JPH0115449Y2 - - Google Patents

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JPH0115449Y2
JPH0115449Y2 JP1984168249U JP16824984U JPH0115449Y2 JP H0115449 Y2 JPH0115449 Y2 JP H0115449Y2 JP 1984168249 U JP1984168249 U JP 1984168249U JP 16824984 U JP16824984 U JP 16824984U JP H0115449 Y2 JPH0115449 Y2 JP H0115449Y2
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JP
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adapter
tool body
clamper
tool
tapered
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JP1984168249U
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  • Gripping On Spindles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、穴ぐり加工あるいは穴明け加工を
行う際に用いて好適なクイツクチエンジ式工具保
持装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、穴ぐり加工や穴明け加工においては、
加工すべき穴の直径と工具径を同一にしなければ
ならないため、ワークが変わる都度工具も取り換
える必要がある。また、穴ぐり、穴明け加工で
は、加工後の穴の寸法精度としてIT7級〜8級程
度の高い精度が要求される。
したがつて、この種の穴ぐり、穴明け加工を行
う際に用いられる工具保持装置は、迅速な工具交
換と工具の高い取付け精度との両者を同時に満足
し得るものでなければならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の工具保持装置には、迅速な工
具交換と取付け精度との両者を同時に満足するも
のが見あたらず、このため穴ぐり、穴明け加工を
行う場合には、加工能率と加工精度とのうち一方
を犠牲にしなければならないという問題があつ
た。
〔考案の目的〕
この考案は、上記問題を解決するためになされ
たもので、迅速な工具交換と工具の高い取付け精
度との両者を同時に満足し得るクイツクチエンジ
式工具保持装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案においては、上記の目的を達成するた
めに、アダプタの先端面と工具本体の後端面とを
突き合わせるとともに、それら先端面と後端面と
にそれぞれ形成されたテーパ部とテーパ凹部とを
嵌合させて、工具本体をアダプタに取り付けるよ
うにしており、これによつて工具の取付け精度の
向上を図つている。
また、アダプタに対して工具本体を突き合わせ
るためのクランパの移動については、ロツクピン
の偏心部をクランパの外周に形成された長溝に嵌
入し、ロツクピンの回動によつて行うようにして
いる。この場合、ロツクピンは最大半回転させれ
ば工具本体をアダプタに対して取り付けまたは取
り外すことができ、例えばねじ機構によつてクラ
ンパを移動させる場合に比して回転量を大幅に少
なくすることができる。しかも、工具本体をアダ
プタに取り付けた状態において工具本体とクラン
パとのクランパの移動方向における互いの対向部
分間の距離を、ロツクピンの1回転による工具本
体の移動量よりも小さく設定している。この結
果、工具本体をアダプタから取り外す場合には、
クランパによつて工具本体を押して、テーパ部と
テーパ凹部との嵌合を解除させることができる。
この点と、上記のように少ない回転量で工具本体
のロツクおよびその解除をなし得るようにした点
とが相俟つて、この考案の工具保持装置によれ
ば、工具の着脱を迅速に行うことができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について第1図ない
し第4図を参照して説明する。
第1図は、この考案に係る工具保持装置の一部
を切欠いて示す図である。この第1図に示すよう
に、この工具保持装置は、後端部がスピンドルS
に取り付けられるアダプタ1と、切刃Cを有する
スローアウエイチツプTが先端部に着脱自在に装
着された工具本体2とを備えている。
アダプタ1の先端面中央部には、テーパ部(第
1嵌合部)11が形成されている。このテーパ部
11の先端面中央部には、挿入孔12が形成され
ている。この挿入孔12には、クランパ3の後端
部が軸線方向移動自在に挿入されている。このク
ランパ3の先端部には、第2図に示すように、径
方向に突出する突起31が周方向に等間隔をもつ
て形成されている。
また、アダプタ1の外周面には、挿入孔12に
至る貫通孔13が形成されている。この貫通孔1
3には、断面円形状のロツクピン4が挿入されて
いる。このロツクピン4の挿入孔12側の端面に
は、偏心部41が形成されている。この偏心部4
1は、クランパ3の外周にその軸線と直交する方
向に向かつて形成された長溝32に嵌入されてい
る。したがつて、偏心部41の偏心量をeとした
とき、ロツクピン4を1回転させると、クランパ
3は2eだけ移動することになる。
一方、前記工具本体2の後端面には、テーパ部
11に嵌合するテーパ凹部(第2嵌合部)21が
形成されている。このテーパ凹部21は、この場
合、その寸法がテーパ部11より若干小さく設定
されている。したがつて、工具本体2に押圧力を
加えることなくテーパ凹部21とテーパ部11と
を単に嵌合させた場合には、工具本体2の後端面
がアダプタ1の先端面に突き当たることなく、そ
れらの間に若干の隙間が存することになり、他
方、工具本体2に押圧力を加えてテーパ凹部21
とテーパ部11とを嵌合させた場合には、テーパ
部11および工具本体2の弾性変形により、工具
本体2の後端面がアダプタ1の先端面に突き当た
ることになる。
また、テーパ凹部21の底面には、係合凹部2
2が形成されている。この係合凹部22を画成す
る壁面の開放側端部には、径方向に突出する突起
23が周方向に等間隔をもつて形成されている。
ここで、突起23,23間の間隔はクランパ3の
突起31の幅より若干広くなつており、クランパ
3の突起31,31間の間隔は、突起23の幅よ
りも広くなつている。したがつて、突起23は突
起31,31間を自由に通り抜けることができ、
他方突起31は突起23,23間を自由に通り抜
けることができるようになつている。また、係合
凹部22の深さは、工具本体2をアダプタ1に取
り付けた状態において、その底面とこれに対向す
るクランパ3の先端面との間の距離lが前述した
クランパ3の移動量2eより適宜小さくなるように
設定されている。したがつて、クランパ3をアダ
プタ1の先端側へ移動させると、クランパ3が工
具本体2を押し、これによつてテーパ凹部21と
テーパ部11との嵌合が解除されるようになつて
いる。
さらに、工具本体2の後端面には、周方向に延
在する位置決め溝24が形成されている。この位
置決め溝24は、アダプタ1の先端面に立設され
た位置決めピン5と協働して突起23と突起31
との位置を規制するためのものである。すなわ
ち、位置決め溝24の一端部側壁を位置決めピン
5に当接させると、突起23,31が突起31,
31,23,23間に位置し、位置決め溝24の
他端部側壁を位置決めピン5に当接させると、突
起23と31とがクランパ3の軸線方向において
対向するようになつている。
しかして、上記構成の工具保持装置において、
工具本体2をアダプタ1に取り付ける場合には、
クランパ3をアダプタ1の先端側へ向かつて予め
移動させておく。そして、工具本体2をアダプタ
1に向かつて移動させ、クランパ3の先端部を係
合凹部22の底部に向かつて挿入するとともに、
テーパ部11をテーパ凹部21に挿入する。この
とき、位置決め溝23の一端部側壁を位置決めピ
ン5に当接させておくのは勿論である。次に、位
置決め溝24の他端部側壁が位置決めピン5に当
接するまで工具本体2を回動させ、突起23と3
1とを対向させる。その後、ロツクピン4を回動
させてクランパ3をアダプタ1の後端側へ向かつ
て移動させ、工具本体2をアダプタ1に取り付け
る。
このとき、工具本体2は、その後端面がアダプ
タ1の先端面に突き当たることおよびテーパ凹部
21がテーパ部11に嵌合することによつて、
X,Y,Z3軸方向の位置決めがなされる。した
がつて、工具本体2の位置精度、ひいては切刃C
の位置精度を良好なものとすることができる。
一方、工具本体2をアダプタ1から取り外す場
合には、ロツクピン4を回動させてクランパ3を
アダプタ1の先端側へ向かつて移動させる。する
と、クランパ3が工具本体1を押して、テーパ部
11とテーパ凹部21との嵌合が解除される。次
に、工具本体2を位置決め溝23の一端部側壁が
位置決めピン5に当接するまで回動させ、その後
アダプタ1から取り外す。
このように、工具本体1の着脱については、ロ
ツクピン4の回動によつて行うようにしており、
着脱いずれを行う場合にもロツクピン4を半回転
弱回転させればよく、したがつて工具本体2の着
脱を迅速に行うことができる。しかも、ロツクピ
ン4の回動によつてテーパ部11とテーパ凹部2
1との嵌合の解除をも同時に行うようにしている
から、工具本体2の着脱をより一層迅速に行うこ
とができる。
なお、偏心部41による固定は、クランプピン
4の少ない回転量によつて急激になされるため、
ボルト等による固定方式に比して若干緩み易い傾
向にあることが否めない。
このような点を解決するためには、クランプピ
ン4による固定を弾発力を具備させた状態で緩や
かに行わせればよい。この弾発力によつて、常に
締め付け力が働くために、工具を使用していると
きでも緩むことなくしつかりと固定することがで
きる。そのような方法としては、偏心部41の先
端部を基端部に対して弾性変形可能としたり、偏
心部41の先端部自体を弾性変形可能に形成する
ことが考えられる。前者を実現する具体的手段と
しては、偏心部41の基端部をその先端部より小
径に形成する等の手段がある。また、後者を実現
する具体的手段としては、偏心部41の先端部を
筒状に形成したり、偏心部41の先端面に、偏心
部41の固定時の位置において、長溝32の長手
方向と平行になる割り溝を形成する等の手段があ
る。
また、上記の実施例においては、アダプタ1に
テーパ部11を形成し、工具本体2にテーパ凹部
21を形成しているが、アダプタ1にテーパ凹部
を形成し、工具本体2にテーパ部を形成してもよ
い。
〔考案の効果〕 以上説明したように、この考案のクイツクチエ
ンジ式工具保持装置によれば、工具本体をアダプ
タに対して突き合わせるとともに、テーパ嵌合さ
せて固定するようにしているから、工具の取付け
精度を向上させることができ、また工具本体の固
定を偏心部を有するロツクピンによつて行い、し
かもそのロツクピンによつて工具本体とアダプタ
とのテーパ嵌合を解除させるようにしているか
ら、工具の着脱を迅速に行うことができる等の効
果が得られる。特に、長溝に嵌入される偏心部を
弾性変形可能に形成したので、工具を使用してい
るとこでも緩みにくく、ボルト等による固定方式
となんら遜色はないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
添付の第1図ないし第4図はこの考案の一実施
例を示し、第1図はその一部切欠き側面図、第2
図は工具本体を取り除いて示す第1図の矢視
図、第3図はアダプタを取り除いて示す第1の
矢視図、第4図は第1図の−線に沿う矢視断
面図である。 C……切刃、S……スピンドル、1……アダプ
タ、2……工具本体、3……クランパ、4……ロ
ツクピン、11……テーパ部(第1嵌合部)、1
2……挿入孔、21……テーパ凹部(第2嵌合
部)、22……係合凹部、32……長溝、41…
…偏心部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 後端部がスピンドルSに取り付けられ、先端
    部にテーパ部11とテーパ凹部21とのいずれ
    か一方からなる第1嵌合部が形成されたアダプ
    タ1と、先端部に切刃Cを有し、後端面にこの
    後端面が前記アダプタの先端面に突き合わされ
    る際に前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部が
    形成された工具本体2と、後端部が前記アダプ
    タ1の先端面に形成された挿入孔12にテーパ
    部11またはテーパ凹部21の軸線方向に移動
    自在に挿入され、先端部が前記工具本体2の後
    端面に形成された係合凹部22に係脱自在に挿
    入されたクランパ3と、前記アダプタ1にその
    外周から貫通孔13に向つて挿入され、貫通孔
    13から突出した端部に形成された偏心部41
    が前記クランパ3の外周にその軸線と直交する
    方向に向けて形成された長溝32に嵌入された
    ロツクピン4とを備え、前記工具本体2を前記
    アダプタ1に取り付けた状態において前記工具
    本体2と前記クランパ3とのクランパの移動方
    向における互いの対向部分間の距離lを、前記
    ロツクピン4の1回転による工具本体2の移動
    量よりも小さく設定し、かつ前記偏心部41
    の、前記長溝32に嵌入される側の端部を弾性
    変形可能に形成したことを特徴とするクイツク
    チエンジ式工具保持装置。 (2) 前記偏心部41は、その基端部をその先端部
    よりも小径に形成したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載したクイツクチ
    エンジ式工具保持装置。 (3) 前記偏心部41は、その先端部を筒状に形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載したクイツクチエンジ式工具保持
    装置。 (4) 前記偏心部41は、その先端面に偏心部41
    の固定時の位置において、長溝32の長手方向
    と平行になる割溝を形成したことを特徴とする
    クイツクチエンジ式工具保持装置。
JP1984168249U 1984-11-06 1984-11-06 Expired JPH0115449Y2 (ja)

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JPS6181834U JPS6181834U (ja) 1986-05-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558937A (en) * 1978-10-23 1980-05-02 Mitsubishi Metal Corp Quick-change type tool holder

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55120437U (ja) * 1979-02-20 1980-08-26

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JPS5558937A (en) * 1978-10-23 1980-05-02 Mitsubishi Metal Corp Quick-change type tool holder

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