JP2000210833A - 工作物反転装置および方法 - Google Patents

工作物反転装置および方法

Info

Publication number
JP2000210833A
JP2000210833A JP11012639A JP1263999A JP2000210833A JP 2000210833 A JP2000210833 A JP 2000210833A JP 11012639 A JP11012639 A JP 11012639A JP 1263999 A JP1263999 A JP 1263999A JP 2000210833 A JP2000210833 A JP 2000210833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
holding member
side holding
placing
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11012639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4364961B2 (ja
Inventor
Kimitaka Otake
公孝 大竹
Tadashi Ishihara
正 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP01263999A priority Critical patent/JP4364961B2/ja
Publication of JP2000210833A publication Critical patent/JP2000210833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364961B2 publication Critical patent/JP4364961B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】工作物が落下することがなく小型で高速動作が
可能であり、さらに主軸移動型立形工作機械に好適な工
作物反転装置および方法を提供する。 【構成】本体77と、前記本体に対して回動可能に設け
られ、工作物を載置可能な載置側挟持部材81と、前記
本体に対して回動可能に、かつ、前記載置側挟持部材と
対向して設けられ、前記載置側挟持部材に載置された前
記工作物を前記載置側挟持部材と共働して挟持すること
が可能な対向側挟持部材84と、前記載置側挟持部材と
前記対向側挟持部材の少なくともどちらか一方に設けら
れ、前記載置側挟持部材と前記対向側挟持部材の対向方
向と直交する方向への前記工作物の移動を規制する規制
部材と、前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材およ
び前記対向側挟持部材を180度回動させて前記工作物
を反転させる反転駆動手段76とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
工作物の一方の端面側の加工が終了した後に、工作物を
自動的に反転して他方の端面側の加工を行うための工作
物反転装置および方法に関し、特に、主軸が略垂直方向
の軸線を有し主軸先端のチャックにより工作物の授受お
よび搬送を行う主軸移動型立形工作機械に好適な工作物
反転装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NC旋盤等の工作機械において、工作物
の一方の端面側の加工が終了した後に、工作物を自動的
に反転して他方の端面側の加工を行うようにすれば、工
作機械の長時間にわたる自動運転が可能となり、作業者
による段取替え作業等も少なくでき、工作機械の稼働率
を向上させて加工コストを減少させることができる。こ
のような工作物の反転装置としては、実公平4−173
14号公報に記載されているような技術が公知である。
【0003】実公平4−17314号公報の反転装置
は、第4図のような受板26上に工作物Wqを載置し、
工作物Wqの外周面をクランプ装置27によって保持し
て工作物Wqおよび受板26を水平回転軸線の回りに回
転させて180度反転させ、第3図のようにロボットハ
ンド11によって反転した工作物を工作機械に供給する
ようにしたものである。また、第5図のようにクランプ
装置49により工作物Wqを上下方向(軸方向)から受
板47とレバー48間に挟持して反転するとともに、ロ
ボットハンド46によって工作物の搬送を行う形式のも
のも記載されている。このクランプ装置49では、受板
47が180度反転動作を行い、レバー48の回動動作
で工作物Wqの挟持、解放動作を行っている。
【0004】また、実公平4−17314号公報に記載
されたような反転装置以外にも、2本のロボットハンド
を使用して、一方から他方に工作物を受け渡してから工
作物を工作機械に供給し、工作物の反転を行うようなも
のも公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実公平4−17314
号公報のような反転装置においては、工作物を外周面ま
たは端面のいずれか一方のみを保持して反転しているた
めに、反転後あるいは反転動作中に工作物を摩擦力のみ
で保持している状態が生じる。このときに工作物を落下
させないためには、工作物の自重より大きな摩擦力で工
作物を保持させる必要がある。そのため、工作物を保持
するクランプ装置の押圧力を大きくしなければならず、
クランプ装置、反転装置が大型化してコストが増大して
しまう。また反転装置等が大型化すると、反転動作の速
度が低下したり、消費エネルギーが増大してしまうとい
う問題点もある。特に、重量の大きな大型の工作物を反
転するためにはそのような問題点が顕著に現れる。
【0006】また、2本のロボットハンドを使用して工
作物を反転させるものも、ロボットハンドを2本使用す
るためにコストが高い、また工作物反転のための制御が
複雑となるといった問題点がある。そして重量の大きな
大型の工作物を扱うためには、ロボットハンドのコスト
がさらに高くなる。
【0007】さらに、実公平4−17314号公報の第
5図に示されたような従来の反転装置は、主軸が略垂直
方向の軸線を有し主軸先端のチャックにより工作物の授
受、搬送を行う主軸移動型立形工作機械には適用しにく
いものであった。すなわち、受板47が180度反転動
作をした後、工作物Wqをチャックで受け取ろうとして
も、受板47とチャックが干渉して工作物Wqを受け取
れないという問題点が生じる。
【0008】そこで、本発明は、反転動作時に工作物が
落下することがなく小型で高速動作が可能であり、さら
には主軸移動型立形工作機械に好適な工作物反転装置お
よび方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の工作物反転装置は、工作機械に取り付け可
能、または工作機械の近傍に設置可能な本体と、前記本
体に対して回動可能に設けられ、工作物を載置可能な載
置側挟持部材と、前記本体に対して回動可能に、かつ、
前記載置側挟持部材と対向して設けられ、前記載置側挟
持部材に載置された前記工作物を前記載置側挟持部材と
共働して挟持することが可能な対向側挟持部材と、前記
載置側挟持部材と前記対向側挟持部材の少なくともどち
らか一方に設けられ、前記載置側挟持部材と前記対向側
挟持部材の対向方向と直交する方向への前記工作物の移
動を規制する規制部材と、前記工作物を挟持した前記載
置側挟持部材および前記対向側挟持部材を180度回動
させて前記工作物を反転させる反転駆動手段とを有する
ものである。
【0010】また、上記の工作物反転装置において、前
記載置側挟持部材と前記対向側挟持部材のうち上方に位
置するものを前記工作物の授受が可能な待機位置に移動
させる待機移動手段を有することが好ましい。
【0011】また、上記の工作物反転装置において、前
記待機移動手段は、前記対向側挟持部材が前記載置側挟
持部材より上方に位置した状態では前記対向側挟持部材
を前記待機位置に移動可能であるとともに、前記載置側
挟持部材が前記対向側挟持部材より上方に位置した状態
では前記載置側挟持部材を前記待機位置に移動可能であ
ることが好ましい。
【0012】また、上記の工作物反転装置において、前
記規制部材は、前記工作物の外周部または内周部と少な
くとも3位置で係合可能に設けられたものであることが
好ましい。
【0013】また、上記の工作物反転装置において、前
記規制部材は、前記工作物の径方向に位置調整可能に設
けられたものであることが好ましい。
【0014】また、本発明の工作物反転装置は、工作機
械に取り付け可能、または工作機械の近傍に設置可能な
本体と、前記本体に対して回動可能に設けられ、工作物
を載置可能な載置側挟持部材と、前記本体に対して回動
可能に、かつ、前記載置側挟持部材と対向して設けら
れ、前記載置側挟持部材に載置された前記工作物を前記
載置側挟持部材と共働して挟持することが可能な対向側
挟持部材と、前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材
および前記対向側挟持部材を180度回動させて前記工
作物を反転させる反転駆動手段と、前記対向側挟持部材
が前記載置側挟持部材より上方に位置した状態では前記
対向側挟持部材を前記工作物の授受が可能な待機位置に
移動可能であるとともに、前記載置側挟持部材が前記対
向側挟持部材より上方に位置した状態では前記載置側挟
持部材を前記待機位置に移動可能である待機移動手段と
を有するものである。
【0015】また、上記の工作物反転装置において、前
記載置側挟持部材および前記対向側挟持部材の前記工作
物を反転させるための回動運動は、水平方向の反転軸線
を中心とする回動運動であることが好ましい。
【0016】また、上記の工作物反転装置において、前
記載置側挟持部材および前記対向側挟持部材の前記工作
物を反転させるための回動運動は、水平方向の反転軸線
を中心とする回動運動であり、前記載置側挟持部材また
は前記対向側挟持部材の前記待機位置への移動は、前記
反転軸線と直交する水平方向の軸線を中心とする回動運
動により行うものであることが好ましい。
【0017】また、上記の工作物反転装置において、前
記工作機械は、主軸が略垂直方向の軸線を有し、前記主
軸先端のチャックにより前記工作物の搬送を行うもので
あることが好ましい。
【0018】また、本発明の工作物反転方法は、工作物
の搬送手段を有する工作機械に取り付け可能、または前
記工作機械の近傍に設置可能な本体と、前記本体に対し
て回動可能に設けられ、工作物を載置可能な載置側挟持
部材と、前記本体に対して回動可能に、かつ、前記載置
側挟持部材と対向して設けられ、前記載置側挟持部材に
載置された前記工作物を前記載置側挟持部材と共働して
挟持することが可能な対向側挟持部材とを有する工作物
反転装置における工作物反転方法であって、前記載置側
挟持部材を前記工作物を載置可能な位置である載置位置
に移動させるとともに、前記対向側挟持部材を前記搬送
手段および前記工作物と干渉しない待機位置に移動させ
る手順と、前記工作機械による前記工作物の一方の端面
側の加工である第1工程加工を終了した前記工作物を前
記搬送手段によって移動させ、前記載置位置にある前記
載置側挟持部材上に載置する手順と、前記待機位置にあ
る前記対向側挟持部材を、前記工作物を挟持する挟持位
置に移動させて、前記載置側挟持部材と前記対向側挟持
部材とにより前記工作物を挟持する手順と、前記工作物
を挟持した前記載置側挟持部材および前記対向側挟持部
材を180度回転させて前記工作物を反転させる手順
と、前記載置側挟持部材を前記待機位置に移動させる手
順と、反転させた前記工作物を前記搬送手段によって前
記対向側挟持部材から移動させる手順とを有するもので
ある。
【0019】また、本発明の工作物反転方法は、工作機
械に取り付け可能、または前記工作機械の近傍に設置可
能な本体と、前記本体に対して回動可能に設けられ、工
作物を載置可能な載置側挟持部材と、前記本体に対して
回動可能に、かつ、前記載置側挟持部材と対向して設け
られ、前記載置側挟持部材に載置された前記工作物を前
記載置側挟持部材と共働して挟持することが可能な対向
側挟持部材と、前記載置側挟持部材と前記対向側挟持部
材の少なくともどちらか一方に設けられ、前記載置側挟
持部材と前記対向側挟持部材の対向方向と直交する方向
への前記工作物の移動を規制する規制部材とを有する工
作物反転装置における工作物反転方法であって、前記工
作物を前記載置側挟持部材上に載置する手順と、前記対
向側挟持部材を、前記工作物を挟持する挟持位置に移動
させて前記工作物を挟持し、前記載置側挟持部材および
前記対向側挟持部材により前記工作物の軸線方向の移動
を規制するとともに、前記規制部材により前記載置側挟
持部材と前記対向側挟持部材の対向方向と直交する方向
への前記工作物の移動を規制する手順と、前記工作物を
挟持した前記載置側挟持部材および前記対向側挟持部材
を180度回転させて前記工作物を反転させる手順とを
有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明を適用する主軸移
動型立形工作機械1の正面図である。工作機械としては
垂直方向に主軸軸線を有する立て旋盤の場合の例であ
る。主軸移動型立形工作機械1の工作機械本体2にはワ
ークフィーダ3が並設されている。工作機械本体2は、
ベッド10に刃物台23が設けられている。刃物台23
には割り出し回転可能なタレット21が設けられてお
り、タレット21の外周部には外径加工用バイト、内径
加工用工具等の加工工具22が保持されている。主軸台
4には垂直方向の回転軸線を有する主軸5が回転可能に
軸支されており、主軸5の下端にはチャック6が設けら
れている。チャック6はチャックシリンダ28の駆動力
により把持爪27が開閉動作する。
【0021】主軸5の回転軸線と平行な方向であるZ軸
方向と直交する水平方向(X軸方向)に沿って、X軸ガ
イドレール11が設けられており、X軸ガイドレール1
1上にはサドル12がX軸方向に移動可能に設けられて
いる。X軸ガイドレール11は、ベッド10の後部およ
びベッド10の後部に固定されたブラケット10aに設
けられている。ベッド10とブラケット10aとは一体
であってもよい。
【0022】サドル12は、X軸用サーボモータ20に
より歯付プーリ・歯付ベルト機構を介して回転駆動され
るX軸送りねじ13、ナット14によりX軸方向に移動
される。サドル12にはZ軸ガイドレール24、スライ
ド本体25(図2参照)によりZ軸方向に移動可能に主
軸台4が設けられており、Z軸用サーボモータ26によ
ってZ軸送りねじ(図示せず)を回転駆動することによ
り主軸台4をZ軸方向に移動する。これにより、主軸5
および主軸台4はX,Z軸方向に移動可能となってい
る。主軸5をNC装置(図示せず)によりX,Z軸方向
に移動制御して、チャック6に把持した工作物Wをタレ
ット21上の加工工具22により加工する。
【0023】加工中に主軸台4が移動する領域は加工領
域17として、カバー、スプラッシュガード61に覆わ
れている。加工領域17中には、反転装置7が設置され
ている。反転装置7は工作物Wを自動的に反転するため
のものである。工作物Wの一方の端面側の加工を終了し
た後、反転装置7を使用して工作物Wを自動的に反転
し、工作物Wの他方の端面側の加工を連続して行うこと
ができる。
【0024】加工領域17に隣接して工作物授受領域1
8が設けられている。加工領域17と工作物授受領域1
8とは開閉可能な開閉カバー等によって仕切られてい
る。工作物授受領域18には、ワークフィーダ3が少な
くとも一部がその領域内に位置するように設置されてい
る。すなわち、ワークフィーダ3は、後述する工作物渡
し位置、工作物受け取り位置が少なくとも工作物授受領
域18内に位置していればよい。
【0025】ワークフィーダ3のワークフィーダ本体3
0の上面には、回転円板31が回転可能かつ割り出し可
能に設けられている。回転円板31の上面に設けられた
複数の工作物載置部32上にはそれぞれ工作物が載置可
能である。回転円板31上には、円周方向の均等角度ご
とに複数個(例えば、8個)の工作物載置部32が設け
られている。ワークフィーダ3により、複数の工作物W
を連続的に工作機械本体2に供給することが可能であ
る。
【0026】X軸ガイドレール11は、X軸方向にワー
クフィーダ3の位置まで延びている。主軸5のX軸方向
の移動軸線上には2つの工作物載置部32が同時に位置
決め可能であり、位置決め時にはそれぞれの工作物載置
部32の中心が主軸5の移動軸線上にくる。移動軸線上
の1つの工作物載置部32はチャック6から加工済みの
工作物を渡す工作物渡し位置にあり、もう1つの工作物
載置部32はチャック6が未加工の工作物を受け取る工
作物受け取り位置にある。主軸台4は、チャック6がこ
れらの2つの位置の直上に位置するところまで移動可能
である。主軸移動型立形工作機械1は、NC(数値制
御)装置によって制御されている。
【0027】ワークフィーダ3の工作物載置部32の少
なくとも1つは、スプラッシュガード61の外方に位置
しており、その位置は工作物段取り替え位置となってい
る。すなわち、作業者はこの工作物段取り替え位置で、
加工済み工作物を工作物載置部32より取り外し、未加
工工作物を工作物載置部32に載置する段取り替えを行
う。作業者工作物段取り替え位置では段取り替え作業が
行えるが、主軸台4が移動する工作物授受領域18との
あいだは工作物授受領域18側に手などが入らないよう
にスプラッシュガード61で仕切られている。
【0028】また、図2は、主軸移動型立形工作機械1
の図1におけるA−A矢視断面図である。加工領域17
のベッド10の後部側の前壁面10bには、反転装置7
の横支持部材71の後端部が取り付けられている。横支
持部材71はほぼ水平に設置されており、横支持部材7
1の前端部には縦支持部材72がほぼ垂直に立設されて
いる。縦支持部材72の上端部には反転装置本体77が
固定されている。反転装置本体77には、載置側挟持部
材81と対向側挟持部材84とが水平回転軸線回りに回
動可能に設けられている。載置側挟持部材81と対向側
挟持部材84は、その間に工作物Wを挟持して一体的に
回動することができ、ロータリアクチュエータ76によ
り正方向あるいは逆方向に180度回動される。
【0029】チャック6に把持された工作物Wは、下端
面側の加工を終了すると主軸台4のXZ軸移動によって
反転装置7に搬送され、反転装置7の載置側挟持部材8
1上に載置される。そして工作物Wは、載置側挟持部材
81および対向側挟持部材84によって上下方向から挟
持され、そのまま水平方向の回転軸線の回りに180度
回動される。この回動により工作物Wの下端面と上端面
とは位置が反転され、すでに加工を終了した既加工側の
端面が上側となり、チャック6に保持されていて未加工
側の端面は下側となる。この工作物Wの既加工側の端面
をチャック6で把持すれば、工作物Wの下側の未加工部
分の加工を行うことができる。反転装置7の構造および
動作の詳細は後述する。
【0030】図3は、反転装置7の斜視図である。横支
持部材71の後端部はベッド10の後部側の前壁面10
bに固定されている。横支持部材71の前端部には縦支
持部材72が立設され、縦支持部材72の上端部には反
転装置本体77が固定されている。反転装置本体77の
前面側にはロータリアクチュエータ76が取り付けられ
ており、後面側には環状の案内溝が形成されている。そ
の案内溝に案内されて水平軸線の回りに回動可能に、載
置側回動部材79と対向側回動部材82とが180度対
向する位置に設けられている。
【0031】載置側回動部材79には載置側取付部材8
0を介して載置側挟持部材81が取り付けられている。
対向側回動部材82には対向側取付部材83を介して対
向側挟持部材84が取り付けられている。載置側挟持部
材81が下端位置(載置位置)にあるとき、載置側挟持
部材81の上面には工作物Wを載置することができる。
載置側挟持部材81に載置した工作物Wの上面を、載置
側挟持部材81に対向する対向側挟持部材84によって
押圧するように、または工作物Wの上面と対向側挟持部
材84が接するように、または工作物Wを載置側挟持部
材81と対向側挟持部材84とによってすきまを有して
挟み込むようにして、工作物Wを載置側挟持部材81お
よび対向側挟持部材84により挟持することができる。
【0032】反転装置本体77の上部には、待機回動部
材78が水平の回動軸781によって回動可能に設けら
れている。待機回動部材78の前面側にも反転装置本体
77の案内溝と連続する案内溝が設けられており、上端
位置にある対向側回動部材82または載置側回動部材7
9は待機回動部材78の案内溝に案内されている。回動
軸781と待機回動部材78とは相対回転不能に取り付
けられている。対向側回動部材82が待機回動部材78
側にあるとき、シリンダ75によって回動軸781を回
動させることにより、対向側挟持部材84を、図3のよ
うな工作物Wを挟持する挟持位置と、チャック6および
工作物W等との干渉を避けるために垂直姿勢となる待機
位置(図7参照)との間で回動させることができる。
【0033】待機回動部材78は、載置側挟持部材81
と対向側挟持部材84のうちで上端位置にある方を待機
位置と挟持位置との間で回動させることができる。図7
の状態では対向側挟持部材84を待機位置とすることが
できるが、工作物Wを反転させて載置側挟持部材81が
上端位置となっていれば載置側挟持部材81を待機位置
とすることができる。
【0034】シリンダ75はトラニオン形シリンダであ
り、シリンダ支持部材73に設けられたブラケット74
に回動可能に支持軸741により支持されている。シリ
ンダ支持部材73は縦支持部材72に固定されている。
ピストンロッド751の先端は回動軸781に固定され
た腕部材782に接続されている。シリンダ75のロッ
ド側シリンダ室またはヘッド側シリンダ室に圧力流体を
供給することによってピストンロッド751を進退させ
ることにより、回動軸781および待機回動部材78を
挟持位置を待機位置との間で回動させることができる。
【0035】図4は、反転装置7を右側面から見た一部
断面図である。反転装置本体77は縦支持部材72の上
端部に固定されている。反転装置本体77は外形がほぼ
円柱状であり、その中心軸がほぼ水平になるように取り
付けられている。反転装置本体77の前面側にはロータ
リアクチュエータ76が固定されており、反転装置本体
77の後面側には環状の案内溝771,772が設けら
れている。この案内溝771,772に案内されて回動
可能に載置側回動部材79と対向側回動部材82が設け
られている。
【0036】反転装置本体77の上部には、待機回動部
材78が回動軸781とともに回動可能に設けられてい
る。待機回動部材78を回動させることにより、対向側
挟持部材84または載置側挟持部材81を、図4に示す
ように工作物Wを挟持可能な挟持位置と、チャック6お
よび工作物W等との干渉を避けるために垂直姿勢となる
待機位置との間で回動させることができる。待機回動部
材78の挟持位置における前面側にも案内溝783,7
84が形成されている。
【0037】案内溝771と案内溝783とは連続して
おり、これらの案内溝771,783が連続して端面部
全周に渡る環状の案内溝を構成する。また、案内溝77
2と案内溝784とは連続しており、これらの案内溝7
72,784が連続して外周部全周に渡る環状の案内溝
を構成する。対向側回動部材82には2個(図5参照)
のローラ821,821と別の2個(図5参照)のロー
ラ822,822が設けられている。このローラ82
1,822はカムフォロアのように軸部に対してローラ
部(外輪部)が回転可能になっているものが好ましい。
【0038】ローラ821,821は案内溝771,7
83に案内されて径方向の動きを規制されており、ロー
ラ822,822は案内溝772,784に案内されて
軸方向(反転装置本体77の中心軸方向)の動きを規制
されている。したがって、対向側回動部材82は径方
向、軸方向の動きは規制され、反転装置本体77および
待機回動部材78から脱落することなく、回動方向にの
み移動することができる。ローラ821,821は、回
転軸が軸方向(反転装置本体77の中心軸方向)となる
ように対向側回動部材82に取り付けられている。ま
た、ローラ822,822は、回転軸が径方向(案内溝
772,784の径方向)となるように対向側回動部材
82に取り付けられている。
【0039】同様に、載置側回動部材79にも回転軸が
軸方向の2個のローラ791,791と、回転軸が径方
向の別の2個のローラ792,792が設けられてい
る。ローラ791,792もカムフォロアのように軸部
に対してローラ部(外輪部)が回転可能になっているも
のが好ましい。ローラ791,791は案内溝771,
783に案内されて径方向の動きを規制されており、ロ
ーラ792,792は案内溝772,784に案内され
て軸方向の動きを規制されている。したがって載置側回
動部材79も径方向、軸方向の動きが規制され、反転装
置本体77および待機回動部材78から脱落することな
く、回動方向にのみ移動することができる。
【0040】載置側回動部材79の前面(ロータリアク
チュエータ76側の面)中心側には係合溝793が形成
されている。対向側回動部材82にも同様に係合溝82
3が形成されている。また、ロータリアクチュエータ7
6の出力軸761には伝達部材762が固定されてお
り、伝達部材762の先端部には円周上の180度対向
する位置に2個の係合突起763,764が形成されて
いる。係合突起763は係合溝823に嵌入し、係合突
起764は係合溝793に嵌入している。
【0041】これにより載置側回動部材79と対向側回
動部材82とは、案内溝771,772,783,78
4上で180度対向する位置となり、ロータリアクチュ
エータ76を駆動することにより、180度対向する位
置関係を保ったまま回動させることができる。このロー
タリアクチュエータ76は、圧力流体を一方または他方
のポート(図示せず)から供給することにより、出力軸
761を0度と180度の2位置に回動および停止でき
るラックピニオン型ロータリアクチュエータ、ベーン型
ロータリアクチュエータ等の公知のロータリアクチュエ
ータである。すなわち出力軸761を正方向あるいは逆
方向に180度回動することができる。
【0042】載置側回動部材79には載置側取付部材8
0を介して載置側挟持部材81が取り付けられている。
載置側回動部材79の後面には2本の係止溝794,7
95が形成されている。載置側取付部材80の係止突起
801を係止溝794,795のどちらに係止するかを
選択することによって、載置側挟持部材81の挟持方向
(図4では上下方向)の位置を複数位置に調節すること
ができる。
【0043】載置側挟持部材81の上面側には載置板8
11が設けられている。載置板811には案内軸814
が固定されている。案内軸814は載置側挟持部材81
に対して所定の距離だけ上下方向に移動可能に設けられ
ている。また、載置板811はコイルばね813により
挟持方向(図4では上方)に付勢されており、載置側挟
持部材81に対して浮動状態となっている。載置板81
1の上面には3本(図6参照)の当接部材812が固定
されている。当接部材812は円柱状に形成されてお
り、その中心軸が互いに120度の角度をなすように配
置されている。3本の当接部材812によりどのような
直径の工作物でも3点支持で安定して載置することがで
きる。
【0044】対向側回動部材82には対向側取付部材8
3を介して対向側挟持部材84が取り付けられている。
対向側回動部材82の後面にはセレーション824が形
成されている。対向側取付部材83にもセレーション8
31が形成されている。セレーション824,831に
より対向側挟持部材84の挟持方向(図4では上下方
向)の位置は、工作物の高さ(軸方向の寸法)に応じて
精密に調整することができる。そして対向側取付部材8
3は、対向側回動部材82に形成されたT溝825(図
5参照)に挿入されたTナットをボルト83aで固定す
ることによって任意の挟持方向(図4では上下方向)位
置で固定することができる。
【0045】対向側挟持部材84の下面側には挟持板8
41が設けられている。挟持板841には案内軸846
が固定されている。案内軸846は対向側挟持部材84
に対して所定の距離だけ上下方向に移動可能に設けられ
ている。また、挟持板841はコイルばね845により
挟持方向(図4では下方)に付勢されており、対向側挟
持部材84に対して浮動状態となっている。さらに対向
側挟持部材84には、工作物の挟持方向と直交する方向
(工作物の挟持端面と平行な平面内の方向)への工作物
の移動を規制する3個(図5参照)の規制部材842が
設けられている。規制部材842は、挟持板841から
下方に突出するように設けられ、工作物の外周側面に係
合して挟持方向と直交する方向への工作物の移動を規制
する。
【0046】図5は、反転装置7を上側から見た平面図
である。対向側挟持部材84は、ほぼ正三角形の板状体
であり、案内軸846を中心として径方向に3本の直線
溝844が形成されている。直線溝844は互いに12
0度の角度をなすように設けられている。直線溝844
内には、規制部材842(図4参照)が直線溝844に
沿って移動可能に設けられている。規制部材842は、
固定ねじ843を締めることにより位置を固定すること
もできる。挟持板841には3本の曲線溝847が形成
されており、規制部材842は曲線溝847の溝内を貫
通するように設けられている。すなわち、規制部材84
2は直線溝844と曲線溝847の交点の位置に位置決
めされる。
【0047】曲線溝847の曲線形状としては、角度に
応じて案内軸からの距離が単調に変化する曲線とすれば
よく、例えば、アルキメデスの渦巻き曲線等が使用でき
る。挟持板841は案内軸846を中心として回転させ
ることができ、挟持板841を回転させることにより、
規制部材842の径方向の位置を工作物の直径に応じて
調節することができる。
【0048】規制部材842の位置調節を行うには、ま
ず3個の固定ねじ843を緩めて規制部材842を直線
溝844に沿って移動可能とし、挟持板841を適宜の
角度だけ回転させて規制部材842の位置を調節する。
3個の規制部材842は連動して移動し、案内軸846
から等距離の位置に調節される。図5は規制部材842
を最小径の位置に移動させた状態を示している。規制部
材842を最大径の位置に移動させると、挟持板841
の回転位置は対向側挟持部材84とほぼ重なり合う位置
となる。
【0049】図6は、反転装置7の図4におけるB−B
矢視図であり、載置側挟持部材81の構造を示すもので
ある。前述のように、載置側挟持部材81の上面側には
載置板811が設けられている。載置板811はコイル
ばね813により上方に付勢されており、載置側挟持部
材81に対して浮動状態となっている。載置側挟持部材
81および載置板811は、案内軸814を中心として
120度間隔の3方向に放射状に延びる構造となってい
る。載置板811の上面には3本の当接部材812がそ
の中心軸が互いに120度の角度をなすように放射状に
配置され固定されている。当接部材812は前述のよう
に円柱状に形成されている。
【0050】図7は、反転装置7の対向側挟持部材84
が待機位置にある状態を示す一部断面図である。対向側
挟持部材84が上端位置にある状態で、シリンダ75に
よって回動軸781を回動させることにより、対向側挟
持部材84を図4のような挟持位置から図7のような待
機位置に移動させることができる。載置側挟持部材81
に工作物を載置する際には、チャック6が図7に2点鎖
線で示す位置まで移動してくるが、対向側挟持部材84
を待機位置に移動させることにより、対向側挟持部材8
4とチャック6および工作物との干渉を避けることがで
きる。
【0051】対向側挟持部材84を待機位置とした状態
で、ロータリアクチュエータ76により載置側挟持部材
81を上端位置まで回動させることができる。2点鎖線
で表示した載置側挟持部材81aが上端位置に回動させ
た状態を示す。主軸移動型立形工作機械1が加工動作を
行っている間は、載置側挟持部材81を上端位置に回動
させておけば、載置板811および当接部材812が下
方を向いた倒立状態となり、切削屑や切削油剤等が載置
板811および当接部材812にかかりにくくなる。ま
た、切削屑が当接部材812上に堆積するようなことも
ない。このため当接部材812等に異物が付着したり腐
食が発生したりすることが生じにくくなり、工作物載置
の安定性や精度を長期に渡って維持することができる。
【0052】待機回動部材78には、待機位置でも載置
側回動部材79を案内可能とするための案内溝785が
形成されている。案内溝785は、待機回動部材78が
待機位置に回動した状態で案内溝771と連続し、環状
の案内溝を構成する。また待機回動部材78には、補助
案内溝786が形成されている。補助案内溝786は、
待機位置で載置側回動部材79に設けられた係合突起7
96を案内するためのものである。載置側挟持部材81
を上端位置まで回動させたときに、係合突起796が補
助案内溝786に係合することによって、載置側挟持部
材81は水平姿勢を保つことができる。
【0053】載置側挟持部材81の上下方向位置は、前
述のように、載置側取付部材80の係止突起801を載
置側回動部材79の後面の2本の係止溝794,795
のいずれかに選択的に係止することによって、2つの上
下方向の位置を任意に選択することができる。そして載
置側取付部材80を上下反転して取り付けることによ
り、載置側挟持部材81をさらに上方の位置に取り付け
ることができる。2点鎖線で表示した載置側挟持部材8
1bは、その取り付け状態を示すものである。
【0054】次に、図8、図9、図10により、反転装
置7の動作を説明する。主軸移動型立形工作機械1は、
工作物Wの一方の端面側の加工である第1工程加工が終
了した後、工作物Wを反転装置7により反転して他方の
端面側の加工である第2工程加工を行う。図8(a)
は、主軸移動型立形工作機械1が加工動作を行っている
間の反転装置7の状態を示すものである。対向側挟持部
材84は待機位置に移動しており、載置側挟持部材81
は上端位置に回動して倒立状態となっている。主軸移動
型立形工作機械1が工作物Wの第1工程加工を終了する
と、反転装置7のロータリアクチュエータ76を正方向
(または逆方向)に駆動して、図8(b)のように載置
側挟持部材81を下端位置(載置位置)に回動させる。
【0055】次に主軸台4を移動して、チャック6に把
持した工作物Wを載置側挟持部材81の位置まで移動
し、図9(c)に示すように工作物Wを載置側挟持部材
81上に載置する。そして主軸台4を反転装置7と干渉
しない上方位置に移動させてから、対向側挟持部材84
を挟持位置まで回動させ、図9(d)に示すように工作
物Wを載置側挟持部材81および対向側挟持部材84に
よって挟持する。次に図9(e)のように、ロータリア
クチュエータ76を逆方向(または正方向)に駆動し
て、載置側挟持部材81および対向側挟持部材84によ
って挟持した工作物Wを上下に反転させる。その際、工
作物Wは規制部材842によって挟持方向と直交する方
向の移動を規制されているので、落下したり位置が移動
してしまうおそれはない。
【0056】次に挟持位置にある載置側挟持部材81を
待機位置に回動し、主軸台4を移動してチャック6に工
作物Wを把持する。工作物Wは反転しており、第1工程
加工の終了した端面側が把持されるので、続いて未加工
の端面側の第2工程加工が行われる。図10(f)は工
作物Wがチャック6に把持され加工位置に移動された状
態である。その後、図10(g)のように載置側挟持部
材81を挟持位置に戻して、図10(h)のように、ロ
ータリアクチュエータ76を正方向(または逆方向)に
駆動して、載置側挟持部材81および対向側挟持部材8
4の位置を反転させる。
【0057】さらに、対向側挟持部材84を待機位置に
移動させ、載置側挟持部材81を上端位置に回動させて
倒立状態とすれば、反転装置7は図8(a)のような加
工中状態となる。反転装置7を加工中状態として、主軸
移動型立形工作機械1により工作物Wの第2工程加工を
行う。第2工程加工が終了すると、主軸台4を工作物授
受領域18内に移動させて、加工済みの工作物Wを工作
物載置部32に渡す動作を行い、さらに未加工工作物を
工作物載置部32から受け取る動作を行う。以上のよう
な動作を繰り返し、連続的に工作物の加工を行う。
【0058】以上のように、反転装置7により工作物を
反転させて、第1工程加工と第2工程加工とを連続して
行うことができるため、工作機械の長時間にわたる自動
運転が可能となり、作業者による段取替え作業等も少な
くでき、工作機械の稼働率を向上させて加工コストを減
少させることができる。また、対向側挟持部材84に規
制部材842を備えているため、反転動作中にも工作物
が落下するようなことがない。このため、工作物を挟持
するための力をいたずらに増大させる必要もなく、反転
装置を小型化することができる。反転する工作物として
も、小型のものから大型で重量の大きなものまで広範囲
の工作物に適用することができる。
【0059】さらに、対向側挟持部材84と載置側挟持
部材81の両方が待機位置に移動可能であるため、通常
のチャックによる工作物の授受が可能となり、主軸移動
型立形工作機械1に好適な反転装置として使用できる。
【0060】なお、以上の実施の形態においては、主軸
移動型立形工作機械としては立て旋盤を例にして説明し
たが、立て旋盤以外にもターニングセンタ、研削盤、マ
シニングセンタ等の他の任意の工作機械にも適用でき
る。また、反転装置における規制部材を対向側挟持部材
に設けるようにしているが、規制部材を載置側挟持部材
に設けるようにしてもよく、さらに規制部材を対向側挟
持部材と載置側挟持部材の両方に設けるようにしてもよ
い。また、規制部材としては工作物の外周側に係合する
ものに限らず、工作物の内周側に係合するものであって
もよい。
【0061】また、反転装置を加工領域内に設けている
が、工作物授受領域等の加工領域外に設けるようにして
もよい。すなわち、主軸の移動軸線上に載置側挟持部
材、対向側挟持部材が位置するようにすれば、加工領域
内外のどの位置に設けてもよい。反転装置を加工領域外
に設置した場合は、工作機械の加工動作中も切削屑や切
削油剤等が反転装置にかかることがないので、切削屑や
切削油剤の影響を避けるための動作が不要となる。さら
に、反転装置は、ベッドの他の面(前部ベッド側の壁面
等)、ブラケット、ワークフィーダ本体等に支持される
ものであってもよい。
【0062】さらに、反転装置の載置側挟持部材、対向
側挟持部材を待機位置に移動させるアクチュエータ(シ
リンダ)を両挟持部材に共通に設けているが、載置側挟
持部材、対向側挟持部材を待機位置に回動または移動さ
せるアクチュエータをそれぞれに対して別々に設けても
よい。すなわち、チャックと対向する側に移動した載置
側挟持部材または対向側挟持部材が工作物の授受動作の
際、チャックまたは工作物と干渉しない待機位置に移動
できる構成の反転装置であればよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0064】対向側挟持部材と載置側挟持部材の少なく
とも一方に規制部材を備えるようにしたので、反転動作
中にも工作物が落下するようなことがない。このため、
工作物を挟持するための力が小さくて済み、反転装置を
小型化することができる。反転する工作物としても、小
型のものから大型で重量の大きなものまで広範囲の工作
物に適用することができる。
【0065】対向側挟持部材と載置側挟持部材の両方が
待機位置に移動可能であるため、通常のチャックによる
工作物の授受が可能となり、主軸移動型立形工作機械に
好適な反転装置として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用する主軸移動型立形工作
機械の正面図である。
【図2】図2は、主軸移動型立形工作機械の図1におけ
るA−A矢視断面図である。
【図3】図3は、反転装置の斜視図である。
【図4】図4は、反転装置を右側面から見た一部断面図
である。
【図5】図5は、反転装置を上側から見た平面図であ
る。
【図6】図6は、反転装置の図4におけるB−B矢視図
である。
【図7】図7は、反転装置の対向側挟持部材が待機位置
にある状態を示す図である。
【図8】図8は、反転装置の動作を示す図である。
【図9】図9は、反転装置の動作を示す図である。
【図10】図10は、反転装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1…主軸移動型立形工作機械 2…工作機械本体 3…ワークフィーダ 4…主軸台 5…主軸 6…チャック 7…反転装置 W…工作物 10…ベッド 11…X軸ガイドレール 12…サドル 13…X軸送りねじ 14…ナット 17…加工領域 18…工作物授受領域 20…X軸用サーボモータ 21…タレット 22…加工工具 23…刃物台 24…Z軸ガイドレール 25…スライド本体 30…ワークフィーダ本体 31…回転円板 32…工作物載置部 61…スプラッシュガード 71…横支持部材 72…縦支持部材 73…シリンダ支持部材 75…シリンダ 76…ロータリアクチュエータ 77…反転装置本体 78…待機回動部材 79…載置側回動部材 80…載置側取付部材 81…載置側挟持部材 82…対向側回動部材 83…対向側取付部材 84…対向側挟持部材 842…規制部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械(1)に取り付け可能、または工
    作機械(1)の近傍に設置可能な本体(77)と、 前記本体(77)に対して回動可能に設けられ、工作物
    を載置可能な載置側挟持部材(81)と、 前記本体(77)に対して回動可能に、かつ、前記載置
    側挟持部材(81)と対向して設けられ、前記載置側挟
    持部材(81)に載置された前記工作物を前記載置側挟
    持部材(81)と共働して挟持することが可能な対向側
    挟持部材(84)と、 前記載置側挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(8
    4)の少なくともどちらか一方に設けられ、前記載置側
    挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(84)の対向
    方向と直交する方向への前記工作物の移動を規制する規
    制部材(842)と、 前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材(81)およ
    び前記対向側挟持部材(84)を180度回動させて前
    記工作物を反転させる反転駆動手段(76)とを有する
    工作物反転装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した工作物反転装置であっ
    て、 前記載置側挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(8
    4)のうち上方に位置するものを前記工作物の授受が可
    能な待機位置に移動させる待機移動手段(75,78)
    を有する工作物反転装置。
  3. 【請求項3】請求項2項に記載した工作物反転装置であ
    って、 前記待機移動手段(75,78)は、前記対向側挟持部
    材(84)が前記載置側挟持部材(81)より上方に位
    置した状態では前記対向側挟持部材(84)を前記待機
    位置に移動可能であるとともに、前記載置側挟持部材
    (81)が前記対向側挟持部材(84)より上方に位置
    した状態では前記載置側挟持部材(81)を前記待機位
    置に移動可能である工作物反転装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載した工
    作物反転装置であって、 前記規制部材(842)は、前記工作物の外周部または
    内周部と少なくとも3位置で係合可能に設けられたもの
    である工作物反転装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載した工
    作物反転装置であって、 前記規制部材(842)は、前記工作物の径方向に位置
    調整可能に設けられたものである工作物反転装置。
  6. 【請求項6】工作機械(1)に取り付け可能、または工
    作機械(1)の近傍に設置可能な本体(77)と、 前記本体(77)に対して回動可能に設けられ、工作物
    を載置可能な載置側挟持部材(81)と、 前記本体(77)に対して回動可能に、かつ、前記載置
    側挟持部材(81)と対向して設けられ、前記載置側挟
    持部材(81)に載置された前記工作物を前記載置側挟
    持部材(81)と共働して挟持することが可能な対向側
    挟持部材(84)と、 前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材(81)およ
    び前記対向側挟持部材(84)を180度回動させて前
    記工作物を反転させる反転駆動手段(76)と、 前記対向側挟持部材(84)が前記載置側挟持部材(8
    1)より上方に位置した状態では前記対向側挟持部材
    (84)を前記工作物の授受が可能な待機位置に移動可
    能であるとともに、前記載置側挟持部材(81)が前記
    対向側挟持部材(84)より上方に位置した状態では前
    記載置側挟持部材(81)を前記待機位置に移動可能で
    ある待機移動手段(75,78)とを有する工作物反転
    装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載した工
    作物反転装置であって、 前記載置側挟持部材(81)および前記対向側挟持部材
    (84)の前記工作物を反転させるための回動運動は、
    水平方向の反転軸線を中心とする回動運動である工作物
    反転装置。
  8. 【請求項8】請求項2,3,6のいずれか1項に記載し
    た工作物反転装置であって、 前記載置側挟持部材(81)および前記対向側挟持部材
    (84)の前記工作物を反転させるための回動運動は、
    水平方向の反転軸線を中心とする回動運動であり、 前記載置側挟持部材(81)または前記対向側挟持部材
    (84)の前記待機位置への移動は、前記反転軸線と直
    交する水平方向の軸線を中心とする回動運動により行う
    ものである工作物反転装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載した工
    作物反転装置であって、 前記工作機械(1)は、主軸(5)が略垂直方向の軸線
    を有し、前記主軸(5)先端のチャック(6)により前
    記工作物の搬送を行うものである工作物反転装置。
  10. 【請求項10】工作物の搬送手段(6)を有する工作機
    械(1)に取り付け可能、または前記工作機械(1)の
    近傍に設置可能な本体(77)と、 前記本体(77)に対して回動可能に設けられ、工作物
    を載置可能な載置側挟持部材(81)と、 前記本体(77)に対して回動可能に、かつ、前記載置
    側挟持部材(81)と対向して設けられ、前記載置側挟
    持部材(81)に載置された前記工作物を前記載置側挟
    持部材(81)と共働して挟持することが可能な対向側
    挟持部材(84)とを有する工作物反転装置における工
    作物反転方法であって、 前記載置側挟持部材(81)を前記工作物を載置可能な
    位置である載置位置に移動させるとともに、前記対向側
    挟持部材(84)を前記搬送手段および前記工作物と干
    渉しない待機位置に移動させる手順と、 前記工作機械(1)による前記工作物の一方の端面側の
    加工である第1工程加工を終了した前記工作物を前記搬
    送手段(6)によって移動させ、前記載置位置にある前
    記載置側挟持部材(81)上に載置する手順と、 前記待機位置にある前記対向側挟持部材(84)を、前
    記工作物を挟持する挟持位置に移動させて、前記載置側
    挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(84)とによ
    り前記工作物を挟持する手順と、 前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材(81)およ
    び前記対向側挟持部材(84)を180度回転させて前
    記工作物を反転させる手順と、 前記載置側挟持部材(81)を前記待機位置に移動させ
    る手順と、 反転させた前記工作物を前記搬送手段(6)によって前
    記対向側挟持部材(84)から移動させる手順とを有す
    る工作物反転方法。
  11. 【請求項11】工作機械(1)に取り付け可能、または
    前記工作機械(1)の近傍に設置可能な本体(77)
    と、 前記本体(77)に対して回動可能に設けられ、工作物
    を載置可能な載置側挟持部材(81)と、 前記本体(77)に対して回動可能に、かつ、前記載置
    側挟持部材(81)と対向して設けられ、前記載置側挟
    持部材(81)に載置された前記工作物を前記載置側挟
    持部材(81)と共働して挟持することが可能な対向側
    挟持部材(84)と、 前記載置側挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(8
    4)の少なくともどちらか一方に設けられ、前記載置側
    挟持部材(81)と前記対向側挟持部材(84)の対向
    方向と直交する方向への前記工作物の移動を規制する規
    制部材(842)とを有する工作物反転装置における工
    作物反転方法であって、 前記工作物を前記載置側挟持部材(81)上に載置する
    手順と、 前記対向側挟持部材(84)を、前記工作物を挟持する
    挟持位置に移動させて前記工作物を挟持し、前記載置側
    挟持部材(81)および前記対向側挟持部材(84)に
    より前記工作物の軸線方向の移動を規制するとともに、
    前記規制部材(842)により前記載置側挟持部材(8
    1)と前記対向側挟持部材(84)の対向方向と直交す
    る方向への前記工作物の移動を規制する手順と、 前記工作物を挟持した前記載置側挟持部材(81)およ
    び前記対向側挟持部材(84)を180度回転させて前
    記工作物を反転させる手順とを有する工作物反転方法。
JP01263999A 1999-01-21 1999-01-21 工作物反転装置 Expired - Fee Related JP4364961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01263999A JP4364961B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 工作物反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01263999A JP4364961B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 工作物反転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000210833A true JP2000210833A (ja) 2000-08-02
JP4364961B2 JP4364961B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=11810952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01263999A Expired - Fee Related JP4364961B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 工作物反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4364961B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346806A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Hitachi Seiki Co Ltd 主軸移動型工作機械における工作物反転装置および加工方法
JP2012504054A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 ペックス・レント・ビー.ブイ. フライス盤によって対象物を機械加工するためのアセンブリと方法
CN107840145A (zh) * 2017-11-30 2018-03-27 苏州弘瀚自动化科技有限公司 一种自动翻转装置
CN108857322A (zh) * 2018-08-10 2018-11-23 上海大学 一种零部件的自动上料供给装置
CN109605111A (zh) * 2018-12-26 2019-04-12 浙江信正精密科技有限公司 一种双主轴机床用上下料抓取机构及其使用方法
CN111085694A (zh) * 2019-12-31 2020-05-01 津上精密机床(浙江)有限公司 一种应用于垫圈加工机的自进料装置
CN111975430A (zh) * 2020-08-11 2020-11-24 台州松普数控科技有限公司 一种用于数控机床的换向机构
CN112427661A (zh) * 2020-11-16 2021-03-02 东台市凯润精密机械股份有限公司 一种数控车床工件翻转机构
CN115056021A (zh) * 2022-08-18 2022-09-16 季华实验室 一种可移动的协同加工送料机器人及其操作方法
CN116652670A (zh) * 2023-04-21 2023-08-29 莱铂赛智能装备(江苏)有限公司 一种用于走心机机内搬运的机械手
CN119238144A (zh) * 2024-12-04 2025-01-03 北京卓翼智能科技有限公司 一种机械加工工艺用可翻转夹具

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346806A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Hitachi Seiki Co Ltd 主軸移動型工作機械における工作物反転装置および加工方法
JP2012504054A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 ペックス・レント・ビー.ブイ. フライス盤によって対象物を機械加工するためのアセンブリと方法
CN107840145A (zh) * 2017-11-30 2018-03-27 苏州弘瀚自动化科技有限公司 一种自动翻转装置
CN108857322B (zh) * 2018-08-10 2021-04-09 上海大学 一种零部件的自动上料供给装置
CN108857322A (zh) * 2018-08-10 2018-11-23 上海大学 一种零部件的自动上料供给装置
CN109605111A (zh) * 2018-12-26 2019-04-12 浙江信正精密科技有限公司 一种双主轴机床用上下料抓取机构及其使用方法
CN111085694A (zh) * 2019-12-31 2020-05-01 津上精密机床(浙江)有限公司 一种应用于垫圈加工机的自进料装置
CN111975430A (zh) * 2020-08-11 2020-11-24 台州松普数控科技有限公司 一种用于数控机床的换向机构
CN111975430B (zh) * 2020-08-11 2021-10-12 台州松普数控科技有限公司 一种用于数控机床的换向机构
CN112427661A (zh) * 2020-11-16 2021-03-02 东台市凯润精密机械股份有限公司 一种数控车床工件翻转机构
CN115056021A (zh) * 2022-08-18 2022-09-16 季华实验室 一种可移动的协同加工送料机器人及其操作方法
CN115056021B (zh) * 2022-08-18 2022-11-22 季华实验室 一种可移动的协同加工送料机器人及其操作方法
CN116652670A (zh) * 2023-04-21 2023-08-29 莱铂赛智能装备(江苏)有限公司 一种用于走心机机内搬运的机械手
CN119238144A (zh) * 2024-12-04 2025-01-03 北京卓翼智能科技有限公司 一种机械加工工艺用可翻转夹具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4364961B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8549964B2 (en) Machine tool for turning operations
US7506423B2 (en) Multi-axis turning center and turning method
US5815902A (en) Rotary transfer machine
JP2018001364A (ja) 工作機械ユニット
JP4364961B2 (ja) 工作物反転装置
JP4599623B2 (ja) タレット形刃物台
JP2948063B2 (ja) ワーク反転機構付ドリリングセンタ
JPH0539801U (ja) 心押ホルダを有する対向主軸旋盤
JP6735354B2 (ja) 工作機械および加工機械ライン
JP3072452U (ja) 歯車付き製作品の歯フランクを精密加工する機械
JPH0141470B2 (ja)
JP2526162B2 (ja) 複合加工工作機械
JP2652075B2 (ja) 三つのワークスピンドルを備えた旋盤
JPH0542401A (ja) Nc工作機械
JPH0688161B2 (ja) 背面加工装置を有する複合加工旋盤
JP3786296B2 (ja) 加工システムにおける被加工物の反転装置
JP3099197B2 (ja) 工作機械におけるワーク受け渡し装置
JPH1119802A (ja) 主軸移動型立形工作機械におけるワーク載置装置
JPH0432197Y2 (ja)
JP2002059302A (ja) 主軸移動型立形工作機械における工作物反転装置
JP2000343372A (ja) 主軸移動型工作機械およびそれを配置した加工システム
JPH0722905B2 (ja) 自動加工ライン
US20240278328A1 (en) Forward-facing two-spindle lathe
JPS6374502A (ja) 数値制御自動旋盤
JPH0871873A (ja) 複合加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20051214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150828

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees