JP2549499Y2 - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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JP2549499Y2
JP2549499Y2 JP1991016925U JP1692591U JP2549499Y2 JP 2549499 Y2 JP2549499 Y2 JP 2549499Y2 JP 1991016925 U JP1991016925 U JP 1991016925U JP 1692591 U JP1692591 U JP 1692591U JP 2549499 Y2 JP2549499 Y2 JP 2549499Y2
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JP
Japan
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head
shank
cutting tool
tip
tool
Prior art date
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昌之 大川
淳一 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Priority to EP92104387A priority patent/EP0508152B1/en
Priority to DE69207464T priority patent/DE69207464T2/de
Priority to US07/851,204 priority patent/US5314273A/en
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は切削工具にかかり、特
に、ヘッドとシャンクとの間を着脱可能に接続するよう
にした工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10ないし図12は切削工具の一従来
例を示すものである。この切削工具は、工作機械のチャ
ックなどに取り付けられるシャンク1と、このシャンク
1の先端に固着されたヘッド2とから構成され、このヘ
ッド2の先端には、スローアウエイチップ3がねじ4に
よって固定されている。そして、前記シャンク1はたわ
みやびびりを防止すべく剛性の高い超硬合金により形成
され、一方、前記ヘッド2は、加工性を考慮して鋼など
の材料により形成されている。また前記シャンク1とヘ
ッド2の間は、ろう付け部5を介して互いに接合されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記一従来例の工具に
は、下記の問題があった。
【0004】シャンク1とヘッド2とがろう付けされ
ているから、例えば、用途変更や、ヘッド部分が損傷し
た場合などに新たなヘッドに取り替えようとしても、そ
の取り替えが容易でない。
【0005】シャンク1とヘッド2とは、周方向ある
いは半径方向に正確に位置決めして組み合わせなければ
ならないが、この位置決めを正確におこなうための配慮
が何等なされていないため、ろう付けに際しては、これ
らの位置決め作業、および、この位置決め状態を維持す
るための治具が必要とされる。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ヘッドの交換が可能で、かつヘッドとシャンクとの
位置決め性の良い切削工具を得ることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、請求項1の考案は、刃物が取り付けられる
ヘッドと、工作機械に支持されるシャンクとから構成さ
れた切削工具において、前記シャンクは超硬合金により
形成されるものであって、軸線と平行な方向へ突出する
凸部が設けられ、前記ヘッドには、前記凸部に嵌合する
凹部が設けられるとともに、先端にスローアウェイチッ
プが取り付けられてなり、前記ヘッドは鋼により形成さ
れるとともに、該ヘッドを厚さ方向に貫通して前記凹部
内に開口するめねじがヘッドの半径方向に向けてかつ互
いに軸線を一致させて一対設けられかつ該めねじにはそ
れぞれおねじがねじ込まれ、前記凸部の外周には、前記
おねじの先端と接触する平面が形成され、前記スローア
ウェイチップは、前記めねじの軸線とほぼ平行な方向へ
向けて取り付けられたことを特徴とする。
【0008】請求項2の考案は、刃物が取り付けられる
ヘッドと、工作機械に支持されるシャンクとから構成さ
れた切削工具において、前記シャンクは超硬合金により
形成されるものであって、軸線と平行な方向へ突出する
凸部が設けられ、前記ヘッドには、前記凸部に嵌合する
凹部が設けられるとともに、先端にスローアウェイチッ
プが取り付けられてなり、前記ヘッドは鋼により形成さ
れるとともに、該ヘッドを厚さ方向に貫通して前記凹部
内に開口するめねじがヘッドの半径方向に向けてかつ互
いに軸線を一致させて一対設けられかつ該めねじにはそ
れぞれおねじがねじ込まれ、前記凸部の外周には、前記
おねじの先端と接触する平面が形成され、前記スローア
ウェイチップは、前記めねじの軸線とほぼ直交する方向
へ向けて取り付けられたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】請求項1および2に記載された切削工具にあっ
ては、ヘッドとシャンクとが凹凸を介して結合され、凹
部に設けられためねじにねじ込まれたおねじによって刃
先の位置を調整し、あるいはシャンクとヘッドとの位置
合わせをすることができる。またシャンクが超硬合金に
より形成されているので、工具全体の剛性が高められ
る。さらに、ヘッドが前記超硬合金より軟質の鋼により
形成されているので、ヘッドを所定の形状に加工し、さ
らには、前記めねじなどを容易に形成することができ
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。なお、図中従来例と共通の部分には同一符号を付
し、説明を簡略化する。
【0016】図1ないし図6は本考案をボールエンドミ
ルに適用してなる第1実施例を示すものである。
【0017】シャンク1の先端には、凸部20が設けら
れ、また、ヘッド2の基端部には凹部21が設けられて
いる。これら凸部20の外周および凹部21の内周との
間には、図6に示すように、半径方向にA1(実施例の
場合0.01〜0.04mm程度)の隙間が設けられて
いる。前記ヘッド2の凹部20が存在する範囲には、半
径方向へ向かってめねじ22が形成され、さらに、この
めねじ22にはおねじ23がねじ込まれている。また実
施例の場合、前記二つのめねじ22は、軸線を一致させ
て配置されている。また前記シャンク1の凸部21の外
周には、一部に面取りが施され、この面取りによって二
つの平面部24が形成されている。
【0018】また、前記シャンク1の中心には、貫通孔
25が形成され、また、ヘッド2の中心にはめねじ26
が形成されている。前記貫通孔25には、この貫通孔2
5に対して前記隙間A1より大きな隙間を持つ締め付け
ボルト27が挿入され、この締め付けボルト27の先端
は前記ヘッド2のめねじ26にねじ込まれている。そし
て、前記締め付けボルト27を締め付けることにより、
締め付けボルトの27の頭部28とめねじ26との間で
シャンク1とヘッド2とが一体に締め付けられるように
なっている。
【0019】上記構成の工具の組立は次のようにして行
われる。
【0020】凹部21の内面から突出しない位置におね
じ23を引き込ませておき、次いで、シャンク1の凸部
20をヘッド2の凹部21に挿入し、貫通孔25に締め
付けボルト27を挿入して、ヘッド2のめねじ26へね
じ込み、ゆるく仮締めしておく。この状態では、ヘッド
2はシャンク1に対して隙間A1の範囲で移動すること
ができる。
【0021】次いで、図5に示すように、互いに対向し
て設けられたおねじ23の一方を緩めつつ他方を締め付
けることにより、シャンク1とヘッド2とを相対的に位
置決めする。そして、この位置決めにより、ヘッド2に
取り付けるべきスローアウェイチップ3の刃先の位置
(刃先の回転軌跡を示す鎖線Cの直径φD)を調整する
ことができる。すなわち、前記間隔A1と等しいA2なる
調整代内で調整することができる。
【0022】次いで、締め付けボルト27を締め付ける
ことにより、ヘッド2がシャンク1に固定される。な
お、締め付けボルト27の締め付けと、おねじ23の締
め付けとを僅かずつ複数回に分けて行うことにより、刃
先の位置決めをさらに精度良く行うことができる。
【0023】この実施例では、おねじ23の向きをスロ
ーアウェイチップ3の刃先と同じ方向に向けているの
で、切削抵抗による変位を最小限にすることができると
ともに、ボールエンドミルとして必要な刃先の位置精度
を高めることができる。また、実施例では超硬合金製の
シャンク1の側に凸部20を設けたので、工具全体の
内、超硬合金が占める割合が高くなり、全体の剛性を高
めることができる。
【0024】図7ないし図9は本考案を穴ぐりバイトに
適用してなる第2実施例を示すものである。
【0025】この実施例においても、シャンク1の凸部
20がヘッド2の凹部21に挿入されるとともに、締め
付けボルト27をめねじ26に挿入することによって両
者が固定されている。この実施例においても、ヘッド2
の位置決めは、一対のおねじ23によって行われる。
【0026】この実施例では、穴ぐりバイトに要求され
ている刃先の位置決め精度を考慮して、前記おねじ23
の軸線がスローアウェイチップを含む面と直交する方向
へ向けられている。
【0027】なお、シャンクとヘッドとの結合は、シャ
ンクを貫通する締め付けボルトによる方式に限られるも
のではなく、他の結合手段を用いてもよい。また、切削
抵抗が小さい場合には、複数のおねじの締め付け力のみ
によって結合することもできる。
【0028】
【0029】
【0030】
【考案の効果】以上の説明で明かなように、請求項1お
よび2に記載された切削工具にあっては、ヘッドとシャ
ンクとが凹凸を介して結合され、また、凹部に設けられ
ためねじにねじ込まれた一対のおねじによって刃先の位
置を調整することができるから、旋削工具にあっては、
その刃先の回転半径を容易に。またシャンクが超硬合金
により形成されているので、工具全体の剛性が高められ
る。さらに、ヘッドが前記超硬合金より軟質の鋼により
形成されているので、ヘッドを所定の形状に加工し、さ
らには、前記めねじなどを容易に形成することができ
る。
【0031】
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の一部を断面とした正面図
である。
【図2】図1の工具の左側面図である。
【図3】図1の工具の右側面図である。
【図4】図1の工具の平面図である。
【図5】図1の工具のヘッドとシャンクとの嵌合部の横
断面の拡大図である。
【図6】図1の工具のヘッドとシャンクとの嵌合部の縦
断面の拡大図である。
【図7】本考案の第2実施例の平面図である。
【図8】図7の工具の一部を断面とした正面図である。
【図9】図7の工具の左側面図である。
【図10】切削工具の一従来例の平面図である。
【図11】図10の工具の正面図である。
【図12】図10の工具の左側面図である。
【符号の説明】
1 シャンク 2 ヘッド 3 スローアウエイチップ 20 凸部 21 凹部 22 めねじ 23 おねじ 24 平面部 25 貫通孔 26 めねじ 27 締め付けボルト 28 頭部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物が取り付けられるヘッドと、工作機
    械に支持されるシャンクとから構成された切削工具にお
    いて、前記シャンクは超硬合金により形成されるものであっ
    て、軸線と平行な方向へ突出する凸部が設けられ、前記
    ヘッドには、前記凸部に嵌合する凹部が設けられるとと
    もに、先端にスローアウェイチップが取り付けられてな
    り、 前記ヘッドは鋼により形成されるとともに、該ヘッドを
    厚さ方向に貫通して前記凹部内に開口するめねじがヘッ
    ドの半径方向に向けてかつ互いに軸線を一致させて一対
    設けられかつ該めねじにはそれぞれおねじがねじ込ま
    れ、 前記凸部の外周には、前記おねじの先端と接触する平面
    が形成され、 前記スローアウェイチップは、前記めねじの軸線とほぼ
    平行な方向へ向けて取り付けられた ことを特徴とする切
    削工具。
  2. 【請求項2】 刃物が取り付けられるヘッドと、工作機
    械に支持されるシャンクとから構成された切削工具にお
    いて、前記シャンクは超硬合金により形成されるものであっ
    て、軸線と平行な方向へ突出する凸部が設けられ、前記
    ヘッドには、前記凸部に嵌合する凹部が設けられるとと
    もに、先端にスローアウェイチップが取り付けられてな
    り、 前記ヘッドは鋼により形成されるとともに、該ヘッドを
    厚さ方向に貫通して前記凹部内に開口するめねじがヘッ
    ドの半径方向に向けてかつ互いに軸線を一致させて一対
    設けられかつ該めねじにはそれぞれおねじがねじ込ま
    れ、 前記凸部の外周には、前記おねじの先端と接触する平面
    が形成され、 前記スローアウェイチップは、前記めねじの軸線とほぼ
    直交する方向へ向けて取り付けられた ことを特徴とする
    切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5723048Y2 (ja) * 1976-11-20 1982-05-19
DE8633959U1 (ja) * 1986-12-19 1988-04-14 Komet Stahlhalter- Und Werkzeugfabrik Robert Breuning Gmbh, 7122 Besigheim, De

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JPH0512002U (ja) 1993-02-19

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