JP2507830Y2 - フライスカッタ - Google Patents
フライスカッタInfo
- Publication number
- JP2507830Y2 JP2507830Y2 JP1990044921U JP4492190U JP2507830Y2 JP 2507830 Y2 JP2507830 Y2 JP 2507830Y2 JP 1990044921 U JP1990044921 U JP 1990044921U JP 4492190 U JP4492190 U JP 4492190U JP 2507830 Y2 JP2507830 Y2 JP 2507830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- cutter body
- milling cutter
- cutter
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Milling Processes (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はフライスカッタに関し、より詳しくは、加工
仕上げチップの取付け構造に特徴を有するフライスカッ
タに関する。
仕上げチップの取付け構造に特徴を有するフライスカッ
タに関する。
（従来技術） フライス加工に用いられるカッタは、一般に、カッタ
ーボディの軸方向一側面外周縁部に複数の荒加工用スロ
アウエイチップを固着するとともに、これらの間に１枚
の仕上げ加工用のワイパーチップをスロアウエイチップ
より僅かに突出させるようにして固着するように構成さ
れている。
ーボディの軸方向一側面外周縁部に複数の荒加工用スロ
アウエイチップを固着するとともに、これらの間に１枚
の仕上げ加工用のワイパーチップをスロアウエイチップ
より僅かに突出させるようにして固着するように構成さ
れている。
ところが、このように構成されたフライスカッタで
は、ワイパーチップをチッピング等により再研摩した
後、ロケータを調整して取付けると、場合によってはワ
イパーチップが若干傾いてしまうことがあり、この状態
でワーク面を加工すると、表面に面粗度の悪いギザギザ
ができてしまうといった不都合が生じる。
は、ワイパーチップをチッピング等により再研摩した
後、ロケータを調整して取付けると、場合によってはワ
イパーチップが若干傾いてしまうことがあり、この状態
でワーク面を加工すると、表面に面粗度の悪いギザギザ
ができてしまうといった不都合が生じる。
（考案が解決しようとする課題） 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、仕上げ加工用チップの研摩後の
再装置に際して、これを仕上げ加工用のチップを正確な
向きに、しかもスロアウエイチップに対して所定の突出
高さをもって調整可能に取付けることのできる新たなフ
ライスカッタを提供することにある。
の目的とするところは、仕上げ加工用チップの研摩後の
再装置に際して、これを仕上げ加工用のチップを正確な
向きに、しかもスロアウエイチップに対して所定の突出
高さをもって調整可能に取付けることのできる新たなフ
ライスカッタを提供することにある。
（課題を解決するための手段） すなわち、本考案はかかる課題を達成するために、軸
方向一側面外周縁部に複数の荒加工用スロアウエイチッ
プを固着したフライスカッタにおいて、この荒加工用ス
ロアウエイチップの間に、カッターボデイの軸線と平行
な向きの取付け孔を穿設するとともに、この取付け孔
に、先端に仕上げ加工用のチップを固定し、かつ周面両
側には平坦な面を設けた柱状の丸バイトチップを嵌込ん
で、カッターボデイの他側面から螺合した突出高さ調整
用の押圧ネジにより丸バイトチップの後端面を押圧し、
かつカッターボデイの外周面から螺合したサイドロック
ネジにより丸バイトチップのいずれか一方の平坦面を押
圧するようにしたものである。
方向一側面外周縁部に複数の荒加工用スロアウエイチッ
プを固着したフライスカッタにおいて、この荒加工用ス
ロアウエイチップの間に、カッターボデイの軸線と平行
な向きの取付け孔を穿設するとともに、この取付け孔
に、先端に仕上げ加工用のチップを固定し、かつ周面両
側には平坦な面を設けた柱状の丸バイトチップを嵌込ん
で、カッターボデイの他側面から螺合した突出高さ調整
用の押圧ネジにより丸バイトチップの後端面を押圧し、
かつカッターボデイの外周面から螺合したサイドロック
ネジにより丸バイトチップのいずれか一方の平坦面を押
圧するようにしたものである。
（実施例） そこで以下に図示した実施例について説明する。
図面は本考案の一実施例をなすフライスカッタを示し
たもので、このカッタボディ１には、その軸方向一側面
２の外周縁部に、等しい間隔をおいて複数のスロアウエ
イチップ５・・・・が取付けられており、これらのスロ
アウエイチップ５、５の間には、外周面４に隣接させ
て、カッターボディ１の軸線と平行な向きに後述する丸
バイトチップ10を取付けるための取付け孔６が穿設さ
れ、またこのカッターボディ１の他側面３には、上記し
た取付け孔６に向けて押圧ネジ15を螺入させるためのネ
ジ孔７が設けられ、さらにカッターボディ１の外周面４
には、上記した取付け孔６に向けてサイドロッドネジ16
を螺入するためのネジ孔８が穿設されている。
たもので、このカッタボディ１には、その軸方向一側面
２の外周縁部に、等しい間隔をおいて複数のスロアウエ
イチップ５・・・・が取付けられており、これらのスロ
アウエイチップ５、５の間には、外周面４に隣接させ
て、カッターボディ１の軸線と平行な向きに後述する丸
バイトチップ10を取付けるための取付け孔６が穿設さ
れ、またこのカッターボディ１の他側面３には、上記し
た取付け孔６に向けて押圧ネジ15を螺入させるためのネ
ジ孔７が設けられ、さらにカッターボディ１の外周面４
には、上記した取付け孔６に向けてサイドロッドネジ16
を螺入するためのネジ孔８が穿設されている。
一方、この取付け孔６に固定される丸バイトチップ10
は、第３図に示したように、先端にテーパー状の肩13を
設け周面両側には平坦な面14を設けた柱状の胴部12と、
この胴部12の先端に固定したチップ11とによって構成さ
れている。
は、第３図に示したように、先端にテーパー状の肩13を
設け周面両側には平坦な面14を設けた柱状の胴部12と、
この胴部12の先端に固定したチップ11とによって構成さ
れている。
したがって、当初の組付け時あるいはチップ再研摩後
に、この丸バイトチップ10をカッターボディ１に取付け
るには、はじめに、この丸バイトチップ10をカッターボ
ディ１の外周面４近傍に穿設した取付け孔６・・・・内
に嵌込み、ついでカッターボディ１の他側面３のネジ孔
７に螺入した押圧ネジ15により丸バイトチップ10の後端
を押圧して、チップ11の切刃先端部がスロアウエイチッ
プ５・・・・の切刃より所定の量だけ突出するよう高さ
を調整し、その上でカッターボディ１の外周面４のネジ
孔８に螺入したサイドロックネジ16により、胴部12の平
坦面14を強固に押圧して丸バイトチップ10をカッターボ
ディ１の所要箇所に正確に位置決め固定する。
に、この丸バイトチップ10をカッターボディ１に取付け
るには、はじめに、この丸バイトチップ10をカッターボ
ディ１の外周面４近傍に穿設した取付け孔６・・・・内
に嵌込み、ついでカッターボディ１の他側面３のネジ孔
７に螺入した押圧ネジ15により丸バイトチップ10の後端
を押圧して、チップ11の切刃先端部がスロアウエイチッ
プ５・・・・の切刃より所定の量だけ突出するよう高さ
を調整し、その上でカッターボディ１の外周面４のネジ
孔８に螺入したサイドロックネジ16により、胴部12の平
坦面14を強固に押圧して丸バイトチップ10をカッターボ
ディ１の所要箇所に正確に位置決め固定する。
また、このフライスカッタを用途に応じて例えば左回
転用から右回転用に切替えるには、カッターボディ１か
ら丸バイトチップ10を一旦取外し、これを180°回転さ
せて、丸バイトチップの周面両側に設けられた平坦面の
他方をサイドロックネジ16により固定すれば、同じカッ
ターボディ１を用いて逆回転用のフライスカッタとして
構成することができる。
転用から右回転用に切替えるには、カッターボディ１か
ら丸バイトチップ10を一旦取外し、これを180°回転さ
せて、丸バイトチップの周面両側に設けられた平坦面の
他方をサイドロックネジ16により固定すれば、同じカッ
ターボディ１を用いて逆回転用のフライスカッタとして
構成することができる。
（効果） 以上述べたように本考案によれば、荒加工用スロアウ
エイチップの間に、カッターボデイの軸線と平行な向き
に取付け孔を穿設して、この取付け孔に嵌込んだ柱状の
丸バイトチップの後端を、カッターボデイの他側面から
螺合した突出高さ調整用の押圧ネジにより押圧するとと
もに、カッターボデイの外周面から螺合したサイドロッ
クネジにより丸バイトチップのいずれか一方の平坦面を
押圧するようにしたので、再研磨後の取付けに際して
は、これらのネジによってチップの傾きを生じないよう
に丸バイトチップを固定することができ、かつ突出高さ
調整用の押圧ネジによって丸バイトチップの突出量を微
妙に調整することができるばかりでなく、フライスカッ
タを用途に応じて回転方向を変更するような場合には、
柱状の丸バイトチップの向きを変えて取付け孔に挿入し
た上、サイドロックネジによりその周面両側に設けたい
ずれかの一方の平坦面を押圧することによって、これを
回転方向に応じた向きに強固に固定することができる。
エイチップの間に、カッターボデイの軸線と平行な向き
に取付け孔を穿設して、この取付け孔に嵌込んだ柱状の
丸バイトチップの後端を、カッターボデイの他側面から
螺合した突出高さ調整用の押圧ネジにより押圧するとと
もに、カッターボデイの外周面から螺合したサイドロッ
クネジにより丸バイトチップのいずれか一方の平坦面を
押圧するようにしたので、再研磨後の取付けに際して
は、これらのネジによってチップの傾きを生じないよう
に丸バイトチップを固定することができ、かつ突出高さ
調整用の押圧ネジによって丸バイトチップの突出量を微
妙に調整することができるばかりでなく、フライスカッ
タを用途に応じて回転方向を変更するような場合には、
柱状の丸バイトチップの向きを変えて取付け孔に挿入し
た上、サイドロックネジによりその周面両側に設けたい
ずれかの一方の平坦面を押圧することによって、これを
回転方向に応じた向きに強固に固定することができる。
第１図は本考案の一実施例をなすフライスカッタの一部
を示した平面図、第２図は一部断面で示したその側面
図、第３図はこのフライスカッタに装着される丸バイト
チップを示した図である。 １……カッターボディ ５……スロアウエイチップ ６……取付け孔 10……丸バイトチップ 15……押圧ネジ 16……サイドロックネジ
を示した平面図、第２図は一部断面で示したその側面
図、第３図はこのフライスカッタに装着される丸バイト
チップを示した図である。 １……カッターボディ ５……スロアウエイチップ ６……取付け孔 10……丸バイトチップ 15……押圧ネジ 16……サイドロックネジ
Claims (1)
- 【請求項１】軸方向一側面外周縁部に複数の荒加工用ス
ロアウエイチップを固着したフライスカッタにおいて、
上記荒加工用スロアウエイチップの間に、カッターボデ
イの軸線と平行な向きの取付け孔を穿設するとともに、
該取付け孔に、先端に仕上げ加工用のチップを固定し、
かつ周面両側には平坦な面を設けた柱状の丸バイトチッ
プを嵌込んで、上記カッターボデイの他側面から螺合し
た突出高さ調整用の押圧ネジにより上記丸バイトチップ
の後端面を押圧し、かつ上記カッターボデイの外周面か
ら螺合したサイドロックネジにより上記丸バイトチップ
のいずれか一方の上記平坦面を押圧するように構成した
ことを特徴とするフライスカッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990044921U JP2507830Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フライスカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990044921U JP2507830Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フライスカッタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH042515U JPH042515U (ja) | 1992-01-10 |
| JP2507830Y2 true JP2507830Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31558651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990044921U Expired - Fee Related JP2507830Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フライスカッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507830Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0723951Y2 (ja) * | 1989-05-19 | 1995-05-31 | 株式会社東芝 | 電気機器のカバー締付装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5145109A (ja) * | 1974-10-15 | 1976-04-17 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
| JPS58181407U (ja) * | 1982-05-29 | 1983-12-03 | 富士精工株式会社 | 刃先位置調整装置付工具ホルダ |
| JPS6242903U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-14 |
-
1990
- 1990-04-25 JP JP1990044921U patent/JP2507830Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH042515U (ja) | 1992-01-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |