JPH0957508A - フィンガーチャック - Google Patents
フィンガーチャックInfo
- Publication number
- JPH0957508A JPH0957508A JP21633795A JP21633795A JPH0957508A JP H0957508 A JPH0957508 A JP H0957508A JP 21633795 A JP21633795 A JP 21633795A JP 21633795 A JP21633795 A JP 21633795A JP H0957508 A JPH0957508 A JP H0957508A
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- Japan
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- centering
- work
- chuck
- finger
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークをチャックボデーに近い位置で芯出及
び把持して、オーバハング量を減少し、チャック各部の
剛性並びにワークの把持精度を向上する。 【構成】 チャックボデー1の前端にフロントプレート
3を設け、その外周部にフィンガーレバー17を支持す
る。フロントプレート3の中心部に円筒孔25を設け、
ここにウエッジプランジャー26を収容する。フロント
プレート3の前面に円筒孔25の中心から放射状に延び
る案内溝29を形成し、ここに芯出爪30の親爪32を
摺動自在に嵌合する。親爪32をウエッジプランジャー
26に噛み合わせ、ウエッジプランジャー26の前後動
により芯出爪30を案内溝29に沿って駆動する。ワー
クWに係合する子爪33を親爪32に対し摺動方向の位
置調整可能に取着する。
び把持して、オーバハング量を減少し、チャック各部の
剛性並びにワークの把持精度を向上する。 【構成】 チャックボデー1の前端にフロントプレート
3を設け、その外周部にフィンガーレバー17を支持す
る。フロントプレート3の中心部に円筒孔25を設け、
ここにウエッジプランジャー26を収容する。フロント
プレート3の前面に円筒孔25の中心から放射状に延び
る案内溝29を形成し、ここに芯出爪30の親爪32を
摺動自在に嵌合する。親爪32をウエッジプランジャー
26に噛み合わせ、ウエッジプランジャー26の前後動
により芯出爪30を案内溝29に沿って駆動する。ワー
クWに係合する子爪33を親爪32に対し摺動方向の位
置調整可能に取着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミホイール等
の旋削加工に適したフィンガーチャック、特に、ワーク
を芯出するための機構に関するものである。
の旋削加工に適したフィンガーチャック、特に、ワーク
を芯出するための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィンガーチャックにおいては、
ワークの芯出機構がチャックボデーの中心部前面に突設
されていた。例えば、実開平6−33608号公報のフ
ィンガーチャックでは、ワークの中心孔に嵌合する円錐
台形状の芯出部材がチャックボデーの前面板に固定され
ている。また、特開平7−68405号公報のフィンガ
ーチャックでは、チャックボデーの中心部に芯出ボデー
が前方へ突設され、このボデーに3個の把持爪が開閉可
能に設けられていて、各把持爪でワークを内周側から把
持して芯出するようになっている。
ワークの芯出機構がチャックボデーの中心部前面に突設
されていた。例えば、実開平6−33608号公報のフ
ィンガーチャックでは、ワークの中心孔に嵌合する円錐
台形状の芯出部材がチャックボデーの前面板に固定され
ている。また、特開平7−68405号公報のフィンガ
ーチャックでは、チャックボデーの中心部に芯出ボデー
が前方へ突設され、このボデーに3個の把持爪が開閉可
能に設けられていて、各把持爪でワークを内周側から把
持して芯出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のフィ
ンガーチャックによると、芯出機構がチャックボデーの
前面に突出しているので、その突出長分だけワークをチ
ャックボデーから離れた位置で把持する必要があり、オ
ーバハング量が増大して、チャック各部の剛性及びワー
クの把持精度が低下するという問題点があった。また、
特開平7−68405号公報のフィンガーチャックは、
芯出専用のボデーが必要で、部品点数が増え、機構が大
型化するという不具合もあった。
ンガーチャックによると、芯出機構がチャックボデーの
前面に突出しているので、その突出長分だけワークをチ
ャックボデーから離れた位置で把持する必要があり、オ
ーバハング量が増大して、チャック各部の剛性及びワー
クの把持精度が低下するという問題点があった。また、
特開平7−68405号公報のフィンガーチャックは、
芯出専用のボデーが必要で、部品点数が増え、機構が大
型化するという不具合もあった。
【0004】そこで、本発明の課題は、芯出機構を改良
することによって、ワークをチャックボデーに近い位置
で芯出及び把持でき、チャック各部の剛性及びワークの
把持精度を向上できるとともに、芯出機構自体も簡単か
つ小形に構成できるフィンガーチャックを提供すること
にある。
することによって、ワークをチャックボデーに近い位置
で芯出及び把持でき、チャック各部の剛性及びワークの
把持精度を向上できるとともに、芯出機構自体も簡単か
つ小形に構成できるフィンガーチャックを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、チャックボデーにワークを把
持する複数のフィンガーレバーとワークを芯出しする複
数の芯出爪とを備えたフィンガーチャックにおいて、チ
ャックボデーの前面に中心から放射状に延びる複数の案
内溝を形成し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に嵌合し、
芯出爪に係合するプランジャーをチャックボデーの中心
部に設け、プランジャーの前後動により芯出爪を案内溝
に沿って駆動するように構成される。
めに、請求項1の発明は、チャックボデーにワークを把
持する複数のフィンガーレバーとワークを芯出しする複
数の芯出爪とを備えたフィンガーチャックにおいて、チ
ャックボデーの前面に中心から放射状に延びる複数の案
内溝を形成し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に嵌合し、
芯出爪に係合するプランジャーをチャックボデーの中心
部に設け、プランジャーの前後動により芯出爪を案内溝
に沿って駆動するように構成される。
【0006】請求項2の発明によるフィンガーチャック
は、チャックボデーの前端にフロントプレートを備え、
フロントプレートの外周部にフィンガーレバーを支持
し、フロントプレートの中心部に円筒孔を設け、フロン
トプレートの前面には円筒孔の中心から放射状に延びる
複数の案内溝を形成し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に
嵌合し、芯出爪に噛合するウエッジプランジャーを円筒
孔に収容し、ウエッジプランジャーの前後動により芯出
爪を案内溝に沿って駆動するように構成される。
は、チャックボデーの前端にフロントプレートを備え、
フロントプレートの外周部にフィンガーレバーを支持
し、フロントプレートの中心部に円筒孔を設け、フロン
トプレートの前面には円筒孔の中心から放射状に延びる
複数の案内溝を形成し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に
嵌合し、芯出爪に噛合するウエッジプランジャーを円筒
孔に収容し、ウエッジプランジャーの前後動により芯出
爪を案内溝に沿って駆動するように構成される。
【0007】請求項3の発明によるフィンガーチャック
においては、芯出爪が案内溝に嵌合する親爪と、ワーク
に係合する子爪とを備え、子爪が親爪に対し摺動方向の
位置調整可能に取着される。
においては、芯出爪が案内溝に嵌合する親爪と、ワーク
に係合する子爪とを備え、子爪が親爪に対し摺動方向の
位置調整可能に取着される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に従って説明する。図1及び図2に示すように、フィン
ガーチャックのチャックボデー1は、工作機械のスピン
ドル(図示略)に取り付けられるカップ状ボデー2の前
端にフロントプレート3を組み付けて構成されている。
カップ状ボデー2の後端中央部にはガイドスリーブ4が
固定され、その内側には外筒5a及び内筒5bからなる
第1ドロースクリュ5が挿入されている。第1ドロース
クリュ5の内側には第2ドロースクリュ6が挿入され、
第2ドロースクリュ6の内側にはドローボルト7が挿入
されている。そして、これらのドロー部材5,6,7は
スピンドル側に設置した回転シリンダ(図示略)によっ
てチャック軸線方向に往復駆動される。
に従って説明する。図1及び図2に示すように、フィン
ガーチャックのチャックボデー1は、工作機械のスピン
ドル(図示略)に取り付けられるカップ状ボデー2の前
端にフロントプレート3を組み付けて構成されている。
カップ状ボデー2の後端中央部にはガイドスリーブ4が
固定され、その内側には外筒5a及び内筒5bからなる
第1ドロースクリュ5が挿入されている。第1ドロース
クリュ5の内側には第2ドロースクリュ6が挿入され、
第2ドロースクリュ6の内側にはドローボルト7が挿入
されている。そして、これらのドロー部材5,6,7は
スピンドル側に設置した回転シリンダ(図示略)によっ
てチャック軸線方向に往復駆動される。
【0009】第1ドロースクリュ5の前端には当接部1
0が突設され、この当接部10の後側には球面座金11
を介して第1スパイダ9が前後に傾動可能に支持されて
いる。また、第2ドロースクリュ6においては、当接部
13の後側に球面座金14及び掛止リング15を介して
第2スパイダ12が傾動可能に支持されている。
0が突設され、この当接部10の後側には球面座金11
を介して第1スパイダ9が前後に傾動可能に支持されて
いる。また、第2ドロースクリュ6においては、当接部
13の後側に球面座金14及び掛止リング15を介して
第2スパイダ12が傾動可能に支持されている。
【0010】フロントプレート3の外周には6本のフィ
ンガーレバー17が中央部のく字形溝17aにてピン1
8で揺動自在に支持され、各レバー17の前端にはアル
ミホイール等のワークWの外周面に係合する把持爪19
が取着されている。3つのフィンガーレバー17の後端
部は第1スパイダ9の外周に、残りの3つのフィンガー
レバー17の後端部は第2スパイダ12の外周にそれぞ
れ軸20により回動可能に連結されている。各フィンガ
ーレバー17はドロースクリュ5,6の移動に伴いスパ
イダ9,12を介して開閉され、閉鎖状態で、把持爪1
9がワークWを外周側からクランプするようになってい
る。フィンガーレバー17と同じ円周方向位置におい
て、フロントプレート3の前面にはワーク受台21が設
けられている。カップ状ボデー2と各スパイダ9,12
との間には、フィンガーレバー17を開放方向へ付勢す
るコイルスプリング22,23が介装されている。
ンガーレバー17が中央部のく字形溝17aにてピン1
8で揺動自在に支持され、各レバー17の前端にはアル
ミホイール等のワークWの外周面に係合する把持爪19
が取着されている。3つのフィンガーレバー17の後端
部は第1スパイダ9の外周に、残りの3つのフィンガー
レバー17の後端部は第2スパイダ12の外周にそれぞ
れ軸20により回動可能に連結されている。各フィンガ
ーレバー17はドロースクリュ5,6の移動に伴いスパ
イダ9,12を介して開閉され、閉鎖状態で、把持爪1
9がワークWを外周側からクランプするようになってい
る。フィンガーレバー17と同じ円周方向位置におい
て、フロントプレート3の前面にはワーク受台21が設
けられている。カップ状ボデー2と各スパイダ9,12
との間には、フィンガーレバー17を開放方向へ付勢す
るコイルスプリング22,23が介装されている。
【0011】図1及び図3に示すように、フロントプレ
ート3の中心部には大径の円筒孔25が設けられ、この
円筒孔25にウエッジプランジャー26がチャック軸線
方向へ摺動自在に収容されている。ウエッジプランジャ
ー26はボルト27によりドローボルト7の前端に結合
され、ドローボルト7はフロントプレート3の裏面側に
突設した案内筒28によって直進案内されている。フロ
ントプレート3の前面には、断面T字形状(あり溝形状
や断面丸形溝でも良い)の3本の案内溝29が円筒孔2
5の中心から隣接する一対のフィンガーレバー17の中
間を通って放射状に延びるように形成され、各案内溝2
9にはワークWを芯出する芯出爪30が摺動自在に嵌合
されている。なお、円筒孔25及びウエッジプランジャ
ー26に切粉が侵入しないように、フロントプレート3
にはダストカバー31が取り付けられている。
ート3の中心部には大径の円筒孔25が設けられ、この
円筒孔25にウエッジプランジャー26がチャック軸線
方向へ摺動自在に収容されている。ウエッジプランジャ
ー26はボルト27によりドローボルト7の前端に結合
され、ドローボルト7はフロントプレート3の裏面側に
突設した案内筒28によって直進案内されている。フロ
ントプレート3の前面には、断面T字形状(あり溝形状
や断面丸形溝でも良い)の3本の案内溝29が円筒孔2
5の中心から隣接する一対のフィンガーレバー17の中
間を通って放射状に延びるように形成され、各案内溝2
9にはワークWを芯出する芯出爪30が摺動自在に嵌合
されている。なお、円筒孔25及びウエッジプランジャ
ー26に切粉が侵入しないように、フロントプレート3
にはダストカバー31が取り付けられている。
【0012】芯出爪30は案内溝29に嵌合する断面T
字形の親爪(マスタージョー)32と、ワークWの外周
面に係合する子爪33とから構成されている。親爪32
の内端にはウエッジプランジャー26の楔溝26aに噛
合する楔部32aが設けられ、ウエッジプランジャー2
6の前後動に伴い親爪32が案内溝29に沿って駆動さ
れる。親爪32の外端部前面には3つの位置決め溝32
bと4つのネジ孔32cとがそれぞれ摺動方向に等ピッ
チで形成されている。子爪33の裏面には突起33aが
設けられ、この突起33aを位置決め溝32bの一つに
嵌合し、その溝32bを挟む一対のネジ孔32cにボル
ト34を締め付けることによって、子爪33が親爪32
に対し摺動方向の3位置に調整可能に取着されている。
なお、親爪32及び子爪33の対向面にセレーションを
刻設して、子爪33を摺動方向に位置決めしてもよい。
字形の親爪(マスタージョー)32と、ワークWの外周
面に係合する子爪33とから構成されている。親爪32
の内端にはウエッジプランジャー26の楔溝26aに噛
合する楔部32aが設けられ、ウエッジプランジャー2
6の前後動に伴い親爪32が案内溝29に沿って駆動さ
れる。親爪32の外端部前面には3つの位置決め溝32
bと4つのネジ孔32cとがそれぞれ摺動方向に等ピッ
チで形成されている。子爪33の裏面には突起33aが
設けられ、この突起33aを位置決め溝32bの一つに
嵌合し、その溝32bを挟む一対のネジ孔32cにボル
ト34を締め付けることによって、子爪33が親爪32
に対し摺動方向の3位置に調整可能に取着されている。
なお、親爪32及び子爪33の対向面にセレーションを
刻設して、子爪33を摺動方向に位置決めしてもよい。
【0013】一方、芯出爪30から180°離れた位置
において、フロントプレート3の外周部前面には3つの
ワーク受座36が配設されている。各受座36はベース
36aにバネ40を介して出没可能に支持されている。
一つの受座36はフロントプレート3のエア通路39か
ら供給されたエアの圧力変動に基づいてワークWの着座
を検出できるように構成されている。ベース36aは、
取付ボルト37をフロントプレート3の複数のネジ孔3
8に選択的に締め付けることによって、子爪33と同じ
ピッチでチャック径方向の3位置に調整可能に取着され
ている。従って、子爪33及び受座36の位置を調整す
ることにより、ワークWの把持径の相違に容易に対応す
ることができる。
において、フロントプレート3の外周部前面には3つの
ワーク受座36が配設されている。各受座36はベース
36aにバネ40を介して出没可能に支持されている。
一つの受座36はフロントプレート3のエア通路39か
ら供給されたエアの圧力変動に基づいてワークWの着座
を検出できるように構成されている。ベース36aは、
取付ボルト37をフロントプレート3の複数のネジ孔3
8に選択的に締め付けることによって、子爪33と同じ
ピッチでチャック径方向の3位置に調整可能に取着され
ている。従って、子爪33及び受座36の位置を調整す
ることにより、ワークWの把持径の相違に容易に対応す
ることができる。
【0014】上記のように構成されたフィンガーチャッ
クにおいて、ドローボルト7によりウエッジプランジャ
ー26が後退されると、楔溝26aと楔部32aとの噛
合を介して親爪32が案内溝29に沿って内側へ移動さ
れ、子爪33がワークWの外周面に係合し、ワークWが
3つの芯出爪30によって旋削加工位置に芯出される。
この場合、親爪32が案内溝29に嵌合されているの
で、ワークWをチャックボデー1の前面に接近した位置
において芯出爪30で芯出し、かつフィンガーレバー1
7で把持することができる。従って、チャック前面側の
オーバハング量を減少して、チャック各部の剛性を向上
できるとともに、フィンガーレバー17を短縮して、ワ
ークWの把持精度を向上することも可能である。
クにおいて、ドローボルト7によりウエッジプランジャ
ー26が後退されると、楔溝26aと楔部32aとの噛
合を介して親爪32が案内溝29に沿って内側へ移動さ
れ、子爪33がワークWの外周面に係合し、ワークWが
3つの芯出爪30によって旋削加工位置に芯出される。
この場合、親爪32が案内溝29に嵌合されているの
で、ワークWをチャックボデー1の前面に接近した位置
において芯出爪30で芯出し、かつフィンガーレバー1
7で把持することができる。従って、チャック前面側の
オーバハング量を減少して、チャック各部の剛性を向上
できるとともに、フィンガーレバー17を短縮して、ワ
ークWの把持精度を向上することも可能である。
【0015】また、フロントプレート3の中心部に円筒
孔25が形成され、ここにウエッジプランジャー26が
収容されているため、円筒孔25及びウエッジプランジ
ャー26を大径に形成することで、芯出爪30を短くし
て質量を軽減し、加工時の遠心力による芯出爪30の径
方向変位を抑制して、ワークWを精度よく芯出すること
ができる。しかも、芯出爪30及びウエッジプランジャ
ー26がそれぞれフロントプレート3に組み込まれてい
るから、芯出機構専用のボデーを不要にでき、部品点数
を減らして、芯出機構を簡単かつ小形に構成できる利点
もある。
孔25が形成され、ここにウエッジプランジャー26が
収容されているため、円筒孔25及びウエッジプランジ
ャー26を大径に形成することで、芯出爪30を短くし
て質量を軽減し、加工時の遠心力による芯出爪30の径
方向変位を抑制して、ワークWを精度よく芯出すること
ができる。しかも、芯出爪30及びウエッジプランジャ
ー26がそれぞれフロントプレート3に組み込まれてい
るから、芯出機構専用のボデーを不要にでき、部品点数
を減らして、芯出機構を簡単かつ小形に構成できる利点
もある。
【0016】なお、上記実施形態では、ウエッジプラン
ジャー26を使用してその楔溝26aに芯出爪30を係
合させているが、通常のプランジャーを用い、これにク
ランク機構を介して芯出爪を係合させてもよい。その
他、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
芯出爪及びフィンガーレバーの個数や形状を変更するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を任意
に変更して実施することも可能である。
ジャー26を使用してその楔溝26aに芯出爪30を係
合させているが、通常のプランジャーを用い、これにク
ランク機構を介して芯出爪を係合させてもよい。その
他、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
芯出爪及びフィンガーレバーの個数や形状を変更するな
ど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を任意
に変更して実施することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、芯出爪をチャックボデー前面の案内溝に嵌合し
たので、ワークをチャックボデーに接近した位置で芯出
及び把持でき、チャック前面側のオーバハング量を減少
して、チャック各部の剛性並びにワークの把持精度を向
上できるという優れた効果を奏する。
よれば、芯出爪をチャックボデー前面の案内溝に嵌合し
たので、ワークをチャックボデーに接近した位置で芯出
及び把持でき、チャック前面側のオーバハング量を減少
して、チャック各部の剛性並びにワークの把持精度を向
上できるという優れた効果を奏する。
【0018】請求項2の発明によれば、ウエッジプラン
ジャーをフロントプレート中心部の円筒孔に収容したの
で、芯出爪の質量を軽減し、加工時の遠心力による芯出
爪の変位を抑制して、ワークを精度よく芯出できるとと
もに、芯出機構専用のボデーを不要にして、芯出機構を
簡単かつ小形に構成できる効果がある。
ジャーをフロントプレート中心部の円筒孔に収容したの
で、芯出爪の質量を軽減し、加工時の遠心力による芯出
爪の変位を抑制して、ワークを精度よく芯出できるとと
もに、芯出機構専用のボデーを不要にして、芯出機構を
簡単かつ小形に構成できる効果がある。
【0019】請求項3の発明によれば、芯出爪の子爪を
親爪に対し摺動方向の位置調整可能に取着したので、ワ
ークの把持径の相違に容易に対応できる効果がある。
親爪に対し摺動方向の位置調整可能に取着したので、ワ
ークの把持径の相違に容易に対応できる効果がある。
【図1】本発明の一実施形態を示すフィンガーチャック
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
1・・チャックボデー、3・・フロントプレート、17
・・フィンガーレバー、25・・円筒孔、26・・ウエ
ッジプランジャー、29・・案内溝、30・・芯出爪、
32・・親爪、33・・子爪、W・・ワーク。
・・フィンガーレバー、25・・円筒孔、26・・ウエ
ッジプランジャー、29・・案内溝、30・・芯出爪、
32・・親爪、33・・子爪、W・・ワーク。
Claims (3)
- 【請求項1】 チャックボデーにワークを把持する複数
のフィンガーレバーとワークを芯出しする複数の芯出爪
とを備えたフィンガーチャックにおいて、チャックボデ
ーの前面に中心から放射状に延びる複数の案内溝を形成
し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に嵌合し、芯出爪に係
合するプランジャーをチャックボデーの中心部に設け、
プランジャーの前後動により芯出爪を案内溝に沿って駆
動するように構成したフィンガーチャック。 - 【請求項2】 チャックボデーにワークを把持する複数
のフィンガーレバーとワークを芯出しする複数の芯出爪
とを備えたフィンガーチャックにおいて、チャックボデ
ーの前端にフロントプレートを備え、フロントプレート
の外周部にフィンガーレバーを支持し、フロントプレー
トの中心部に円筒孔を設け、フロントプレートの前面に
は円筒孔の中心から放射状に延びる複数の案内溝を形成
し、各案内溝に芯出爪を摺動自在に嵌合し、芯出爪に噛
合するウエッジプランジャーを円筒孔に収容し、ウエッ
ジプランジャーの前後動により芯出爪を案内溝に沿って
駆動するように構成したフィンガーチャック。 - 【請求項3】 芯出爪は案内溝に嵌合する親爪と、ワー
クに係合する子爪とを備え、子爪が親爪に対し摺動方向
の位置調整可能に取着された請求項1又は2記載のフィ
ンガーチャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21633795A JPH0957508A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | フィンガーチャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21633795A JPH0957508A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | フィンガーチャック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957508A true JPH0957508A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16686970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21633795A Pending JPH0957508A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | フィンガーチャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0957508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021100489A1 (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | シチズン時計株式会社 | チャック装置 |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP21633795A patent/JPH0957508A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021100489A1 (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | シチズン時計株式会社 | チャック装置 |
JP2021079491A (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | シチズン時計株式会社 | チャック装置 |
CN114761163A (zh) * | 2019-11-20 | 2022-07-15 | 西铁城时计株式会社 | 卡盘装置 |
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