JP4599623B2 - タレット形刃物台 - Google Patents
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Description
このような従来の技術のタレット形刃物台の旋回割出し方法は、ギヤ、または、タイミングベルト等の回転力伝達機構と、クランプ・アンクランプ用の油圧シリンダ機構が必要であり、油温の上昇による工作精度の影響や、油漏れ防止対策が必要となる等、機構が複雑になり、大型化するという問題点があった。
図10は、従来のNC旋盤の問題点を解消したタレット形刃物台の断面図である。図10に示すように、従来のタレット形刃物台70は、刃物台本体71に回転可能に支持されビルトインモータ74のロータ74aが嵌着された回転軸73の後端にナット75を固着し、このナット75に螺入されるボールねじ77を有する移動軸76を、回転軸の中心穴に軸方向へ移動可能に嵌挿する。そして、移動軸76の回転のみをディスクブレーキ85により阻止して、ビルトインモータ74によりナット75を回転して移動軸76を軸方向へ移動させ、クラッチ78A,78B及び81A,81Bがそれぞれ係合された状態で、ディスクブレーキ85を解除し、タレット79を旋回し、指定旋回角に達するとブレーキがかかると同時に、ビルトインモータ74が逆回転してカップリング82A,82B,82Cが係合し、位置決めとクランプ・アンクランプが行われる。
このようにして、NC旋盤のタレット形刃物台70は、一個のビルトインモータ74のみでタレット79の位置決めと、タレット旋回を行うことができる。
この位置決めピンを設けることによって、ブラケットがタレットの旋回運動に追従ができる機構が実現できたことにより、これまで実現できなかった、A軸の回動制御のほか、回転工具装置、その他の装置の全てをモータ駆動することができる。
図1は本発明のタレット形刃物台を搭載した逆立ち主軸複合NC旋盤の正面図であり、図2は図1に示すA−A線の断面図である。図1に示すように、この2台の主軸台5,15が地面に垂直に、しかも、対向させて配置され、主軸台5,15と協同するそれぞれのタレット形刃物台3,13が設けられている。
図1に示すように、この逆立ち主軸複合NC旋盤10は、ベッド1上の左側に第1のタレット形刃物台3を配置し、その上に第1主軸台5が配置されている。また、ベッド1上の右側には第2主軸台15を配置し、その上に第2のタレット形刃物台13が配置されている。この第1のタレット形刃物台3と第1主軸台5とが表加工(第1工程)を担当し、右側の第2のタレット形刃物台13と第2主軸台15とが裏加工(第2工程)を担当する構成になっている。なお、この逆立ち主軸複合NC旋盤10では、ちょうど主軸台5,15のチャック5a,15aがマテハンロボットのハンドの機能をも兼ね備えている。以下、第1のタレット形刃物台3は第1タレット形刃物台3、第2のタレット形刃物台13は第2タレット形刃物台13という。
このようにして、第2主軸台15のチャック15bを空にすると、第2主軸台15の軸線上に第1主軸台5が接近し、第1主軸台5の第1工程の表加工は終了した未完成品ワークwを第2主軸台15に受け渡す、いわゆるワークの受け渡しをして、第2主軸台15は、また、裏加工(第2工程)を開始する。さらに、第1主軸台5はローディング位置(図1参照)に移動し、自らのチャック5bで素材を把持して第1タレット形刃物台3に接近し、表加工(第1工程)を開始する。
また、第2タレット形刃物台13の第2タレット13aの各面にも、たとえば、図3(c)に示すように、外径加工用バイト45aが固定されたバイトホルダ45が装着され、ボーリングバー46aが固定された内径加工用ホルダ46、エンドミル47cを固定した回転工具装置47等の他、タレット・ビルトイン・ハンド装置60が装着されている。そして、この第1タレット形刃物台3、第2タレット形刃物台13には、それぞれ、第1タレット3a、第2タレット13aを旋回する旋回機構の他、位置割り出し機構や位置決め機構、そして、各タレットのクランプ機構が内蔵されている。
図3の(a)に示すように、第1タレット形刃物台3のボディ30の後部(図中の左側)には、第1タレット3aを旋回させるためのギヤ列が配置されている。また、第1タレット形刃物台3の後部には、回転工具装置47のような装置を駆動させるために、タレット旋回用のギヤ列を装置の駆動用のギヤ列に切り換えるシフター38が配置されている。
図4に示すように、第1タレット形刃物台3の本体であるボディ30とサブボディ30aとは、ボルト30bによって一体に固定されている。サブボディ30aとトップボディ30cも、ボルト30dによって一体に固定されている。また、第1タレット3aと大ギャ33eとはボルトによって一体に固定されており、大ギヤ33eの側面にはカップリングが形成されている。さらに、第1カップリング40はボディ30に固定されている。第1カップリング40はタレット位置決めの基準になっている。さらに、前カップリング41の端面にもカップリングが形成されており、大ギヤ33eと、第1カップリング40との両者を同時にクランプする。つまり、大ギヤ33eと、第1カップリング40と、前カップリング41の3つは、3ピースカップリングを構成している。
なお、3ピースカップリングとは、基準となる第1カップリング40と並列に配置された大ギヤ33eと、この両者に対向に配置され、ピストンのように軸方向へ移動自在の前カップリング41の3つをいう。また、このカップリング形式は、カービックカップリングであるが、ハースカップリングでもよいし、その他のカップリングでもよい。
また、第1タレット形刃物台3の後部には、ボディ30とリヤカバー32がボルトによって一体に固定されており、そのリヤカバー32の中に、回転工具装置47に回転力を伝達する第1ギヤ33とクラッチ33aが、さらに、第1タレット3aを旋回させるためのアイドルギヤ33bと、第2ギヤ33c等が格納されている(図3(a)参照)。
ロータ34bは筒状の第1主軸35に嵌着されており、両端支持されたベアリングによって回転自在に軸支されている。また、後部のベアリングからオーバーハングした第1主軸35の後端部(図中右端)には、外周にスプライン軸が成形され、第1ギヤ33が前後(図中は左右)方向へ移動自在に嵌合されている。また、第1ギヤ33の端面にはクラッチ形状の凹凸部が形成されている(図3(b)参照)。
第2主軸36は、この筒状の第1主軸35の中に挿通され、後端部には第1ギヤ33の凹凸部と係合するクラッチ33aが固定され、前端部(図中左端)には第2ベベルギヤ33gと係合する第1ベベルギヤ33fが配置され、両端支持されたベアリングによって回転自在に軸支されている。
その結果、第1タレット3aの旋回は、モータ34の回転が第1ギヤ33からアイドルギヤ33bへ、そして、アイドルギヤ33bから第2ギヤ33cへと伝達され、同じギヤシャフトの第3ギヤ33dから大ギヤ33eへ減速されて伝達され、第1タレット3aを指定の角度分だけ旋回する。
例えば、第1タレット3aを12角タレットとすれば、一面割出しでは30°であり、2面は60°、3面は90°、6面は180°となる。このように、その角度分だけ回転させた後、3ピースカップリングの前カップリング41は、第1カップリング40に大ギヤ33eを正確に位置決めし、クランプする。
なお、第1ギヤ33から第1タレット3aに固定された大ギヤ33eまでのタレット旋回用のギヤ列とは、第1ギヤ33に噛み合うアイドルギヤ33bと、このアイドルギヤ33bと同じギヤシャフトに形成された第3ギヤ33dと、第3ギヤ33dと噛み合う大ギヤ33eとから構成されたギヤ列をいう。
つぎに、回転工具装置47の回転工具47cの回転は、図3の(b)に示すように、シフター38がエアシリンダ38aによって後方(図中では右方向)へ移動すると、第1ギヤ33は、アイドルギヤ33bとの噛み合いが解除され、今度は第2主軸36の第1クラッチ33aと凹凸部33hが係合する。そして、図4に示すように、モータ34が回転すると、第1主軸35の第1ギヤ33は、第1クラッチ33aに回転が伝達され、この第1クラッチ33aと一体に形成された第2主軸36を回転させる。この第2主軸36の先端部の第1ベベルギヤ33fから直交する位置に第3主軸37を有する第2ベベルギヤ33gに伝達されて、結果として、第3主軸37を回転させる。
この第3主軸37は2個のベアリングによって回転自在に軸支されている。この第3主軸37の上端部には、凹部の第3クラッチ37aが形成されており、回転工具装置47の主軸47aの下端部に設けられた凸部の回転工具側のクラッチ47bと噛み合い、回転工具47cを駆動させる。なお、第3主軸37は1本で構成されている。
また、第2クランパ43は、ボルトによってトップボディ30cに固定されている。
第1クランパ42と、第2クランパ43は、SUSばねによるダイヤフラム構造になっており、図示しない経路から高圧エアを供給することによって、ダイヤフラムが開口し、その弾性変形によって内径が、例えば、0.02〜0.03mm程拡径し、軸との間に隙間が形成され、解放(アンクランプ)が行われる。
その反対に、高圧エアの供給を止めることによって、ダイヤフラムが閉鎖すると、その弾性変形によって内径が、例えば、0.02〜0.03mm程縮径し、軸とは嵌着状態が形成され、強力なクランプ力で軸と一体化(ジョイント)する。
また、回転工具装置47のホルダ47dは、VDI規格を採用しているため、1本のボルトを締めるだけで、図示しないクサビによって、ホルダ47dをクランプし、第1タレット3aに固定する。
なお、回転工具装置47のエンドミル47cは、Z軸方向への配置とし、90°方向変換してX軸方向を向ける必要がないのは、この逆立ち主軸複合NC旋盤がX,Y,Z軸の3軸で構成されているためである。
位置決めピン44は、ブラケット39が原位置になったとき、この位置がズレないように、常にその状態を維持する場合、位置決めピン44がブラケット39の係合溝30aに飛び込み、カップリング40に対する位置合わせを行う。
このA軸とは、X軸回りの回転をいい、ここでは、第1タレット3aの任意角度への回動をいう。図3の(c)に示すように、回転工具装置47の回転工具47cを、例えば、ワークwの中心に対して22.3°傾けて固定し、22.3°の斜め穴加工や、22.3°の斜め座加工をする場合は、A軸制御が有効である。この場合、3ピースカップリングによるクランプ状態は、解除され、アンクランプ状態となる。また、回転工具装置47の、例えば、エンドミル47cをボールエンドミルに換え、切削速度での回動を繰り返すことにより、スクリューの羽(フィン)を加工するのに都合がよい。
また、この第1タレット形刃物台3においては、モータ34は、NC制御されたモータ34となる。この時、第1クランパ42はA軸制御指令と同時に高圧エアが供給され、ブラケット39との一体化は解放される。第2クランパ43もまた、A軸制御指令と同時に、高圧エアが供給され、センタホルダ31cとの一体化は解放される(表1参照)。
また、第1タレット3aのA軸の任意割り出し後、第1クランパ42は、その位置を保持するため、高圧エアの供給が止められてブラケット39と連結(一体化)する。第2クランパ43も高圧エアの供給が止められてセンタホルダ31cと連結(一体化)する。なお、A軸の移動範囲は、ここでは45°の範囲とするが、180°まで拡大することは可能である。
図6はタレットの一面に装着した端面同時加工装置を示し、(a)は端面同時加工装置の正面図、(b)は(a)に示すC−C線の断面図、(c)はワークを加工している様子を示す説明図である。
図6の(c)に示すように、端面同時加工装置50は、例えば、ディスクブレーキのブランクの厚みを同時加工する装置である。図6の(b)に示すように、この端面同時加工装置50の寸法決め動作(寸法h1)も、第1タレット形刃物台3に内蔵のモータ34により、NC制御で行うことができる。
図3の(c)に示すように、端面同時加工装置50は、例えば、第1タレット3aの一面に装着される。
図6の(b)に示すように、第3主軸37の上端部には凹部の第3クラッチ37aが形成されている。さらに、第5主軸55には、この第3クラッチ37aの凹部と噛み合う凸部が下端部に形成されたクラッチが軸端に形成されている。また、第5主軸55は、この端面同時加工装置50の本体である下バイトホルダ57によって移動自在に支持されており、上端部にはネジ部55aが形成されており、ネジ部55aにナット56が螺入され、上バイトホルダ58が装着されている。さらに、下バイトホルダ57にはバイト固定用の溝が形成され、下バイト57aが固定されている。また、上バイトホルダ58にもバイト固定用の溝が形成され、上バイト58aが固定されている。
なお、第3主軸37は1本で構成され、各装置用に共有される。
なお、端面同時加工装置50のホルダ55bも、VDI規格を採用しているため、1本のボルトを締めるだけで、図示しないクサビによって第1タレット3aに固定される。
また、寸法hはMAXを示し、寸法h0はMINを示し、寸法h1は加工寸法を示す。
つまり、第5主軸55が回転すると、移動自在に設けられた上バイト58aが下方向へ移動し、所定の幅h1に位置決めされ、ワークwの、例えば、ディスクブレーキのブランクの厚みを同時に旋削仕上げする。
これにより、例えば、ディスクブレーキのブランクの平行度の形状精度を確保すると共に、短時間での加工仕上げができる。
そして、第1主軸台5の主軸5aが回転し、ワークwが回転して切削が行われ、終了すると、今度は、戻り傷がつかないように、バイトの刃先位置を移動して逃がすため、端面同時加工装置50の寸法h1を、0.2mm広げて上バイト58aを移動して15.2mmにする。第1主軸台5(図1参照)が0.1mm上昇して、下バイト57aの刃先とワークwとの隙間を0.1mm確保し、上バイト58aの刃先とワークWとの間にも0.1mmの隙間が確保すると、バイトの刃先による戻り傷がつかない。そこで、早走りで元の位置に戻り、終了する。
なお、端面同時加工装置50の寸法h(MAX)は18mm、h0(MIN)は13mm、ストローク量は5mmであるが、その仕様はワークWの寸法形状で適宜決めるとよい。
図7はタレット・ビルトイン・ハンド装置を示し、図7の(a)は正面図、図7の(b)は(a)に示すD−D線の断面図である。タレット・ビルトイン・ハンド装置60は、図1に示すように、例えば、第2タレット形刃物台13の第2タレット13aの一面に装着されている。図7の(b)に示すように、タレット・ビルトイン・ハンド装置60は、第2主軸台15の第2チャック15bに把持された完成品ワークWを機外へ搬出する装置である。この完成品ワークWをチャッキングする動作も、第2タレット形刃物台13に内蔵されたモータ34により、NC制御にて行う。
図7の(a)に示すように、タレット・ビルトイン・ハンド装置60は、第2タレット13aの一面に装着されている。左ハンド69bは、ホルダ64に形成されたダブテールのガイド溝にギブを介して摺動自在に装着されている。右ハンド69aも同様である。
さらに、この第7ベベルギヤ66と噛み合う第8ベベルギヤ68を有する第8主軸67が、前記した第7主軸65と直交するように配置されている。この第8主軸67はベアリングによって回転自在に両端支持されており、この一方の右端部には左ネジ67aが形成され、この左ネジ67aに左ネジ用ナット67bが螺入されて、さらに、左ネジ用ナット67bに右ハンド69aが固定されている。
第8主軸67の他方の左端部には右ネジ67cが形成され、この右ネジ67cに右ネジ用ナット67dが螺入されて、さらに、右ネジ用ナット67dに左ハンド69bが固定されている。なお、右ネジと左ネジの配置は、この反対であっても構わない。
第2タレット形刃物台13の第2タレット13aの一面に装着されたタレット・ビルトイン・ハンド装置60に対し、チャッキング指令が出ると、第2タレット13aが図1に示すように、第2主軸台15と対向する位置に割り出される。
図8の(b)はタレット・ビルトイン・ハンド装置と主軸台のワークとの配置を示す正面図である。図8の(b)に示すように、第2タレット13aの下面にタレット・ビルトイン・ハンド装置が割出され、第2主軸台15と対向する位置に配置される。
前記した回転工具装置47の回転と同様の経路でモータ34の回転が伝達され、右ハンド69aと左ハンド69bが開閉し、ワークWを把持し、機外へ搬送する。
つまり、図3の(b)に示すように、シフター38がエアシリンダ38aによって後方へ移動すると、図4に示すように、アイドルギヤ33bとの噛み合いは解除され、第2主軸36の第1クラッチ33aと係合する。この係合した状態で、モータ34が回転すると、第1主軸35の第1ギヤ33の回転は、第1クラッチ33aに伝達され、この第1クラッチ33aと一体に固定された第2主軸36を回転させる。この第2主軸36の先端部の第1ベベルギヤ33fから、直交する位置には第3主軸37の有する第2ベベルギヤ33gに伝達されて、図7の(b)に示すように、上端部には凹部の第3クラッチ37aと噛合い、第7主軸65を回転させる。
なお、「入」は、連結、接続と同意語であり、「切」は離間、解放と同意語である。
注2:タレットを任意位置で固定を図るためのクランパ動作で、割出時は解放し、割出後は連結(固定)するためのもの。
注3:第2クランパを解放する用途は、A軸による任意位置でタレットを固定するためのもの。
3a 第1タレット
10 逆立ち主軸複合NC旋盤
13 第2のタレット形刃物台(第2タレット形刃物台)
13a 第2タレット
30 ボディ
30a サブボディ
30b,30d ボルト
30c トップボディ
31 タレットカバー
31b ボルト
31c センタホルダ
32 リヤカバー
33 第1ギヤ
33a 第1クラッチ
33b アイドルギヤ
33c 第2ギヤ
33d 第3ギヤ
33e 大ギヤ
33f 第1ベベルギヤ
33g 第2ベベルギヤ
33h 凹凸部
34 モータ(サーボモータ)
34a ステータ
34b ロータ
34c スリーブ
35 第1主軸
36 第2主軸
37 第3主軸
37a 第3クラッチ
38 シフター
38a エアシリンダ
39 ブラケット
40 カップリング
41 前カップリング(ピストン)
42 第1クランパ
43 第2クランパ
44 位置決めピン
45 バイトホルダ
45a 外径加工用バイト
46 内径加工用ホルダ
46a ボーリングバー
47 回転工具装置
47a 主軸
47b クラッチ
47c 回転工具(エンドミル)
47d ホルダ
50 端面同時加工装置
55 第5主軸
55a ネジ部
55b ホルダ
56 ナット
57 下バイトホルダ
57a 下バイト
58 上バイトホルダ
58a 上バイト
60 タレット・ビルトイン・ハンド装置
64 ホルダ
65 第7主軸
66 第7ベベルギヤ
67 第8主軸
67a 左ネジ
67b 左ネジ用ナット
67c 右ネジ
67d 右ネジ用ナット
68 第8ベベルギヤ
69a 右ハンド
69b 左ハンド
w 未完成品ワーク
W 完成品ワーク
Claims (5)
- モータ(34)より回転される筒状の第1主軸(35)と、
前記第1主軸(35)の後端部の外周にスプライン軸が形成され、このスプライン軸に移動自在に嵌合され、端面にはクラッチ形状の凹凸部が形成された第1ギヤ(33)と、
前記第1主軸(35)に挿通され、後端部には前記第1ギヤ(33)の凹凸部と係合するクラッチ(33a)が設けられ、前端部には第1ベベルギヤ(33f)が配置され、両端支持されたベアリングによって回転自在に軸支された第2主軸(36)と、
前記第1ギヤ(33)から、アイドルギヤ(33b)と、第2ギヤ(33c)と、第3ギヤ(33d)とを介し、そして第1タレット(3a)に固定され、側面にはカップリングが形成されたリング状の大ギヤ(33e)までのタレット旋回用のギヤ列と、
前記大ギヤ(33e)の内周面に嵌合され、側面にはカップリングが形成され、ボディ(30)に固定されたリング状の第1カップリング(40)と、
3ピースカップリングを構成し、前記大ギヤ(33e)および前記第1カップリング(40)に噛み合い、前記第1タレット(3a)をクランプするために側面にカップリングが形成された前カップリング(41)と、
前記ボディ(30)に前記第2主軸(36)の軸方向へ一体に固定されたサブボディ(30a)と、
さらに、前記サブボディ(30a)に一体に固定されたトップボディ(30c)と、
前記第1タレット(3a)の正面を覆うリング状のタレットカバー(31)と、
前記サブボディ(30a)の外周に回転自在に設けられ、かつ1個の穴が前記軸方向と直交する方向へ設けられ、この穴にモータ(34)の回転を伝達する第3主軸(37)を挿通して回転可能に支持すると共に、外周面に設けられ、第1クランパ(42)の内径でクランプするために嵌合された円筒状のブラケット(39)と、
前記タレットカバー(31)と前記ブラケット(39)との間に配置され、このタレットカバー(31)の内面に一体に固定された第1クランパ(42)と、
前記トップボディ(30c)とセンタホルダ(31c)との間に配置され、このトップボディ(30c)に一体に固定された第2クランパ(43)と、
前記リング状のタレットカバー(31)の穴を塞ぐようにフランジ部付棒の棒状部が挿通され、前記フランジ部が前記タレットカバー(31)に固定され、前記第2クランパ (43)により第1タレット(3a)を固定するために前記第2クランパ(43)の内周面に嵌合されて支持したフランジ部付棒状のセンタホルダ(31c)と、
前記サブボディ(30a)に設けられ、前記サブボディ(30a)と前記ブラケット(39)とを連結、または、解放を行う位置決めピン(44)と、
前記第1ベベルギヤ(33f)に噛み合う第2ベベルギヤ(33g)と、
前記第2ベベルギヤ(33g)が下端部に配置され、回転自在に軸支された第3主軸(37)と、
前記第3主軸(37)の上端部に凹部が形成された第3クラッチ(37a)と、
から構成され、
第1タレット(3a)の割出しでは、前記3ピースカップリングが解放され、位置決めピン(44)が連結し、第1クランパ(42)および第2クランパ(43)の解放により、前記第1ギヤ(33)から大ギヤ33eまでのタレット旋回用のギヤ列によって、一個のモータ(34)で第1タレット(3a)の旋回を行い、前記3ピースカップリングが接続して割出し位置が固定され、
回転工具装置(47)の駆動では、前記第1ギヤ(33)を前記クラッチ(33a)に係合させて連結し、前記第1主軸(35)から前記第2主軸(36)、前記第3主軸(37)を介して一個のモータ(34)で前記回転工具装置(47)の回転駆動を行うことを特徴とする第1のタレット形刃物台(3)。 - A軸の第1タレット(3a)の任意割出しの回動では、前記3ピースカップリングを解放し、前記第1クランパ(42)を連結し、第2クランパ(43)および位置決めピン(44)を解放してアンクランプ状態にすることによって、一個のモータ(34)のNC制御により前記A軸の第1タレット(3a)の任意割出しの回動を行い、任意割出し前に前記第1クランパ(42)を連結し、任意割出しの終了後に前記第2クランパ(43)を連結することを特徴とする請求項1に記載の第1のタレット形刃物台(3)。
- 前記第1タレット(3a)の一面に装着され、
前記第3クラッチ(37a)の凹部に噛み合う凸部が下端部に形成され、上端部には回転工具(47c)を把持して回転自在に軸支された主軸(47a)が構成され、
前記第1クランパ(42)と前記第2クランパ(43)は連結状態が維持され、
前記第1ギヤ(33)をクラッチ(33a)に係合させることによって、一個のモータ(34)で回転工具装置(47)の回転工具(47c)の駆動を行うことを特徴とする請求項1に記載の第1のタレット形刃物台(3)。 - 前記第1タレット(3a)の一面に装着され、
前記第3クラッチ(37a)の凹部と噛み合う凸部が下端部に形成された第5主軸(55)と、
前記第5主軸(55)がベアリングで回転自在に軸支され、第1タレット3aに固定された下バイトホルダ(57)と、
前記第5主軸(55)の上端部にネジ部(55a)が形成され、このネジ部(55a)にナット(56)が螺入され、そして、そのナット(56)に固定され、上下方向へ移動自在に設けられた上バイトホルダ(58)と、から構成され、
一個のモータ(34)で端面同時加工装置(50)の駆動を行うことを特徴とする請求項1に記載の第1のタレット形刃物台(3)。 - 前記第1タレット(3a)の一面に装着され、
前記第3クラッチ(37a)の凹部と噛み合う凸部が下端部に形成され、回転自在に軸支された第7主軸(65)と、
装置の本体であるホルダ(64)に回転自在に軸支され、前記第7主軸(65)の上端部に固定された第7ベベルギヤ(66)と、
前記第7ベベルギヤ(66)と噛み合う第8ベベルギヤ(68)と、
前記第7主軸(65)と直交するように配置され、前記第8ベベルギヤ(68)を有する回転自在に軸支された第8主軸(67)と、
前記第8主軸(67)の右端部は左ネジ(67a)が形成され、左ネジ用ナット(67b)が螺入され、この左ネジ用ナット(67b)に固定された右ハンド(69a)と、
前記第8主軸(67)の左端部に右ネジ(67c)が形成され、右ネジ用ナット(67d)が螺入され、この右ネジ用ナット(67d)に固定された左ハンド(69b)と、から構成され、
一個のモータ(34)でタレット・ビルトイン・ハンド装置(60)の駆動を行うことを特徴とする請求項1に記載の第1のタレット形刃物台(3)。
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