JPS599767Y2 - チヤツクアタツチメント - Google Patents
チヤツクアタツチメントInfo
- Publication number
- JPS599767Y2 JPS599767Y2 JP14110282U JP14110282U JPS599767Y2 JP S599767 Y2 JPS599767 Y2 JP S599767Y2 JP 14110282 U JP14110282 U JP 14110282U JP 14110282 U JP14110282 U JP 14110282U JP S599767 Y2 JPS599767 Y2 JP S599767Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chuck body
- chuck
- pivot arm
- axis
- jaw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はマルチジョーチャックに関し、特に高速回転中
にチャックのジョーに作用する逆効果の遠心力を打ち消
すためのアタッチメントに関する。
にチャックのジョーに作用する逆効果の遠心力を打ち消
すためのアタッチメントに関する。
旋盤または他の同様な工作機械において工作片を駆動す
るように格別に設計されている従来のマルチジョーチャ
ックでは、チャックの高速回転時にジョーが開こうとす
る傾向をもち、この傾向は回転中ジョーに作用する遠心
力によって与えられる。
るように格別に設計されている従来のマルチジョーチャ
ックでは、チャックの高速回転時にジョーが開こうとす
る傾向をもち、この傾向は回転中ジョーに作用する遠心
力によって与えられる。
その結果、ジョーの締めつけ力または保持力は低下する
。
。
実際、3000R.P.M.を超える速度での保持力の
喪失は重大な問題である。
喪失は重大な問題である。
さらに、セラミック切削工具の採用がみられる今日、3
000〜6000 R.P.M.の範囲でのスピンドル
速度は一般的になり、従って上記の問題を引き起してい
る。
000〜6000 R.P.M.の範囲でのスピンドル
速度は一般的になり、従って上記の問題を引き起してい
る。
この問題に対処するために、多くの大型動力チャックは
釣合錘つきのジョーを備え、あるいは逆効果の遠心力と
相殺するようにジョーと共働する釣合錘を内部に設けて
きた。
釣合錘つきのジョーを備え、あるいは逆効果の遠心力と
相殺するようにジョーと共働する釣合錘を内部に設けて
きた。
しかしながら、このような従来装置は重大な欠点をもつ
ことが解った。
ことが解った。
特に、従来の装置はそれぞれ格別なもしくは大きく変更
したチャックの内部構造を要し、従って、特別なチャッ
クを必要とした。
したチャックの内部構造を要し、従って、特別なチャッ
クを必要とした。
これらの装置はまた一般に構造が極めて複雑で製造が高
価につく欠点がある。
価につく欠点がある。
最も重大な欠点は、従来装置は在来のチャックに容易に
適合しないということである。
適合しないということである。
実公昭42−5197号公報に示されている従来装置は
、ジョーを遠心力により押し付けるレバーがチャック本
体の軸線と直角をなす軸線の周りに枢動するように配置
されている。
、ジョーを遠心力により押し付けるレバーがチャック本
体の軸線と直角をなす軸線の周りに枢動するように配置
されている。
従って、チャック本体の回転力がレバー自体を変形(撓
み)させあるいはレバーの枢着点における遊びを大きく
するように作用してジョーに対するレバーの作用力に変
動をもたらす。
み)させあるいはレバーの枢着点における遊びを大きく
するように作用してジョーに対するレバーの作用力に変
動をもたらす。
その結果、各ジョーの工作片に対する締付力に不均衡が
生じる。
生じる。
従って、ショーの締付力の低下を有効に防止することが
できないばかりでなく、工作片が振動しその精密加工を
不可能にする。
できないばかりでなく、工作片が振動しその精密加工を
不可能にする。
本考案は、在来のチャックの内部構造を改変することな
く単にチャック本体の外周面に取り付けるだけでジョー
の前記締付力の低下を防止することができるチャックア
タッチメントの提供を目的とし、チャック本体の外周面
に着脱可能に取り付けられるハウジングの内部に配置さ
れ、各ジョーと作動的に係合するレバーをチャック本体
の軸線と平行な軸線の周りに運動するように枢着したこ
とにある。
く単にチャック本体の外周面に取り付けるだけでジョー
の前記締付力の低下を防止することができるチャックア
タッチメントの提供を目的とし、チャック本体の外周面
に着脱可能に取り付けられるハウジングの内部に配置さ
れ、各ジョーと作動的に係合するレバーをチャック本体
の軸線と平行な軸線の周りに運動するように枢着したこ
とにある。
本考案によれば、レバーはチャック本体の軸線と平行な
軸線を有する枢軸ピンの周りに枢動することから、回転
力によって前記したような変形等を受けず、各ショーに
均しく締付力を及ぼしてその低下を完全に防止し、工作
片の精密加工を可能にする。
軸線を有する枢軸ピンの周りに枢動することから、回転
力によって前記したような変形等を受けず、各ショーに
均しく締付力を及ぼしてその低下を完全に防止し、工作
片の精密加工を可能にする。
第1図には、本考案に係るアタッチメントが取り付けら
れたチャックで゛あって、半径方向へ滑動可能なマスタ
ージョ一部材14を受けるチャンネル12を備えた円筒
状の鋼製本体10を有する在来型のマルチ・ジョー空気
式チャックが示されている。
れたチャックで゛あって、半径方向へ滑動可能なマスタ
ージョ一部材14を受けるチャンネル12を備えた円筒
状の鋼製本体10を有する在来型のマルチ・ジョー空気
式チャックが示されている。
ショ一部材14は、チャック本体10の中心に配置され
た工作片15に関して相対的な引込位置と締付位置との
間で運動すべく容易に滑動することができ、ジョ一部材
14の内端16は工作片15と共働して締付位置に把持
しかつこれを締付ける。
た工作片15に関して相対的な引込位置と締付位置との
間で運動すべく容易に滑動することができ、ジョ一部材
14の内端16は工作片15と共働して締付位置に把持
しかつこれを締付ける。
全体に環状でU状の断面形状を有するハウジング18が
、第2図に示すように、締結具20によりチャック本体
10の外周面に取り外し可能に取り付けられており、か
つチャック本体10に関して同軸的に配置されている。
、第2図に示すように、締結具20によりチャック本体
10の外周面に取り外し可能に取り付けられており、か
つチャック本体10に関して同軸的に配置されている。
全体に孤状をした複数のレバー22がチャック本体10
の軸線に平行な軸線の周りに枢動するようにハウジング
18内に枢動可能に取り付けられている。
の軸線に平行な軸線の周りに枢動するようにハウジング
18内に枢動可能に取り付けられている。
レバー22は各ジョ一部材14ごとに設けられており、
実施例の場合、3つのレバー22(その1つのみ図示)
が3つのジョ一部材14のために設けられている。
実施例の場合、3つのレバー22(その1つのみ図示)
が3つのジョ一部材14のために設けられている。
レバー22はそれぞれ枢軸ピン24に支持されており、
該ピンはハウジング18の側壁を経て伸びる孔26中に
枢動可能に保持されており、該ピンの軸線はチャック本
体10の軸線に平行であり、また該ピンはチャンネル1
2の側壁の一つとほぼ整列関係にある。
該ピンはハウジング18の側壁を経て伸びる孔26中に
枢動可能に保持されており、該ピンの軸線はチャック本
体10の軸線に平行であり、また該ピンはチャンネル1
2の側壁の一つとほぼ整列関係にある。
レバー22はそれぞれ比較的短い第1の枢軸アーム28
を含み、該アームは枢軸ピン24の相対する両側の一方
に配置され、各ショ一部材14の外端30に対向してい
る。
を含み、該アームは枢軸ピン24の相対する両側の一方
に配置され、各ショ一部材14の外端30に対向してい
る。
第1の枢軸アーム28はそれぞれこれを貫通するねじ孔
32を備え、該ねじ孔の軸線は通常チャック本体10の
軸線に関して直角に配置されている。
32を備え、該ねじ孔の軸線は通常チャック本体10の
軸線に関して直角に配置されている。
押ねじ34が対向するショ一部材14の外端30と作動
的に係合するように各ねじ孔32中にねじ込まれている
。
的に係合するように各ねじ孔32中にねじ込まれている
。
前記押ねしは第1の枢軸アームのショーに対する保合を
一点に定める。
一点に定める。
また、押ねじのねじ込み量を調節することにより、レバ
ーの寸法誤差またはレバーの取り付け位置のわずかな誤
差による各ジョーに対する第1の枢軸アーム相互間の圧
力作用点の不一致を矯正する。
ーの寸法誤差またはレバーの取り付け位置のわずかな誤
差による各ジョーに対する第1の枢軸アーム相互間の圧
力作用点の不一致を矯正する。
レバー22はまた枢軸ピン24の反対側に配置された、
比較的長いしかも重重量の第2の枢軸アーム36を備え
る。
比較的長いしかも重重量の第2の枢軸アーム36を備え
る。
作動時、工作片15が旋盤または同様な工作機械上でシ
ョ一部材14により把持されかつチャック本体10がそ
の軸線の周りに回転されると、各レバー22の重くて長
い第2の枢軸アーム36がその回転動作によって生じた
遠心力の効果として外方へ枢動する。
ョ一部材14により把持されかつチャック本体10がそ
の軸線の周りに回転されると、各レバー22の重くて長
い第2の枢軸アーム36がその回転動作によって生じた
遠心力の効果として外方へ枢動する。
これにより、各第1の枢動アーム28は内方へ枢動し、
その結果、押ねじ34はショ一部材14の外端30と係
合してこれを内方へ押圧し、ショ一部材に作用する遠心
力を打ち消し、相殺する。
その結果、押ねじ34はショ一部材14の外端30と係
合してこれを内方へ押圧し、ショ一部材に作用する遠心
力を打ち消し、相殺する。
この作用は、高速作動中開こうとする傾向をもつショ一
部材の締付力すなわち保持力を助長する。
部材の締付力すなわち保持力を助長する。
レバー22によりショ一部材14に及ぼされる実際の力
は、第2の枢軸アームの重さの或分であり、また枢軸ピ
ン24の枢着点と押ねじ34の圧力点との間の関係によ
って得られる機械的効果である。
は、第2の枢軸アームの重さの或分であり、また枢軸ピ
ン24の枢着点と押ねじ34の圧力点との間の関係によ
って得られる機械的効果である。
この比は勿論所定の重量をもった枢軸アームの力を変え
るために、変更することができる。
るために、変更することができる。
第2の枢軸アーム36の寸法および重さはハウジング1
8の外径内での有効な空間によってのみ制限される。
8の外径内での有効な空間によってのみ制限される。
場合によっては、ハウジングの外径は制限される。
しかし、通常、外径は求めに応じて大きくすることがで
き、従って、枢軸アームの寸法は制限を受けない。
き、従って、枢軸アームの寸法は制限を受けない。
前記したところから理解されるように、本考案のチャッ
クアタッチメントは既存のいかなるチャックにも取り付
けることができるように非常に簡単な構造を有し、しか
も取り付けのためにチャックやその内部の構或要素に変
更、修正を加えることを必要としない。
クアタッチメントは既存のいかなるチャックにも取り付
けることができるように非常に簡単な構造を有し、しか
も取り付けのためにチャックやその内部の構或要素に変
更、修正を加えることを必要としない。
従って、工作片が内径チャック又は外径チャックのいず
れを必要とする場合にも容易に適合させることができる
。
れを必要とする場合にも容易に適合させることができる
。
また、レバーがチャック本体の軸線と平行な枢軸ピンに
枢着されていることから、各ジョーに均しく締付力を及
ぼすことができ、高速精密加工に適合する。
枢着されていることから、各ジョーに均しく締付力を及
ぼすことができ、高速精密加工に適合する。
さらに、ハウジングは環状で、レバーは弧状であること
から、チャック本体の外周面に極めてまとまりのよいコ
ンパクト形状を呈し、全体に小型で着脱のために取り扱
い易い。
から、チャック本体の外周面に極めてまとまりのよいコ
ンパクト形状を呈し、全体に小型で着脱のために取り扱
い易い。
さらに、レバーにジョーと係合する押ねじを設けたこと
から、圧力を常にチャック本体の中心に向けて作用させ
ることができ、しかもいずれのジョーにも均しい圧力を
作用させるように調整することができる。
から、圧力を常にチャック本体の中心に向けて作用させ
ることができ、しかもいずれのジョーにも均しい圧力を
作用させるように調整することができる。
第1図は内部構造を示すように一部破断して示す、本考
案に係るチャックアタッチメントを備えたチャックの正
面図であり、第2図は内部構造を示すように部分的に破
断して示す、チャックの側面図である。 10:チャック本体、14:ジョー、18:ハウジング
、22:レバー、24:枢軸ピン、28:第1の枢軸ア
ーム、32:ねじ孔、34:押ねし、36:第2の枢軸
アーム。
案に係るチャックアタッチメントを備えたチャックの正
面図であり、第2図は内部構造を示すように部分的に破
断して示す、チャックの側面図である。 10:チャック本体、14:ジョー、18:ハウジング
、22:レバー、24:枢軸ピン、28:第1の枢軸ア
ーム、32:ねじ孔、34:押ねし、36:第2の枢軸
アーム。
Claims (1)
- 回転可能のチャック本体と該チャック本体に支持されか
つ引込位置と締付位置との間でチャック本体の軸線に関
して半径方向へ可動の複数のジョーとを有するチャック
のための遠心力作動のチャックアタッチメントであって
、前記チャック本体の外周面に取り外し可能に取り付け
られたハウジングであって開口が前記チャック本体およ
びそのジョーに面するU状の環状チャンネルを規定する
中空のハウジング18と、前記チャック本体の軸線に平
行な枢軸線の周りに枢動するように前記ハウジングのチ
ャンネル内に設けられたピン24に枢着され、各ジョー
14と共働する弧状のレバー22とを備え、該レバーは
前記ピンの一方の側に配置された第1の枢動アーム28
と前記ピンの他方の側に配置された第2の枢軸アーム3
6とを有し、前記第1の枢軸アームは前記チャック本体
の軸線に関して直角に配置された軸線を有する貫通ねし
孔および前記ジョーと係合するように前記ねし孔に螺合
された押ねじを有し、前記第2の枢軸アームは前記チャ
ック本体の回転時に前記第1の枢軸アームを前記ジョー
に向けて強制し、前記ショーに作用する遠心力を打ち消
しかつ該ジョーの締付力を助長するのに有効な長さ及び
重さを有する、チャックアタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14110282U JPS599767Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | チヤツクアタツチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14110282U JPS599767Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | チヤツクアタツチメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58102004U JPS58102004U (ja) | 1983-07-11 |
JPS599767Y2 true JPS599767Y2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=30101617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14110282U Expired JPS599767Y2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | チヤツクアタツチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599767Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030002406A (ko) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | 발레오만도전장시스템스코리아 주식회사 | 발전기 축 가공수단의 척킹장치 |
-
1982
- 1982-09-20 JP JP14110282U patent/JPS599767Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58102004U (ja) | 1983-07-11 |
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