JPS6131776Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6131776Y2 JPS6131776Y2 JP1981102506U JP10250681U JPS6131776Y2 JP S6131776 Y2 JPS6131776 Y2 JP S6131776Y2 JP 1981102506 U JP1981102506 U JP 1981102506U JP 10250681 U JP10250681 U JP 10250681U JP S6131776 Y2 JPS6131776 Y2 JP S6131776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- ball end
- tip
- end mill
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 102200082816 rs34868397 Human genes 0.000 description 1
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、スローアウエイ式のボールエンドミ
ルに係り、特に小径のものに好適するようにした
ものである。
ルに係り、特に小径のものに好適するようにした
ものである。
従来、この種のボールエンドミルは、中径のも
のから大径のものにかけて提案が多く、例えば、
実開昭55−26620号公報、実開昭53−51686号公報
などにみられるものが開示されている。
のから大径のものにかけて提案が多く、例えば、
実開昭55−26620号公報、実開昭53−51686号公報
などにみられるものが開示されている。
そして、前者のボールエンドミルは、スローア
ウエイチツプについては、回転中心付近で凸曲す
るすくい面を有するとともに、略四半分の円弧切
刃稜に沿つて凹溝が形成され、工具本体に取付け
られたときには、軸方向に正の取付け角を構成す
る。
ウエイチツプについては、回転中心付近で凸曲す
るすくい面を有するとともに、略四半分の円弧切
刃稜に沿つて凹溝が形成され、工具本体に取付け
られたときには、軸方向に正の取付け角を構成す
る。
また、後者におけるボールエンドミルは、円形
板状のスローアウエイチツプを工具本体に偏心的
に取付けたものである。
板状のスローアウエイチツプを工具本体に偏心的
に取付けたものである。
しかして、これらにみられるボールエンドミル
をそのまゝ小径化した場合には、スローアウエイ
チツプの取付け剛性が弱く切削性能の向上が期待
できない。
をそのまゝ小径化した場合には、スローアウエイ
チツプの取付け剛性が弱く切削性能の向上が期待
できない。
しかしながら、小径のボールエンドミルは、金
型等の用途が拡大されてきているため、スローア
ウエイ化の要望が強くなつてきている。
型等の用途が拡大されてきているため、スローア
ウエイ化の要望が強くなつてきている。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたもので、
円柱状をなす工具本体の一端には、弧状の切刃稜
を備えたスローアウエイチツプがその軸中心線付
近に切刃始点を位置させるようにして取付けられ
たボールエンドミルを切刃構成および取付け剛性
の点から改良したものである。
円柱状をなす工具本体の一端には、弧状の切刃稜
を備えたスローアウエイチツプがその軸中心線付
近に切刃始点を位置させるようにして取付けられ
たボールエンドミルを切刃構成および取付け剛性
の点から改良したものである。
以下、本考案ボールエンドミルの一実施例につ
いて図を参照しながら説明する。
いて図を参照しながら説明する。
第1図乃至第3図において、1は、円柱状をな
す工具本体であり、その一端に設けられたチツプ
座2内には略長方形板状をなすスローアウエイチ
ツプ3が取付けられる。
す工具本体であり、その一端に設けられたチツプ
座2内には略長方形板状をなすスローアウエイチ
ツプ3が取付けられる。
このスローアウエイチツプ3は、平行関係にあ
る垂直側面4,4および弧状を呈する垂直側面
5,5を有するもので、中央取付け穴6を利用し
て締付けねじ7で固定される。この場合、すくい
面には、チツプブレーカ溝8が弧状をなす切刃稜
9に沿つて形成されるが、これに伴つて、中央部
分が中高になる。そして、この中央部分に設けら
れた中央取付け穴6のテーパ部分11内には、締
付けねじ7の頭部10が位置して取付け剛性を高
める。
る垂直側面4,4および弧状を呈する垂直側面
5,5を有するもので、中央取付け穴6を利用し
て締付けねじ7で固定される。この場合、すくい
面には、チツプブレーカ溝8が弧状をなす切刃稜
9に沿つて形成されるが、これに伴つて、中央部
分が中高になる。そして、この中央部分に設けら
れた中央取付け穴6のテーパ部分11内には、締
付けねじ7の頭部10が位置して取付け剛性を高
める。
なお、このスローアウエイチツプ3は、軸中心
線12付近に切刃始点13を位置させ、外周側に
向つて弧状の切刃稜9を位置させる。
線12付近に切刃始点13を位置させ、外周側に
向つて弧状の切刃稜9を位置させる。
したがつて、このスローアウエイチツプ3は、
チツプ座2内に取付けられるときには垂直側面
4,5がいわゆる二面拘束され、また軸方向のす
くい角αが通常−1゜〜−15゜の範囲内で負角を
構成する。しかしながら、第4図で明示されてい
るように、前記チツプブレーカ溝8の存在によつ
てすくい角βが+5゜位の正角を構成する。
チツプ座2内に取付けられるときには垂直側面
4,5がいわゆる二面拘束され、また軸方向のす
くい角αが通常−1゜〜−15゜の範囲内で負角を
構成する。しかしながら、第4図で明示されてい
るように、前記チツプブレーカ溝8の存在によつ
てすくい角βが+5゜位の正角を構成する。
また、第5図は、変形例を示すもので、締付け
ねじ7のほかに押え部材14を適用し、スローア
ウエイチツプ3のクランプ力を増加させたもので
ある。
ねじ7のほかに押え部材14を適用し、スローア
ウエイチツプ3のクランプ力を増加させたもので
ある。
このようにして構成された本考案のボールエン
ドミルは、刃先半径6mm程度のものにまで適用で
き、小径化が達成できるものである。これは、第
1にスローアウエイチツプ3の中央取付け穴6の
開口端にテーパ部分11を連設し、この部分に締
付けねじ7の頭部が受入れられるようにしたこと
からである。第2に、スローアウエイチツプ3の
側面4,5がチツプ座2内でいわゆる二面拘束さ
れることからである。
ドミルは、刃先半径6mm程度のものにまで適用で
き、小径化が達成できるものである。これは、第
1にスローアウエイチツプ3の中央取付け穴6の
開口端にテーパ部分11を連設し、この部分に締
付けねじ7の頭部が受入れられるようにしたこと
からである。第2に、スローアウエイチツプ3の
側面4,5がチツプ座2内でいわゆる二面拘束さ
れることからである。
すなわち、ボールエンドミルを含む小形工具で
は、スローアウエイチツプ3の形状と鋼材からな
る工具本体の強度(剛性)によつて、切削性能が
異なる。したがつて、スローアウエイチツプ3の
軸方向の取付け角αを負としながらも、実質的な
作用すくい角βを正とすることは、工具剛性と切
削性能のバランスが最良となる。そして、小形工
具で取付け角αが正のものは、工具本体の強度が
弱く、この結果切削力によつて工具本体が破損乃
至振動しやすくなる。また、取付けねじも小さく
短いものとなり取付け剛性上不具合である。
は、スローアウエイチツプ3の形状と鋼材からな
る工具本体の強度(剛性)によつて、切削性能が
異なる。したがつて、スローアウエイチツプ3の
軸方向の取付け角αを負としながらも、実質的な
作用すくい角βを正とすることは、工具剛性と切
削性能のバランスが最良となる。そして、小形工
具で取付け角αが正のものは、工具本体の強度が
弱く、この結果切削力によつて工具本体が破損乃
至振動しやすくなる。また、取付けねじも小さく
短いものとなり取付け剛性上不具合である。
また、本考案のボールエンドミルは、鋳鉄切削
に限らず、通常の鋼切削にも適用できるととも
に、スローアウエイ化に伴う技術的特性、経済性
が得られるものである。すなわち、本考案のボー
ルエンドミルでは、S45Cを被削材としたときに
以下の条件で良好な切削結果が得られた。この場
合の工具呼び径は10mmφである。
に限らず、通常の鋼切削にも適用できるととも
に、スローアウエイ化に伴う技術的特性、経済性
が得られるものである。すなわち、本考案のボー
ルエンドミルでは、S45Cを被削材としたときに
以下の条件で良好な切削結果が得られた。この場
合の工具呼び径は10mmφである。
回転数N=2500r.p.m
送りF=280mm/min(0.11mm/rev)
切込みd=3mm
ピツクフイードP.F=1mm
これに対し、実開昭55−26620号公報にみられ
るような取付け角αが正となる比較品では、同一
切削条件ではびびりが発生して切削不可であつ
た。
るような取付け角αが正となる比較品では、同一
切削条件ではびびりが発生して切削不可であつ
た。
本考案は、以上説明したように、スローアウエ
イチツプ3の特性を活かすためチツプブレーカ溝
8を形成して中高形状にするとともに、これに合
せて締付けねじ7が中央取付け穴6内で沈み込む
ように位置して取付け強度を高めたものであるか
ら、特に小径のものに適用でき、切削性能を向上
できるものである。
イチツプ3の特性を活かすためチツプブレーカ溝
8を形成して中高形状にするとともに、これに合
せて締付けねじ7が中央取付け穴6内で沈み込む
ように位置して取付け強度を高めたものであるか
ら、特に小径のものに適用でき、切削性能を向上
できるものである。
第1図は、本考案ボールエンドミルの一実施例
を示す正面図、第2図は、その側面図、第3図
は、底面図、第4図は第1図中の−線に沿つ
て得られる拡大断面図、第5図は、変形例を示す
一部正面図、第6図は、本考案ボールエンドミル
に組込まれるスローアウエイチツプを示すもの
で、aは正面図、bは断面図である。 1……工具本体、3……スローアウエイチツ
プ、4,5……垂直側面、6……中央取付け穴、
8……チツプブレーカ溝、9……切刃稜。
を示す正面図、第2図は、その側面図、第3図
は、底面図、第4図は第1図中の−線に沿つ
て得られる拡大断面図、第5図は、変形例を示す
一部正面図、第6図は、本考案ボールエンドミル
に組込まれるスローアウエイチツプを示すもの
で、aは正面図、bは断面図である。 1……工具本体、3……スローアウエイチツ
プ、4,5……垂直側面、6……中央取付け穴、
8……チツプブレーカ溝、9……切刃稜。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円柱状をなす工具本体1の一端には、チツプ座
2が設けられ、このチツプ座2内では、弧状の切
刃稜9を備えた略長方形板状のスローアウエイチ
ツプ3が切刃始点13を軸中心線12付近に位置
させるようにしてねじ止めされているボールエン
ドミルにおいて、 前記スローアウエイチツプ3は、平行関係にあ
る垂直側面4,4および弧状の切刃稜9を形成す
る垂直側面5,5が備えられることにより略長方
形板状をなし、そのすくい面には、前記切刃稜9
に沿つてチツプブレーカ溝8が形成されることに
より、その中央部分を中高とし、この中央部分に
は、テーパ部分11を備えた中央取付け穴6が穿
設され、前記チツプ座2内で、2つの側面4,5
が拘束されるように前記中央取付け穴6を利用し
てねじ止めされたときには、負角を構成する軸方
向のすくい角αに対し、前記チツプブレーカ溝8
の存在によつて実質的なすくい角βが正角を構成
するようになつていることを特徴とするボールエ
ンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250681U JPS588514U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ボ−ルエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250681U JPS588514U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ボ−ルエンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588514U JPS588514U (ja) | 1983-01-20 |
JPS6131776Y2 true JPS6131776Y2 (ja) | 1986-09-16 |
Family
ID=29897149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10250681U Granted JPS588514U (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | ボ−ルエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588514U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60186111U (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-10 | 東芝タンガロイ株式会社 | 回転切削工具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526620B2 (ja) * | 1975-03-11 | 1980-07-15 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5351686U (ja) * | 1976-10-05 | 1978-05-02 | ||
JPS5841058Y2 (ja) * | 1978-08-03 | 1983-09-16 | 三菱マテリアル株式会社 | スロ−アウエイチツプ |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP10250681U patent/JPS588514U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5526620B2 (ja) * | 1975-03-11 | 1980-07-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS588514U (ja) | 1983-01-20 |
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