JPH0966410A - アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック - Google Patents

アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック

Info

Publication number
JPH0966410A
JPH0966410A JP22393995A JP22393995A JPH0966410A JP H0966410 A JPH0966410 A JP H0966410A JP 22393995 A JP22393995 A JP 22393995A JP 22393995 A JP22393995 A JP 22393995A JP H0966410 A JPH0966410 A JP H0966410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
centering
chuck
claw
aluminum wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22393995A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Hanai
輝男 花井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP22393995A priority Critical patent/JPH0966410A/ja
Publication of JPH0966410A publication Critical patent/JPH0966410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つのチャックを2工程で共用し、段取り替
えなしに、アルミホイールを能率よく旋削加工する。 【構成】 第1工程で、ワークWをデザイン端面Wcが
チャックボデー1の前面と対向するように載置する。ド
ローボルト6でウエッジプランジャー26を介しマスタ
ージョー28を閉じ、芯出爪30でリムWaの最外径部
を芯出しする。ドロー部材5でスパイダ12を介しフィ
ンガーレバー17を閉じ、把持爪19でリムWaの端面
をフェースクランプし、この状態で、加工機によりワー
ク1の内周面全体と外周面の前半部とを削出する。第2
工程では、第1工程と同じフィンガーチャックを使用
し、ワークWを反転し、芯出爪30でリムWaの最外径
部を芯出し、把持爪19でリムWaの端面をフェースク
ランプし、この状態で、ワークWのデザイン端面Wcと
外周面の残りの部分とを削出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミホイールの
チャッキング方法、旋削加工方法、及び、これらの方法
を実施する際に使用するフィンガーチャックに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】アルミホイールの旋削加工には、通常、
フィンガーチャックが使用される。このフィンガーチャ
ックには、ワークを所要精度でチャッキングできるよう
に、従来からクランプ機構とは別に芯出機構が設けられ
ている。例えば、図9及び図10に示すフィンガーチャ
ック51の芯出機構は、スプリング52でフェースプレ
ート53を前方へ押し出し、その突端のテーパ部53a
でワークWをリムWaの内側から芯出しするように構成
されている。図11及び図12に示すフィンガーチャッ
ク55の芯出機構は、スプリング56でコーン57を前
方へ押し出し、その外周のテーパ面57aでワークWを
車軸取付孔Wbの内側から芯出しする。
【0003】また、図13及び図14に示すフィンガー
チャック59の芯出機構は、チャック前面より突出する
芯出ボデー60を備え、これに内蔵したウエッジプラン
ジャー61でマスタージョー62を駆動し、前方に突出
する芯出爪63でワークWを車軸取付孔Wbの内側から
芯出しする。図15及び図16に示すフィンガーチャッ
ク65の芯出機構は、芯出ボデー66のウエッジプラン
ジャー67でマスタージョー71を駆動し、放射状に突
出する芯出爪68でワークWを内周面側から芯出しす
る。なお、各フィンガーチャック51,55,59,6
5のクランプ機構は、それぞれフィンガーレバー69先
端の把持爪70でリムWaの端面をチャック前面にフェ
ースクランプするように構成されている。
【0004】ところで、アルミホイールの旋削加工は、
通常、ワークWの内周面及び外周面の半分を削出する第
1工程と、ワークWのデザイン端面Wc及び外周面の残
り半分を削出する第2工程とからなっている。従来、ア
ルミホイールを旋削加工する際には、第1工程におい
て、図9,10のフィンガーチャック51又は図11,
12のフィンガーチャック55が使用される。そして、
デザイン端面Wcをチャック前面に対向させた状態で、
ワークWがフェースプレート53によってリムWaの内
側にて芯出しされるか、或は、コーン57によって車軸
取付孔Wbにて芯出しされた後に、リムWaの端面がフ
ィンガーレバー69の把持爪70によってフェースクラ
ンプされ、この状態で、ワークWの内周面と外周面の半
分とが削出される。
【0005】第2工程においては、図13,14のフィ
ンガーチャック59又は図15,16のフィンガーチャ
ック65が使用される。この場合、ワークWはデザイン
端面Wcが外向きとなるように反転され、芯出爪63に
よって車軸取付孔Wbにて芯出しされるか、或は、芯出
爪68によってワークWの内周面にて芯出しされた後
に、リムWaの端面が把持爪70によってフェースクラ
ンプされ、この状態で、ワークWのデザイン端面Wcと
外周面の残り半分とが削出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のチ
ャッキング方法によると、第1工程の芯出部位と第2工
程の芯出部位とが相違するので、一つのフィンガーチャ
ックを各工程で共用することができなかった。共用する
ためには、芯出機構の交換が必要であるが、各工程の芯
出部位が大きく相違するため、芯出機構に互換性を持た
せることは困難で、仮に可能であっても、生産現場での
交換は事実上無理であった。
【0007】従って、従来の旋削加工方法によると、第
1工程と第2工程とでフィンガーチャックを使い分ける
必要があった。使い分けるためには、一台の加工機に各
工程用のフィンガーチャックを交換して取り付けるか、
或は、各工程専用の加工機を別々に用意する必要があ
り、前者の場合は段取り替えに手間を要し、後者の場合
は1種類のアルミホイールに2台の加工機を使用する無
駄があった。
【0008】また、従来のフィンガーチャックは、芯出
機構がワークWを内側から芯出しするように構成されて
いるので、これを各工程に共用できないばかりでなく、
アルミホイールの種類によってリムWaの内径、デザイ
ン端面Wcの高さ、又は車軸取付孔Wbの内径が相違す
る場合に、フェースプレート53、コーン57、又は芯
出爪63,68をその都度交換する面倒があり、多品種
少量生産に不向きであった。
【0009】そこで、本発明の課題は、一つのチャック
を第1工程と第2工程とで共用できるアルミホイールの
チャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャ
ックを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明によるチャッキング方法は、アル
ミホイールのリムの最外径部をフィンガーチャックの芯
出爪で芯出した後に、リムの端面をフィンガーチャック
の把持爪によってフェースクランプすることを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明による旋削加工方法は、ア
ルミホイールのデザイン端面をフィンガーチャックに対
向させ、アルミホイールのリムの最外径部をフィンガー
チャックの芯出爪で芯出した後に、リムの端面をフィン
ガーチャックの把持爪によってフェースクランプし、こ
の状態で、アルミホイールの内周面と外周面の一部とを
旋削加工し、次に、アルミホイールを反転し、リムの最
外径部を前記芯出爪で芯出した後に、リムの端面を前記
把持爪でフェースクランプし、その状態で、アルミホイ
ールのデザイン端面と外周面の残部とを旋削加工するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によるフィンガーチャック
は、アルミホイールのリムの最外径部を芯出する複数の
芯出爪と、各芯出爪を開閉する芯出爪駆動機構と、アル
ミホイールのリムの端面をフェースクランプする複数の
把持爪と、各把持爪を開閉する把持爪駆動機構とから構
成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。図1〜図4はフィンガーチャックの第
1実施形態、及びこのチャックによるアルミホイールの
チャッキング方法と旋削加工方法とを示すものである。
まず、図1〜図3に基づきフィンガーチャックの構成に
ついて説明すると、チャックボデー1は、工作機械のス
ピンドル(図示略)に取り付けられるカップ状ボデー2
の前端にフロントプレート3を組み付けて構成されてい
る。カップ状ボデー2の後端中央部にはガイドスリーブ
4が固定され、その内側には外筒5a及び内筒5bから
なるドロー部材5が挿入されている。ドロー部材5の内
側にはドローボルト6が挿入され、ドロー部材5及びド
ローボルト6はそれぞれ連結ロッド7,8を介してスピ
ンドル側の回転シリンダ(図示略)によりチャック軸線
方向へ別々に往復駆動される。
【0014】ドロー部材5の前端には当接部10が突設
され、この当接部10の後側には球面座金11を介して
スパイダ12が前後に傾動可能に支持されている。フロ
ントプレート3外周の3等分位置にはそれぞれフィンガ
ーレバー17が中央部のく字形溝17aにてピン18で
揺動自在に支持され、各レバー17の前端には把持爪1
9が取着されるとともに、各レバー17の後端部は軸2
0でスパイダ12に回動可能に連結されている。そし
て、ドロー部材5、スパイダ12、及びフィンガーレバ
ー17等によって把持爪19を開閉する把持爪駆動機構
が構成され、閉鎖状態の把持爪19でワークWにおける
リムWaの端面がフロントプレート3前面の受台21及
び受座31にフェースクランプされるようになってい
る。なお、カップ状ボデー2とスパイダ12との間に
は、フィンガーレバー17を開放方向へ付勢するコイル
スプリング22が介装されている。
【0015】フロントプレート3の中心孔23には芯出
チャック本体24が固定され、その内部にはウエッジプ
ランジャー26がチャック軸線方向へ摺動自在に収容さ
れている。ウエッジプランジャー26の中心にはドロー
ボルト6の前端部がリング27で結合され、ウエッジプ
ランジャー26の外周には3つの楔溝26aが刻設され
ている。また、芯出チャック本体24には3つのマスタ
ージョー28が半径方向へ摺動自在に支持され、それら
の内端には楔溝26aに噛合する楔部28aが形成され
ている。各マスタージョー28の前面には、棒状の芯出
爪30が各把持爪19の中間に位置するようにボルト2
9で取着されている。そして、ドローボルト6、ウエッ
ジプランジャー26、及びマスタージョー28等によっ
て芯出爪30を開閉する芯出爪駆動機構が構成され、閉
鎖状態の芯出爪30でリムWaの最外径部が芯出しされ
るようになっている。なお、ウエッジプランジャー26
とマスタージョー28との噛合部に切粉が侵入しないよ
うに、円筒体24にはダストカバー25が取り付けられ
ている。
【0016】次に、上記構成のフィンガーチャックによ
るアルミホイールのチャッキング方法及び旋削加工方法
について説明する。アルミホイールの旋削加工に際し、
第1工程においては、まず、図2及び図3に示すよう
に、ワークWがデザイン端面Wcをチャックボデー1の
前面に対向させた状態で受台21及び受座31に載置さ
れる。次いで、ドローボルト6によりウエッジプランジ
ャー26が後方へ引かれ、マスタージョー28により芯
出爪30が内側へ閉鎖され、リムWaの最外径部が3つ
の芯出爪30によって芯出しされる。次に、ドロー部材
5によりスパイダ12が後方へ引かれ、フィンガーレバ
ー17が内側へ閉鎖され、リムWaの端面が3つの把持
爪19によって受台21及び受座31にフェースクラン
プされる。こうすれば、リムWaをチャック中心側へク
ランプする場合とは異なり、ワークWを変形させること
なく強力な把持力でクランプできる。そして、このクラ
ンプ状態で、旋盤等の加工機によりワークWの内周面全
体と外周面の前半部とが削出される。なお、図2及び図
3では、ワーク1の旋削前の形状が外側の2点鎖線で、
旋削後の形状は内側の2点鎖線で示されている。
【0017】続く第2工程においては、第1工程と同じ
フィンガーチャック及び加工機が使用され、まず、図4
に示すように、ワークWが反転されてデザイン端面Wc
と反対側の端面が受台21及び受座31に載置される。
次いで、芯出爪30が閉鎖され、これによってデザイン
端面Wcと反対側におけるリムWaの最外径部が芯出し
される。次に、フィンガーレバー17が内側へ閉鎖さ
れ、リムWaの端面が把持爪19によってフェースクラ
ンプされる。この場合、リムWaは旋削済みであるか
ら、その取りしろ分だけ芯出爪30及びフィンガーレバ
ー17が第1工程よりも内側へ閉鎖される。そして、こ
の状態で、加工機によりワークWのデザイン端面Wcと
外周面の残りの部分とが削出される。
【0018】従って、この実施形態のチャッキング方法
によれば、芯出部位が第1工程及び第2工程共にリムW
aの最外径部であるから、一つのチャックを各工程で共
用することができる。それ故、第1工程と第2工程とで
フィンガーチャックを使い分ける必要がなく、一台の加
工機で2工程を段取り替えなしに短時間に行い、アルミ
ホイールを能率よく旋削加工できる。また、この実施形
態のフィンガーチャックによれば、芯出爪30がリムW
aの最外径部を芯出しするので、これを2工程に共用で
きるばかりでなく、同一の呼びサイズ(日本自動車タイ
ヤ協会の規格サイズ)であれば、リムWa及び車軸取付
孔Wbの内径又はデザイン端面Wcの高さが相違する場
合でも、段取り替えなしに、各種デザインのアルミホイ
ールをクランプすることが可能で、特に多品種少量生産
を能率よくかつ経済的に実施できる利点がある。
【0019】図5及び図6はフィンガーチャックの第2
実施形態を示すもので、主に芯出機構の構成において第
1実施形態と相違する。第1実施形態と同一又は相当す
る部材については各図に同一の符号が付されている。フ
ロントプレート3の前面には、断面T字形状(あり溝形
状又は断面丸形状等でも良い)の3本の案内溝14が放
射状に延びるように形成され、各案内溝14にマスター
ジョー28が摺動自在に嵌合され、各マスタージョー2
8の外端に芯出爪30がボルト34で取着されている。
マスタージョー28には3つの位置決め溝28bと4つ
のネジ孔28cとがそれぞれ摺動方向に等ピッチで形成
されるとともに、芯出爪30の裏面には突起30aが設
けられ、この突起30aを位置決め溝28bの一つに嵌
合し、その溝28bを挟む一対のネジ孔28cにボルト
34を締め付けることによって、芯出爪30がマスター
ジョー28に対し摺動方向の3位置に調整可能に取着さ
れている。
【0020】一方、受座31は芯出爪30から180°
離れた位置においてフロントプレート3の外周部前面に
配設されている。各受座31はベース32にバネ33を
介して出没可能に支持されている。一つの受座31はフ
ロントプレート3のエア通路35から供給されたエアの
圧力変動に基づいてワークWの着座を検出できるように
構成されている。ベース32は、取付ボルト37をフロ
ントプレート3の複数のネジ孔38に選択的に締め付け
ることによって、芯出爪30と同じピッチでチャック径
方向の3位置に調整可能に取着されている。従って、芯
出爪30及び受座31の位置を調整することにより、ワ
ークWの把持径の相違に容易に対応することができる。
なお、この実施形態のフィンガーチャックにおいては、
把持爪19及び受台21が60°の角度で6個配設され
ている。
【0021】このフィンガーチャックによるアルミホイ
ールのチャッキング方法及び旋削加工方法は第1実施形
態と同様であって、芯出爪30が第1工程及び第2工程
共にリムWaの最外径部を芯出しするため、一つのチャ
ックを2工程で共用することができる。また、このフィ
ンガーチャックによれば、特に、マスタージョー28が
フロントプレート3の案内溝14に嵌合されているの
で、ワークWをチャックボデー1の前面に接近した位置
において芯出しかつ把持することができ、チャック前面
側のオーバハング量を減少して、チャック各部の剛性を
向上できる利点がある。
【0022】図7及び図8はフィンガーチャックの第3
実施形態を示すもので、主に芯出爪30の構成において
第2実施形態と相違する。このフィンガーチャックにお
いては、案内溝14にマスタージョー28が嵌合され、
その外端部と対応する位置のフロントプレート3に支持
体41がボルト42で取り付けられている。支持体41
にはクランクレバー43が中間部の軸44により回動可
能に支持され、その後端にはマスタージョー28の3つ
の係合溝28dに選択的に嵌合する連結部43aが一体
形成されるとともに、前端には芯出爪30がネジ45で
ワーク径に応じて交換可能に取着されている。
【0023】フロントプレート3にはボルト42が締め
付けられるネジ孔46と支持体41を位置決めする溝4
7とがそれぞれ複数等ピッチで形成されていて、支持体
41と共にクランクレバー43が案内溝14の長手方向
の複数位置に調整可能に取着されている。クランクレバ
ー43は、軸44より芯出爪30側の質量が連結部43
a側の質量とマスタージョー28の質量との合計値にほ
ぼ釣合うような形状で形成されている。そして、支持体
41の各調整位置において、クランクレバー43は連結
部43aと係合溝28dとの嵌合を介してマスタージョ
ー28により開閉回動され、閉鎖状態で芯出爪30がリ
ムWaの最外径部を芯出しするようになっている。
【0024】従って、アルミホイールの旋削加工に際し
ては、第1実施形態と同様、このフィンガーチャックを
第1工程及び第2工程で共用することができる。また、
このフィンガーチャックによれば、加工時の遠心力でマ
スタージョー28が外側へ付勢されると、クランクレバ
ー43が閉鎖方向へ回動付勢されるため、直線摺動型の
芯出爪とは異なり、遠心力によって芯出爪30の把持力
が低下するおそれはなく、むしろ、増し締め作用を期待
できて、ワークWを安全に高速旋削することができる。
しかも、クランクレバー43自体に作用する遠心力でマ
スタージョー28の閉鎖方向の力を緩和でき、過大な把
持力の発生を防止して、ワークWを変形させることなく
クランプできる利点もある。
【0025】なお、上記各実施形態では、ウエッジプラ
ンジャー26で芯出爪30を駆動しているが、通常のプ
ランジャーでクランク機構を介して芯出爪を駆動しても
よい。その他、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、把持爪及び芯出爪の個数や形状を変更するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を任意
に変更して実施することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1のチャッ
キング方法によれば、芯出爪がリムの最外径部を芯出し
するので、一つのフィンガーチャックを第1工程及び第
2工程で共用できるという優れた効果を奏する。
【0027】請求項2の旋削加工方法によれば、第1工
程及び第2工程共に同じ芯出爪及び把持爪を使用するの
で、フィンガーチャックを使い分ける必要がなく、一台
の加工機でアルミホイールを能率よく旋削加工できると
いう効果がある。
【0028】請求項3のフィンガーチャックによれば、
リムの最外径部を芯出しする芯出爪を設けたので、一つ
のチャックを2工程で共用できるとともに、同一の呼び
サイズであれば、段取り替えなしに、各種デザインのア
ルミホイールをクランプできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィンガーチャックの第1実施形
態を示す正面図である。
【図2】同チャックによる旋削加工の第1工程を示す図
1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線部分断面図である。
【図4】同チャックによる旋削加工の第2工程を示す断
面図である。
【図5】本発明によるフィンガーチャックの第2実施形
態を示す正面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】本発明によるフィンガーチャックの第3実施形
態を示す正面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】第1工程で使用する従来のフィンガーチャック
を示す正面図である。
【図10】同チャックの機構図である。
【図11】第1工程で使用する従来の別のフィンガーチ
ャックを示す正面図である。
【図12】同チャックの機構図である。
【図13】第2工程で使用する従来のフィンガーチャッ
クを示す正面図である。
【図14】同チャックの機構図である。
【図15】第2工程で使用する従来の別のフィンガーチ
ャックを示す正面図である。
【図16】同チャックの機構図である。
【符号の説明】
1・・チャックボデー、5・・ドロー部材、6・・ドロ
ーボルト、12・・スパイダ、17・・フィンガーレバ
ー、19・・把持爪、26・・ウエッジプランジャー、
28・・マスタージョー、30・・芯出爪、43・・ク
ランクレバー、W・・ワーク、Wa・・リム、Wc・・
デザイン端面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミホイールのリムの最外径部をフィ
    ンガーチャックの芯出爪で芯出した後に、リムの端面を
    フィンガーチャックの把持爪によってフェースクランプ
    することを特徴とするアルミホイールのチャッキング方
    法。
  2. 【請求項2】 アルミホイールのデザイン端面をフィン
    ガーチャックに対向させ、アルミホイールのリムの最外
    径部をフィンガーチャックの芯出爪で芯出した後に、リ
    ムの端面をフィンガーチャックの把持爪によってフェー
    スクランプし、この状態で、アルミホイールの内周面と
    外周面の一部とを旋削加工し、次に、アルミホイールを
    反転し、リムの最外径部を前記芯出爪で芯出した後に、
    リムの端面を前記把持爪でフェースクランプし、その状
    態で、アルミホイールのデザイン端面と外周面の残部と
    を旋削加工することを特徴とするアルミホイールの旋削
    加工方法。
  3. 【請求項3】 アルミホイールのリムの最外径部を芯出
    する複数の芯出爪と、各芯出爪を開閉する芯出爪駆動機
    構と、アルミホイールのリムの端面をフェースクランプ
    する複数の把持爪と、各把持爪を開閉する把持爪駆動機
    構とからなるフィンガーチャック。
JP22393995A 1995-08-31 1995-08-31 アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック Pending JPH0966410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22393995A JPH0966410A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22393995A JPH0966410A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0966410A true JPH0966410A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16806077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22393995A Pending JPH0966410A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0966410A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002098589A1 (en) * 2001-06-06 2002-12-12 Bbs - Riva S.P.A. Coupling device particularly for vehicle wheels undergoing surface finishing
JP2006341357A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Toyota Jidosha Hokkaido Kk タイヤホイールの把持方法およびタイヤホイールの加工方法ならびにタイヤホイール加工用チャック
JP2007030069A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Chuo Motor Wheel Co Ltd 自動車用ホイールの切削加工方法及び切削加工装置
WO2008087668A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-24 Hayes Lemmerz S.R.L. Chuck and process for manufacturing a vehicle wheel rim employing said chuck
JP2009101434A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Washimaiyaa Kk 自動車用ホイール旋盤加工用チャック装置
CN103056696A (zh) * 2011-10-24 2013-04-24 旭东机械(昆山)有限公司 一种轮圈夹具
JP2013226640A (ja) * 2012-03-30 2013-11-07 Kitagawa Iron Works Co Ltd ホイール用チャック
CN104827328A (zh) * 2015-05-26 2015-08-12 利欧集团股份有限公司 支架车削夹具
JP5840813B1 (ja) * 2015-06-24 2016-01-06 旭テック株式会社 フローフォーミング成形装置およびフローフォーミング成形方法
TWI551379B (zh) * 2011-10-19 2016-10-01 帝國夾具股份有限公司 輕合金輪圈用夾頭裝置
CN110394471A (zh) * 2019-08-16 2019-11-01 宁波德玛智能机械有限公司 一种可靠的轮毂卡盘

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002098589A1 (en) * 2001-06-06 2002-12-12 Bbs - Riva S.P.A. Coupling device particularly for vehicle wheels undergoing surface finishing
US6862785B2 (en) 2001-06-06 2005-03-08 Bbs-Riva S.P.A. Coupling device particularly for vehicle wheels undergoing surface finishing
CN1319687C (zh) * 2001-06-06 2007-06-06 Bbs-丽伐股份公司 尤其用于经受表面精加工的车轮的联接装置
JP2006341357A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Toyota Jidosha Hokkaido Kk タイヤホイールの把持方法およびタイヤホイールの加工方法ならびにタイヤホイール加工用チャック
JP2007030069A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Chuo Motor Wheel Co Ltd 自動車用ホイールの切削加工方法及び切削加工装置
WO2008087668A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-24 Hayes Lemmerz S.R.L. Chuck and process for manufacturing a vehicle wheel rim employing said chuck
JP2009101434A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Washimaiyaa Kk 自動車用ホイール旋盤加工用チャック装置
TWI551379B (zh) * 2011-10-19 2016-10-01 帝國夾具股份有限公司 輕合金輪圈用夾頭裝置
CN103056696A (zh) * 2011-10-24 2013-04-24 旭东机械(昆山)有限公司 一种轮圈夹具
JP2013226640A (ja) * 2012-03-30 2013-11-07 Kitagawa Iron Works Co Ltd ホイール用チャック
CN104827328A (zh) * 2015-05-26 2015-08-12 利欧集团股份有限公司 支架车削夹具
JP5840813B1 (ja) * 2015-06-24 2016-01-06 旭テック株式会社 フローフォーミング成形装置およびフローフォーミング成形方法
CN110394471A (zh) * 2019-08-16 2019-11-01 宁波德玛智能机械有限公司 一种可靠的轮毂卡盘
CN110394471B (zh) * 2019-08-16 2021-03-30 宁波德玛智能机械有限公司 一种可靠的轮毂卡盘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3653645B2 (ja) 前部交換式フィンガーチャック
US20080011130A1 (en) Method For Clamping And Turning A Vehicle Wheel Shape
JPH0966410A (ja) アルミホイールのチャッキング方法、旋削加工方法、及びフィンガーチャック
EP1439928B9 (en) Coupling device particularly for vehicle wheels undergoing surface finishing
JPS58120404A (ja) 旋盤
JP3198502B2 (ja) チャック
JPH0137850Y2 (ja)
JPH07121448B2 (ja) 車両用ホイールの押湯切断法
US6206382B1 (en) Equalizing power chuck
JP4764666B2 (ja) タイヤホイールの加工方法およびタイヤホイール加工用把持構造
KR200303531Y1 (ko) 탑 죠오 가공장치
JPH09201702A (ja) 棒材切断機能付数値制御工作機械
US6918599B2 (en) Anti-deflection tooling
JPH04256519A (ja) 歯車状ワークのチャッキング装置
CN210450998U (zh) 一种两端同步模具
JPH10315016A (ja) チャック装置
CN218224703U (zh) 一种分体式卡盘
JPS58165907A (ja) 旋削加工ワ−クの把握装置
JP3446414B2 (ja) フィンガーチャック
JPH03202210A (ja) チャック装置
JPH0735696Y2 (ja) 軸物のチャック装置
JPS599767Y2 (ja) チヤツクアタツチメント
JP3875176B2 (ja) ホイール加工用チャック
JP3284579B2 (ja) フィンガーチャック
JPH0957508A (ja) フィンガーチャック