JPH0351049Y2 - - Google Patents

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JPH0351049Y2
JPH0351049Y2 JP9817187U JP9817187U JPH0351049Y2 JP H0351049 Y2 JPH0351049 Y2 JP H0351049Y2 JP 9817187 U JP9817187 U JP 9817187U JP 9817187 U JP9817187 U JP 9817187U JP H0351049 Y2 JPH0351049 Y2 JP H0351049Y2
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JP
Japan
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drill body
eccentric sleeve
flange portion
hole
tool head
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JP9817187U
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、粗加工に引続いて仕上げ加工を行な
い得るようにした径調整形の穴あけ工具に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の穴あけ工具としては、例えば実
公昭58−3616号公報、特公昭58−22283号公報等
にみられるものが開示されている。そして、前者
にみられるものは、工具本体の先端部分に六角形
板状および正方形板状のスローアウエイチツプを
取付けたものであり、また後者にみられるもの
は、回転中心部分に非削間隙が形成されるように
板状の切刃チツプをろう付けした超硬ドリルに関
するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、これらの穴あけ工具では、穿孔され
た穴寸法がラフなものであり、穴の寸法精度を要
する場合には、別工程、別機械により仕上げるの
が一般的であつた。したがつて、非削材の取付
け、取外しが必要であり、段取り時間の短縮要請
から、1ステーシヨンで行なえる穴あけ工具の開
発が問題となつている。
また、位置調整可能な仕上げ刃を備えるように
したものは、通常調整ユニツトを用いるが、これ
については、穴径が小さく例えばφ25mm以下にな
ると構造的に無理があり、組込めても工具剛性が
著るしく低下する問題点があつた。
(問題点を改善するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、ド
リル本体、偏心スリーブおよびツールヘツドの三
者からなる改善された穴あけ工具を提供するもの
である。
すなわち、ドリル本体は、先端切刃稜よりも後
方にある中間部位側には、拡径用の仕上げ刃稜が
備えられ、また偏心スリーブに接するフランジ部
分の環状面には、ツールヘツドの環状面に凸設さ
れたピンを受入れる受入れ穴が穿設されるように
なつているものである。
また、前記スリーブは、フランジ部分および嵌
合軸からなり、そのフランジ部分がドリル本体の
フランジ部分およびツールヘツド間に位置すると
ともに、その環状面には、取付けねじおよびピン
をそれぞれ挿通させ、しかも回転できるように周
方向で長穴状となる取付け穴およびガイド穴が穿
設され、また、その嵌合軸の外周部分がツールヘ
ツドの内周部分に嵌合するとともに、嵌合軸の内
周部分が外周部分に対して偏心する関係にあつ
て、前記ドリル本体の取付け軸部分に嵌合するも
のである。
さらに、前記ツールヘツドは、内周部分には、
前記偏心スリーブの外周部分が嵌合され、また環
状面には、前記取付けねじに対するねじ穴が穿設
されるとともに、ピンが凸設され、このピンが偏
心スリーブのガイド穴からドリル本体のフランジ
部分に穿設された受入れ穴内に位置するようにし
たものである。
(作用) 本考案の穴あけ工具は、偏心スリーブの回転操
作によつてドリル本体が径方向に移動するもので
ある。
したがつて、ドリル本体の中間部位側に備えら
れた仕上げ刃稜が精度の高い穴あけ作用を行なう
ものである。
また、本考案のように偏心スリーブによるもの
は、調整ユニツト方式のものに比べ小径のものに
適用できるものである。
(実施例) 以下、本考案穴あけ工具の一実施例について、
図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は、棒状をな
すドリル本体であり、切削ヘツド部分2、フラン
ジ部分3および取付け軸部分4からなつているも
のである。そして、切削ヘツド部分2には、軸方
向に延びる1対のフルート溝5および切削油の供
給穴6が設けられ、このフルート溝5の水平面7
に設けられたチツプ座8内には、例えば5つのス
ローアウエイチツプ9,10,11,12,13
が取付けられている。この場合、これらのスロー
アウエイチツプ9,10,11,12,13の取
付けは、例えば、図示のようなねじ止めおよび押
え金によるもの等各種の手段を採用できる。
しかして、前記スローアウエイチツプ9は、切
削ヘツド部分2の先端で、1対の先端切刃稜14
を形成するように六角形板状を呈するもので、前
記スローアウエイチツプ10は、正方形板状を呈
しており、外周側に偏位しているものである。そ
して、これらのスローアウエイチツプ9,10の
配列は、切削抵抗のバランスから逃げ角α,β、
偏位量δが適宜選択される。なお、本実施例で
は、スローアウエイチツプ10による刃先径を
φ22mmとしたときに、α=15°,β=5°、δ=1.7mm
に設定した。
また、中間部位に位置するスローアウエイチツ
プ11は、前述したスローアウエイチツプ9,1
0が先端部位にあつて先導的な穿孔用であるのに
対し、仕上げ刃稜15を備え拡径用として利用さ
れる。
さらに、スローアウエイチツプ12,13につ
いては、特に必要なものではないが、本実施例で
は、被削材16の開口縁の面取り作業および端面
削り作業に利用されるものである。
しかして、このドリル本体1の取付け軸部分4
は、偏心スリーブ17を介してツールヘツド18
に嵌合される。そして、ドリル本体1、偏心スリ
ーブ17およびツールヘツド18の三者は、ドリ
ル本体1のフランジ部分3側から取付けねじ19
によつて固定される。したがつて、ツールヘツド
18の環状面20には、取付けねじ19に対する
ねじ穴21が穿設される。
また、偏心スリーブ17は、第4図および第5
図で明示されているように、フランジ部分22お
よび嵌合軸23からなるが、嵌合軸23の内周部
分24および外周部分25は、偏心量A(例えば
本実施例ではA=1mm)を有する。そして、この
フランジ部分22は、軸方向では、ドリル本体1
のフランジ部分3およびツールヘツド18の環状
面20間に位置する。また、偏心スリーブ17の
嵌合軸23は、その外周部分25がツールヘツド
18の内周部分24に嵌合し、その内周部分24
がドリル本体1の取付け軸部分4に嵌合する。
さらに、この偏心スリーブ17は、目盛27a
によつて径調整されるが角度θの範囲内で(本実
施例ではθ=30°)回転できるようにフランジ部
分22には、周方向で長穴状となる取付け穴27
が穿設されているものである。この場合、1つの
取付け穴27は、角度θに対して約2倍の長さに
なつているが、これは、ツールヘツド18に凸設
されたピン28に対してガイド穴29と連通した
ことによる。また、前記取付けねじ19について
は、本実施例では、4個備えられているが、特に
その中の1つについては、4〜5枚重ねの皿バネ
30を備えるようにしている。これは、必ずしも
必要ではないが、前述したピン28に対するガイ
ド穴29と同様、偏心スリーブ17のガタつきを
抑えようとする配慮である。
なお、前述したピン28は、ツールヘツド18
の環状面20に凸設されるが、その凸出部分は、
偏心スリーブ17のガイド穴29を挿通してドリ
ル本体1のフランジ部分3に穿設された受入れ穴
31内に受入れられる。したがつて、この受入れ
穴31は、ツールヘツド18に対してドリル本体
1の径方向の移動から、ピン28よりも幾分大き
めの直径を有しているものである。
なお、本実施例では、ドリル本体1には少なく
とも3つのスローアウエイチツプ9,10,1
1,を配置するようにしたものに適用したが、ス
ローアウエイ形式に限らず、ろう付け方式、捩れ
を伴つたフルート溝7等各種の変形が可能であ
る。要すれば、先端切刃稜14によつて先導的な
穿孔ができ、また、仕上げ刃稜15によつて仕上
げの拡径ができるような形式であればよい。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、ドリル本体の
径調整機構として偏心スリーブを適用し、偏心ス
リーブの回転操作を可能にしたものであるから以
下のような効果を有する。
第1に、粗加工および仕上げ加工を別工程およ
び別機械で行なう必要がなくなつたことである。
これは、偏心スリーブ17の回転操作によつて径
調整が可能になり、仕上げ刃稜15による高精度
な仕上げ加工が可能になつたことからである。
第2に、穴径が比較的小さい場合でも適用でき
ることである。これは、本考案の偏心スリーブ1
7による形式のものは、嵌合およびねじ止めによ
つて確実に固定されるため従来みられる調整ユニ
ツトによるものよりは、穴あけ工具の工具剛性が
高くなつていることからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案穴あけ工具の一実施例を示す
一部を切欠した正面図、第2図は、側面図、第3
図は、ドリル本体の正面図、第4図は、偏心スリ
ーブの正面図、第5図は、側面図である。 1……ドリル本体、2……切削ヘツド部分、3
……フランジ部分、4……取付け軸部分、14…
…先端切刃稜、15……仕上げ刃稜、17……偏
心スリーブ、18……ツールヘツド、19……取
付けねじ、20……環状面、21……ねじ穴、2
2……フランジ部分、23……嵌合軸、24……
内周部分、25……外周部分、27……取付け
穴、28……ピン、29……ガイド穴、31……
受け入れ穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 棒状をなし、その一端の切削ヘツド部分2に
    は、穿孔用の先端切刃稜14が備えられ、しかも
    他端には、取付け軸部分4およびこれに隣接する
    ように中間部位側にあるフランジ部分3がそれぞ
    れ備えられているドリル本体1と、このドリル本
    体1の取付け軸部分4で嵌合する偏心スリーブ1
    7と、この偏心スリーブ17を介してドリル本体
    1に嵌合され、しかもドリル本体1のフランジ部
    分3からの取付けねじ19によつて偏心スリーブ
    17を介してねじ止めされるツールヘツド18と
    からなる穴あけ工具において、 前記ドリル本体1は、先端切刃稜14よりも後
    方にある中間部位側には、拡径用の仕上げ刃稜1
    5が備えられ、また偏心スリーブ17に接するフ
    ランジ部分3の環状面には、ツールヘツド18の
    環状面20に凸設されたピン28を受入れる受入
    れ穴31が穿設されるようになつており、 前記偏心スリーブ17は、フランジ部分22お
    よび嵌合軸23からなり、そのフランジ部分22
    がドリル本体1のフランジ部分3およびツールヘ
    ツド18間に位置するとともに、その環状面に
    は、前記取付けねじ19およびピン28をそれぞ
    れ挿通させ、しかも回転できるように周方向で長
    穴状となる取付け穴27およびガイド穴29が穿
    設され、また、その嵌合軸23の外周部分25が
    ツールヘツド18の内周部分に嵌合するととも
    に、嵌合軸23の内周部分24が外周部分25に
    対して偏心する関係にあつて、前記ドリル本体1
    の取付け軸部分4に嵌合するようになつており、 前記ツールヘツド18は、内周部分には、前記
    偏心スリーブ17の外周部分25が嵌合され、ま
    た環状面20には、前記取付けねじ19に対する
    ねじ穴21が穿設されるとともに、ピン28が凸
    設され、このピン28が偏心スリーブ17のガイ
    ド穴29からドリル本体1のフランジ部分3に穿
    設された受入れ穴31内に位置するようになつて
    いることを特徴とする穴あけ工具。
JP9817187U 1987-06-26 1987-06-26 Expired JPH0351049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9817187U JPH0351049Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JP9817187U JPH0351049Y2 (ja) 1987-06-26 1987-06-26

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JPS644505U JPS644505U (ja) 1989-01-12
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DE19859051A1 (de) * 1998-12-22 2000-07-13 Mapal Fab Praezision Werkzeug und Verfahren zur spanabtragenden Bearbeitung eines Werkstücks

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JPS644505U (ja) 1989-01-12

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