JPS637447Y2 - - Google Patents

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JPS637447Y2
JPS637447Y2 JP5279983U JP5279983U JPS637447Y2 JP S637447 Y2 JPS637447 Y2 JP S637447Y2 JP 5279983 U JP5279983 U JP 5279983U JP 5279983 U JP5279983 U JP 5279983U JP S637447 Y2 JPS637447 Y2 JP S637447Y2
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JP
Japan
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pin
cam pin
hole
eccentric cam
tool
Prior art date
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Expired
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JP5279983U
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English (en)
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JPS59156709U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、工作機械のスピンドルに固着されて
ボーリングツール等の切削工具を把持する工具取
付装置の改良に関する。
(ロ) 従来技術 近年、工作機械のスピンドルに対する切削工具
着脱時の作業の頻わしさをなくすため、スピンド
ル先端部に止着されて切削工具を着脱自在に把持
する工具取付装置を使用することが一般化してき
ており、その一つに例えば実開昭56−42832号公
報に示されるものがある。
この工具取付装置は、スピンドルに止着される
台座(アダプター本体)の軸心部に切削工具の取
付孔を開設し、一方この孔の一側寄りには外部よ
り操作可能の偏心カムピンを該取付孔に対して直
交状態に、かつそのカム面を取付孔内部に臨ませ
て設けてあり、上記取付孔に、カムピンとの衝突
を避ける切欠部と、これに連設されて台座に対す
る相対的回転により孔の奥所に挿入された部分を
カムピンに係合させる半環状の凹溝を設けた切削
工具の突子を挿入し、次いで、突子の凹溝をカム
ピンのカム面に係合させた後カムピンを僅かに回
転させ、上記カム面の作用により突子を台座に締
付固定する構成とされている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の装置又はそれと類似の一
般的工具取付装置は、工具着脱のための操作部が
1個所しかなく、従つて、スピンドルの停止タイ
ミングがずれ、操作部が作業者側から見て反対側
に位置するなどしたときに操作に不便を来たす。
その改善のため、カム軸を延長し台座外周の2個
所即ち180゜位相を変えたところに操作部を追設す
ることも行なわれているが、この場合、2つの操
作部の操作方向が互いに逆向きになるため操作が
混乱し、作業に手間取る欠点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、本考案は上述の欠点を解消した工具取
付装置を提供するものであり、この装置は、偏心
カムピンの前方に、該カムピンに対して逆向きか
つ平行で、操作穴がカムピンのそれの反対側
(ほゞ180゜位相の異なる位置)にある操作軸を追
設し、この軸の先端部を偏心カムピンの先端部に
噛合したところに特徴を有する。
(ホ) 実施例 以下、添付図に基づいて本考案の実施例を説明
する。
図において1は、アダプター本体でこの本体
は、スピンドルへの止着ボルトを通す座ぐり面付
きの貫通穴2を有している。この本体の前面側軸
心部には、切削工具20の一端に連設された突子
21を挿入するための工具取付孔3が開設され、
この孔の開口部には工具の心出用テーパ面4が形
成されている。また、本体1の内部には、一端が
一側部に開放し、中央近辺の一部が取付孔3の一
側寄りに開放する中空孔5と、この孔の先端部に
隣接して一端が本体1の他側部に抜ける中空孔6
がそれぞれ本体の軸心に対して直角に設けられ、
両孔5,6の先端部は第2図に示すように本体内
部において連通している。さらに、このようにし
て本体1の内部に開設した中空孔5には偏心カム
ピン7が遊嵌され、一方中空孔6には操作軸8が
遊嵌されている。
上記偏心カムピン7は、第3図に示すように、
先端に歯車7aを、その後方に取付孔3内に臨む
カム面7bを、台座側面に露出した後面に操作穴
7cをそれぞれ設けたものであつて、その後部外
周は、Oリング9によつてシールされている。ま
た、このピン7は、本体1にねじ込んだ抜け止め
ピン10を、外周の対応個所に設けた溝に係止
し、回転は許容されるが長さ方向(ピンの軸方
向)には移動しないようにしてある。
一方、操作軸8は、先端部に偏心カムピンの歯
車と同一モジユールの歯車8aを、本体の他側部
に露出した後端面に操作穴8cを設けたもので、
その歯車8aがカムピンの歯車7aに噛合してい
る。この軸8も偏心カムピンと同様、後部外周が
Oリング9によつてシールされ、また、回転は許
容されるが軸方向の動きは外周溝に係合した抜け
止めピン10によつて阻止されている。なお、こ
の軸の最先端部には、小径の支持部8bを形成し
ておくのが望ましい。
次に、以上から成る本考案の装置に取付ける切
削工具の突子21には、偏心カムピン7よりも奥
所に挿入される部分の外周にピン7との衝突を避
ける切欠部22(第3図参照)と、台座に対する
相対的回転により非切欠部が第2図及び第3図に
示すようにピン7のカム面7bに係合する半円形
で半環状の凹溝23を設けてあり、この突子21
を図のようにアダプター本体の取付孔3に挿入係
合し、偏心カムピン7又は操作軸8の一方をスパ
ナ等を利用して回転させると、ピン7のカム面7
bが突子21の凹溝22に圧接して工具20がア
ダプターに締付固定される。そして、このときの
ピン7又は軸8の操作方向は、両者が直かに噛み
合つて互いに連動するのでいずれも同じ向きとな
り、かつ一方の締付けと同時に他方も締付方向に
回転する。従つて、例えば偏心カムピン7を右回
転させて工具を締付けたならば、次回はこのピン
又は操作軸8のどちらかを左回転させれば締付力
が解除されることになる。
なお、符号11と24は回転トルクを伝達する
キー溝とキーを示すが、両者の位置関係は逆であ
つてもよい。
また、Oリング9は省略してもよく、さらに、
抜け止めピン10の係合するカムピンと操作軸の
外周溝は、実施例では半環状としたが、通常の環
状溝としても構わない。
(ヘ) 効果 以上説明したように、本考案の工具取付装置
は、偏心カムピンの前方に、このピンに対して逆
向きで平行な操作軸を設け、その先端部をカムピ
ン先端部に噛合させたので、スピンドルがどの位
置で停止してもいずれか一方の操作部が常に作業
者側に現われ、しかもどの操作部も締付・締外し
の操作要領が同じになる。従つて工具着脱時の作
業がより簡単に行なえ、作業ミスもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の工具取付装置の一例を示す
端面図、第2図はその−線に沿つた断面図に
切削工具を加えた図、第3図は第2図の−線
に沿つた断面図である。 1……アダプター本体、3……工具取付孔、
5,6……中空孔、7……偏心カムピン、7a…
…歯車、7b……カム面、7c……操作穴、8…
…操作軸、8a……歯車、8c……操作穴、10
……抜け止めピン、11……キー溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械のスピンドルに止着されるアダプター
    本体の軸芯部に切削工具の取付孔を開設し、一
    方、この取付孔の一側寄りには、外部より操作可
    能で定位置において回転させる偏心カムピンを上
    記取付孔に対して直交状態に、かつそのカム面を
    取付孔内部に臨ませて設けた工具取付装置におい
    て、アダプター本体の内部に位置した上記偏心カ
    ムピンの先端部に歯車を形成し、さらにこのピン
    の前方にはピンに対して逆向きで平行位置にあり
    かつ先端の歯車が上記偏心カムピンの歯車に噛合
    し、後端の操作穴が偏心カムピンの操作穴とほヾ
    180゜位相を変えた位置において本体側部に露出す
    る操作軸を定位置において回転自在に設けたこと
    を特徴とする工具取付装置。
JP5279983U 1983-04-07 1983-04-07 工具取付装置 Granted JPS59156709U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5279983U JPS59156709U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 工具取付装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5279983U JPS59156709U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 工具取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59156709U JPS59156709U (ja) 1984-10-20
JPS637447Y2 true JPS637447Y2 (ja) 1988-03-03

Family

ID=30183147

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JP5279983U Granted JPS59156709U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 工具取付装置

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JPS59156709U (ja) 1984-10-20

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