JP3090529B2 - 回転工具ホルダ - Google Patents

回転工具ホルダ

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JP3090529B2
JP3090529B2 JP04078697A JP7869792A JP3090529B2 JP 3090529 B2 JP3090529 B2 JP 3090529B2 JP 04078697 A JP04078697 A JP 04078697A JP 7869792 A JP7869792 A JP 7869792A JP 3090529 B2 JP3090529 B2 JP 3090529B2
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政明 池田
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤のタレット刃物
台に装着される回転工具のホルダに関するもので、特に
ミーリングカッタでワークに面取り加工や軸直角方向の
溝加工を行う際に使用する工具ホルダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】旋盤でワークに面取り加工や軸直角方向
の溝加工を行う際には、図4に示すように、ミーリング
カッタ31を回転させながらワーク6の接線方向に移動
させなければならない。通常の旋盤の刃物台は、Z軸方
向(主軸方向)とX軸方向(ワークの半径方向)にのみ
移動可能であるから、刃物台のX軸方向移動によって回
転工具をワークの接線方向に移動させるには、特殊な工
具ホルダが必要である。
【0003】一方タレット旋盤の回転工具駆動方式とし
ては、全ステーション回転方式と、1ステーション回転
方式とがある。全ステーション回転方式は、タレットに
装着された回転工具ホルダの工具軸のすべてがタレット
の旋回中心軸まわりに回転する駆動傘歯車に噛合する構
造で、回転工具駆動時にタレットに装着されたすべての
回転工具が駆動される。この方式は、回転工具の駆動機
構が簡単になるが、動力のロスが大きく、タレットの周
囲に突出している工具がすべて回転するため危険であ
る、などの欠点がある。
【0004】一方1ステーション回転方式は、ワークの
方向に割り出されたステーションに装着された回転工具
のみが駆動される方式で、タレットの構造は若干複雑に
なるが、動力損失が少なくかつ安全であるという長所が
あり、近時は1ステーション回転方式のものが多くなっ
てきている。
【0005】このようなタレット旋盤において、ワーク
の接線方向加工を実現する工具ホルダとして、全ステー
ション回転方式のものには図2に示す構造が、1ステー
ション回転方式のものには図3に示す構造が用いられて
いる。図2の構造は、タレット1の放射方向に延びる中
間軸15の先端に工具軸16を鋭角で噛合させ、中間軸
15を斜め方向に割り出したときに、工具軸16がワー
ク6と直角に交叉する方向を向くようにしたものであ
る。
【0006】一方図3に示す構造は、ワーク6の方向に
割り出された第1中間軸25(1ステーション回転方式
のものでは、この方向の軸しか駆動されない)の先端に
直角方向に第2中間軸26を噛合し、さらに第2中間軸
26と平行な工具軸16を設けた構造である。
【0007】なお図3において、3はタレットの内部で
常にワークの半径方向を向くように軸支された中間駆動
軸であり、中間駆動軸3はワークに向かう方向に割り出
された軸とのみ係合し、当該軸のみを駆動する。27、
28は第1中間軸25と第2中間軸26とを繋ぐ傘歯車
対、29、30は第2中間軸26と工具軸16とを繋ぐ
歯車対、21は回転工具を把持するコレットチャックで
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3の構造は、第1中
間軸25と工具軸16との間に第2中間軸26が介在す
るため、コレットチャック21の位置がタレットの中心
から遠くなり、剛性が低下するとともに、タレット回転
時の旋回半径が大きくなり、機械全体の寸法に大きな影
響が生じる。一方、図2の構造は、中間軸が1本少なく
て済み、回転工具の位置をタレットの中心に近づけるこ
とができるが、全ステーション回転方式のものにしか採
用できないという問題がある。
【0009】この発明は、1ステーション回転方式のタ
レットにおいて、全ステーション回転方式のものと同様
に工具の剛性が高くかつ工具の旋回半径の小さな接線加
工用の回転工具ホルダを得ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の回転工具ホル
ダは、タレット1の隣接する2個の工具取付ステーショ
ンを使用して装着される。ワーク6の方向に割り出され
る第1ステーションには、基端にタレット1に内装され
た駆動軸3に係合するカップリング8と第1中間傘歯車
22とを設けた第1中間軸14を軸着した第1ホルダ1
1が装着される。そしてこれに隣接する第2ステーショ
ンには、基端に第1中間傘歯車22と噛合する第2中間
傘歯車23を装着した第2中間軸15と、この第2中間
軸の先端と鋭角で噛合連結された工具軸16とを備えた
第2ホルダ12が装着される。第1ホルダ11と第2ホ
ルダ12とはそれぞれ個別にタレット1の隣接する工具
取付ステーションに装着され、それらを装着したときに
その基端の中間傘歯車22、23相互が噛合するように
構成される。
【0011】
【作用】第1ホルダ11がワーク6を向く方向に割り出
されると、第1中間軸14の基端とタレット1に内蔵さ
れた中間駆動軸3とがカップリング7、8で連係され
る。そして中間駆動軸3が駆動されると、カップリング
7、8を介して第1中間軸14が駆動され、中間傘歯車
22、23を介してワーク6の斜め上方に延びる第2ス
テーションの第2中間軸15が駆動され、その先端の終
端傘歯車対19、20を介して工具軸が駆動される。
【0012】この発明の構造では、ワーク6に対して斜
めに位置する第2ステーションに装着される第2ホルダ
12の内部構造が従来の図2に示す全ステーション回転
方式用の工具ホルダの構造とほぼ等しくなり、従って回
転工具をタレット1の中心に近い位置に設けることがで
きる。そしてこの第2ホルダの第2中間軸15をワーク
6に向かう方向に割り出された第1ホルダの第1中間軸
14を介して駆動しているので、1ステーション回転方
式のタレットであってもワークに対して斜めの方向を向
いた第2中間軸15を駆動できる。
【0013】またこの発明の構造では、工具ホルダ1
1、12が二つのステーションを占有することとなる
が、従来の構造においても回転工具や工具ホルダが隣接
するステーションに突出するため、隣接するステーショ
ンには工具を装着することができなかったので、このこ
とがこの発明の欠点となることはない。
【0014】
【実施例】次に図1に示す実施例について説明する。タ
レット1の旋回軸を貫通する図示しない駆動軸の先端
に、図に点線で示す駆動傘歯車2が装着されている。中
間駆動軸3は、タレット1の内部に設けられた不旋回フ
レーム4にベアリング10で軸支され、従動傘歯車5で
駆動傘歯車2に噛合している。したがって中間駆動軸3
は、タレット1が旋回しても旋回せず、常にワーク6の
方向を向いている。中間駆動軸3の先端には、軸直角方
向の溝7が設けられており、中間駆動軸3はその溝7が
タレット1の接線方向を向く位相で常に停止する。タレ
ット1に装着された工具ホルダがワーク6を向く方向に
割り出されると、その工具ホルダに軸支された軸の基端
に設けた突条8が前記溝7に係合し、中間駆動軸3の回
転が加工位置に割り出された軸のみに伝達される。
【0015】この発明の工具ホルダは、隣接する二つの
ステーションに装着される第1ホルダ11と第2ホルダ
12とで構成される。第1ホルダ11は、ベアリング1
4でタレット1の半径方向の第1中間軸14を軸支して
おり、この第1中間軸の基端には、他の回転工具軸に設
けられるのと同様な突条8が設けられ、第1ホルダ11
が加工位置に割り出されたときに、この突条8が中間駆
動軸3の溝7に係合する。
【0016】第2ホルダ12には、タレットの半径方向
に向いた第2中間軸15と、この第2中間軸15の先端
と交叉しかつ第1中間軸14と直交する方向の工具軸1
6とがそれぞれベアリング17、18で軸支され、第2
中間軸15と工具軸16とは終端傘歯車19、20で回
転連結され、工具軸16の先端にコレットチャック21
が装着される。そして第1中間軸14と第2中間軸15
とは、その基端にそれぞれ装着した中間傘歯車22、2
3の噛合により回転連結される。第2中間軸15の基端
には、第1中間軸14に設けられたような突条8が設け
られておらず、従ってこの第2中間軸15がワーク6に
向く方向に割り出されても、中間駆動軸3とは連結され
ない。
【0017】
【発明の効果】以上のこの発明の構成によれば、ワーク
に対して斜め上方を向く第2中間軸をワークの方向を向
いた中間駆動軸で駆動することができることとなり、1
ステーション回転方式のタレットに、従来の全ステーシ
ョン回転方式で用いられたと同様な構造の接線方向加工
用の回転工具ホルダを装着して駆動することが可能とな
る。従って、工具を高い剛性でかつ工具の旋回半径を大
きくすることなく装着することができるという特長と、
1ステーション回転方式の特徴である低い動力損失と安
全性とが共に得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面図
【図2】第1従来例を示す模式図
【図3】第2従来例の断面図
【図4】接線方向加工の原理を示す斜視図
【符号の説明】
1 タレット 6 ワーク 11 第1ホルダ 12 第2ホルダ 14 第1中間軸 15 第2中間軸 16 工具軸 22 第1中間傘歯車 23 第2中間傘歯車

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの方向に向けて割り出された工具
    取付ステーションに装着された回転工具のみが駆動され
    る1ステーション回転方式のタレットに装着される回転
    工具ホルダであって、タレット(1)の隣接する2つの工
    具取付ステーションに個別に装着される第1ホルダ(11)
    と第2ホルダ(12)とからなり、第1ホルダ(11)には基端
    にタレット内の不旋回フレーム(4)に軸支されて常にワ
    ークの方向を向いている駆動軸(3)に係合するカップリ
    ング(8)と第1中間傘歯車(22)とを設けた第1中間軸(1
    4)が軸装されており、第2ホルダ(12)には基端に前記第
    1中間傘歯車(22)と噛合する第2中間傘歯車(23)を設け
    た第2中間軸(15)とこの第2中間軸の先端と鋭角で噛合
    連結された工具軸(16)とが軸装されており、第1ホルダ
    (11)と第2ホルダ(12)をタレットの隣接する工具取付ス
    テーションに装着したときに第1と第2の中間傘歯車(2
    2)、(23)相互が噛合する、回転工具ホルダ。
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