JPH0253162B2 - - Google Patents

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JPH0253162B2
JPH0253162B2 JP30034388A JP30034388A JPH0253162B2 JP H0253162 B2 JPH0253162 B2 JP H0253162B2 JP 30034388 A JP30034388 A JP 30034388A JP 30034388 A JP30034388 A JP 30034388A JP H0253162 B2 JPH0253162 B2 JP H0253162B2
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JP
Japan
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headstock
tool
workpiece
headstocks
axis
Prior art date
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Expired
Application number
JP30034388A
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English (en)
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JPH01289604A (ja
Inventor
Yukio Mitsuguchi
Shoji Momoi
Shuichi Hashimoto
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Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
Application filed by Yamazaki Mazak Corp filed Critical Yamazaki Mazak Corp
Priority to JP30034388A priority Critical patent/JPH01289604A/ja
Publication of JPH01289604A publication Critical patent/JPH01289604A/ja
Publication of JPH0253162B2 publication Critical patent/JPH0253162B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q39/00Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation
    • B23Q39/04Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being arranged to operate simultaneously at different stations, e.g. with an annular work-table moved in steps
    • B23Q39/048Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being arranged to operate simultaneously at different stations, e.g. with an annular work-table moved in steps the work holder of a work station transfers directly its workpiece to the work holder of a following work station

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、相対向する2個の主軸台を有する工
作機械における加工制御方法に関する。
(b) 従来の技術 通常、対向する2個の主軸台を有する旋盤を用
いて、ワークを加工するには、ワークを、一方の
スピンドルのチヤツクによつて保持し、その状態
で該ワークに対して第1工程を行なう。第1工程
が終了したところで、ワークを、他の未加工部分
から切り離し、更に該切り離された部分を、作業
者によつて他方の主軸台のチヤツクに付け替え、
その状態で該ワークに対して第2工程の加工を行
なつて、所定形状のパーツを多数製造している。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、これでは、第1工程が完了したワーク
の第1工程済み部分を、作業者によつて他方の主
軸台のチヤツクに付け替えなければ、第2工程を
行なうことが出来ず、ワークを、人手を介するこ
となく加工することが出来ない欠点を有する。
また、こうした加工に際して、対向する主軸台
を有する工作機械を用いると、各主軸台に対応し
て設けられた刃物台がワーク段取り等の段取り作
業の障害となり、作業効率が悪化する不都合があ
るばかりか、一方の主軸台についての段取り時
に、他方の主軸台側の運転を停止せざるを得ず、
機動的運転が出来ない欠点があつた。更に、各刃
物台の主軸台に対する主軸軸心方向の相対的移動
範囲を確保しようとすると、機械全体の主軸軸心
方向の大きさが大きくなる不都合がある。
上記事情に鑑み、本発明は、ワークに対して、
人手を介することなく第1工程及び第2工程を行
なつて、所定形状のパーツを連続的に製造するこ
とが出来る、工作機械における加工制御方法を提
供することを第1の目的とする。
また、本発明は、ワーク段取り時等の主軸台へ
の接近性が良好で、一方の主軸台についての段取
り時等に、他方の主軸台側の運転を停止する必要
がなく、しかも主軸軸心方向の寸法を小型化し得
る工作機械における加工制御方法を提供すること
を第2の目的とする。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明の内、第1の方法の発明は、互い
に対向する形で、主軸軸心方向に相対的に移動駆
動自在に設けられた第1の主軸台及び第2の主軸
台を有し、該第1の主軸台にワークを保持して第
1工程の加工を行ない、第1工程完了後、第1工
程済み部分を含むパーツを、ワークから突つ切
り、更に、突つ切つたパーツを、前記第2の主軸
台に移し変えて、該パーツに対して第2工程の加
工を行なうことが出来る工作機械において、前記
第1の主軸台に対応して第1の刃物台を少なくと
も前記主軸軸心と直交する方向に相対的に移動駆
動自在に設けておき、前記第2の主軸台に対応し
て第2の刃物台を少なくとも前記主軸軸心と直交
する方向に相対的に移動駆動自在に設けておき、
前記第1及び第2の刃物台を前記第1及び第2の
主軸台を結ぶ軸に対して同一側に配置しておき、
それ等第1及び第2の刃物台に工具保持手段13
a,15aを前記主軸軸心と平行な軸を中心に割
り出し回転駆動自在に、かつ互いに背面的に配置
した形でそれぞれ設けておき、前記第1及び第2
の刃物台の工具保持手段に工具16をそれぞれの
主軸台に対応した形で、かつそれぞれの主軸台側
に対向し得る形で設けておき、 前記ワークを突つ切る前に、第1及び/又は第
2の主軸台を前記主軸心方向に所定距離だけ移動
させて、該ワーク20を、前記第1及び第2の主
軸台により保持する動作、この状態で、該第1及
び第2の主軸台を同期的に回転させることによ
り、ワークを突つ切つて、パーツ20aを、第1
の主軸台から第2の主軸台に保持させる動作、第
1及び/又は第2の主軸台を前記主軸軸心方向に
移動させて、第2の主軸台をパーツと共に第1の
主軸台より所定距離だけ離れた位置に移動させる
動作、この状態で、第1の主軸台に保持されたワ
ークに対して、第1工程の加工を行なうと共に、
第2の主軸台に保持されたパーツに対して、第2
工程の加工を行なう動作、前記ワークが第1の主
軸台にのみ保持された状態で前記ワークを、第1
の主軸台から所定長さだけ送り出す動作からなる
加工を行なうようにして構成される。
また、本発明の内、第2の方法の発明は、互い
に対向する形で、主軸軸心方向に相対的に移動駆
動自在に設けられた第1の主軸台及び第2の主軸
台を有し、該第1の主軸台に、ワークを保持して
第1工程の加工を行ない、第1工程完了後、第1
工程済み部分を含むパーツを、ワークから突つ切
り、更に、突つ切つたパーツを、前記第2の主軸
台に移し変えて、該パーツに対して第2工程の加
工を行なうことが出来る工作機械において、前記
第1の主軸台に対応して第1の刃物台を少なくと
も前記主軸軸心と直交する方向に相対的に移動駆
動自在に設けておき、前記第2の主軸台に対応し
て第2の刃物台を少なくとも前記主軸軸心と直交
する方向に相対的に移動駆動自在に設けておき前
記第1及び第2の刃物台を前記第1及び第2の主
軸台を結ぶ軸に対して同一側に配置しておき、そ
れ等第1及び第2の刃物台に工具保持手段を前記
主軸軸心と平行な軸を中心に割り出し回転駆動自
在に、かつ互いに背面的に配置した形でそれぞれ
設けておき、前記第1及び第2の刃物台の工具保
持手段に工具をそれぞれの主軸台に対応した形
で、かつそれぞれの主軸台側に対向し得る形で設
けておき、 前記ワーク20を突つ切る前に、前記第1及
び/又は第2の主軸台を前記主軸心方向に所定距
離だけ移動させて、該ワークを、前記第1及び第
2の主軸台により保持する動作、この状態で、前
記第1の主軸台とワークの保持関係を解除する動
作、この状態で前記第1及び/又は第2の主軸台
を、前記主軸軸心方向に所定距離だけ移動させ
て、前記ワークを、第1の主軸台から所定長さだ
け引き出し、その状態で前記第1及び第2の主軸
台によつて、該ワークを保持する動作、第1及び
第2の主軸台を、同期的に回転させることによ
り、ワークを突つ切つてパーツ20aを第1の主
軸台から第2の主軸台に保持する動作、前記第1
及び/又は第2の主軸台を前記主軸軸心方向に移
動させて、第2の主軸台をパーツと共に第1の主
軸台より所定距離だけ離れた位置まで移動させる
動作、第1の主軸台に保持されたワークに対し
て、第1工程の加工を行なうと共に、第2の主軸
台に保持されたパーツに対して、第2工程の加工
を行なう動作からなる加工を行なうようにして構
成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e).作用」の欄についても同様であ
る。
(e) 作用 本発明の内、第1の方法の発明は、第1工程完
了後、ワーク20を、第1及び第2の主軸台3,
5によつて保持し、その状態で第1及び第2の主
軸台3,5を同期的に回転して、ワーク20を突
つ切り、第1工程済み部分を含むパーツ20aを
切り離して、該パーツ20aを第2の主軸台5に
よつて保持する。
また、本発明の内、第2の方法の発明は、第1
工程完了後、第2の主軸台5によつて、ワーク2
0を、第1の主軸台3から所定長さだけ引き出
し、その状態でワーク20を、第1及び第2の主
軸台3,5によつて保持し、更に該第1及び第2
の主軸台3,5を同期的に回転して、ワーク20
を突つ切つてパーツ20aを切り離して、該パー
ツ20aを第2の主軸台5によつて保持するよう
に作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明による工作機械における加工制
御方法の一実施例が適用される工作機械の要部を
示す図、 第2図は本発明の一実施例が適用される工作機
械の平面図、 第3図は本発明の一実施例が適用される別の工
作機械の要部を示す図、 第4図乃至第11図は、本発明による工作機械
における加工制御方法を用いてバーワーク加工す
る様子を示す図、 第12図乃至第18図は、第1図に示す工作機
械を用いて細長いシヤフトワークを加工する様子
を示す図、 第19図及び第20図は、第1図に示す工作機
械を用いたバーフイーダ加工の様子を示す図であ
る。
工作機械1は、第1図に示すように、上部に案
内面2aが設けられた機体2を有しており、案内
面2a上には2個の主軸台3,5が相対向し、か
つ該主軸台3,5の各主軸(図示せず)の軸心方
向である矢印A,B方向(即ち、Z軸方向)に独
立して移動自在な形で設けられている。主軸台
3,5には、それぞれ図示しない主軸に装着され
たチヤツク3b,5bが、矢印C,D方向に回転
自在に設けられており、チヤツク3b,5b間に
は、長尺のワーク17が、その図中左右両端部を
チヤツク3b,5bによつて保持される形で矢印
C,D方向に回転自在に装着されている。更に、
主軸台3,5の第1図下端部には、それぞれナツ
ト3c,5cが、案内面2aを介して機体2内に
突出し、かつ機体2内を主軸台3,5と共に矢印
A,B方向(Z軸方向)に移動自在な形で設けら
れており、ナツト3c,5cには、それぞれ図示
しない雌ネジがZ軸方向に貫通する形で螺設され
ている。
また、機体2には、第1図に示すように、主軸
台駆動装置6が設けられており、主軸台駆動装置
6は、駆動モータ7,9、駆動ネジ10,11及
びクラツチ12等から構成されている。即ち、駆
動モータ7,9は、機体2の第1図左右両端部に
設けられており、駆動モータ7,9には、それぞ
れピツチが同一な駆動ネジ10,11が、矢印
E,F方向に回転自在に接続されている。駆動ネ
ジ10,11には、それぞれ前述したナツト3
c,5cが螺合しており、駆動モータ7,9を駆
動して、駆動ネジ10,11を矢印E又はF方向
に回転することにより、主軸台3,5は、それぞ
れナツト3c,5cを介して、矢印A又はB方向
(Z軸方向)に移動駆動される。
また、駆動ネジ10,11の先端部には、第1
図に示すように、それぞれギア10a,11aが
固着されており、更に駆動ネジ10,11間に
は、クラツチ12が、これ等駆動ネジ10,11
と接続し得る形で設けられている。クラツチ12
は、矢印E,F方向に回転自在、かつ矢印A,B
方向(Z軸方向)に移動自在な形で設けられたシ
ヤフト12aを有しており、シヤフト12aの第
1図左右両端部には、それぞれギア12b,12
cが固着されている。
また、機体2の主軸台3,5の軸心を結ぶ線分
の、第2図上方には、2個のタレツト型の刃物台
13,15が、Z軸方向である矢印A,B方向と
は直角な矢印G,H方向(即ち、X軸方向)に、
それぞれ移動駆動自在に、かつ各主軸台3,5に
対応した形で設けられており、刃物台13,15
には、それぞれタレツトヘツド13a,15a
が、Z軸と平行な旋回中心軸を中心にして矢印
I,J方向に旋回駆動自在に支持されている。タ
レツトヘツド13a,15aは、全体が多角形の
筒状に形成されており、その側面にはバイト等の
旋削工具及びドリル、フライスカツタ等の回転工
具等からなる複数の工具16が各主軸台3,5に
対応した形で設けられている。なお、各工具は、
対応する主軸台側に対応し得る形で設けられてお
り、従つて、各タレツトヘツド13a,15aに
装着された工具同士がタレツトヘツド13a,1
5aの旋回動作により干渉するようなことは無
い。また、各タレツトヘツド13a,15aはそ
の側面が互いに向き合つており、従つて各タレツ
トヘツド13a,15aは刃物台13,15に対
して背面的に配置されている。
工作機械1は、以上のような構成を有するの
で、第1図に示すように、長尺のワーク17を加
工するには、該ワーク17の図中左右両端部を、
それぞれチヤツク3b,5bによつて保持する。
この際、刃物台13,15は主軸台3,5の第2
図上方側、即ち機体2の後方側に共に配置されて
いるので、ワーク17のチヤツク3b,5bへの
装着作業が刃物台13,15に対する工具16の
段取り作業は、図中下方の刃物台が配置されてい
ない側から刃物台13,15に邪魔されることな
く円滑に行なうことが出来、チヤツク3bに対す
る接近性が良好である。こうして、ワーク17
が、チヤツク3b,5b間に支持されたところ
で、第2図に示す刃物台13,15のタレツトヘ
ツド13a,15aを、矢印I又はJ方向に適宜
回転させて、加工に使用すべき工具16をワーク
17と対向する位置に割り出し位置決めする。次
に、その状態でチヤツク3b,5bを、ワーク1
7と共に同期的に矢印C又はD方向に回転駆動
し、更に第1図に示すクラツチ12を、図中実線
で示す位置から、図中左方に所定距離だけ移動さ
せる。すると、クラツチ12を構成するギア12
b,12cが、それぞれ駆動ネジ10,11の各
先端部に固着されたギア10a,11aと噛合し
て、駆動ネジ10,11は、ギア10a,11a
及びクラツチ12を介して接続される。
次に、その状態で、第1図に示す駆動モータ
7,9の内、いずれか一方の駆動モータ、例え
ば、駆動モータ9を停止した状態で、もう一方の
駆動モータ7を駆動する。すると、駆動ネジ10
は、駆動モータ7によつて、ギア10aと共に矢
印E又はF方向に回転する。ギア10aが、矢印
E又はF方向に回転すると、クラツチ12は、ギ
ア10aと噛合したギア12bを介して矢印F又
はE方向に回転する。すると、駆動ネジ11は、
クラツチ12のギア12cと噛合したギア11a
を介して第1図矢印E又はF方向に回転する。な
お、この際ギア10aとギア11aの歯数及びギ
ア12bとギア12cの歯数とは、それぞれ同一
であるので、駆動ネジ10,11は、回転方向及
び回転角速度が同一となる形で回転する。このた
め、主軸台3,5は、それぞれ駆動ネジ10,1
1と螺合するナツト3c,5cを介して、同期的
に矢印A又はB方向(Z軸方向)に適宜移動する
ことになる。
こうして、第1図に示す主軸台3,5を、同期
的に矢印A,B方向(Z軸方向)に移動させると
共に、第2図に示す刃物台13,15を、工具1
6と共に矢印G,H方向(X軸方向)に適宜移動
駆動させることにより、ワーク17に対して所定
の加工を行なう。
なお、上述した実施例においては、相対向する
2台の主軸台3,5を、第1図に示す主軸台駆動
装置6を用いて、同期的に矢印A,B方向(即
ち、Z軸方向)に移動させた場合について述べた
が、主軸台駆動装置6は、これに限らず、主軸台
3,5を同期的にZ軸方向に移動させることが出
来れば、どのように構成してもよい。以下、第3
図に示す主軸台駆動装置6を用いて、主軸台3,
5を同期的にZ軸方向に移動駆動する場合につい
て述べる。なお、第1図乃至第2図において説明
した部分と同一の部分は、同一の符号を付して、
その部分の説明を省略する。
即ち、第3図に示す工作機械1の主軸台駆動装
置6を構成する駆動ネジ10,11の各先端部に
は、ロータリエンコーダ21,25が装着されて
おり、ロータリエンコーダ21,25は、それぞ
れ図示しない磁気的、光学的なマークが多数設け
られた円板21a,25aを有している。円板2
1a,25aの第3図下方には、それぞれマーク
を読み取るためのセンサ21b,25bが設けら
れており、ロータリエンコーダ21には、回転角
速度量検出部22が接続している。回転角速度量
検出部22には、駆動モータ制御部23が接続さ
れており、駆動モータ制御部23は、駆動モータ
9に接続している。また、駆動ネジ11の先端部
に装着されたロータリエンコーダ25には、回転
角速度量検出部26が接続しており、回転角速度
量検出部26は、駆動モータ制御部23に接続し
ている。
第3図に示す工作機械1を用いて、長尺のワー
ク17を加工するには、該ワーク17の図中左右
両端部を、それぞれ主軸台3,5に装着されたチ
ヤツク3b,5bによつて保持すると共に、第2
図に示す刃物台13,15のタレツトヘツド13
a,15aを、矢印I又はJ方向に適宜回転させ
て、加工に使用する工具16,16をワーク17
と対向する位置に割り出し位置決めする。その状
態で、チヤツク3b,5bを、ワーク17と共に
同期的に矢印C又はD方向に回転させ、更に第3
図に示す駆動モータ7を駆動して、駆動ネジ10
を、矢印E又はF方向に適宜回転させる。する
と、主軸台3は、チヤツク3bと共に、ナツト3
cを介して矢印A又はB方向(即ち、Z軸方向)
に移動すると共に、ロータリエンコーダ21を構
成する円板21aも、駆動ネジ10と共に矢印E
又はF方向に回転する。すると、該円板21a上
のマークをセンサ21bが読み取り、これを回転
角速度量検出部22に送る。
回転角速度量検出部22は、これを受けて駆動
ネジ10の第3図矢印E又はF方向の回転角速度
量を検出し、該回転角速度量に対応した制御信号
を、駆動モータ制御部23に向けて出力する。す
ると、駆動モータ制御部23は、これを受けて駆
動モータ9を駆動して、駆動ネジ11を、駆動ネ
ジ10と同一方向に、かつ回転角速度量を同一と
する形で、矢印E又はF方向に回転させる。この
ため主軸台5は、チヤツク5bと共に、ナツト5
cを介して、主軸台3と同期的に矢印A又はB方
向(Z軸方向)に移動する。
なお、この際、第3図に示すロータリエンコー
ダ25の円板25aも、駆動ネジ11と共に矢印
E又はF方向に回転する。すると、該円板25a
上のマークをセンサ25bが読み取り、これを回
転角速度量検出部26に送る。回転角速度量検出
部26は、これを受けて駆動ネジ11の矢印E,
F方向の回転角速度量を検出し、該回転角速度量
を駆動モータ制御部23に向けて出力する。する
と、駆動モータ制御部23は、該回転角速度量と
回転角速度量検出部22から出力された駆動モー
タ7の回転角速度量とを比較し、その偏差が零と
なるように修正した駆動信号を駆動モータ9に出
力する。駆動モータ9は、これを受けて、駆動ネ
ジ11を矢印E又はF方向に回転させる。このた
め、駆動ネジ10,11の回転角速度量は、同一
に保たれ、チヤツク3b,5b間にワーク17を
支持した状態での、主軸台3,5の矢印A,B方
向(Z軸方向)の同期的移動は円滑に行なわれ
る。
こうして、第3図に示す主軸台3,5を、ワー
ク17と共に、矢印A,B方向(Z軸方向)に同
期的に移動させ、更に刃物台13,15を工具1
6,16と共に、矢印G,H方向(X軸方向)に
適宜移動させることにより、各工具16によつて
ワーク17を所定形状に加工する。
次に、本発明による工作機械における加工制御
方法を用いて、バーワーク加工する場合について
述べる。即ち、第4図に示すバーワーク20を加
工するには、該バーワーク20を、図示しないバ
ーフイーダ装置によつて、主軸台3に装着された
チヤツク3bを介して矢印B方向に押し出し、第
1工程の加工すべきバーワーク20の図中先端部
分が、チヤツク3bから矢印B方向に突出した状
態で該チヤツク3bを締めて主軸台3に保持す
る。次に、刃物台13のタレツトヘツド13a
を、第4図矢印I又はJ方向に適宜回転させて、
外径旋削用の工具16をバーワーク20と対向す
る位置に位置決めする。次に、その状態でチヤツ
ク3bを、バーワーク20と共に矢印C方向に回
転させる。バーワーク20が、矢印C方向に回転
したところで、第1図に示す駆動モータ7を駆動
して、駆動ネジ10を矢印E又はF方向に適宜回
転し、主軸台3を、ナツト3cを介して矢印A又
はB方向(Z軸方向)に適宜移動させる。これと
同時に、第4図に示す刃物台13を、工具16と
共に矢印G,H方向(X軸方向)に適宜移動駆動
することにより、工具16によつてバーワーク2
0の外径部を所定形状に旋削加工する。
バーワーク20の外径部が、第4図に示すよう
に旋削加工されたところで、刃物台13を、矢印
G方向に適宜移動してバーワーク20から退避さ
せ、その状態で、刃物台13のタレツトヘツド1
3aを、矢印I又はJ方向に適宜回転して、今度
はドリルや中ぐりバイト等の内径旋削用の工具1
6を、バーワーク20と対向する位置に位置決め
する。次に、その状態で刃物台13を、工具16
と共に第5図矢印H方向に所定距離だけ送り込ん
で、バーワーク20の図中右端面と対向させ、そ
の状態で主軸台3を、チヤツク3bにバーワーク
20を保持した状態で、矢印A,B方向(Z軸方
向)に適宜移動駆動して、工具16によつて、バ
ーワーク20の内径部を加工する。なお、この
際、刃物台13のタレツトヘツド13aは、対応
する主軸台3に対してZ軸方向に最も離れた位置
関係となるように、刃物台13の、第2図図中右
側面に装着されているので、第5図に示すよう
な、Z軸方向に突出した内径旋削用の工具16を
用いても、刃物台13との間に十分なZ軸方向の
加工ストロークを確保することが出来、加工は円
滑に行なうことが出来る。
バーワーク20の内径部が、第5図に示すよう
に加工されたところで、主軸台3を矢印A方向に
適宜移動させて、加工に使用した工具を内径部の
外に出し、その状態で、刃物台13を矢印G方向
に移動させてバーワーク20から退避させる。刃
物台13が退避したところが、タレツトヘツド1
3aを矢印I,J方向に適宜回転させてエンドミ
ル等の工具16を、バーワーク20と対向する位
置に位置決めする。次にチヤツク3bの矢印C方
向の回転を停止すると共に、工具16を回転駆動
し、その状態で刃物台13を、第6図矢印H方向
に所定量だけ送り込むと共に、主軸台3を矢印
A,B方向(Z軸方向)に適宜移動駆動して、バ
ーワーク20に対してミーリング加工を行なう。
なお、主軸台3のチヤツク3bを、C軸制御する
ことにより矢印C,D方向に適宜回転させ、その
状態でミーリング加工を行なうことも可能であ
る。なお、ミーリング加工後は、刃物台13をバ
ーワーク20から矢印G方向に退避させ、その状
態で突つ切り用の工具16をバーワーク20と対
向する位置に位置決めしておく。
こうして、バーワーク20の先端部に対して第
1工程の加工が行なわれたところで、第6図に示
すチヤツク3bを緩めて、バーワーク20の保持
を解除し、その状態でバーフイーダ装置(図示せ
ず)を作動させて、バーワーク20を、チヤツク
3bを介して矢印B方向に所定長さだけ押し出
す。バーワーク20が、チヤツク3bから所定長
さだけ押し出されたところで、チヤツク3bを締
めてバーワーク20を保持する。次に、その状態
で主軸台5のチヤツク5bを緩め、更に該刃物台
5を、バーワーク20に向けて第6図矢印A方向
に移動させて、バーワーク20の図中先端部を、
該チヤツク5b内に嵌入させる。その状態で、チ
ヤツク5bを締めてバーワーク20を、主軸台
3,5により保持する。
次に、主軸台3,5をバーワーク20と共に矢
印A,B方向(Z軸方向)に適宜移動させて、該
バーワーク20の切断すべき部位と刃物台13に
装着された突つ切り用の工具16を対向させる。
その状態で、主軸台3,5の各チヤツク3b,5
bを、バーワーク20と共に、同期的に矢印C方
向に回転させると共に、刃物台13を矢印H方向
に所定量だけ送り込んで、突つ切り用の工具16
によつて、バーワーク20の第1工程済み部分及
び第2工程が行なわれる予定の未加工部分を含ん
だ部分(以下、パーツ20aと称する。)を、バ
ーワーク20の他の未加工部分より切り離す。
こうして、パーツ20aが、第7図に示すよう
に切り離されたところで、刃物台13をバーワー
ク20より矢印G方向に退避させると共に、主軸
台5を、チヤツク5bにパーツ20aを保持させ
た状態で、矢印B方向即ち、主軸台3から遠ざか
る方向に所定距離だけ移動させる。次に、チヤツ
ク3bの矢印C方向の回転を停止し、その状態で
チヤツク3bを緩める。次に、バーフイーダ装置
を作動させることにより、バーワーク20を、チ
ヤツク3bから矢印B方向に押し出し、バーワー
ク20の未加工部分を、チヤツク3bから矢印B
方向所定長さだけ突出させ、その状態で、チヤツ
ク3bを締めてバーワーク20を保持する。
この際、各刃物台13,15のタレツトヘツド
13a,15aが、互いに背面的に配置されてお
り、しかもその工具は互いに対応する主軸台3,
5に対向し得る形で配置されているので、刃物台
13と主軸台3、刃物台15と主軸台5は互いに
独立した動作が可能となる。これにより、主軸台
5と刃物台15側がどのような状態であつても、
即ち、先程、チヤツク3b側から受け渡された第
1工程が完了して切断されたパーツ20aの加工
を行なつていても、主軸台3側では、チヤツク3
bに対するバーワーク20の送り動作を(もし必
要ならば、刃物台13のタレツトヘツド13aに
対する工具16の交換作業等の段取り作業まで
も)、主軸台5及び刃物台15の状態とは何ら無
関係に行なうことが出来、主軸台5側の運転を停
止する必要はない。
次に、この状態でバーワーク20の未加工部分
に対しては、第1工程の加工を行ない、これと並
行してパーツ20aに対しては第2工程の加工を
行なう。即ち、第8図に示すチヤツク3bを、バ
ーワーク20と共に矢印C方向に回転すると共
に、刃物台13に装着した外径旋削用の工具16
を、バーワーク20と対向する位置に位置決めす
る。その状態で、刃物台13を外径旋削用の工具
16と共に矢印G,H方向(X軸方向)に適宜移
動させると共に、主軸台3を、矢印A,B方向
(Z軸方向)に移動させて、第4図に示した加工
と同様な加工を行なう。該加工と並行して、刃物
台5のタレツトヘツド15aを、矢印I又はJ方
向に適宜回転させて、外径旋削用の工具16を、
パーツ20aと対向させ、更に、チヤツク5bを
パーツ20aと共に矢印C方向に回転させる。次
に、その状態で主軸台5を、矢印A,B方向(Z
軸方向)に適宜移動すると共に、刃物台15を外
径旋削用の工具16と共に矢印G,H方向、即ち
X軸方向に適宜移動してパーツ20aの外径部
を、所定形状に旋削加工する。
この際、各刃物台13,15のタレツトヘツド
13a,15aは、互いに背面的に配置されてお
り、しかもその工具は互いに対応する主軸台3,
5に対向し得る形で配置されているので、両刃物
台13,15を共に使用して主軸台3,5により
同時加工を行なつても、タレツトヘツド13a,
15a上の工具16同士が互いに干渉してしまう
ことが無く、両主軸台3,5及び刃物台13,1
5による同時加工は円滑に行なわれる。
バーワーク20及びパーツ20aの各外径部
が、第8図に示すように、並行する形で旋削加工
されたところで、刃物台13,15を、それぞれ
バーワーク20及びパーツ20aから退避させ、
その状態で刃物台13,15に装着された内径旋
削用の工具16,16を、それぞれバーワーク2
0及びパーツ20aと対向する位置に位置決めす
る。次に、刃物台13,15を、内径旋削用の工
具16と共に第9図矢印H方向に所定距離だけ送
り込んで、工具16,16を、それぞれバーワー
ク20の図中右端面、パーツ20aの図中左端面
と対向させ、その状態で更に主軸台3を矢印A,
B方向(Z軸方向)に移動させて、第5図に示し
た加工と同様の加工をバーワーク20に対して行
なう。
また、該加工と並行して、刃物台5に装着され
た内径旋削用の工具16をパーツ20aと対向さ
せ、その状態で刃物台5を、矢印G,H方向(X
軸方向)に移動すると共に、主軸台5を矢印A,
B方向(Z軸方向)に移動して加工を行なう。こ
の際、既に述べたように、各刃物台13,15の
タレツトヘツド13a,15aは、第2図に示す
ように、互いに対向した形で設けられているの
で、対応する主軸台3,5と各タレツトヘツド1
3a,15aとのZ軸方向の距離を同一機体寸法
で最大限に取ることが出来る。従つて、第9図に
示すように、Z軸方向に突出した内径旋削用の工
具16,16を用いても、各主軸台3,5との間
に十分なZ軸方向の加工ストロークを確保するこ
とが出来るので、両刃物台13,15による内径
加工は円滑に行なうことが可能となる。
バーワーク20及びパーツ20aの各内径部
が、第9図に示すように所定形状に加工されたと
ころで、主軸台3を矢印A方向に、主軸台5を矢
印B方向に適宜移動させて、各工具16を各内径
部から外に出す。その状態で、刃物台13,15
を矢印G方向に移動してバーワーク20等から退
避させ、更に、チヤツク3b,5bの矢印C方向
の回転を停止する。
次に、この状態で第10図に示す刃物台13
を、ミーリング加工用の工具16と共に矢印H方
向に所定量だけ送り込み、更に主軸台3を、バー
ワーク20と共に矢印A,B方向(Z軸方向)に
適宜移動させて、バーワーク20を工具16によ
つてミーリング加工する。なお、この際、チヤツ
ク3bを、C軸制御することにより矢印C,D方
向に適宜回転させて、ミーリング加工を行なうこ
とも可能である。また、該ミーリング加工と並行
して、他方の刃物台15を、ドリル等の工具16
と共に、矢印H方向に所定量だけ送り込んで、該
工具16を第10図に示すように、パーツ20a
の加工部位に対向させ、その状態で、主軸台5
を、パーツ20aと共に矢印A,B方向(Z軸方
向)に適宜移動して、工具16によつてパーツ2
0aをドリル加工等して第2工程を行なう。パー
ツ20aに対して第2工程の加工が完了したとこ
ろで、チヤツク5bを緩めて、加工済みのパーツ
20aをチヤツク5bから取り外し、該パーツ2
0aを第11図下方のパーツキヤツチヤー19に
放出する。こうして、第1工程及び第2工程を並
行して行なうことにより、バーワーク20を連続
的に加工し、多数の加工済みのパーツを生産して
ゆく。
なお、上述した実施例においては、バーフイー
ダ装置(図示せず)により、バーワーク20を、
第7図及び第8図に示すように突つ切る前後の2
回に分けてチヤツク3bを介して主軸台3から矢
印B方向に、それぞれ所定長さだけ送り出した場
合について述べた。しかし、バーワーク20を送
り出す時期は、これに限らず、突つ切り前、又は
突つ切り後に該送り出し作業を1回で済ませるこ
とも可能である。
また、上述した実施例においては、バーワーク
20に対して第1工程が完了した後、バーフイー
ダ装置等によりバーワーク20の第1工程がなさ
れた部分を、矢印B方向に送り出してチヤツク5
bによつて保持し、その状態でバーワーク20を
突つ切つた場合について述べた。しかし、突つ切
る前に、バーフイーダ装置を用いることなく主軸
台5によつてバーワーク20を、矢印B方向に所
定長さだけ引き出し、その状態で突つ切つてバー
ワーク加工することも出来る。即ち、第6図に示
すように、バーワーク20に対する第1工程が完
了した後、チヤツク3bの矢印C方向の回転を停
止する。次に、主軸台5のチヤツク5bを緩め、
その状態で該刃物台5を、バーワーク20に向け
て矢印A方向に所定距離だけ移動させて、該バー
ワーク20の先端部を、チヤツク5b内に嵌入さ
せる。該先端部がチヤツク5b内に嵌入したとこ
ろで、チヤツク5bを締めてバーワーク20を保
持すると共に、チヤツク3bを緩めて、該チヤツ
ク3bとバーワーク20との保持関係を解除す
る。その状態で、主軸台5を、チヤツク5bと共
に矢印B方向、即ち、主軸台3から遠ざかる方向
に所定距離だけ移動させる。すると、バーワーク
20は、主軸台5によつて引つ張られる形で、主
軸台3に装着されたチヤツク3bから矢印B方向
に所定長さだけ引き出される。こうして、バーワ
ーク20の未加工部分が、チヤツク3bから所定
長さだけ引き出されたところで、チヤツク3bを
締めてバーワーク20を保持する。
こうして、主軸台3,5に装着されたチヤツク
3b,5bによつてバーワーク20が保持された
ところで、主軸台3,5を、バーワーク20と共
に矢印A,B方向(Z軸方向)に適宜移動させ
て、該バーワーク20の切断すべき部位と、刃物
台13に装着された突つ切り用の工具16を対向
させる。その状態で、これ等チヤツク3b,5b
を同期的に矢印C方向に回転させると共に、刃物
台13を矢印H方向に所定距離だけ送り込んで、
突つ切り用の工具16によつて、バーワーク20
を切断し、パーツ20aを、バーワーク20の他
の未加工部分より切り離す。
次に、工作機械1によつて、第12図に示す細
長いシヤフトワーク29を加工するには、該シヤ
フトワーク29を、主軸台3に装着されたチヤツ
ク3bから矢印B方向に所定長さだけ突出するよ
うに該チヤツク3bに保持する。シヤフトワーク
29が、第12図に示すようにチヤツク3bによ
つて保持されたところで、該チヤツク3bを、矢
印C又はD方向に回転させると共に、刃物台13
のタレツトヘツド13aを、第12図矢印I又は
J方向に適宜回転させて、旋削用の工具16を、
シヤフトワーク29と対応する位置に位置決めす
る。次に、その状態で主軸台3を、チヤツク3b
と共に矢印A,B方向(Z軸方向)に移動駆動さ
せ、更に、刃物台13を、矢印G,H方向(X軸
方向)に適宜移動駆動して、工具16によつて、
チヤツク3bより矢印B方向に突出したシヤフト
ワーク29の部分を旋削加工する。
シヤフトワーク29の該部分が、旋削加工され
たところで、刃物台13を矢印G方向に適宜移動
してシヤフトワーク29から退避させる。次に、
第12図に示す主軸台5に装着されたチヤツク5
bのワーク保持部5dを緩め、その状態で該主軸
台5を、チヤツク5bと共に、主軸台3に向けて
矢印A方向に所定距離だけ移動させ、シヤフトワ
ーク29の加工済み部分を、ワーク保持部5d内
に嵌入させる。該加工済み部分が、ワーク保持部
5d内に嵌入されたところで、該ワーク保持部5
dを締めて、該加工済みの部分を保持すると共
に、チヤツク3bのワーク保持部3bを緩めて、
チヤツク3bとシヤフトワーク29との保持関係
を解除する。
その状態で、主軸台5を、チヤツク5bと共に
矢印B方向、即ち、主軸台3から遠ざかる方向に
所定距離だけ移動させる。すると、シヤフトワー
ク29は、第13図に示すように、主軸台5によ
つて引つ張られる形で、主軸台3に装着されたチ
ヤツク3bから矢印B方向に所定長さだけ引き出
される。こうして、シヤフトワーク29の未加工
の部分が、チヤツク3bから所定長さだけ引き出
されたところで、チヤツク3bのワーク保持部3
dを締めてシヤフトワーク29を保持する。
その状態で、第13図に示すチヤツク3b,5
bを、同期的に矢印C方向に回転させると共に、
刃物台15のタレツトヘツド15aを、矢印I又
はJ方向に適宜回転させて、加工に使用する工具
16を、シヤフトワーク29と対向する位置に位
置決めする。次に、主軸台3,5を、同期的に矢
印A,B方向(Z軸方向)に適宜移動させると共
に、刃物台15を、工具16と共に矢印G,H
(X軸方向)方向に移動させて、チヤツク3bよ
り矢印B方向に引き出されたシヤフトワーク29
の未加工部分(ただし、チヤツク3b付近の未加
工部分は除く。)を旋削加工する。
該未加工部分が旋削加工されたところで、刃物
台15を、第14図に示すように、矢印G方向に
適宜移動してシヤフトワーク29から退避させ
る。次に、刃物台13を、矢印I又はJ方向に適
宜回転させて、加工に使用する工具16を、シヤ
フトワーク29と対向する位置に位置決めする。
その状態で、主軸台3,5を、同期的に矢印A,
B方向(Z軸方向)に適宜移動させると共に、刃
物台13を、工具16と共に矢印G,H(X軸方
向)方向に適宜移動させて、チヤツク3b付近の
シヤフトワーク29の未加工部分を旋削加工す
る。
こうして、シヤフトワーク29の外径部が、第
14図に示すように旋削加工されたところで、チ
ヤツク3b,5bの矢印C方向の回転を停止する
と共に、刃物台13を、シヤフトワーク29から
退避させる。次に、刃物台15を、矢印I又はJ
方向に適宜回転させて、ミーリング加工用の工具
16を、第15図に示すようにシヤフトワーク2
9と対向する位置に位置決めする。その状態で、
刃物台15を、ミーリング加工用の工具16と共
に、矢印H方向に所定量だけ送り込み、更に主軸
台3,5を、同期的に矢印A,B方向(Z軸方
向)に適宜移動させることにより、シヤフトワー
ク29の外周部をミーリング加工する。なお、こ
の際チヤツク3b,5bを、C軸制御することに
より同期的に矢印C,D方向に適宜回転させてミ
ーリング加工を行なわせることも出来る。なお、
ミーリング加工が完了した後は、刃物台15をシ
ヤフトワーク29から退避させておく。
こうして、シヤフトワーク29が先端部から所
定長さだけ加工されたところで、チヤツク5bを
緩めてチヤツク5bとシヤフトワーク29との保
持関係を解除し、更に、その状態で主軸台5を、
矢印A方向に所定距離だけ移動させる。すると、
チヤツク5bも、シヤフトワーク29の加工済み
部分を、次々にワーク保持部5d内を通過させる
形で矢印A方向に移動し、チヤツク3bに近接し
た位置に位置決めされる。その状態で、チヤツク
5bを締めてシヤフトワーク29を保持すると共
に、チヤツク3bを緩める。次に、この状態で主
軸台5を、チヤツク5bと共に矢印B方向に所定
距離だけ移動させて、シヤフトワーク29の未加
工の部分をチヤツク3bから矢印B方向に所定長
さだけ引き出す。シヤフトワーク29が、チヤツ
ク3bから所定長さだけ引き出されたところで、
チヤツク3bを締めてシヤフトワーク29を保持
する。そこで、チヤツク3b,5bを同期的に矢
印C方向に回転させ、更に主軸台3,5を、シヤ
フトワーク29と共に矢印A,B方向に適宜移動
させて、シヤフトワーク29の切断すべき部位と
刃物台13に装着された突つ切り用の工具16を
対向させる。次に、その状態で、第16図に示す
刃物台13を、突つ切り用の工具16と共に、矢
印H方向に所定距離だけ送り込む。すると、シヤ
フトワーク29は、工具16によつて矢印G,H
方向に切断され、加工済み部分(以下、パーツ2
9aと称する。)が、シヤフトワーク29の他の
未加工の部分から切り離される。
シヤフトワーク29が切断されたところで、刃
物台13をシヤフトワーク29から退避させると
共に、主軸台5を、第17図に示すようにチヤツ
ク5bと共に矢印B方向に所定距離だけ移動させ
る。すると、パーツ29aも、チヤツク5bと共
にB方向に所定距離だけ移動する。その状態で、
主軸台5を、矢印A,B方向(Z軸方向)に移動
駆動し、更に刃物台15を、工具16と共に矢印
G,H方向(X軸方向)に移動駆動して、パーツ
29aに対して所定の加工を行なう。これと並行
して、主軸台3を、矢印A,B方向(Z軸方向)
に移動駆動し、更に刃物台13を、工具16と共
に矢印G,H方向(X軸方向)に移動駆動して、
チヤツク3bに保持されたシヤフトワーク29の
未加工部分に対して第12図に示した加工と同様
の加工を行なう。なお、パーツ29aに対する加
工が完了したところで、チヤツク5bを緩めてパ
ーツ29aをチヤツク5bから取外し、該パーツ
29aを、第18図下方に示すパーツキヤツチヤ
ー19に向けて放出する。
更に、工作機械1を用いて、第19図に示すワ
ーク27を、以下に示すようにバーフイーダ装置
を用いることなく加工する場合について述べる。
即ち、該ワーク27を、主軸台3に装着されたチ
ヤツク3bから矢印B方向に所定長さだけ突出す
るように、該チヤツク3bのワーク保持部3dに
嵌入させる。次に、その状態で、チヤツク3b
を、ワーク27と共に矢印C又はD方向に回転す
ると共に、主軸台3を矢印A,B方向に程宜移動
させ、更に刃物台13を工具16と共に矢印G,
H方向に適宜移動させて、該工具16によつてワ
ーク27を加工する。次に、チヤツク3bに回転
を停止し、更に、その状態でワーク27が矢印
A,B方向(Z軸方向)に移動し得るようにワー
ク保持部3dを少し緩める。次に、その状態で主
軸台5を、チヤツク5bと共に主軸台3に向けて
矢印A方向に所定距離だけ移動させ、ワーク27
の先端部をワーク保持部5d内に嵌入させる。該
先端部が、ワーク保持部5d内に嵌入されたとこ
ろで、該ワーク保持部5dを締めて、該先端部を
保持する。
こうして、チヤツク3b,5b間にワーク27
が支持されたところで、チヤツク3b,5bを、
ワーク27と共に同期的に矢印C方向に回転させ
る。チヤツク3b,5bが、同期的に矢印C方向
に回転したところで、主軸台3を矢印A,B方向
(Z軸方向)に移動させることなく、主軸台5の
みを、徐々に矢印B方向、即ち主軸台3から遠ざ
かる方向に移動させると共に、刃物台13を、工
具16と共に矢印G,H方向(X軸方向)に移動
駆動する。すると、ワーク27は、主軸台5によ
つて、チヤツク3bから引き出される形で、徐々
に矢印B方向に移動し、その図中左右両端部をチ
ヤツク3b,5bによつて支持された状態で、工
具16により連続的に加工されることになる。な
お、この際ワーク27は、矢印A,B方向(Z軸
方向)に移動し得るように少し緩んだ状態でチヤ
ツク3bに保持されているので、該ワーク27の
矢印B方向の移動は円滑に行なわれる。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、本発明の内、第1の方
法の発明によれば、互いに対向する形で、主軸軸
心方向に相対的に移動駆動自在に設けられた第1
の主軸台(例えば、主軸台3)及び第2の主軸台
(例えば、主軸台5)を有し、該第1の主軸台に
ワークを保持して第1工程の加工を行ない、第1
工程完了後、第1工程済み部分を含みパーツ20
aを、ワークから突つ切り、更に、突つ切つたパ
ーツを、前記第2の主軸台に移し変えて、該パー
ツに対して第2工程の加工を行なうことが出来る
工作機械1において、前記第1の主軸台に対応し
て第1の刃物台(例えば、刃物台13)を少なく
とも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に移動
駆動自在に設けておき、前記第2の主軸台に対応
して第2の刃物台(例えば、刃物台15)を少な
くとも前記主軸軸心を直交する方向に相対的に移
動駆動自在に設けておき、前記第1及び第2の刃
物台を前記第1及び第2の主軸台を結ぶ軸に対し
て同一側に配置しておき、それ等第1及び第2の
刃物台にタレツトヘツド13a,15aなどの工
具保持手段を前記主軸軸心と平行な軸を中心に割
り出し回転駆動自在に、かつ互いに背面的に配置
した形でそれぞれ設けておき、前記第1及び第2
の刃物台の工具保持手段に工具16をそれぞれの
主軸台に対応した形で、かつそれぞれの主軸台側
に対応し得る形で設けておき、バーワーク20な
どのワークを突つ切る前に、第1及び/又は第2
の主軸台を前記主軸心方向に所定距離だけ移動さ
せて、該ワークを、前記第1及び第2の主軸台に
より保持する動作、この状態で、該第1及び第2
の主軸台を同期的に回転させることにより、ワー
クを突つ切つて、パーツ20aを、第1の主軸台
から第2の主軸台に保持させる動作、第1及び/
又は第2の主軸台を前記主軸軸心方向に移動させ
て、第2の主軸台をパーツと共に第1の主軸台よ
り所定距離だけ離れた位置に移動させる動作、こ
の状態で、第1の主軸台に保持されたワークに対
して、第1工程の加工を行なうと共に、第2の主
軸台に保持されたパーツに対して、第2工程の加
工を行なう動作、前記ワークが第1の主軸台にの
み保持された状態で、前記ワークを、第1の主軸
台から所定長さだけ送り出す動作からなる加工を
行なうようにして構成したので、第1工程完了
後、第1工程済み部分部分を含むパーツ20a
を、第2の主軸台5によつて保持した状態で、ワ
ークの他の未加工部分より切り離して第2の主軸
台に保持することが出来る。その結果、人手を介
することなく、第1工程及び第2工程の加工を行
なつて、所定形状のパーツ20aを連続的に製造
することが出来る。更に、第1及び第2の刃物台
を第1及び第2の主軸台を結ぶ軸に対して同一側
に配置することにより、ワークの各主軸台への供
給動作及び各刃物台への工具16等の段取り作業
等を刃物台の反対側から、刃物台に邪魔されるこ
となく行なうことが可能となるばかりか、両刃物
台を同一側に配置することにより、工作機械の第
2図矢印G,H方向の厚さを薄くすることが可能
となる。
また、工具保持手段が、互いに背面的に配置さ
れており、しかもその工具は互いに対応する主軸
台に対向し得る形で配置されているので、第1の
刃物台と第1の主軸台、第2の刃物台と第2の主
軸台は互いに独立した動作が可能となる。これに
より、一方の主軸台と刃物台側がどのような状態
であつても、他方の主軸台側では、各種の段取り
作業を一方の主軸台及び刃物台の状態とは何ら無
関係に行なうことが出来、当該一方の主軸台側の
運転を停止する必要はなく、極めて好都合であ
る。
更に、工具保持手段を背面的に配置し、その回
転中心を主軸軸心方向(Z軸方向)と平行に設定
することにより、両工具保持手段間のZ軸方向の
距離を、加工動作に寄与しない無駄なスペースを
生じさせることなく最小にすることが出来る。従
つて、主軸台間にZ軸方向の最大距離を同一とし
た場合、最大の加工可能エリアを確保することが
可能となり、省スペースでかつ高機能の工作機械
における加工制御方法の提供が可能となる。
また、本発明の内、第2の方法の発明によれ
ば、互いに対向する形で、主軸軸心方向に相対的
に移動駆動自在に設けられた第1の主軸台(例え
ば、主軸台3)及び第2の主軸台(例えば、主軸
台5)を有し、該第1の主軸台に、バーワーク2
0などのワークを保持して第1工程の加工を行な
い、第1工程完了後、第1工程済み部分を含むパ
ーツ20aを、ワークから突つ切り、更に、突つ
切つたパーツを、前記第2の主軸台に移し変え
て、該パーツに対して第2工程の加工を行なうこ
とが出来る工作機械1において、前記第1の主軸
台に対応して刃物台13などの第1の刃物台を少
なくとも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に
移動駆動自在に設けておき、前記第2の主軸台に
対応して刃物台15などの第2の刃物台を少なく
とも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に移動
駆動自在に設けておき、前記第1及び第2の刃物
台をZ軸などの前記第1及び第2の主軸台を結ぶ
軸に対して同一側に配置しておき、それ等第1及
び第2の刃物台にタレツトヘツド13a,15a
などの工具保持手段を前記主軸軸心と平行な軸を
中心に割り出し回転駆動自在に、かつ互いに背面
的に配置した形でそれぞれ設けておき、前記第1
及び第2の刃物台の工具保持手段に工具をそれぞ
れの主軸台に対応した形で、かつそれぞれの主軸
台側に対向し得る形で設けておき、前記ワークを
突つ切る前に、前記第1及び/又は第2の主軸台
を前記主軸心方向に所定距離だけ移動させて、該
ワークを、前記第1及び第2の主軸台により保持
する動作、この状態で、前記第1の主軸台とワー
クの保持関係を解除する動作、この状態で前記第
1及び/又は第2の主軸台を、前記主軸軸心方向
に所定距離だけ移動させて、前記ワークを、第1
の主軸台から所定長さだけ引き出し、その状態で
前記第1及び第2の主軸台によつて、該ワークを
保持する動作、第1及び第2の主軸台を、同期的
に回転させることにより、ワークを突つ切つてパ
ーツを第1の主軸台から第2の主軸台に保持する
動作、前記第1及び/又は第2の主軸台を前記主
軸軸心方向に移動させて、第2の主軸台をパーツ
と共に第1の主軸台より所定距離だけ離れた位置
まで移動させる動作、第1の主軸台に保持された
ワークに対して、第1工程の加工を行なうと共
に、第2の主軸台に保持されたパーツに対して、
第2工程の加工を行なう動作からなる加工を行な
うようにして構成したので、上述した第1の発明
の効果に加えて、第1工程完了後、バーフイーダ
装置を用いることなく、第2の主軸台によつて、
ワークを所定長さだけ第1の主軸台から引き出
し、その状態でワークを突つ切ることが出来、第
1の主軸台に保持されたワークに対して直ちに第
1工程の加工を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工作機械における加工制
御方法の一実施例が適用される工作機械の要部を
示す図、第2図は本発明の一実施例が適用される
工作機械の平面図、第3図は本発明の一実施例が
適用される別の工作機械の要部を示す図、第4図
乃至第11図は、本発明による工作機械における
加工制御方法を用いてバーワーク加工する様子を
示す図、第12図乃至第18図は、第1図に示す
工作機械を用いて細長いシヤフトワークを加工す
る様子を示す図、第19図及び第20図は第1図
に示す工作機械を用いたバーフイーダ加工の様子
を示す図である。 1……工作機械、3……第1の主軸台(主軸
台)、5……第2の主軸台(主軸台)、13……第
1の刃物台(刃物台)、15……第2の刃物台
(刃物台)、13a,15a……工具保持手段(タ
レツトヘツド)16……工具、20……ワーク
(バーワーク)、20a……パーツ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに対向する形で、主軸軸心方向に相対的
    に移動駆動自在に設けられた第1の主軸台及び第
    2の主軸台を有し、 該第1の主軸台にワークを保持して第1工程の
    加工を行ない、 第1工程完了後、第1工程済み部分を含むパー
    ツを、ワークから突つ切り、 更に、突つ切つたパーツを、前記第2の主軸台
    に移し変えて、該パーツに対して第2工程の加工
    を行なうことが出来る工作機械において、 前記第1の主軸台に対応して第1の刃物台を少
    なくとも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に
    移動駆動自在に設けておき、 前記第2の主軸台に対応して第2の刃物台を少
    なくとも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に
    移動駆動自在に設けておき、 前記第1及び第2の刃物台を前記第1及び第2
    の主軸台を結ぶ軸に対して同一側に配置してお
    き、 それ等第1及び第2の刃物台に工具保持手段を
    前記主軸軸心と平行な軸を中心に割り出し回転駆
    動自在に、かつ互いに背面的に配置した形でそれ
    ぞれ設けておき、 前記第1及び第2の刃物台の工具保持手段に工
    具をそれぞれの主軸台に対応した形で、かつそれ
    ぞれの主軸台側に対向し得る形で設けておき、 前記ワークを突つ切る前に、第1及び/又は第
    2の主軸台を前記主軸心方向に所定距離だけ移動
    させて、該ワークを、前記第1及び第2の主軸台
    により保持する動作、 この状態で、該第1及び第2の主軸台を同期的
    に回転させることにより、ワークを突つ切つて、
    パーツを、第1の主軸台から第2の主軸台に保持
    させる動作、 第1及び/又は第2の主軸台を前記主軸軸心方
    向に移動させて、第2の主軸台をパーツと共に第
    1の主軸台より所定距離だけ離れた位置に移動さ
    せる動作、 この状態で、第1の主軸台に保持されたワーク
    に対して、第1工程の加工を行なうと共に、第2
    の主軸台に保持されたパーツに対して、第2工程
    の加工を行なう動作、 前記ワークが第1の主軸台にのみ保持された状
    態で、前記ワークを、第1の主軸台から所定長さ
    だけ送り出す動作からなる加工を行なうようにし
    て構成した工作機械における加工制御方法。 2 互いに対向する形で、主軸軸心方向に相対的
    に移動駆動自在に設けられた第1の主軸台及び第
    2の主軸台を有し、 該第1の主軸台に、ワークを保持して第1工程
    の加工を行ない、 第1工程完了後、第1工程済み部分を含むパー
    ツを、ワークから突つ切り、 更に、突つ切つたパーツを、前記第2の主軸台
    に移し変えて、該パーツに対して第2工程の加工
    を行なうことが出来る工作機械において、 前記第1の主軸台に対応して第1の刃物台を少
    なくとも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に
    移動駆動自在に設けておき、 前記第2の主軸台に対応して第2の刃物台を少
    なくとも前記主軸軸心と直交する方向に相対的に
    移動駆動自在に設けておき、 前記第1及び第2の刃物台を前記第1及び第2
    の主軸台を結ぶ軸に対して同一側に配置してお
    き、 それ等第1及び第2の刃物台に工具保持手段を
    前記主軸軸心と平行な軸を中心に割り出し回転駆
    動自在に、かつ互いに背面的に配置した形でそれ
    ぞれ設けておき、 前記第1及び第2の刃物台の工具保持手段に工
    具をそれぞれの主軸台に対応した形で、かつそれ
    ぞれの主軸台側に対向し得る形で設けておき、 前記ワークを突つ切る前に、前記第1及び/又
    は第2の主軸台を前記主軸心方向に所定距離だけ
    移動させて、該ワークを、前記第1及び第2の主
    軸台により保持する動作、 この状態で、前記第1の主軸台とワークの保持
    関係を解除する動作、 この状態で前記第1及び/又は第2の主軸台
    を、前記主軸軸心方向に所定距離だけ移動させ
    て、前記ワークを、第1の主軸台から所定長さだ
    け引き出し、その状態で前記第1及び第2の主軸
    台によつて、該ワークを保持する動作、 第1及び第2の主軸台を、同期的に回転させる
    ことにより、ワークを突つ切つてパーツを第1の
    主軸台から第2の主軸台に保持する動作、 前記第1及び/又は第2の主軸台を前記主軸軸
    心方向に移動させて、第2の主軸台をパーツと共
    に第1の主軸台より所定距離だけ離れた位置まで
    移動させる動作、 第1の主軸台に保持されたワークに対して、第
    1工程の加工を行なうと共に、第2の主軸台に保
    持されたパーツに対して、第2工程の加工を行な
    う動作からなる加工を行なうようにして構成した
    工作機械における加工制御方法。
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