JPH077073Y2 - ワークガイド芯出し装置 - Google Patents

ワークガイド芯出し装置

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JPH077073Y2
JPH077073Y2 JP4482190U JP4482190U JPH077073Y2 JP H077073 Y2 JPH077073 Y2 JP H077073Y2 JP 4482190 U JP4482190 U JP 4482190U JP 4482190 U JP4482190 U JP 4482190U JP H077073 Y2 JPH077073 Y2 JP H077073Y2
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JP
Japan
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work
outer race
race
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guide rollers
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JP4482190U
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JPH045336U (ja
Inventor
賢治 鈴木
Original Assignee
株式会社三昌製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は各種径をもつパイプ,丸材,電線等のワーク材
のワークガイド芯出し装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、一般に用いられている成形機等の前面に取付ける
パイプ材等のワーク芯出し(センター)装置は、ワーク
挿通位置となる所定の軸線上の外周囲にあって、三方に
配設したガイドローラを夫々中心へ向け繰出し自在とす
る構成となっている。この場合、三方のガイドローラの
移動は、夫々単独に操作して操出し量を調整せねば正確
な芯出しとならず、面倒な取扱いとなっている。この欠
陥を一掃そしたものとしては、先に本件出願人が提示し
た平行せる一対のガイドローラを2組直交させたワーク
ガイド芯出し装置(実開平1-60732号公報)がある。即
ち、これは単にアウターレース(外輪体)の内側へイン
ナーレース(内輪体)を平面的配設となるように回動自
在とし、平行せる一対のガイドローラを前後位置に直交
配設すると共に、各ガイドローラの両軸端をアウターレ
ースとインナーレースより突設したロットエンド(軸
受)に夫々支承したものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、このようにアウターレースとインナーレースを
単に平面的な二重リング構造としたのでは、どうしても
アウターレースの外周が大径となり装置全体の大型化が
余儀無くされる。更に、大径に伴ってガイドローラの支
持軸が必然的に長く設定され、ロットエンドとの支承ス
パーンが長くなり、強度的にも問題を含むものとなって
いる。
本考案は上記実情に鑑み、アウターレースとインナーレ
ースのロットエンドを同一センターラインに取付けるよ
うに前後重ねとした所謂クロスガイドローラとしたこと
により、上記課題を解決するワークガイド芯出し装置を
提供することを目的としたものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、四方に支持腕を突設したアウターレースの前
面に、四方に支持腕部を突設したインナーレースを重ね
前後二段構造とすると共に、アウターレースに一部嵌合
のインナーレースのワーク挿通孔付き嵌合軸部を、アウ
ターレースの背部に重ねるサイド基盤に固定しアウター
レースを回動自在とし、且つインナーレースの前面位置
にあって平行する一対のガイドローラを2組,前後に直
交配設し、この各一対のガイドローラの両端を支承する
各ロットエンドを、インナーレースの支持腕とアウター
レースの支持腕に振分け取付とし、この四方に配設され
るガイドローラの中央にワークを挿通するようにしたも
のである。
〈作用〉 上記のような構成のため、ワークの挿通に当たって、成
形機等に取付ける固定となるサイド基盤とインナーレー
スの中間に位置する可動型のアウターレースの操作ハン
ドル兼締付ネジを適宜廻わせば、このアウターレースが
回動し、該アウターレースに突設の4本を支持点とした
ロッドエンドが円周方向へ移動し、固定側インナーレー
スのロッドエンドの不動と相俟って2組の一対ガイドロ
ーラが夫々平行移動するものとなり、これに比例して中
央に形成される正方形状のワーク開口の大きさが変化す
る。従って、丸材等のワークをこのワーク開口に挿入し
た状態で、前記操作ハンドル兼締付ネジを可動させワー
クの四方に4本のガイドローラを接触させれば、このワ
ークは確実成形機等の所定の中心に位置するものとな
る。また、アウターレースとインナーレースを重ねの二
段構造とし、且つ各ロットエンドを同一センターライン
に取付けたことにより、ガイドローラの支持軸を短かく
し得る。
〈実施例〉 以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明すれば、次
の通りである。
1は中央にインナーレース用嵌合孔2を配し外周四方に
支持腕3を横突設した円盤型アウターレースで、このア
ウターレース1の前面に、該アウターレース径と同等の
径をもつ中心にワーク挿通孔4を配し外周四方に支持腕
5を突設したインナーレース6を、この中央の嵌合軸部
7をインナーレース用嵌合孔2へ挿通し二段構造とする
と共に、アウターレース1端に臨むこの嵌合軸部7の先
端取付インロー部7aを、前記アウターレース1の背面に
重ねるサイド基盤8のワーク挿通孔9の孔縁段部9aに嵌
合し、このサイド基盤8の背面から挿通した固定ネジ10
を前記嵌合軸部7に螺挿してインナーレース6とサイド
基盤8を固定し、中間となるアウターレース1を回動自
在とする。11,11と12.12はインナーレース6の前方にあ
って前後に直交配設した2組の平行のガイドローラで、
このガイドローラ11,11の支軸13,13の両端を、固定側イ
ンナーレース6の支軸腕5のロットエンジ14と可動側ア
ウターレース1の支持腕3のロッドエンド14′に夫々支
承すると共に、ガイドローラ12,12の支軸15,15の両端
を、インナーレース1の支持腕5のロットエンド14とア
ウターレース1の支持腕3のロットエンジ14′に支承
し、全体としてワークガイド芯出し装置16となる。この
場合、ガイドローラ11,12の支軸13,15は一方のロットエ
ンド14,14の外側位置にあって螺挿する固定ナット17で
一端を係止し、他端側はロットエンド14′,14′中を摺
動するようにしている。また、この四方に配設の各ロッ
トエンド14,14′は同一センターラインの取付けとな
る。また、アウターレース側植設のロットエンド14′の
基部には適宜のカラー21を装着し補強とする。
次にこの作用を説明すると、先ずこのワークガイド芯出
し装置16を適宜の成形機20の前面に適宜手段をもって直
接取付ける。
ここにおいて、固定のインナーレース6とサイド基盤8
間に位置する可動輪となるアウターレース1の外周方向
へ突設した操作ハンドル兼締付ネジ18を、この繰出しネ
ジ部18aを緩めてハンドル部18bを適宜廻わしてアウター
レース1を回動させれば、該アウターレース1側のロッ
トエンド14′とインナーレース6側のロットエンド14に
挿通のガイドローラ11,12の支軸13,15は、これらの支承
部が球面軸受部14a,14a′となった首振り構成のために
回動すると共に、支軸13,15自体も長手方向へ摺動する
ため、前後に直交位置する一対のガイドローラ11,11、1
2,12は夫々外側又は内側へ対称的に平行移動し、全体と
して中央に形成されるワーク開口19が拡張又は縮小され
る。このワーク開口19の間隙を使用するパイプ等のワー
クAの径に合致させれば、成形機20に対する所謂芯出し
となる(第2図,第4図参照)。勿論、このようにワー
ク開口19を変化させても、中心点aは変化しない。な
お、4本のガイドローラ11,11、12,12を夫々互いに接触
する間隙のない状態を呈する開口19を零としたときの交
点が中心点aである(第5図参照)。
この後、前記操作ハンドル兼締付ネジ18を操作しこのネ
ジ部18aをインナーレース6の胴部へ押し付け装置の固
定とする。
この状態で、ワークAを前後にあって上下,左右となる
ガイドローラ11,11、12,12で形成のワーク開口19に挿通
させて成形機20側へ繰込むだけで、ワークAはセンター
(中心)を保った状態で移行する。即ち、ワークAは前
後位置にあって四方に配された4本のガイドローラ11,1
1、12,12で枠状に支持してなるため、横振れ,捩じれを
招かず確実な芯出し繰込みができる。
また、径の異なるワークAの使用にあっては、前記同様
に操作ハンドル兼締付ネジ18を緩めてアウターレース1
を適宜回動し、これに連動するガイドローラ11,11、12,
12を平行移動させワーク開口19の間隙を調整すればよ
い。
なお、上記実施例では、4本のガイドローラ11,11、12,
12を基盤の片側に配設した構成を示したが、この4本一
組のガイドローラとなるクロスガイドローラを取付基盤
の中央とした両側位置に対象配設としてもよい(図示せ
ず)。勿論、このときのワーク支持は、前後の8点支持
となるため、よりワークの芯ブレがなくなる。
〈考案の効果〉 上述のように本考案のワークガイド芯出し装置は、イン
ナーレースとアウターレースを前後二段とし、且つ夫々
に横突設した支持腕部部のセンターラインを同一とした
ロットエンドに、前後位置となる2組の一対となるガイ
ドローラの支軸の両端を支承し、該ガイドローラを四方
へ拡張又は縮小するようにしたため、旧タイプとなるア
ウターレースとインナーレースを平面的な二重輪構成と
したものと異なり、外径が小さくなり装置全体がコンパ
クトとなると共に、各ロットエンドの配設を同一センタ
ーラインとしたことでガイドローラの支承間隔(スパー
ン)を短くし得る。このことは、それだけ軸強度も向上
し堅牢なガイドローラを得ることができる。また、この
場合のワーク開口の調整も、可動となるアウターレース
に設けた操作ハンドル兼締付ネジを廻すだけの簡単な取
扱いでよく、所謂ワンタッチ操作となる等の実用的効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視図、第2図
は正面図、第3図は側面図、第4図は背面図、第5図は
ワーク開口を零とした背面図、第6図は断面図、第7図
A,Bはアウターレースの平面図及び断面図、第8図A,Bは
インナーレース、第9図A,Bはサイド基盤の平面図及び
断面図である。 1……アウターレース、3……支持腕、4……ワーク挿
通孔,6……インナーレース、7……嵌合軸部、8……サ
イド基盤、9……ワーク挿通孔、10……固定ネジ、11,1
2……ガイドローラ、13……支軸、14,14′……ロットエ
ンド、15……支軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四方に支持腕を突設したアウターレースの
    前面に、四方に支持腕部を突設したインナーレースを重
    ね前後二段構造とすると共に、アウターレースに一部嵌
    合のインナーレースのワーク挿通孔付き嵌合軸部を、ア
    ウターレースの背部に重ねるサイド基盤に固定しアウタ
    ーレースを回動自在とし、且つインナーレースの前面位
    置にあって平行する一対のガイドローラを2組,前後に
    直交配設し、この各一対のガイドローラの両端を支承す
    る各ロットエンドを、インナーレースの支持腕とアウタ
    ーレースの支持腕に振分け取付とし、この四方に配設さ
    れるガイドローラの中央にワークを挿通するワークガイ
    ド芯出し装置。
JP4482190U 1990-04-26 1990-04-26 ワークガイド芯出し装置 Expired - Lifetime JPH077073Y2 (ja)

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JP4482190U JPH077073Y2 (ja) 1990-04-26 1990-04-26 ワークガイド芯出し装置

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JP4482190U JPH077073Y2 (ja) 1990-04-26 1990-04-26 ワークガイド芯出し装置

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Publication Number Publication Date
JPH045336U JPH045336U (ja) 1992-01-17
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JPS514189U (ja) * 1974-06-25 1976-01-13

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JPH045336U (ja) 1992-01-17

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