うようにした複合工作機
械の工具主軸固定装置において、上記工具主軸台に多数
の噛合歯を有する固定側カップリングを固定し、上記工
具主軸に多数の噛合歯を有する回転側カップリングを、
上記固定側カップリング内に位置して該固定側カップリ
ングと同軸をなし、かつ両カップリングの噛合歯が同一
平面をなすように固定し、上記工具主軸台側に多数の噛
合歯を有する結合カップリングを上記固定側，回転側カ
ップリングに向かって進退可能に設け、該結合カップリ
ングの噛合歯を固定側，回転側カップリングの両方の噛
合歯に噛合させ、又は離脱させることにより工具主軸を
工具主軸台に固定し、又は該固定を解除し、上記旋削加
工時には押圧部材により上記工具主軸の反工具側端面を
押圧して該工具主軸の軸方向の位置決めを行い、上記回
転工具加工時には上記押圧部材を上記端面から離れるよ
うに後退させる位置決め機構を備えたことを特徴として
いる。
【０００７】
【０００８】
【発明の作用効果】本発明に係る複合工作機械の工具主
軸固定装置によれば、工具主軸台に固定された固定側カ
ップリングと工具主軸に固定された回転側カップリング
の両方に結合カップリングを噛合させるようにしたの
で、固定側，回転側カップリングが多数の噛合歯の噛み
合いにより結合されることから、工具主軸の工具主軸台
に対するクランプ強度を大幅に向上でき、かつ工具主軸
の回転方向におけるクランプ位置精度を大幅に向上でき
る効果がある。
軸固定装置によれば、工具主軸台に固定された固定側カ
ップリングと工具主軸に固定された回転側カップリング
の両方に結合カップリングを噛合させるようにしたの
で、固定側，回転側カップリングが多数の噛合歯の噛み
合いにより結合されることから、工具主軸の工具主軸台
に対するクランプ強度を大幅に向上でき、かつ工具主軸
の回転方向におけるクランプ位置精度を大幅に向上でき
る効果がある。
【０００９】また、旋削加工時には押圧部材で工具主軸
の反工具側端面を押圧するようにしたので、上記結合カ
ップリングと工具主軸とで上記回転側カップリングを挟
持して工具主軸を確実に工具主軸台に固定でき、上記結
合カップリングの噛み合わせ時の押圧力により、あるい
は重切削時の切削荷重によって工具主軸が後退するのを
防止でき、仕上加工時の仕上げ精度を向上できる効果が
ある。
の反工具側端面を押圧するようにしたので、上記結合カ
ップリングと工具主軸とで上記回転側カップリングを挟
持して工具主軸を確実に工具主軸台に固定でき、上記結
合カップリングの噛み合わせ時の押圧力により、あるい
は重切削時の切削荷重によって工具主軸が後退するのを
防止でき、仕上加工時の仕上げ精度を向上できる効果が
ある。
【００１０】また、工具主軸の反工具側端面を押圧部材
で押圧したので、結合カップリングの押圧力が工具主軸
の軸受に作用するのを防止でき、該軸受の寿命が短かく
なるのを防止できる効果がある。
で押圧したので、結合カップリングの押圧力が工具主軸
の軸受に作用するのを防止でき、該軸受の寿命が短かく
なるのを防止できる効果がある。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図１ないし図４は本発明の一
実施形態による複合旋盤の工具主軸固定装置を説明する
ための図であり、図１，図２は上記複合旋盤の斜視図，
左側面図、図３は工具主軸固定装置の断面側面図、図４
は上記工具主軸固定装置の要部の拡大断面図である。
図面に基づいて説明する。図１ないし図４は本発明の一
実施形態による複合旋盤の工具主軸固定装置を説明する
ための図であり、図１，図２は上記複合旋盤の斜視図，
左側面図、図３は工具主軸固定装置の断面側面図、図４
は上記工具主軸固定装置の要部の拡大断面図である。
【００１２】図において、１は旋削加工と回転工具加工
の両方を行うことができるようにした複合旋盤であり、
該複合旋盤１は、ベッド２の正面から見て右側に心押台
３を左右移動可能に配置し、左側に主軸台４を固定配置
し、奥側に往復台５を左右移動可能に配置し、該往復台
５上に刃物台８を搭載した概略構造を備えている。
の両方を行うことができるようにした複合旋盤であり、
該複合旋盤１は、ベッド２の正面から見て右側に心押台
３を左右移動可能に配置し、左側に主軸台４を固定配置
し、奥側に往復台５を左右移動可能に配置し、該往復台
５上に刃物台８を搭載した概略構造を備えている。
【００１３】上記主軸台４にはワークを把持するチャッ
ク６が設けられ、該チャック６は主軸モータにより回転
駆動される。また上記心押台３には上記チャック６とで
ワークを保持するためのセンタ７が設けられている。な
お、３５は制御盤である。
ク６が設けられ、該チャック６は主軸モータにより回転
駆動される。また上記心押台３には上記チャック６とで
ワークを保持するためのセンタ７が設けられている。な
お、３５は制御盤である。
【００１４】上記刃物台８は、上記往復台５の前下がり
の傾斜面５ａ上に支持プレート９を斜め前後方向に移動
可能に配置し、該支持プレート９上に台座１０を配設
し、該台座１０により刃物台本体１１を旋回自在に支持
した概略構造を有している。なお、９ａは上記刃物台本
体１１を図１の矢印ａ方向に旋回させるための旋回駆動
モータである。
の傾斜面５ａ上に支持プレート９を斜め前後方向に移動
可能に配置し、該支持プレート９上に台座１０を配設
し、該台座１０により刃物台本体１１を旋回自在に支持
した概略構造を有している。なお、９ａは上記刃物台本
体１１を図１の矢印ａ方向に旋回させるための旋回駆動
モータである。
【００１５】上記刃物台本体１１は、先端部に旋削工具
Ｔ又は回転工具が着脱可能に装着された工具主軸１４
と、該工具主軸１４を回転自在に支持する工具主軸台１
２と、該工具主軸台１２上に搭載され、上記工具主軸１
４を回転駆動するスピンドルモータ１３とを備えてい
る。
Ｔ又は回転工具が着脱可能に装着された工具主軸１４
と、該工具主軸１４を回転自在に支持する工具主軸台１
２と、該工具主軸台１２上に搭載され、上記工具主軸１
４を回転駆動するスピンドルモータ１３とを備えてい
る。
【００１６】上記工具主軸１４は円筒状のもので、上記
工具主軸台１２内に同軸をなすように挿入され、２組の
前側玉軸受１５と２組の後側玉軸受１６とにより回転自
在に軸支されている。この工具主軸１４内には、工具着
脱機構１７が挿入配設されている。この工具着脱機構１
７は、工具主軸１４内にドローバー１８を進退可能に挿
入して付勢ばね１９でクランプ方向に付勢し、該ドロー
バー１８の先端の係止片１８ａにより工具Ｔを右方に引
っ張ってクランプするように構成されている。
工具主軸台１２内に同軸をなすように挿入され、２組の
前側玉軸受１５と２組の後側玉軸受１６とにより回転自
在に軸支されている。この工具主軸１４内には、工具着
脱機構１７が挿入配設されている。この工具着脱機構１
７は、工具主軸１４内にドローバー１８を進退可能に挿
入して付勢ばね１９でクランプ方向に付勢し、該ドロー
バー１８の先端の係止片１８ａにより工具Ｔを右方に引
っ張ってクランプするように構成されている。
【００１７】また上記工具主軸１４は、反工具側端部に
装着された工具主軸側プーリ２０，駆動ベルト２１，モ
ータ側プーリ１３ａを介して上記スピンドルモータ１３
で回転駆動される。
装着された工具主軸側プーリ２０，駆動ベルト２１，モ
ータ側プーリ１３ａを介して上記スピンドルモータ１３
で回転駆動される。
【００１８】そして上記工具主軸１４の工具側端部に本
実施形態の特徴をなす３ピースカップリング型クランプ
機構３０が配設されている。なお、図４の工具主軸の軸
線Ａより上側部分はクランプ状態を、下側部分はアンク
ランプ状態をそれぞれ示している。上記クランプ機構３
０は、上記工具主軸台１２の前端面１２ａにボルト２７
により回転及び軸方向移動不能に固定された固定側カッ
プリング２３と、上記工具主軸１４の前部のフランジ部
１４ａの前面にボルト２８で固定されて該工具主軸１４
と共に回転する回転側カップリング２４と、該両カップ
リング２４，２３と対向しかつ軸方向移動可能に配設さ
れた結合カップリング２５とを備えている。
実施形態の特徴をなす３ピースカップリング型クランプ
機構３０が配設されている。なお、図４の工具主軸の軸
線Ａより上側部分はクランプ状態を、下側部分はアンク
ランプ状態をそれぞれ示している。上記クランプ機構３
０は、上記工具主軸台１２の前端面１２ａにボルト２７
により回転及び軸方向移動不能に固定された固定側カッ
プリング２３と、上記工具主軸１４の前部のフランジ部
１４ａの前面にボルト２８で固定されて該工具主軸１４
と共に回転する回転側カップリング２４と、該両カップ
リング２４，２３と対向しかつ軸方向移動可能に配設さ
れた結合カップリング２５とを備えている。
【００１９】上記固定側カップリング２３，回転側カッ
プリング２４は、環状の板体の前面に多数の噛合歯２３
ａ，２４ａを放射状にかつ等角度間隔で形成してなるも
のである。上記回転側カップリング２４は上記固定側カ
ップリング２３内に位置し、該両カップリング２３，２
４及び工具主軸１４は同軸をなし、かつ上記多数の噛合
歯２３ａ，２４ａの先端面は同一平面を成している。
プリング２４は、環状の板体の前面に多数の噛合歯２３
ａ，２４ａを放射状にかつ等角度間隔で形成してなるも
のである。上記回転側カップリング２４は上記固定側カ
ップリング２３内に位置し、該両カップリング２３，２
４及び工具主軸１４は同軸をなし、かつ上記多数の噛合
歯２３ａ，２４ａの先端面は同一平面を成している。
【００２０】上記結合カップリング２５は環状のピスト
ン状のものであり、上記両カップリング２３，２４との
対向面に上記噛合歯２３ａ，２４ａに噛合可能の噛合歯
２５ａを形成してなるものである。この結合カップリン
グ２５は、シリンダ２６の摺動穴２６ａ内に進退可能に
挿入配置され、付勢ばね２６ｃにより後退方向に付勢さ
れている。
ン状のものであり、上記両カップリング２３，２４との
対向面に上記噛合歯２３ａ，２４ａに噛合可能の噛合歯
２５ａを形成してなるものである。この結合カップリン
グ２５は、シリンダ２６の摺動穴２６ａ内に進退可能に
挿入配置され、付勢ばね２６ｃにより後退方向に付勢さ
れている。
【００２１】上記結合カップリング２５は、これと摺動
穴２６ａとで構成された油室２６ｂ内に作動油が供給さ
れると図示右方に移動してその噛合歯２５ａを上記固定
側，回転側カップリング２３，２４の噛合歯２３ａ，２
４ａに噛合させ、これにより固定側，回転側カップリン
グ２３，２４を回転方向に高精度で位置決めし、かつ強
固に結合する。なお、上記シリンダ２６はその外周縁の
後端面が上記固定側カップリング２３に重ね合わされ、
ボルト２７により上記工具主軸台１２の先端面１２ａに
共締め固定されている。
穴２６ａとで構成された油室２６ｂ内に作動油が供給さ
れると図示右方に移動してその噛合歯２５ａを上記固定
側，回転側カップリング２３，２４の噛合歯２３ａ，２
４ａに噛合させ、これにより固定側，回転側カップリン
グ２３，２４を回転方向に高精度で位置決めし、かつ強
固に結合する。なお、上記シリンダ２６はその外周縁の
後端面が上記固定側カップリング２３に重ね合わされ、
ボルト２７により上記工具主軸台１２の先端面１２ａに
共締め固定されている。
【００２２】なお、上記工具主軸１４の前端面にはシー
ルリング３１，及び工具ホルダ３２がボルト２９で共締
め固定されている。また上記シールリング３１と上記シ
リンダ２６との間にシール用ラビリンス溝２８ａが形成
されている。
ルリング３１，及び工具ホルダ３２がボルト２９で共締
め固定されている。また上記シールリング３１と上記シ
リンダ２６との間にシール用ラビリンス溝２８ａが形成
されている。
【００２３】そして上記工具主軸１４の反工具側端部に
は、工具主軸１４の軸方向の位置決めを行う位置決め機
構２２が配設されている。この位置決め機構２２は、上
記結合カップリング２５を回転側カップリング２４に噛
合させる際の押圧力により工具主軸１４が後退するのを
阻止して結合カップリングと回転側，固定側カップリン
グ２４，２３との噛合を確実とし、もって工具主軸１４
を工具主軸台１２に確実にクランプするためのものであ
る。
は、工具主軸１４の軸方向の位置決めを行う位置決め機
構２２が配設されている。この位置決め機構２２は、上
記結合カップリング２５を回転側カップリング２４に噛
合させる際の押圧力により工具主軸１４が後退するのを
阻止して結合カップリングと回転側，固定側カップリン
グ２４，２３との噛合を確実とし、もって工具主軸１４
を工具主軸台１２に確実にクランプするためのものであ
る。
【００２４】上記位置決め機構２２は、工具主軸台１２
にブラケットを介して支持されたシリンダ２２ａ内にピ
ストン２２ｂを進退可能に挿入配置した構成のものであ
る。上記工具主軸１４を固定して旋削加工を行う場合に
は、上記ピストン２２ｂが、図３の上側半分に示すよう
に、位置決め位置に前進し、ピストンロッド（押圧部
材）２２ｃの先端面が工具主軸１４の後端面を押圧す
る。また回転工具加工時には、図３の下側半分に示すよ
うに非位置決め位置に後退し、上記ピストンロッド２２
ｃの先端面が工具主軸１４の後端面から離れ、該工具主
軸１４の回転を可能とする。
にブラケットを介して支持されたシリンダ２２ａ内にピ
ストン２２ｂを進退可能に挿入配置した構成のものであ
る。上記工具主軸１４を固定して旋削加工を行う場合に
は、上記ピストン２２ｂが、図３の上側半分に示すよう
に、位置決め位置に前進し、ピストンロッド（押圧部
材）２２ｃの先端面が工具主軸１４の後端面を押圧す
る。また回転工具加工時には、図３の下側半分に示すよ
うに非位置決め位置に後退し、上記ピストンロッド２２
ｃの先端面が工具主軸１４の後端面から離れ、該工具主
軸１４の回転を可能とする。
【００２５】次に、本実施形態の工具主軸固定装置の作
用効果を説明する。回転工具加工を行う場合には、上記
シリンダ２６と結合カップリング２５の端面とで形成さ
れた油室２６ｂに連通する作動油の戻り通路が開かれ、
該結合カップリング２５は付勢ばね２６ｃの付勢力によ
り図示左方に移動し、該結合カップリング２５の噛合歯
２５ａの上記両カップリング２３，２４の噛合歯２３
ａ，２４ａとの噛合が解かれる。これにより工具主軸１
４は、工具主軸台１２に対して回転自在となり、スピン
ドルモータ１３により回転駆動され、穴明け，フライス
等の回転工具加工が行われる。
用効果を説明する。回転工具加工を行う場合には、上記
シリンダ２６と結合カップリング２５の端面とで形成さ
れた油室２６ｂに連通する作動油の戻り通路が開かれ、
該結合カップリング２５は付勢ばね２６ｃの付勢力によ
り図示左方に移動し、該結合カップリング２５の噛合歯
２５ａの上記両カップリング２３，２４の噛合歯２３
ａ，２４ａとの噛合が解かれる。これにより工具主軸１
４は、工具主軸台１２に対して回転自在となり、スピン
ドルモータ１３により回転駆動され、穴明け，フライス
等の回転工具加工が行われる。
【００２６】また旋削加工を行う場合には、上記油室２
６ｂからの戻り通路が閉じられるとともに給油通路が開
かれ、上記結合カップリング２５が図示右方に移動し、
該結合カップリング２５の噛合歯２５ａが、固定側カッ
プリング２３の噛合歯２３ａ及び回転側カップリング２
４の噛合歯２４ａの両方に噛み合い、これにより工具主
軸１４は、工具主軸台１２に対して回転不能に固定され
ることなる。
６ｂからの戻り通路が閉じられるとともに給油通路が開
かれ、上記結合カップリング２５が図示右方に移動し、
該結合カップリング２５の噛合歯２５ａが、固定側カッ
プリング２３の噛合歯２３ａ及び回転側カップリング２
４の噛合歯２４ａの両方に噛み合い、これにより工具主
軸１４は、工具主軸台１２に対して回転不能に固定され
ることなる。
【００２７】また上記位置決め機構２２において、ピス
トン２２ｂが図示左方に移動し、ピストンロッド２２ｃ
の先端面が工具主軸１４の後端面を押圧し、上記結合カ
ップリング２５と工具主軸１４とで上記回転側カップリ
ング２４を挟持することとなり、工具主軸１４は確実に
工具主軸台１２に固定される。このようにして上記結合
カップリング２５が回転側カップリング２４に噛合する
際の軸方向押圧力により、又は重切削時の切削荷重によ
り、上記工具主軸１４が、上記軸受１５，１６のがた，
弾性変形等に起因して後退するのを阻止することができ
る。そしてこの状態で工具主軸１４に固定された旋回工
具Ｔを主軸台４のチャックに把持され回転駆動されるワ
ークに切り込むことにより旋削加工が行われる。
トン２２ｂが図示左方に移動し、ピストンロッド２２ｃ
の先端面が工具主軸１４の後端面を押圧し、上記結合カ
ップリング２５と工具主軸１４とで上記回転側カップリ
ング２４を挟持することとなり、工具主軸１４は確実に
工具主軸台１２に固定される。このようにして上記結合
カップリング２５が回転側カップリング２４に噛合する
際の軸方向押圧力により、又は重切削時の切削荷重によ
り、上記工具主軸１４が、上記軸受１５，１６のがた，
弾性変形等に起因して後退するのを阻止することができ
る。そしてこの状態で工具主軸１４に固定された旋回工
具Ｔを主軸台４のチャックに把持され回転駆動されるワ
ークに切り込むことにより旋削加工が行われる。
【００２８】このように本実施形態では、工具主軸台１
２に固定側カップリング２３を、工具主軸１４に回転側
カップリング２４をそれぞれ固定し、該両カップリング
２３，２４の噛合歯２３ａ，２４ａの両方に結合カップ
リング２５の噛合歯２５ａを噛合させることにより、工
具主軸１４を工具主軸台１２に固定するようにしたの
で、固定側，回転側カップリング２３，２４の多数の噛
合歯２３ａ，２４ａが結合カップリング２５の多数の噛
合歯２５ａを介して結合することとなり、それだけ工具
主軸１４の工具主軸台１２に対するクランプ剛性を高め
ることができ、また回転方向の位置決め精度を向上でき
る。
２に固定側カップリング２３を、工具主軸１４に回転側
カップリング２４をそれぞれ固定し、該両カップリング
２３，２４の噛合歯２３ａ，２４ａの両方に結合カップ
リング２５の噛合歯２５ａを噛合させることにより、工
具主軸１４を工具主軸台１２に固定するようにしたの
で、固定側，回転側カップリング２３，２４の多数の噛
合歯２３ａ，２４ａが結合カップリング２５の多数の噛
合歯２５ａを介して結合することとなり、それだけ工具
主軸１４の工具主軸台１２に対するクランプ剛性を高め
ることができ、また回転方向の位置決め精度を向上でき
る。
【００２９】また工具主軸１４をクランプする際には、
位置決め機構２２のピストンロッド２２ｃの先端面で工
具主軸１４の後端面を押圧するようにしたので、上記結
合カップリング２５と工具主軸１４とで上記回転側カッ
プリング２４を挟持することとなり、工具主軸１４を確
実に工具主軸台１２に固定でき、上記結合カップリング
２５が回転側カップリング２４に噛合する際の軸方向押
圧力により、又は重切削時の切削荷重により、工具主軸
１４が、上記軸受１５，１６のがた，弾性変形等に起因
して後退するのを阻止することができ、また仕上げ加工
時には仕上げ精度を向上できる。
位置決め機構２２のピストンロッド２２ｃの先端面で工
具主軸１４の後端面を押圧するようにしたので、上記結
合カップリング２５と工具主軸１４とで上記回転側カッ
プリング２４を挟持することとなり、工具主軸１４を確
実に工具主軸台１２に固定でき、上記結合カップリング
２５が回転側カップリング２４に噛合する際の軸方向押
圧力により、又は重切削時の切削荷重により、工具主軸
１４が、上記軸受１５，１６のがた，弾性変形等に起因
して後退するのを阻止することができ、また仕上げ加工
時には仕上げ精度を向上できる。
【００３０】さらにまた、ピストンロッド２２ｃで工具
主軸１４を押圧したので、結合カップリング２５からの
軸方向押圧力が工具主軸１４の軸受１５，１６に作用す
るのを防止でき、該軸受１５，１６の寿命が短かくなる
のを防止できる。
主軸１４を押圧したので、結合カップリング２５からの
軸方向押圧力が工具主軸１４の軸受１５，１６に作用す
るのを防止でき、該軸受１５，１６の寿命が短かくなる
のを防止できる。
【図１】本発明の一実施形態による工具主軸固定装置を
備えた複合旋盤の斜視図である。
備えた複合旋盤の斜視図である。
【図２】上記複合旋盤の左側面図である。
【図３】上記工具主軸固定装置の断面側面図である。
【図４】上記工具主軸固定装置の要部の拡大断面図であ
る。
る。
１ 複合旋盤（複合工作機械） １２ 工具主軸台 １４ 工具主軸 ２２ 工具主軸軸方向位置決め機構 ２２ｃ ピストンロッド（押圧部材） ２３ 固定側カップリング ２３ａ，２４ａ，２５ａ 噛合歯 ２４ 回転側カップリング ２５ 結合カップリング
Claims (1)
- 【請求項１】 工具主軸台に回転自在に軸支された工具
主軸に回転工具を装着し、該工具主軸を回転駆動するこ
とにより回転工具加工を行い、又は上記工具主軸を工具
主軸台に対して固定するとともに該工具主軸に旋削工具
を装着し、ワークを旋回駆動することにより旋削加工を
行うようにした複合工作機械の工具主軸固定装置におい
て、上記工具主軸台に多数の噛合歯を有する固定側カッ
プリングを固定し、上記工具主軸に多数の噛合歯を有す
る回転側カップリングを、上記固定側カップリング内に
位置して該固定側カップリングと同軸をなし、かつ両カ
ップリングの噛合歯が同一平面をなすように固定し、上
記工具主軸台側に多数の噛合歯を有する結合カップリン
グを上記固定側，回転側カップリングに向かって進退可
能に設け、該結合カップリングの噛合歯を固定側，回転
側カップリングの両方の噛合歯に噛合させ、又は離脱さ
せることにより工具主軸を工具主軸台に固定し、又は該
固定を解除し、上記旋削加工時には押圧部材により上記
工具主軸の反工具側端面を押圧して該工具主軸の軸方向
の位置決めを行い、上記回転工具加工時には上記押圧部
材を上記端面から離れるように後退させる位置決め機構
を備えたことを特徴とする複合工作機械の工具主軸固定
装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16400697A JP3167644B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合工作機械の工具主軸固定装置 |
| US09/099,879 US6073323A (en) | 1997-06-20 | 1998-06-19 | Tool spindle fixing device for composite machine tool |
| DE69802869T DE69802869T2 (de) | 1997-06-20 | 1998-06-19 | Werkzeugspindel mit Arretiereinrichtung |
| EP98111374A EP0887134B1 (en) | 1997-06-20 | 1998-06-19 | Tool spindle fixing device for composite machine tool |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16400697A JP3167644B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合工作機械の工具主軸固定装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110485A JPH1110485A (ja) | 1999-01-19 |
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Family
ID=15784982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16400697A Expired - Fee Related JP3167644B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 複合工作機械の工具主軸固定装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
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| EP (1) | EP0887134B1 (ja) |
| JP (1) | JP3167644B2 (ja) |
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1997
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-
1998
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- 1998-06-19 EP EP98111374A patent/EP0887134B1/en not_active Expired - Lifetime
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